JPS624196A

JPS624196A - ウインチの尻手ワイヤ操作装置

Info

Publication number: JPS624196A
Application number: JP14261285A
Authority: JP
Inventors: 高山　正吉; 秀明片岡
Original assignee: Sato Kensetsu Kogyo Co Ltd
Current assignee: Sato Kensetsu Kogyo Co Ltd
Priority date: 1985-07-01
Filing date: 1985-07-01
Publication date: 1987-01-10
Also published as: JPH021074B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明はウィンチキャプスタンの尻手ワイヤを自動引
取シ、繰出しする尻手ワイヤ操作装置に関する。なお、
尻手ワイヤとは尻手ワイヤロープの通称である。

（従来の技術）作業ウィンチのキャプスタンから出てくる尻手ワイヤは
、従来人力によって引かｎているが、こａｈ非常に危険
な作業であり、特にウィンチを逆転させる場合、尻手取
り者が作業手順を間違えｎば、−瞬にして命を失うこと
もある。

業界によっては、尻手ワイヤを手に持つことを全面禁止
している。

リールワインダ方式で、尻手ワイヤを巻枠に巻取る方法
も考案さｎているが、この方法はワイヤの交換が面倒で
あり、通常の尻手取りのように、ワイヤの途中をつかん
で操作する事ができない。

（発明が解決しようとする問題点）この発明は上述のように危険な尻手ワイヤ操作を、安全
な機械操作とし、しかもワイヤ交換が容易で、尻手ワイ
ヤが長くても、その途中を人間の手でつかんで行ったと
同様に、より正確に操作できる装置を提供する。

（問題点を解決するための手段）この発明はウィンチのキャプスタン後方へ出た尻手ワイ
ヤを、外周のＶ形深溝に巻掛けられる溝車と、上記尻手
ワイヤに常時、所要の尻手張力を与えるよう、上記溝車
を回転付勢しているＩＪ　ＩＪ−フ弁つき流体圧駆動機
構と、上記尻手ワイヤが上記溝車に所要長さ巻掛けられ
るよう、溝車の前後に設けｔ巻掛用案内車と、上記溝車
のＶ形溝へ入込んで、巻掛けた尻手ワイヤを押さえるワ
イヤ押込車と、上記溝車の後側にあって、上記Ｖ形溝に
食込んだ尻手ワイヤを溝から浮かし出す引上用案内車と
、この引上用案内車によりＶ形溝から出て来た尻手ワイ
ヤを、−几ん横へ曲げて外へ出す筒状出入口とを備え、
上記各部材は、尻手ワイヤの途中を上記Ｖ形溝の所要位
置へ側方から巻掛け、取出し可能とする構造である事を
特徴とするウィンチの尻手ワイヤ操作装置である。

（作　用）この発明は、尻手ワイヤを巻枠に巻取ったシ巻戻したり
するのでなく、ｖ形深溝をもつ溝車に所要長さだけワイ
ヤの途中全巻掛け、ワイヤ押込車で押さえるから、溝壁
とワイヤの間に、尻手張力に耐えるに十分な摩擦を生じ
、人間がしつかり尻手ワイヤを掴ったと同じになる。そ
して、人間が尻手ワイヤを手繰ったシ戻したりする動作
は、その溝車を回転付勢している流体圧駆動機構が行う
。この駆動機構のリリーフ弁が、尻手ワイヤに所要の尻
手張力を保ｔせる自動張力制御作用をする〇Ｖ形溝に巻掛ける尻手ワイヤの長さは、尻手張力を保ち
得る長さく巻掛角ンであって、そｎより後方のワイヤ社
自由に地上に置かｎる。引上用案内車が溝にはまったワ
イヤを溝から引上げるが、その際、その引上刃が有効に
働くよう、この案内車から出たワイヤを一たん横へ曲げ
て外へ出す筒状出入口が設けらｎｌこｎがワイヤ自由端
側の浮上りを制している。この横曲げすみ筒状出入口は
ま友、強い張力と変型なる巻付は巻戻しによりワイヤに
生じ几捩り応力で、ワイヤが出口ではね交り踊ったりす
るのを制し為ワイヤ引戻しの際も、出入口へ入ると同時
にワイヤを横曲げして勝手な動きを制しｔ後、溝車へ送
るのである。

押込車、引上用案内車、筒状出入口等の部材は、いずｎ
も尻手ワイヤを側方から溝車に巻掛け、取出しできる構
造であるから、尻手ワイヤが如何に長くなっても、その
途中をくわえて操作、交換する事ができる。

（実施例）第１．２図はこの発明一実施例を示すもので、そのＷは
尻手ワイヤ、／はキャプスタン、コは溝車、ムはそのＶ
形深溝、３は油圧駆動機構、弘、！は前後の巻掛用案内
車、乙はワイヤ押込車、りは引上用案内車、ｔは横曲げ
する筒状出入口である。全体が台枠りに載っており、エ
ンジンカバー１０の後方に操作員の座席／ｌがある。

第３．４図は、第１．２図の実施例の溝車コ付近を拡大
しｋもので、溝車コの片側はハンドルノコにより開く。

巻掛用案内車よ、引上用案内車りはローラの形になって
いるが、共に車と呼ぶことにする。

この発明の最大の特徴、つまシ尻手ワイヤＷの途中をこ
の操作装置へ側方から巻掛け、取出しすることが可能に
なったのは、ワイヤＷを溝車コの約半周にだけ巻掛ける
ようにした事と、各付属部材が尻手ワイヤの途中を上記
半周に側方から巻掛け、取はずすのを妨げない構造にし
た事による。即ち、この実施例では、ワイヤ押込車６は
揺動腕／３を、その先端支点／３αのまわシに上下回動
させる事によシ、腕の中間部につけた押込車ＡｉＶ形深
溝ムへ出し入ルする事ができ、常時はバネ／４１により
溝側へ引付けられる力でワイヤＷを押している。バネ／
りに抗して揺動腕１３を押上げｎば、押込車６は溝との
外に出て、側方から尻手ワイヤｗ２溝へ出し入ｎする事
ができる。

溝車コ外周に近接している後側巻掛用案内車ｊは、第４
図のように尻手ワイヤを溝車コに巻掛けるのを妨げる位
置にあるが、ハンドル３αを回して締ネジをゆるめると
、第５図のように案内車３の軸を支える切込溝つきブラ
ケット１３から抜出して、約ｑＯ０旋回させら几る。

筒状出入口ｔは図で明らかなように、上部にワイヤ途中
を落し込む切欠きｇａが開いている。

筒状出入口ｔによりワイヤＷが横曲げさｎる際、筒端の
垂直ローラ１６はワイヤＷを傷つけずに曲げるだけでな
く、ワイヤ戻し時、巻掛は摩擦によりワイヤを安定に溝
車−へ送る。第６図は尻手ワイヤＷと各部材との関係の
説明図で、溝車−の前後の案内車り、３の位置により、
ワイヤＷが溝車コのＶ形深溝に食込み、必要々摩擦力を
生ずる巻掛は角θが決まる事を示している。

角θは通常７ｇ００弱にするが、諸条件を考慮して決め
る。

また第６図は溝に食込んだワイヤｗ’６浮かし出す引上
用案内車りが、比較的溝車コから離ｎていても有効に働
くのけ、ワイヤを横曲げする筒状出入口ざ、垂直ローラ
／Ａによる事を示している。こｎらがなけｎば、尻手ワ
イヤＷの自由端側を拘束するものがないため、溝に食込
んだワイヤｗｑ案内車５に触ｎず、そのま＼下方へ回っ
て故障を起す。出入口ｇはワイヤＷを筒内で横へ曲げる
事により、その上下動を制しつ＼、ワイヤＷｔ−装置側
方の地上へ出し、また地上から溝車λへ戻す際、ワイヤ
Ｗのはね返フ管制する。

第７図は、こｎもこの発明の重要要件である尻手張力保
持と、尻手ワイヤの引取り、繰出しをする流体圧駆動機
構の簡単な実施例説明図である。

油圧ポンプＪから供給さｎた圧油は油圧モータ／７’ｊ
）回して油槽／ｇへ戻る。尻手ワイヤＷが溝車コに掛け
らｎ１油圧駆動さｎる溝車コの回転付勢力によシ、尻手
ワイヤＷの張力が予め設定し之尻手張力まで達すると、
圧油がリリーフ弁ｌｑヲ押開いて油槽へ戻シ、所要の尻
手張力を保持する。

ウィンチを巻込み方向へ回すと、尻手ワイヤＷをくわえ
た溝車コは、キャプスタンｌの回転につｎワイヤＷを、
引込むように回シ、尻手張力を保持する。ウィンチを戻
し方向へ回せば、溝車コは尻手張力を保持して戻し方向
へ回る。尻手張力はリリーフ弁の調節で設定さｎる。

キャプスタン／にワイヤＷ　ｆ　ｎ回巻付けた時、ワイ
ヤ、キャプスタン間摩擦力は尻手張力のコπμ外１　　倍となる。溝車コへの油圧駆動トルクを、尻手張
力３０に４となるようにした場合、摩擦係数μ＝０．／
４１　　として、上記摩擦力Ｆ１つまシ巻上刃は次のよ
うに大きな力となる。

以上、一実施例について説明したが、この発明の各部材
の形状、配置は、実施に当る技術者の周知技術により、
発明の要旨を変えることなく多様に変化、応用し得る。

（発明の効果）この発明はウィンチキャプスタンの尻手ワイヤ全１巻取
るのでなく、溝車の牛周弱に巻掛けて、その巻掛は摩擦
力により尻手張力を保つ方式を開いた。

長い尻手ワイヤの途中を、装置側方から上記溝車に巻掛
けられる構造にしたから、尻手ワイヤの装着、交換が容
易である。

上記溝車を流体圧駆動機構により巻上げ、巻戻し方向へ
回転、又は停止させ、リリーフ弁により、その回転付勢
力を一定に保つから、キャプスタン、溝車間尻手ワイヤ
に所要の尻手張力を自動的に確保し、吊上げ、吊下げ荷
物を尻手操作の誤シで落下させるおそｒ′Ｌを解消した
。

上述の溝車の半周器に尻手ワイヤを巻掛けて大きな摩擦
力を得るため、ワイヤは溝内へ押込まｎるが、その半周
器を過ぎｔら直ちに溝から引上げねばならない。巻戻し
の際はワイヤは自動的に溝から引上げらｎてキャプスタ
ンへ向うが、巻上げの際は自由に出て行くワイヤを溝か
ら引上げねばならない。このような場合、一般には、く
ちばし状金具を固定してワイヤがその上を滑って溝から
出てくるようにする摩耗、損傷の多い方法がとらｎる。

この発明は引上用案内車とワイヤを横曲げする筒状出入
口との組合せによシ、ワイヤの自由端側の自由を制しつ
＼、案内車によシワイヤを溝から引上げるので、金具や
ワイヤの摩耗、損傷がない。しかも出入口を出る直前、
また入った直後にワイヤが一たん横曲げを受けるので、
出る時はワイヤの捩り応力によるはね返り、入る時は逐
次具った方向から入口へ引込まｎるための踊シ動作が、
いずｎも鎮静化でき、円滑な操作と、作業者の安全が確
保さｎるのである。

【図面の簡単な説明】

第１．２図はこの発明一実施例の立面図、平面図、第３
．４図は同じく要部拡大立面図、平面図、第５図は巻掛
用案内車３を開いて尻手ワイヤを溝車に掛ける前の状態
を示す平面図、第６図は溝車に掛けｔ尻手ワイヤに接す
る各部材の配置説明用立面図、第７図は流体圧駆動機構
の実施例説明図である。コ・・・溝車、３・・・流体圧駆動機構、り、！・・・
巻掛用案内車、６・・・ワイヤ押込車、り・・・引上、
用案内車、ざ・・・筒状出入口。第５Ｎ　　　　　　第６５１手続補正書（自船昭和６０年１１月２６日

Claims

【特許請求の範囲】ウインチのキヤプスタン後方へ出た尻手ワイヤを、外周
のＶ形深溝に巻掛けられる溝車と、上記尻手ワイヤに常
時、所要の尻手張力を与えるよう、上記溝車を回転付勢
しているリリーフ弁つき流体圧駆動機構と、上記尻手ワイヤが上記溝車に所要長さ巻掛けられるよう
、溝車の前後に設けた巻掛用案内車と、上記溝車のＶ形溝へ入込んで、巻掛けた尻手ワイヤを押
さえるワイヤ押込車と、上記溝車の後側にあつて、上記Ｖ形溝に食込んだ尻手ワ
イヤを溝から浮かし出す引上用案内車と、この引上用案内車によりＶ形溝から出て来た尻手ワイヤ
を、一たん横へ曲げて外へ出す筒状出入口とを備え、上記各部材は、尻手ワイヤの途中を上記Ｖ形溝の所要位
置へ側方から巻掛け、取出し可能とする構造である事を
特徴とするウインチの尻手ワイヤ操作装置。