JPS6241439B2 - - Google Patents

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JPS6241439B2
JPS6241439B2 JP55093573A JP9357380A JPS6241439B2 JP S6241439 B2 JPS6241439 B2 JP S6241439B2 JP 55093573 A JP55093573 A JP 55093573A JP 9357380 A JP9357380 A JP 9357380A JP S6241439 B2 JPS6241439 B2 JP S6241439B2
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JP
Japan
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printed circuit
circuit board
section
cassette
electronic component
Prior art date
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Application number
JP55093573A
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English (en)
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JPS5718390A (en
Inventor
Hiroshi Takahashi
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Ikegami Tsushinki Co Ltd
Original Assignee
Ikegami Tsushinki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ikegami Tsushinki Co Ltd filed Critical Ikegami Tsushinki Co Ltd
Priority to JP9357380A priority Critical patent/JPS5718390A/ja
Publication of JPS5718390A publication Critical patent/JPS5718390A/ja
Publication of JPS6241439B2 publication Critical patent/JPS6241439B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は集積回路や半導体素子、抵抗、コンデ
ンサ等の回路素子をプリント基板の所定の位置に
自動的に挿入する電子部品のプリント基板への自
動挿入装置に関するものである。
従来、プリント基板へ電子部品を装填するには
手動により行なつていたが、先ず所定の電子部品
を選択し、ピンの形状、位置を矯正してプリント
基板の所定の位置に挿入する作業はきわめて面倒
であり、能率の悪いものであつた。したがつて一
人の作業者が一日に組立てることができる個数に
は制限があり、著しく増大しつゝある需要に対処
することができなくなつてきた。このため電子部
品をプリント基板に自動的に挿入する装置が開発
され、実用化されている。例えばコンピユータを
用い、プリント基板上のIC装填位置のアドレス
を設定して自動的にICを挿入する装置が開発さ
れている。この自動挿入機ではデータは外部より
テープで与えるようにしているため、プログラム
を与える準備作業が面倒であると共にプログラム
の変更が容易でなく、実際上使用しにくい欠点が
ある。またプリント基板上のIC挿入位置のアド
レスは固定されているため、基板の位置が多少で
もずれると挿入不能となつてしまう。その対策と
して基板に2個の基準孔をあけ、XY方向に移動
するテーブルに基板をセツトするときに基準孔を
テーブルに植設した一対のピンに挿入している。
このような方法では基板に基準孔をあける手間
が余分に必要となると共に基板のテーブルに対す
る着脱が面倒であり、この部分は自動ではなく、
作業員が手作業で行なつているのが実情である。
さらに、基板にあけたICピン挿入孔の径を幾分
大きくして誤差を吸収するようにもしているが、
挿入孔を余り大きくするとピンをハンダ付けする
ときのハンダの上りが悪くなり、接続が不良とな
るので余り大きくすることはできず、限度があ
る。
他の従来の自動挿入機においては、上述した欠
点を幾分克服するために、倣い方式を採用し、プ
ログラムの手間を省くと共に変更に対して迅速か
つ容易に対処できるようにしている。しかし、こ
の挿入機ではピンの矯正を厳密に行なつていない
ので適正挿入率が90〜95%と低く、不良品の発生
頻度が高く、不経済となる欠点がある。さらにテ
ーブルに対する基板の位置決めについては上述し
た欠点は何んら解決されていない。ICのピンの
矯正については、プリント基板の孔にピンを挿入
するときにピンをグリツプし、これを狭めて孔に
挿入しているだけであるので、最初から狭くなる
方向に曲つているピンがあつたり、横方向に曲つ
ているピンがあつたりすると挿入不能となる。
また、ピンの切断は、ピンを基板の孔に挿入し
た後にピンを切断しているだけである。
さらに上述した従来のIC挿入機においては同
一種類のICを多数一列に収納したレール状のカ
セツトを、傾斜したガイドに沿つて垂直方向に並
べて配置しているが、1個のカセツトに収納でき
るICの個数は、例えば24個と比較的少ないの
で、空になつたカセツトをICを充填した新たな
カセツトと交換する作業を頻繁に行なう必要があ
り、作業員の負担は著しく大きかつた。このよう
な欠点を除去するために同一種類のICを充填し
たカセツトを複数本並置しておくことも考えられ
るが、装置全体が大形となり、作業しにくくなる
欠点が新たに生じてしまうことになる。この欠点
はプリント基板に挿入すべきICの種類が増大す
るとさらに顕著なものとなる。
本発明は上述した従来の欠点を除去し、次のよ
うな利点を有する自動挿入装置を提供することを
目的とするものである。
(1) プリント基板に電子部品を挿入する以前にピ
ンの矯正と、カツトを行ない、適正挿入率を向
上させること。
(2) 倣い方式の利点を活かすと共にプリント基板
の孔の位置出しを高精度で行なうことにより適
正挿入率を向上すること。
(3) プリント基板を基準孔やピンを用いることな
くテーブルに正確かつ確実に保持し、挿入アド
レスの誤差をなくすと共に挿入中のずれをなく
すこと。
(4) 電子部品を装填したカセツトを多数セツトす
ることができ、カセツト交換の頻度を減らすと
共に全体を小形とし、操作し易くすること。
本発明の電子部品のプリント基板への自動挿入
装置は、所定の位置に所定の電子部品を装着すべ
きプリント基板を載置してXおよびY方向に移動
するテーブルと、それぞれ一種類の電子部品を装
填したカセツトを多数装着し、所定のカセツトか
ら所定の電子部品を選択的に排出させるようにし
たカセツト装填部と、このカセツト装填部から供
給される電子部品を受け、そのピンの形状、姿勢
等を矯正すると共にピンの先端をV字状にカツト
する矯正カツト部と、矯正カツトされた電子部品
を受け、そのピンを掴んで前記XYテーブル上に
載置されたプリント基板の所定の位置にあけられ
た孔に挿入する挿入部と、この挿入部の挿入軸に
沿つてプリント基板に照射される光を用いてプリ
ント基板の電子部品挿入位置を倣い、各挿入位置
の位置情報を読取り、これを記憶すると共に各挿
入位置に挿入すべき電子部品の種類を表わす情報
を記憶し、実際の挿入時には、前記記憶した位置
情報を読出してプリント基板の所定の挿入位置が
挿入部の挿入軸と一致するようにXYテーブルの
駆動を制御すると共に当該挿入すべき電子部品の
種類を表わす情報を読出して前記カセツト装填部
を制御し、所定の電子部品を装填したカセツトか
ら所定の電子部品を選択的に排出するよう制御す
る制御部とを具えることを特徴とするものであ
る。
以下図面を参照して本発明を詳細に説明する。
第1図は本発明による電子部品のプリント基板
への自動挿入装置の一例の構成を示す外観図であ
り、第1A図は正面図、第1B図は側面図、第1
C図は平面図である。カセツト装填部1aは前下
がりに傾斜しており、ここに水平方向に48本のカ
セツト2を装填できると共に側面図に示すように
5段に重ねるようにしてある。後述するように各
カセツト内には同一種類のDIPタイプのICが並べ
て装填されており、同一のICを入れた5本のカ
セツト2を垂直方向に重ねてカセツトホルダ内に
収納できる。一番下側のカセツト内ではICは重
力作用により手前側に落ちて来るようになつてい
る。また、空となつたカセツト2はカセツトホル
ダから下方に落下してカセツト受けに溜まるよう
になつている。
カセツト2から選択的に排出されたICは上方
から見て90゜の角度に亘つて弯曲されたレールの
上を跨がるようにして落下し、水平方向にICを
搬送するIC搬送部1bに受渡される。
この搬送部1bには点線で示すようにICが跨
がるような幅を有するエンドレスベルト3が配置
されており、挿入動作中は常時矢印で示すように
回転している。カセツト装填部1aから落下して
来たICはこのベルト1bにより第1A図におい
て左方へ送られ、さらにベルトと整列して配置さ
れたレール上を搬送されて矯正カツト部1cに入
る。この矯正カツト部1cにおいては、後述する
ようにICピンの位置、形状等を矯正すると共に
先端をV字状にカツトする。
このようにして矯正カツトされたICはさらに
レール上を搬送されて挿入部1dに送られ、ここ
でICのピンを挿入ヘツドで掴み、プリント基板
へ向け降下してプリント基板の孔にピンを挿入す
る。プリント基板はXYテーブル1e上に載せら
れ、後述するクランプ装置によりクランプし、X
モータおよびYモータにより駆動する。X,Y方
向の移動量はリニアスケールで読取る。さらに操
作盤1fを設け、倣い制御動作等の各種の制御を
行なう。
この操作盤1fは軸に取付け、第1C図に示す
ように90゜回動するようにし、操作し易い位置に
セツトできるようにする。さらに電源、制御回
路、駆動回路、エアポンプ等をデスク部1gに収
納する。以下、上述した各部の構成を詳細に説明
する。
第2図はICを収納するカセツト2の一例の構
成を示す斜視図であり、全体はプラスチツクの成
形体である。底部に台形の突起2aを形成し、こ
の上にIC4を載せると、IC4のピン4aは突起
2aと側壁との間に形成される溝内に侵入する。
上部は狭くし、開口2bを形成し、この開口か
らIC4の上面に記載した文字、記号等を見るこ
とができる。
第3図は上述したICカセツト2を5段積重ね
て配置することができるカセツトホルダ5を示
す。本例のホルダは両端に直立壁5a,5bを設
け、その上端はカセツトを装填し易いように外側
に僅かに広げてある。底部には開口5cを設ける
が、後方には底板5dを部分的に設ける。前面に
はICを送り出すための開口5eを形成すると共
に空になつたカセツトを1本づつホルダ5から落
下させるための爪6を軸7を中心に回動自在に設
ける。この軸7にはロータリソレノイド8を連結
し、爪6を回動し得るようにする。
第4図は爪6とホルダ5内のカセツト2および
IC4との関係を示すものであり、爪6はホルダ
5内の一番下側のカセツト2を支える突片6aと
下から2番目のカセツトの突起2aと係合し得る
突起6bとを具えている。第4図に示す状態は一
番下側のカセツト2にIC4がまだ残つており、
ここから挿入部へ供給されるようになつている。
このカセツト2に装填されているIC4は矢印
Aで示す方向に重力の作用により送られる。この
際爪6がIC4の送出を妨害しないような構造と
なつている。今、一番下側のカセツト2に装填し
たIC4が総て排出されたことを検知したら(検
知機構については後述する)、ロータリソレノイ
ド8を付勢して軸7を第4B図において時針方向
に回動させる。この回動により、爪6の突片6a
はカセツト2から外れ、空のカセツト2は重力の
作用によりカセツトホルダ5の底部開口5cを経
て下方へ落下する。上記の爪6の回動により突起
6bは下から二番目にあるカセツト2の突起2a
の下側に侵入し、このカセツト2を支える。次に
ロータリソレノイド8を滅勢すると、爪6は第4
B図において反時針方向に回動して突起6bとカ
セツト2の突起2aとの係合は外れ、カセツトは
下方に落ちる。しかし、このときには爪6の突片
6aが落ちてきたカセツト2を受け止めるため、
カセツト2はホルダ5内に留まる。このようにし
てロータリソレノイド8を選択的に付勢すること
によりホルダ5内に装填したカセツト2を下方よ
り順次にホルダ5外に排出することができる。
上述したカセツトホルダ5においては1つのホ
ルダ内には総て同じ種類のIC4を装填したカセ
ツト2を5個づつ装填することができるため、カ
セツトの交換は頻繁に行なう必要はなくなり、作
業能率は大幅に向上することになる。また、カセ
ツトホルダ5は水平方向に一列に並べられ、各ホ
ルダ内ではカセツト2は垂直方向に積重ねられて
いるため、カセツト装填部1a全体の寸法は余り
大形とならず、操作性は非常に良くなる。
第5図はカセツト2から排出されたIC4を選
択的に1個づつ送給する機構の一例を示す図であ
る。カセツトホルダ5の一番下側のカセツト2か
ら爪6を経て排出されたIC4はカセツト2の突
起2aと同様の突条より成るガイド9上に案内さ
れ、弾性細条より成る係止レバー10により係止
される。この係止レバー10は先端折曲部10a
と後端折曲部10bとを具え、ほぼ中間の位置に
軸11が固着され、この軸11にロータリソレノ
イド12が連結されている。第5A図の状態は係
止中を示し、先頭のIC4Aを先端折曲部10a
により係止している。このICを挿入すべきとき
に発生される信号によりロータリソレノイド12
を付勢して軸11を第5A図において時針方向に
回動させる。このため先端折曲部10aは矢印B
で示すように回動してIC4Aから外れると共に
後端折曲部10bは矢印Cで示すように回動して
次のIC4Bの上面に圧接する。このようにして
係止部材10は第5B図に示す状態となり、先頭
のIC4Aは重力の作用によりガイド9上を滑り
落ちる。一方2番目のIC4Bは後端折曲部10
bによりガイド9に弾性的に押圧されているた
め、その位置に係止される。このようにして先頭
のIC4Aを選択的に送給することができる。
次にロータリソレノイド12は滅勢されると軸
11は反時針方向に回動し、第5A図に示す位置
に戻る。このためIC4Bの係止は解除され、IC
4Bおよびそれに続く後続のIC4はガイド9に
沿つて滑り落ち、IC4Bの先端が係止レバー1
0の先端折曲部10aに当接した位置で止まる。
このようにしてロータリソレノイド12を選択的
に付勢することによりICを1個づつ選択的に供
給することができる。第1A図に示すようにこの
ようにカセツト2から送出されたIC4は搬送部
1bへ送られ、ここでベルト3に載せられて矯正
カツト部1cに送り込まれる。
第5A図において先頭から3番目のIC4Cが
位置する部分にIC4Cを挟んで光源13および
受光器14を配置し、ガイド9の対応する位置に
は孔9aをあける。IC4Cがこの位置にあると
きには光源13から放射される光はIC4Cに遮
られて受光器14には入射しない。この状態では
制御回路はカセツトにICが残つていると判断す
る。一番下側のカセツト2の最後のIC4が第5
図においてIC4Bで示す位置まで来ると、光源
13からの光は孔9aを経て受光器14に入射
し、このとき制御回路は一番下側のカセツトが空
となつたと判定し、第3図に示すロータリソレノ
イド8を付勢し、爪6を回動させて一番下側のカ
セツト2をカセツトホルダ5から下方へ落下さ
せ、その上のカセツト2をIC供給位置に移す。
IC、半導体素子、抵抗、コンデンサ等の電子
部品をプリント基板に組込む際の適正挿入率は部
品のピンの位置、形状の良否が主たる要因とな
る。
したがつて適正挿入率を向上するには挿入前に
ピンを矯正するのが望ましく、本発明のように99
%以上の適正挿入率を達成すようとするものにお
いては挿入前のピンの矯正は不可欠なものとな
る。
ピンの形状の不良は第6A図および第6B図に
示すようにピン4aが長手方向に曲がつている場
合と、巾方向に曲がつている場合とがあり、これ
らの曲がりが同時に発生する場合もある。さらに
本発明ではピンの位置と孔の位置との許容誤差を
できるだけ大きくとれるようにピンの先端を第6
C図に示すようにV字状にカツトしている。上述
したピンの曲がりを矯正したり先端をカツトした
りする機構は別々に行なうこともできるが以下説
明する本発明の矯正カツト部1cにおいてはこれ
らの矯正およびカツトを同時に行なうものであ
る。
第7図は矯正カツトを行なう装置の固定ブロツ
クを一部を切欠いて示す斜視図であり、第8図は
同じくその縦断面図であり、第9図は矯正カツト
装置全体の一部分を横断面で示す線図である。矯
正カツト装置は固定ブロツク20を具え、この固
定ブロツク20には固定ヘツド20a、この固定
ヘツドの両側に延在する側壁20bおよび20c
を設ける。第7図においては一方の側壁20cを
切欠いてある。固定ヘツド20aはほぼ台形であ
り、その傾斜側面にはほぼV字状の凹部21a,
21bを形成する。第7図および第8図に示すよ
うに固定ヘツド20aの下方部分には長手方向に
延在する孔22を形成し、この孔22と連通する
孔23aおよび23bを側面まで形成する。これ
らの孔23aおよび23bは後述するカツト用の
刃が侵入するためのものであり、孔22はピンの
先端をカツトしたときに出る切り屑を排出するた
めのものである。この排出は例えば空気流を送つ
て行なうとができる。側壁20bおよび20cに
は横方向に貫通する孔24aおよび24bをあ
け、この中に固定ブロツク20aの側面に形成し
たV字状の凹部21aおよび21bと嵌り合うV
字状の凸部25aおよび25bを有する押圧ブロ
ツク26aおよび26bを横方向に摺動自在に挿
入すると共に第11図に示すように前面にV字状
の刃27aおよび27bを形成したカツタプレー
ト28aおよび28bを摺動自在に挿入する。固
定ブロツク20の下側には第10図に示すように
押圧ブロツク26aおよび26bとカツタプレー
ト28aおよび28bを摺動させるための上下方
向に移動する機構30を設け、この移動機構には
一体の傾斜アーム30aおよび30bを設ける。
これらアーム30aおよび30bに連結した垂直
棒30cの下端をピストン30dに連結する。こ
のピストン30dはOリング30eによりシリン
ダブロツク30f内を上下方向に気密に移動し、
シリンダブロツク30fの上下には空気口30g
および30hを設ける。垂直棒30cとシリンダ
ブロツク30fとの間にもOリング30iを設け
る。アーム30aおよび30bはカツタプレート
28aおよび28bにあけた孔に摺動自在に通
し、アーム30aおよび30bが上下動するとき
にこれらカツタプレート28aおよび28bが左
右に移動するようにする。またアーム30aおよ
び30bはコイルばね31aおよび31bを介し
て押圧ブロツク26aおよび26bと係合してお
り、アームの上下動に応じて押圧ブロツクも左右
に移動するようになつている。また、押圧ブロツ
ク26aおよび26bと固定ブロツク20の側壁
20bおよび20cとの間にもコイルばね32a
および32bをそれぞれ設け、押圧ブロツクを外
方へ偏倚する。
第8図に示すように固定ブロツク20の上方に
はIC4を受ける受板33を一対のガイド棒34
aおよび34bに沿つて上下方向に移動可能に設
ける。受板33とガイド棒34aおよび34bと
の間にはコイルばね35aおよび35bをそれぞ
れ設け、受板33を常時上方へ偏倚する。受板3
3の上方にはさらにIC4を受板33と一緒に下
方へ押下げるための押下げヘツド36を設ける。
この押下げヘツド36はゴム等の弾性材料で造
り、上面に棒37を連結し、この棒37の先端に
はピストン38を連結する。このピストン38は
エアシリンダ39内に摺動自在に配置し、シリン
ダ39の上部に空気口39aを経て空気を送り込
むことにより押下げヘツド36を押下げ、IC4
を押下げて固定ヘツド20a上に載せるようにす
る。またシリンダ39内にはコイルばね40を設
け押下げヘツド36を上方へ偏倚する。
第9図に示すように受板33の上方にはIC4
のストツパ41を設ける。このストツパ41は、
受板33と整列されて配置されたレールに跨がる
ようにして矯正カツト部へ送り込まれて来るIC
4の先頭のピンと係合し得るレバー41aおよび
41bを軸41cおよび41dを中心として回動
自在に設け、これらのレバーの他端をリンク機構
41eを介してソレノイド42のプランジヤ42
aに連結する。第9図に示す状態はIC4を係止
し得る状態である。今ソレノイド42を付勢する
とプランジヤ42aは下方へ突出し、リンク機構
41eも下方へ変位し、その結果としてレバー4
1aは軸41cを中心として時針方向に回動する
と共にレバー41bは軸41dを中心として反時
針方向に回動し、ストツパ41はIC4を釈放す
ることができる。
次に上述した矯正カツト装置の動作を説明す
る。
上述したように所定のカセツト2から選択され
た所定のIC4はベルト3により搬送され、矯正
カツト部1cに第8図において右方より送り込ま
れ、受板33上に乗る。勿論、この場合にはスト
ツパ41は第9図に示す動作状態にある。次にシ
リンダ39内に空気を送り込み、押圧ブロツク3
6を下方へ押押下げ、IC4を受板33と一緒に
下方へ押下げる。
この押下げの過程において、IC4のピン4a
は、固定ヘツド20aの両側面に形成したV字状
凹部21a,21bに入り、ここで第6A図に示
す縦方向の曲がりが矯正される。また、この側面
は下に行くにしたがつて幅方向に広がつているた
め、第6B図に示す巾方向の曲がりの内、内側に
曲がつているピンも矯正される。IC4の押下げ
が終了したら、押上げ機構30のシリンダ30f
の下側空気口30hから空気流を送り込み、ピス
トン30dしたがつてアーム30aおよび30b
を上方へ押上げる。このアーム30aおよび30
bの上昇に伴ない押圧ブロツク26aおよび26
bおよびカツタプレート28aおよび28bが互
いに接近する方向に移動する。先ず最初に押圧ブ
ロツク26aおよび26bが固定ヘツド20aの
側面に圧接される。この圧接はコイルばね31a
および31bを介して行なわれるため弾性的とな
る。この際押圧ブロツク26aおよび26bの側
面に形成したV字状凸部25aおよび25bが固
定ブロツク20aの両側面に形成した対応するV
字状凹部21aおよび21bに侵入し、これらの
間でICのピン4aを挾み付け、矯正する。
この矯正は主として第6B図に示す幅方向の曲
りの内外側への曲りを矯正する。
アーム30aおよび30bがさらに上昇すると
次に第11図に示すカツタプレート28aおよび
28bの先端がピン4aと当接し、その刃27a
および27bによりピン4aを所定の長さに切断
すると共にその先端を第6C図に示すようにV字
状にカツトする。
この際カツタプレート28a,28bの前面の
三角形状の突起によりピン4aの中心をVカツト
するように規制する。このようにして矯正カツト
を終了したら、シリンダ30fの下側の空気口3
0hを開放し、上側の空気口30gから空気を導
入し、アーム30aおよび30bを降下させる。
この降下によりカツタプレート28aおよび28
bを外方へ移動させると共に押圧ブロツク26a
および26bをコイルばね32aおよび32bの
作用により外方へ移動させる。この移動が終了し
たらシリンダ39内の空気圧を減じ、受板33を
ばね35aおよび35bのばね力により上昇さ
せ、第8図に示す最初の状態に戻す。次に第9図
に示すソレノイド42を付勢してストツパ41を
動作させ、レバー41aおよび41bを回動させ
てIC4を矯正カツト部1cから次段の挿入部1
dへ第8図の矢印で示すように左方へ移送する。
この移送には、例えば空気流を用い、これをIC
4に吹き付けることにより受板33と整列された
レールの上をICが跨がるようにして行なうこと
ができる。
上述した例ではICピンの矯正用のV字状の凹
部21aおよび21bを形成したヘツド20aを
固定とし、これに対してIC4を上方から押下げ
るようにしたが、IC4を固定しておき、ヘツド
20aを下方から上方へ押上げるように構成する
こともできる。
挿入部1bには従来公知のリトラクト台および
挿入ヘツドを設けてあるので詳細には説明しな
い。矯正カツト部1cからレールを経て給送され
るICをリトラクト台で受けた後、挿入ヘツドの
先端に回動可能に設けた一対のフオークでICの
ピンを両側から掴み、ピン先端の幅方向の寸法が
規定の値となるようにピンを幅方向に見て互いに
接近する方向へ押す。次にリトラクト台を挿入ヘ
ツドの移動通路から引込めた後、ICを把持した
挿入ヘツドを降下させて、ピンをプリント基板の
孔に挿入する。挿入後挿入ヘツドのフオークを両
側に広げてICから離間させた後、挿入ヘツドを
上昇させ、次のICの挿入のための待機位置に戻
す。本発明においては矯正カツト部1cにおいて
ICのピンは矯正されていると共に先端がV字状
にカツトされているため、適正挿入率は非常に高
くなる。特に矯正部1cにおいては内側に曲がつ
ているピンも外方に矯正されるため挿入ヘツドの
フオークによつてピンを把持するときに総てのピ
ンが同じ角度に揃えられるようになり、ピン先端
は正確の二列に並ぶことになる。さらにピンの先
端はその中心でV字状にカツトされているため、
V字状の頂点とプリント基板の孔の中心との間に
多少のずれがあつてもピンは所定の孔に正しく挿
入されることになる。
本例ではプリント基板上のIC挿入位置を指定
するのに倣い方式を採用しているが、この位置決
めを高精度で行なうために次に説明するような光
学的位置検出装置を用いている。
第12図は位置検出装置の構成を示す斜視図で
あり、プリント基板50にあけたピン挿入孔51
を経て、挿入部1dに設けた光源から平行光線を
照射し、これを4分割した受光装置52で受け
る。この受光装置52の4つの受光部52a〜5
2dは基板50を装着したXYテーブル(図示せ
ず)のXおよびYの移動方向に対して整列した状
態で配置されている。
これら受光部で受光した光をそれぞれフアイバ
束53a〜53dを経て受光素子54a〜54d
へ導く。したがつてこれら受光素子54a〜54
dからはそれぞれの受光部52a〜52dでの入
射光量に比例した電気信号が出力されることにな
る。
第13図は上述した受光素子54a〜54dの
出力信号を受けてXYテーブルを駆動して挿入軸
線上にプリント基板50の孔51を合致させるた
めの制御回路の一例を示すものである。X方向の
位置検出回路とY方向の位置検出回路とは全く同
り構成および動作であるのでX方向についての回
路のみを示す。上述したようにXYテーブルのX
方向の移動量をリニアスケール55によつて検出
し、X方向の位置情報をカウンタ56で検出す
る。一方倣い時において予じめ測定したプリント
基板50の孔51の位置情報をメモリ57から読
取り、レジスタ58を経て比較器59に目標値と
して供給する。この比較器59にはカウンタ56
からX方向の現在位置情報をも供給し、これらの
情報を比較し、その差をD/A変換器60でアナ
ログ信号に変換し、これをアナログスイツチ61
を経てX方向のサーボモータ駆動回路62に供給
し、その出力でX方向駆動用のサーボモータ63
を駆動し、テーブルを目標値に向けて移動させ
る。現在位置の情報が目標位置の情報と一致する
と、比較器59の出力はなくなり、D/A変換器
60からは出力信号が供給されない。プリント基
板50が理想的なもので、またXYテーブル上に
正しく位置決めして載せられているときは、この
状態においてプリント基板50の孔51は挿入軸
Pと完全に一致するが、実際にはプリント基板5
0の製造上の誤差やテーブル上での位置が僅かに
変動するため、孔51の中心が挿入軸Pと完全に
一致することはなく、通常比較的大きなずれが正
じ、このために適正挿入率が低下するので実情で
あつた。
本例の位置検出装置においては、このように予
じめ倣いにより記憶した位置情報と現在の位置情
報とが一致したときに生ずるずれを無くすもので
ある。このためにX方向に配列した受光素子54
aおよび54bの出力をそれぞれ演算増幅器64
aおよび64bで増幅した後、差動増幅器65に
供給すると共にコンパレータ66aおよび66b
にも供給し、これらのコンパレータの出力を
ANDゲート67に供給し、その出力でアナログ
スイツチ61を駆動し、ANDゲート67から出
力が生ずるときには差動増幅器65の出力をアナ
ログスイツチ61を経てサーボモータ駆動回路6
2へ供給するようにする。
今、挿入軸Pに沿つて投射される平行光束の中
心光線がX方向においてプリント基板50の孔5
1の中心からずれているが、孔51には光が透過
しているとすると、両受光素子54aおよび54
bは光を受け、ANDゲート67の出力は高論理
レベルとなり、アナログゲート61は第13図に
示す位置とは反対の位置に切換わる。このとき、
両受光素子54aおよび54bの出力には差があ
るため、光束と孔51とのずれの方向に応じた極
性を有し、ずれの大きさに比例した振幅を有する
信号が差動増幅器65からアナログスイツチ61
を経てサーボモータ駆動回路62に供給され、孔
51の中心が平行光束の中心である挿入軸Pに近
ずくようにテーブルは駆動される。孔51の中心
が平行光束の中心の挿入軸Pと一致すると、受光
素子54aおよび54bの出力は等しくなり、差
動増幅器65の出力はなくなり、X方向駆動モー
タ63は停止し、テーブルも停止する。このよう
な位置検出装置により、挿入軸Pと孔51の中心
とが例えば50μ以上ずれたときに、テーブルを
微動させて、挿入軸Pと孔51の中心とのずれを
20ミクロン以下にすることができる。
第14図は受光部の変形例を示すものであり、
本例ではフアイバ束68の一端を円形に配置し、
これをXおよびY方向に対して45゜傾いた線に沿
つて4つの扇形の部分68a〜68dに分割し、
各部分のフアイバ束の他端をそれぞれ別々の受光
素子と対向させるようにしたものである。
上述したように本発明においては、プリント基
板へICのピンを挿入する以前にピンの矯正カツ
トを行なうと共に挿入軸に対するプリント基板の
孔の位置出しをきわめて高精度で行なうため、プ
リント基板をXYテーブル上に装着するときに従
来のようにプリント基板に一対の位置決め孔をあ
け、これらをXYテーブルに設けたピンに挿入し
て位置決めすると云つた面倒さはなく、単にプリ
ント基板の一辺をXYテーブルの一辺に整列して
載せるだけで良く、作業は著しく簡単になると共
にプリント基板をXYテーブルに対して自動的に
着脱することも容易となる。次にこのような利点
を活かしたプリント基板のXYテーブルへの装着
機構について説明する。
第15図はプリント基板50をXYテーブルに
装着する機構を示す斜視図であり、第15図はそ
の一部を切欠いて示す図である。XYテーブル7
0は矩形の枠より構成されており、この一辺70
aに沿つてプリント基板を装着するものである。
テーブルの一辺70aに沿つて軸71を回動自在
に配置する。この軸71にはキー溝71aを形成
し、このキー溝に嵌合するキー72aを有する2
個のクランパ72を軸71に通す。したがつてク
ランパ72は軸71の長手方向に摺動することが
できる。軸71の一端は軸受け73により枢支
し、他端には軸71を回動する回動機構74を設
ける。
第16図は軸回動機構74の内部構造を示すも
のであり、外匣75を気密に構成し、この中にO
リング76を介してピストン77を摺動自在に配
置する。このピストン77にはラツク78の一端
を固着し、このラツクの他端はスリーブ79内に
挿入し、このスリーブ内にコイルばね80を設
け、ラツク78およびピストン77を第16図に
おいて右方へ偏倚する。軸71にはラツク78と
噛合するピニオン81を固着する。
今、外匣75内に空気を送らないと、ばね80
のばね力によりピストン77は右側に位置し、ク
ランパ72はXYテーブル70から離れる。この
状態でXYテーブル70にプリント基板を載せ、
その一辺をXYテーブルの一辺70aに押し当て
る。
次に、外匣75に設けた空気口82を経て約4
Kgの圧力の空気流を外匣内に導入するピストン7
7はばね80の力に抗して左方へ移動し、軸71
は第16図において時針方向に回動する。このた
め第15図に示すクランパ72も時針方向に回動
する。この回動によりプリント基板はXYテーブ
ルの水平縁上に押圧されて固定される。
このようなプリント基板装着機構によればプリ
ント基板はばね80のばね力に抗して空気圧によ
りXYテーブル70上に強く押し付けられるの
で、テーブル移動中ずれるような恐れはない。特
に本発明ではプリント基板にあけた基準孔にXY
テーブルのピンを挿入して位置決めするようなこ
とをしないので、強い力でプリント基板をXYテ
ーブルに装着することが重要となつている。
第17図は操作盤15の一例の構成を示す図で
あり、XYテーブルの位置設定部90と、データ
入力部91と、モード選択部92と、フロツピー
デイスクへのデータ入出力部93と、運転制御部
94と、手動操作部95と、状態表示部96と、
異常表示部97とを具えている。これら各部の構
成および動作を以下各種動作を示すフローチヤー
トと併せて説明する。
第18図は本発明による自動挿入装置の全体の
動作を示すフローチヤートである。電源スイツチ
をオンしてイニシアル処理をした後、モード選択
部92のスイツチを操作する。今、倣いを行なう
ときは倣いボタン92bを押す。これにより倣い
動作が選択される。
第19図は倣い動作のフローチヤートを示す。
この倣い動作を簡単に説明すると、XYテーブル
70にプリント基板が装着されたことを確認した
後、テーブル70を原点位置に復帰し、Xおよび
Y方向のテーブル移動量を検知するリニアスケー
ルの出力パルスを計数するカウンタをクリアす
る。
次にデータ入力部91の基板番号入力ボタン9
1aおよびテンキー91bを操作してプリント基
板の番号を入力する。この番号は表示部91cで
表示される。プリント基板の設定確認後、基板上
の適当な位置に決めた原点が挿入軸Pと一致する
位置までテーブルを駆動する。この移動は原点が
挿入軸Pに一致する迄は手動で行ない、その後は
微調により自動的に行なわれる。次に登録ボタン
90bを押してこの基板原点をメモリに記憶す
る。次にリニアスケール出力によりプリント基板
の原点のXYテーブル上のアドレスを検知し、メ
モリに記憶する。次にテーブル移動部90のX,
Y方向移動用の4つのボタン90aを操作して基
板上の第1のIC装着位置が挿入軸Pと一致する
ようにする。この場合、挿入軸Pに沿つて光束が
照射されるのでこの光束が第12図に示すように
プリント基板50上のIC装着位置の基準孔51
に入射するように目視によりプリント基板を観察
しながら、ボタン90aを操作する。次に微調ボ
タン90cを押すと、上述した位置検出装置が動
作し、孔51の中心が挿入軸Pと一致するように
XYテーブルは自動的に微動する。次にデータ入
力部91のカセツト番号ボタン91dとテンキー
91bを操作してプリント基板の当該装着位置に
装着すべきICを装填したカセツト2の番号を設
定し、登録ボタン90bを押してこれをメモリに
記憶する。このようにしてプリント基板上の順次
の位置を設定し、各位置に装着すべきICを収納
したカセツト番号を順次に設定して記憶する。1
枚の基板についての設定操作が終了したら、モー
ド選択部92の倣い確認ボタン92cを押し、先
に記憶した情報を読出してプリント基板の順次の
IC装着位置を割出し、そこに装着すべきICを収
納したカセツトの番号をデータ入力部91の表示
部91eに表示する。操作者はこれを確認し、誤
りがある場合には修正する。一枚のプリント基板
についての総てのデータを確認した後テーブル位
置設定部90の登録ボタン90bを押し、さらに
フロツピーデイスク入出力部93のフロツピーデ
イスク起動ボタン93aおよびデータ入力ボタン
93bを押し、予じめ記憶していた位置データお
よびカセツト番号データをフロツピーデイスクに
転送して記憶する。このようにプリント基板上の
順次の装着位置を自動的にトレースしながらデー
タの確認を行ない、確認後フロツピーデイスクへ
記憶する。この倣い確認の際にプリント基板上の
順次の挿入位置情報を自動的に連続的に読出す場
合にはモード選択部の連続ボタン92dを押し、
各装着位置毎に読出して確認する場合には、毎回
サイクルボタン92eを押す。またスキツプボタ
ン92fは装着位置をスキツプして挿入する際に
押す。このようにして種々のプリント基板につい
て倣いを行ない、総ての必要なデータをフロツピ
ーデイスクに記憶させることができる。
第20図はIC挿入動作のフローチヤートを示
すものであり、本例では挿入動作は連続モードと
サイクルモードのいずれでも行なうことができ
る。
先ずフロツピーデイスク起動ボタン93aを押
し、フロツピーデイスクを動作状態とする。次に
XYテーブル70に装着したプリント基板の番号
をデータ入力部91の基板番号ボタン91aおよ
びテンキー91bを操作して入力する。このデー
タは表示部91cで表示される。次にデータ出力
ボタン93cを押して当該プリント基板と同一の
番号のプリント基板を用いて倣いを行なつて記憶
しておいたデータを読出し、制御回路のメモリへ
転送して記憶する。次にXYテーブル上にプリン
ト基板を正しく装着することによつて基板セツト
スイツチがオンとなり、基板の装着が確認され
る。これによりXYテーブル70は原点位置へ移
動した後、プリント基板の原点位置が挿入軸と一
致する位置までXYテーブルは移動する。次に挿
入モードが判定され連続ボタン92dが押されて
いるときは連続モードが選択され、サイクルボタ
ン92eが押されているときにはサイクルモード
が選択される。次にX,Y駆動モータを付勢して
プリント基板上の第1のIC装着位置の基準孔5
1が挿入軸Pに来るようにテーブルを移動する。
次に当該装着位置に挿入すべきICを収納した
カセツト番号が表示部91eで表示され、さらに
第5図につき説明したように所定のカセツト2と
関連するソレノイド12を付勢してIC係止部材
10を回動させ、所定のIC4を1個供給する。
このIC4は搬送部1bへ送られ、ベルト3によ
り矯正カツト部1cへ送られる。IC4が矯正カ
ツト部1cへ送られたことを検知したら上述した
ように矯正カツト装置を駆動し、ピン4aを矯正
すると共に先端をV字状にカツトした後、挿入部
1dへ送るこの間に第12図および第13図につ
き説明した位置検出装置が動作し、基準孔51の
中心が挿入軸Pと正確に一致するように微調整が
自動的に行なわれる。挿入部1dに入つたICは
挿入ヘツドにより把持され、下方へ移送されて、
そのピンがプリント基板の孔に挿入される。挿入
後クリンチヘツドは上昇する。上述した挿入動作
が当該プリント基板の総ての装着位置に対して繰
返し行なわれる。サイクルモードの場合には、各
位置での挿入動作が終了した後にサイクルボタン
92eを押すことにより次の装着位置に対する挿
入動作が行なわれる。総てのICの挿入が終了
し、基板セツトスイツチをオフとすることによ
り、プリント基板50をXYテーブル70から取
外す。
上述した挿入動作中状態表示部96の表示ラン
プの点灯、異常表示部97の各種表示ランプの点
灯により操作者は挿入装置の動作状態を確認する
ことができる。
第17図においてモード選択部92の手動ボタ
ン92aは装置の点検修理、調整を行なうときに
押され、このボタンが押されたときは手動操作部
95の操作ダイヤル95a,95b,95cを操
作することによりカセツトの選択、ピン矯正カツ
ト、挿入等の動作を手動により行なうことができ
る。また、運転制御部94には再起動ボタン94
a、リセツトボタン94b、非常停止ボタン94
cが設けられている。さらにテーブル位置設定部
90にある高速ボタン90dを押すとXYテーブ
ルは高速で送られ、原点確認ボタン90eは倣い
時に、その基板の第1番目のIC孔を決めたとき
に押して仮原点とする。
上述した本発明による利点を要約すると次の通
りである。
(1) 同一種類の電子部品を装填した複数のカセツ
トをカセツトホルダに収納し、空となつたカセ
ツトを順次に排出するようにしたため、カセツ
ト交換の手間は省かれ、作業能率は著しく高く
なる。さらに同一種類の電子部品を収納した複
数のカセツトを垂直方向に並べ、これらを水平
方向に配列したため、全体の寸法は小さくな
り、作業し易くなると共に設置場所もとらな
い。したがつて挿入し得る電子部品の種類を大
幅に増やすことができる。
(2) プリント基板への挿入前にピンの矯正を行な
うと共に先端をV字状にカツトするためプリン
ト基板の孔への適正挿入率は高くなる。また、
矯正とカツトとを同時に行なうため処理効率が
高くなると共に装置の小形化も可能となり、さ
らに制御も簡単となる。
(3) プリント基板の孔の中心を挿入軸に精密に一
致させることができるので、適正挿入率はさら
に向上する。また、従来のように位置決め用の
基準孔とピンとを用いて位置決めする必要がな
くなるのでXYテーブルへのプリント基板の装
着は容易となり、自動化も可能となる。
(4) XYテーブルへのプリント基板の装着も簡単
な構成の機構でしかも確実に行なうことができ
る。
(5) 倣い方式を採用しているので情報の変更、修
正は容易であり、使用し易い。
【図面の簡単な説明】
第1A図〜第1C図は本発明によるプリント基
板への電子部品の自動挿入装置の一例の全体の構
成を示す外観図、第2図はICカセツトの一例の
構成を一部を切欠して示す斜視図、第3図はカセ
ツトホルダの一例の構成を示す斜視図、第4A図
および第4B図はカセツトホルダから空のカセツ
トを排出する爪を示す正面図および断面図、第5
A図および第5B図はICを選択的に給送する機
構の一例の構成を示す断面図、第6A図および第
6B図はICピンの形状不良を示す側面図および
正面図であり、第6C図はV字状にカツトしたピ
ン先端を示す正面図、第7図は矯正カツト装置の
固定ブロツクの構成を示す斜視図、第8図は矯正
カツト装置の一部の断面図、第9図および第10
図は矯正カツト装置の一部を断面で示す正面図、
第11図は矯正カツト装置のカツタプレートの構
成を示す斜視図、第12図はプリント基板にあけ
た孔の中心を挿入軸に合致させるための位置検出
装置の光学系を示す斜視図、第13図はテーブル
の駆動制御回路の構成を示す回路図、第14図は
位置検出装置の受光部の他の例を示す平面図、第
15図はプリント基板をXYテーブルに装着する
装置の一例の構成を示す斜視図、第16図はプリ
ント基板装着装置の軸回動機構の構成を示す断面
図、第17図は操作盤の一例の構成を示す平面
図、第18図、第19図および第20図は自動挿
入装置の動作を説明するフローチヤートを示す図
である。 1a……カセツト装填部、1b……IC搬送
部、1c……矯正カツト部、1d……挿入部、1
f……操作盤、2……ICカセツト、4……IC、
4a……ピン、5……カセツトホルダ、6……
爪、8……ロータリソレノイド、10……係止部
材、12……ロータリソレノイド、20……固定
ブロツク、20a……固定ヘツド、20b,20
c……側壁、21a,21b……V字状凹部、2
5a,25b……V字状凸部、26a,26b…
…押圧ブロツク、28a,28b……カツタプレ
ート、33……上下動するIC受板、36……押
下げ部材、41……ストツパ、30a,30b…
…上下動するアーム、30d……ピストン、30
f……シリンダ、50……プリント基板、51…
…ピン挿入孔、P……挿入軸、52a〜52d…
…受光部、53a〜53d……フアイバ束、54
a〜54d……受光素子、70……XYテーブ
ル、71……軸、72……クランパ、75……シ
リンダ、77……ピストン、78……ラツク、8
1……ピニオンギア。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 それぞれ一種類のDIPタイプの電子部品を装
    填したカセツトを多数装着し、所定のカセツトか
    ら所定の電子部品を選択的に排出させるようにし
    たカセツト装填部と、 このカセツト装填部から供給される電子部品を
    受け、そのピンの形状、姿勢等を矯正すると共に
    ピンの先端をV字状にカツトする矯正カツト部
    と、 電子部品のピンを挿入すべき孔を有するプリン
    ト基板を保持するXYテーブルと、 前記矯正カツト部においてピンが矯正カツトさ
    れた電子部品のピンを前記XYテーブル上に載置
    されたプリント基板にあけられた孔に挿入する挿
    入部と、 この挿入部の挿入軸に沿つてプリント基板に照
    射される光を用いてプリント基板の電子部品挿入
    位置を倣い、各挿入位置の位置情報を読取り、こ
    れを記憶すると共に各挿入位置に挿入すべき電子
    部品の種類を表わす情報を記憶し、実際の挿入時
    には、前記記憶した位置情報を読出してプリント
    基板の所定の挿入位置が挿入部の挿入軸と一致す
    るようにXYテーブルの駆動を制御すると共に当
    該挿入すべき電子部品の種類を表わす情報を読出
    して前記カセツト装填部を制御し、所定の電子部
    品を装填したカセツトから所定の電子部品を選択
    的に排出するよう制御する制御部とを具えること
    を特徴とする電子部品のプリント基板への自動挿
    入装置。
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