JPS6242691Y2 - - Google Patents

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JPS6242691Y2
JPS6242691Y2 JP11976481U JP11976481U JPS6242691Y2 JP S6242691 Y2 JPS6242691 Y2 JP S6242691Y2 JP 11976481 U JP11976481 U JP 11976481U JP 11976481 U JP11976481 U JP 11976481U JP S6242691 Y2 JPS6242691 Y2 JP S6242691Y2
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gear
gears
shift
shaft
handling
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JP11976481U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、脱穀装置の扱胴変速装置に関する。
従来、扱き処理を行うに当つて、稲、ビール
麦、大麦、裸麦用の扱胴回転数と、比較的脱粒し
易い種子をもつ作物用の回転速度とに合わせて高
低2段変速させていた。
しかし、効率よい脱穀を行うには、種子用を低
速回転とし、ビール麦や稲を中速回転とし、また
大麦や裸麦を高速回転とするのが好ましいのであ
るが、これらの種々の作物全部を一定地域の農家
(一家の農家)において生産することはほとんど
なく、全ての脱穀装置に3段変速用のギヤ機構を
備えるのはコスト高となるため、こうした変速装
置は設けられていなかつた。
本考案は、上述した従来技術に鑑み、コストを
大巾に上げることなく、各種作物に適した扱胴回
転数を得ることのできる扱胴変速装置を提供する
ことを目的とする。
本考案の扱胴変速装置は、エンジンに連動連結
された入力軸と、扱胴軸に連動連結された出力軸
との間に設けられた扱胴変速装置であつて、異径
の一対のシフトギヤと、これらのギヤに咬合可能
であつて、少なくともその一方が前記一方のシフ
トギヤとは異径である2枚のギヤとが、前記入力
軸と出力軸に対して取付置換可能に構成され、且
つ前記シフトギヤを操作するシフトフオークを取
付けたシフトフオーク軸を、前記入力軸と出力軸
に対して等距離に位置されていることを特徴とす
る。
即ち、従来と変わらないシフトギヤと、これに
咬合するギヤを入力軸と出力軸とに置換可能と
し、シフトギヤを操作するシフトフオーク軸を前
記入出両軸に対して等距離に設けるだけで、特別
の変速ギヤ等の部材を追加することなく、少なく
とも3段変速を行うことができるのである。これ
によつて、製造コストを上げることなく、各種作
物の性状に合つた最適の扱胴回転数において効率
よい脱穀を行うことができるようになつた。
本考案のその他の利点は以下の記載から明らか
となろう。
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本考案の扱胴変速装置を備えた脱穀装
置1を搭載したコンバインの全体側面を示し、左
右一対のクローラ走行装置2で自走する走行機体
3に脱殻装置1、エンジン(図示せず)が搭載さ
れるとともに、機体前部には、植立穀稈を刈取り
立姿勢に引起こす引起し装置4、引起こされた穀
稈の株元端を切断する刈取装置5、刈取つた穀稈
を後方上方に搬送して前記脱穀装置1に横倒れ姿
勢で供給する刈取穀稈搬送装置6等からなる刈取
前処理機構7が、後部上方の支点を中心に上下揺
動調節自在に連結され、そして、この刈取前処理
部7の横側に位置して操縦席8が走行機体3に装
備されている。
次に前記脱穀装置1の構造を第8図に基づいて
詳細に説明する。
脱穀装置1の一側面には前記刈取穀稈搬送装置
6(第1図)によつて供給された刈取穀稈A′の
株元部を挾持して後方に搬送する脱穀フイードチ
エーン9が架設され、脱穀装置1の上部前半に
は、脱穀フイードチエーン9で挾持搬送される穀
稈A′を脱穀処理する扱胴室10と、二番回収物
を再処理する処理胴室11とが左右に並設される
とともに、脱穀装置1の下部全長に亘つて揺動選
別室が設けられ、更に、脱穀装置1の上部後半に
は脱穀処理後の穀稈、つまり排ワラBを後方に搬
送する排ワラ搬送装置13及び前記選別室の後方
上部に浮遊する塵埃を吸引して機外に放出する横
断流フアン14が夫々配備されている。
前記扱胴室10には機体前後方向に回転軸心を
向かわせて扱胴15が軸支され、その下方には前
端の穀稈供給口16から終端近くまで濾過網17
が張設されるとともに、終端下部には残渣排出口
18が設けられ、もつて穀稈から離脱された処理
物を撹拌しながら後方に送つて穀粒や細かい塵を
濾過網17を通して選別室の前部に供給するとと
もに、濾過しなかつた残渣を排出口18から選別
室の前後中間に送り出す構成となつている。
前記処理胴室11はその後端が扱胴室10の後
端よりも前方に位置して前後に短かいものに構成
されていて、内部には扱胴15と平行に小径の処
理胴35が軸支されている。そして、この処理胴
室11の下面には全面的に濾過網(図示せず)が
張設されるとともに、処理胴室11終端と扱胴室
10の前後中央近傍部分が通路37で連通され、
処理胴室11終端に至つた処理物残渣を処理胴3
5の後端に付設した掻出し羽根38で跳ね出し
て、前記通路37を介して扱胴室10に強制的に
送り込む構成となつている。
前記扱胴室10の処理胴室がわ側壁42には濾
過用の透孔43が多数形成されていて、これから
出た処理物が左右両室10,11の間を通つて下
方の選別室に至るようになつている。
第3図は前記扱胴15、処理胴35及び排ワラ
搬送装置13の駆動構造を示しており、図外エン
ジンに連動連結された高低3段の変速が可能なギ
ヤ変速機構50と扱胴軸15aの前端がベベルギ
ヤ連動され、この扱胴軸15aの後端と処理胴軸
35aとがベルト及びギヤ連動されて扱胴15と
処理胴35とが濾過網17,36がわにおいて互
いは内向き回転するように回転方向を逆にして駆
動されている。又、扱胴軸15aの後端から排ワ
ラ搬送装置13への動力が取出されている。第4
〜7図は、前記ギヤ変速機構50の概略拡大図で
ある。51は、エンジン(図外)から動力を受け
るプーリーであつて、入力軸52に固定されてい
る。53は出力軸であつて、その一端にはベベル
ギヤ54が固定され、このベベルギヤ54は、前
記扱胴軸15aの一端に固定されたもう一方のベ
ベルギヤ55と咬合するように設けられている。
前記ギヤ変速機構50は、操作レバー60によ
つてシフト可能な一対の大小シフトギヤ56,5
7と、これらに咬合する2枚の大小ギヤ58,5
9で、且つ一方のギヤ59が前記一方のシフトギ
ヤ56と同径で、他方のギヤ58が前記シフトギ
ヤ57よりも大径のものとから構成されている。
そして、前記入力軸52と出力軸54とを、前記
4枚のギヤ56,57,58,59に対して同一
嵌合条件に構成している。即ち、この実施例で
は、前記入力軸52と出力軸54とを同径とし
て、且つこれらに同一条件のスプラインを切つて
ある。こうすることによつて、一対のシフトギヤ
56,57と2枚のギヤ58,59の、前記両軸
52,53に対する置換を可能としている。さら
に、前記操作レバー60によつて操作されるシフ
トフオーク61のシフトフオーク軸62を、前記
入力軸52と出力軸53とその中間、即ちこれら
の軸に対して等距離lに設けてある。これによつ
て、前記シフトギヤ56,57が何れの軸(52
又は53)に取付けられても操作ができるもので
ある。第4図は、入力軸52上にシフトギヤ5
6,57を取付け、出力軸53に2枚のギヤ5
8,59を取付け、もつてギヤ56とギヤ59と
の咬合、或いはギヤ57とギヤ58との咬合を選
択して高低2段の変速を得る。第6図に示すよう
に、前記シフトギヤ56,57を、反対の出力軸
53に取付けることによつて、同一の咬合状態を
選択できるのである。しかし乍ら、一方のシフト
ギヤ57に対応するギヤ58が、そのシフトギヤ
57より大径であるため、前記出力軸53の回転
数が、第4図の場合のときと異なり、速くなるの
である。それ故、別の一段変速が得られるのであ
る。尚、2枚のギヤ58,59の出力軸53又は
入力軸52に対する取付にスプラインとキー止め
を併用するもよく、一般の嵌着手段でもよい。
又、これらギヤ58,59を対として一体構造の
ものとしてもよい。又、前記一方のシフトギヤ5
6と一方のギヤ59についても、夫々異径とする
ことによつて、高低4段変速が可能である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る扱胴変速装置の実施例を示
し、第1図はコンバインの全体側面図、第2図は
要部の横断平面図、第3図は脱穀装置の伝動系統
図、第4図はギヤ変速機構の概略平面図、第5図
は第4図の概略縦断側面図、第6図は、ギヤ変速
機構の別状態を示す概略平面図、第7図は、ギヤ
変速機構の概略縦断側面図である。 52……入力軸、53……出力軸、56……シ
フトギヤ、57……シフトギヤ、58……ギヤ、
59……ギヤ、60……シフトフオーク、62…
…シフトフオーク軸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジンに連動連結された入力軸52と、扱
    胴軸に連動連結された出力軸53との間に設け
    られた扱胴変速装置であつて、異径の一対のシ
    フトギヤ56,57と、これらのギヤに咬合可
    能であつて、少なくともその一方が前記一方の
    シフトギヤ57とは異径である2枚のギヤ5
    8,59とが、前記入力軸57と出力軸53に
    対して取付置換可能に構成され、且つ前記シフ
    トギヤ56,57を操作するシフトフオーク6
    1を取付けたシフトフオーク軸62を、前記入
    力軸52と出力軸53に対して等距離に位置さ
    れていることを特徴とする扱胴変速装置。 前記一方のギヤ5bと、これに咬合する前記
    一方のギヤ5aとが同径であることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第項に記載の扱胴
    変速装置。 前記両シフトギヤ56,57と、これらに咬
    合する前記2枚のギヤ58,59が夫々異径で
    あることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第項に記載の扱胴変速装置。
JP11976481U 1981-08-11 1981-08-11 扱胴変速装置 Granted JPS5824157U (ja)

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JP11976481U JPS5824157U (ja) 1981-08-11 1981-08-11 扱胴変速装置

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JP11976481U JPS5824157U (ja) 1981-08-11 1981-08-11 扱胴変速装置

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Publication Number Publication Date
JPS5824157U JPS5824157U (ja) 1983-02-15
JPS6242691Y2 true JPS6242691Y2 (ja) 1987-11-02

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