JPS6241205A - 透明性及び耐熱性に優れたメタクリルイミド含有重合体の製法 - Google Patents

透明性及び耐熱性に優れたメタクリルイミド含有重合体の製法

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JPS6241205A
JPS6241205A JP18041785A JP18041785A JPS6241205A JP S6241205 A JPS6241205 A JP S6241205A JP 18041785 A JP18041785 A JP 18041785A JP 18041785 A JP18041785 A JP 18041785A JP S6241205 A JPS6241205 A JP S6241205A
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牧野 英顕
Masaru Morimoto
勝 森本
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、透明性及び耐熱性に優れたメタクリルイミド
含有重合体の製法に関する。
〔従来の技術〕
メタクリル酸メチル重合体は透明性のみならず機械的性
、耐候性に優れるために高性能プラスチック光学材料及
び装飾素材として用いられ、近年では短距離光通信、光
センサー等の分野で用途開発が進められている。
しかしながら、メタクリル酸メチル重合体は、熱変形温
度が100℃前後と耐熱性が十分でないため、その用途
が制約されている分野もかなりあり、耐熱性の向上に対
する要求が強い。
メタクリル酸メチル重合体の耐熱性を向上させる方法と
して、メタクリル酸メチル重合体をイミド化させる方法
があり、例えば、メタクリル酸メチル重合体を第1級ア
ミンと熱分解縮合反応させる方法(米国特許第2,41
6,209号)、メタクリル酸メチル重合体を水酸化ア
ンモニウム、リン酸アンモニウム及びアルキルアミンと
反応させる方法(英国特許第926,629号)及びア
クリル酸系重合体とアンモニアまたは第1級アミンとを
反応させる方法(米国特許第4,246,374号)が
提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記の提案された方法によって得られる
イミド化重合体はなお改良すべき点を含んでおり、従っ
て、優れた光学的性質、機械的性質、耐候性及び成形加
工性等の特性を有し、かつ高度な透明性および耐熱性を
有するメタクリルイミド含有重合体の出現が望まれると
ころである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に係るメタクリルイミド含有重合体の製造方法は
、メタクリル樹脂と一般式 %式%()) (式中、Rは水素原子または炭素数1〜20の脂肪族、
芳香族もしくは脂環族炭化水素基を表わす)で示される
化合物の1種以上とを、常圧下の沸点が50〜135℃
で、かつ溶解性/4ラメ−ターδ値が10.0〜19.
5(ca々63戸である溶媒の存在下に、少くとも2つ
の反応域を通して100℃以上350℃以下の温度にお
いて反応させ、次いでその得られた反応生成物から揮発
性物質を分離除去し、一般式 (式中、Rは前述のとおりである。)で示される構造単
位2〜100重its及びエチレン性単量体構造単位O
〜98重量%からなる透明性及び耐熱性に優れたメタク
リルイミド含有重合体を得るととを分離除去する。
本発明の方法においては、特定の溶媒の存在下に一般式 %式%(I) で示される化合物(以下、「イミド化物質」という)と
メタクリル樹脂を反応せしめる。ここで、Rは水素原子
、または炭素数1〜20の脂肪族、芳香族もしくは脂環
族炭化水素基を表わす。イミド化物質の具体例としては
アンモニア;メチルアミン、エチルアミン、プロピルア
ミン等の脂肪族第1アミン類;アニリン、トルイジン、
トリクロロアニリン等の芳香族アミン類;およびシクロ
ヘキシルアミン、ゲルニルアミン等の脂環族アミン類が
あげられる。また、尿素、1.3−ジメチル尿素、1.
3−ジエチル尿素、1,3−ジエチル尿素の如き加熱ま
たはその他の手段によって容易に第1アミンを発生する
化合物類を用いることもできる。
これらのイミド化物質の使用量は、イミド化すべき程度
によって変るので一概には限定できないが、一般にメタ
クリル樹脂100重量部に対して1〜250重量部であ
る。1重量部未満では明白な耐熱性の向上が期待できな
い。また、250重量部を超える場合には経済性の点か
ら好ましくない。
本発明において使用するイミド化剤のうち特に好ましい
ものとしては、耐熱性及び透明性の点からメチルアミン
及びアンモニアがよい。
本発明において用いられる「メタクリル樹脂」とは、固
有粘度が0゜O1〜3.0であるメタクリル酸エステル
単独重合体またはメタクリル酸エステルと他のメタクリ
ル酸エステル、アクリル酸エステル、アクリル酸、メタ
クリル酸、スチレン、2−メチルスチレン等の置換スチ
レン等との共重合体をいう。
単独重合体および共重合体を構成するメタクリル酸エス
テルとしては、例えば、メタクリル酸メチル、メタクリ
ル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n−
ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸tar
t−ブチル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル
酸ノル♂ニル、メタクリル酸2−エチルシクロヘキシル
、メタクリル酸ぺ/ジルなど、アクリル酸エステルとし
ては、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、
アクリルrRfロビル、アクリル酸インブチル、アクリ
ル酸インブチル、アクリル酸tert−ブチル、アクリ
ル酸シクロヘキシル、アクリル酸ノルデニル、アクリル
酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ベンジルなどを用い
ることができる。これらの単量体は、単独でもよくまた
2種以上併用することもできる。
これらのメタクリル樹脂のうち本発明の方法においては
、メタクリル酸メチル単独重合体またはメタクリル酸メ
チル25重量%以上と75重it%以下の上記の他の単
量体との共重合体が好ましい。
物に、メタクリル酸メチルの単独重合体は透明性の点か
ら最も好ましい。
本発明の方法において用いる溶媒はメタクリル樹脂の高
分子側鎖縮合反応であるイミド化反応の進行を阻害せず
に、また部分イミド化反応の場合、メタクリル酸メチル
またはメタクリル酸エステルセグメント部に変化を与え
ないものでなければならない。その溶媒は、常圧下の沸
点が50−135℃であり、かつ溶解性・ぐラメーター
δ値が10.0〜19.5 (eatAす“でなければ
ならない。そのような溶媒の具体例としてはメタノール
、エタノール、プロパノール、イソデロノ臂ノール、ブ
タノールがあげられるが、これらの中でメタノールが特
に好ましい。
なお、本発明においていう溶解性t42メーターδ値ハ
ポリマー・ハンドブック、2版、ジェー・ブランドルプ
、イー・エイチ・インマーグツト、ジョン・ワイリー・
アンド・サンズ、ニューヨーク(Polymer Ha
ndbook 、 5econd Ed+ J、Bra
ndrup+E、H,Imrnergut、 John
 Wlley & 5ons、 N@w York)(
I975)において記載されている値をいう。
本発明の方法において用いる溶媒の常圧下の沸点が13
5℃を超える場合には、イミド化反応により得られた反
応生成物から溶媒を主成分とする揮発性物質を十分に分
離除去することが困難となる。同沸点が50℃未満の場
合は反応系の内部圧力の増加により、イミド化反応温度
を高くすることができないために十分なイミド化反応を
行うことができず、かつ反応生成物から揮発性物質を分
離除去する際、突発的に揮発するために脱揮操作におけ
る制御が困難となる。
また、本発明の方法において用いる溶媒の溶解性/母う
メーターδ値が10.0 (eaA/mすi未満の場合
には、イミド化物質が溶解しがたく、メタクリル樹脂の
所定のイミド化反応が進行しKくい。
また、δ値が19.5を超えるとイミド化反応時に原料
メタクリル樹脂が溶解しにくく、均一なイミド化反応を
行うことが困難である。
本発明の方法において使用する溶媒の菫は、生産性の面
からは少量であることが好ましいが、あ1り少量すぎる
と前記の溶媒の効果が低下するのでメタクリル樹脂10
0重量部に対してlO〜1.000重量部の範囲がよい
本発明の方法に用いる前記の溶媒はメタクリル樹脂の重
合体間にイミド化物質を容易に拡散させてイミド反応を
均一かつ迅速に行なわせるとともに、反応系の温度制御
を効率的に行なうことができる。その結果、所望の光学
材料としての透明性かつ耐熱性に優れたメタクリルイミ
ド含有重合体を得ることが可能となる。
メタクリル樹脂とイミド化物質の反応は、溶媒の存在下
に少なくとも2つの反応域を通して行う。
本発明方法においては、少なくとも2つの反応域が必要
であり、その1つはメタクリル樹脂とイミド化物質とを
反応させてメタクリル樹脂の高分子側鎖間に縮合反応を
起させる反応域であり、それに続く他の1つは前の反応
域で生成したイミド化メタクリル樹脂を含む反応生成物
をさらに加熱して上記の高分子側鎖間縮合反応をさらに
促進させる熟成反応域である。本発明方法においては、
上記の反応域と熟成反応域との2つの工程でメタクリル
樹脂のイミド化反応をさらに促進せしめうるものであり
さらに必要に応じて、複数個の反応域及び/又は熟成反
応域を組み合わせても行うことができる。このように反
応域の後に熟成反応域を設けることKよって、その理由
は明らかではないが、生成するメタクリルイミド含有重
合体の透光性能が格段に向上する。
反応域中でのメタクリル樹脂とイミド化物質の反応は、
溶媒の存在下において100℃〜350℃、好ましくは
150℃〜300℃で行う。反応温度が100℃未満で
はイミド化反応が遅く、350℃を超えると原料メタク
リル樹脂の分解反応が併発しやすい。
反応域中での反応時間は、特に限定されない生産性の面
から短い方がよく、20分〜5時間の範囲である。
イミド化反応において、反応系に水分が存在するとメタ
クリル樹脂のエステル部がイミド化縮合反応過程で副反
応として水による加水分解が起り、その結果、得られる
メタクリルイミド含有重合体中にメタクリル酸が生成し
て本発明の目的とする所望のイミド化itを有するメタ
クリルイミド含有重合体が得難くなる。したがりて、こ
の反応においては、反応系に実質的に水分を含有しない
条件下、すなわち水分量が1重量%以下、好ましくは無
水の条件下で行う。
また、反応系の雰囲気としては得られるイミド化重合体
の帝色住の点から、窒素、ヘリワムまたハアルゴンガス
等を存在させた不活性ガス雰囲気下で反応させるのがよ
い。
以下金目 次に反応域よプ取シ出されたイミド化反応生成物は、熟
成反応域に供給する。この熟成反応域においての反応は
、前工程の反応域の反応と同様、反応温度は100℃以
上350℃以下、好ましくは150℃以上300℃以下
である。熟成反応域での熟成時間は少なくとも5分間は
必要であシ、連続的に行う場合には、その平均滞在時間
も5分以上必要である。
本発明の方法Kj?けるメタクリル樹脂のイミド化量は
、格別限定され々いが耐熱性の点から2〜100重量%
であシ、好ましくは30〜100重量%、さらに好まし
くは50〜1oo重量%の範囲である。
本発明を実施するに用いる反応装置は、本発明の目的を
阻害しないものであれば特に限定されることは々く、プ
ラグフロータイブ反応装置、スクリ凰−押出タイブ反応
装置、塔状反応装置、管型反応装置、ダクト状反応装置
、種型反応装置等が用いられる。イミド化を均一に行な
いかつ均一なメタクリルイミド含有重合体を得るためK
は、供給口および取シ出し口を設けてなる攪拌装置を備
えた種型反応装置で反応器内全体に混合機能をもつもの
が好ましい。
最後に、メタクリル樹脂とイミド化物質との反応で生じ
た高分子間縮合反応生成物を含有する反応生成物から揮
発性物質の大部分を分離除去する。
最終重合体中の残存揮発性物質の含有量が2重量−以下
、好ましくは1重量−以下となるようにして、得られる
イミド含有重合体の透光性能が波長646nmにおいて
、5,000 dB/km以下、好ましくは3,000
4B/に時下、さらに好ましくは1,000dB/−以
下となるように分離除去する。
揮発性物質の除去は、一般のベント押出様、デデラタイ
ザー等を使用して行なうか、あるいは他の方法、例えば
、反応生成物を溶媒で希釈し、多量の非可溶性媒中で沈
殿、一過させて乾燥する方法等を用いて行なうことがで
きる。
本発明の方法に訃いては、必要に応じて、酸化防止剤、
可塑剤、滑剤、紫外aa収剤等の添加剤を添加すること
ができる。
本発明の方法は、連続もしくは回分式のいずれでも実施
できる。
次に、本発明の実施において使用する代表的表装置を第
1図を参照しながら説明する。
溶媒は溶媒貯槽1から濾過器41を通り、溶媒供給槽4
に送られる。必要に応じて添加される添加剤は貯槽5か
らライン6を経て溶媒供給槽4に供給されて溶解され、
ライン2を通り、4ンf3によりてライン7を通シ樹脂
溶解槽10に送られる。一方、樹脂はペレット貯槽8か
らライン9よシ樹脂溶解槽10に供給される。樹脂溶解
槽10は攪拌機11およびジャケット12を備え、ジャ
ケット12中には熱媒体が開孔13および14を通じて
流通する。樹脂溶解槽10中の溶解樹脂は排出ライン1
5、ポンプ16、ライン17を経て、反応槽20に送ら
れ、イミド化物質貯槽18からライン19を通り一過器
42を経て供給されたイミド化物質と反応槽20中で反
応する。反応槽20はスパイラルリがン型攪拌機21お
よびジャケット22を備え、シャケ、ト22中には熱媒
体が開孔23および24を通じて流通する。反応槽20
中の反応生成物は排出ライン25.4ング26、ライン
27を経て熟成槽28に送られる。熟成槽28Fiスパ
イラルリ?ン型攪拌機29およびシャケ、ト30を備え
、シャケ、ト中には熱媒体が開孔31および32を通じ
て流通させる。熟成反応生成物は、排出ライン33、ポ
ンf34、ライン35を経て揮発物分離機36に送られ
、ここで揮発分が除去され、37から排出される。揮発
物分離機36はスクリ&−38、ベント39、加熱のた
めの手段40を備えている。
〔発明の効果〕
以上に説明した本発明の方法によれば、イミド化反応を
容易に制御でき、かつ品質のすぐれたメタクリルイミド
含有重合体を工業的に有利に製造でき、かつ得られた重
合体は透明性と耐熱性忙すぐれる。特に得られた重合体
の透光性能は波長646 nmにおいて5.000 d
B/km以下とすぐれている。
したがりて、上述の特性が要求される分野、例えば、光
学繊維、光ディスク、CRT用フィルター、テレビ用フ
ィルター、螢光管フィルター、液晶フィルター、メータ
ー類、またはデジタル表示板等のディスプレイ関係、照
明光学関係、自動車等のヘッドライト力I々−、レンズ
、電気部品、他の樹脂とのブレンドによる成形材料等の
広範囲に使用でき、その工業的意義及び価値は極めて高
い。
〔実施例〕
以下、実施例により、本発明をさらに詳しく説明する。
実施例において使用される部およびチはすべて重量部お
よび重量%である。なお、実施例において使用した第1
図の装置系は次の仕様を有するものである。
樹脂溶解槽  5001 反応槽 401 揮発物分離装置 一軸スクリユーペント押出機 スクリ、、−:30mmφX720mm長ベント部長;
60闘 これら実施例において重合体の特性測定は次の方法によ
った。
(I)赤外線吸収スペクトルは赤外線分光光度計(■日
立製作新製 285型)を用いKBrディスク法によっ
て測定した。
(2)重合体の固有粘度は、デロービショップ(Dee
reax−Bischoff )粘度計によって試料ポ
リマー濃度0.5重量%のジメチルホルムアミド溶液の
流動時間(t3)とジメチルホルムアミドの流動時間(
I,)とを温度25±0,1℃で測定し、ts/lo値
からポリマーの相対粘度ηrelを求め、しかる後、次
式よシ算出した値である。
固有粘度=(Inηrel)/c (式中、Cは溶媒100ゴあたりのポリマーのグラム数
を表わす。) (3)熱変形温度はASTMD648に基いて測定した
(4)重合体のメルトインデックスは、ASTMD 1
238(230℃、荷重3.8 kgでの10分間の1
数)を用いて求めた。
(5)重合体のイミド化量(イ)の測定は、元素分析値
(測定機CI(N :メーター(MT−3)柳本製作所
製)での窒素含量及びプロトンNMRJNM−FX −
100(JiOL)スペクトロメーター100 MHz
によシ測定した。
(6)得られた重合体の透光性能は、以下の方法により
測定用試料を作成して測定した。
第2図に示す内径40IIIIIφのバレル45、外径
38wφのピストン46、内径3罵φのノズル47よシ
構成されたピストン型押出機を使用し、その押出機のバ
レル温度を加熱ヒーター4で加熱して、220〜b た。
次いで、バレル45内に、十分乾燥した重合体試料49
を入れて溶融し、定速モーター56によシピストン46
を移動させて、ノズル47から溶融重合体をストランド
状で押出し、下部ニップローラ50で引き取り、直径1
waφのストランドに賦形した。
この賦形された1瓢φのストランドを引取る過程で、低
屈折率重合体(2、2、2) IJフルオロエチルメタ
クリレート重合体、重量平均分子量8 X 10’、屈
折率n否1.410)を酢酸エチルに溶解させた溶液(
重合体濃度35重量%)を収容したディ9ピングポツト
51中を通して、賦形ストランドの表面に15μm厚さ
く乾燥厚さ)の塗膜を形成させた。
この塗膜を有する賦形ストランドを、熱交換器52で1
50℃に加熱した空気53を循環させた( 1 m3/
m1n)乾燥器54中に通して、酢酸エチル溶剤を除宏
して直径1瓢φの光伝送体を捲取り機55で巻取った。
この得られた光伝送体を透光性能を測定するための試料
とした。
次いで、この試料を用いて第3図に示す装置で、透光性
能(光伝送性能)を評価した。
第3図は試料の透光性能を測定する装置の概略図であり
、安定化電源61によって安定されたハロゲンランプ6
2から出た光を、レンズ63によって平行光線にした後
、干渉フィルター64によって単色化し、上記ストラン
ド状光伝送体試料60と等しい開口数をもつレンズ65
の焦点に集める。
この焦点に、光伝送体試料600Å射端面66が位置す
るように調節して該伝送体試料60に光を入射させる。
入射端面66から入射した光は減衰して出射面67から
出射させる。
この出射光は十分に広い面積をもつフォトダィオード6
8によシミ流に変換され、電流−電圧変換型の増幅器6
9によって増幅して電圧計70によシミ王位として読み
取る。
光伝送性能の測定は、次の手順によシ行なう。
まず、光伝送体60を1.の長さになるように両端面を
ストランド軸に直角に切断し、平滑な面に仕上げ前記の
装置(第3図)に入射端面66及び出射端面67が測定
中に動かないように装着する。暗室にして電圧計の指示
値を読み取る。
この電圧値をIlとする。次に、室内炉を点炉し、出射
端面67を装置からはずし、この端面から長さtの点7
1で光伝送体60を切シとる。
そして装置に装着されている方の光伝送体の端面を最初
と同じようにストランド軸に直角な面に仕上げ、これを
新しい出射端面として装置に装着する。これらの作業中
、入射光量を一定に保つため入射端面66は、動かない
ように注意する。再び暗室にして電圧計の指示値を読み
取り、これを工2とする。光伝送損失(ロ)は次式によ
シ計算する。
ここで、t:光伝送体の長さくkm) IIs I、 :光量(電圧計読取値)なお、本発明で
の測定条件は次の通シである。
干渉フィルター(主波長) 646 nmLo (光伝
送体の全長)2m(または5m)t (光伝送体の切断
長)1.5m(または4.5 m)D (ボビンの直径
)190■ ここで、ボビンは装置をコンノ4クトにするために使用
し、入射端面66と出射端面67間の距離が30α程度
になるようにし、残余の光伝送体をボビン(図示せず)
K巻いておく。
干渉フィルターは400 nmから1200 nmまで
の主波長を変えることが可能である。
光伝送体の開口数の測定は第4図に示す測定装置を用い
て行なった。図中、81はハロダンラングを内蔵した平
行光線源である。該光源の出力光を中心波長650 n
m、半値幅3 nmの干渉フィルター82に通して単色
化した後、開口数が光伝送体のそれよりも大きいレンズ
83によシ平行光線を集束して光伝送体84の一方の端
面85に入射させる。端面85は光伝送体のストランド
軸と直角に切断して平滑に仕上げ、固定具86により、
ストランド軸と光軸87が一致するように固定する。入
射光は全長tの光伝送体を通過した後、もう一方の端面
88よシ出射する。ストランド軸と直角な平滑面に仕上
けられた端面88を固定軸89の中心軸に一致させかつ
ストランド軸と前記中心軸が直交するように固定具90
によシ固定軸89に固定する。
91は回転腕で固定軸89の中心軸まわシを回転し、回
転角度θを読み取ることができる。92は光を検出する
光電子増倍管であシ、ケース93の内に取り付けられ、
孔94を通過した光量を電流として測定する。該孔94
は直径が1.5 smで中心軸から125+amの位置
にある。
第3図のような構成の装置によシ出射光の分布は、回転
腕の回転角度θと光電子増倍管の電流との関係で測定さ
れ、−例を示すと第5図のようになる。
最大電流を工ma工とするとImaXが輪に減少する角
度幅2θWと次式から開口数(Nム)を求めることがで
きる。
NA=血θW (7)残存揮発分は、200℃、3■Hgの減圧加熱型
乾燥機内で重合体の加熱減量値を測定したのち、次式に
より算出した。
−X 100(5) woは初期の重合体の重量である。
W は乾燥処理後の重量である。
以下余白 実施例1 十分に乾燥したメタクリル酸メチル−アクリル酸メチル
共重合体(重量比=99/1、固有粘度0.51)10
0部と、脱水乾燥後0.1μmフルオロポア(住友電気
工業■製)でF遇したメタノール100部となるから原
料を溶解槽に入れ、十分窒素置換した後200℃で攪拌
して重合体を溶解した。次いで、この溶液を5に9/時
間の供給速度で反応槽に連続的に送シ、攪拌回転数9 
Orpm 、温度230℃に調節した。その後、乾燥し
たメチルアミンを0,1μmのフルオロボアで炉遇して
20モル/時間の速度で反応槽内に連続的に供給し、内
圧を65 kg / cyn”・Gにした。反応槽内の
温度は230℃に維持し、反応槽内の平均滞在時間を2
時間とした。反応槽から取出された反応生成物はポンプ
により熟成槽に送られ、平均滞在時間1.0時間、槽内
温度230℃、攪拌回転数3 Orpmで十分が攪拌下
に熟成させた。反応物をベント押出機に連続的に供給し
て、溶媒を主成分とする揮発性物質を分離除去した。ペ
ント押出機の温度はペント部230℃、押出部230℃
、ベント部真空度911IIHg−AbIにした。
ダイスから押出したストランドを水冷した後切断して良
好な透明性を有する(レット状の重合体を得た。一方、
ベント部よシ排出した溶媒を主成分とする揮発性物質は
冷却して回収した。
得られた重合体の赤外吸収スペクト^を測定したところ
波数1720cy  、1663c!Rおよび750 
cm−’にメタクリルイミド含有重合体特有の吸収がみ
られた。また、核磁気共鳴スペクトルではこの構造を示
すシグナルが示された。元素分析の結果、窒素含有量は
8.3%であシ、はぼ完全にN−メチル化されたメタク
リルイミド重合体であることが確認された。この重合体
の物性を評価したところ、次のような特性を示した。
メルトインデックス  1.45g710分熱変形温度
    182℃ 残存揮発分量は0.2%であった。
上記重合体ペレットを透光性能測定用試料として第2図
に示す装置および方法で光伝送体を作成した(シリンダ
一温度250℃)。得られた光伝送体の透光性能を第3
図および第4図に示す装置を用いて測定したところ54
54B/kmであった。
また、この光伝送体の開口数は0.57であった。
この開口数値はN−メチルメタクリルイミド重合体の屈
折率を1.530.2,2.2−)リフルオロエチルメ
タクリレート重合体の屈折率を1.410として計算て
れる理論値(N、= f = 0.59 )に近い値で
あった。
実施例2〜35 第1表に示すメタクリル樹脂、溶媒、イミド化剤および
反応条件を採用した他は実施例1と同じ方法によシ種々
のメタクリルイミド含有重合体を得た。反応槽内圧は2
0〜80 kg/an” Gにした。
得られた重合体の特性を第1表に示す。
二1.下、1″、つ 秦1 ポリメタクリル酸メチル (固有粘度=0.51) *2 ポリメタクリル1!tart、−ブチル(固有粘
度=0.67) 秦3 メタクリル酸メチル−メタクリル酸共重合体重量
比=9575.固有粘度=0.55)*4 メタクリル
酸メチル−アクリル酸メチル共重合体(重量比=951
5.固有粘度=0.35) 秦5 メタクリル酸メチル−アクリル酸共重合体(重量
比=9515、固有粘度=0.55)*6 メタクリル
酸メチル−アクリル酸ブチル共重合体(重量比=907
10、固有粘度=0.60) *7 メタクリル酸メチル−メタクリル酸エチル−メタ
クリル酸共重合体(重量比=901515、固有粘度=
0.55) ※8 メタクリル酸メチル−アクリル酸t@rt、−ブ
チルーメタクリル酸tsrL−ブチル共重合体(重量比
=901515、固有粘度=0.56) *9 メタクリル酸メチル−アクリル酸t・rt、 −
ブチル共重合体(重量比=9575、 固有粘度=0.57) *10  メタクリル酸メチル−スチレン共重合体(重
量比=80720.固有粘度=0.65)秦11  メ
タクリル酸メチル−メタクリル酸ベンジル共重合体(重
量比=90710、 固有粘度=O,SO) 秦12  メタクリル酸メチル−メタクリル酸シクロヘ
キシル共重合体(重量比=90710、固有粘度=0.
55) 秦13  実施例1と同一重合体使用 以下余日 比較例1〜5 第2表に示す条件で、実施例1の方法をくり返して種々
の重合体を製造し、それを評価した。得られた結果を第
2表に示す。
比較例1では溶剤としてビフェニルを使用したが残存揮
発分量が多いこと、均一イミド化反応が進行せずにメタ
クリルイミド含有重合体の分子量が低かった。透光性能
は極めて悪かった。
比較例2および3では溶剤としてそれぞれジエチレング
リコールおよびエチレングリコールヲ使用したが、いず
れも揮発分量が多く、透光性能に劣ってい念。
比較例4では溶剤としてキシレンを使用したが均一イミ
ド化反応が進行せずに生成物の重合度が低かった。揮発
分量も多く透光性能は良好といえなかっ九。
比較例5では溶剤としてトルエンを使用し次が、均一イ
ミド化反応が進行せず生成物の重合度は低かった。
比較例6 実施例1で用い九ものと同一のメタクリル酸メチル共重
合体を十分乾燥後、50++eaφのスクリ。
−径をもつ二軸押出機(L/D = 33 ) K 1
2 klF/Hrの割合で供給した。この二軸押出機は
ペレットの可塑化ゾーン、イミド色剤供給ゾーン、イミ
ド化反応ゾーン、ベントゾーン、メタリング押出ゾーン
およびダイス部から構成され、それぞれの温度を245
℃、255℃、275℃、270℃、275℃および2
55℃に設定し友、ベントゾーンは真空度を5■Hga
baに維持し次、二軸押出機のイミド色剤供給ゾーンに
は逆止弁を通して2.79ゆ7時間でメチルアミンを供
給した。ダイス部より得られるストランドを水冷後ペレ
ット状にして試料とし友。この試料を乾燥後、押出賦形
装置によりストランド状にして実施例1と同様にして透
光性能を評価し友。
得られた重合体の赤外吸収スペクトルを測定し友ところ
波数1720 cm−’、1663m−’  および7
50 an−’にN−メチルメタクリルイミド重合体特
有の吸収がみられ、メタクリルイミド重合体であること
が確認された。
得られ比重合体の物性を評価した。結果を以下に示す。
メルトインデックス    8.51r/10分熱変形
温度  153℃ 透光性能 35000dB/に+a (646℃m)以
下の結果から溶媒の存在しない系で、イミド化反応を行
なっても透光性能に優れたイミド含有重合体は得られな
いことが判明し友、この理由は、二軸押出機内で溶媒が
存在しない場合、高い粘度の溶融メタクリル重合体とメ
チルアミンの混合が十分に行なわれないためイミド化反
応が均一に進行しないためと考えられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施に使用される装置の一具体例を線
図的に示すものである。 第2図は重合体の透光性能を測定するための試料を作成
する装置の概略図である。 第3図は重合体試料の透光性能を測定する装置の概略図
である。 第4図は重合体試料の開口数を測定する装置の概略図で
ある。 第5図は第4図の装置で測定された結果の一例を示す図
である。 特許用原人 三菱レイヨン株式会社 特許出願代理人

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、メタクリル樹脂と一般式 R−NH_2( I ) (式中、Rは水素原子、または炭素数1〜20の脂肪族
    、芳香族もしくは脂環族炭化水素基を表わす)で示され
    る化合物の1種以上とを、常圧下の沸点が50〜135
    ℃で、かつ溶解性パラメーターδ値が10.0〜19.
    5(cal/cm^3)^1^/^2である溶媒の存在
    下に、少くとも2つの反応域を通して100℃以上35
    0℃以下の温度において反応させ、次いでその得られた
    反応生成物から揮発性物質を分離除去することを特徴と
    する、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、Rは前述のとおりである。)で示される構造単
    位2〜100重量%及びエチレン性単量体構造単位0〜
    98重量%からなる透明性及び耐熱性に優れたメタクリ
    ルイミド含有重合体の製法。 2、メタクリルイミド含有重合体の透光性能が波長64
    6nmにおいて5,000dB/km以下となるように
    揮発性物質を分離除去する特許請求の範囲第1項記載の
    メタクリルイミド含有重合体の製造方法。 3、メタクリル樹脂と一般式( I )で示される化合物
    との反応を、反応系における水分含有量が1重量%以下
    の状態で行なう特許請求の範囲第1項記載のメタクリル
    イミド含有重合体の製造方法。
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