JPH01193372A - 描画用水彩絵具 - Google Patents

描画用水彩絵具

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JPH01193372A
JPH01193372A JP1996688A JP1996688A JPH01193372A JP H01193372 A JPH01193372 A JP H01193372A JP 1996688 A JP1996688 A JP 1996688A JP 1996688 A JP1996688 A JP 1996688A JP H01193372 A JPH01193372 A JP H01193372A
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water
paint
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triazine
antiseptic
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Koji Sugiura
杉浦 功児
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Sakura Color Products Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 童星上旦机几分里 本発明は、描画用水彩絵具に関し、詳しくは、高い防腐
性を有する描画用水彩絵具に関する。
従来皇弦血 一般に、描画用絵具は、顔料、水溶性樹脂、湿潤剤、体
質顔料、防菌、防カビのための防腐剤及び水とからなる
描画用水彩絵具は、鉛、合成樹脂、アルミニウム、ラミ
ネート等からなるチューブや瓶等の容器に密閉充填され
て、使用に供されている。これらの容器の内部では、空
気が遮断されて、一般に、嫌気性細菌の繁殖に適してい
る。このような嫌気性条件下では、例えば、大腸菌群細
菌、特に、C4trobacter diversus
が繁殖しやすい。これら細菌は、一般に、強い還元性を
有するため、容器内において硫化水素ガスを発生し、チ
ューブを膨張させ、場合によっては破裂させる、また、
絵具に不快臭や気泡や発生させ、或いは絵具を変色させ
る。
従来、描画用絵具における防腐剤としては、フェノール
、キシレノール等のフェノール系化合物や、ホルムアル
デヒド等のアルデヒド類、有機スズ化合物、有機水銀化
合物等が用いられている。
しかし、これらは、よく知られているように、毒性が著
しく高い。
他方、従来より、塗料、切削油等における防腐剤として
、チアゾリン系、トリアジン系やフェノール系等の抗菌
スペクトルの広い防菌剤が防腐剤として用いられている
。これら防腐剤は、種々の嫌気性細菌や好気性細菌には
有効な抗菌性を有するものの、前記した絵具容器内にお
ける嫌気性還元条件下では、その防腐性が十分ではない
また、例えば、ポスター・カラーのように、瓶に絵具が
充填されている場合は、瓶底部における絵具との間の空
隙や、充填した絵具の表面において、好気性細菌や、カ
ビ、酵母等が繁殖しやすいが、前記したチアゾリン系、
トリアジン系やフェノール系等の防菌剤は、かかるカビ
(真菌)や酵母の発生を有効に抑制し得ないことを見出
した。
また、従来は、絵具における顔料の種類及び含量によっ
て防腐効果が異なるので、従来、絵具の製造においては
、顔料の種類及び含量に応じて、最適の防腐剤を選択し
て用いている。例えば、顔料としてカーボンブラックや
アニリンブラックを用いる黒色絵具の場合には、フェノ
ール系化合物は防腐効果に乏しいので、特に、毒性の強
い有機スズ化合物や有機水銀化合物が敢えて用いられて
いる。このように、顔料の種類によって防腐剤を選択す
ることは、絵具に用いる顔料の種類が多いために、絵具
の工業的な製造において、その生産性を低め、延いては
製造費用を高めることともなる。更に、例えば、フェノ
ール系化合物やアルデヒド類は、一般に、約0.5〜5
重量%の多量を配合してはじめて防腐効果を有する。ま
た、フェノール系化合物は、絵具の容器としての鉛チュ
ーブを腐食する。
他方、低毒性であり、また、腐食性のない防腐剤として
、ソルビン酸カリウム、デヒドロ酢酸ナトリウム、安息
香酸メチル等も知られている。これらの一部は、従来、
絵具の防腐剤としても用いられているが、しかし、顔料
濃度の高い絵具には防腐効果がなく、また、ファストエ
ロー#2500、ファストスカイブルー、ボーンブラッ
ク等を顔料として含む絵具にも防腐効果をもたない。更
に、これらの防腐剤は、一般に、防腐効果の永続性に欠
ける。
、日が”決しようとする課真 そこで、本発明者は、描画用水彩絵具における上述した
ような嫌気性還元条件下での嫌気性細菌の繁殖のみなら
ず、好気性条件下でのカビや酵母の発生を防止し、絵具
に有効な防腐性を付与すべく鋭意研究した結果、一般に
、防カビ剤として知られている2、3,5.6−テトロ
クロロ−4−(メチルスルホニル)ピリジンが前述した
ような絵具容器内での嫌気性還元性条件下で有効な抗菌
性を有すると共に、前述したような絵具容器内での好気
性条件下において、好気性細菌、カビ(真菌)や酵母の
繁殖を有効に抑制し、かくして、上記2,3゜5.6−
テトロクロロー4−(メチルスルホニル)ピリジンと共
に、前述したチアゾリン系、トリアジン系又はフェノー
ル系の防菌剤のような抗菌スペクトルの広い防菌剤とを
併用することによって、絵具容器内における嫌気性還元
性条件下での細菌繁殖と、好気性条件下でのカビ(真菌
)、酵母等の繁殖を防止することができ、更に、容器が
鉛チューブの場合には、鉛の溶出を微量に抑えることが
できることを見出して、本発明に至ったものである。
即ち、本発明は、従来の描画用絵具における上述した防
腐剤の問題を解決するためになされたものであって、高
い防腐効果を有する防腐剤を含む描画用水彩絵具を提供
することを目的とする。
課題を解°するための手段 本発明による描画用水彩絵具は、顔料、水溶性樹脂、湿
潤剤、体質顔料、防腐剤及び水を含有する水彩絵具にお
いて、防腐剤として、2,3,5.6−テトロクロロ−
4−(メチルスルホニル)ピリジンと抗菌スペクトルの
広い防菌剤を含有することを特徴とする。
本発明において用いる上記2,3.5.6−テトロクロ
ロー4−(メチルスルホニル)ピリジンは、前述したよ
うに、防カビ剤として知られており、英国IC1社の「
デンシルS25」として、その水分散液を入手すること
ができる。
本発明による描画用水彩絵具は、防腐剤として、絵具に
基づいて、上記2,3,5.6−テトロクロロー4−(
メチルスルホニル)ピリジンを0.01〜5重量%、好
ましくは0.1〜1重量%含有する。
これは、水不溶性であるために、絵具中に微粒子として
分散される。
前記抗菌スペクトルの広い防菌剤としては、特に、限定
されるものではないが、本発明においては、チアゾリン
系、トリアジン系又はフェノール系の防菌剤が好ましく
用いられる。
かかる防菌剤としては、好ましくは、 (a)2−メチルイソチアゾリン−3−オン、クロロイ
ソチアゾリン−3−オン、2−n−オクチル−4−イソ
チアゾリン−3−オン、1.2−ベンツイソチアゾリン
−3−オン、2−(4−チアゾリル)ベンツイミダゾー
ル、ベンツイミダゾールカルバミン酸メチル及び2−(
メトキシカルボニルアミノ)ベンツイミダゾールから選
ばれる少なくとも1種、又はチアゾリン系防腐剤、又は
tb+  へキサヒドロ−1,3,5−トリス(2−ヒ
ドロキシエチル−5−)リアジン、ヘキサヒドロ−1゜
3.5−トリエチル−s−トリアジン、3.5−ジメチ
ルテトラヒドロ−1,3,5,2H−チアジアジン−2
−チオン及び3,3゛−エチレンビス(テトラヒドロ−
4,6−ジメチル−2 H,1,3,5−チアジアジン
−2°−チオン)から選ばれる少なくとも1種、又は (c1フェノール、ビスフェノール、0−フェニルフェ
ニル、p−クロロ−m−クレゾール、p−クロロ−m−
キシレノール、ジクロロ−m−キシレノール、2−ブロ
モ−4°−ヒドロキシアセトフェノンビス(2−ヒドロ
キシ−3,5−ジクロロフェニル)スルフィド、O−フ
ェニルフェノールナトリウム、2.4−1−リプロモフ
ェノール及びココアミンテトラクロロフェネートから選
ばれる少なくとも1種 が好適に用いられる。
これら抗菌スペクトルの広い防腐剤も、前述したように
、一般に、塗料や切削油のための防腐剤として、既に知
られているものである。これら防菌剤は、通常、水溶性
であるために、絵具中の水に溶解される。本発明におい
ては、かかるチアゾリン系、トリアジン系又はフェノー
ル系防菌剤は、絵具に基づいて、0.01〜5重景%置
部ましくは0.1〜1重量%の範囲で含有される。
本発明において、2,3,5.6−テトロクロロー4−
(メチルスルホニル)ピリジン及び上記抗菌スペクトル
の広い防菌剤の絵具におけるそれぞれの含有量が上記下
限量よりも少ないときは、十分な防腐性を絵具に付与す
ることができず、他方、それぞれが上記上限量よりも多
いときは、絵具のゲル化や変色を生起したり、絵具に不
快臭をもたらし、或いは鉛容器の場合、鉛の溶出量が多
くなるので好ましくない。
本発明によれば、従来より絵具において用いられている
防腐剤に比べて、殆ど顔料の種類によらずに、少量の配
合にて永続的にすぐれた防腐性を有する絵具を得ること
ができる。
更に、前述したような防腐剤を含有する本発明による描
画用水彩絵具は、安全性にすぐれるのみならず、絵具容
器が鉛チューブの場合に、鉛の溶出量が著しく抑制され
る。即ち、2,3,5.6−テトoりoo−4−(メチ
ルスルホニル)ピリジンのLD、。値は約2000■/
 kgであり、本発明において好ましく用いられる防菌
剤の一つである2−メチルイソチアゾリン−3−オンの
LDs。値は約1sooo■/kgである。これに対し
て、フェノールやホルムアルデヒドのLDS。値は約4
00nv/ ktrである。
上記のような防腐剤を含有する本発明による絵具は、そ
の他の成分の種類や配合量によっては、特に限定される
ものではないが、以下、本発明において好ましい絵具の
配合について説明する。
顔料は、絵具において、通常、1〜60重量%、好まし
くは5〜40重景%置部囲で含まれる。顔料濃度が余り
に高いときは、描画に際して絵具が描画面への定着性に
劣ると共に、発色が濁るからであり、他方、顔料濃度が
余りに少ないときは、描画したときに発色が薄く、且つ
、劣るからである。
本発明において用い得る顔料は、前述したように、何ら
制限されるものではないが、本発明は、例えば、嫌気性
細菌が繁殖しやすいモノアゾエロー、オレンジ2B、酸
化鉄等、また、カビ(真菌)の発色しやすいアニリンブ
ラック、酸化チタン、カーボンブラック等の顔料を含む
絵具の製造に好適である。
水溶性樹脂は、絵具中での顔料の分散性と描画した際の
絵具に描画面に定着性を与えるために配合され、何ら限
定されるものではないが、例えば、アラビアゴム、デキ
ストリン、カルボキシメチルセルロース等が用いられる
。かかる水溶性樹脂の絵具における配合量は、通常、7
〜30重景%置部り、好ましくは8〜25重景%置部囲
である。
配合量が余りに多いときは、絵具の粘度が過度に高くな
ってゲル化し、他方、余りに少ないときは、絵具におけ
る顔料の分散性や描画面への定着性が劣ることとなるの
みならず、湿潤時の発色と乾燥時の発色に差が大きくな
って、描画性に有害な影響を及ぼす。
絵具には、含有する水分量を適正に保持して、その使用
時に水への再溶解性を亮めるために、湿潤剤が配合され
ている。かかる湿潤剤としては、例えば、グリセリン、
エチレングリコール、ポリエチレングリコール等が用い
られる。しかし、これらに限定されるものではない。
このような湿潤剤は、絵具において3〜40重量%、好
ましくは5〜20重景%置部囲で配合されている。配合
量が余りに多いときは、絵具の粘度が小さすぎて、絵具
が間化し、或いは顔料が分離し、例えば、描画したとき
に絵具の付着部分にひび割れが住じたりする。
体質顔料は、絵具に適度の粘度を与えると共に、顔料の
被覆力を高めるために配合されており、例えば、シリカ
、クレー、ケイ酸アルミニウム等が用いられる。しかし
、これらに限定されるものではない。体質顔料の配合量
は、絵具において、通常、2〜30重量%、好ましくは
3〜25重量%である。配合量が過多である場合は、描
画したときの発色性が悪く、また、描画面から剥離する
余りに少ないときは、粘度が低すぎて、描画性に劣る。
絵具における水の量は、以上に説明したその他の成分の
種類や配合量にもよるが、通常、絵具において5〜40
重量%の範囲で配合される。
本発明による絵具は、例えば、アラビアゴム、デキスト
リン等の水溶性樹脂、グリセリンやポリエチレングリコ
ールのような湿潤剤を前記チアゾリン系、トリアジン系
又はフェノール系防腐剤と共に水に加え、70〜90℃
程度の温度で2時間程度攪拌して、必要に応じて、濾過
して、粘度が室温にて例えば2000センチポイズ以下
のメジウムとなし、次いで、所定の顔料、体質顔料、2
.3゜5.6−テトロクロロー4−(メチルスルホニル
)ピリジン及び必要に応じて界面活性剤を秤量し、これ
らを上記メジウムに加え、攪拌した後、ロール練りし、
粒度50μm以下、粘度10000センチボイズ程度と
すればよい。
又肌尖募果 以上のように、本発明の絵具によれば、防カビ剤である
2、3.5.6−テトロクロロー4−(メチルスルホニ
ル)ピリジンと抗菌スペクトルの広い防菌剤とを防腐剤
として含有し、前述したような絵具容器内における嫌気
性還元性条件下での細菌繁殖と、好気性条件下での好気
性細菌、カビ(真菌)、酵母等の繁殖を有効に防止し得
るのみならず、更に、容器が鉛チューブの場合、鉛の溶
出をmlに抑えることができる。
更に、本発明によれば、従来より絵具において用いられ
ている防腐剤に比べて、殆ど顔料の種類によらずに、少
量の配合にて永続的にすぐれた防腐性を有する絵具を得
ることができる。また、本発明による描画用水彩絵具は
、安全性にすぐれる。
実施■ 以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこ
れら実施例によって何ら限定されるものではない。
実施例1 第1表に示す組成の絵具を代表例として調製した。これ
らの絵具は、いずれも嫌気性細菌、好気性細菌、カビ及
び酵母の発生が認められなかった。
面、本実施例及び以下の実施例において、カビの発生試
験は、JIS Z 291) rかび抵抗試験方法」の
塗料の試験に準拠して行なった。
また、嫌気性菌の繁殖については、液体培ゆで培養した
嫌気性細菌(細菌数107〜108)を絵具に加えた後
、鉛チューブ内で37℃の温度で1か月間培養した。嫌
気性細菌の一例としてC1tro−hacter di
versusを用いた。培養後、生菌数の測(第1表の
注) 1)日数化学工業■製焙焼デキストリン2)松谷化学工
業■製酵素変性デキストリン3)近江化学工業側製炭酸
カルシウム 4)ジークライト工業■製ベントナイト5)日本シリカ
ミ@製無水ケイ酸 6)帝国化工■製酸化チタン 7)ネオライト鉱業■製カオリンクレー8)ヘキスト社
製モノアゾイエロー 9)サンド社製アゾ系オレンジ 10)バイエル社製酸化鉄 1))デグツサ社(西独)製ボーンブラック12)rc
I社(英国)類アニリンブラック13)IC1社(英国
)製2,3,5.6−チトラクロロー4(メチルスルホ
ニル)ピリジン25重景%水分散液 14)大和化学@製2−メチルイソチアゾリン−3−オ
ンの3重量%水溶液で、5−クロロイソチアゾリン−3
−オンを約25重量%含む 15)IC1社(英国)製1,2−ベンツイソチアゾリ
ン−3−オン20重景%ジブロピレングリコール溶液 16)東京ファインケミカル■製ヘキサヒドロ−1゜3
.5−トリエチル−s−トリアジン20重量%水溶液 17)東京ファインケミカル■製p−クロル−m−キシ
レノール10重量%水溶液 定を行なった。
実施例2 第2表に示すように、種々の防腐剤を含有する絵具を鉛
チューブに充填し、50℃の温度で1か月及び3か月に
わたって保存した後、JIS S 602B−1985
に規定されている方法に準拠して、溶出鉛量を原子吸光
光度計にて測定した。結果を第2表に示す。
2.3,5.6−テトロクロロー4−(メチルスルホニ
ル)ピリジン及びそれぞれの防菌剤は、単独で絵具に配
合した場合、比較的多量の鉛を溶出させるが、それらを
組み合わせて防腐剤として絵具に(第2表の注) 1)大和化学■製2−メチルイソチアゾリン−3−オン
3重量%と5−クロロイソチアゾリン−3−オン約25
重量%含む水溶液 2M(1社(英国)製1,2−ベンツイソチアゾリン−
3−オンの20重量%ジプロピレングリコール溶液 3)東京ファイン・ケミカル■製ヘキサヒドロ=1.3
.5− トリエチル−3−トリアジンの20重量%水溶
液 4)東京ファイン・ケミカルn製p−クロル−m−キシ
レノールの100重量水溶液 5)IC1社(英国)製2,3.5.6−テトロクロロ
−4−(メチルスルホニル)ピリジンの約25重量%水
分散液 6)武田薬品工業■製含窒素硫黄化合物の混合物7)ク
ミアイ化学■製4−(2−ニトロブチル)モルホリンの
約10重量%水溶液 8)東京ファイン・ケミカル■製グルタルアルデヒドと
含窒素硫黄化合物の混合物 9)フェノールの30重量%水溶液 食有させることによって、鉛の溶出量が抑制されること
が示される。
参考例 2.3.5.6−テトロクロロー4−(メチルスルホニ
ル)ピリジン、第3表に示す防菌剤、及びこれらの組み
合わせを用いたときのC1trohacterdive
rsusの培養試験結果を第3表に示す。
液体培地を用いて細菌を10’〜10”に培養した後、
絵具に細菌を移植した。鉛製チューブ内に充填し、37
℃の温度で1か月間培養した。
生菌数測定方法は以下のとおりである。試料1mlをメ
スピペットで秤量し、これに滅菌水9a+1を加えて、
よく振り混ぜた後、10倍、100倍、1000倍、1
万倍及び10万倍に順次希釈し、それぞれ希釈液から正
確に0.5mlを秤!し、ペトリ皿の中央底部°に移し
た。
次いで、予め滅菌した普通寒天培地を江刺し、ベトリ皿
内の希釈試料とよ(混ぜ、静置して、平板状に固化させ
、ペトリ皿を37℃の温度で培養して、48時間後に発
生した集落数を数えた。この集落数に前記希釈度を乗じ
ることによって、試料中の生菌数を得た。尚、信転性の
観点から、集落数30〜300個以外のものは計数しな
かった。
また、各希釈ごとに、最低3枚以上のベトリ皿で平行し
て平板培養し、発生集落の平均値を求めた。
特許出願人 株式会社サクラクレパス 代理人 弁理士  牧 野 逸 部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、顔料、水溶性樹脂、湿潤剤、体質顔料、防腐剤及び
    水を含有する水彩絵具において、防腐剤として、 (1)2,3,5,6−テトロクロロ−4−(メチルス
    ルホニル)ピリジン及び、 (2)抗菌スペクトルの広い防菌剤 を含有することを特徴とする描画用水彩絵具。 2、顔料、水溶性樹脂、湿潤剤、体質顔料、防腐剤及び
    水を含有する水彩絵具において、防菌剤として、 (1)2,3,5,6−テトロクロロ−4−(メチルス
    ルホニル)ピリジン及び、 (2)抗菌スペクトルの広い防菌剤として、 (a)2−メチルイソチアゾリン−3−オン、5−クロ
    ロイソチアゾリン−3−オン、2−n−オクチル−4−
    イソチアゾリン−3−オン、1,2−ベンツイソチアゾ
    リン−3−オン、2−(4−チアゾリル)ベンツイミダ
    ゾール、ベンツイミダゾールカルバミン酸メチル及び2
    −(メトキシカルボニルアミノ)ベンツイミダゾールか
    ら選ばれる少なくとも1種のチアゾリン系防菌剤、又は (b)ヘキサヒドロ−1,3,5−トリス(2−ヒドロ
    キシエチル−s−トリアジン、ヘキサヒドロ−1,3,
    5−トリエチル−s−トリアジン、3,5−ジメチルテ
    トラヒドロ−1,3,5,2H−チアジアジン−2−チ
    オン及び3,3′−エチレンビス(テトラヒドロ−4,
    6−ジメチル−2H,1,3,5−チアジアジン−2′
    −チオン)から選ばれる少なくとも1種のトリアジン系
    防菌剤、又は (c)フェノール、ビスフェノール、o−フェニルフェ
    ニル、p−クロロ−m−クレゾール、p−クロロ−m−
    キシレノール、ジクロロ−m−キシレノール、2−ブロ
    モ−4′−ヒドロキシアセトフェノンビス(2−ヒドロ
    キシ−3,5−ジクロロフェニル)スルフィド、o−フ
    ェニルフェノールナトリウム、2,4−トリブロモフェ
    ノール及びココアミンテトラクロロフエネートから選ば
    れる少なくとも1種のフェノール系防菌剤 を含有することを特徴とする描画用水彩絵具。
JP1996688A 1988-01-29 1988-01-29 描画用水彩絵具 Pending JPH01193372A (ja)

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