JPS6241532A - 熱回収システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は藤室内空間を有する建物における空気調和装置
に関する。

従来の技術 室内空間を有する建物の空気調和装置としては大別して
水を熱源とする水熱源ヒートポンプ方式と、空気を熱源
とする空気熱源ヒートポンプ方式と、がある。これらは
いずれも個別空調方式を採用できるものである。

従来一般に採用されている水熱源ヒートポンプ方式では
水漏れや水質管理上多くの問題点がちつた。これらの問
題点を解消するために空気熱源ヒートポンプ方式が開発
された。しかしこれまでの空気熱源ヒートポンプ方式で
は、特公昭５６−１６３４４号に示すように、各自白を
個別的に空調することはできても、各室内のペリメータ
ーゾーンとインテリアゾーンとの間で合理的な熱のやシ
とシ、すなわち熱回収を行なうことはできなかった。本
発明は、室内のパリメーターゾーンとインテリアゾーン
とで各々に生じる暖房と冷房との同時要求に対し、イン
テリアゾーンの熱を速やかにパリメーターゾーンに回収
利用することができるものである。

問題点を解消するだめの手段 今日多種のＯＡ機械が会社、事務所等に導入されている
。これらの機械は人間の作業空間との関係で、多くがイ
ンテリアゾーンへ設置されている。

そしてこれらの機械はその作業に伴なって多大の熱を発
生している。このため、冬期においても、インテリアゾ
ーンは常に冷房が必要となっている。

このときペリメーターゾーンは勿論暖房が必要となって
いる。そこで本発明はインチリヤゾーン及びＲリメータ
ーゾーンに夫々独立作動の、空気熱源ヒートポンプ式空
気調和機を個別に設置し、必要に応じダクトを介してこ
れらの空調機での熱の授受を可能としたものである。

作用 本発明装置ではインテリアゾーンを冷房し機械を最適条
件下で作動させると共に、特に冬期において該機械から
の熱を各々の室外機に通じている給気・排気ダクトによ
って回収してこれを−＜　ＩＪメーターゾーンの暖房に
使用し、もって暖房エネルギの節約を図るものである。

実施例 第１図は本発明空調機の冬期の作用状態を示す。

事務空間のうち、インテリアゾーン１２には発熱機器が
設置されており、冬期といえども冷房を施し当該機器周
辺環境の温度上昇を防止する必要がある。−万はリメー
ターゾーン１０には暖房を施こす必要がある。

はリメーターゾー７１０及びインテリアゾーン１２の上
方の天井内１４には夫々空調機１６．１８が設置されて
いる。これらの空調機１６，１８はそれ自体公知のもの
で夫々室外機１６α、１８ｃＬと室内機１６ｈ、ＩＬ６
とから成っている。

室内機１６ｂ、１８ｂは夫々室内送風ダクト２０゜２２
と室内吸気ダク）２４．２６とによってＲサメ−ターゾ
ーン１０及びインテリアシー７１２へ連通している。

また室外機１６α、１８αは夫々排気ダクト２８゜３０
と給気ダク）３２．３４とによって共に外気へ連通して
いる。

しかしてペリメーター用の室外機１６αの排気ダクト２
８は、インテリア用の室外機１８αの給気ダクト３４へ
枝管３６を介して連通し、またペリメーター用の室外機
１６αの給気ダクト３２は、インテリア用の室外機１８
αの排気ダクト３０へ枝管３８を介して連通している。

これらの枝管３６．３８には弁４０．４２が設けてあシ
、該弁４０．４２はペリメーター空調サーモ４４によっ
て開閉される。サーモ４４が作動し弁４０．４２が枝管
３６．３８を開放すると、ｄＩＪメーターの暖房に必要
な量だけ、インテリアの室外機を通過してきた空気をに
リメーターの室外機に導入する。

第１図の装置においては、サーモ４４が作動して弁４０
，４２を開放している。このときインテリアゾーン１２
を冷房するために、空調機１８の室内機１８ｂを蒸発機
として作用させる。室内吸気ダクト２６がインテリアゾ
ーン１２の空気を室内機１８Ａへ送る。該室内機１８ｂ
で吸熱された後インテリアシー／１２へ室内送風ダクト
２２から冷風を送る。

一方凝縮機として作用する室外機１８αを通過した高温
空気は、排気ダクト３０及び枝管３８及び給気ダクト３
２を介して、ペリメーター用空調機１６の室外機１６α
へ取入れられる。室外機１６αは蒸発機とし、また室内
機１６１１５は凝縮機として作用する。蒸発機としての
室外機１６αへ取入れられたインテリアゾーンの前記高
温空気はここで熱を放出し低温化しその後排気ダクト２
８、枝管３６、給気ダクト３４を介してインテリア用空
調機１８の室外機１８ａへと戻され、再びインテリアシ
ー７１２の空気から熱回収をする。

投すメーター用空調機１６の室外機１６ａへ熱回収され
たインテリアゾーンの熱は凝縮機として作用する室内機
１６ｂを介して−Ｆ）　ｌ）メーターシー７１０へ放出
される。室内機１．６ｂは空白吸気ダクト２・１からペ
リメーターノーン１０の空気を吸込み凝縮熱、を付加し
た後室内送風ダクト２０から投すメーターゾーン１０へ
送風される。

第２図は本発明空調機の夏期の作用状態を示す。

第１図の場合と異なる点は、枝管３６，３８が作用せず
、各ダクト２８，３０，３２．３４が直接外気へ連通し
ていることである。

用 第２図の場合に、インテリアゾーンｅ空調機１８は、第
１図の場合と同様に室外機１８αを凝縮機として、又、
室内機１８ｈを蒸発機として作用する。これによシイン
テリアゾーン１２の冷房が図られる。Ｒツメ−ターゾー
ン１０においても同様に冷房を必要とするため、空調機
１６の室外機１６ａを凝縮機とし、室内機１６ｂを蒸発
機として作用させる。しかしてインテリアゾーン】２及
び破りメーターゾーン１０の空気中から除去した熱はい
ずれも排気ダク）３０．２８を介して外気中へ放出して
いる。同様に給気グク）３２．３４は外気を直接各室外
機１６α、１８αへ導入し、同室外機１６α、１８ａで
の熱交換を外気によって行なっている。

このように本発明によれば、インテリアゾーンの熱を特
に冬期においてＳ　１．１メーターゾーンの暖房用に完
全に使用でき、即ちインテリアゾーンの熱をインテリア
ゾーン用空調機にて最終的に室外コイルを通る空気に回
収し、この空気をにリメーターノーン用空調機の室外コ
イルに通すことにより最終的に暖房用の熱として利用す
るもので、特に大規模ビルへの利用が図れるのでちる。

又、天井内へ空調機を収納し個別空調方式における熱回
収システム設計を行ないやすいものとしている。

なお上述実施例ではべりメーター側とインテリア側とに
夫々１基づつの空調機を設置したが、勿論それ以上の空
調機を同時に使用したりまた窓側に全ての空調機を設置
することも可能であり、更にセパレートタイプの空調機
の利用も出来るものである。

発明の効果 冬期にインテリアゾーンの冷房負荷処理で発生する熱を
、同時期の＜　ｌ）メーターゾーンの暖房負荷処理に最
大限利用出来著るしいエネルギの省力化が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明における冬期の作動状態を示す図、第２
図は夏期の作動状態を示す図である。 符号の説明

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）インテリアゾーンの冷房負荷処理で発生する熱を
   回収しこの熱をペリメーターゾーンの暖房負荷処理に使
   用する熱回収システムであって、インテリア用空調機の
   室外機と、ペリメーター用空調機の室外機と、を夫々給
   気ダクト及び排気ダクトを介して外気へ連通すると共に
   、インテリア用室外機の排気ダクトと給気ダクトとを、
   ペリメーター用室外機の給気ダクトと排気ダクトとに夫
   々連結し、両室外機と外気との連通を選択的に遮断出来
   る手段を設けてなることを特徴とする外気切換可能な熱
   回収システム。
2. （２）インテリア用空調機の室外機が凝縮機として作動
   し、ペリメーター用空調機の室外機が蒸発機として作動
   するときに、両室外機が外気から遮断される特許請求の
   範囲第１項に記載の熱回収システム。
3. （３）外気から室外機を遮断する手段がペリメーターゾ
   ーンに設置したペリメーター空調サーモにより制御され
   る弁である特許請求の範囲第１又は２項に記載の熱回収
   システム。
4. （４）全ての空調機を天井内に収納している特許請求の
   範囲第１又は２又は３項に記載の熱回収システム。