JPS6241623B2 - - Google Patents

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JPS6241623B2
JPS6241623B2 JP19502782A JP19502782A JPS6241623B2 JP S6241623 B2 JPS6241623 B2 JP S6241623B2 JP 19502782 A JP19502782 A JP 19502782A JP 19502782 A JP19502782 A JP 19502782A JP S6241623 B2 JPS6241623 B2 JP S6241623B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
enogu
parts
water
sheet
drum
Prior art date
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Expired
Application number
JP19502782A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5984955A (ja
Inventor
Shinji Tsujio
Shinichi Taneno
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sakura Color Products Corp
Original Assignee
Sakura Color Products Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sakura Color Products Corp filed Critical Sakura Color Products Corp
Priority to JP19502782A priority Critical patent/JPS5984955A/ja
Publication of JPS5984955A publication Critical patent/JPS5984955A/ja
Publication of JPS6241623B2 publication Critical patent/JPS6241623B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明はシート状あるいはシートをさらに粉
砕し鱗片状に成形した水に容易にとけるシート状
水性えのぐに関わる。
通常の水性えのぐはアラビアゴム・デキストリ
ン等の水溶性糊剤をグリセリン・エチレングリコ
ール等の多価アルコール系吸湿剤兼可塑剤および
水に溶かしたビヒクルに顔料を混練し、チユーブ
あるいは瓶に填充して市販されている。
しかしチユーブや瓶等の容器がコスト高となる
ので、水溶性糊剤と顔料のみを粉末状態で混合し
た粉えのぐ、あるいは水溶性糊剤と顔料のみを僅
かにアルコールで湿らせて成形した顆粒状えのぐ
が低価格で市販されているが使用にあたり水でう
すめがたく、又水でうすめたものは乾燥が速すぎ
て使いづらく、かつ多価アルコールを含まないの
で画面にひゞわれが起りやすい欠点がある。
この発明のえのぐは粉えのぐおよび顆粒状えの
ぐの上記欠点を除き、かつコスト低廉で、しかも
シート状となつているので容積が小さく、水でう
すめやすく、かつ使用にあたり必要量を計算して
水でうすめれば無駄なく使用できる利点を有す水
性えのぐを提供するものである。
この発明で使用できる水溶性糊剤はポリビニル
アルコールに限定される。アラビアゴム・デキス
トリン・カルボキシメチルセルローズあるいはヒ
ドロキシメチルセルローズ等の通常水性えのぐに
使用される水溶性糊剤を使用してもシート状えの
ぐを得られるがシート成形時に離形しがたく、ロ
スが多く、水に溶けがたく、吸湿性があつて変質
しやすく指先でふれると汚れる等の欠点があつて
ポリビニルアルコールに及ぶものはない。ポリビ
ニルアルコールは抗張力や伸張力が大でシートに
成形しやすく、出来たシートが破壊されにくく、
顔料と混合したとき気泡が混入しがたい。又水に
溶けやすく、溶かされた後は顔料の分散安定性が
よい。湿度・温度による影響が小さい等の特徴が
あり、特にけん化度80〜90%、重合度300〜2000
の範囲のものが上記特性が大きく望ましく使用で
きる。そして具体的に使用できるものとしてはク
ラレポバール204・205・214・215および217(商
品名、株式会社クラレ製)、ポリサイザー68およ
び208(商品名、高分子化学工業株式会社製)、ゴ
ーセノールGH―14・GM―17・GL―03およびGL
―05、(商品名、日本合成化学工業株式会社製)
をあげることができる。
この発明で使用できる顔料としては酸化チタ
ン・酸化鉄・群青・紺青およびカーボンブラツク
等の無機顔料、ハンザエロー、フタロシヤニング
リーン、フタロシヤニンブルー等の有機顔料等通
常水性えのぐに使用できる顔料であれば何でも使
用できる。
又必要に応じ炭酸カルシユーム、カオリン、ベ
ントナイト等通常水性えのぐに使用できる体質顔
料であれば何でも使用できる。その他、この発明
ではエチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、グリセリン等の多価アルコール、ソルビトー
ル、尿素、ノニオン系界面活性剤等の可塑剤、防
腐剤、消泡剤、染料および香料等通常の水性えの
ぐに使用されるものはすべて使用できる。
以上の成分は水性えのぐの100重量部(以下重
量部を部と記す)においてポリビニルアルコール
が15〜95部、好ましくは30〜50部、顔料が5〜
580部、好ましくは50〜70部、必要に応じ適量の
その他添加剤が用いられる。
この発明のえのぐを製造するためにはあらかじ
め上記の成分100部に水300〜100部、好ましくは
200〜150部を混合し充分に混練し、水を蒸散させ
た後シート状に成形するのであるが、水の70〜30
%に代えてメタノール、エタノール等の低沸点ア
ルコールを混合しておくと、水分の蒸発が速く、
かつシート成形時に粘着性が少くなり成形が容易
で便利である。
この水性えのぐを製造するにはポリビニルアル
コール、必要に応じ防腐剤・消泡剤および可塑剤
を水に加え50〜80℃で撹拌し完全に溶解させビヒ
クルとする。低沸点アルコールあるいは香料を加
えるならばビヒクルが冷却後添加し撹拌する。つ
いで顔料を必要に応じ体質顔料・染料をビヒクル
に加え三本ロール、ニーダー、ボールミル等の混
練装置により充分混練する。こゝ迄の工程は通常
の水性えのぐの製法と同一である。
かくして得た流動性ペースト状含水えのぐを加
熱混練する等の方法で水又は水およびアルコール
を蒸散させて10000〜100000cps.(20℃で)、水分
含量50〜35%の粘稠ペースト状えのぐとしシート
状に形成する圧延工程に入る。
圧延してシート状とする工程は種々実用できる
ものがあり、以下に簡単に説明する。
Γ 溶液流延法(第1図参照) 回転するドラム1の表面にホツパー2より粘稠
ペースト状えのぐ3を落下させ、所定厚みとなる
よう押え板4により押圧力を加えドラム1を内部
より加熱するか、えのぐ3に熱風をあてて水分を
蒸発しつつ、ドラム1を回転し刃物5ではぎとり
シート状水性えのぐ6を得る。
このときドラム表面に離形剤を塗布するか、あ
るいはフツ素樹脂膜7を積層しておく必要があ
る。
Γ カレンダー法(第2図参照) 回転する複数個のドラム11,12,13…の
回転速度V11,V12,V13…をV11<V12<V13…と調
整し、かつドラムを内部より加熱し2枚のフツ素
樹脂フイルム14,15間にホツパー6よりペー
スト状含水えのぐ17を挾み込みロール11,1
2間、ついで12,13間…と順次通過させ均一
なシート状水性えのぐ18とする。
この際フツ素樹脂フイルム14,15の使用に
代え、ドラム11,12,13…の表面に離形剤
を塗布してもよい。
Γ 圧延法(第3図参照) 上面が水平な台盤21上にフツ素樹脂シート2
2を載置し、粘稠ペースト状えのぐ23を流し込
み、さらに、フツ素樹脂シート24を積層し押え
盤25を載置し圧力を加ええのぐ23をシート状
に成形する。この際盤21および25を加熱して
おくことが望ましい。
フツ素樹脂シート22および24を使用せず盤
面にシリコンリンスのような離形剤を塗布してお
いてもよい。シート状に成形する方法は上記3方
法に限定されることなく、その他ドクターブレー
ド法等の公知の方法を応用しても差支えない。
次にこの発明のシート状えのぐの実施例を記
す。
実施例 1 ポリビニルアルコール 50部 (クラレポバール205) グリセリン 4.0部 ポリエチレングリコールNo.300 1.0部 活性剤 0.2部 (第一工業製薬製ノイゲンET―180) 水 350部 を50〜80℃で1時間撹拌し完全に溶解させてビヒ
クルとした。このビヒクルに ベンガラ 150部 を加え3本ロールで充分混練してやゝ流動性ある
ペースト状物とした。
ついで(60℃ 加熱ドラムで)水80部を残して
蒸発除去し100000cps.の粘稠なペースト状えのぐ
とし、圧延法により60℃に加熱した台盤1上に厚
み0.5mmのフツ素樹脂シートを敷いて流し込み、
さらに0.5mm厚のフツ素樹脂シートを重ね1Kg/
cm2の圧力で1分間加圧した。上下のシートにはさ
まれたえのぐをとりだしシートを除去して完全に
シート状となつた厚み0.5mmの茶色のシート状水
性えのぐを得た。
実施例 2 ポリビニルアルコール 50部 (ポリサイザー208) トリエチレングリコール 3.0部 活性剤 日本油脂製ノニオンST―24 1.0部 三洋化成工業組ノニポール100 0.5部 水 400部 カーボンブラツク 100部 より実施例1に準じて粘稠ペースト状えのぐとし
溶液流延法により回転ドラム径1m、巾0.5mを90
℃、毎分2回転させた所へホツパーに入れた60℃
に保つた粘稠ペーストえのぐを流し出す。それを
押え板で押しつけてドラムに広げる。その後100
℃前後の熱風をあて、ほぼ1回転の所の刃物で
0.3mmのシート状のものをはぎとり、別のドラム
でシート状のものを巻き取る。巻き取つたシート
を一定寸法にカツトし黒色シートえのぐを得た。
実施例 3 ポリビニルアルコール 50部 (ゴーセノールGL―05) グリセリン 4.0部 消泡剤(リン酸トリブチル) 1.0部 防腐剤(大幸製薬モルデンAT) 0.3部 水 300部 酸化チタン 40部 炭酸カルシウム 40部 より実施例1に準じて粘稠ペースト状えのぐとし
カレンダー法により径14インチ巾30インチのドラ
ムを回転数毎分10,15,22.5回転と3種類回転さ
せドラム間の空隙を0.5mmにし、回転数の遅いド
ラムと中間のドラムの間に2枚の0.05mmフツ素樹
脂フイルムを通し、そのフイルムの間に60℃に保
つたえのぐをホツパーから流し込み、フイルムと
共にドラムを通す。ドラムから出たものを別のド
ラムに巻き取り一定寸法にカツトし、白色のフイ
ルム付シート状えのぐを得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明において粘稠ペースト状えのぐ
をシート状えのぐに成形する溶液流延法の説明
図、第2図は同じくカレンダー法の説明図、第3
図は同じく圧延法の説明図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 けん化度80〜90%、重合度300〜2000のポリ
    ビニルアルコール15〜95重量部、顔料5〜80重量
    部よりなりシート状に成形されたシート状水性え
    のぐ。
JP19502782A 1982-11-04 1982-11-04 シ−ト状水性えのぐ Granted JPS5984955A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19502782A JPS5984955A (ja) 1982-11-04 1982-11-04 シ−ト状水性えのぐ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19502782A JPS5984955A (ja) 1982-11-04 1982-11-04 シ−ト状水性えのぐ

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Publication Number Publication Date
JPS5984955A JPS5984955A (ja) 1984-05-16
JPS6241623B2 true JPS6241623B2 (ja) 1987-09-03

Family

ID=16334311

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19502782A Granted JPS5984955A (ja) 1982-11-04 1982-11-04 シ−ト状水性えのぐ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01193372A (ja) * 1988-01-29 1989-08-03 Sakura Color Prod Corp 描画用水彩絵具
JP7091148B2 (ja) * 2018-05-29 2022-06-27 株式会社パイロットコーポレーション 水溶性シート状色材
JP7329661B2 (ja) * 2018-05-29 2023-08-18 株式会社パイロットコーポレーション 水溶性シート状色材
JP7406968B2 (ja) * 2019-11-29 2023-12-28 株式会社パイロットコーポレーション 水溶性シート状色材、水溶性シート状セット、および絵の具セット
JP7412985B2 (ja) * 2019-11-29 2024-01-15 株式会社パイロットコーポレーション 水溶性シート状色材、水溶性シート状色材セット、および絵の具セット
JP7406969B2 (ja) * 2019-11-29 2023-12-28 株式会社パイロットコーポレーション 水溶性シート状色材、水溶性シート状セット、および絵の具セット
WO2021111537A1 (ja) * 2019-12-04 2021-06-10 株式会社パイロットコーポレーション 水溶性シート状色材、水溶性シート状色材セット、および絵の具セット

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