JPS6246346B2 - - Google Patents

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JPS6246346B2
JPS6246346B2 JP10345878A JP10345878A JPS6246346B2 JP S6246346 B2 JPS6246346 B2 JP S6246346B2 JP 10345878 A JP10345878 A JP 10345878A JP 10345878 A JP10345878 A JP 10345878A JP S6246346 B2 JPS6246346 B2 JP S6246346B2
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JP
Japan
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adhesive
gutter
insulating material
layer
board
Prior art date
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JP10345878A
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English (en)
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JPS5531813A (en
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Takashi Ishikawa
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は少なくとも化粧面に凹凸模様を有する
金属薄板からなり、かつ断面を樋状に形成した表
面材の樋状部裏面に連通組織で、硬質の断熱材を
高熱下で発泡する硼酸ソーダ入りの発泡組織から
なる接着剤によつて一体に固着したサイデイング
ボード(以下、単にボードという)に関するもの
である。 この種ボードは、金属薄板からなる表面材の裏
面に芯材としてロツクウール板、グラスウール
板、植物繊維板のいずれかを一体に固着した構成
となつている。しかも、表面材は化粧面に金属の
冷たさ、平滑さを改善しようとエンボス加工によ
り深さ2mm以下位の凹凸模様を形成したものが多
く使用される。さらに、表面材と芯材の一体化に
は表面材の成形による挟持と線状、滴状に塗布し
た接着剤によつて行なつていた。その結果、表面
材の凹凸部の凸部と芯材の表面のみが部分的に接
着されているにすぎず、接着力に欠けると共に、
表面材の凹部に結露が貯留し、塗膜が表面より弱
い表面材の裏面を塗布したり、芯材、例えばグラ
スウール板を「ヌレ雑巾」にしたりする欠点があ
つた。勿論、十分な接着を行うには高価な接着剤
で表面材の凹部を満し、かつ、芯材表面層の連通
組織部をある深さまで浸透する必要があり、大量
に使用するためコストアツプとなる不利もあつ
た。その上、接着部断面は厚肉部とフイルムのよ
うなスキン層部となり外力、振動に対しても弱い
欠点があつた。さらに、接着剤のみによる一体の
ボードにおいては上記したような欠点はより早
く、かつ、大きく発生した。また、接着剤は防火
性に欠けると共に、粘度によつては断熱材に大量
に含浸する不利があつた。勿論、防火剤としては
単なる無機粉体を添加したにすぎないものであつ
た。 本発明はこのような欠点を除去するため、表面
材と、連通組織で、かつ、硬質の断熱材(芯材)
間に発泡組織を形成すると共に、接着剤防火層と
しても強力に機能するポリウレタンフオームから
なる接着剤層を一体に設け、表面材と芯材の強力
な一体化を図ると共に、表面材裏面、芯材の劣
化、腐食を防止し、その上、振動の低減と防水
性、防火性の向上と防火剤の劣化防止、および接
着剤の使用量の低減による大幅なコストダウンを
図り、かつ、表面材裏面、芯材の表面層の組織に
関係なく容易に接着できるボードを提案するもの
である。 以下に図面を用いて本発明に係るボードの一実
施例について詳細に説明する。第1図は本発明に
係るボードであり、表面材と断熱材10間の空
隙11と断熱材10の表面層の微少空隙12に接
着剤層13を一体に介在させた構造である。さら
に説明すると、表面材は金属薄板を化粧面2と
側壁3,4とからなる樋状断面、例えば第2図に
示すように成形したものであり、少なくとも化粧
面2、所謂、樋状部5の底面部に深さd1=2mm以
下の凹凸模様6,7をエンボス加工により形成し
たものである。また、樋状部5の両側縁には雄型
連結部8、雌型連結部9を形成したものである。
なお、側壁3,4の高さHは断熱材10の厚さT
に対応させたものである。さらに、断熱材10は
断熱材、芯材、補強材として機能するものであ
り、例えばロツクウール板、シージングインシユ
レーシヨンボード、グラスウールのように連通組
織で、かつある程度の剛性を有するものである。
前記接着剤層13は高熱下で結晶水を放出し、次
第に発泡膨脹して無機質発泡層を形成する硼酸ソ
ーダの1種を添加した接着剤からなるものであ
り、空隙11、および断熱材10の表面層の空隙
12(第3図に示す)の深さd2=1〜2mm位まで
をポリウレタンフオームで充満すると共に、これ
ら両部材を一体に、かつ、短時間(1〜5分間
位)で固着し、外力の伝達の抑制と、しかも上記
空隙11、微少空隙12を充満してこの両部材接
触部に生ずる結露の防止、振動による接着力の低
下阻止を図り、その上、防水性、耐食性を向上す
るものである。なお、発泡倍率は約2〜10倍位で
あり、あまり高発泡になると強度に欠けるからで
ある。また、上記発泡剤としては独立気泡組織を
形成するトリクロロモノフルオロメタン、窒素ガ
ス発泡剤のいずれか1種を添加する。また、硼酸
ソーダ14としては主に接着剤層13の長期に亘
つて劣化なく防火性を維持すると共に、表面材
と断熱材10間に接着剤13aを充填したとき
に、低粘度による流動性によつて連通組織への接
着剤13aが流れを阻害して連通組織内にあまり
含浸されないように抑制するものである。さらに
具体的に説明すると、粒度は30〜250メツシユ位
のものであり、例えばメタホウ酸ソーダ、その他
(二、四、五、六、七、八)硼酸ソーダの1種か
らなり、発泡性ポリウレタン樹脂100に対し10〜
50の割合で混入したものである。 次に本発明に係るボードの製造法について簡単
に説明する。表面材としては0.27mmのカラー鋼
板で、凹凸模様の深さd1=0.7mm、H=10mmとし
た第2図に示す断面で、長さ3030mmのもの、断熱
材10としてはT=10mmのロツクウール板で、比
重が0.46、吸水率14%のものを用いる。さらに、
接着剤層13としては発泡性ポリウレタン系接着
剤を準備した。この接着剤の組成はポリエーテル
ポリオールとして水酸基価510mgKOH/g、PH
9.85、発泡剤としてトリクロロフルオロメタン
(フレオン11)40重量部を上記ポリエーテルポリ
オールに配合し、100重量部とした。また、ポリ
イソシアネートとしてメチレンジフエニルジイソ
シアネート(MDI)を100重量部準備した。さら
に、硼酸ソーダ14としてはメタ硼酸ソーダを10
重量部、硼砂を20重量部を接着剤13aの2成分
の混合時に添加し、吐出した。そこで第4図aに
示すように表面材を反転して搬送手段(図示せ
ず)上に載置し、化粧面2の裏面2aに未発泡の
接着剤13aをフイルム状(厚さ0.1mm)に塗布
し、原料がクリームタイム−ゲルタイムと反応が
進んだゲルタイイム時に、b図に示すように樋状
部5に断熱材10を配設するものである。次にc
図に示すように、この表面材、断熱材10をボ
ードの厚さに間隔を設定した押圧ローラR1,R2
間に送給し、この状態を一定時間保持した状態で
連続的に搬送する。もちろん、この搬送時間の
間、約40〜90℃位の加熱雰囲気内を通過させ、接
着剤層13を短時間に形成するものである。そし
て、その出口からは第1図に示すようなボードが
送出されるものである。そこで、このボードの接
着力、表面材裏面(化粧面2裏面)の錆、結露
性等について観察した。その結果は表面材の化
粧面2の裏面と断熱材10の表面層間に存在した
空隙11、微少空隙12は全てポリウレタンフオ
ーム(発泡倍率8倍)で充満されていた。換言す
れば、凹凸面の両部材の対抗面が平滑、平面同士
の接着と同様の結合(接着状態)となる。従つて
接着構造としては理想的な接着であり、その接着
力も最高であつた。なお、表面材と接着剤層1
3間の引張強度は130Kg/cm2であつた。 さらに、断熱材10の断面をみると、接着剤1
3aが3〜5mm程度含浸し、しかも、この部分は
上記の如き空隙11にフリー発泡的に発泡した後
に押圧された発泡倍率と異なり、温度、含浸、お
よび表皮効果等により約2倍程度の発泡スキン層
が形成されていたので前記以上の引張強度が得ら
れるものである。このことは表面材と断熱材1
0の一体複合化の強度にほかならないものであ
る。また、ロツクウール板10は吸水性が10数%
あるため表面材の裏面に毛細管現象、あるいは
直接的に透水するのをこの接着剤13aの発泡層
で阻止するため表面材の裏面(特に、表面より
防錆処理被膜が少ない)等の保護層としても作用
し、この裏面における錆は全く見受けられなかつ
た。なお、この場合、裏面にナイフで約0.1mm巾
の基盤の目を形成し、それを20℃の水に10日間浸
水した後に観察した結果である。また、カラー鋼
板面を840℃の火炎に30分間曝し、その後に切断
したところ、接着剤層13の裏面はメタ硼酸ソー
ダ17と硼砂の無機発泡層がポリウレタンフオー
ムに代つて形成され上記2つの空隙を充満した構
造となつていた。また、ボードの裏面温度は220
℃であつた。さらに、この種接着剤に混入した硼
酸ソーダは外気に曝されると劣化しやすいのをポ
リウレタンフオームの独立気泡組織で被覆するた
め長期に亘つて所期の防火性を発揮するものであ
る。 上述したように本発明に係るボードは接着面が
凹凸状で、しかも被着物の断熱材が連通組織から
なる断熱材間に硼酸ソーダ入りのポリウレタンフ
オームからなる接着剤層を介して一体に空隙なく
固着したため接着力が強力で、かつ、接着しやす
く、その上、表面材裏面に結露が発生することも
なく、さらに接着剤層の防振性によつて両部材間
の剥離もなく、しかも硼酸ソーダによつてポリウ
レタン樹脂の断熱材の浸透が抑制され、かつ高熱
下ではポリウレタンフオームによつて無機発泡層
を形成し、ボード自体の防火性を改善する等の特
徴がある。また、硼酸ソーダは独立気泡のポリウ
レタンフオーム内に内蔵されたことになるため耐
候性も大きく改善される特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るサイデイングボードの一
実施例を示す断面図、第2図は表面材の一例を示
す斜視図、第3図は断熱材の一例を示す斜視図、
第4図a〜cは本発明に係るサイデイングボード
の製造法を示す説明図である。 ……表面材、2……化粧面、5……樋状部、
6,7……凹凸模様、10……断熱材、13……
接着剤層、14……硼酸ソーダ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 断面が樋状で、その、少なくとも化粧面とな
    る樋状部底面に凹凸模様を有し、かつ、該樋状の
    両側縁に雄、雌型連結部を有する金属薄板からな
    る表面材と、該表面材の樋状部に連通組織で、か
    つ硬質な断熱材を充填したサイデイングボードに
    おいて、前記表面材の樋状部底面の裏面と上記断
    熱材表面間の空隙、および断熱材の表層部の連通
    組織の微少空隙に該両空隙を充填すると共に、両
    部材を接着する高熱下で発泡する硼酸ソーダ入ポ
    リウレタンフオームからなる独立気泡組織の接着
    剤層を一体に設けたことを特徴とするサイデイン
    グボード。
JP10345878A 1978-08-24 1978-08-24 Bonding of bulky thermal insulation board to hard base Granted JPS5531813A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10345878A JPS5531813A (en) 1978-08-24 1978-08-24 Bonding of bulky thermal insulation board to hard base

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JP10345878A JPS5531813A (en) 1978-08-24 1978-08-24 Bonding of bulky thermal insulation board to hard base

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JPS5531813A JPS5531813A (en) 1980-03-06
JPS6246346B2 true JPS6246346B2 (ja) 1987-10-01

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JP10345878A Granted JPS5531813A (en) 1978-08-24 1978-08-24 Bonding of bulky thermal insulation board to hard base

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE457566B (sv) * 1984-03-16 1989-01-09 Oxy Tuben Ab Lansroer, fraemst foer infoerande av gas, saasom syrgas, i smaelt metall vid metallurgiska foerfaranden
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JP6901818B2 (ja) * 2015-06-16 2021-07-14 日鉄鋼板株式会社 パネルの製造方法

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JPS5531813A (en) 1980-03-06

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