JPS6242195Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6242195Y2 JPS6242195Y2 JP361283U JP361283U JPS6242195Y2 JP S6242195 Y2 JPS6242195 Y2 JP S6242195Y2 JP 361283 U JP361283 U JP 361283U JP 361283 U JP361283 U JP 361283U JP S6242195 Y2 JPS6242195 Y2 JP S6242195Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- link
- inner link
- connecting pin
- chain
- bushing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
- Chain Conveyers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野:
本考案は合成樹脂により一体成形した内リンク
と金属製外リンクとを組合わせた構成の動力伝導
用チエンに関するものである。
と金属製外リンクとを組合わせた構成の動力伝導
用チエンに関するものである。
従来技術:
動力伝導用チエンについては周知の如く金属板
を打抜いて造り出されたリンクプレートに所定の
ピツチで穿孔したものに、巻きブツシユをその孔
にそれぞれ嵌挿し、この巻きブツシユにローラを
被嵌して、左右二枚のリンクプレートを該巻きブ
ツシユによつて一体に固着した内リンクと、所要
寸法の二枚のプレートからなる外リンクとをピン
にて連結し、チエンが構成されているものであ
り、通常の動力伝導用としては充分満足できるも
のであるが、耐蝕性を要求される場所や、潤滑油
が飛散したり付着して混入を忌避するような場所
で使用するには不都合なことが多く、また騒音の
発生についてもその解消に種種の対策が要求され
ている。これに対して耐蝕性については、例えば
特開昭53−56453号公報で示されているようなも
のが提案されているが、これでは騒音の発生を解
消するについては何等解決できない。また、潤滑
性を高めて無給油で駆動できるものとしては、例
えば特公昭51−35663号公報で開示されているよ
うなものも提案されているが、これとても金属製
で、特殊な構成になつているから製作費が嵩み、
かつ駆動時の騒音を解消することについては未だ
満足することはできない。
を打抜いて造り出されたリンクプレートに所定の
ピツチで穿孔したものに、巻きブツシユをその孔
にそれぞれ嵌挿し、この巻きブツシユにローラを
被嵌して、左右二枚のリンクプレートを該巻きブ
ツシユによつて一体に固着した内リンクと、所要
寸法の二枚のプレートからなる外リンクとをピン
にて連結し、チエンが構成されているものであ
り、通常の動力伝導用としては充分満足できるも
のであるが、耐蝕性を要求される場所や、潤滑油
が飛散したり付着して混入を忌避するような場所
で使用するには不都合なことが多く、また騒音の
発生についてもその解消に種種の対策が要求され
ている。これに対して耐蝕性については、例えば
特開昭53−56453号公報で示されているようなも
のが提案されているが、これでは騒音の発生を解
消するについては何等解決できない。また、潤滑
性を高めて無給油で駆動できるものとしては、例
えば特公昭51−35663号公報で開示されているよ
うなものも提案されているが、これとても金属製
で、特殊な構成になつているから製作費が嵩み、
かつ駆動時の騒音を解消することについては未だ
満足することはできない。
そこで内リンクを合成樹脂で成形したものを使
用することが考えられるが、チエンとして組立て
るには、外リンクに金属製のものを必要とするこ
とになる。しかし従来の金属製の場合のようにピ
ン連結に際し、カシメるときどうしても金属側が
歪これによつて内リンク側が負けることになり、
運転時抵抗が増すような問題点がある。
用することが考えられるが、チエンとして組立て
るには、外リンクに金属製のものを必要とするこ
とになる。しかし従来の金属製の場合のようにピ
ン連結に際し、カシメるときどうしても金属側が
歪これによつて内リンク側が負けることになり、
運転時抵抗が増すような問題点がある。
考案の目的:
本考案は斯かる問題点を解決して用途上無給油
状態乃至は殆ど給油を行わずとも使用でき、また
耐蝕性をも所有し、更に騒音の発生も阻止できる
機能を所有するチエンを提供せんとするものであ
る。
状態乃至は殆ど給油を行わずとも使用でき、また
耐蝕性をも所有し、更に騒音の発生も阻止できる
機能を所有するチエンを提供せんとするものであ
る。
考案の構成:
本考案にては動力伝導用チエンにおいて、その
内リンクはリンクプレート部とブツシユ部とから
なる全体が自己潤滑性を有する合成樹脂で一体に
成形したものであり、該内リンクのリンクプレー
ト部外側面には、ブツシユ部の中心連結ピン孔径
よりも大きい直径の段付き円形窪所を各ピン孔位
置に同心で設け、斯かる内リンクに対して金属板
製の外リンクを連結ピンにより連結し、前記内リ
ンクと外リンクとを交互に組合せたものにしたの
である。
内リンクはリンクプレート部とブツシユ部とから
なる全体が自己潤滑性を有する合成樹脂で一体に
成形したものであり、該内リンクのリンクプレー
ト部外側面には、ブツシユ部の中心連結ピン孔径
よりも大きい直径の段付き円形窪所を各ピン孔位
置に同心で設け、斯かる内リンクに対して金属板
製の外リンクを連結ピンにより連結し、前記内リ
ンクと外リンクとを交互に組合せたものにしたの
である。
実施例:
以下本考案を一実施例について図面により詳述
すれば、第1図乃至第3図に示すのは本考案チエ
ンの内リンク1であつて、所要ピツチで配した2
個ノブツシユ部2,2と両側のリンクプレート部
3,3とを機械的強度の高い合成樹脂にて一体に
成形し、各ブツシユ部2の内径は連結ピン13
(第4図参照)が挿通し得る直径にして、リンク
プレート部3,3の外形は在来チエンのリンクと
同様となし、該リンクプレート部3,3の各連結
ピン孔4,4位置の両外側面には、該ピン孔径よ
りも大きい直径で適宜深さの円形窪所5をそれぞ
れほぼ同心円で設けたものである。
すれば、第1図乃至第3図に示すのは本考案チエ
ンの内リンク1であつて、所要ピツチで配した2
個ノブツシユ部2,2と両側のリンクプレート部
3,3とを機械的強度の高い合成樹脂にて一体に
成形し、各ブツシユ部2の内径は連結ピン13
(第4図参照)が挿通し得る直径にして、リンク
プレート部3,3の外形は在来チエンのリンクと
同様となし、該リンクプレート部3,3の各連結
ピン孔4,4位置の両外側面には、該ピン孔径よ
りも大きい直径で適宜深さの円形窪所5をそれぞ
れほぼ同心円で設けたものである。
斯かる内リンク1に対して外リンク10は例え
ばステンレス鋼のような耐蝕性金属板にて周知の
形状に形成したものを、第4図に示す如く連結ピ
ン13により組合せて一連のチエンに連鎖するの
である。
ばステンレス鋼のような耐蝕性金属板にて周知の
形状に形成したものを、第4図に示す如く連結ピ
ン13により組合せて一連のチエンに連鎖するの
である。
斯くの如く構成した本考案チエンによれば、内
リンク1が成形による一体構造の合成樹脂製のも
のと、金属板製の外リンク10とを交互に組合せ
た所謂ブツシユドチエンが構成されるのであり、
駆動時噛合する鎖車の歯部と接する内リンク1が
前記したように合成樹脂で一体成形されているブ
ツシユ部2であるから、その表面が極めて平滑で
自己潤滑性を所有し得るので、鎖車との接触摩擦
が少なくて円滑な噛み合い駆動ができる。そして
内リンク1と外リンク10との連結部にては、前
記の如く自己潤滑性を所有する合成樹脂材にてな
る内リンクのブツシユ部2内連結ピン孔4と金属
製の連結ピン13との接触で円滑に回動でき、ま
た内リンク1側面と外リンク10の内側面とが連
結部では円形窪所5によつて接触面を少なくして
あるから摩擦抵抗も低減する。殊に組立時の連結
ピン13によるかしめにて、金属板製の外リンク
10の連結ピン嵌挿孔縁が内側にはみ出すような
状態となつても、該円形窪所5によつて当該部分
の歪の影響が内リンク1に及ぼされることなく、
従つて加工による障害をなくして円滑な動きをさ
せることが可能となつたのである。
リンク1が成形による一体構造の合成樹脂製のも
のと、金属板製の外リンク10とを交互に組合せ
た所謂ブツシユドチエンが構成されるのであり、
駆動時噛合する鎖車の歯部と接する内リンク1が
前記したように合成樹脂で一体成形されているブ
ツシユ部2であるから、その表面が極めて平滑で
自己潤滑性を所有し得るので、鎖車との接触摩擦
が少なくて円滑な噛み合い駆動ができる。そして
内リンク1と外リンク10との連結部にては、前
記の如く自己潤滑性を所有する合成樹脂材にてな
る内リンクのブツシユ部2内連結ピン孔4と金属
製の連結ピン13との接触で円滑に回動でき、ま
た内リンク1側面と外リンク10の内側面とが連
結部では円形窪所5によつて接触面を少なくして
あるから摩擦抵抗も低減する。殊に組立時の連結
ピン13によるかしめにて、金属板製の外リンク
10の連結ピン嵌挿孔縁が内側にはみ出すような
状態となつても、該円形窪所5によつて当該部分
の歪の影響が内リンク1に及ぼされることなく、
従つて加工による障害をなくして円滑な動きをさ
せることが可能となつたのである。
而して本考案チエンは前記したように自己潤滑
性を所有する合成樹脂製の内リンク1と金属製の
外リンク10とを交互に組合せて構成され、この
内リンク1の材質として機械的強度の高い合成樹
脂(たとえばナイロン系樹脂(商品名ジユラコ
ン)など)を使用することにより、駆動時リンク
連結部での干渉音の発生が解消し、円滑で静粛な
動力の伝達ができることになつたのである。
性を所有する合成樹脂製の内リンク1と金属製の
外リンク10とを交互に組合せて構成され、この
内リンク1の材質として機械的強度の高い合成樹
脂(たとえばナイロン系樹脂(商品名ジユラコ
ン)など)を使用することにより、駆動時リンク
連結部での干渉音の発生が解消し、円滑で静粛な
動力の伝達ができることになつたのである。
更に内リンクは成形によつて一挙に所要の形状
に形成できるので、従来のリンクのように多くの
部品を組合せて形成する手数がはぶけ、殊に一体
成形されることで寸法精度を高めることが可能で
あるから比較的軽荷重の運転機構に使用して効果
的である。
に形成できるので、従来のリンクのように多くの
部品を組合せて形成する手数がはぶけ、殊に一体
成形されることで寸法精度を高めることが可能で
あるから比較的軽荷重の運転機構に使用して効果
的である。
考案の効果:
叙上の如く本考案チエンによれば内リンクを自
己潤滑性と機械的強度の大なる材料で一個に成形
されたものを使用し、これと金属板製の外リンク
とを交互に組合せてチエンを構成するので、鎖車
との噛合や案内部での接触時潤滑剤の使用が不用
になつて円滑な運転ができ、従つて無給油での運
転が可能となつて油脂の使用を忌避する場所や給
油の困難な場所での巻掛け伝動に効果的で、しか
も干渉音の発生がない円滑で軽快な駆動ができる
等多くの利点を有し、そして部品の点数が少なく
なつて製造が容易となり、廉価で精度の高いチエ
ンを供給できるようになつたのである。
己潤滑性と機械的強度の大なる材料で一個に成形
されたものを使用し、これと金属板製の外リンク
とを交互に組合せてチエンを構成するので、鎖車
との噛合や案内部での接触時潤滑剤の使用が不用
になつて円滑な運転ができ、従つて無給油での運
転が可能となつて油脂の使用を忌避する場所や給
油の困難な場所での巻掛け伝動に効果的で、しか
も干渉音の発生がない円滑で軽快な駆動ができる
等多くの利点を有し、そして部品の点数が少なく
なつて製造が容易となり、廉価で精度の高いチエ
ンを供給できるようになつたのである。
第1図は本考案チエンの内リンク拡大正面図、
第2図は第1図の−視平断面図、第3図は第
1図の平面図、第4図は前記内リンクを組込んだ
本考案チエンの一部切断平面図である。 1……内リンク、2……ブツシユ部、3……リ
ンクプレート部、4……連結ピン孔、5……円形
窪所、10……外リンク、13……連結ピン。
第2図は第1図の−視平断面図、第3図は第
1図の平面図、第4図は前記内リンクを組込んだ
本考案チエンの一部切断平面図である。 1……内リンク、2……ブツシユ部、3……リ
ンクプレート部、4……連結ピン孔、5……円形
窪所、10……外リンク、13……連結ピン。
Claims (1)
- 動力伝導用チエンにおいて、その内リンクはリ
ンクプレート部とブツシユ部とからなる全体が自
己潤滑性を有する合成樹脂で一体に成形したもの
であり、該内リンクのリンクプレート部外側面に
は、ブツシユ部の中心連結ピン孔径よりも大きい
直径の段付き円形窪所を各ピン孔位置に同心で設
け、斯かる内リンクに対して金属板製の外リンク
を連結ピンにより連結し、前記内リンクと外リン
クとを交互に組合せたことを特徴とする動力伝導
用チエン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP361283U JPS58142437U (ja) | 1983-01-15 | 1983-01-15 | 動力伝導用チエン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP361283U JPS58142437U (ja) | 1983-01-15 | 1983-01-15 | 動力伝導用チエン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58142437U JPS58142437U (ja) | 1983-09-26 |
JPS6242195Y2 true JPS6242195Y2 (ja) | 1987-10-29 |
Family
ID=30016523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP361283U Granted JPS58142437U (ja) | 1983-01-15 | 1983-01-15 | 動力伝導用チエン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58142437U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0232916Y2 (ja) * | 1985-04-23 | 1990-09-05 | ||
JP5925110B2 (ja) * | 2012-11-21 | 2016-05-25 | 株式会社椿本チエイン | チェーン |
-
1983
- 1983-01-15 JP JP361283U patent/JPS58142437U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58142437U (ja) | 1983-09-26 |
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