JPS6245915A - 内燃機関のスプリングリテ−ナ - Google Patents
内燃機関のスプリングリテ−ナInfo
- Publication number
- JPS6245915A JPS6245915A JP18576485A JP18576485A JPS6245915A JP S6245915 A JPS6245915 A JP S6245915A JP 18576485 A JP18576485 A JP 18576485A JP 18576485 A JP18576485 A JP 18576485A JP S6245915 A JPS6245915 A JP S6245915A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring retainer
- light metal
- short fibers
- plating
- reinforcing short
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は自動車や自動二輪車等に搭載される内燃機関の
スプリングリテーナに関するものである。
スプリングリテーナに関するものである。
近年、高回転、高出力の内燃機関が広く開発されており
、ピストンおよびバルブシステムなどの可動部分の軽量
化が強く要請されるようになったきた。すなわち、これ
ら可動部分の軽量化は内燃機関の出力を向上すると共に
、騒音の低減にも大きく寄与するからである。
、ピストンおよびバルブシステムなどの可動部分の軽量
化が強く要請されるようになったきた。すなわち、これ
ら可動部分の軽量化は内燃機関の出力を向上すると共に
、騒音の低減にも大きく寄与するからである。
そのため、従来、スプリングリテーナを機械的強度を有
するクロム鋼(SCr 415)やクロムモリブデン鋼
(SCM415)などから形成することにより、重量が
富むのを抑えるようにしている。そして、浸炭焼入れを
施して、耐摩耗性、耐ピツチング性を付与している。
するクロム鋼(SCr 415)やクロムモリブデン鋼
(SCM415)などから形成することにより、重量が
富むのを抑えるようにしている。そして、浸炭焼入れを
施して、耐摩耗性、耐ピツチング性を付与している。
しかしながら、スプリングリテーナに対してはバルブの
慣性力や、バルブを開閉するためのスプリングの弾1Ω
力が作用するため、比重が大きな鉄鋼材料から形成する
のでは、軽量化に限界があり問題となっている。
慣性力や、バルブを開閉するためのスプリングの弾1Ω
力が作用するため、比重が大きな鉄鋼材料から形成する
のでは、軽量化に限界があり問題となっている。
そこで、鉄鋼材料に替わり得るものとしてアルミニウム
合金、マグネシウム合金などの軽合金を採用することが
考えられるが、これら軽合金は機械的強度が低いばかり
でなく、硬度が小さくスプリングとの接触によって摩耗
が促進されるため、実際的でない。
合金、マグネシウム合金などの軽合金を採用することが
考えられるが、これら軽合金は機械的強度が低いばかり
でなく、硬度が小さくスプリングとの接触によって摩耗
が促進されるため、実際的でない。
本発明はこのような事情に鑑・みなされたもので、軽量
で機械的強度を有し、しかも耐摩耗性を有するスプリン
グリテーナを提供するものである。本発明に係る内燃機
関のスプリングリテーナは、強化短繊維を混合した軽金
属から形成すると共に、その表面にめっき層を設けたも
のである。
で機械的強度を有し、しかも耐摩耗性を有するスプリン
グリテーナを提供するものである。本発明に係る内燃機
関のスプリングリテーナは、強化短繊維を混合した軽金
属から形成すると共に、その表面にめっき層を設けたも
のである。
本発明においては、強化繊維で軽金属の強度を向上する
と共に、めっき層で表面の硬度を向」ニする。
と共に、めっき層で表面の硬度を向」ニする。
以下、本発明の一実施例を図により詳細に説明する。第
1図は本発明に係る内燃機関のスプリングリテーナを示
す断面図、第2図はスプリングリテ−すが用いられたバ
ルブシステムの要部を示す断面図で、これらの図におい
て符号1で示すものは自動車や自動二輪車に搭載される
内燃機関のスプリングリテーナを示す。このスプリング
リテ−す1は、コツタ2を介してコイル状のバルブスプ
リング3をバルブ4のステムヘッド4aに固定している
。コツタ2は二つに分割されステムヘッド4aに設けら
れた環状溝5に両側から係入し、スプリングリテーナ1
のテーパーを有する中央孔6に上方から嵌合することに
よりバルブ4を挾持している。
1図は本発明に係る内燃機関のスプリングリテーナを示
す断面図、第2図はスプリングリテ−すが用いられたバ
ルブシステムの要部を示す断面図で、これらの図におい
て符号1で示すものは自動車や自動二輪車に搭載される
内燃機関のスプリングリテーナを示す。このスプリング
リテ−す1は、コツタ2を介してコイル状のバルブスプ
リング3をバルブ4のステムヘッド4aに固定している
。コツタ2は二つに分割されステムヘッド4aに設けら
れた環状溝5に両側から係入し、スプリングリテーナ1
のテーパーを有する中央孔6に上方から嵌合することに
よりバルブ4を挾持している。
前記スプリングリテーナ1は軽金属7からフランジ8を
有する環状に形成されており、中央孔6の内周縁の厚さ
はフランジ8よりも厚く形成されている。軽金属7とし
てはアルミニウム合金、マグネシウム合金などを用いる
ことができる。
有する環状に形成されており、中央孔6の内周縁の厚さ
はフランジ8よりも厚く形成されている。軽金属7とし
てはアルミニウム合金、マグネシウム合金などを用いる
ことができる。
10は軽金属7を母材としてこの軽金属7に混合された
多数の強化短繊維である。この強化短繊維10・・とじ
ては、アルミナ(A p、 203 )からなる長繊維
を切断して短くしたものや、単結晶短繊維である種々の
ウィスカを用いることができる。ウィスカとしては、例
えば、炭化ケイ素(SiC)、窒化ケイ素(s i3N
4 )、アルミナ。
多数の強化短繊維である。この強化短繊維10・・とじ
ては、アルミナ(A p、 203 )からなる長繊維
を切断して短くしたものや、単結晶短繊維である種々の
ウィスカを用いることができる。ウィスカとしては、例
えば、炭化ケイ素(SiC)、窒化ケイ素(s i3N
4 )、アルミナ。
炭素繊維(CF)、ステンレスなどからなるものが使用
できる。
できる。
製造方法について説明すると、まず強化短繊維10・・
の成形体であるプレフォームを作製する。
の成形体であるプレフォームを作製する。
次いで、強化短繊維10・・と軽金属7とのぬれ性を高
めるために表面処理を施し、高圧で軽金属7を鋳込んで
複合材料化する。前記表面処理は必ずしも必要としない
場合もある。ここで、製品形状を直接作製する以外に、
ビレットやスラブなどの中間製品形状を作製し、熱間あ
るいは冷間鍛造などの2次加工をして製品化するように
してもよい。
めるために表面処理を施し、高圧で軽金属7を鋳込んで
複合材料化する。前記表面処理は必ずしも必要としない
場合もある。ここで、製品形状を直接作製する以外に、
ビレットやスラブなどの中間製品形状を作製し、熱間あ
るいは冷間鍛造などの2次加工をして製品化するように
してもよい。
実施例においては、母材の軽金属7としてアルミニウム
合金(JISA6061)が用いられており、炭化ケイ
素ウィスカからなる強化短繊維10・・が、混合後の体
積に対して20〜25%となる割合で混合されている。
合金(JISA6061)が用いられており、炭化ケイ
素ウィスカからなる強化短繊維10・・が、混合後の体
積に対して20〜25%となる割合で混合されている。
そして、中間製品を製作した後、この中間製品を鍛造し
て所要の形状にしている。そのため、鍛造加工時に加工
方向に沿って強化短繊維10・・が配向されている。
て所要の形状にしている。そのため、鍛造加工時に加工
方向に沿って強化短繊維10・・が配向されている。
また、表面付近は最も大きな加工力を受けるため、強化
短繊維IO・・の配向が強くなっている。さらに、表層
部分が塑性流動するため、強化短繊維10・・の密度が
高くなっている。その結果、二次加工によりスプリング
リテーナ1の強化がはかられている。
短繊維IO・・の配向が強くなっている。さらに、表層
部分が塑性流動するため、強化短繊維10・・の密度が
高くなっている。その結果、二次加工によりスプリング
リテーナ1の強化がはかられている。
11はスプリングリテーナ1の表面全体に設けられた分
散めっき層からなるめっき層である。このめっき層11
は、リンを添加したスルファミン酸ニッケル浴をベース
とした電着分散ニッケルーリンめっき法により設けられ
ている。すなわち、めっき層11は電着ニッケルーリン
層からなり、この層中には高硬度を有する炭化ケイ素が
均一に分散された状態で共析されている。めっき層11
の厚さは少な(とも10μ以上であることが望ましく、
実施例では25μとされている。
散めっき層からなるめっき層である。このめっき層11
は、リンを添加したスルファミン酸ニッケル浴をベース
とした電着分散ニッケルーリンめっき法により設けられ
ている。すなわち、めっき層11は電着ニッケルーリン
層からなり、この層中には高硬度を有する炭化ケイ素が
均一に分散された状態で共析されている。めっき層11
の厚さは少な(とも10μ以上であることが望ましく、
実施例では25μとされている。
このように構成された内燃機関のスプリングリテーナに
おいては、軽金属7に強化短繊維1o・・が混合されて
いるので、強化短繊維10・・で軽金属7の縦弾性係数
を大きくし、機械的強度を向上させることができる。実
施例では縦弾性係数(E)が1.64 X 10’ k
g/m*2に、引張り強さくσB)が50〜55kg/
wm2にまで向上している。その結果、鉄鋼材料からな
る従来のスプリングリテーナに比較して55%の軽量化
がはかられている。
おいては、軽金属7に強化短繊維1o・・が混合されて
いるので、強化短繊維10・・で軽金属7の縦弾性係数
を大きくし、機械的強度を向上させることができる。実
施例では縦弾性係数(E)が1.64 X 10’ k
g/m*2に、引張り強さくσB)が50〜55kg/
wm2にまで向上している。その結果、鉄鋼材料からな
る従来のスプリングリテーナに比較して55%の軽量化
がはかられている。
また、表面をめっき層11で被覆することができるので
、めっき層11、特に共析された炭化ケイ素の寄与によ
ってバルブスプリング3の端面が圧接する表面の硬度を
向上させることができる。
、めっき層11、特に共析された炭化ケイ素の寄与によ
ってバルブスプリング3の端面が圧接する表面の硬度を
向上させることができる。
さらに、めっき層11は、強化短繊維10のスプリング
リテーナ1の表面から僅かに突出した部分に、廻込むよ
うに電着するので電着面積が大きくなる。換言すれば、
この廻込みがアンカー効果となり、付着強度が大きくな
る。
リテーナ1の表面から僅かに突出した部分に、廻込むよ
うに電着するので電着面積が大きくなる。換言すれば、
この廻込みがアンカー効果となり、付着強度が大きくな
る。
なお、」二記実施例においてはめっき層11として分散
めっき層を施した例について説明したが本発明はこれに
限定されるものではなく、クロムめっき層でも同様な作
用効果を得ることができる。
めっき層を施した例について説明したが本発明はこれに
限定されるものではなく、クロムめっき層でも同様な作
用効果を得ることができる。
実験によれば実施例において説明したスプリングリテー
ナ1は耐久性もなんら問題がなかった。
ナ1は耐久性もなんら問題がなかった。
また、めっき層11は厚さが10μ程度以−ヒであれば
耐摩耗性の効果があることがわかった。スプリングリテ
ーナ1としての強度は、軽金属7の縦弾性係数(E)が
0.90 X 10 ’ kg/mm2よりも大きく、
引張り強さくσB)が40 kg/++vs” ヨリも
大きければよく、強化短繊維10の混合量は適宜変更す
ることができる。
耐摩耗性の効果があることがわかった。スプリングリテ
ーナ1としての強度は、軽金属7の縦弾性係数(E)が
0.90 X 10 ’ kg/mm2よりも大きく、
引張り強さくσB)が40 kg/++vs” ヨリも
大きければよく、強化短繊維10の混合量は適宜変更す
ることができる。
以上説明したように本発明によれば、強化短繊維を混合
した軽金属から形成すると共に、その表面にめっき層を
設けたから、強化短繊維で軽金属の縦弾性係数を大きく
し、めっき層でバルブスプリングと圧接する表面を被覆
するとかできる。
した軽金属から形成すると共に、その表面にめっき層を
設けたから、強化短繊維で軽金属の縦弾性係数を大きく
し、めっき層でバルブスプリングと圧接する表面を被覆
するとかできる。
したがって、軽金属の機械的強度を向上させ、表面の硬
度を向上させることができるから、軽量で機械的強度を
有し、しかも耐摩耗性を有するスプリングリテーナを得
ることができる。
度を向上させることができるから、軽量で機械的強度を
有し、しかも耐摩耗性を有するスプリングリテーナを得
ることができる。
第1図は本発明に係る内燃機関のスプリングリテーナを
示す断面図、第2図はスプリングリテーナが用いられた
バルブシステムの要部を示す断面図である。 ■・・・・スプリングリテーナ、3・・・・バルブスプ
リング、7・・・・軽金属、10・・・・強化短繊維、
11・・・・めっき層。 第1図 第2図
示す断面図、第2図はスプリングリテーナが用いられた
バルブシステムの要部を示す断面図である。 ■・・・・スプリングリテーナ、3・・・・バルブスプ
リング、7・・・・軽金属、10・・・・強化短繊維、
11・・・・めっき層。 第1図 第2図
Claims (1)
- 強化短繊維を混合した軽金属から形成すると共に、その
表面にめっき層を設けてなる内燃機関のスプリングリテ
ーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18576485A JPS6245915A (ja) | 1985-08-26 | 1985-08-26 | 内燃機関のスプリングリテ−ナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18576485A JPS6245915A (ja) | 1985-08-26 | 1985-08-26 | 内燃機関のスプリングリテ−ナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6245915A true JPS6245915A (ja) | 1987-02-27 |
Family
ID=16176464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18576485A Pending JPS6245915A (ja) | 1985-08-26 | 1985-08-26 | 内燃機関のスプリングリテ−ナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6245915A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6324313U (ja) * | 1986-08-01 | 1988-02-17 | ||
JPH01195905A (ja) * | 1988-02-01 | 1989-08-07 | Toyota Motor Corp | 内燃機関動弁系用バルブリテーナ |
JP2019059972A (ja) * | 2017-09-25 | 2019-04-18 | 株式会社リケン | 摺動部材 |
-
1985
- 1985-08-26 JP JP18576485A patent/JPS6245915A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6324313U (ja) * | 1986-08-01 | 1988-02-17 | ||
JPH01195905A (ja) * | 1988-02-01 | 1989-08-07 | Toyota Motor Corp | 内燃機関動弁系用バルブリテーナ |
JP2019059972A (ja) * | 2017-09-25 | 2019-04-18 | 株式会社リケン | 摺動部材 |
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