JPS6244505A - 鉄系焼結部品の製造方法 - Google Patents
鉄系焼結部品の製造方法Info
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- JPS6244505A JPS6244505A JP18365985A JP18365985A JPS6244505A JP S6244505 A JPS6244505 A JP S6244505A JP 18365985 A JP18365985 A JP 18365985A JP 18365985 A JP18365985 A JP 18365985A JP S6244505 A JPS6244505 A JP S6244505A
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- iron
- sintered
- quenching
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は耐摩耗性と気密性を有する鉄系焼結部品の製造
方法に関する。
方法に関する。
鉄系焼結部品は機械部品に広く用いられておシ、耐摩耗
性を要求される摺接部を有する部品にも使用されておシ
、さらに耐摩耗性と併せて気密性を要求される部品にも
使用されている。
性を要求される摺接部を有する部品にも使用されておシ
、さらに耐摩耗性と併せて気密性を要求される部品にも
使用されている。
耐摩耗性と気密性を要求される機械部品としては、例ｔ
ばレシグロ形コングレッサにおける吸排気弁の弁押えが
ある。図面はこの弁押えの一例を示すもので、弁押え１
は吸排気弁における気体通路に設けて弁体を押えるので
気密性が必要であシ、且つ摺接部７ａは板バネ等の他部
材（図示せず）と摺接するために耐摩耗性が要求される
。
ばレシグロ形コングレッサにおける吸排気弁の弁押えが
ある。図面はこの弁押えの一例を示すもので、弁押え１
は吸排気弁における気体通路に設けて弁体を押えるので
気密性が必要であシ、且つ摺接部７ａは板バネ等の他部
材（図示せず）と摺接するために耐摩耗性が要求される
。
一般に鉄系焼結部品により耐摩耗性および気密性を要求
される機械部品を製造するに際して、焼結体に耐摩耗性
をもたせるためには焼結体に浸炭焼入れ処理を施して焼
結体表面を硬化させる方法が採用され、且つ焼結体く気
密性をもたせるためには焼結体に水蒸気処理を施して焼
結体を鉄酸化物で封孔する方法が行なわれている。
される機械部品を製造するに際して、焼結体に耐摩耗性
をもたせるためには焼結体に浸炭焼入れ処理を施して焼
結体表面を硬化させる方法が採用され、且つ焼結体く気
密性をもたせるためには焼結体に水蒸気処理を施して焼
結体を鉄酸化物で封孔する方法が行なわれている。
しかしながら、このように浸炭焼入れ処理と水蒸気処理
とを組合せて鉄系焼結体に耐摩耗性と気密性をもたせる
方法には、次のような問題点がある。すなわち、焼結体
に水蒸気処理を施した後に浸炭焼入れ処理を施す場合に
は、浸炭処理は焼結体を浸炭炉内に入れて還元雰囲気中
で行なうために、水蒸気処理で焼結体に形成した鉄酸化
物が還元してしまい焼結体の気密性が低下するという問
題がある。逆に焼結体に浸炭焼入れ処理を施した後に水
蒸気処理を施す場合には、焼入れされた焼結体が水蒸気
処理で加熱されることによシ、焼結体の焼入れが戻され
てしまい耐摩耗性が低下するという問題がある。
とを組合せて鉄系焼結体に耐摩耗性と気密性をもたせる
方法には、次のような問題点がある。すなわち、焼結体
に水蒸気処理を施した後に浸炭焼入れ処理を施す場合に
は、浸炭処理は焼結体を浸炭炉内に入れて還元雰囲気中
で行なうために、水蒸気処理で焼結体に形成した鉄酸化
物が還元してしまい焼結体の気密性が低下するという問
題がある。逆に焼結体に浸炭焼入れ処理を施した後に水
蒸気処理を施す場合には、焼入れされた焼結体が水蒸気
処理で加熱されることによシ、焼結体の焼入れが戻され
てしまい耐摩耗性が低下するという問題がある。
従って、前記の方法では焼結体に良好な耐摩耗性と気密
性を共にもたせることが困難であり、鉄系焼結部品によ
シ耐摩耗性と気密性を有する機械部品を製造する上で大
きな障害となっていた。
性を共にもたせることが困難であり、鉄系焼結部品によ
シ耐摩耗性と気密性を有する機械部品を製造する上で大
きな障害となっていた。
本発明は前記事情に基づいてなされたもので、良好な耐
摩耗性と気密性を共に有する鉄系焼結部品を得ることが
できる鉄系焼結部品の製造方法を提供することを目的と
する。
摩耗性と気密性を共に有する鉄系焼結部品を得ることが
できる鉄系焼結部品の製造方法を提供することを目的と
する。
本発明の鉄系焼結部品の製造方法は、鉄系材料粉末を加
圧成形した後に焼結して焼結体を得る工程と、この工程
で得られた焼結体に水蒸気処理を施す工程と、大気中に
て焼結体に焼入れ処理を施す工程とを具備することを特
徴とするものである。
圧成形した後に焼結して焼結体を得る工程と、この工程
で得られた焼結体に水蒸気処理を施す工程と、大気中に
て焼結体に焼入れ処理を施す工程とを具備することを特
徴とするものである。
以下本発明について説明する。
先ず、鉄系合金を主体とする材料粉末を用意する。この
鉄系材料粉末としては、例えば鉄−ニツケルー銅−モリ
ブデン合金粉末と黒鉛粉末とを混合してなるものを用い
る。この組成からなる焼結体は熱処理性が良い特徴をも
っている。
鉄系材料粉末としては、例えば鉄−ニツケルー銅−モリ
ブデン合金粉末と黒鉛粉末とを混合してなるものを用い
る。この組成からなる焼結体は熱処理性が良い特徴をも
っている。
そして、材料粉末を加圧して圧粉体を成形し、この成形
体を焼結して焼結体を得る。
体を焼結して焼結体を得る。
次いで、得られた焼結体に水蒸気処理を施す。
この水蒸気処理によシ焼結体は気孔に鉄酸化物が生成し
て封孔され、良好な気密性を有することになる。
て封孔され、良好な気密性を有することになる。
次いで、焼結体に対して大気中において焼入れ処理を施
す。この焼入れ処理は高周波焼入れ・焼戻しまたはレー
ザ焼入れによシ行なうもので、焼結体において耐摩耗性
を必要とする箇所を部分的に焼入れして、その箇所の硬
度を高めるものである。すなわち、高周波焼入れおよび
レーザ焼入れを採用することによシ、大気中において焼
結体に対して部分焼入れを行なうことが可能となる。
す。この焼入れ処理は高周波焼入れ・焼戻しまたはレー
ザ焼入れによシ行なうもので、焼結体において耐摩耗性
を必要とする箇所を部分的に焼入れして、その箇所の硬
度を高めるものである。すなわち、高周波焼入れおよび
レーザ焼入れを採用することによシ、大気中において焼
結体に対して部分焼入れを行なうことが可能となる。
しかして、この焼入れ処理は焼結体を大気中に置いて行
なうことができるので、前段工程の水蒸気処理によシ焼
結体の気孔に生成した鉄酸化物が還元することがなく封
孔状態を保持できる。また、この焼入れ処理は焼結体の
必要箇所を対象として部分的に焼入れすることができる
ので、浸炭焼入れのように焼結体全体を焼入れする場合
に比して焼入れ時間が短く、このため寸法糖度を確保す
ることができる。
なうことができるので、前段工程の水蒸気処理によシ焼
結体の気孔に生成した鉄酸化物が還元することがなく封
孔状態を保持できる。また、この焼入れ処理は焼結体の
必要箇所を対象として部分的に焼入れすることができる
ので、浸炭焼入れのように焼結体全体を焼入れする場合
に比して焼入れ時間が短く、このため寸法糖度を確保す
ることができる。
従って、焼結体の気密性を損なうことなく焼入れ処理を
行ない、焼結体に耐摩耗性をもたせることができる。
行ない、焼結体に耐摩耗性をもたせることができる。
このようにして鉄系焼結体に良好な耐摩耗性と気密性を
共にもたせた焼結部品を製造する。
共にもたせた焼結部品を製造する。
本発明の製造方法によシ製造された鉄系焼結部品は、レ
シプロ形コンプレッサにおける吸排気弁の弁押えやロー
タリコングレッサの仕切ベーンなどのように、耐摩耗性
を必要とする他の部品との摺接部を有し且つ気密性を要
求される機械部品に好適である。
シプロ形コンプレッサにおける吸排気弁の弁押えやロー
タリコングレッサの仕切ベーンなどのように、耐摩耗性
を必要とする他の部品との摺接部を有し且つ気密性を要
求される機械部品に好適である。
本発明の製造方法により図面で示すレシグロ形コングレ
、すにおける吸排気弁の弁押えを製造する実施例につい
て説明する。
、すにおける吸排気弁の弁押えを製造する実施例につい
て説明する。
Ｆｅ −Ｎｉ −Ｃｕ −Ｍｏ合金粉末９９重量％、黒
鉛粉末１重量優に潤滑剤を少量混合してなる材料粉末を
、成形圧４〜６トン／３２で加圧して圧粉体を成形し、
との圧粉体をエンドブーミックガス中にて温度１０００
〜１２００℃、時間１５〜６０分の条件で焼結して焼結
体を得た。次いで、この焼結体を温度５００〜６５０℃
の過熱水蒸気中で圧力１〜２．５ ｋｇ／ｃｍ２・Ｇで
水蒸気処理を施した。さらに水蒸気処理を終えた焼結体
における所定部分（摺接部）′ＦＩｌカフ ０ ｋＶＡ
、周波数３００ ｋＨｚ 、時間３〜５分の条件で高周
波焼入れを施し、その後温度１００〜２００℃で焼戻し
を行なった。このように製造した弁押えに対して圧力２
０ ｋｇ／ｃｍ２・ＧのＮ２がスを用いてリークテスト
を行なったが、弁押えにブスリークを生じなかった。ま
た弁押えの硬度を測定したが少なくとも表面からおよそ
０．１ ｍまでの基地硬さは、ビッカース硬度で５００
〜７００ ｍＨｖであった。そして弁押えをレングロ形
コングレッサの吸排気弁に組込んで使用したが、長期に
わたり良好な気密性および耐摩耗性を保持して使用でき
た。
鉛粉末１重量優に潤滑剤を少量混合してなる材料粉末を
、成形圧４〜６トン／３２で加圧して圧粉体を成形し、
との圧粉体をエンドブーミックガス中にて温度１０００
〜１２００℃、時間１５〜６０分の条件で焼結して焼結
体を得た。次いで、この焼結体を温度５００〜６５０℃
の過熱水蒸気中で圧力１〜２．５ ｋｇ／ｃｍ２・Ｇで
水蒸気処理を施した。さらに水蒸気処理を終えた焼結体
における所定部分（摺接部）′ＦＩｌカフ ０ ｋＶＡ
、周波数３００ ｋＨｚ 、時間３〜５分の条件で高周
波焼入れを施し、その後温度１００〜２００℃で焼戻し
を行なった。このように製造した弁押えに対して圧力２
０ ｋｇ／ｃｍ２・ＧのＮ２がスを用いてリークテスト
を行なったが、弁押えにブスリークを生じなかった。ま
た弁押えの硬度を測定したが少なくとも表面からおよそ
０．１ ｍまでの基地硬さは、ビッカース硬度で５００
〜７００ ｍＨｖであった。そして弁押えをレングロ形
コングレッサの吸排気弁に組込んで使用したが、長期に
わたり良好な気密性および耐摩耗性を保持して使用でき
た。
以上説明したように本発明によれば、良好な耐摩耗性お
よび気密性を共に有する鉄系焼結部品を製造することが
できる。
よび気密性を共に有する鉄系焼結部品を製造することが
できる。
第１図および第２図はレシグロ形コンルッサにおける吸
排気弁の弁押えを示す正面図および第１図■−■線に沿
う断面図である。 ノ・・・弁押え。
排気弁の弁押えを示す正面図および第１図■−■線に沿
う断面図である。 ノ・・・弁押え。
Claims (3)
- （１）、鉄系材料粉末を加圧成形した後に焼結して焼結
体を得る工程と、この工程で得られた焼結体に水蒸気処
理を施す工程と、大気中にて前記焼結体に焼入れ処理を
施す工程とを具備することを特徴とする鉄系焼結部品の
製造方法。 - （２）、焼入れ処理は高周波焼入れによるものである特
許請求の範囲第１項に記載の鉄系焼結部品の製造方法。 - （３）、焼入れ処理はレーザ焼入れによるものである特
許請求の範囲第１項に記載の鉄系焼結部品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18365985A JPS6244505A (ja) | 1985-08-21 | 1985-08-21 | 鉄系焼結部品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18365985A JPS6244505A (ja) | 1985-08-21 | 1985-08-21 | 鉄系焼結部品の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6244505A true JPS6244505A (ja) | 1987-02-26 |
| JPH0557322B2 JPH0557322B2 (ja) | 1993-08-23 |
Family
ID=16139679
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18365985A Granted JPS6244505A (ja) | 1985-08-21 | 1985-08-21 | 鉄系焼結部品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6244505A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02121672A (ja) * | 1988-11-01 | 1990-05-09 | Nikkiso Co Ltd | シリンジ注入装置 |
| CN100416096C (zh) * | 2003-10-10 | 2008-09-03 | 日立空调.家用电器株式会社 | 往复式压缩机及其制造方法 |
| JP2014227561A (ja) * | 2013-05-21 | 2014-12-08 | 住友電工焼結合金株式会社 | 鉄系焼結部品の製造方法とその方法で製造された焼結部品 |
| US9724475B2 (en) | 2009-02-27 | 2017-08-08 | Lifescan, Inc. | Drug delivery management systems and methods |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55164003A (en) * | 1979-06-08 | 1980-12-20 | Toshiba Corp | Manufacture of sintered iron parts |
-
1985
- 1985-08-21 JP JP18365985A patent/JPS6244505A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55164003A (en) * | 1979-06-08 | 1980-12-20 | Toshiba Corp | Manufacture of sintered iron parts |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02121672A (ja) * | 1988-11-01 | 1990-05-09 | Nikkiso Co Ltd | シリンジ注入装置 |
| JPH0558347B2 (ja) * | 1988-11-01 | 1993-08-26 | Nikkiso Co Ltd | |
| CN100416096C (zh) * | 2003-10-10 | 2008-09-03 | 日立空调.家用电器株式会社 | 往复式压缩机及其制造方法 |
| US9724475B2 (en) | 2009-02-27 | 2017-08-08 | Lifescan, Inc. | Drug delivery management systems and methods |
| JP2014227561A (ja) * | 2013-05-21 | 2014-12-08 | 住友電工焼結合金株式会社 | 鉄系焼結部品の製造方法とその方法で製造された焼結部品 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0557322B2 (ja) | 1993-08-23 |
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