JPH05155591A - 電動ウインチ - Google Patents
電動ウインチInfo
- Publication number
- JPH05155591A JPH05155591A JP34850891A JP34850891A JPH05155591A JP H05155591 A JPH05155591 A JP H05155591A JP 34850891 A JP34850891 A JP 34850891A JP 34850891 A JP34850891 A JP 34850891A JP H05155591 A JPH05155591 A JP H05155591A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- current
- electric motor
- load
- electromagnet
- disk
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Stopping Of Electric Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電動ウインチの負荷の下降時にウォ−ムギヤ
等の機械的制動を与えることなく、負荷及び下降速度に
応じた電気的制動で回生電力を制限して効率のよいシス
テムを確立することを目的とする。 【構成】 負荷の下降時に発電機の作用をする電動モ−
タの電流を電流検出手段により電磁石に通電してウイン
チドラム軸に固定した導電性の円板に渦電流を発生さ
せ、電動モ−タの回転を制動する構成である。
等の機械的制動を与えることなく、負荷及び下降速度に
応じた電気的制動で回生電力を制限して効率のよいシス
テムを確立することを目的とする。 【構成】 負荷の下降時に発電機の作用をする電動モ−
タの電流を電流検出手段により電磁石に通電してウイン
チドラム軸に固定した導電性の円板に渦電流を発生さ
せ、電動モ−タの回転を制動する構成である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は特に逆負荷状態での回
生電流の発生が抑止される電動ウインチに関する。
生電流の発生が抑止される電動ウインチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電動ウインチは図2に示すよう
に、電動モ−タ1の回転軸2に固着されたウォ−ム2a
が、負荷3を吊り上げ、または吊り下げるためにワイヤ
4を巻き取り、または繰り出すドラム5の軸に固着され
たウォ−ムギヤ6と噛み合って、電動モ−タ1の回転に
より負荷3が上昇、降下され、ウォ−ム2aとウォ−ム
ギヤ6との噛み合い作用によりウォ−ムギヤ6の回転が
阻止され、自由落下しないようになっている。
に、電動モ−タ1の回転軸2に固着されたウォ−ム2a
が、負荷3を吊り上げ、または吊り下げるためにワイヤ
4を巻き取り、または繰り出すドラム5の軸に固着され
たウォ−ムギヤ6と噛み合って、電動モ−タ1の回転に
より負荷3が上昇、降下され、ウォ−ム2aとウォ−ム
ギヤ6との噛み合い作用によりウォ−ムギヤ6の回転が
阻止され、自由落下しないようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、上記の電動ウ
インチで負荷3を降下させる場合にも、電動モ−タ1は
発電機として作動することはない。しかしながら、ウォ
−ム2aとウォ−ムギア6とのメカニカルロスにより必
要以上のトルクが電動モ−タに要求されるのに加え、ウ
ォ−ムとギアとの組合せ機構のために大型化する欠点が
あり改善が要望されていた。そこでウォ−ム2aとウォ
−ムギア6とを介してドラム5を駆動する方式を改め、
図1で示す如く、モ−タとドラムを直結させる方式がメ
カニカルロス等の点では理想であった。しかしながら、
図1においてワイヤ4が繰り出される場合、負荷の自重
により電動モ−タ1には追従負荷がかかり、電動モ−タ
1は発電機として作動する。この時点から、電圧と電流
が逆の方向に流れるようになり、エネルギ−が回路から
電源へ送り返される、いわゆる電気エネルギ−回生の現
象になるので、電源側でこのエネルギ−を処理するよう
な対策がなされていないと電源電圧が上昇して、電動ウ
インチシステムを破壊するに至る恐れがあった。
インチで負荷3を降下させる場合にも、電動モ−タ1は
発電機として作動することはない。しかしながら、ウォ
−ム2aとウォ−ムギア6とのメカニカルロスにより必
要以上のトルクが電動モ−タに要求されるのに加え、ウ
ォ−ムとギアとの組合せ機構のために大型化する欠点が
あり改善が要望されていた。そこでウォ−ム2aとウォ
−ムギア6とを介してドラム5を駆動する方式を改め、
図1で示す如く、モ−タとドラムを直結させる方式がメ
カニカルロス等の点では理想であった。しかしながら、
図1においてワイヤ4が繰り出される場合、負荷の自重
により電動モ−タ1には追従負荷がかかり、電動モ−タ
1は発電機として作動する。この時点から、電圧と電流
が逆の方向に流れるようになり、エネルギ−が回路から
電源へ送り返される、いわゆる電気エネルギ−回生の現
象になるので、電源側でこのエネルギ−を処理するよう
な対策がなされていないと電源電圧が上昇して、電動ウ
インチシステムを破壊するに至る恐れがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、ドラムの軸
に固定された導電性の円板と、荷重を降下させる場合に
発電機として働く電動モ−タからの電流を電流検出手段
によって検出して電流に応じた電流を電磁石に通電し、
この電磁石と前記円板とを組み合わせて円板に渦電流を
発生させることにより、ドラムの回転に制動を与えフィ
−ドバック制御を行うコントロ−ラによって電動モ−タ
が効率よく回転されるようにして上記の課題を解決し
た。
に固定された導電性の円板と、荷重を降下させる場合に
発電機として働く電動モ−タからの電流を電流検出手段
によって検出して電流に応じた電流を電磁石に通電し、
この電磁石と前記円板とを組み合わせて円板に渦電流を
発生させることにより、ドラムの回転に制動を与えフィ
−ドバック制御を行うコントロ−ラによって電動モ−タ
が効率よく回転されるようにして上記の課題を解決し
た。
【0005】
【作用】電動ウインチのドラムに巻かれたワイヤに吊り
下げられた負荷を降下させるため、電動モ−タ1を負荷
を巻き上げ方向と反対の方向に回転させて、ドラムを繰
り出す方向に回転可能にすると、マイナス負荷により下
降速度がある程度以上早くなり、そのため電動モ−タは
発電機としての機能をもち、電圧と電流の方向が逆にな
り、電気エネルギ−が回路から電源へ送り返されるよう
になるが、電流検出手段を流れる電流はゼロになるか、
又は逆向きとなった時点で、電流値は増幅器で増幅され
てトランジスタ及び電磁石を作動させ、ドラムの軸に固
定された導電性の円板に渦電流が発生して制動がかけら
れる。従って、電動モ−タの発電量は減少し電源側に電
力が回生されることはないので、システムを破壊する心
配はない。負荷が軽い場合やワイヤを巻き上げる場合に
は、電動モ−タは電力を消費して前述の発電作用は生じ
ないので、電磁石は磁場を発生せず制動はかからない。
下げられた負荷を降下させるため、電動モ−タ1を負荷
を巻き上げ方向と反対の方向に回転させて、ドラムを繰
り出す方向に回転可能にすると、マイナス負荷により下
降速度がある程度以上早くなり、そのため電動モ−タは
発電機としての機能をもち、電圧と電流の方向が逆にな
り、電気エネルギ−が回路から電源へ送り返されるよう
になるが、電流検出手段を流れる電流はゼロになるか、
又は逆向きとなった時点で、電流値は増幅器で増幅され
てトランジスタ及び電磁石を作動させ、ドラムの軸に固
定された導電性の円板に渦電流が発生して制動がかけら
れる。従って、電動モ−タの発電量は減少し電源側に電
力が回生されることはないので、システムを破壊する心
配はない。負荷が軽い場合やワイヤを巻き上げる場合に
は、電動モ−タは電力を消費して前述の発電作用は生じ
ないので、電磁石は磁場を発生せず制動はかからない。
【0006】
【実施例】本発明による電動ウインチの一実施例を図1
に示すが、電動モ−タ1に直結されるドラム5の軸5a
に直角に銅又はアルミニウム製の円板7が固定され、電
動モ−タ1のコントロ−ラ8と直流電源との間の正回路
9に設けられた電流検出手段10から分岐して増幅器1
1、トランジスタ14及び電磁石12が設けられ、前記
の電磁石12は主磁力線が円板7と直交するように、円
板7と組み合わされている。この電動ウインチの作動を
説明すると、負荷3が下降する場合、ある下降速度から
電動モ−タ1は発電機として機能し、電流検出手段10
を流れる電流は小さくなり、更に速度が早くなると矢印
の電流方向は逆になり、分岐回路13を通って増幅器1
1で増幅され、トランジスタ14に電流が流れ電磁石1
2を作動させて、電磁石12から発生する磁束により円
板7に渦電流を生じ、軸5aの回転に制動がかかる。従
って電動モ−タ1の回転速度も減少しコントロ−ラ8に
フィ−ドバックされて電動モ−タ1の回転が制御され
る。
に示すが、電動モ−タ1に直結されるドラム5の軸5a
に直角に銅又はアルミニウム製の円板7が固定され、電
動モ−タ1のコントロ−ラ8と直流電源との間の正回路
9に設けられた電流検出手段10から分岐して増幅器1
1、トランジスタ14及び電磁石12が設けられ、前記
の電磁石12は主磁力線が円板7と直交するように、円
板7と組み合わされている。この電動ウインチの作動を
説明すると、負荷3が下降する場合、ある下降速度から
電動モ−タ1は発電機として機能し、電流検出手段10
を流れる電流は小さくなり、更に速度が早くなると矢印
の電流方向は逆になり、分岐回路13を通って増幅器1
1で増幅され、トランジスタ14に電流が流れ電磁石1
2を作動させて、電磁石12から発生する磁束により円
板7に渦電流を生じ、軸5aの回転に制動がかかる。従
って電動モ−タ1の回転速度も減少しコントロ−ラ8に
フィ−ドバックされて電動モ−タ1の回転が制御され
る。
【0007】
【発明の効果】上記のように、消費電流に対応してフィ
−ドバック制御を行っているために、無駄な制動がかか
らず、効率のよいシステムの運用ができる。
−ドバック制御を行っているために、無駄な制動がかか
らず、効率のよいシステムの運用ができる。
【図1】本発明による電動ウインチの一実施例の説明図
である。
である。
【図2】従来の電動ウインチの概略説明図である。
【符号の説明】 1 電動モ−タ 3 負荷 4 ワイヤ 5 ドラム 7 円板 8 コントロ−ラ 9 正回路 10 電流検出手段 11 増幅器 12 電磁石 13 分岐回路 14 トランジスタ
Claims (2)
- 【請求項1】 電動モ−タにより回転駆動されるドラム
に巻かれたワイヤによって負荷を上昇、降下させる電動
ウインチにおいて、前記電動モ−タにより駆動されたる
軸に固定された導電性の円板と、該円板に渦電流を発生
させるための電磁石とを備え、該電動モ−タからの回生
電流を検出する電流検出手段によって前記電動モ−タが
発電機として作動していることが検出された時、前記電
磁石を励磁することにより制動を与えることを特徴とす
る電動ウインチ。 - 【請求項2】 請求項1において、前記円板が銅または
アルミニウムを材料として成形されていることを特徴と
する電動ウインチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34850891A JPH05155591A (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 電動ウインチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34850891A JPH05155591A (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 電動ウインチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05155591A true JPH05155591A (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=18397492
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34850891A Pending JPH05155591A (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 電動ウインチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05155591A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008239084A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Nippon Cable Co Ltd | 索道の予備駆動電源装置 |
NO333886B1 (no) * | 2010-04-13 | 2013-10-14 | Rolls Royce Marine As | Sikkerhetsanordning for Løfteanordninger |
JP2014111188A (ja) * | 2009-12-23 | 2014-06-19 | Db Industries Llc | 制動機構を備えた落下防止安全デバイス |
CN106395664A (zh) * | 2016-10-18 | 2017-02-15 | 徐萍 | 一种建筑吊塔卷扬轮用防超载装置 |
-
1991
- 1991-12-06 JP JP34850891A patent/JPH05155591A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008239084A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Nippon Cable Co Ltd | 索道の予備駆動電源装置 |
JP2014111188A (ja) * | 2009-12-23 | 2014-06-19 | Db Industries Llc | 制動機構を備えた落下防止安全デバイス |
NO333886B1 (no) * | 2010-04-13 | 2013-10-14 | Rolls Royce Marine As | Sikkerhetsanordning for Løfteanordninger |
CN106395664A (zh) * | 2016-10-18 | 2017-02-15 | 徐萍 | 一种建筑吊塔卷扬轮用防超载装置 |
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