JPS62461Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS62461Y2
JPS62461Y2 JP12163883U JP12163883U JPS62461Y2 JP S62461 Y2 JPS62461 Y2 JP S62461Y2 JP 12163883 U JP12163883 U JP 12163883U JP 12163883 U JP12163883 U JP 12163883U JP S62461 Y2 JPS62461 Y2 JP S62461Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spool
oil
valve
valve body
oil inlet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12163883U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5947168U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12163883U priority Critical patent/JPS5947168U/ja
Publication of JPS5947168U publication Critical patent/JPS5947168U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS62461Y2 publication Critical patent/JPS62461Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Safety Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、カウンタバランス弁としての機能
を与える流路と、抵抗の少ない流路とのいずれか
に任意に切替えることができる油圧弁に関するも
のである。
油圧シヨベルをクレーンとして使用する場合に
は、荷重による自由落下を防止するためにカウン
タバランス弁が必要であるが、バツクホウなどの
掘削機として使用する場合には、カウンタバラン
ス弁が油圧回路に設けられていると、回路内の抵
抗が大きくなり、また、カウンタバランス弁の下
流にオーバロードリリーフ弁が設けられている油
圧回路では、過負荷時にオーバロードリリーフ弁
が作動しないなどの不都合が生じる。
このような問題に対処するため、油圧シヨベル
において、クレーンとして使用する場合にはカウ
ンタバランス弁を取りつけ、バツクホウとして使
用する場合にはカウンタバランス弁を取りはずす
ことが考えられるが、それは面倒である。また、
第1図に示すように、カウンタバランス弁1の前
流がわに切替弁9を設け、クレーンとバツクホウ
との場合に、切替弁9の切替えにより回路を使い
わけすることも考えられるが、これは構造が複雑
となり、配管の支障も生じやすい。
ここで、第2図および第3図に示す従来のカウ
ンタバランス弁1について説明する。
弁本体2には導油口3A,3B,3C,3Dと
スプール用穴とが設けられており、スプール用穴
には軸方向に摺動できるようにスプール4がおさ
められている。スプール4には逆止弁5A,5B
が設けられているとともに、切欠部6A,6Bが
形成されている。スプール4の端部にはばねをお
さめたばね室7A,7Bが設けられており、ばね
室7A,7Bはそれぞれ弁本体2に設けた通路8
A,8Bを介して導油口3A,3Bにつらねられ
ている。
たとえば、油圧ポンプからの圧油が導油口3A
に流入すると、逆止弁5Aが開いて導油口3Cを
経て圧油がアクチユエータ(図示してない)に供
給される。この時、圧油は通路8Aを経てばね室
7Aに流入し、スプール4を第3図に示すように
左方向に押し動かす。これにより、導油口3Dが
切欠部6Bを介して導油口3Bにつらなり、アク
チユエータからの戻り油が、導油口3D、切欠部
6B、導油口3Bを経て油タンク(図示してな
い)側に流出する。
油圧ポンプからの圧油の給送が停止すると、逆
止弁5Aは閉じ、スプール4が第1図の中立位置
に戻され、アクチユエータからの圧油は逆止弁5
A,5Bにより遮断される。
この考案は、スプールの切替え作動により、カ
ウンタバランス弁としての機能と、カウンタバラ
ンス弁の機能をしない単なる流路とのいずれかの
機能を任意に持たせることができる油圧弁を提供
することを目的とするものである。
この考案の油圧弁は、下記の(a)〜(e)の構成要素
をそなえたものである。
(a) 軸心部にはスプール用穴を、周壁には一端を
スプール用穴に開口させた四個の導油口を設け
た弁本体、 (b) スプール用穴に軸方向に摺動できるように挿
入し、その中間部に、アクチユエータがわの導
油口からの圧油を遮断し、給油がわの導油口か
らの圧油の流れを許容する左右一対の逆止弁
と、抵抗の少ない左右一対の流路を設けたスプ
ール、 (c) スプールの左右の端面を押圧するばねをおさ
めたばね室、 (d) 左右の給油がわの導油口と左右のばね室とを
たがいにつらねた通路、 (e) スプールを弁本体に対して中立位置、および
軸方向に移動させてスプールの抵抗の少ない流
路が給油がわの導油口とアクチユエータがわの
導油口にそれぞれ連通する位置に固定する手
段、 この考案の油圧弁は、中立状態ではカウンタバ
ランス弁の機能が与えられ、中立状態からスプー
ルを軸方向に所定量移動させるとカウンタバラン
ス弁の機能が与えられず、抵抗の少ない流路に切
替えられる。
以下、この考案の一実施例を第4図ないし第9
図により説明する。
弁本体11の軸心部にはスプール用穴12が設
けられ、周壁には一端をスプール用穴12に開口
させた導油口13A,13B,13C,13Dが
設けられている。導油口13A,13Bはそれぞ
れ切替弁(図示してない)の作動ポートに連結さ
れており、導油口13C,13Dはアクチユエー
タ、たとえば油圧モータ(図示してない)に連結
されている。スプール用穴12にはスプール14
と切替え用棒体15とが挿入されている。スプー
ル14の中間部には、アクチユエータがわからの
圧油を遮断する左右一対の逆止弁16B,16A
と抵抗の少ない左右一対の流路17B,17Aが
設けられており、端部にはそれぞれ断面が長方形
の突出部18B,18Aが形成されている。
スプール14の突出部18Bに対向する弁本体
11の内壁部には、スプール14の中立状態では
第8図に示すように突出部18Bに対して位相が
90゜ずれており、スプール14を90゜回転させる
ことにより突出部18Bと位相が合致して突出部
18Bをはめこませ得る溝19を設けた突出部2
0が形成されている。突出部18Aがわの切替え
用棒体15の端部には、溝21を設けた突出部2
2が形成されており、溝21は突出部18Aには
め合わされている。突出部22と突出部18Aと
のまわり、突出部20と突出部18Bのまわりは
ばね室になつており、それぞれの室にはばね2
3,24がおさめられている。ばね室はそれぞれ
弁本体11に設けた通路25A,25Bを介して
導油口13A,13Bにつらねられている。
弁本体11の右端面部には溝26が設けられて
おり、切替用棒体15にはレバー27が取付けら
れている。第9図に示すように、レバー27は弁
本体11に対して、ボルト28により溝26と直
角方向および平行方向に固定することができるよ
うになつている。
第4図は弁の中立状態を示し、レバー27はボ
ルト28により溝26と直角方向(第9図の鎖線
の位置)に固定され、突出部18Aと溝21とは
若干はまり合い、突出部18Bと溝19とは位相
が90゜ずれている。油圧ポンプからの圧油が切替
弁を介して導油口13Aに流入すると、その圧油
は逆止弁16A、導油口13Cを経てアクチユエ
ータに供給される。この時、圧油は通路25Aを
通つて右がわのばね室に入り、スプール14を左
方へ押し動かす。そうすると、突出部18Bの端
面が突出部20の端面に接し、スプール14は第
5図の状態になる。アクチユエータからの戻り油
は、導油口13Dからスプール14の切欠部29
を経て導油口13Bに流れる。
油圧ポンプからの圧油の供給が止まれば、逆止
弁16Aが閉じるとともに、ばね24によりスプ
ール14が中立位置に戻され、アクチユエータの
圧力を保持する。
油圧シヨベルをたとえばバツクホウとして使用
する場合には、ボルト28を取りはずし、レバー
27を90°回転し、ついで左方向に動かす。レバ
ー27を90゜回転すれば、突出部22,18Aを
介してスプール14も90゜回転し、突出部18B
が溝19にはまりこむことができる位相になる。
この状態で、レバー27を左方へ移動させると、
まず、突出部22の端面がスプール14の右端の
接触面30に接合し、さらに左方へスプール14
が移動することにより突出部18Bが溝19の底
面まで入りこむ。この状態でレバー27を第9図
に示すようにボルト28で弁本体11に固定す
る。
この状態では、流路17Aが導油口13A,1
3Cに連通するとともに、流路17Bが導油口1
3B,13Dに連通する。導油口13Aに流入し
た圧油は、スプール14の流路17A、導油口1
3Cを経てアクチユエータに供給される。アクチ
ユエータからの戻り油は、導油口13D、スプー
ル14の流路17Bを経て導油口13Bから流出
する。流路17A,17Bは十分大きくしてある
ので、この弁内の流路抵抗は非常に小さい。
この考案による油圧弁は、オーバロードリリー
フ弁と組合わせてブレーキ弁とすることもでき
る。
以上説明したように、この考案による油圧弁
は、スプールの切替え作動によりカウンタバラン
ス弁としての機能と流路抵抗の少ない弁としての
機能とのいずれかの機能を任意に持たせることが
でき、したがつて、配管の変更および配管の新設
をする必要もなく、油圧シヨベルに適用すれば、
掘削作業とクレーン作業とを円滑に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のカウンタバランス弁と切替弁と
を組合せた油圧回路を示す図、第2図は従来のカ
ウンタバランス弁の一例を示す断面図、第3図は
第2図のカウンタバランス弁の作動状態を示す断
面図、第4図はこの考案による油圧弁の一実施例
を示す断面図で、中立状態を表わす。第5図は第
4図の油圧弁がカウンタバランス弁として作動す
る状態を示す断面図、第6図はカウンタバランス
弁としての機能をなくし、流路抵抗を少なくした
状態の第4図の油圧弁を示す断面図、第7図は第
4図の−断面図、第8図は第4図の−断
面図、第9図は第6図の右側面図である。 11……弁本体、13A,13B,13C,1
3D……導油口、14……スプール、15……切
替え用棒体、16A,16B……逆止弁、17
A,17B……抵抗の少ない流路、18A,18
B……突出部、19……溝、20……突出部、2
1……溝、22……突出部、23,24……ば
ね、25A,25B……通路、26……溝、27
……レバー、28……ボルト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 下記の(a)〜(e)の構成要素をそなえた油圧弁。 (a) 軸心部にはスプール用穴を、周壁には一端を
    スプール用穴に開口させた四個の導油口を設け
    た弁本体、 (b) スプール用穴に軸方向に摺動できるように挿
    入し、その中間部に、アクチユエータがわの導
    油口からの圧油を遮断し、給油がわの導油口か
    らの圧油の流れを許容する左右一対の逆止弁
    と、抵抗の少ない左右一対の流路を設けたスプ
    ール、 (c) スプールの左右の端面を押圧するばねをおさ
    めたばね室、 (d) 左右の給油がわの導油口と左右のばね室とを
    たがいにつらねた通路、 (e) スプールを弁本体に対して中立位置、および
    軸方向に移動させてスプールの抵抗の少ない流
    路が給油がわの導油口とアクチユエータがわの
    導油口にそれぞれ連通する位置に固定する手
    段、
JP12163883U 1983-08-04 1983-08-04 油圧弁 Granted JPS5947168U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12163883U JPS5947168U (ja) 1983-08-04 1983-08-04 油圧弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12163883U JPS5947168U (ja) 1983-08-04 1983-08-04 油圧弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5947168U JPS5947168U (ja) 1984-03-29
JPS62461Y2 true JPS62461Y2 (ja) 1987-01-08

Family

ID=30278317

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12163883U Granted JPS5947168U (ja) 1983-08-04 1983-08-04 油圧弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5947168U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5947168U (ja) 1984-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3476533B2 (ja) 液圧アクチュエータ制御用液圧制御システム
US6327959B1 (en) Directional control valve device
JPH0444881Y2 (ja)
US4332303A (en) Auxiliary power steering
JPS62461Y2 (ja)
US3746040A (en) Directional control valve
US3358711A (en) Valve
JPH0235162B2 (ja) Saiseioyobyusenkenyoyuatsuseigyosochi
US3776273A (en) Directional control valve
JPS588876A (ja) 分流弁
JPH0752402Y2 (ja) 流体制御弁
JPH06137302A (ja) 制御弁装置
JPH0643523Y2 (ja) 建設機械用制御弁
JPH0658444A (ja) 方向制御弁
JPS6212884Y2 (ja)
US3642027A (en) Directional control valve
JPS6144005Y2 (ja)
JPS621121B2 (ja)
JPS6221761Y2 (ja)
JP3715062B2 (ja) 制御弁装置
JPH0129282Y2 (ja)
JPH0113885Y2 (ja)
JP2583168Y2 (ja) 圧力補償式方向制御弁装置
JP3431793B2 (ja) ブレーキ弁
JPH0327886Y2 (ja)