JPS6242218Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6242218Y2 JPS6242218Y2 JP1983187552U JP18755283U JPS6242218Y2 JP S6242218 Y2 JPS6242218 Y2 JP S6242218Y2 JP 1983187552 U JP1983187552 U JP 1983187552U JP 18755283 U JP18755283 U JP 18755283U JP S6242218 Y2 JPS6242218 Y2 JP S6242218Y2
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- Japan
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- piping
- pipe
- band
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- spring
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- Expired
Links
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- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 7
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
Landscapes
- Supports For Pipes And Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は亀裂などの損傷事故の防止を一層確実
とした原子力発電プラントにおける冷却系配管の
支持バンドに関するものである。
とした原子力発電プラントにおける冷却系配管の
支持バンドに関するものである。
原子力発電プラントの稼動率を左右する一つの
大きな素因として、冷却系配管の亀裂などの損傷
にもとづく冷却用流体の漏出が挙げられ、従来か
らその防止について大きな考慮が払われている
が、特に現在実用研究が強く進められている高速
増殖炉においては、その冷却材であるナトリウム
の確実な漏出防止が重要である。そこで亀裂など
による配管の損傷の一因が、ナトリウム温度の変
化例えば炉の起動時と稼動時の温度変化に伴う、
膨張収縮にあるものとする研究結果から、配管の
肉厚を薄くし、また配管に曲げ部を持たせること
によつて、長さ方向や半径方向の膨張収縮を吸収
するように設計している。しかしその一方このよ
うに配管を肉薄としたことにより、その機械的強
度の減退は大きくない。しかも冷却系の主配管は
一般に大口径であるため、特に強度の低下が問題
となり、新たな事故原因を生むことが本考案者の
研究によつて明らかにされた。即ち前記した配管
の薄肉化により、膨張や収縮量を吸収できたとし
ても、これを完全に零にすることはできない。こ
のため従来から採用されている配管の支持構造、
即ち第1図に示すように所要間隔をおいて、配管
1を締付けるように掛けられたバンド2を固定し
て支持する構造では、バンド2が配管1の長さ方
向への膨張収縮や、半径方向への膨張、更には周
方向への回転などの3次元挙動を強く抑制する。
従つて例えば長さ方向への膨張時バンド2間の配
管1に曲げ力を与え、また収縮時には引張力を与
える。また半径方向への膨張時にはバンド2によ
り管周面に圧潰力を与えることになり、しかもこ
れらの力は繰返し行われる炉の稼動、停止、その
他にもとづくナトリウム温度の変化にもとづき繰
返し加えられるため、遂には亀裂その他による配
管1の損傷を招くことになる。また収縮により配
管の径がバンド2の径より小さくなつた場合には
支持に〔がた〕を生ずるため、配管1内における
ナトリウムの高速流動、更には配管1の曲げ部に
おいて生ずる流力振動が強調され、これによつて
配管1を損傷するおそれが大きい。
大きな素因として、冷却系配管の亀裂などの損傷
にもとづく冷却用流体の漏出が挙げられ、従来か
らその防止について大きな考慮が払われている
が、特に現在実用研究が強く進められている高速
増殖炉においては、その冷却材であるナトリウム
の確実な漏出防止が重要である。そこで亀裂など
による配管の損傷の一因が、ナトリウム温度の変
化例えば炉の起動時と稼動時の温度変化に伴う、
膨張収縮にあるものとする研究結果から、配管の
肉厚を薄くし、また配管に曲げ部を持たせること
によつて、長さ方向や半径方向の膨張収縮を吸収
するように設計している。しかしその一方このよ
うに配管を肉薄としたことにより、その機械的強
度の減退は大きくない。しかも冷却系の主配管は
一般に大口径であるため、特に強度の低下が問題
となり、新たな事故原因を生むことが本考案者の
研究によつて明らかにされた。即ち前記した配管
の薄肉化により、膨張や収縮量を吸収できたとし
ても、これを完全に零にすることはできない。こ
のため従来から採用されている配管の支持構造、
即ち第1図に示すように所要間隔をおいて、配管
1を締付けるように掛けられたバンド2を固定し
て支持する構造では、バンド2が配管1の長さ方
向への膨張収縮や、半径方向への膨張、更には周
方向への回転などの3次元挙動を強く抑制する。
従つて例えば長さ方向への膨張時バンド2間の配
管1に曲げ力を与え、また収縮時には引張力を与
える。また半径方向への膨張時にはバンド2によ
り管周面に圧潰力を与えることになり、しかもこ
れらの力は繰返し行われる炉の稼動、停止、その
他にもとづくナトリウム温度の変化にもとづき繰
返し加えられるため、遂には亀裂その他による配
管1の損傷を招くことになる。また収縮により配
管の径がバンド2の径より小さくなつた場合には
支持に〔がた〕を生ずるため、配管1内における
ナトリウムの高速流動、更には配管1の曲げ部に
おいて生ずる流力振動が強調され、これによつて
配管1を損傷するおそれが大きい。
本考案は上記の如き従来の支持構造の難点を除
去して、配管の損傷防止機能を確実に向上させう
る、配管の支持バンドの提供を日的とするもの
で、次に図面を用いてその詳細を説明する。
去して、配管の損傷防止機能を確実に向上させう
る、配管の支持バンドの提供を日的とするもの
で、次に図面を用いてその詳細を説明する。
第2図a,bは本考案の一実施例を示す部分側
面図、およびそのA−A′部における矢視断面
図、第3図は要部拡大断面図であつて、本考案の
特徴とするところは次の点にある。即ち第2図の
ように円環状のバンド材3の内側周面を複数箇に
分割した各点3aの半径方向に、例えば第3図に
示すようにばね体4aと、上下動自在のボール受
け皿4bにより、飛出さないようにボール4cを
ケース4d内に支承したばね付きひボールベアリ
ング4を、そのそれぞれのボール4cがバンド材
3の内周面上に突出するように埋設して支持バン
ド2を形成する。そして各ボール4cの頂部が、
第3図のように配管1の外周面に接するように長
さを選定したバンド2を配管1に掛けて、ばね力
を介して支持するようにして、膨張収縮にもとづ
く配管1の挙動を抑制することなく支持できるよ
うにしたものである。即ち配管1の半径方向の膨
張に対しては、第3図中に点線によつて図示する
ようにボール4cの頂部が、膨張した配管1の外
周面に掛されてバンド2中に沈むようにして、従
来構造のようにバンド2により直接配管1を締付
けて支持することにより生ずるバンドによる圧潰
力をばね体4aにより吸収するようにしたもので
ある。また膨張収縮による配管1の長さ方向の動
きや、周方向の回転に対しては、ボール4cが転
がり回転して動きを自由に許すようにして、従来
構造におけるような動きの拘束による、配管1に
対する曲げ力や引張力を回避するようにしたもの
である。また収縮時には第3図中に一点鎖線によ
つて図示するように、配管1の外周面の半径方向
への後退に対応して、ボール4cがばね体4aに
押されて突出して、常に配管1の外周面に圧接さ
れるようにしたものである。そして従来の固定的
な支持構造のように、バンド2の内周面と配管1
の外周面間に〔がた〕を作ることなく、ばね力を
用いて確実に配管を支持できるようにしたもので
ある。また更に以上に加えて、ばね体4aを介し
てのバンド2による可撓的な配管1の支持によ
り、ナトリウムの高速流動や曲げ部における流力
による配管1の振動の制振効果をもつようにし
て、疲労にもとづく損傷を防止するようにしたも
のである。
面図、およびそのA−A′部における矢視断面
図、第3図は要部拡大断面図であつて、本考案の
特徴とするところは次の点にある。即ち第2図の
ように円環状のバンド材3の内側周面を複数箇に
分割した各点3aの半径方向に、例えば第3図に
示すようにばね体4aと、上下動自在のボール受
け皿4bにより、飛出さないようにボール4cを
ケース4d内に支承したばね付きひボールベアリ
ング4を、そのそれぞれのボール4cがバンド材
3の内周面上に突出するように埋設して支持バン
ド2を形成する。そして各ボール4cの頂部が、
第3図のように配管1の外周面に接するように長
さを選定したバンド2を配管1に掛けて、ばね力
を介して支持するようにして、膨張収縮にもとづ
く配管1の挙動を抑制することなく支持できるよ
うにしたものである。即ち配管1の半径方向の膨
張に対しては、第3図中に点線によつて図示する
ようにボール4cの頂部が、膨張した配管1の外
周面に掛されてバンド2中に沈むようにして、従
来構造のようにバンド2により直接配管1を締付
けて支持することにより生ずるバンドによる圧潰
力をばね体4aにより吸収するようにしたもので
ある。また膨張収縮による配管1の長さ方向の動
きや、周方向の回転に対しては、ボール4cが転
がり回転して動きを自由に許すようにして、従来
構造におけるような動きの拘束による、配管1に
対する曲げ力や引張力を回避するようにしたもの
である。また収縮時には第3図中に一点鎖線によ
つて図示するように、配管1の外周面の半径方向
への後退に対応して、ボール4cがばね体4aに
押されて突出して、常に配管1の外周面に圧接さ
れるようにしたものである。そして従来の固定的
な支持構造のように、バンド2の内周面と配管1
の外周面間に〔がた〕を作ることなく、ばね力を
用いて確実に配管を支持できるようにしたもので
ある。また更に以上に加えて、ばね体4aを介し
てのバンド2による可撓的な配管1の支持によ
り、ナトリウムの高速流動や曲げ部における流力
による配管1の振動の制振効果をもつようにし
て、疲労にもとづく損傷を防止するようにしたも
のである。
なお以上の説明においては、ばね体4a、受け
皿4b、ボール4cをケース4d内に収容して形
成したばね付きボールベアリング4を所要の厚み
をもたせたバンド材3に設けた受け穴3b内に圧
入或いは接着して埋設した。しかし例えば第1図
に示す部分拡大断面図のように、受け穴3b内に
直接ばね体4a、受け皿4b、ボール4cを収容
したのち、受け穴3bの入口の径を縮めて、バン
ド材3中に埋込むこともできる。また以上ではば
ね付きボールベアリングを、バンド材3の中心に
一列に設けた例を示したが、例えば第5図に示す
側面図のように複数列にすることもできる。また
以上ではナトリウムを冷却材とする高速増殖炉の
主冷却系配管の支持について説明したが、他の形
式の炉の冷却系配管の支持にも適用して効果を奏
しうる。
皿4b、ボール4cをケース4d内に収容して形
成したばね付きボールベアリング4を所要の厚み
をもたせたバンド材3に設けた受け穴3b内に圧
入或いは接着して埋設した。しかし例えば第1図
に示す部分拡大断面図のように、受け穴3b内に
直接ばね体4a、受け皿4b、ボール4cを収容
したのち、受け穴3bの入口の径を縮めて、バン
ド材3中に埋込むこともできる。また以上ではば
ね付きボールベアリングを、バンド材3の中心に
一列に設けた例を示したが、例えば第5図に示す
側面図のように複数列にすることもできる。また
以上ではナトリウムを冷却材とする高速増殖炉の
主冷却系配管の支持について説明したが、他の形
式の炉の冷却系配管の支持にも適用して効果を奏
しうる。
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば冷却流体の温度変化による配管の膨張収縮など
にもとづく配管の損傷を少なくできるもので、原
子炉における冷却系配管の支持に大きな効果を発
揮する。
ば冷却流体の温度変化による配管の膨張収縮など
にもとづく配管の損傷を少なくできるもので、原
子炉における冷却系配管の支持に大きな効果を発
揮する。
第1図は従来の支持構造の説明図、第2図a,
bおよび第3図は本考案の一実施例図で、このう
ち第2図a,bは部分側面図およびそのA−
A′部における矢視断面図、第3図は部分拡大断
面図、第4図および第5図は本考案の変形例を示
す部分拡大断面図である。 1……配管、2……支持バンド、3……円環状
バンド材、3b……ばね付きボールベアリングの
受け穴、4……ばね付きボールベアリング、4a
……ばね体、4b……ボール受け皿、4c……ボ
ール、4d……ケース。
bおよび第3図は本考案の一実施例図で、このう
ち第2図a,bは部分側面図およびそのA−
A′部における矢視断面図、第3図は部分拡大断
面図、第4図および第5図は本考案の変形例を示
す部分拡大断面図である。 1……配管、2……支持バンド、3……円環状
バンド材、3b……ばね付きボールベアリングの
受け穴、4……ばね付きボールベアリング、4a
……ばね体、4b……ボール受け皿、4c……ボ
ール、4d……ケース。
Claims (1)
- 環状バンド材の内周面の周方向を複数箇に分割
した各点の半径方向に、ばね体に支承されたボー
ルがバンド材の内周面上に突出するようにばね付
きボールベアリングを埋設すると共に、ボールが
配管の外周面に接して配管を支持できるようにバ
ンド材の径を選定してなる原子力発電プラントに
おける冷却系配管の支持バンド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983187552U JPS6095280U (ja) | 1983-12-06 | 1983-12-06 | 原子力発電プラントにおける冷却系配管の支持バンド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983187552U JPS6095280U (ja) | 1983-12-06 | 1983-12-06 | 原子力発電プラントにおける冷却系配管の支持バンド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6095280U JPS6095280U (ja) | 1985-06-28 |
JPS6242218Y2 true JPS6242218Y2 (ja) | 1987-10-29 |
Family
ID=30404823
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1983187552U Granted JPS6095280U (ja) | 1983-12-06 | 1983-12-06 | 原子力発電プラントにおける冷却系配管の支持バンド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6095280U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105927794A (zh) * | 2016-06-29 | 2016-09-07 | 何鸣 | 一种管道安装用的支承组件 |
-
1983
- 1983-12-06 JP JP1983187552U patent/JPS6095280U/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105927794A (zh) * | 2016-06-29 | 2016-09-07 | 何鸣 | 一种管道安装用的支承组件 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6095280U (ja) | 1985-06-28 |
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