JPS6241371B2 - - Google Patents
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- JPS6241371B2 JPS6241371B2 JP13735978A JP13735978A JPS6241371B2 JP S6241371 B2 JPS6241371 B2 JP S6241371B2 JP 13735978 A JP13735978 A JP 13735978A JP 13735978 A JP13735978 A JP 13735978A JP S6241371 B2 JPS6241371 B2 JP S6241371B2
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Landscapes
- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はカラー受像管に係り、特にフエースプ
レート内面に被着形成した螢光面に関するもので
ある。
レート内面に被着形成した螢光面に関するもので
ある。
例えばシヤドウマスク方式のカラー受像管は第
1図に示す様にフエースプレート1内面には電子
ビームの射突によりそれぞれ赤、緑、青各色に発
光するドツト状または帯状の螢光体層が規則的に
配設された螢光面2及びメタルバツク層3が被着
形成されており、前記フエースプレート1の側壁
部4はフアンネル5及び電子銃6を内装するネツ
ク7に連設されており、前記電子銃6から射出さ
れた3本の電子ビームは前記メタルバツク層3を
介して前記螢光面2に所定間隔をもつて対設され
たドツト状または矩形状開口部を有するシヤドウ
マスク8の前記開口部の1個を介して前記螢光面
2を形成する赤、緑、青各色に発光する螢光体層
に射突させることによつて前記螢光面2上にカラ
ー画像を再現するようになつている。
1図に示す様にフエースプレート1内面には電子
ビームの射突によりそれぞれ赤、緑、青各色に発
光するドツト状または帯状の螢光体層が規則的に
配設された螢光面2及びメタルバツク層3が被着
形成されており、前記フエースプレート1の側壁
部4はフアンネル5及び電子銃6を内装するネツ
ク7に連設されており、前記電子銃6から射出さ
れた3本の電子ビームは前記メタルバツク層3を
介して前記螢光面2に所定間隔をもつて対設され
たドツト状または矩形状開口部を有するシヤドウ
マスク8の前記開口部の1個を介して前記螢光面
2を形成する赤、緑、青各色に発光する螢光体層
に射突させることによつて前記螢光面2上にカラ
ー画像を再現するようになつている。
そして前記螢光面2を形成する赤色発光螢光体
としてはユーロピウム付活オキシ硫化イツトリウ
ムなど、緑色発光螢光体としては銅、アルミニウ
ム共付活硫化亜鉛青色発光螢光体としては銀付活
流化亜鉛などが使用されており、これ等螢光体は
光感応性樹脂などと共に螢光体スラリーとして通
常フエースプレート1内面にそれぞれ回転塗布法
などにより均一に塗布し、乾燥したのち、露光、
現像、乾燥工程を経て前述したドツト状または帯
状の各色に発光する螢光体層が規則的に配設され
た螢光面2を形成したのち、この螢光面2上にア
ルミニウムなどの金属被覆(メタルバツク)層3
を蒸着などの手段により被着形成し、更にベーキ
ングを行なつて、前記光感応性樹脂の残部を焼散
し、メタルバツク層3を有する輝度の明るい螢光
面2を形成している。
としてはユーロピウム付活オキシ硫化イツトリウ
ムなど、緑色発光螢光体としては銅、アルミニウ
ム共付活硫化亜鉛青色発光螢光体としては銀付活
流化亜鉛などが使用されており、これ等螢光体は
光感応性樹脂などと共に螢光体スラリーとして通
常フエースプレート1内面にそれぞれ回転塗布法
などにより均一に塗布し、乾燥したのち、露光、
現像、乾燥工程を経て前述したドツト状または帯
状の各色に発光する螢光体層が規則的に配設され
た螢光面2を形成したのち、この螢光面2上にア
ルミニウムなどの金属被覆(メタルバツク)層3
を蒸着などの手段により被着形成し、更にベーキ
ングを行なつて、前記光感応性樹脂の残部を焼散
し、メタルバツク層3を有する輝度の明るい螢光
面2を形成している。
この様にして形成されたフエースプレート1、
螢光面2、及びメタルバツク層3の要部拡大図を
第2図に示す。図は小粒子(4及至6μ)のもの
を示しており、螢光体が小粒子であるため、メタ
ルバツク層3は良好に形成されるが螢光面2の相
対膜輝度(第2図のものを標準とする)は100で
あり、コントラストは小である。
螢光面2、及びメタルバツク層3の要部拡大図を
第2図に示す。図は小粒子(4及至6μ)のもの
を示しており、螢光体が小粒子であるため、メタ
ルバツク層3は良好に形成されるが螢光面2の相
対膜輝度(第2図のものを標準とする)は100で
あり、コントラストは小である。
ところで最近前述した第2図に示したような螢
光面を有するカラー受像管に対し、特に明るい照
明の下に於てもコントラストが高く、且つ前記螢
光面2の相対膜輝度を高くしたものが要求され
種々の改良がなされている。その方法の一種とし
て従来の4μ及至6μの螢光体(本発明では小粒
子と呼ぶ)の代りに7μ乃至10μの螢光体(本発
明では大粒子と呼ぶ)を使用することが考えられ
ている。この様に小粒子から大粒子にすると第3
図に示すように螢光体層の塗布量と光出力(相対
膜輝度)に示す小粒子(5μ)の曲線10に対し
て大粒子(8μ)の曲線20にすることにより約
15%輝度向上を行なうことが出来る。
光面を有するカラー受像管に対し、特に明るい照
明の下に於てもコントラストが高く、且つ前記螢
光面2の相対膜輝度を高くしたものが要求され
種々の改良がなされている。その方法の一種とし
て従来の4μ及至6μの螢光体(本発明では小粒
子と呼ぶ)の代りに7μ乃至10μの螢光体(本発
明では大粒子と呼ぶ)を使用することが考えられ
ている。この様に小粒子から大粒子にすると第3
図に示すように螢光体層の塗布量と光出力(相対
膜輝度)に示す小粒子(5μ)の曲線10に対し
て大粒子(8μ)の曲線20にすることにより約
15%輝度向上を行なうことが出来る。
この様に大粒子の螢光体を使用して螢光体層を
形成した構造を第4図によつて説明する。
形成した構造を第4図によつて説明する。
即ちフエースプレート11内面に螢光体層12
の一つとして青色発光螢光体層を大粒子のZns/
Agなど体色の白い螢光体粒子12Bを被着形成
し、この上に図示しないラツカーなどを塗布後メ
タルバツク層13を蒸着し次にベーキングにより
光感応性樹脂などを焼散させると図の様に前記メ
タルバツク層13は大粒子螢光体粒子を用いてい
るため粗面化されているばかりでなく、ピンホー
ルや亀裂14が出来易くなり、電子ビーム15に
より前記メタルバツク層13を介して前記青色発
光体12Bに射突され発光した時、この螢光体1
2Bからの光は161→162→163の経路で
示すように一度メタルバツク層13で反射し、更
に他の螢光体表面に於て反射されてフエースプレ
ート11外面に出て行くものと、171→172
の経路で示すように他の螢光体表面に於て反射さ
れフエースプレート11外面に出て行くものと、
18の経路で示すように前記メタルバツク層13
のピンホールや亀裂から電子銃の方向に出て行
き、輝度には無関係なものなどの経路を通る。
の一つとして青色発光螢光体層を大粒子のZns/
Agなど体色の白い螢光体粒子12Bを被着形成
し、この上に図示しないラツカーなどを塗布後メ
タルバツク層13を蒸着し次にベーキングにより
光感応性樹脂などを焼散させると図の様に前記メ
タルバツク層13は大粒子螢光体粒子を用いてい
るため粗面化されているばかりでなく、ピンホー
ルや亀裂14が出来易くなり、電子ビーム15に
より前記メタルバツク層13を介して前記青色発
光体12Bに射突され発光した時、この螢光体1
2Bからの光は161→162→163の経路で
示すように一度メタルバツク層13で反射し、更
に他の螢光体表面に於て反射されてフエースプレ
ート11外面に出て行くものと、171→172
の経路で示すように他の螢光体表面に於て反射さ
れフエースプレート11外面に出て行くものと、
18の経路で示すように前記メタルバツク層13
のピンホールや亀裂から電子銃の方向に出て行
き、輝度には無関係なものなどの経路を通る。
この場合第2図と第4図を対比して見てもわか
る様に大粒子螢光体を使用すると、メタルバツク
層13の粗面化とピンホール、亀裂14などの増
大により相対膜輝度は約115と輝度は上昇する
が、メタルバツク層13が剥離されやすくなる致
命的欠陥があり、また第2図に示したものと同様
に体色のほとんど白色に近い螢光体粒子を使用し
ているので外来光191は螢光体粒子表面から1
92のようにほぼ全面的に反射するので極めてコ
ントラストの悪い画面しか得られない。
る様に大粒子螢光体を使用すると、メタルバツク
層13の粗面化とピンホール、亀裂14などの増
大により相対膜輝度は約115と輝度は上昇する
が、メタルバツク層13が剥離されやすくなる致
命的欠陥があり、また第2図に示したものと同様
に体色のほとんど白色に近い螢光体粒子を使用し
ているので外来光191は螢光体粒子表面から1
92のようにほぼ全面的に反射するので極めてコ
ントラストの悪い画面しか得られない。
次にコントラストを上げる方法については同一
出願人から出願されている様に青色発光体例えば
Zns/Ag螢光体表面にはゴバルトブルー(コバル
トアルミネート)など、赤色発光螢光体、例えば
Y2O2S/Eu螢光体表面にはベンガラ(F2O3)な
ど、その螢光体発光色と略同色顔を被着したフイ
ルタ被覆螢光体粒子を使用する方法があるが、こ
の方法を前述した小粒子及び大粒子に適用した例
を第5図及び第6図によつて説明する。
出願人から出願されている様に青色発光体例えば
Zns/Ag螢光体表面にはゴバルトブルー(コバル
トアルミネート)など、赤色発光螢光体、例えば
Y2O2S/Eu螢光体表面にはベンガラ(F2O3)な
ど、その螢光体発光色と略同色顔を被着したフイ
ルタ被覆螢光体粒子を使用する方法があるが、こ
の方法を前述した小粒子及び大粒子に適用した例
を第5図及び第6図によつて説明する。
第5図はフエースプレート21内面に小粒子の
フイルタ22F被覆螢光体粒子を被着形成したの
ちメタルバツク層23を蒸着し、ベーキングを行
なつたものを示している。この場合第2図と同様
に良好なメタルバツク層23が得られフイルタ2
2Fにより、外来光の反射が少なくなるのでコン
トラストは良好となるが光出力(相対膜輝度)は
約95と、第2図のものより約5%減少する。
フイルタ22F被覆螢光体粒子を被着形成したの
ちメタルバツク層23を蒸着し、ベーキングを行
なつたものを示している。この場合第2図と同様
に良好なメタルバツク層23が得られフイルタ2
2Fにより、外来光の反射が少なくなるのでコン
トラストは良好となるが光出力(相対膜輝度)は
約95と、第2図のものより約5%減少する。
次に第6図はフエースプレートプレート31内
面に大粒子のフイルタ32F被覆螢光体粒子を被
着形成した螢光体層32上にメタルバツク層33
を蒸着し、ベーキングを行なつたものを示してい
る。この場合、光出力(相対膜輝度)は約110と
第4図のものより約5%減少するがフイルタ32
Fにより外来光の反射が少なくなるのでコントラ
ストは良好となる。しかし、第4図で説明した様
なメタルバツク層の33の欠点は除去されない。
面に大粒子のフイルタ32F被覆螢光体粒子を被
着形成した螢光体層32上にメタルバツク層33
を蒸着し、ベーキングを行なつたものを示してい
る。この場合、光出力(相対膜輝度)は約110と
第4図のものより約5%減少するがフイルタ32
Fにより外来光の反射が少なくなるのでコントラ
ストは良好となる。しかし、第4図で説明した様
なメタルバツク層の33の欠点は除去されない。
本発明は前述した従来の諸欠点に鑑みなされた
ものであり、高相対膜輝度または高相対膜輝度と
高コントラストの両者を満足するような螢光面を
有するカラー受像管を提供することを目的として
いる。
ものであり、高相対膜輝度または高相対膜輝度と
高コントラストの両者を満足するような螢光面を
有するカラー受像管を提供することを目的として
いる。
次に本発明のカラー受像管の第1の実施例を第
7図及び第8図によつて説明する。即ち全体の構
造は、第7図に示すようにフエースプレート41
内面には電子ビームの射突により、それぞれ赤、
緑、青、各色に発光するドツト状または帯状の螢
光体層が規則的に配設された螢光面42及びメタ
ルバツク層43が被着形成されており、前記フエ
ースプレート41の側壁部44はフアンネル45
及び電子銃46を内装するネツク47に連接され
ており、前記電子銃46から射出された3本の電
子ビームは前記メタルバツク層43を介して前記
螢光面に所定間隔をもつて対設されたドツト状ま
たは矩形状開口部を有するシヤドウマスク48の
前記開口部の1個を介して前記螢光面42を形成
する赤、緑、青各色に発光する螢光体層に射突さ
せることによつて前記螢光面42上にカラー画像
を再現するようになつているのは従来のものと略
同様であるが、前記螢光面42は第8図に示すよ
うにフエースプレート41内面に近い部分が大粒
子の螢光体層421からなり、遠い部分が小粒子
の螢光体層422からなる重層となつていること
を特徴としている。この様に重層にすることによ
りメタルバツク層43は小粒子の螢光体上に被着
されており、ピンホールや亀裂などがほとんどな
い平滑な面にすることが出来るので従来の第4図
に示すような欠点がなくなり、相対膜輝度も約
120と高く、更に小粒子層422は大粒子層42
1に比較して光に対する散乱及び反射効率が高い
ので電子銃から射出された電子ビーム45により
大粒子層421の螢光体が所定の色に発光すると
その光は46の経路により直接フエースプレート
41外に放出されるかまたは471→472の経
路によりメタルバツク層43方向に進む光は小粒
子層422の螢光体の表面で反射したのちフエー
スプレート内41外に放出された通常反射損失の
あるメタルバツク層43による反射は起らず、非
常に相対膜輝度の高い画像が得られる。
7図及び第8図によつて説明する。即ち全体の構
造は、第7図に示すようにフエースプレート41
内面には電子ビームの射突により、それぞれ赤、
緑、青、各色に発光するドツト状または帯状の螢
光体層が規則的に配設された螢光面42及びメタ
ルバツク層43が被着形成されており、前記フエ
ースプレート41の側壁部44はフアンネル45
及び電子銃46を内装するネツク47に連接され
ており、前記電子銃46から射出された3本の電
子ビームは前記メタルバツク層43を介して前記
螢光面に所定間隔をもつて対設されたドツト状ま
たは矩形状開口部を有するシヤドウマスク48の
前記開口部の1個を介して前記螢光面42を形成
する赤、緑、青各色に発光する螢光体層に射突さ
せることによつて前記螢光面42上にカラー画像
を再現するようになつているのは従来のものと略
同様であるが、前記螢光面42は第8図に示すよ
うにフエースプレート41内面に近い部分が大粒
子の螢光体層421からなり、遠い部分が小粒子
の螢光体層422からなる重層となつていること
を特徴としている。この様に重層にすることによ
りメタルバツク層43は小粒子の螢光体上に被着
されており、ピンホールや亀裂などがほとんどな
い平滑な面にすることが出来るので従来の第4図
に示すような欠点がなくなり、相対膜輝度も約
120と高く、更に小粒子層422は大粒子層42
1に比較して光に対する散乱及び反射効率が高い
ので電子銃から射出された電子ビーム45により
大粒子層421の螢光体が所定の色に発光すると
その光は46の経路により直接フエースプレート
41外に放出されるかまたは471→472の経
路によりメタルバツク層43方向に進む光は小粒
子層422の螢光体の表面で反射したのちフエー
スプレート内41外に放出された通常反射損失の
あるメタルバツク層43による反射は起らず、非
常に相対膜輝度の高い画像が得られる。
次に本発明の、カラー受像管の第2の実施例に
適応する螢光面を第9図によつて説明する。
適応する螢光面を第9図によつて説明する。
即ち第9図に於ては、フエースプレート51内
面に被着形成された螢光面52は前記フエースプ
レート内面に近い部分に例えば赤色発光螢光体と
してはユーロピウム付活オキシ硫化イツトリウム
(Y2O2S/Eu)の平均粒径7μ乃至10μの大粒子
螢光体表面にベンガラ(Fe2O3)を付着したフイ
ルタ521F被覆螢光体からなる層521と、前
記フエースプレート51内面に遠い部分に同様に
ユーロピウム付活オキシ硫化イツトリウムの平均
粒径3μ乃至5μの小粒子螢光体表面にベンガラ
を付着したフイルタ522F被覆螢光体からなる
層522を重層とし、その上にメタルバツク層5
3を形成したものであり、この場合には第1の実
施例の様に小粒子表面に於ける光の反射はあまり
期待出来ないが、メタルバツク層53が平坦に出
来るし電子ビームによる大粒子層521の発光が
フエースプレート51に近い場所からフエースプ
レート51を通過して出て来るので相対膜輝度も
約113と高く、またフイルタ521Fがあるためコ
ントラストの高い高輝度の赤色を得ることが出来
る。
面に被着形成された螢光面52は前記フエースプ
レート内面に近い部分に例えば赤色発光螢光体と
してはユーロピウム付活オキシ硫化イツトリウム
(Y2O2S/Eu)の平均粒径7μ乃至10μの大粒子
螢光体表面にベンガラ(Fe2O3)を付着したフイ
ルタ521F被覆螢光体からなる層521と、前
記フエースプレート51内面に遠い部分に同様に
ユーロピウム付活オキシ硫化イツトリウムの平均
粒径3μ乃至5μの小粒子螢光体表面にベンガラ
を付着したフイルタ522F被覆螢光体からなる
層522を重層とし、その上にメタルバツク層5
3を形成したものであり、この場合には第1の実
施例の様に小粒子表面に於ける光の反射はあまり
期待出来ないが、メタルバツク層53が平坦に出
来るし電子ビームによる大粒子層521の発光が
フエースプレート51に近い場所からフエースプ
レート51を通過して出て来るので相対膜輝度も
約113と高く、またフイルタ521Fがあるためコ
ントラストの高い高輝度の赤色を得ることが出来
る。
青色発光螢光体の場合は、銀付活流化亜鉛
(ZnS/Ag)の大粒子及び小粒子に例えばコバル
トブルー(コバルトアルミネート)を付着したフ
イルタ被覆螢光体を大粒子がフエースプレート内
面に近い部分に、小粒子が遠い部分に来るように
重層に形成することにより赤色の場合と同様な効
果が得られる。
(ZnS/Ag)の大粒子及び小粒子に例えばコバル
トブルー(コバルトアルミネート)を付着したフ
イルタ被覆螢光体を大粒子がフエースプレート内
面に近い部分に、小粒子が遠い部分に来るように
重層に形成することにより赤色の場合と同様な効
果が得られる。
次に本発明の、カラー受像管の第3の実施例に
適応する螢光面を第10図によつて説明する。
適応する螢光面を第10図によつて説明する。
即ち第10図に於て、前述した第2の実施例と
同様にフエースプレート61内面に近い部分にフ
イルタ621F被覆大粒子螢光体621を使用
し、遠い部分にフイルタ被覆をしない同色発光の
小粒子螢光体622を使用して重層とし、この小
粒子螢光体622上にメタルバツク層63を形成
していることを特徴としている。この様な螢光体
62とすることにより電子ビームの射突により発
光したフイルタ621F被覆大粒子螢光体621
からの光は直接フエースプレート61より外部に
出て行くものと、メタルバツク層63方向に進む
光は第1の実施例の場合と同様に小粒子層622
の螢光体の表面で反射したのちフエースプレート
61より外部に出て行くものと、更に一部は平坦
なメタルバツク層63で反射されたのちフエース
プレート61より外部に出て行くものがあるので
相対膜輝度は約115となり、またフイルタ621F
被覆大粒子螢光体層621がフエースプレート6
1内面に近い部分に形成されているためフイルタ
621Fにより外光による螢光体体色の白色から
の反射光が少なくなりコントラストも非常に良く
なる。
同様にフエースプレート61内面に近い部分にフ
イルタ621F被覆大粒子螢光体621を使用
し、遠い部分にフイルタ被覆をしない同色発光の
小粒子螢光体622を使用して重層とし、この小
粒子螢光体622上にメタルバツク層63を形成
していることを特徴としている。この様な螢光体
62とすることにより電子ビームの射突により発
光したフイルタ621F被覆大粒子螢光体621
からの光は直接フエースプレート61より外部に
出て行くものと、メタルバツク層63方向に進む
光は第1の実施例の場合と同様に小粒子層622
の螢光体の表面で反射したのちフエースプレート
61より外部に出て行くものと、更に一部は平坦
なメタルバツク層63で反射されたのちフエース
プレート61より外部に出て行くものがあるので
相対膜輝度は約115となり、またフイルタ621F
被覆大粒子螢光体層621がフエースプレート6
1内面に近い部分に形成されているためフイルタ
621Fにより外光による螢光体体色の白色から
の反射光が少なくなりコントラストも非常に良く
なる。
次に、第3の実施例の製造方法を説明する。第
1の製造方法は平均粒径9.0μのフイルタ被覆大
粒子のZnS/Ag螢光体と平均粒径4.5μのフイル
タなしのZnS/Ag螢光体を80:20の割合で混合
する。この螢光体を通常のP.V.Aを用いたスラリ
ー塗布方法により、フエースプレート内面に青色
螢光体層を形成する。この際スラリーの粘性を適
当に調整することにより粒度差を利用し重層とな
るようにし、従来の露光、現像、乾燥を適用し
て、フエースプレート内面にドツト状、帯状の青
色発光螢光体層を規則的に形成する。次に平均粒
径8.0と5.0μのZnS/Cu、Al緑色螢光体の大粒子
と小粒子を85:15の割合で混合する。この螢光体
を通常にP.V.Aを用いたスラリー塗布方法により
フエースプレート内面に緑色螢光体層を形成す
る。この際スラリーの粘性を適当に調整すること
により粒度差を利用し、重層となるようにし、従
来の露光、現像、乾燥を適用して、フエースプレ
ート内面にドツト状、帯状の緑色発光螢光体層を
規則的に形成する。次に平均粒径7.0μの赤色発
光螢光体Y2O2S/Euに赤色顔料Fe2O3を被覆した
フイルタ被覆大粒子螢光体と、平均粒径4.3μの
フイルタのないY2O2S/Euを90:10の割合で混
合し、P.V.Aを用いたスラリー塗布方法により赤
色発光螢光体層を規則的に形成するのは前記青色
発光体螢光体の場合と略同様なので省略する。更
に、これら螢光体層からなる螢光面にメタルバツ
ク層を形成したのちベーキングを行ない螢光面を
形成する。この様な螢光面を有するフエースプレ
ート内面を用いてカラー受像管を製造した場合、
第6図に示す大粒子螢光体にフイルタ被覆螢光体
を用いたものと比較し、白色輝度が約20%向上
し、第4図に示したフイルタのない大粒子螢光体
を用いたものと比較しても白色輝度が約10%向上
し、更にコントラストも極めて満足出来るものが
得られた。
1の製造方法は平均粒径9.0μのフイルタ被覆大
粒子のZnS/Ag螢光体と平均粒径4.5μのフイル
タなしのZnS/Ag螢光体を80:20の割合で混合
する。この螢光体を通常のP.V.Aを用いたスラリ
ー塗布方法により、フエースプレート内面に青色
螢光体層を形成する。この際スラリーの粘性を適
当に調整することにより粒度差を利用し重層とな
るようにし、従来の露光、現像、乾燥を適用し
て、フエースプレート内面にドツト状、帯状の青
色発光螢光体層を規則的に形成する。次に平均粒
径8.0と5.0μのZnS/Cu、Al緑色螢光体の大粒子
と小粒子を85:15の割合で混合する。この螢光体
を通常にP.V.Aを用いたスラリー塗布方法により
フエースプレート内面に緑色螢光体層を形成す
る。この際スラリーの粘性を適当に調整すること
により粒度差を利用し、重層となるようにし、従
来の露光、現像、乾燥を適用して、フエースプレ
ート内面にドツト状、帯状の緑色発光螢光体層を
規則的に形成する。次に平均粒径7.0μの赤色発
光螢光体Y2O2S/Euに赤色顔料Fe2O3を被覆した
フイルタ被覆大粒子螢光体と、平均粒径4.3μの
フイルタのないY2O2S/Euを90:10の割合で混
合し、P.V.Aを用いたスラリー塗布方法により赤
色発光螢光体層を規則的に形成するのは前記青色
発光体螢光体の場合と略同様なので省略する。更
に、これら螢光体層からなる螢光面にメタルバツ
ク層を形成したのちベーキングを行ない螢光面を
形成する。この様な螢光面を有するフエースプレ
ート内面を用いてカラー受像管を製造した場合、
第6図に示す大粒子螢光体にフイルタ被覆螢光体
を用いたものと比較し、白色輝度が約20%向上
し、第4図に示したフイルタのない大粒子螢光体
を用いたものと比較しても白色輝度が約10%向上
し、更にコントラストも極めて満足出来るものが
得られた。
第2の製造方法はアルミン酸コバルトをフイル
タとして被覆した平均粒径9.0μのZuS/Agの大
粒子螢光体を通常のP.V.Aなどを用いたスラリー
塗布方法で一度塗布したのち乾燥するか生乾燥の
状態でこの上に平均粒径5.2μのZnS/Ag小粒子
螢光体を再度塗布しフエースプレート内面にフイ
ルタ被覆青色発光大粒子螢光体と青色発光小粒子
螢光体の重層を形成する。この場合大粒子層と小
粒子層の重量比は約70:30の割合に調整する。こ
のあとの工程は第1の製造方法と同様なので省略
し、最終的にドツト状、帯状の青色発光螢光体層
を規則的に完成する。次に平均粒径8.3μの
ZnS/Cu、Au緑色発光大粒子螢光体層を塗布
し、更にその上に平均粒径5.1μのZnS/Cu、Au
緑色発光小粒子螢光体層を塗布緑色発光大粒子
と、緑色発光小粒子螢光体の重層を形成する。こ
の場合の大粒子螢光体層と小粒子螢光体層の重量
比は約60:40の割合に調整する。このあとの工程
は前述したのと同様なので省略し、最終的にドツ
ト状、帯状の緑色発光螢光体層を規則的に完成す
る。次に赤色顔料Fe2O3をフイルタとして被覆し
た平均粒径7.5μのY2O2S/Euの赤色発光大粒子
螢光体層を塗布し、この上に平均粒径5.0μの小
粒子赤色発光螢光体層を80:20の重量比で調整し
ながら塗布し、最終的にドツト状、帯状の赤色発
光螢光体層を規則的に完成する。
タとして被覆した平均粒径9.0μのZuS/Agの大
粒子螢光体を通常のP.V.Aなどを用いたスラリー
塗布方法で一度塗布したのち乾燥するか生乾燥の
状態でこの上に平均粒径5.2μのZnS/Ag小粒子
螢光体を再度塗布しフエースプレート内面にフイ
ルタ被覆青色発光大粒子螢光体と青色発光小粒子
螢光体の重層を形成する。この場合大粒子層と小
粒子層の重量比は約70:30の割合に調整する。こ
のあとの工程は第1の製造方法と同様なので省略
し、最終的にドツト状、帯状の青色発光螢光体層
を規則的に完成する。次に平均粒径8.3μの
ZnS/Cu、Au緑色発光大粒子螢光体層を塗布
し、更にその上に平均粒径5.1μのZnS/Cu、Au
緑色発光小粒子螢光体層を塗布緑色発光大粒子
と、緑色発光小粒子螢光体の重層を形成する。こ
の場合の大粒子螢光体層と小粒子螢光体層の重量
比は約60:40の割合に調整する。このあとの工程
は前述したのと同様なので省略し、最終的にドツ
ト状、帯状の緑色発光螢光体層を規則的に完成す
る。次に赤色顔料Fe2O3をフイルタとして被覆し
た平均粒径7.5μのY2O2S/Euの赤色発光大粒子
螢光体層を塗布し、この上に平均粒径5.0μの小
粒子赤色発光螢光体層を80:20の重量比で調整し
ながら塗布し、最終的にドツト状、帯状の赤色発
光螢光体層を規則的に完成する。
この様にして形成された螢光面上にメタルバツ
ク層を形成し、ベーキングを行ない、P.V.Aなど
焼散することにより得られた螢光面を有するフエ
ースプレートを用いてカラー受像管を製造した場
合、第6図に示す従来のフイルタ被覆青、赤色発
光大粒子螢光体を用いたものに比較し、コントラ
ストを落すことなく白色輝度を25%向上すること
が出来た。
ク層を形成し、ベーキングを行ない、P.V.Aなど
焼散することにより得られた螢光面を有するフエ
ースプレートを用いてカラー受像管を製造した場
合、第6図に示す従来のフイルタ被覆青、赤色発
光大粒子螢光体を用いたものに比較し、コントラ
ストを落すことなく白色輝度を25%向上すること
が出来た。
前記製造方法は第3の実施例について述べた
が、これは第1の実施例、第2の実施例について
も略同様であるし、また緑色についても同様なこ
とが云えることは勿論であり、またフイルタ被覆
大粒子螢光体またはフイルタ被覆のない大粒子螢
光体などの大粒子螢光体層とフイルタ被覆小粒子
螢光体またはフイルタ被覆のない小粒子螢光体層
との重量比や混合比はホワイトバランスの好み
や、管種により適当に配分することが可能であ
り、また大粒子、小粒子の平均粒径も本発明で定
義した範囲内で種々の組合せが考えられるし、ま
たフイルタ用顔料、螢光体成分も上記のものに限
定されるものでないことは勿論である。
が、これは第1の実施例、第2の実施例について
も略同様であるし、また緑色についても同様なこ
とが云えることは勿論であり、またフイルタ被覆
大粒子螢光体またはフイルタ被覆のない大粒子螢
光体などの大粒子螢光体層とフイルタ被覆小粒子
螢光体またはフイルタ被覆のない小粒子螢光体層
との重量比や混合比はホワイトバランスの好み
や、管種により適当に配分することが可能であ
り、また大粒子、小粒子の平均粒径も本発明で定
義した範囲内で種々の組合せが考えられるし、ま
たフイルタ用顔料、螢光体成分も上記のものに限
定されるものでないことは勿論である。
上記の様に本発明のカラー受像管はフエースプ
レート内面に近い部分が大粒子螢光体、遠い部分
が小粒子螢光体にすることにより、高輝度または
高輝度高コントラストを得ることが出来るのでそ
の工業的価値は極めて大である。
レート内面に近い部分が大粒子螢光体、遠い部分
が小粒子螢光体にすることにより、高輝度または
高輝度高コントラストを得ることが出来るのでそ
の工業的価値は極めて大である。
第1図は従来のカラー受像管の一例を示す簡略
断面図、第2図は第1図の螢光面の要部拡大断面
図、第3図は大粒子螢光体と小粒子螢光体の塗布
量と螢光膜光出力(相対膜輝度)との関係を示す
曲線図、第4図は大粒子螢光体面とメタルバツク
及び光の通路を示す断面図、第5図はフイルタ被
覆小粒子螢光体を使用した螢光面を示す断面図、
第6図はフイルタ被覆大粒子螢光体を使用した螢
光面を示す断面図、第7図は本発明のカラー受像
管の第1の実施例を示す簡略断面図、第8図は第
7図の螢光面、メタルバツク層、及び光の通路を
示す要部拡大断面図、第9図は本発明のカラー受
像管の第2の実施例に適応する螢光面の要部拡大
断面図、第10図は本発明のカラー受像管の第3
の実施例に適応する螢光面の要部拡大断面図であ
る。 1,11,21,31,51,61,71……
フエースプレート、2,12,22,32,5
2,62,72……螢光面、3,13,23,3
3,53,63,73……メタルバツク層、22
F,32F,521F,621F……フイルタ、5
21,621,721……大粒子螢光体層、52
2,622,722……小粒子螢光体層。
断面図、第2図は第1図の螢光面の要部拡大断面
図、第3図は大粒子螢光体と小粒子螢光体の塗布
量と螢光膜光出力(相対膜輝度)との関係を示す
曲線図、第4図は大粒子螢光体面とメタルバツク
及び光の通路を示す断面図、第5図はフイルタ被
覆小粒子螢光体を使用した螢光面を示す断面図、
第6図はフイルタ被覆大粒子螢光体を使用した螢
光面を示す断面図、第7図は本発明のカラー受像
管の第1の実施例を示す簡略断面図、第8図は第
7図の螢光面、メタルバツク層、及び光の通路を
示す要部拡大断面図、第9図は本発明のカラー受
像管の第2の実施例に適応する螢光面の要部拡大
断面図、第10図は本発明のカラー受像管の第3
の実施例に適応する螢光面の要部拡大断面図であ
る。 1,11,21,31,51,61,71……
フエースプレート、2,12,22,32,5
2,62,72……螢光面、3,13,23,3
3,53,63,73……メタルバツク層、22
F,32F,521F,621F……フイルタ、5
21,621,721……大粒子螢光体層、52
2,622,722……小粒子螢光体層。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 フエースプレート内面に電子ビームの射突に
より、赤、緑、青各色に発光するドツト状または
帯状の蛍光体層が規則的に配設された蛍光面が被
着形成されてなるカラー受像管に於て、前記蛍光
体層のうち、少なくとも1色の蛍光体層の前記フ
エースプレート内面に近い部分には、主として大
粒子の蛍光体または大粒子の顔料被覆蛍光体が、
遠い部分には主として小粒子の蛍光体または小粒
子の顔料被覆蛍光体があることを特徴とするカラ
ー受像管。 2 青色に発光する蛍光体層のフエースプレート
内面に近い部分には主として青色顔料被覆大粒子
の青色に発光する蛍光体が、遠い部分には主とし
て小粒子の青色に発光する蛍光体があることを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載のカラー受像
管。 3 赤色に発光する蛍光体層のフエースプレート
内面に近い部分には主として赤色顔料被覆大粒子
の赤色に発光する蛍光体が、遠い部分には主とし
て小粒子の赤色に発光する蛍光体があることを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載のカラー受像
管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13735978A JPS5564348A (en) | 1978-11-09 | 1978-11-09 | Color image pick-up tube |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13735978A JPS5564348A (en) | 1978-11-09 | 1978-11-09 | Color image pick-up tube |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5564348A JPS5564348A (en) | 1980-05-15 |
JPS6241371B2 true JPS6241371B2 (ja) | 1987-09-02 |
Family
ID=15196810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13735978A Granted JPS5564348A (en) | 1978-11-09 | 1978-11-09 | Color image pick-up tube |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5564348A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5138222A (en) * | 1989-06-27 | 1992-08-11 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Projection cathode ray tube having an interference filter |
US5248518A (en) * | 1989-06-27 | 1993-09-28 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Projection cathode ray tube |
JP2714995B2 (ja) * | 1990-05-29 | 1998-02-16 | 三菱電機株式会社 | 投写型陰極線管 |
JP3524459B2 (ja) | 1999-03-04 | 2004-05-10 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置、フェースプレートの製造方法及び画像形成装置の製造方法 |
-
1978
- 1978-11-09 JP JP13735978A patent/JPS5564348A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5564348A (en) | 1980-05-15 |
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