JPS6243507B2 - - Google Patents
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- JPS6243507B2 JPS6243507B2 JP53137454A JP13745478A JPS6243507B2 JP S6243507 B2 JPS6243507 B2 JP S6243507B2 JP 53137454 A JP53137454 A JP 53137454A JP 13745478 A JP13745478 A JP 13745478A JP S6243507 B2 JPS6243507 B2 JP S6243507B2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01S—RADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
- G01S13/00—Systems using the reflection or reradiation of radio waves, e.g. radar systems; Analogous systems using reflection or reradiation of waves whose nature or wavelength is irrelevant or unspecified
- G01S13/02—Systems using reflection of radio waves, e.g. primary radar systems; Analogous systems
- G01S13/50—Systems of measurement based on relative movement of target
- G01S13/52—Discriminating between fixed and moving objects or between objects moving at different speeds
- G01S13/56—Discriminating between fixed and moving objects or between objects moving at different speeds for presence detection
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Radar, Positioning & Navigation (AREA)
- Remote Sensing (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
Description
本発明は、移動体、ことに連続して移動する移
動体を検知するドツプラー式の移動体検知装置に
関するものである。 従来、連続エネルギー波を送波器にて監視空間
に送出し、この監視空間の領域内の物体からの上
記連続エネルギー波の反射波を受波器にて受波
し、上記物体と送波器間の距離の変化すなわち物
体の移動によるドツプラー効果にて受波器の出力
信号にビートが生ずる。このビート信号を検波器
にて検波し、この検波出力のレベルが一定量以上
のとき表示し、移動体の存在を知ることは、米国
特許第2934756号公報(以下バグノー特許とい
う。)に示されている。このようなバグノー特許
においては、エネルギー波の伝播経路中での条件
の変動や監視空間内での動揺する物体により引き
起されるクラツタ雑音により誤報を生じたり、
S/N比の低下を生じた。 これに対し、米国特許第3432855号公報(以下
カルマス特許という。)においては連続して一方
向に移動する移動体は、送波信号の周波数の上又
は下のいづれか一方の側のドツプラー信号を生じ
させ、他方クラツタ雑音の周波数は送波信号の周
波数の上下にわたつて分布しているという現象に
着目し、第1図に示すクラツタ雑音により干渉を
防止した移動体表示装置が提示されている。この
カルマス特許においては送波信号発生器10の発
生信号を送波器2′を介して発射し、そして反射
された反射波を受波器3′にて受波し、受波信号
を一対のミキサ12,14に印加してドツプラ信
号Eとこのドツプラ信号Eより移相器16によつ
て90度位相のおくれたドツプラ信号E′とを夫々
抽出し、更に、ドツプラ信号E′を移相器19に
て90度遅れたドツプラ信号E″を得る。そして、
移動体30が送波器2′にて接近する時、ドツプ
ラ信号の周波数は送波器2′の発する送波周波数
より高いので、ドツプラ信号E,E″は互に同相
となり、相関器52は正極信号を生ずる。逆に、
移動体30が送波器2′より遠くなる時、ドツプ
ラ信号の周波数は送波周波数より低いので、ドツ
プラ信号E,E″は互に逆相となり、相関器52
は負極信号を生ずる。移動体30の存在する時、
この正極信号か負極信号のいずれか一方が存在し
ているので、この信号が積分器(抵抗60とコン
デンサ62よりなる。)にて積分され、積分器の
出力が増幅器64にて増幅された上、表示器66
が動作する。この積分器は、クラツタ雑音がある
時、これを抑制する機能をもつている。この抑制
効果の理由はカルマス特許において詳細に記載さ
れていないが、この抑制効果は、クラツタ雑音の
周波数は送波周波数の上下にわたつて分布してい
る以上、相関器52は正極信号と負極信号とをラ
ンダムに発生し、この正極信号と負極信号とが積
分器の出力を生じさせないことは明らかである。
このカルマス特許においては、方向感知能力を有
する移動体の検知装置を実現しており、これによ
りクラツタ雑音の影響を阻止する技術的思想を提
示した点は評価されるが、この装置においては、
移相器19の実現が困難である。即ち、人の移動
のように、この移動速度が低速から高速まで変化
する移動物では、その発生するドツプラ信号の周
波数は約オクターブの巾を有しており、この全て
の周波数を含んだドツプラ信号を丁度90度位相を
ずらすためには、移相器19は非常に広帯域とな
り、移相器19はコスト高になり、ドツプラ信号
E,E″とは同相或は逆相の関係は成立しない場
合が多く、検知感度が大巾に低下する。 一方、米国特許第3665443号公報(以下ガルビ
ン特許という。)においては、移動体のスペクト
ルは送波信号の周波数に対して非対称であるが雑
音のスペクトラムは送波信号の周波数に対して対
称である現象に着目し、これらの相異るスペクト
ラム特性を用いた装置が掲示されている。この装
置の特徴はカルマス特許に比べて、干渉現象の存
在する時、第1の信号と第2の信号とがともに与
えられる点に特徴を有し、ガルビン特許において
主張されているごとく、雑音検知技術が異る点に
進歩あると評価されている。ガルビン特許は発振
器1で発振した信号を送信超音波変換器2′にて
超音波として空中に発射し、反射波を受波超音波
変換器3′にて受波し、その受信信号を送波信号
の周波数より周波数の大きい上側帯波と送波信号
の周波数より周波数の小さい下側帯波とに側帯波
スプリツタ4にて逆極性に分離して抽出し、これ
ら両側帯波をフイルタ5a,5b、検波器6a,
6bを介して加算器7に入力して加算し、その加
算結果を積分回路8′にて積分し、その積分回路
8′の積分出力から限界回路9′にて一方の側帯波
エネルギーが他方のそれより大きい時を検出し、
警報表示器11′にて警報表示をし、上記両側帯
波がバランスしている場合は警報表示しない方式
である。 このガルビン特許においては、まず第一に、現
実に存在するアンバランスは雑音即ち第2図bに
示すような鍵束より発する超音波雑音には誤報を
生ずる欠点である。又、第2に、キツクバツク現
象と称する場合、警報を生じない。つまり、移動
体が存在するにも関らず検知できない現象の存す
ることも見逃すことはできない。これは第2図c
に示すように、送波信号の進行方向に対してほぼ
直角な壁面の直前で人のような移動体30が移動
する時、移動体30から直接反射するドツプラ信
号の周波数dと、壁面を介して移動体30に反
射するドツプラ信号の周波数′dとは、送波信
号の周波数0に対して上、下に存在し、かつ、
同時に上記両ドツプラ信号は発生して抽出される
ため、ガルビン特許では検出できない。この不都
合は、ガルビン特許においては、移動体の存在す
る時、スペクトル特性に基いて第1又は第2の信
号の何れかを与えると記載されているが、このこ
とが実質的に不可能となる場合である。更に、第
3にガルビン特許においては、雑音即ち干渉現象
存在下では第1の信号と第2の信号とが共に出て
いるため、このような条件下で移動体が存在して
も、第1の信号と第2の信号が共に発生して移動
体を検出できない場合がある。以上の3つの例で
起る現象は、全てガルビン特許の当然の帰結であ
り、侵入者検出器としては欠陥と言える。第2図
b中X曲線はガルビン特許で期待される雑音を示
し、Y曲線はベル音による雑音のスペクトルを示
す。 本発明は上述の欠点を除去するものであつて、
1対のドツプラ信号(ベクトル信号)を基本にし
て受波ベクトルの象限を抽出し、かつ象限の転移
を追跡することにより、ベクトルの回転の方向と
その期間を連続的に得ることができ、スペクトル
特性に基く周波数分析を行なう必要もなく、又電
気機械的相関器を使う必要もなく、移動体の存在
を検出することができ、干渉現象存在時にも検知
能力の低下を極端に低減し得、雑音、干渉現象等
による誤動作しない安価で、かつ確実なドツプラ
式の移動体検知装置を提供することを目的とす
る。 以下本発明を実施例図によつて説明する。発振
器1は超音波の周波数に対応する周波数の発振周
波数を持つもので、その出力信号を例えば圧電気
結晶片に一対の電極を装着した送波変換器2に供
給し、送波変換器2より超音波を空間中に発射す
る。受波変換器3は、例えば圧電気結晶片に一対
の電極を装着したもので、前記送波変換器2とと
もに監視領域に設置され、送波変換器2から送波
信号が超音波として送波されると空間中に存在す
る物体にて生じる反射波を受波して電気変換し、
受波信号を出力する。移相器13は送波信号E′4
の位相を移相して信号E4を作る。ミキサ15,
17は、受波信号と前記信号E4,E′4とを夫々混
合、検波するとともに増幅器18,18aにより
夫々増幅して1対のドツプラ信号E及びE′を抽
出する。夫々2進数変換器21,22はドツプラ
信号E及びE′を2進数X,Yに変換する。この
1対のデイジタル信号は、受波信号を、送波信号
E4又はE′4を基準ベクトルとして、ベクトル表示
する時、この受波信号ベクトルEinの存在する象
限情報を貯えている。レベル検出回路23,24
は前記ベクトルEinの存、否をベクトル信号のレ
ベルが一定レベル以上あるか否かで検出するため
のもので、両検出回路23,24の出力はオア回
路25に入力する。オア回路25はレベル検出回
路23,24のいずれかに検出信号があれば信号
を発生してベクトルの存在を意味する信号を出力
する。象限信号発生回路26は前記2進数(デイ
ジタル)信号X,Yの組合せにより、ベクトル
Einの存在する象限に、1対1で対応した象限信
号,,,を発生させるための回路であ
る。象限転移方向検出回路27はベクトルがいず
れの方向に転移してゆくかを判別するために、あ
る時刻の象限信号がいずれの象限から転移してき
たかを判別して転移の方向に応じて正極、負極い
ずれかの信号を1個発生し、かつこの象限信号が
他の象限へ転移するか或は消滅する迄この1個の
正又は負極信号を維持する。積分回路8は象限転
移方向検出回路27の出力を積分するためのもの
で、その積分出力を予め定めた限界レベルを有す
る閾値回路9にて検出し、閾値回路9は検出信号
にて表示器駆動回路28を駆動し、移動体の存在
を表示する。尚超音波でなくマイクロ波でもよ
い。 次に第4図に示す具体回路により、更に詳細に
説明する。今、水晶発振子XLを用いた発振器1
にて発生した発振信号が送波変換器2から超音波
エネルギーとして空間に発射されると、空間中の
物体に超音波が反射され、この反射波は受波変換
器3にて受波され電気信号に受波信号として変換
される。この受波信号は夫々第1のミキサ15、
第2のミキサ17に入力する。一方発振器1の発
振信号はコンデンサC1、抵抗R1、オプアンプOP0
等からなる移相器13にて位相を90゜移相された
信号となつてミキサ15に入力し、前記受波信号
とで混合検波されるとともに増幅器18で増幅さ
れドツプラ信号Eとなる。また発振器1の発振信
号はミキサ17に入力して受波信号とで混合検波
されるとともに増幅器18aで増幅されドツプラ
信号E′となる。これらの一対のドツプラ信号E
とE′は前述のカルマス特許等に詳述されている
が、第5図にて簡単に説明する。ミキサ17への
発振器1からの入力信号をE′4、受波信号に含ま
れるドツプラ成分をEinとし、ミキサ15への移
相器13からの入力信号をE4としてベクトル表
示<第5図イ>すると、図示するようにドツプラ
信号E,E′と受波ベクトルEinの間に基準ベクト
ルE4とEinとの位相角をθとすると次の関係があ
る。 E=|Ein|cosθ,<第5図ロ> E′=|Ein|sinθ<第5図ハ> カルマス特許はこのEとE′との位相関係が単
一の上側帯波の存在する時と、単一の下側帯波の
存在する時とで差があることを重視した。つま
り、ドツプラ信号Eはドツプラ信号E′に対して
近づく物体では90゜の進み(破線)であるに対
し、遠ざかる物体では90゜の遅れ(実線)とな
る。しかし、たとえば人のような移動体の移動時
には身体の各部分は異るスピードを持ち、その結
果、受波ベクトルEinは第6図Aの○イに示すよう
にこれ等の全ての信号情報を有する合成ベクトル
であり、ドツプラ信号E,E′の波形は、特別の
場合を除き第5図に示すような、単一の正弦波信
号とはならず第6図Aに示すような、歪んだ波形
となる。 しかし、このドツプラ信号EとE′とは受波ベ
クトルEinがいかに多くの成分より合成された結
果であつても、上式の関係、つまり基準ベクトル
E4の先端を原点とする直交座標面上の1点Pを
示しているものである。言いかえると受波ベクト
ルEinの回転ベクトルは第6図Aの○ロ,○ハに夫々
示すE,E′波形より、時刻t1におけるE(t1),
E′(t1)の値をE―E′直交座標面上にプロツトす
ればよい。結局ドツプラ信号EとE′とを組み合
わせることによりたとえ受波ベクトルEinが多く
の周波数成分を含んでいてもEinベクトルを正し
く再現できるのである。このようにして得たドツ
プラ信号E,E′は多くの場合、多数の周波数を
含むためこれ全体を90゜移相するというカルマス
特許は採用できない。又スペクトル的に分離し
て、この受波信号を構成する上、下側帯波の夫々
のエネルギーレベルを厳密に抽出する方法換言す
れば、第6図Aに示すベクトルを分解し、相異る
角速度を有する構成ベクトル毎に分離する方法は
複雑で、込み入つた回路が必要であるし、既に述
べたような欠点をも同時に有している。又、単に
ドツプラ信号EとE′との位相関係が、90゜の進
みか遅れかという判定方法では第6図Aのような
歪み波形の解析はとうていなしえないものであ
る。そこで本発明ではEinベクトルの存在する象
限とその転移方向に着目する。第6図Aでは、ベ
クトルの頂点Eは、同図Aの○イで示すように→
→→(→→)→と転移している。こ
の過程は、(→→)でくくつた経過を除く
と、全て、反時計方向に転移している事が明らか
である。この時同一象限内での微細な変化は多く
あるが象限信号には、影響を与えていない。この
ことはベクトル自体は全体として左まわりに回転
してゆくものであることがよく判る。この考え方
は象限の転移という立場からベクトル回転を検出
しようとするものであり象限の転移信号により移
動体を検出しようとするものである。 ミキサ15,17と、増幅器18,18aによ
り得たドツプラ信号E,E′信号を2進数変換器
21,22によりデイジタル信号(X,Y)に変
換する。このX,Y信号はドツプラ信号E,
E′のもつレベル情報を消去し、単に直交座標軸
E―E′に対してベクトル頂点が上、下又は左、
右の何れに存在するかという情報のみを残したも
のである。更に、この(X,Y)信号を組み合わ
せて、この組み合わせに対応する4個の象限信号
,,,を象限信号発生回路26により次
表の如く発生する。
動体を検知するドツプラー式の移動体検知装置に
関するものである。 従来、連続エネルギー波を送波器にて監視空間
に送出し、この監視空間の領域内の物体からの上
記連続エネルギー波の反射波を受波器にて受波
し、上記物体と送波器間の距離の変化すなわち物
体の移動によるドツプラー効果にて受波器の出力
信号にビートが生ずる。このビート信号を検波器
にて検波し、この検波出力のレベルが一定量以上
のとき表示し、移動体の存在を知ることは、米国
特許第2934756号公報(以下バグノー特許とい
う。)に示されている。このようなバグノー特許
においては、エネルギー波の伝播経路中での条件
の変動や監視空間内での動揺する物体により引き
起されるクラツタ雑音により誤報を生じたり、
S/N比の低下を生じた。 これに対し、米国特許第3432855号公報(以下
カルマス特許という。)においては連続して一方
向に移動する移動体は、送波信号の周波数の上又
は下のいづれか一方の側のドツプラー信号を生じ
させ、他方クラツタ雑音の周波数は送波信号の周
波数の上下にわたつて分布しているという現象に
着目し、第1図に示すクラツタ雑音により干渉を
防止した移動体表示装置が提示されている。この
カルマス特許においては送波信号発生器10の発
生信号を送波器2′を介して発射し、そして反射
された反射波を受波器3′にて受波し、受波信号
を一対のミキサ12,14に印加してドツプラ信
号Eとこのドツプラ信号Eより移相器16によつ
て90度位相のおくれたドツプラ信号E′とを夫々
抽出し、更に、ドツプラ信号E′を移相器19に
て90度遅れたドツプラ信号E″を得る。そして、
移動体30が送波器2′にて接近する時、ドツプ
ラ信号の周波数は送波器2′の発する送波周波数
より高いので、ドツプラ信号E,E″は互に同相
となり、相関器52は正極信号を生ずる。逆に、
移動体30が送波器2′より遠くなる時、ドツプ
ラ信号の周波数は送波周波数より低いので、ドツ
プラ信号E,E″は互に逆相となり、相関器52
は負極信号を生ずる。移動体30の存在する時、
この正極信号か負極信号のいずれか一方が存在し
ているので、この信号が積分器(抵抗60とコン
デンサ62よりなる。)にて積分され、積分器の
出力が増幅器64にて増幅された上、表示器66
が動作する。この積分器は、クラツタ雑音がある
時、これを抑制する機能をもつている。この抑制
効果の理由はカルマス特許において詳細に記載さ
れていないが、この抑制効果は、クラツタ雑音の
周波数は送波周波数の上下にわたつて分布してい
る以上、相関器52は正極信号と負極信号とをラ
ンダムに発生し、この正極信号と負極信号とが積
分器の出力を生じさせないことは明らかである。
このカルマス特許においては、方向感知能力を有
する移動体の検知装置を実現しており、これによ
りクラツタ雑音の影響を阻止する技術的思想を提
示した点は評価されるが、この装置においては、
移相器19の実現が困難である。即ち、人の移動
のように、この移動速度が低速から高速まで変化
する移動物では、その発生するドツプラ信号の周
波数は約オクターブの巾を有しており、この全て
の周波数を含んだドツプラ信号を丁度90度位相を
ずらすためには、移相器19は非常に広帯域とな
り、移相器19はコスト高になり、ドツプラ信号
E,E″とは同相或は逆相の関係は成立しない場
合が多く、検知感度が大巾に低下する。 一方、米国特許第3665443号公報(以下ガルビ
ン特許という。)においては、移動体のスペクト
ルは送波信号の周波数に対して非対称であるが雑
音のスペクトラムは送波信号の周波数に対して対
称である現象に着目し、これらの相異るスペクト
ラム特性を用いた装置が掲示されている。この装
置の特徴はカルマス特許に比べて、干渉現象の存
在する時、第1の信号と第2の信号とがともに与
えられる点に特徴を有し、ガルビン特許において
主張されているごとく、雑音検知技術が異る点に
進歩あると評価されている。ガルビン特許は発振
器1で発振した信号を送信超音波変換器2′にて
超音波として空中に発射し、反射波を受波超音波
変換器3′にて受波し、その受信信号を送波信号
の周波数より周波数の大きい上側帯波と送波信号
の周波数より周波数の小さい下側帯波とに側帯波
スプリツタ4にて逆極性に分離して抽出し、これ
ら両側帯波をフイルタ5a,5b、検波器6a,
6bを介して加算器7に入力して加算し、その加
算結果を積分回路8′にて積分し、その積分回路
8′の積分出力から限界回路9′にて一方の側帯波
エネルギーが他方のそれより大きい時を検出し、
警報表示器11′にて警報表示をし、上記両側帯
波がバランスしている場合は警報表示しない方式
である。 このガルビン特許においては、まず第一に、現
実に存在するアンバランスは雑音即ち第2図bに
示すような鍵束より発する超音波雑音には誤報を
生ずる欠点である。又、第2に、キツクバツク現
象と称する場合、警報を生じない。つまり、移動
体が存在するにも関らず検知できない現象の存す
ることも見逃すことはできない。これは第2図c
に示すように、送波信号の進行方向に対してほぼ
直角な壁面の直前で人のような移動体30が移動
する時、移動体30から直接反射するドツプラ信
号の周波数dと、壁面を介して移動体30に反
射するドツプラ信号の周波数′dとは、送波信
号の周波数0に対して上、下に存在し、かつ、
同時に上記両ドツプラ信号は発生して抽出される
ため、ガルビン特許では検出できない。この不都
合は、ガルビン特許においては、移動体の存在す
る時、スペクトル特性に基いて第1又は第2の信
号の何れかを与えると記載されているが、このこ
とが実質的に不可能となる場合である。更に、第
3にガルビン特許においては、雑音即ち干渉現象
存在下では第1の信号と第2の信号とが共に出て
いるため、このような条件下で移動体が存在して
も、第1の信号と第2の信号が共に発生して移動
体を検出できない場合がある。以上の3つの例で
起る現象は、全てガルビン特許の当然の帰結であ
り、侵入者検出器としては欠陥と言える。第2図
b中X曲線はガルビン特許で期待される雑音を示
し、Y曲線はベル音による雑音のスペクトルを示
す。 本発明は上述の欠点を除去するものであつて、
1対のドツプラ信号(ベクトル信号)を基本にし
て受波ベクトルの象限を抽出し、かつ象限の転移
を追跡することにより、ベクトルの回転の方向と
その期間を連続的に得ることができ、スペクトル
特性に基く周波数分析を行なう必要もなく、又電
気機械的相関器を使う必要もなく、移動体の存在
を検出することができ、干渉現象存在時にも検知
能力の低下を極端に低減し得、雑音、干渉現象等
による誤動作しない安価で、かつ確実なドツプラ
式の移動体検知装置を提供することを目的とす
る。 以下本発明を実施例図によつて説明する。発振
器1は超音波の周波数に対応する周波数の発振周
波数を持つもので、その出力信号を例えば圧電気
結晶片に一対の電極を装着した送波変換器2に供
給し、送波変換器2より超音波を空間中に発射す
る。受波変換器3は、例えば圧電気結晶片に一対
の電極を装着したもので、前記送波変換器2とと
もに監視領域に設置され、送波変換器2から送波
信号が超音波として送波されると空間中に存在す
る物体にて生じる反射波を受波して電気変換し、
受波信号を出力する。移相器13は送波信号E′4
の位相を移相して信号E4を作る。ミキサ15,
17は、受波信号と前記信号E4,E′4とを夫々混
合、検波するとともに増幅器18,18aにより
夫々増幅して1対のドツプラ信号E及びE′を抽
出する。夫々2進数変換器21,22はドツプラ
信号E及びE′を2進数X,Yに変換する。この
1対のデイジタル信号は、受波信号を、送波信号
E4又はE′4を基準ベクトルとして、ベクトル表示
する時、この受波信号ベクトルEinの存在する象
限情報を貯えている。レベル検出回路23,24
は前記ベクトルEinの存、否をベクトル信号のレ
ベルが一定レベル以上あるか否かで検出するため
のもので、両検出回路23,24の出力はオア回
路25に入力する。オア回路25はレベル検出回
路23,24のいずれかに検出信号があれば信号
を発生してベクトルの存在を意味する信号を出力
する。象限信号発生回路26は前記2進数(デイ
ジタル)信号X,Yの組合せにより、ベクトル
Einの存在する象限に、1対1で対応した象限信
号,,,を発生させるための回路であ
る。象限転移方向検出回路27はベクトルがいず
れの方向に転移してゆくかを判別するために、あ
る時刻の象限信号がいずれの象限から転移してき
たかを判別して転移の方向に応じて正極、負極い
ずれかの信号を1個発生し、かつこの象限信号が
他の象限へ転移するか或は消滅する迄この1個の
正又は負極信号を維持する。積分回路8は象限転
移方向検出回路27の出力を積分するためのもの
で、その積分出力を予め定めた限界レベルを有す
る閾値回路9にて検出し、閾値回路9は検出信号
にて表示器駆動回路28を駆動し、移動体の存在
を表示する。尚超音波でなくマイクロ波でもよ
い。 次に第4図に示す具体回路により、更に詳細に
説明する。今、水晶発振子XLを用いた発振器1
にて発生した発振信号が送波変換器2から超音波
エネルギーとして空間に発射されると、空間中の
物体に超音波が反射され、この反射波は受波変換
器3にて受波され電気信号に受波信号として変換
される。この受波信号は夫々第1のミキサ15、
第2のミキサ17に入力する。一方発振器1の発
振信号はコンデンサC1、抵抗R1、オプアンプOP0
等からなる移相器13にて位相を90゜移相された
信号となつてミキサ15に入力し、前記受波信号
とで混合検波されるとともに増幅器18で増幅さ
れドツプラ信号Eとなる。また発振器1の発振信
号はミキサ17に入力して受波信号とで混合検波
されるとともに増幅器18aで増幅されドツプラ
信号E′となる。これらの一対のドツプラ信号E
とE′は前述のカルマス特許等に詳述されている
が、第5図にて簡単に説明する。ミキサ17への
発振器1からの入力信号をE′4、受波信号に含ま
れるドツプラ成分をEinとし、ミキサ15への移
相器13からの入力信号をE4としてベクトル表
示<第5図イ>すると、図示するようにドツプラ
信号E,E′と受波ベクトルEinの間に基準ベクト
ルE4とEinとの位相角をθとすると次の関係があ
る。 E=|Ein|cosθ,<第5図ロ> E′=|Ein|sinθ<第5図ハ> カルマス特許はこのEとE′との位相関係が単
一の上側帯波の存在する時と、単一の下側帯波の
存在する時とで差があることを重視した。つま
り、ドツプラ信号Eはドツプラ信号E′に対して
近づく物体では90゜の進み(破線)であるに対
し、遠ざかる物体では90゜の遅れ(実線)とな
る。しかし、たとえば人のような移動体の移動時
には身体の各部分は異るスピードを持ち、その結
果、受波ベクトルEinは第6図Aの○イに示すよう
にこれ等の全ての信号情報を有する合成ベクトル
であり、ドツプラ信号E,E′の波形は、特別の
場合を除き第5図に示すような、単一の正弦波信
号とはならず第6図Aに示すような、歪んだ波形
となる。 しかし、このドツプラ信号EとE′とは受波ベ
クトルEinがいかに多くの成分より合成された結
果であつても、上式の関係、つまり基準ベクトル
E4の先端を原点とする直交座標面上の1点Pを
示しているものである。言いかえると受波ベクト
ルEinの回転ベクトルは第6図Aの○ロ,○ハに夫々
示すE,E′波形より、時刻t1におけるE(t1),
E′(t1)の値をE―E′直交座標面上にプロツトす
ればよい。結局ドツプラ信号EとE′とを組み合
わせることによりたとえ受波ベクトルEinが多く
の周波数成分を含んでいてもEinベクトルを正し
く再現できるのである。このようにして得たドツ
プラ信号E,E′は多くの場合、多数の周波数を
含むためこれ全体を90゜移相するというカルマス
特許は採用できない。又スペクトル的に分離し
て、この受波信号を構成する上、下側帯波の夫々
のエネルギーレベルを厳密に抽出する方法換言す
れば、第6図Aに示すベクトルを分解し、相異る
角速度を有する構成ベクトル毎に分離する方法は
複雑で、込み入つた回路が必要であるし、既に述
べたような欠点をも同時に有している。又、単に
ドツプラ信号EとE′との位相関係が、90゜の進
みか遅れかという判定方法では第6図Aのような
歪み波形の解析はとうていなしえないものであ
る。そこで本発明ではEinベクトルの存在する象
限とその転移方向に着目する。第6図Aでは、ベ
クトルの頂点Eは、同図Aの○イで示すように→
→→(→→)→と転移している。こ
の過程は、(→→)でくくつた経過を除く
と、全て、反時計方向に転移している事が明らか
である。この時同一象限内での微細な変化は多く
あるが象限信号には、影響を与えていない。この
ことはベクトル自体は全体として左まわりに回転
してゆくものであることがよく判る。この考え方
は象限の転移という立場からベクトル回転を検出
しようとするものであり象限の転移信号により移
動体を検出しようとするものである。 ミキサ15,17と、増幅器18,18aによ
り得たドツプラ信号E,E′信号を2進数変換器
21,22によりデイジタル信号(X,Y)に変
換する。このX,Y信号はドツプラ信号E,
E′のもつレベル情報を消去し、単に直交座標軸
E―E′に対してベクトル頂点が上、下又は左、
右の何れに存在するかという情報のみを残したも
のである。更に、この(X,Y)信号を組み合わ
せて、この組み合わせに対応する4個の象限信号
,,,を象限信号発生回路26により次
表の如く発生する。
【表】
この回路は通常デコーダと呼ぶ極めてありふれ
た回路により直ちに得られる。又回路の都合上0
信号が象限信号を示し、1信号は、その象限に信
号がないことを示す。但しX,Yがいかなる値で
あつてもベクトルが1定レベル以下になるとき、
ベクトルは原点に戻つており、象限信号という定
義が成立しないので、レベル検出回路23,24
により、ドツプラ信号E,E′の振幅を検出し、
いずれかの一方のドツプラ信号が一定レベル以上
あると、オア回路は出力を発生して象限信号,
,,を発する。このレベルチエツクは実質
上はドツプラ信号E又はE′のみの信号いずれか
1個でもよいし、厳密には原点よりの距離一定の
範囲ということで√||2+||2又はその
関数を調べても差し支えない。 さてこのようにして2進信号X,Yの組合せか
らドツプラ信号より得られるベクトルの頂点の存
在する象限信号,,,が得られることに
なる。次に、この象限信号の転移方向を調べるた
めの象限転移方向検出回路27にこの象限信号を
印加する。象限転移方向検出回路27は、刻々転
移する象限信号を一時記憶し、新しい象限に転移
した時、この記憶を調べて転移方向を知ろうとす
るもので、記憶回路部の2つのR―Sフリツプフ
ロツプFF1,FF2と、8個のゲートG1〜G8及び8
個の逆流阻止用のダイオードD1〜D8により構成
されている。さて動作を説明するために、第6図
BのE,E′信号が得られる場合について述べ
る。ドツプラ信号E,E′を2進変換した信号
X,Yはドツプラ信号E,E′と同じ軸上に第6
図Bのイ,ロのように示す。さて2進信号(X,
Y)が(1,1)のとき第象限の信号が第6図
Bのハのように象限信号発生回路26より出力す
る。また同様に2進信号(X,Y)が(0,1)
では第象限の信号が2進信号(X,Y)が
(0,0)では第象限の信号が、更に2進信号
(X,Y)が(1,0)では第象限の信号が第
6図Bのニ,ホ,ヘのように夫々ベクトル象限信
号発生回路26より出力される。フリツプフロツ
プFF1は上記象限信号と、象限信号とによつ
て反転せられて出力p,qを第6図Bのト,チの
様に発生する。第4図回路より明らかなように象
限信号発生時より、象限信号発生迄はp=
1,q=0で、象限信号,ではフリツプフロ
ツプFF1は動作しない。逆に象限信号発生時か
ら象限信号発生迄はp=0,q=1となる。同
様にフリツプフロツプFF2は象限信号と、と
により動作させられ、象限信号発生時から象限
信号の発生迄の期間は第6図Bのリ,ヌに示す
出力r,sをr=1,s=0とし、逆に象限信号
発生時から象限信号の発生迄はr=0,s=
1とし、かつ象限信号とではフリツプフロツ
プFF2は動作しない。以上の動作を表にまとめる
と下表のようになる。
た回路により直ちに得られる。又回路の都合上0
信号が象限信号を示し、1信号は、その象限に信
号がないことを示す。但しX,Yがいかなる値で
あつてもベクトルが1定レベル以下になるとき、
ベクトルは原点に戻つており、象限信号という定
義が成立しないので、レベル検出回路23,24
により、ドツプラ信号E,E′の振幅を検出し、
いずれかの一方のドツプラ信号が一定レベル以上
あると、オア回路は出力を発生して象限信号,
,,を発する。このレベルチエツクは実質
上はドツプラ信号E又はE′のみの信号いずれか
1個でもよいし、厳密には原点よりの距離一定の
範囲ということで√||2+||2又はその
関数を調べても差し支えない。 さてこのようにして2進信号X,Yの組合せか
らドツプラ信号より得られるベクトルの頂点の存
在する象限信号,,,が得られることに
なる。次に、この象限信号の転移方向を調べるた
めの象限転移方向検出回路27にこの象限信号を
印加する。象限転移方向検出回路27は、刻々転
移する象限信号を一時記憶し、新しい象限に転移
した時、この記憶を調べて転移方向を知ろうとす
るもので、記憶回路部の2つのR―Sフリツプフ
ロツプFF1,FF2と、8個のゲートG1〜G8及び8
個の逆流阻止用のダイオードD1〜D8により構成
されている。さて動作を説明するために、第6図
BのE,E′信号が得られる場合について述べ
る。ドツプラ信号E,E′を2進変換した信号
X,Yはドツプラ信号E,E′と同じ軸上に第6
図Bのイ,ロのように示す。さて2進信号(X,
Y)が(1,1)のとき第象限の信号が第6図
Bのハのように象限信号発生回路26より出力す
る。また同様に2進信号(X,Y)が(0,1)
では第象限の信号が2進信号(X,Y)が
(0,0)では第象限の信号が、更に2進信号
(X,Y)が(1,0)では第象限の信号が第
6図Bのニ,ホ,ヘのように夫々ベクトル象限信
号発生回路26より出力される。フリツプフロツ
プFF1は上記象限信号と、象限信号とによつ
て反転せられて出力p,qを第6図Bのト,チの
様に発生する。第4図回路より明らかなように象
限信号発生時より、象限信号発生迄はp=
1,q=0で、象限信号,ではフリツプフロ
ツプFF1は動作しない。逆に象限信号発生時か
ら象限信号発生迄はp=0,q=1となる。同
様にフリツプフロツプFF2は象限信号と、と
により動作させられ、象限信号発生時から象限
信号の発生迄の期間は第6図Bのリ,ヌに示す
出力r,sをr=1,s=0とし、逆に象限信号
発生時から象限信号の発生迄はr=0,s=
1とし、かつ象限信号とではフリツプフロツ
プFF2は動作しない。以上の動作を表にまとめる
と下表のようになる。
【表】
次にこのようにして得られた信号p,q,r,
sと、各象限信号,,,とを夫々組合せ
てアンドゲートをとるのである。即ち、象限信号
は信号rとのアンドゲートG1で、また信号s
とのアンドゲートG2で構成する。夫々のゲート
G1,G2は共に(0,0)の入力条件で出力を発
生し、ゲートG1は第6図Bのルのように正極の
出力を、ゲートG2は第6図Bのオのように負極
の出力を発生するようになつている。このように
すれば、象限信号が第象限より転移した時に
はフリツプフロツプFF2の出力r,sはr=0,
s=1であり、ゲートG1に出力が発生し、また
第象限より転移した時にはフリツプフロツプ
FF2出力r,sはr=1,s=1であり、ゲート
G2に負出力が発生する。つまりベクトル信号が
反時計方向に転移する時に正極の信号が、時計方
向に転移する時に負の出力が得られることにな
る。象限信号に対してはゲートG3,G4が夫々
作動し、象限信号に対してはゲートG5,G6が
夫々作動し、象限信号に対してはゲートG7,
G8が夫々作動し、上述と同様な動作によつて
夫々出力が得られる。第6図Bのワ,カ,ヨ,
タ,レ,ソは夫々ゲートG3,G4,G5,G6,G7,
G8の出力を示す。 かくして、象限→→→→→→→
→…のベクトル移動に対して最初の象限信号
はそれ以前が不明であるからゲートG1〜G8の
出力は不明だが、フリツプフロツプFF1はp=
1,q=0を記憶し、次の象限信号の発生時に
ゲートG3には正極の出力が発生し、フリツプフ
ロツプFF2の出力r,sはr=1,s=0とな
る。次の象限信号発生時はゲートG5に正極の
出力が発生し、フリツプフロツプFF1の出力はp
=0,r=1となる。次の象限信号発生時には
ゲートG4に負極の出力が発生し、フリツプフロ
ツプFF2の出力r,sはかわらない。次の象限信
号発生時にはまたゲートG5に正極の出力が発
生し、フリツプフロツプFF1の出力はp=0,r
=1で変化しない。以下各象限信号,,,
に対しゲートG7,G1,G3,G5と順次正極の出
力が発生し各フリツプフロツプFF1,FF2の出力
p,q,r,sは図に示すようになつており、積
分回路8への入力信号Zは第6図Bのツに示すよ
うになつている。このベクトル信号は第7図に示
すようにドツプラ信号E,E′より導かれて回転
しており、このことからもベクトルの転移方向が
正しく検出されていることが判る。尚ダイオード
D1〜D8は逆流限止用に挿入したもので夫々図の
ような方向に配置して混乱を防止している。以上
説明したゲートG1〜G8のアンド回路及びダイオ
ードD1〜D5による論理回路は別の手段によつて
同一の機能をもたせることもできる。さて上述の
動作を要約すると、各象限信号,,,に
よりトリガされるフリツプフロツプFF1,FF2の
出力p,q,r,sをトリガするのと同じ象限信
号により、いずれか1個指定して取出すことによ
り、象限の転移方向を知ろうとするものである。
さてフリツプフロツプFF1の出力pとq、フリツ
プフロツプFF2の出力rとsは夫々次のように意
味づけられている。第象限の信号発生後、第
象限の信号迄の期間p=1,q=0、第象限の
信号発生後、第象限の信号発生迄の期間p=
0,q=1、第象限の信号発生後、第象限の
信号迄の期間r=1,s=0、第象限の信号発
生後、第象限の信号迄の期間r=0,s=1 そこで、第4図のゲートG1〜G8及びダイオー
ドD1〜D8の代りに第9図のように電子スイツチ
SWを用いる。この電子スイツチSWは4個の入
力端子を有し、夫々フリツプフロツプFF1,FF2
の出力p,q,r,sの信号を印加する。また出
力Zにはコントロール信号として印加する象限信
号により指定される1個の入力信号が出力され
る。象限信号と入出力信号との関係は下表の通
り。この表より次のことが云える。例えば象限信
号つまりベクトルが第1象限にくると電子スイ
ツチSWはsを選択する。この信号sはベクトル
が第象限より転移してきた時はの信号、第
象限より転移してきた時は0の信号を出力する。
これは上に述べた通りである。同様にして象限信
号が発生する時電子スイツチSWは信号pを出
力し信号pは第象限より転移してきた時は1、
第象限より転移してくる場合は0信号を出力す
る。象限信号,についても同じようにその象
限信号の発生する以前の経過即ちベクトルの転移
方向により、左廻りの時は1の信号、右廻りの時
は0の信号が入力r,qより与えられるようにな
つている。この場合、入力pとも、rとsを入れ
かえると0と1とが逆になるだけで使用可能とな
つている。これは要するにベクトルの象限の転移
方向に従つて1又は0の信号が発せられるように
したものである。
sと、各象限信号,,,とを夫々組合せ
てアンドゲートをとるのである。即ち、象限信号
は信号rとのアンドゲートG1で、また信号s
とのアンドゲートG2で構成する。夫々のゲート
G1,G2は共に(0,0)の入力条件で出力を発
生し、ゲートG1は第6図Bのルのように正極の
出力を、ゲートG2は第6図Bのオのように負極
の出力を発生するようになつている。このように
すれば、象限信号が第象限より転移した時に
はフリツプフロツプFF2の出力r,sはr=0,
s=1であり、ゲートG1に出力が発生し、また
第象限より転移した時にはフリツプフロツプ
FF2出力r,sはr=1,s=1であり、ゲート
G2に負出力が発生する。つまりベクトル信号が
反時計方向に転移する時に正極の信号が、時計方
向に転移する時に負の出力が得られることにな
る。象限信号に対してはゲートG3,G4が夫々
作動し、象限信号に対してはゲートG5,G6が
夫々作動し、象限信号に対してはゲートG7,
G8が夫々作動し、上述と同様な動作によつて
夫々出力が得られる。第6図Bのワ,カ,ヨ,
タ,レ,ソは夫々ゲートG3,G4,G5,G6,G7,
G8の出力を示す。 かくして、象限→→→→→→→
→…のベクトル移動に対して最初の象限信号
はそれ以前が不明であるからゲートG1〜G8の
出力は不明だが、フリツプフロツプFF1はp=
1,q=0を記憶し、次の象限信号の発生時に
ゲートG3には正極の出力が発生し、フリツプフ
ロツプFF2の出力r,sはr=1,s=0とな
る。次の象限信号発生時はゲートG5に正極の
出力が発生し、フリツプフロツプFF1の出力はp
=0,r=1となる。次の象限信号発生時には
ゲートG4に負極の出力が発生し、フリツプフロ
ツプFF2の出力r,sはかわらない。次の象限信
号発生時にはまたゲートG5に正極の出力が発
生し、フリツプフロツプFF1の出力はp=0,r
=1で変化しない。以下各象限信号,,,
に対しゲートG7,G1,G3,G5と順次正極の出
力が発生し各フリツプフロツプFF1,FF2の出力
p,q,r,sは図に示すようになつており、積
分回路8への入力信号Zは第6図Bのツに示すよ
うになつている。このベクトル信号は第7図に示
すようにドツプラ信号E,E′より導かれて回転
しており、このことからもベクトルの転移方向が
正しく検出されていることが判る。尚ダイオード
D1〜D8は逆流限止用に挿入したもので夫々図の
ような方向に配置して混乱を防止している。以上
説明したゲートG1〜G8のアンド回路及びダイオ
ードD1〜D5による論理回路は別の手段によつて
同一の機能をもたせることもできる。さて上述の
動作を要約すると、各象限信号,,,に
よりトリガされるフリツプフロツプFF1,FF2の
出力p,q,r,sをトリガするのと同じ象限信
号により、いずれか1個指定して取出すことによ
り、象限の転移方向を知ろうとするものである。
さてフリツプフロツプFF1の出力pとq、フリツ
プフロツプFF2の出力rとsは夫々次のように意
味づけられている。第象限の信号発生後、第
象限の信号迄の期間p=1,q=0、第象限の
信号発生後、第象限の信号発生迄の期間p=
0,q=1、第象限の信号発生後、第象限の
信号迄の期間r=1,s=0、第象限の信号発
生後、第象限の信号迄の期間r=0,s=1 そこで、第4図のゲートG1〜G8及びダイオー
ドD1〜D8の代りに第9図のように電子スイツチ
SWを用いる。この電子スイツチSWは4個の入
力端子を有し、夫々フリツプフロツプFF1,FF2
の出力p,q,r,sの信号を印加する。また出
力Zにはコントロール信号として印加する象限信
号により指定される1個の入力信号が出力され
る。象限信号と入出力信号との関係は下表の通
り。この表より次のことが云える。例えば象限信
号つまりベクトルが第1象限にくると電子スイ
ツチSWはsを選択する。この信号sはベクトル
が第象限より転移してきた時はの信号、第
象限より転移してきた時は0の信号を出力する。
これは上に述べた通りである。同様にして象限信
号が発生する時電子スイツチSWは信号pを出
力し信号pは第象限より転移してきた時は1、
第象限より転移してくる場合は0信号を出力す
る。象限信号,についても同じようにその象
限信号の発生する以前の経過即ちベクトルの転移
方向により、左廻りの時は1の信号、右廻りの時
は0の信号が入力r,qより与えられるようにな
つている。この場合、入力pとも、rとsを入れ
かえると0と1とが逆になるだけで使用可能とな
つている。これは要するにベクトルの象限の転移
方向に従つて1又は0の信号が発せられるように
したものである。
【表】
尚象限信号がなくなる時は転移方向は定義づけ
られないため、電子スイツチSWは何れの信号も
選択せず、入力と出力間の関係は切離されるよう
にしておく。 さて、象限転移方向検出回路27にて得られた
信号Zは積分回路8によつて積分される。積分回
路8は抵抗R11とコンデンサC11とで構成せられて
おり、その出力端に設けたバイアス抵抗Rb1,
Rb2によつて無信号時の出力電圧1/2Vccにする。
しかして、連続して移動接近する移動体、ことに
人体のように異なる移動速度が同時に発生するよ
うな場合でも上述のような各部の動作により反時
計方向を示す正極の信号の発生している時間割合
は、負極の信号の発生期間の割合よりも圧倒的に
多く積分回路8の出力は正極になり逆に離反する
時には負極となる。この積分回路8の出力は比較
器OP1,OP2等からなる閾値回路9により、上記
正極又は負極の信号(1/2Vc.c.に対し)がある閾
値をこえる時、出力を発生しその出力にて表示器
駆動回路28のトランジスタTrを駆動してリレ
ーRyを動作せしめて、移動体の存在を表示しう
るようにする。ここで雑音たてえばベル音のよう
にランダムは雑音はこのベクトル回転方向が全く
ランダムに発生する。なぜなら音の発生時刻がラ
ンダムであり、全ての残響が1定時間持続するた
め、ベクトルは連続した回転にならない。ベル音
に対する応答を第8図に示す。同図aはドツプラ
信号Eを示し、同図bはドツプラ信号E′を示
し、同図cはドツプラ信号Eに対応する2進数X
を示し、また同図dはドツプラ信号E′に対応す
る2進数Yを示す。更にまた同図e〜hは各象限
信号,,,を夫々示し、斜線で示す部分
が信号の存在を示す。同図i〜pは各ゲートG1
〜G8の出力を夫々示し、○印の部分が信号の存
在を示す。また同図qは積分回路8の入力を示
す。これらの図からも明らかなように回路動作は
遂時人体に対する応答時と同様に反応するものの
正極、負極信号はランダムにほぼ等確率で発生
し、1定時間積分することにより互いに相殺され
抑制されている。 本発明は、上述のように構成し1対のドツプラ
信号を基本にして、この受波信号のベクトルの象
限を抽出し、かつ象限の転移を追跡することによ
り、受波信号に含まれるベクトルの回転方向とそ
の期間を連続的に得ることができて、1ドツプラ
周期当り、4個の出力を得ることができるもので
あつて、スペクトル特性に基く、周波数分析を行
う必要もなく、又電気機械的相関器を使う必要も
なく、移動体の存在を確実に検出し得、干渉現象
存在時にも検知能力の低下を極端に低減でき、方
向弁別に迷いが生じることが無く応答所要時間と
判別精度が飛躍的に向上し、その回路構成も簡単
で製作費も安価になるという効果を奏する。
られないため、電子スイツチSWは何れの信号も
選択せず、入力と出力間の関係は切離されるよう
にしておく。 さて、象限転移方向検出回路27にて得られた
信号Zは積分回路8によつて積分される。積分回
路8は抵抗R11とコンデンサC11とで構成せられて
おり、その出力端に設けたバイアス抵抗Rb1,
Rb2によつて無信号時の出力電圧1/2Vccにする。
しかして、連続して移動接近する移動体、ことに
人体のように異なる移動速度が同時に発生するよ
うな場合でも上述のような各部の動作により反時
計方向を示す正極の信号の発生している時間割合
は、負極の信号の発生期間の割合よりも圧倒的に
多く積分回路8の出力は正極になり逆に離反する
時には負極となる。この積分回路8の出力は比較
器OP1,OP2等からなる閾値回路9により、上記
正極又は負極の信号(1/2Vc.c.に対し)がある閾
値をこえる時、出力を発生しその出力にて表示器
駆動回路28のトランジスタTrを駆動してリレ
ーRyを動作せしめて、移動体の存在を表示しう
るようにする。ここで雑音たてえばベル音のよう
にランダムは雑音はこのベクトル回転方向が全く
ランダムに発生する。なぜなら音の発生時刻がラ
ンダムであり、全ての残響が1定時間持続するた
め、ベクトルは連続した回転にならない。ベル音
に対する応答を第8図に示す。同図aはドツプラ
信号Eを示し、同図bはドツプラ信号E′を示
し、同図cはドツプラ信号Eに対応する2進数X
を示し、また同図dはドツプラ信号E′に対応す
る2進数Yを示す。更にまた同図e〜hは各象限
信号,,,を夫々示し、斜線で示す部分
が信号の存在を示す。同図i〜pは各ゲートG1
〜G8の出力を夫々示し、○印の部分が信号の存
在を示す。また同図qは積分回路8の入力を示
す。これらの図からも明らかなように回路動作は
遂時人体に対する応答時と同様に反応するものの
正極、負極信号はランダムにほぼ等確率で発生
し、1定時間積分することにより互いに相殺され
抑制されている。 本発明は、上述のように構成し1対のドツプラ
信号を基本にして、この受波信号のベクトルの象
限を抽出し、かつ象限の転移を追跡することによ
り、受波信号に含まれるベクトルの回転方向とそ
の期間を連続的に得ることができて、1ドツプラ
周期当り、4個の出力を得ることができるもので
あつて、スペクトル特性に基く、周波数分析を行
う必要もなく、又電気機械的相関器を使う必要も
なく、移動体の存在を確実に検出し得、干渉現象
存在時にも検知能力の低下を極端に低減でき、方
向弁別に迷いが生じることが無く応答所要時間と
判別精度が飛躍的に向上し、その回路構成も簡単
で製作費も安価になるという効果を奏する。
第1図は従来例の回路構成図、第2図aは別の
従来例の回路構成例、第2図b,cは同上の動作
説明図、第3図は本発明の一実施例の回路構成
図、第4図は同上の具体回路図、第5図は同上の
ドツプラ信号の説明図、第6図Aは同上のドツプ
ラ信号の説明図、第6図Bは同上の各部の波形
図、第7図は同上のドツプラ信号の状態説明図、
第8図は同上のベル音時の各部の波形図、第9図
は同上の象限転移方向検出回路に用いる電子スイ
ツチのブロツクであり、1は発振器、2は送波変
換器、3は受波変換器、8は積分回路、9は閾値
回路、15,16はミキサ、21,22は2進数
変換器、23,24はレベル検出回路、26は象
限信号発生回路、27は象限転移方向検出回路、
28は表示器駆動回路、FF1,FF2はフリツプフ
ロツプ、SWは電子スイツチ回路、G1〜G8はゲー
トである。
従来例の回路構成例、第2図b,cは同上の動作
説明図、第3図は本発明の一実施例の回路構成
図、第4図は同上の具体回路図、第5図は同上の
ドツプラ信号の説明図、第6図Aは同上のドツプ
ラ信号の説明図、第6図Bは同上の各部の波形
図、第7図は同上のドツプラ信号の状態説明図、
第8図は同上のベル音時の各部の波形図、第9図
は同上の象限転移方向検出回路に用いる電子スイ
ツチのブロツクであり、1は発振器、2は送波変
換器、3は受波変換器、8は積分回路、9は閾値
回路、15,16はミキサ、21,22は2進数
変換器、23,24はレベル検出回路、26は象
限信号発生回路、27は象限転移方向検出回路、
28は表示器駆動回路、FF1,FF2はフリツプフ
ロツプ、SWは電子スイツチ回路、G1〜G8はゲー
トである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 発振器と、送波変換器と、反射波を受波して
受波信号に変換する受波変換器と、受波信号を1
対のベクトル信号に変換するミキサと、前記1対
のベクトル信号を2進数に夫々変換する1対の2
進数変換器と、この1対の2進数より象限信号を
発生する象限信号発生回路と、前記象限信号を一
時記憶する記憶回路部を有しこの記憶回路部の記
憶信号と象限信号又は象限信号情報を含む1対の
信号を使用してベクトルが転移する方向に対応す
る1個の正極又は負極の転移方向を示す信号を発
生させる象限転移方向検出回路と、前記転移方向
を示す信号を積分する積分回路と、積分回路の出
力レベルを検出する閾値回路と、この閾値回路の
出力により駆動される表示器駆動回路とを具有
し、受波信号のベクトルの経過する象限の転移方
向を判別することにより移動体の存在を検出する
ようにしたことを特徴とする移動体検知装置。 2 象限転移方向検出回路の記憶回路部を1対の
フリツプフロツプとしたことを特徴とする特許請
求の範囲第1項記載の移動体検知装置。 3 象限信号とフリツプフロツプからの信号とを
組合わせて入力とするアンド回路群を象限転移方
向検出回路に備えていることを特徴とする特許請
求の範囲第2項記載の移動体検知装置。 4 多入力1出力よりなるスイツチ回路を象限転
移方向検出回路に備え、このスイツチ回路の入力
にフリツプフロツプの出力信号を印加し、象限信
号域は象限信号情報を含む複数の信号によつて指
定される1個の入力信号を出力として伝達する特
許請求の範囲第2項記載の移動体検知装置。 5 発振器と、送波変換器と、反射波を受波して
受波信号に変換する受波器と、受波信号を1対の
ベクトル信号に変換するミキサと、前記1対のベ
クトル信号を2進数に夫々変換する1対の2進数
変換器と、この1対の2進数より象限信号を発生
する象限信号発生回路と、前記ベクトル信号が一
定レベル以上あることを検出し、ベクトル信号が
一定レベル以下では象限信号或は転移方向信号を
出さないようにするレベル検出回路と、前記象限
信号を一時記憶する記憶回路部を有しこの記憶回
路部の記憶信号と象限信号又は象限信号情報を含
む1対の信号を使用してベクトルが転移する方向
に対応する1個の正極又は負極の転移方向を示す
信号を発生させる象限転移方向検出回路と、前記
転移方向を示す信号を積分する積分回路と、積分
回路の出力レベルを検出する閾値回路と、この閾
値回路の出力により駆動される表示器駆動回路と
を具有し、受波信号のベクトルの経過する象限の
転移方向を判別することにより移動体の存在を検
出するようにしたことを特徴とする移動体検知装
置。
Priority Applications (10)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13745478A JPS5563774A (en) | 1978-11-08 | 1978-11-08 | Detector for moving body |
AU52464/79A AU518697B2 (en) | 1978-11-08 | 1979-11-02 | Doppler detector discriminator |
DE2944830A DE2944830C2 (de) | 1978-11-08 | 1979-11-06 | Doppler-Vorrichtung zum Melden bewegter Objekte |
FR7927507A FR2441179A1 (fr) | 1978-11-08 | 1979-11-07 | Dispositif pour detecter un objet en mouvement |
IT50762/79A IT1162435B (it) | 1978-11-08 | 1979-11-07 | Dispositivo ad effetto doppler per la localizzazione di oggetti in movimento |
GB7938487A GB2035559B (en) | 1978-11-08 | 1979-11-07 | Moving object detecting device |
US06/092,487 US4287579A (en) | 1978-08-11 | 1979-11-08 | Moving object detecting device |
SG45485A SG45485G (en) | 1978-11-08 | 1985-06-15 | Moving object detecting device |
HK599/85A HK59985A (en) | 1978-11-08 | 1985-08-08 | Moving object detecting device |
MY222/86A MY8600222A (en) | 1978-11-08 | 1986-12-30 | Moving object detecting device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13745478A JPS5563774A (en) | 1978-11-08 | 1978-11-08 | Detector for moving body |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5563774A JPS5563774A (en) | 1980-05-14 |
JPS6243507B2 true JPS6243507B2 (ja) | 1987-09-14 |
Family
ID=15198975
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13745478A Granted JPS5563774A (en) | 1978-08-11 | 1978-11-08 | Detector for moving body |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4287579A (ja) |
JP (1) | JPS5563774A (ja) |
AU (1) | AU518697B2 (ja) |
DE (1) | DE2944830C2 (ja) |
FR (1) | FR2441179A1 (ja) |
GB (1) | GB2035559B (ja) |
HK (1) | HK59985A (ja) |
IT (1) | IT1162435B (ja) |
MY (1) | MY8600222A (ja) |
SG (1) | SG45485G (ja) |
Families Citing this family (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FI63299C (fi) * | 1980-03-27 | 1983-05-10 | Elevator Gmbh | Foerfarande foer att raekna pao staellet uppstannande objekt |
US4588992A (en) * | 1982-11-01 | 1986-05-13 | Clark William E | Radar tracking system and display |
DE3240596A1 (de) * | 1982-11-03 | 1984-05-03 | Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München | Optisches sensorsystem zur teilelagebestimmung |
US4961039A (en) * | 1987-04-03 | 1990-10-02 | Matsushita Electric Works, Ltd. | Moving object detecting device |
US4837574A (en) * | 1987-04-17 | 1989-06-06 | The Boeing Company | Near-field monostatic intrusion detection system |
US5493273A (en) * | 1993-09-28 | 1996-02-20 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy | System for detecting perturbations in an environment using temporal sensor data |
US5570094A (en) * | 1995-10-10 | 1996-10-29 | Armstrong; Brian S. R. | Three dimensional tracking by array doppler radar |
KR100985451B1 (ko) * | 2006-01-06 | 2010-10-05 | 파나소닉 전공 주식회사 | 이동체 검출 장치 |
US8576664B2 (en) * | 2006-11-20 | 2013-11-05 | Panasonic Corporation | Moving object detection system |
US8131500B2 (en) * | 2007-04-13 | 2012-03-06 | Seiko Instruments Inc. | Pedometer |
US7656750B2 (en) * | 2008-02-26 | 2010-02-02 | Semiconductor Components Industries, Llc | Echo detection |
JP4796603B2 (ja) | 2008-05-22 | 2011-10-19 | パナソニック電工株式会社 | 移動体検出装置 |
WO2011021078A1 (ja) * | 2009-06-18 | 2011-02-24 | パナソニック電工株式会社 | 移動物体検出装置 |
US11163050B2 (en) | 2013-08-09 | 2021-11-02 | The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University | Backscatter estimation using progressive self interference cancellation |
WO2015168700A1 (en) * | 2014-05-02 | 2015-11-05 | The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University | Method and apparatus for tracing motion using radio frequency signals |
EP3532981A4 (en) | 2016-10-25 | 2020-06-24 | The Board of Trustees of the Leland Stanford Junior University | BACKGROUND OF ENVIRONMENT ISM BAND SIGNALS |
US11922792B2 (en) | 2019-02-22 | 2024-03-05 | Signify Holding B.V. | Luminaire, and a corresponding method |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3394342A (en) * | 1965-09-13 | 1968-07-23 | Walker Philip Hulme | Ultrasonic object detection systems |
US3665443A (en) * | 1970-09-03 | 1972-05-23 | Aerospace Res | Ultrasonic intrusion alarm |
US3778823A (en) * | 1970-12-27 | 1973-12-11 | Toyota Motor Co Ltd | Vehicle safety device |
US3733581A (en) * | 1971-08-17 | 1973-05-15 | H Kalmus | Acoustic doppler wave recognition |
US3942178A (en) * | 1974-03-27 | 1976-03-02 | Sontrix, Inc. | Intrusion detection system |
AU8033275A (en) * | 1974-04-23 | 1976-10-21 | Cabili Electronics Pty. Ltd | False alarm inhibitor |
US3938118A (en) * | 1974-06-12 | 1976-02-10 | American District Telegraph Company | Multizone intrusion alarm system |
US4114146A (en) * | 1975-09-13 | 1978-09-12 | Matsushita Electric Works, Ltd. | Ultrasonic wave watching device of moving object detecting type |
-
1978
- 1978-11-08 JP JP13745478A patent/JPS5563774A/ja active Granted
-
1979
- 1979-11-02 AU AU52464/79A patent/AU518697B2/en not_active Expired
- 1979-11-06 DE DE2944830A patent/DE2944830C2/de not_active Expired
- 1979-11-07 GB GB7938487A patent/GB2035559B/en not_active Expired
- 1979-11-07 FR FR7927507A patent/FR2441179A1/fr active Granted
- 1979-11-07 IT IT50762/79A patent/IT1162435B/it active
- 1979-11-08 US US06/092,487 patent/US4287579A/en not_active Expired - Lifetime
-
1985
- 1985-06-15 SG SG45485A patent/SG45485G/en unknown
- 1985-08-08 HK HK599/85A patent/HK59985A/xx not_active IP Right Cessation
-
1986
- 1986-12-30 MY MY222/86A patent/MY8600222A/xx unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
MY8600222A (en) | 1986-12-31 |
JPS5563774A (en) | 1980-05-14 |
AU518697B2 (en) | 1981-10-15 |
HK59985A (en) | 1985-08-16 |
SG45485G (en) | 1986-01-17 |
DE2944830A1 (de) | 1980-05-14 |
FR2441179A1 (fr) | 1980-06-06 |
FR2441179B1 (ja) | 1984-04-20 |
US4287579A (en) | 1981-09-01 |
IT1162435B (it) | 1987-04-01 |
DE2944830C2 (de) | 1982-11-04 |
IT7950762A0 (it) | 1979-11-07 |
AU5246479A (en) | 1980-05-15 |
GB2035559A (en) | 1980-06-18 |
GB2035559B (en) | 1983-04-13 |
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