JPS6241A - 芳香族アルデヒドの製造方法 - Google Patents

芳香族アルデヒドの製造方法

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JPS6241A
JPS6241A JP61140425A JP14042586A JPS6241A JP S6241 A JPS6241 A JP S6241A JP 61140425 A JP61140425 A JP 61140425A JP 14042586 A JP14042586 A JP 14042586A JP S6241 A JPS6241 A JP S6241A
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phosphine
oxygen
free acid
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JP61140425A
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ジヤンマリー・バセ
ロベール・ミユタン
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Rhone Poulenc Specialites Chimiques
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/10Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by reaction with carbon monoxide
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C45/00Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
    • C07C45/49Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reaction with carbon monoxide

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、貴金属錯体の存在下ハロゲン化芳香族化合物
tヒドロカルボニル化させることによる芳香族アルデヒ
ドの展進方法に関する。
芳香族ハロゲン原子のヒドロカルボニル化による芳香族
アルデヒドの製造は、一酸化炭素の豊富さおよび低価格
ゆえに工業上有利である。このため、A、 8eho@
nbergとR,F、 HackはJ、 Am、 Ch
@m。
Roe、 lk、7761−7764(1974)で、
酸素不含酸受容体としてのアミンと触媒としてのジハロ
ジホスフイノパラジウムを存在させた、一酸化炭素と水
素との混合物と芳香族沃化物ないし臭化物との反応を提
案している(米国特許第5,960,952号も亦参照
のこと)。ドイツ国特許出願第4242.582号は、
この方法を改良して反応効率を高めるべく、ホスフィン
若しくは遊離亜燐酸塩の存在で反応を行なうことを提案
している。それらの利益にもかかわらず、工業的見地か
らみたときの上記方法の主な欠点は、該方法が、芳香族
アルデヒドの収率を十分なものとするためにアリール臭
化物ないし沃化物を用いることにある。事実、アリール
塩化物は、苛酷な圧力温度条件下でさえ、塩素−芳香族
環炭素間結合の低い反応性ゆえにアルデヒドの劣悪な収
率をもたらすとわかった。(IE Yoshida等、
Bul 1. Chem、 Soc、 、Japan 
% 49、(1976))。
その結果、アリール塩化物(これは臭化物ないし沃化物
よシコストが低い)のヒドロカルピル化トいう課題は未
解、決のままである。而して、本発明の目的は、塩素−
芳香族環炭素間結合の活性化によって提出される問題を
解決して芳香族塩化物のカルボニル化を可能にすること
である。また、゛芳香族臭化物の芳香族残基上の電子供
与性置換基の存在は、臭素−芳香族環炭素間結合の反応
性をわずかに低める役目を果たし、そしてこのととはよ
シ低いアルデヒド収率に反映される。それゆえ、本発明
の別の主題は、電子供与性置換基を含有する芳香族臭化
物のヒドロカルビル化方法にある。
更に特定するに、本発明の主題は、酸素不含酸受容体、
パラジウム/ホスフィン錯体並びに、随意成分としての
ホスフィンの存在下、りpルー若しくはブロム芳香族化
合物をヒドロカルボニル化させることにより芳香族アル
デヒドを製造するに際し、一酸化炭素と水素との混合物
をクロル−若しくはブロムアレントリカルボニルクロム
と反応させることを特徴とする方法である。
意外にも、電子供与性置換基全含有する芳香族塩化物な
いし臭化物の芳香族核上のカルボニルクロム残基−Cr
(CO)sの存在はへロゲンー炭素結合を著しい程度に
まで活性化し、芳香族アルデヒド収率の向上を可能にす
るとわかった。
アレントリカルボニルクロム化合物は、種々の合成ルー
トによって容易に取得することのできる既知化合物であ
る( G、 Wllklngon等、Compr@h@
n−5lv+e  Organometalllc  
Ch@m1stry 5Vo1.3 、p、1001〜
1021 、P@rgamon Press発行)。ア
レントリカルボニルクロムの好ましい取得方法は、炭化
水素および(又は)エーテルの如き種々の有機溶剤又は
余剰の出発芳香族化合物中芳香族化合物とヘキサカルボ
ニルクロムとを反応させることよシなる。
この方法は特に、電子供与性置換基を有するアレントリ
カルボニルクロムの合成に適している。
更に特定するに、本発明の主題は、一般式に相当するア
ルデヒドを、一般式 のへロアレントリカルボニルクロム化合物(ここで R1は、炭素原子1〜20個のアルキル基1炭素原子1
〜20個のアルコキシ基、弗素原子、七ノー若しくはポ
リへロゲン化アルキル残基、ホルミル基、カルボニルオ
キシアルキル基、第三アミノ基、ヒドロキシル基、アシ
ル残基又はアシルアミン残基を意味し、 nは1〜3好ましくは1〜2の整数を意味しそして Xは塩素若しくは臭素原子を意味する)のヒドロカルボ
ニル化によって製造する方法である。
R1基の非制限的例としてメチル、エチル、難−プロビ
ル、インプロビル、n−ブチル、イソブチル、s@e−
7’チル、n−ペンチル、2−エチルヘキシル、ドデシ
ル、オクタデシル、シクロヘキシル、メチルシクロヘキ
シル、ベンジルおよび2−フェニルエチル基;メトキシ
、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブ
トキシ、2−エチルへキルオキシ、ドデシルオキシ又は
ヘキサデシルオキシ基の如きアルコキシ基;トリフルオ
ルメチル−クロルオルクロルメチル又はベルフルオルエ
チル基OW*へロアルキル基;カルボニルオキシメチル
、カルボニルオキシエチル又はカルボニルオキシイソプ
ロピル基の如き、アルキルR′は同じか又は別異にして
、R1の場合に列挙した如き炭素原子1〜20個のアル
キル基1アリ−〔ここでR#は、R,の場合に列挙した
如きアルキル、シクロアルキル若しくはアリールアルキ
ル基およびアリール(フェニル、トルイル、ナフチル)
基を意味する〕のアシルおよびアシルアミノ残基を意味
する。アシルおよびアシルアミノ基の特定例はアセチル
、プロビオニル、ベンゾイル、メチルベンゾイル、アセ
チルメチルアミノおよびエチルベンゾイルアミノ基によ
って代表される。
Xが臭素原子を意味するとき、R1は好ましくは電子供
与性、残基全意味する。
R1は好ましくは低級アルキル基すなわち、炭素原子1
〜4個のアルキル基を意味する。
ハロアレントリカルボニルクロムの例として為更に特定
するに次のものを挙げることができる:クロルベンゼン
トリカルボニルクロム、クロルベンゼントリカルボニル
クロム、ブロムトルエントリカルボニルクロム、フルオ
ルクロルベンゼントリカルボニルクロム、1−メチル−
4−フルオル−2−クロルベンゼントリカルボニルクロ
ム、 1−クロル−4−トリフルオルメチルベンゼントリカル
ボニルクロム、 1−クロル−4−t−ブチルベンゼントリカルボニルク
ロム、 1−クロル−4−メトキシベンゼントリカルボニルクロ
ム、 1−ブロム−4−メトキシベンゼントリカルボニルクロ
ム、 1−クロル−2−メトキシベンゼントリカルボニルクロ
ム、 1−クロル−4−ヒドロキシベンゼントリカルボニルク
ロム、 1−クロル−2−ヒドロキシベンゼントリカルボニルク
ロム、 1−ブロム−4−ジエチルアミノベンゼントリカルボニ
ルクロム、 1−クロル−3−メトキシカルボニルベンゼントリカル
ボニルクロム、 2−ブロム−3−メトキシカルボニルベンゼントリカル
ボニルクロムおよび 1−クロル−4−アセチルベンゼントリカルボニルクロ
ム。
本発明に従った方法は、ベンズアルデヒド、p−ヒドロ
キシベンズアルデヒド、p−メトキシベンズアルデヒド
、EI−)ルアルデヒド、p−トリフルオルメテルベン
スアルデヒドおよびp−)リアルオルメトキシベンズア
ルデヒドの如きアルデヒド類の製造に特に適している。
本発明に従った方法を実施するのに、反応媒体に可溶か
或いは該媒体の成分と混和し得しかも、形成される酸素
不含酸との反応のあいだ水を遊離しない酸素不含酸受容
体ならいずれも用いることができる。而して、アルカリ
土類金属酸化物(Cab)、アルカリ金属若しくはアル
カリ土類金属の炭酸塩および重炭酸塩(炭酸ナトリウム
および重炭酸ナトリウム)、弱カルボン酸(25°Cの
水中でのpKが4よシ高い)よシ誘導されるアルカリ金
属若しくはアルカリ土類金属カルボン酸塩(ナトリウム
若しくはカリウムの酢酸塩、プロピオン酸塩、酪酸塩、
イソ酪酸塩、安息香酸塩又はフェニル酢酸塩)、第三ア
ミン類および第三窒素含有複素環式塩・基(トリメチル
アミン、トリエチルアミン、メチルトリエチルアミン、
ピリジン、ピコリンおよび、N−メチル−若しくはN−
エチルピペリジンの如きN−フルキルピペリジン)ヲ用
いることができる。第三アミンおよび第三窒素含有複素
環式塩基は酸素不含酸受容体の好ましいカテゴ+1−を
構成する。
酸素不含酸受容体の量は少くとも、反応のあいだ形成さ
れる酸素不含酸の中和に必要な化学量論酌量にほぼ等し
く、ハロアレントリカルボニルクロム1モル当シ少くと
も約1モルである。好ましくは、酸素不含酸受容体はへ
ロアレントyカルボニルクロム1モル当シ少くとも11
モル量で用いられる。酸素不含酸受容体の量には臨界的
上限はなく、第三窒素含有塩基の場合反応媒体を構成し
うる。他の酸素不含酸受容体については、へロアレント
リカルボニルクロム1モル当シ15モルよシ多く用いる
ことは通常必要でない。一般には、1〜125範凹の量
で十分である。
本発明に従った方法で触媒として用いられるパラジウム
/ホスフィン錯体は、芳香族へロゲン化物のヒドロカル
ボニル化反応に通常用いられるものである(人5cho
enb@rg等の前記文献、)L Yo shIム等の
前記文献、米国特許第3,96 G、932号およびド
イツ国出願第へ242,582号参照のこと)。かくし
て、原子価0のパラジウムの錯体を用いることができ、
また同様に原子価2のパラジウムの錯体を用いることも
できる。一般に、空気に対する安定性ゆえに取扱い容易
な後者の錯体が好ましい。更に特定するに、下記一般式
を有するパラジウム錯体を用いることができる: Pd(CO)P((RJs)3(N) Pds (Co)a(P(R2)a)m(V)pa(p
(RJa)4(VI) pazz(P(RJa)*         (■)R
Zは、炭素原子1〜20個の飽和脂肪族、脂環式若しく
は芳香族炭化水素基を意味し、2はへロゲン原子又は式
R,−COO−(ここでnaはは、炭素原子1〜20個
のアルキル、シクロアルキル若しくはアリールアルキル
基、又′はアリールを意味する)の7シロキシ残基を意
味し、mは3又は4である。
式呻づ■において、基R2は同じか又は別異にして、特
にメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチ
ル、苧・C−ブチル、n−オクチ化、シクロヘキシル、
メチルシクロヘキシル、フェニル、トルイル、エチルフ
ェニル、キシリル、ナフチル、ベンジルおよび2−フェ
ニルエチル基ヲ意味、する。 基R2の少くとも一つは
好ましくけ電子供与性基を意味し、よシ好ましくはアリ
ール基を意味する。2は好ましくは、塩素若しくは臭素
原子、低級飽和脂肪族アシロキシ(アセトキシ、プロピ
オニルオキシ1ブチリルオキシ)基又は芳香族アシロキ
シ(ベンゾイルオキシ、トルイルオキシ)残基を意味す
る。パラジウム/ホスフィン錯体の例として、非制限的
に次のものを挙げることができるニ トリス(メチルジフェニルホスフィノ)モノカルボニル
パラジウム、 トリス(トリフェニルホスフィノ)モノカルボニルパラ
ジウム、 トリス(エチルジトリルホスフィノ)モノカルボニルパ
ラジウム、 トリス(エチルジトリルホスフィノ)パラジウム、テト
ラキス(トリトリルホスフィノ)パラジウム、ジクロル
ビス(トリフェニルホスフィノ)パラジウム、 ジクロルビス(トリトリルホスフィノ)パラジウム、お
よび ジイソプロピオニルオキシビス(トリフェニルホスフィ
ノ)パラジウム。好ましくは、ジハロビス(トリアリー
ルホスフィノ)パラジウムおよびジアシルオキシビス(
トリアリールホスフィノ)パラジウムが用いられる。
本発明に従った方法は、反応に参加する各種化合物の、
反応条件下不活性な溶剤を存在させて実施される。既述
の如く、この目的に用いることのできる一つの溶剤群は
、酸素不含酸受容体として用いられる第三窒素含有塩基
よ)なる。また、飽和脂肪族炭化水素(例えばヘキサン
)、飽和脂環式炭化水素(シクロヘキサン又はメチルシ
クロヘキサン)、芳香族炭化水素(ベンゼン、トルエン
、キシレン又はエチルベンゼン)、へロゲン化芳香族炭
化水素(クロルベンゼン又はクロルトルエン)、脂肪族
エーテル、環状エーテル(テトラヒドロ7ラン)、芳香
族エーテル(アニソール、クロルアニソール又はブロム
アニソール)、ラクタム(N−メチルピロリドン)、モ
ノ−若しくはジカルボン酸のエーテル(アジピン酸メチ
ル又はテレフタル酸メチル)およびポリオールエーテル
(エチレングリコールジメチルエーテル又はジエチレン
グリコールジメチルエーテル)の如き他の有機化合物を
用いることができる。一般には、電子供与性のできるだ
け弱い有機化合物が用いられる。実際的見地から、溶剤
若しくは共溶剤として1ハロアレントリカルボニルクロ
ムの誘導源ムロ芳香族誘導体を用いることは、それが標
準圧力温度条件下液体であるとき特に有利とわかった。
前者ハロアレントリカルボニルクロムは、ヘキサカルボ
ニルクロムと過剰のムロ芳香族化合物とを反応させるこ
とによってli製される。かくして調製せるハロアレン
トリカルボニルクロム溶液は直接ヒドロカルボニル化反
応に用いられる。
反応媒体中の反応体濃度は臨界的でなく、広い範囲で変
動しうる。
また、ハロアレントリカルボニルクロム1モル轟シのパ
ラジウムy原子数として表わされるパラジウム触媒の量
も広い範囲で変動しうる。通常、ソレハハロアレントリ
カルボニルクロム1モル当シI X 10−5〜0.5
1原子範囲であシうるが、同へロアレントリカルボニル
クロム1モル当シバラジウム1×10〜1x10 1原
子範囲の量が適している。
ハロアレントリカルボニルクロムのヒドロカルボニル化
は、有利には触媒中パラジウムに結合したものと同じ遊
離ホスフィンの存在で好まし〈実施される。一般には、
ドイツ国出願第4242.582号に記載のホスフィン
を用いることができる。パラジウム111原子当シの燐
Ii原子で表わされるホスフィンの量は媒体中のパラジ
ウム濃度の関数として広い範囲内で変動しうる。好まし
くは、遊離ホスフィン/パラジウム比は媒体中のパラジ
ウム濃度に反比例する。通常、パラジウム1g原子当ル
の燐I原子がα5〜1000好ましくは2〜100範囲
であるホスフィ゛ン量が用いられる。
本発明の範1tlを逸脱することなく、反応媒体に、パ
ラジウム(+2)錯体又はパラジウム(+2)カルボン
歳塩(パラジウムの酢酸塩若しくはプロピオン酸塩)と
適当量の遊離ホスフィンとを供給することによシ、反応
が「現場」生起するのに必要な触媒種を形成することが
できる。
反応は広い温度範囲で実施されうる。通常150〜25
0℃範囲の温度が適している。好ましくは、80−20
0℃の温度が用いられる。
本発明に従った方法は、大気圧に等しいかそれよシ高い
一酸化炭素圧力で実施することができる。
一酸化炭素の圧力は好ましくは150バ一ル未満であシ
、よシ好ましくは80パ一ル未満である。
1〜50バールの圧力が非常に適している。
一酸化炭素対水素のモル比は臨界的でなく、広い範囲で
変動しうる。かくして、これら反応体のいずれかを大過
剰で用いることができる、更に特定するに、Co/M2
比はα1S10範囲で変動しうる。
実際的見地から、本方法は、ハロアレントリカルボニル
クロムと、反応が生ずるのに必要な他の化合物の有機溶
液に一酸化炭素および水素流れを単に通すことによシ、
或いは攪拌下の耐圧容器内の該溶液に一酸化炭素および
水素の圧力を作用させることによって遂行される。反応
が終了したとき、反応媒体の各種成分は、通常の方法を
用いて分離される。反応条件に依って、多割合ないし少
割合の芳香族アルデヒド生成物がアレントリカルボニル
クロム形で存在する。次いで、該芳香族アルデヒドから
クロムを脱配位させるには、十分な一酸化炭素の圧力下
反応混合物を高温に加熱するだけで十分であシ、而して
芳香族アルデヒドを回収することができる。
下記例は本発明を例示し、それが実際上どのように遂行
されうるかt示すものである。例中使用せるハロアレン
トリカルボニルクロムは、ムロ芳香族化合物を、テトラ
ヒドロフランとブチルエーテルとの混合物中ヘキサカル
ボニルクロムトー緒に加熱還流させることによって製造
された。
例  1 加熱系および電磁攪拌機を備えた100−ステンレスt
11!Rオートクレーブに次のものを装入した:クロル
ベンゼントリカルボニルク ロム                 1ミリモルP
de12CP(CsHs)s )z         
 [1L02ミリモルトリフェニルホスフィン    
   11ミリモルトルエン            
  20−トリエチルアミン    l1lL16−(
12ミリモル)。
オートクレーブt、CO流れで掃気したのち閉じた。一
酸化炭素を15バールの圧力にまで装入し、次いで水素
管15バール装入したのち、攪拌しながら反応体混合物
’1120℃に加熱し、この状態を5時間保持した。と
のあと、オートクレーブの内容物t20℃に冷却し、次
いで脱気した。
反応物のアリコートを採取し、マススペクトロスコピー
およびプロトンNMRスペクトロスコピー1用いて、形
成した生成物管同定するのに、上記アリコートを用いた
。ベンズアルデヒドをフレームイオン化j!cSクロマ
トグラフィーによって測定した。154ミリモルのベン
ズアルデヒドが形成しておシ、それは当初装入されたク
ロルベンゼントリカルボニルの54%(実収率)に相当
するとわかった。
反応媒体中で更に115ミリモルのホルミルアレントリ
カルボニルクロムが測定され、それは、装入されたクロ
ルベンゼントリカルボニルの15%に相当した。全体で
、ベンズアルデヒド生成物は、装入されたクロルベンゼ
ントリカルボニルクロムの69%であった。
例  2 例1の装置に、クロルベンゼントリカルボニルクロムc
L7ミリモル、ジクロルビス(トリ7エ二ルホスフイノ
)パラジウム1014ミリモル、トリエチルアミン18
4ミリモル、トリフェニルホスフィンα07ミリモルお
よびクロルベンゼン22.51i”f:、装入した。乙
のオートクレーブを一酸化炭素流れで掃気し、閉じたの
ち、一酸化炭素1パールで掃気し、次いで水素1バール
を装入した。
温度t−攪拌下で130℃に上げた。これらの条件管2
4時間保ち、次いで反応混合物を20℃に冷却し、オー
トクレーブを脱気した。
形成せるベンズアルデヒドを例1の如く測定した。実収
率は65%であった。
例  3 使用方法は例2と同じであったが、但し圧力は0015
パール、水素15バールとした。
ベンズアルデヒドの収率52%が達成された。
」L仁Σム クロルベンゼントリカルボニルクロム上池の異なるクロ
ルアレンカルボニルクロムでU&a、tたほかは例3の
条件を用いた。得られた結果を次表に示す:

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)酸素不含酸受容体、パラジウム/ホスフィン錯体
    並びに、随意成分としてのホスフィンの存在下、クロル
    −若しくはブロム芳香族化合物をヒドロカルボニル化さ
    せることにより芳香族アルデヒドを製造するに際し、一
    酸化炭素と水素との混合物をクロル−若しくはブロムア
    レントリカルボニルクロムと反応させることを特徴とす
    る方法。
  2. (2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) のアルデヒドが、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) のハロアレントリカルボニルクロム化合物 (ここで R_1は、炭素原子1〜20個のアルキル基、炭素原子
    1〜20個のアルコキシ基、弗素原子、モノ−若しくは
    ポリハロゲン化アルキル残基、ホルミル基、カルボニル
    オキシアルキル基、第三アミノ基、ヒドロキシル基、ア
    シル残基又はアシルアミン残基を意味し、 nは1〜3好ましくは1〜2の整数を意味し、そして Xは塩素若しくは臭素原子を意味する) をカルボニル化させることによつて製造されることを特
    徴とする、特許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. (3)式( I )および(II)中R_1が低級アルキル
    基を意味することを特徴とする特許請求の範囲第3項記
    載の方法。
  4. (4)酸素不含酸受容体が、アルカリ土類金属酸化物な
    いし水酸化物、アルカリ金属若しくはアルカリ土類金属
    炭酸塩ないし重炭酸塩、アルカリ金属若しくはアルカリ
    土類金属カルボン酸塩、第三アミンおよび第三窒素含有
    複素環式塩基よりなる群から選ばれることを特徴とする
    、特許請求の範囲第1〜3項のいずれか一項記載の方法
  5. (5)酸素不含酸受容体の量が、ハロアレントリカルボ
    ニルクロム1モル当り少くとも約1モルであることを特
    徴とする、特許請求の範囲第1〜4項のいずれか一項記
    載の方法。
  6. (6)用いられる触媒が、式 Pd(CO)P〔(R_2)_3〕_3(IV)Pd_3
    (CO)_3〔P(R_2)_3〕_m(V)Pd〔P
    (R_2)_3〕_4(VI) PdZ_2〔P(R_2)_3〕_2(VII)〔ここで R_2は、炭素原子1〜20個の飽和脂肪族、脂環式若
    しくは芳香族炭化水素基を意味し、 Zはハロゲン原子又は式R_3−COO−(ここでR_
    3は、炭素原子1〜20個のアルキル、シクロアルキル
    若しくはアリールアルキル基、又はアリールを意味する
    )のアシロキシ残基を意味し、 mは3又は4である〕 の化合物よりなる群から選ばれるパラジウム/ホスフィ
    ン錯体であることを特徴とする、特許請求の範囲第1〜
    5項のいずれか一項記載の方法。
  7. (7)R_2の少くとも一つがアリール基を意味する式
    (IV)〜(VII)の化合物が触媒として用いられること
    を特徴とする、特許請求の範囲第6項記載の方法。
  8. (8)ジクロルビス(トリフェニルホスフィノ)パラジ
    ウムが触媒として用いられることを特徴とする、特許請
    求の範囲第7項記載の方法。
  9. (9)触媒の量が、ハロアレントリカルボニルクロム1
    モル当り1×10^−^5〜0.5g原子範囲であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1〜8項のいずれか一
    項記載の方法。
  10. (10)パラジウム1g原子当り燐0.5〜1000g
    原子量で遊離ホスフィンを存在させて実施されることを
    特徴とする、特許請求の範囲第1〜9項のいずれか一項
    記載の方法。
  11. (11)用いられるホスフィンが、ホスフィン/パラジ
    ウム錯体中に存在するものと同じであることを特徴とす
    る、特許請求の範囲第10項記載の方法。
  12. (12)反応が不活性有機溶剤中で実施されることを特
    徴とする、特許請求の範囲第1〜11項のいずれか一項
    記載の方法。
  13. (13)用いられる有機溶剤が、酸素不含酸受容体とし
    て用いられる第三窒素含有塩基であることを特徴とする
    、特許請求の範囲第12項記載の方法。
  14. (14)用いられる有機溶剤が、飽和脂肪族炭化水素、
    飽和脂環式炭化水素、芳香族炭化水素、ハロゲン化芳香
    族炭化水素、ラクタムのエーテルであることを特徴とす
    る、特許請求の範囲第11項記載の方法。
  15. (15)用いられる有機溶剤が、ハロアレントリカルボ
    ニルクロムの誘導源をなすハロ芳香族化合物であること
    を特徴とする、特許請求の範囲第11項記載の方法。
  16. (16)反応温度が50〜250℃範囲であることを特
    徴とする、特許請求の範囲第1〜15項のいずれか一項
    記載の方法。
  17. (17)一酸化炭素の絶対圧力が1〜150バール範囲
    であることを特徴とする、特許請求の範囲第1〜16項
    のいずれか一項記載の方法。
  18. (18)一酸化炭素対水素モル比が0.1〜10範囲で
    あることを特徴とする、特許請求の範囲第1〜17項の
    いずれか一項記載の方法。
JP61140425A 1985-06-21 1986-06-18 芳香族アルデヒドの製造方法 Pending JPS6241A (ja)

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