JPS6243872B2 - - Google Patents

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JPS6243872B2
JPS6243872B2 JP54138893A JP13889379A JPS6243872B2 JP S6243872 B2 JPS6243872 B2 JP S6243872B2 JP 54138893 A JP54138893 A JP 54138893A JP 13889379 A JP13889379 A JP 13889379A JP S6243872 B2 JPS6243872 B2 JP S6243872B2
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JP
Japan
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less
ethylene
copolymer
low
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JP54138893A
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JPS5662151A (en
Inventor
Nobuo Fukushima
Kazuaki Sakakura
Kyohiko Nakae
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication of JPS5662151A publication Critical patent/JPS5662151A/ja
Publication of JPS6243872B2 publication Critical patent/JPS6243872B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/16Articles comprising two or more components, e.g. co-extruded layers
    • B29C48/18Articles comprising two or more components, e.g. co-extruded layers the components being layers
    • B29C48/21Articles comprising two or more components, e.g. co-extruded layers the components being layers the layers being joined at their surfaces
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/03Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
    • B29C48/09Articles with cross-sections having partially or fully enclosed cavities, e.g. pipes or channels

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は高透明性強化フイルムに関するもので
あり、さらに詳しくは透明性、引裂強度、ヒート
シール性などに優れた特徴をもつた高透明性強化
フイルムに関するものである。 従来、米袋、水物包装袋等の比較的強度を必要
とする包装袋には低密度ポリエチレンや高密度ポ
リエチレン、ポリ塩化ビニル等の比較的肉厚のチ
ユーブラーフイルムが主に用いられている。 しかしながら、いずれのフイルムも一長一短を
有しており低密度ポリエチレンフイルムは透明
性、ヒートシール性が優れているが強度面に弱点
があり、高密度ポリエチレンフイルムは高強度を
有しているが、透明性、引裂強度に難点がある。
またポリ塩化ビニルフイルムはヒートシール性、
低温強度に問題がある。 そこで本発明者等は強度を有しかつ透明性、ヒ
ートシール性の優れた包装袋を提供せんものと鋭
意研究の結果、高強度で透明性、ヒートシール性
の優れた高透明性強化フイルムを見出した。 すなわち、本発明は共押出管状ダイスから押出
されてなる中間層が高密度のエチレン重合体また
は共重合体(以下高密度ポリエチレンと総称す
る。)内外層が低密度のエチレン重合体または共
重合体(以下低密度ポリエチレンと総称する。)
の三層サンドウイツチ構造の管状体を該ダイスの
管状スリツト口径の5〜13倍の高さまで該ダイス
の管状スリツト口径とほぼ等しい管状体に保つた
後該ダイスの管状スリツト口径の3倍以上に急激
にブローアツプしてフイルム化してなることを特
徴とする高透明性強化フイルムである。 従来、多層ダイスを用いた三層サンドウイツチ
構造を有するフイルムの製法に関しては種々の提
案がなされている。しかしながら、高密度ポリエ
チレンと低密度ポリエチレンとはその溶融流動性
や配向結晶化挙動が同じポリエチレンといえども
非常に異なるため共押出により三層構造フイルム
を得ようとすると、流動挙動の差により押出加工
条件調節が非常に困難であつたり、配向結晶化挙
動の差により高密度ポリエチレンのフイルム物性
特にMD/TDバランスや高い衝撃強度を付与す
ることが困難であつた。 本発明者らはかかる問題点を除去すべく鋭意検
討した結果、高密度ポリエチレンとして特定の特
性値を有する高密度ポリエチレンを使用し、か
つ、加工条件を特定の条件に設定することにより
初めて、本発明の目的を達成しうることを見い出
し本発明を完成した。 本発明の特長である高強度、高透明性、易ヒー
トシール性等の付与は中間層が特定の特性値を有
する高密度ポリエチレン、内外層が低密度ポリエ
チレンである三層サンドウイツチ構造と該構造の
管状体をダイスの管状スリツト口径の5〜13倍の
高さまで該ダイスの管状スリツト口径とほぼ等し
い管状体に保つた後該ダイスの管状スリツト口径
の3倍以上に急激にブローアツプすることで都合
よく達成される。 すなわち、高強度は中間層に特定の特性値を有
する高密度ポリエチレンを配し、上記加工条件の
下で加工することにより付与される。なお、上記
加工条件域以外で加工した場合には、高密度ポリ
エチレンの配向結晶化挙動がMD方向とTD方向
で大巾に異なり、MD方向とTD方向の物性バラ
ンスがくずれ高強度フイルムが得られないので好
ましくない。 なお、中間層と内外層の構成比率は最終使用目
的に応じて任意にコントロールすることが可能で
あるが、内外層については本発明の目的である透
明性の点から0.005mm以上が好ましい。 高透明性、易ヒートシール性および高引裂強度
は内外層の低密度ポリエチレンで付与される。特
に本発明の特長である高透明性付与の原理は、共
押出管状ダイスから押出された前記三層サンドウ
イツチ構造のフイルムが冷却固化する際、中間層
の高密度ポリエチレンフイルムが結晶化して表面
が粗面となり失透するのを該層の内外両面に冷却
固化により失透しない低密度ポリエチレンフイル
ムをマウントすることにある。 本発明の中間層に使用される高密度ポリエチレ
ンは強度付与の点で密度0.940g/cm3以上0.965
g/cm3以下のポリエチレンが好ましいが、特に強
度、物性のMD/TDバランス、加工安定性や吐
出量増加の日的のためには以下に述べるような特
性値を有する高密度ポリエチレンが好ましい。即
ち、密度が0.940g/cm2以上0.960g/cm3以下、よ
り好ましくは0.945以上0.957以下で、メルトイン
デツクスが0.02g/10分以上0.15g/10分以下、
より好ましくは0.04以上0.10以下、かつハイロー
ドメルトインデツクス/メルトインデツクスの値
が70以上250以下、より好ましくは80以上200以下
の特性値を有するポリエチレンが好ましい。密度
が0.940以下では所望の強度向上や腰の強さが望
めず0.965以上では引張強度、引裂強度等のMD/
TDバランスがとりにくい上、衝撃強度が劣るの
で好ましくない。メルトインデツクスが0.02以下
では加工時のモーター負荷が著しく増大し、加工
性を悪いので好ましくなく、0.15以上では強度改
良効果が乏しいので好ましくない。ハイロードメ
ルトインデツクス/メルトインデツクスの値が70
以下では、加工時のモーター負荷が大きく、吐出
量も少ないので好ましくなく、250以上では衝撃
強度等が低下するので好ましくない。 さらに上述のような特性値を有するポリエチレ
ンとしては、エチレン―α―オレフイン共重合体
が望ましく、α―オレフインとしては炭素数3〜
18の直鎖状α―オレフインや分岐α―オレフイン
が好ましく、例えばプロピレン、ブテン―1、ペ
ンテン―1、ヘキセン―1、ヘプテン―1、オク
テン―1、ノネン―1、デセン―1、4メチル―
ペンテン―1、4―メチルヘキセン―1、4,4
―ジメチルペンテン―1等が挙げられる。これら
のα―オレフインは2種以上並用して用いること
も可能である。エチレン―α―オレフイン共重合
体の製造法に関しては特に限定する理由はなく、
通常遷移金属触媒を用いた中低圧重合で容易に得
ることができる。 さらに、ハイロードメルトインデツクス/メル
トインデツクスの値が70以上250以下になるよう
な重合体を得る方法も種々考えられるが、通常は
分子量分布をコントロールすることによりその目
的を達成することができる。ゲルパーミエーシヨ
ンクロマトグラフにより測定した分子量分布のパ
ターンを図1に例示した。図中曲線Bで示される
ような高分子量領域に肩を有するパターンと図中
曲線Aで示されるような低分子量領域、高分子量
領域にピークを示すようなパターン(二様分
布)、さらには図には示さなかつたが、低分子量
領域、高分子量領域にそれぞれ少なくとも1つ以
上のピークを有するものや、それらの他に中間分
子量領域にも少なくとも1つ以上のピークを有す
るものや、これらがほぼ連続的に連なり台形状の
パターンを示すもの(以上をまとめて多様分布と
呼ぶ)等が典型的な分子量分布パターンと考えら
れるが、本発明の目的のためには、いずれの分子
量分布パターンを有していても、メルトインデツ
クスが0.02g/10分以上0.15g/10以下、ハイロ
ードメルトインデツクス/メルトインデツクスの
値が70以上250以下の流動特性を有するものであ
れば加工性の観点からは使用可能である。一方、
物性面、特に衝撃強度や抗張力や加工フイルムの
縦(MD)、横(TD)方向間の物性バランス等を
考慮に入れると高分子量物の割合が多いほど好ま
しいが、一般には高分子量物の割合を増加する
程、加工性は悪化するので、その面からの制約が
ある。こうした観点から、良好な加工性と物性を
あわせ持つ高密度ポリエチレンを提供することは
それ自体にも意義があると同時に本発明の目的に
とつても特に有益である。 本発明者らはかかる観点から本発明の目的に沿
う高密度ポリエチレンを鋭意探索した結果、分子
量分布パターンとして二様分布や多様分布を有す
る高密度ポリエチレンが本発明の目的を達成する
のにより好ましいことが判明した。 二様分布や多様分布において本発明の目的のた
めに重要なパラメータは低分子量成分、高分子量
成分の分子量と存在量比である。 ゲルパーミエーシヨンクロマトグラフにより測
定される鎖長(分子量に比例する)が50〜6×
103Å、より好ましくは102〜1.5×103Åでかつ主
ピーク鎖長が102〜1.5×103Å、より好ましくは
4×102〜103Åの低分子量部分と、6×103〜105
Å、より好ましくは8×103〜6×104Åでかつ主
ピーク位置が9×103〜6×104Å、より好ましく
は104〜4×104Åの高分子量部分を有するものが
好ましく、少くとも1つの低分子量部分に属する
成分少なくとも1つの高分子量部分に属する成分
が存在しなければならないが、高分子量または低
分子量範囲、または高分子量と低分子量の間の範
囲に属しうる第3以上の成分が存在することもで
きる。 各部分に属する成分の重合割合は流動性に対す
る制約条件(メルトインデツクス、ハイロードメ
ルトインデツクス/メルトインデツクス)に合致
する範囲内で必要に応じて変化させうるがその好
ましい割合は、低分子量部分に属する成分が全体
の65〜35重量%、より好ましくは60〜40重量%で
高分子量部分に属する成分が35〜65重量%、より
好ましくは40〜60重量%である。 低分子量部分と高分子量部分の鎖長の制約は主
に加工性と物性のバランスを保持するために必要
であり、低分子量部分の鎖長は加工時の吐出量や
表面肌(界面肌)に影響を及ぼし、高分子量部分
の鎖長は加工時のバブルの安定性や強度を保持す
るために必要である。また、各部分に属する成分
の重量割合に対する制約も同様な理由で必要であ
る。 低分子量部分に属する成分が65%以上では衝撃
強度等機械的性質が低下し、35%以下では流動性
が悪化するので好ましくなく、高分子量部分に属
する成分が65%以上では加工性が悪化し、35%以
下では機械的性質が低下するので好ましくない。 なお、低分子量部分に属する成分と高分子量部
分に属する成分の組成(短鎖分岐種、分岐度、分
岐度分布等)は、通常の重合様式で得られる均一
なもので本発明の目的には十分であるが、異なる
ものがより好ましい。具体的には短鎖分岐度を
CH3/1000Cで表わした場合、低分子量部分に属
する成分のそれは1以下、より好ましくはエチレ
ンホモポリマー、高分子量部分に属する成分のそ
れは3〜10、より好ましくは3〜6のエチレン―
α―オレフインコポリマーから成る重合体が好ま
しい。低分子量部分に属する成分は非常に低分子
量物であるため短鎖分岐度が該範囲を越えると結
晶化が阻害されブリード等三層界面で望ましくな
い影響が出やすいので好ましくなく、高分子量部
分に属する成分の短鎖分岐度の限定は主に全重合
体がフイルム化した際の平均の結晶化度を規定す
るためのもので、得られるフイルムの腰、衝撃強
度等を好ましいものにするために必要である。 上述したような特性値を有する高密度ポリエチ
レンは遷移金属触媒を用いた中低圧重合法とりわ
け多段階重合方式により容易に得ることができ
る。 内外層に使用される低密度ポリエチレンとして
は密度が0.915g/cm3以上0.930g/cm3以下、メル
トインデツクス0.1g/10分以上8g/10分以下
の特性値を有するものが好ましい。 密度が0.915以下だとブロツキング性の点で、
0.930以上だと易低温ヒートシール性の点で好ま
しくなく、メルトインデツクスが0.1以下では加
工流動性の点で8以上では加工時のバブルの安定
性の点で好ましくない。また、ヒートシール性を
改良する目的で低密度ポリエチレンとして、酢酸
ビニル含有量が15重量%以下のエチレン―酢酸ビ
ニル共重合体も好適に使用しうるし、さらには、
炭素数3以上18以下のα―オレフインとエチレン
との共重合体も好ましく使用しうる。これらのエ
チレン―α―オレフイン共重合体のうち特にα―
オレフインとして、ブテン―1やメチル―1―ペ
ンテン、ヘキセン―1等が好ましく、とりわけ4
―メチル―1―ペンテンは透明性やヒートシール
性やホツトタツク性の点で好ましい。 これらの低密度ポリエチレンは通常の高圧法ラ
ジカル重合や中低圧重合法により容易に得られる
が、通常は高圧法ラジカル重合により得られる低
密度ポリエチレンで本発明の目的は十分達せられ
る。 本発明の高透明性強化フイルムは特性値を有す
る高密度ポリエチレンの強度と低密度ポリエチレ
ンの高透明性、低温ヒートシール性を有してお
り、内容物の透視が要求される重量物例えば米穀
類の包装に好適である。さらに該フイルムは三層
構造になつているためピンホールの発生が皆無に
等しく、水物類の包装にも好適に使用することが
できる。 次に本発明を実施例により詳細に説明するが、
本発明はこれにより何等限定を受けるものではな
い。 なお、各種物性値は以下の条件に準拠して実施
した。
【表】 実施例 1 実用新案公報昭48―14672号に示す構造の口径
100mmの三層インフレーシヨンダイスを装備した
多層インフレーシヨン装置を使用し、該ダイスの
中間層には口径40mmの押出機を通して図1曲線A
の分子量分布(6.7×102Å、2.9×104Åに主ピー
クがあり、低分子、高分子成分の割合はそれぞれ
55.5、44.5重量%)を有し、短鎖分岐度(CH3
1000C)は低分子、高分子ともほぼ均一で平均
3.1、密度0.953、MI0.05、MFR130のエチレン―
ブテンコポリマーを180℃の加熱溶融状態で12
Kg/時の速度で供給し、一方、内層と外層には口
径50mmの押出機を通して、密度0.924g/cm3
MI1.5の高圧法ラジカル重合で得た低密度ポリエ
チレンを180℃の加熱溶融状態でそれぞれの層に
3Kg/時の速度で供給した。 各層に供給した樹脂は該ダイスの内部で貼合
し、中間層がエチレン―ブテンコポリマー、内外
層が低密度ポリエチレンの三層サンドイツチ構造
の管状体で押出した。該管状体を冷却リングの風
量をコントロールしてダイス面より600mmの高さ
まで管状スリツト口径とほぼ等しい管状体に保つ
た(以下F.L.D.と略す)後、管状スリツト口径
の4倍に急激にブローアツプ(以後B.U.R.と略
す)し、ニツプロールで引取つて、折径630mm、
各層の厚みが内層0.01mm、中間層0.04mm、外層
0.01mmでなる三層サンドイツチ構造の透明で腰の
あるフイルムを得た。得られたフイルムのヘイ
ズ、エルメンドルフ引裂強度、ダート衝撃強度を
測定した結果をまとめて表1に示した。 実施例 2 実施例1で用いたエチレン―ブテンコポリマー
の代りに分子量分布は実施例1と同一であるが短
鎖分岐度(CH3/1000C)が、低分子量部分に属
する成分は0.3、高分子量部分に属する成分のそ
れは6.1で密度0.954g/cm3、MI=0.05、MFR=
130のエチレン―ブテンコポリマーを用いた以外
は実施例1を繰り返し、得られたフイルムの物性
を測定した。結果を表1に示す。 実施例 3 実施例1において用いた低密度ポリエチレンの
代りに密度が0.927、MI=2.1、酢酸ビニル含有量
が5重量%のエチレン―酢酸ビニル共重合体を用
いた以外は実施例1を繰り返し得られたフイルム
の物性を測定した。結果を表1に示す。 実施例 4 実施例1において用いた低密度ポリエチレンの
代りに密度が0.921、MI=1.9のエチレン―ブテン
コポリマーを用いた以外は実施例1をくり返し、
得られたフイルムの物性を測定した。結果を表1
に示す。 実施例 5 実施例1においてエチレン―ブテンコポリマー
の代りに図1のBに示すような分子量分布パター
ンを示す密度0.954、MI=0.05、MFR=120のエ
チレン―ブテンコポリマーを用いた以外は実施例
1を繰り返し得られたフイルムの物性を測定し
た。結果を表1に示す。 なお、フイルム化の際、実施例1に比べるとバ
ブルの安定性が若干悪く、加工はむづかしかつ
た。 比較例 1 実施例1において使用したエチレン―ブテンコ
ポリマーを用いて口径100mmのスパイラルダイス
を装備した口径50mmの押出機を用いて樹脂温度
180℃、F.L.D600mm、B.U.R4の条件で厚さ0.06mm
の単層インフレーシヨンフイルムを試作し不透明
で腰のあるフイルムが得られた。得られたフイル
ムの物性を表1に示す。 比較例 2 実施例1において使用した低密度ポリエチレン
を用いて比較例1の条件で単層インフレーシヨン
フイルムを試作し透明で柔軟なフイルムを得た。
得られたフイルムの物性を表1に示す。 比較例 3 実施例1において使用したエチレン―ブテンコ
ポリマーの代りに密度0.970、MI=0.15、MFR=
85の高密度エチレンホモポリマーを用いた以外は
実施例1を繰り返し、得られたフイルムの物性を
測定した。結果を表1に示す。 比較例 4 実施例1において、加工条件のうち、F.L.Dを
200mmに変更した以外は実施例1を繰り返し、得
られたフイルムの物性を測定した。結果を表1に
示す。 比較例 5 実施例1において使用したエチレン―ブテンコ
ポリマーの代りに低分子量部分のピーク位置7.0
×102Å、高分子量部分のピーク位置3.1×104
でその存在割合が低分子量側/高分子量側の重量
割合で70/30、−CH3/1000Cは低分子側、高分
子側ともに3.2の二様分布を示す密度0.956g/
cm3、MI=0.05、MFR=900のエチレン―ブテンコ
ポリマーを用いた以外は実施例1を繰り返した。
この場合、バブルの安定性が悪く良好なフイルム
は得られなかつた。 比較例 6 実施例1において使用したエチレン―ブテンコ
ポリマーの代りに低分子量部分のピーク位置6.6
×102Å、高分子量側のそれが2.0×104Åの存在
割合が低分子量側/高分子量側の重量割合で30/
70の二様分布を示す密度0.953g/cm3、MI=
0.035、MFR=89のエチレン―ブテンコポリマー
を用いた以外は実施例1を繰り返した。エチレン
―ブテンコポリマー側の吐出性が悪く、良好なフ
イルムは得られなかつた。
【表】 【図面の簡単な説明】
図1にはゲルパーミエーシヨンクロマトグラフ
イーによる分子量分布曲線を示す。横軸はポリス
チレン標準サンプルにより較正した鎖長(単位
Å)、縦軸は相対重量分率を示す。図1中曲線A
を二様分布と呼ぶ。曲線Bは二様分布でない例で
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 共押出管状ダイスから押出されてなる中間層
    として密度が0.940g/cm3以上0.965g/cm3以下、
    メルトインデツクス0.02g/10分以上0.15g/10
    分以下、ハイロードメルトインデツクス/メルト
    インデツクスの値が70以上250以下、又分子量分
    布が二様もしくは多様分布を示し、ゲルパーミエ
    ーシヨンクロマトグラフにより測定した鎖長が50
    〜6×103Åでかつ主ピーク鎖長が102〜1.5×103
    Åの低分子量部分に属する少なくとも1つの成分
    と、6×103〜105Åでかつ主ピーク鎖長が9×
    103〜6×104Åの高分子量部分に属する少なくと
    も1つの成分を有し、低分子量部分に属する成分
    の合計が全重合体中に占める割合が65〜35重量%
    である高密度のエチレン―α―オレフインコポリ
    マー、内外層が低密度のエチレン重合体または共
    重合体の三層サンドウイツチ構造の管状体を、該
    ダイスの管状スリツト口径の5〜13倍の高さまで
    該ダイスの管状スリツト口径とほぼ等しい管状体
    に保つた後、該ダイスの管状スリツト口径の3倍
    以上に急激にブローアツプしてフイルム化してな
    ることを特徴とする高透明性強化フイルム。 2 エチレン―α―オレフインコポリマーのα―
    オレフインが炭素数3以上12以下のα―オレフイ
    ンである特許請求の範囲第1項記載の高透明性強
    化フイルム。 3 エチレン―α―オレフインコポリマーのα―
    オレフインがブテン―1である特許請求の範囲第
    1項記載の高透明性強化フイルム。 4 低分子量部分に属する成分の短鎖分岐度
    (CH3/1000C)が1以下、高分子量部分に属す
    る成分のそれが3〜10である特許請求の範囲第1
    項記載の高透明性強化フイルム。 5 低密度のエチレン重合体または共重合体とし
    て、その密度が0.915g/cm3以上0.930g/cm3
    下、メルトインデツクス0.1g/10分以上8g/
    10分以下の特性値を有する重合体を用いる特許請
    求の範囲第1項記載の高透明性強化フイルム。 6 低密度のエチレン共重合体として炭素数3以
    上18以下のα―オレフインとエチレンとの共重合
    体を用いる特許請求の範囲第5項記載の高透明性
    強化フイルム。 7 低密度のエチレン共重合体として、酢酸ビニ
    ル含有量が15重量%以下のエチレン―酢酸ビニル
    共重合体を用いる特許請求の範囲第1項記載の高
    透明性強化フイルム。
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