JPS6245288Y2 - - Google Patents

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JPS6245288Y2
JPS6245288Y2 JP5488681U JP5488681U JPS6245288Y2 JP S6245288 Y2 JPS6245288 Y2 JP S6245288Y2 JP 5488681 U JP5488681 U JP 5488681U JP 5488681 U JP5488681 U JP 5488681U JP S6245288 Y2 JPS6245288 Y2 JP S6245288Y2
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JP
Japan
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core
shield case
holding member
spring
shape
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JP5488681U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は磁気ヘツドに関し、特に組立性の良好
なものを提供せんとするものである。
従来の磁気ヘツドは第1図に示すように、端子
1,1を取付けたボビン2に巻線3,3を施し、
ボビン2とコア4,4,4を組込み、コア押えバ
ネ5によりコア4,4,4を固定し、また、端子
1,1に巻線3,3の末端を接続し、これ等をシ
ールドケース6内に収納し、ネジ7により、前記
収納した部材をシールドケース6の一方の壁に押
圧し、位置決め及びギヤツプ押えを行なつた状態
で、合成樹脂8をシールドケース6内に注入し、
合成樹脂8の硬化によりコア4,4,4等を固定
するものであつた。
ところで、前記従来例の場合、シールドケース
6に穴をあけタツプをたて、ネジ7により固定
し、その後、つき出したネジ部7aを切り取ると
いう作業を必要とし、組立工数が多くなり、組立
性が悪く、量産性に欠け、コスト高となるばかり
か、外観的にもよくないという欠点があつた。
本考案は叙上の点に鑑みなされたもので、以下
に記載する構造を採用することにより前記欠点を
解消したものである。以下、本考案の実施例を第
2図〜第4図を用いて詳細に説明する。端子1,
1を取付けたボビン2に巻線3,3を施し、ボビ
ン2とコア4,4,4を組込み、コア押えバネ5
によりコア4,4,4を固定し、また、端子1,
1に巻線3,3の末端を接続し、これ等をシール
ドケース6内に収納する。そして、シールドケー
ス6と前記コア押えバネ5との空〓に第2図に示
すような形状記憶合金より成る押え部材9を挿入
する。なお、押え部材9はあらかじめ一定温度状
態(例えば室温よりも少し高い温度:60〜80℃)
で第4図に示すような板バネ状(波状)に成形し
熱処理しておき、その後、低温(例えば室温より
も少し低い温度:0〜10℃)で塑性変形を施し、
もとの第2図示の板状にもどしたものである。こ
の形状記憶合金より成る押え部材9を、前記した
ようにコア部をシールドケース6内に収納する際
にあるいは収納後、第3図示のように収納する。
その後、シールドケース6を通してもとの一定温
度以上(例えば60〜80℃以上)まで加熱すると第
4図示のように押え部材9は板バネ(波状)にも
どりバネ性を発揮し、コア部の固定作用及びギヤ
ツプ押えバネの役目も果たす。その状態で合成樹
脂8を注入し、合成樹脂8の硬化によりコア4,
4,4等を固定する。なお、形状記憶効果を示す
合金は多くの種類があり、例えばNi−Ti、Cu−
Zn、Cu−Zn−Al、Cu−Al−Ni、Au−Cd、Ag−
Cd、Ni−Alなどが典型的な形状記憶合金であ
る。
本考案によれば、屈曲形状に記憶させた形状記
憶合金で押え部材9を形成し、該押え部材9をコ
ア4とシールドケース8の一方の内壁との間に介
在させたので、その組立時においては、前記押え
部材9は平板状とした状態でコア4とシールドケ
ース8との間に挿入することができ、その後、シ
ールドケース6を通して間接的に加熱するだけ
で、押え部材9が屈曲形状に変形し、バネ性を発
揮させ、コア4を確実に固定することができる。
従つて、従来のように、ネジの押えを必要とせず
組立性が極めて良好となり、また、例えば、平板
状の押え部材9をコア4に予め接着剤等で仮固定
しておくことにより、コア4のシールドケース6
への挿入と同時に押え部材9も挿入することがで
き、作業性並びに量産性に富み安価となる。ま
た、第1図示の従来のネジ7に比較し、バネ圧が
一定になり、品質が安定するという効果を奏す
る。さらに、最近、ヘツドはマイクロ化する傾向
にありネジを使う固定方法は一定以上のマイクロ
化が困難であるのに対し、本考案ではマイクロ化
が可能である。
なお、前記実施例では、押え部材9はコア部を
固定した後、シールドケース6に収納する際に同
時にあるいは収納後収納したが、コア押えバネ5
自体を形状記憶合金で形成してもよく、さらに、
その他適宜手段を用いてもよいこと勿論である。
また、前記実施例ではシールドケース6とコア
押えバネ5との間に押え部材9を介在させ、間接
的にコア4を押圧するようにしたが、コア押えバ
ネ5を取除き直接的に押圧してもよいものであ
る。
さらに、前記実施例では押え部材9を板状とし
たが、棒状等にしても同等の効果があり本件に属
すること勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の磁気ヘツドを示す要部断側面
図、第2図〜第4図は本考案の実施例を示し、第
2図は形状記憶合金よりなる押え部材9の斜視
図、第3図はコア部をシールドケース内に収納し
た状態を示す要部断側面図、第4図は押え部材9
の変形後を示す要部断側面図である。 1……端子、2……ボビン、3……巻線、4…
…コア、5……コア押えバネ、6……シールドケ
ース、7……ネジ、8……合成樹脂、9……押え
部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 屈曲形状に記憶させた形状記憶合金で押え部材
    を形成し、該押え部材をコアとシールドケースの
    一方の内壁との間に挿入後、加熱屈曲させた前記
    押え部材の弾性により前記コアを前記シールドケ
    ースの他方の内壁側に押圧したことを特徴とする
    磁気ヘツド。
JP5488681U 1981-04-16 1981-04-16 Expired JPS6245288Y2 (ja)

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JP5488681U JPS6245288Y2 (ja) 1981-04-16 1981-04-16

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JP5488681U JPS6245288Y2 (ja) 1981-04-16 1981-04-16

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Publication Number Publication Date
JPS57168835U JPS57168835U (ja) 1982-10-23
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ID=29851460

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JP5488681U Expired JPS6245288Y2 (ja) 1981-04-16 1981-04-16

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59125711U (ja) * 1983-02-10 1984-08-24 株式会社トーキン リング形磁気ヘツド

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JPS57168835U (ja) 1982-10-23

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