JPS6241203A - 透明性及び耐熱性に優れたメタクリルイミド含有重合体の製造方法 - Google Patents

透明性及び耐熱性に優れたメタクリルイミド含有重合体の製造方法

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JPS6241203A
JPS6241203A JP60179268A JP17926885A JPS6241203A JP S6241203 A JPS6241203 A JP S6241203A JP 60179268 A JP60179268 A JP 60179268A JP 17926885 A JP17926885 A JP 17926885A JP S6241203 A JPS6241203 A JP S6241203A
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西田 耕二
Hideaki Makino
牧野 英顕
Masaru Morimoto
勝 森本
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、透明性及び耐熱性に浸れたメタクリルイミド
含有重合体の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
メタクリル酸メチル重合体は透明性のみならず機械的性
、耐候性に優れるために高性能グラスチック光学材料及
び装飾素材として用いられ、近年では短距離光通信、光
センサー等の分野で用途開発が進められている。
しかしながら、メタクリル酸メチル重合体は。
熱変形温度が100℃前後と耐熱性が十分でないため、
その用途が制約てれている分野もかなりあり、耐熱性の
向上に対する要求が強い。
メタクリル酸メチル重合体の耐熱性を向上させる方法と
して、メタクリル酸メチル重合体をイミド化させる方法
があシ、例えば、メタクリル酸メチル重合体を第1級ア
ミンと熱分解縮合反応させる方法(米国特許第2,41
6,209号)、メタクリル酸メチル重合体を水酸化ア
ンモニウム、リン酸アンモニウム及びアルキルアミンと
反応させる方法(英国特許第926,629号)及びア
クリル酸系重合体とアンモニアまたは第1級アミンとを
反応式せる方法(米国特許第4,246,374号)が
提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記の提案された方法によって得られる
イミド化重合体はなお改良すべき点を含んでおシ、従っ
て、優れた光学的性質、機械的性質、耐候性及び成形加
工性等の特性を有し、かつ高度な透明性および耐熱性を
有するメタクリルイミド含有重合体の出現が望まれると
ころである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に係るメタクリルイミド含有重合体の製造方法は
、メタクリル樹脂と一般式 %式%(I) (式中、Rは水素原子または炭素数1〜20の脂肪族、
芳香族もしくは脂環族炭化水素基を表わす)で示される
化合物の1種以上とを、常圧下の沸点が50〜135℃
で、かつ溶解性tJ?ラメーターδ値が10.0〜19
.5(m/備3)”である溶媒の存在下に、100℃以
上350℃以下の温度において反応させ、次いでその得
られた反応生成物から揮発性物質を分離除去し、一般式 (式中、Rは前述のとおシである。)で示される構造単
位2〜100重量%及びエチレン性単量体構造単位O〜
98重量%からなる透明性及び耐熱性に優れたメタクリ
ルイミド含有重合体を得ること全分離除去する。
本発明の方法においては、特定の溶媒の存在下に一般式 %式%(I) で示される化合物(以下、「イミド化物質」という)と
メタクリル樹脂を反応せしめる。ここで、Rは水素原子
、または炭素数1〜20の脂肪族、芳香族もしくは脂環
族炭化水素基を表わす。イミド化物質の具体例としては
アンモニア;メチルアミン、エチルアミン、プロピルア
ミン等の脂肪族第1アミン類ニアニリン、トルイジン、
トリクロロアニリン等の芳香族アミン類;およびシクロ
ヘキシルアミン、ゲルニルアミン等の脂環族アミン類が
あげられる。また、尿素、1,3−ジメチル尿素、l、
3−ノエチル尿素、1,3−ジメチル尿素の如き加熱ま
たはその他の手段によって容易に第1アミンを発生する
化合物類を用いることもできる。
これらのイミド化物質の使用量は、イミド化すべき程度
によって変るので一概には限定できないが、一般にメタ
クリル樹脂100重量部に対して1〜250重量部であ
る。1重量部未満では明白な耐熱性の向上が期待できな
い。また、250重量部を超える場合には経済性の点か
ら好ましくない。
本発明において使用するイミド化剤のうち特に好ましい
ものとしては、耐熱性及び透明性の点からメチルアミン
及びアンモニアがよい。
本発明において用いられる「メタクリル樹脂」とは、固
有粘度が0.01〜3,0であるメタクリル酸エステル
単独重合体またはメタクリル酸エステルと他のメタクリ
ル酸エステル、アクリル酸エステル、アクリル酸、メタ
クリル酸、スチレン、2−メチルスチレン等の置換スチ
レン等との共重合体をいう。
単独重合体および共重合体を構成するメタクリル酸エス
テルとしては、例えば、メタクリル酸メチル、メタクリ
ル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n−
ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸ter
t−ブチル、メタクリル伝シクロヘキシル、メタクリル
酸ノルがニル、メタクリル酸2−エチルシクロヘキシル
、メタクリル酸ベンジルなど、アクリル酸エステルとし
ては、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、
アクリル酸グロビル、アクリル酸n−ブチル、アクリル
酸イソブチル、アクリル酸tart−ブチル、アクリル
酸シクロヘキシル、アクリル酸ノル?ニル、アクリル酸
2−エチルヘキシル、アクリル酸ベンジルなどを用いる
ことができる。これらの単量体は、単独でもよくまた2
種以上併用することもできる。
これらのメタクリル樹脂のうち本発明の方法においては
、メタクリル酸メチル単独重合体またはメタクリル酸メ
チル25重量%以上と75重量−以下の上記の他の単量
体との共重合体が好ましい。
特に、メタクリル酸メチルの単独重合体は透明性の点か
ら最も好ましい。
本発明の方法において用いる溶媒はメタクリル樹脂の高
分子側鎖縮合反応であるイミド化反応の進行を阻害せず
に、また部分イミド化反応の場合1、メタクリル酸メチ
ルまたはメタクリル酸エステルセグメント部に変化を与
えないものでなければならない。その溶媒は、常圧下の
沸点が50〜135℃であシ、かつ溶解性ノ9ラメータ
ーδ値が10.0〜19.5 (cat/c1n3)’
でなければならない。そのような溶媒の具体例としては
メタノール、エタノール、グロパノール、インプロパツ
ール、ブタノールがあげられるが、これらの中でメタノ
ールが特に好ましい。
なお、本発明においていう溶解性ツクラメ−ターδ値は
ポリマー・ハンドブック、2版、ジェー・ブランドルプ
、イー・エイチ・インマーグツト、ジョン・ワイリー・
アンド・サンズ、ニューヨーク(Polymer Ha
ndt)ook 、 5econd Ed、 J@ B
randrup。
E、H,Imnsrgut、 John Wllay 
& 5ons、 N@w York)(I975)にお
いて記載嘔れている値をいう。
本発明の方法において用いる溶媒の常圧下の沸点が13
5℃を超える場合には、イミド化反応によシ得られた反
応生成物から溶媒を主成分とするによシ、イミド化反応
温度を高くすることができないために十分なイミド化反
応を行うことができず、かつ反応生成物から揮発性物質
を分離除去する際、突発的に揮発するために脱揮操作に
−おける制御が困難となる。
また、本発明の方法において用いる溶媒の溶解性・9ラ
メ−ターδ値が10.0 (ca1/cm” )’未満
の場合には、イミド化物質が溶解しがたく、メタクリル
樹脂の所定のイミド化反応が進行しにくい。また、δ値
が19.5を超えるとイミド化反応時に原料メタクリル
樹脂が溶解しに<<、−均一彦イミド化反応を行うこと
が困難である。
本発明の方法において使用する溶媒の量は、生産性の面
からは少量であることが好ましいが、あまシ少量すぎる
と前記の溶媒の効果が低下するのでメタクリル樹脂10
0重量部に対して10〜1.000重量部の範囲がよい
本発明の方法に用いる前記の溶媒はメタクリル樹脂の重
合体間にイミド化物質を容易に拡散させてイミド反応を
均一かつ迅速に行なわせるとともに、反応系の温度制御
を効率的に行なうことができる。その結果、所望の光学
材料としての透明性かつ耐熱性に優れたメタクリルイミ
ド含有重合体を得ることが可能となる。
メタクリル樹脂とイミド化物質との反応温度は、溶媒の
存在下において100℃〜350℃、好ましくは150
℃〜300℃である。反応温度が100℃未満ではイミ
ド化反応が遅く、350℃を超えると原料メタクリル樹
脂の分解反応が併発しやすい。
反応時間は、特に限定されないが生産性の面から短い方
がよく、20分〜5時間の範囲である。
イミド化反応において、反応系に水分が存在するとメタ
クリル樹脂のエステル部がイミド化縮合反応過程で副反
応として水による加水分解が起シ、その結果、得られる
メタクリルイミド含有重合体中にメタクリル酸が生成し
て本発明の目的とする所望のイミド化量を有するメタク
リルイミド含有重合体が得難くなる。したがって、この
反応においては、反応系に実質的に水分を含有しない条
件下、すなわち水分量が1重量−以下、好ましくは無水
の条件下で行う。
また−反応系の雰囲気としては得られるイミドで反応さ
せるのがよい。
本発明の方法におけるメタクリル樹脂のイミド化量は、
格別限定されないが耐熱性の点から2〜100重量係で
あシ、好ましくは30〜100重量%、さらに好ましく
は50〜100重量%の範囲である。
本発明を実施するに用いる反応装置は、本発明の目的を
阻害しかいものであれば特に限定石れることはなく、プ
ラグフロータイブ反応装置、スクリュー押出タイプ反応
装置、塔状反応装置、管渠反応装置、ダクト状反応装置
、種型反応装置等が用いられる。イミド化を均一に行な
いかつ均一なメタクリルイミド含有重合体を得るために
は、供給口および取り出し口を設けてなる攪拌装置を備
えた種型反応装置で反応器内全体に混合機能をもつもの
が好ましい。
最後に、メタクリル樹脂とイミド化物”質との反応で生
じた高分子間廃合反応生成物を含有する反応生成物から
揮発性物質の大部分を分離除去する。
最終重合体中の残存揮発性物質の含有量が2重量%以下
、好ましくは1重量%以下となるようにして、得られる
イミド含有重合体の透光性能が波長646 nmにおい
て、5,000 dB、b以下、好ましくは3,000
 dB/)ai以下、ぢらに好ましくは1,000dB
/km以下となるように分離除去する。
揮発性物質の除去は、一般のペント押出機、デがラタイ
デー等を使用して行なうか、あるいは他の方法、例えば
、反応生成物を溶媒で希釈し、多量の非可溶性媒中で沈
殿、濾過させて乾燥する方法等を用いて行なうことがで
きる。
本発明の方法に訃いては、必要に応じて、酸化防止剤、
可塑剤、滑剤、紫外線吸収剤等の添加剤を添加すること
ができる。
本発明の方法は、連続もしくは回分式のいずれでも実施
できる。
次に、本発明の実施において使用する代表的な装置を第
1図を参照しながら説明する。
溶媒は溶媒貯槽1から濾過器33を通り、溶媒供給槽4
に送られる。必要に応じて添加される添加剤は貯槽5か
らライン6を経て溶媒供給槽4に供給されて溶解され、
ライン2を通シ、ポンプ3によってライン7を通シ樹脂
溶解槽10に送られる。一方、樹脂はペレット貯槽8か
らライン9よシ樹脂溶解槽10に供給される。樹脂溶解
槽10は攪拌機11シよびジャケット12を備え、ジャ
ケット12中には熱媒体が開孔13および14を通じて
流通する。樹脂溶解槽10中の溶解樹脂は排出ライン1
5、Iフグ16、ライン17を経て、反応槽20に送ら
れ、イミド化物質貯槽18からライン19を通り濾過器
34を経て供給されたイミド化物質と反応槽20中で反
応する。反応槽20はスパイラルリーン型攪拌機21お
よびジャケット22を備え、ジャケット22中には熱媒
体が開孔23および24を通じて流通する。反応槽20
中の反応生成物は排出ライン25、ボンf26、ライン
27を経て揮発物分離@28に送られ、ここで揮発分が
除去嘔れ、29から排出式れる。揮発物分離@28はス
クリュー30、ペント31、加熱のための手段32を備
えている。
〔発明の効果〕
以上に説明した本発明の方法によれば、イミド化反応を
容易に制御でき、かつ品質のすぐれたメタクリルイミド
含有重合体を工業的に有利に製造でき、かつ得られた重
合体は透明性と耐熱性にすぐれる。特に得られた重合体
の透光性能は波長646 nmにおいて5e000 d
B/−以下とすぐれている。
したがって、上述の特性が要求される分野、例えば、光
学繊維、光ディスク、 CRT用フシフイルターレビ用
フィルター、螢光管フィルター、液晶フィルター、メー
ター類、またはデジタル表示板等のディスプレイ関係、
照明光学関係、自動車等のヘッドライトカバー、レンズ
、電気部品、他の樹脂とのブレンドによる成形材料等の
広範囲に使用でき、その工業的意義及び価値は極めて高
い。
以下余白 〔実施例〕 以下、実施例により、本発明をさらに詳しく説明する。
実施例において使用される部およびチはすべて重量部お
よび重量%である。なお、実施例において使用した第1
図の装置系は次の仕様を有するものである。
樹脂溶解槽  500J 反応槽 401 揮発物分離装置 一軸スクリユーペント押出機 スクリュー;30■φ×720■長 ベント部長:60m これら実施例において重合体の特性測定は次の方法によ
った。
(I)赤外線吸収スペクトルは赤外線分光光度計(■日
立製作新製 285型)を用いKBrディスク法によっ
て測定した。
(2)重合体の固有粘度は、デロービショップ(Dee
reax−Blschoff )粘度計によって試料ポ
リマー濃度0.5重量%のジメチルホルムアミド溶液の
流動時間(を烏)とジメチルホルムアミドの流動時間(
I,)とを温度25±0.1℃で測定し、Lm/lo値
からポリマーの相対粘度ηrelを求め、しかる後、次
式よシ算出した値である。
固有粘度= (In V re 1 )/c(式中、C
は溶媒100dあたシのポリマーのグラム数を表わす。
) (3)熱変形温度はASTMD 648に基いて測定し
た。
(4)重合体のメルトインデックスは、ASTMD 1
238(230℃、荷重3.8 kgでの10分間のI
数)を用いて求めた。
(5)重合体のイミド化gc(イ)の測定は、元素分析
値(測定機CHNコーダー(MT−3)柳本製作所製)
での窒素含量及びグロトンNMRJNM−FX −10
0(JEOL)スペクトロメーター100■hによシ測
定し九。
(6)得られた重合体の透光性能は、以下の方法によシ
測定用試料を作成して測定した。
第2図に示す内径40■φのバレル45、外径38鱈φ
のぎストン46、内径3smφのノズル47より構成さ
れたピストン型押出機を使用し、その押出機のバレル温
度を加熱ヒーター4で加熱して、220〜b た。
次いで、バレル45内に、十分乾燥した重合体試料49
を入れて溶融し、定速モーター56によシピストン46
を移動させて、ノズル47から溶融重合体をストランド
状で押出し、下部ニップローラ50で引き取9、直径1
−φのストランドに賦形した。
この賦形された1mφのストランドを引取る過程で、低
屈折率重合体(2,2,2)!Jフルオロエチルメタク
リレート重合体、重量平均分子量8 X 10’、屈折
率n雷1.410)を酢酸エチルに溶解させた溶液(重
合体濃度35重量%)を収容したディッピングポット5
1中を通して、賦形ストランドの表面に15μm厚さく
乾燥厚さ)の塗膜を形成名せた。
この塗膜を有する賦形ストランドを、熱交換器52で1
50℃に加熱した空気53を循環させた(!m”7m1
n)乾燥器54中に通して、酢酸エチル溶剤を除去して
直径111IIlφの光伝送体を捲取り機55で巻取っ
た。この得られた光伝送体を透光性能を測定するための
試料とした。
次いで、この試料を用いて第3図に示す装置で、透光性
能(光伝送性能)を評価した。
第3図は試料の透光性能を測定する装置の概略図であり
、安定化電源61によって安定されたハロゲンランf6
2から出た光を、レンズ63によって平行光線にした後
、干渉フィルター64によって単色化し、上記ストラン
ド状光伝送体試料60と等しい開口数をもつレンズ65
の焦点に集める。
この焦点に、光伝送体試料600Å射端面66が位置す
るように調節して該伝送体試料60に光を入射嘔せる。
入射端面66から入射した光は減衰して出射面67から
出射させる。
この田射光は十分に広い面積をもつフォトダイオード6
8により電流に変換され、電流−電圧変換型の増幅器6
9によって増幅して電圧計70によシミ正値として読み
取る。
光伝送性能の測定は、次の手順により行なう。
まず、光伝送体60を10の長石になるように両端面を
ストランド軸に直角に切断し、平滑な面に仕上げ前記の
装置(第3図)に入射端面66及び出射端面67が測定
中に動かないように装着する。暗室にして電圧計の指示
値を読み取る。
この電圧値をI、とする。次に、室内炉を点炉し、出射
端面67を装置からはずし、この端面から長さtの点7
1で光伝送体60を切りとる。
そして装置に装着てれている方の光伝送体の端面を最初
と同じようにストランド軸に直角な面に仕上げ、これを
新しい出射端面として装置に装着する。これらの作業中
、入射光量を一定に保つため入射端面66は、動かない
ように注意する。再び暗室にして電圧計の指示値を読み
取シ、これをI2とする。光伝送損失(ロ)は次式によ
シ計算する。
ここで、t:光伝送体の長さくkm) IIs x、 :光量(電圧計読取値)なお、本発明で
の測定条件は次の通シである。
干渉フィルター(主波長) 646 nmLo (光伝
送体の全長)2m(または5m)t (光伝送体の切断
長)1.5m(または4.5 m)D  (sビンの直
径)190m ここで、?ビンは装置をコンパクトにするために使用し
、入射端面66と出射端面67間の距離が30m程度に
なるようにし、残余の光伝送体をゲピン(図示せず)に
巻いておく。
干渉フィルターは400 nmから1200 nmまで
の主波長を変えることが可能である。
光伝送体の開口数の測定は第4図に示す測定装置を用い
て行なった。図中、81はハロダンランプを内蔵した平
行光線源である。該光源の出力光を中心波長650 n
m、半値幅3 nmの干渉フィルター82に通して単色
化した後、開口数が光伝送体のそれよシも大きいレンズ
83によυ平行光線を集束して光伝送体84の一方の端
面85に入射させる。端面85は光伝送体のストランド
軸と直角に切断して平滑に仕上げ、固定具86により、
ストランド軸と光軸87が一致するように固定する。入
射光は全長tの光伝送体を通過した後、もう一方の端面
88より出射する。ストランド軸と直角な平滑面に仕上
げられた端面88を固定軸89の中心軸に一致させかつ
ストランド軸と前記中心軸が直交するように固定具90
により固定軸89に固定する。
91は回転腕で固定軸89の中心軸まわりを回転し、回
転角度0を読み取ることができる。92は光を検出する
光電子増倍管であシ、ケース93の内に取シ付けられ、
孔94を通過した光量を電流として測定する。該孔94
は直径が1.5■で中心軸から125mの位置にある。
第3図のような構成の装置により出射光の分布は、回転
腕の回転角度θと光電子増倍管の電流との関係で測定さ
れ、−例を示すと第5図のようになる。
最大電流を工maxとするとIm&Xが棒に減少する角
度幅2θWと次式から開口数(8人)を求めることがで
きる。
NA=―θW (7)残存揮発分は、200℃、3■Hgの減圧加熱型
乾燥機内で重合体の加熱減量値を測定したのち、次式に
より算出した。
−X 100(イ) O woは初期の重合体の重量である。
W は乾燥処理後の重量である。
以下余白 実施例1 十分に乾燥したメタクリル酸メチル−アクリル酸メチル
共重合体(重量比=99/1.固有粘度0.51)10
0部と、脱水乾燥後0.1μmフルオロボア(住友電気
工業■製)で濾過したメタノール100部となるから原
料を溶解槽に入れ、十分窒素置換した後200℃で攪拌
して重合体を溶解した。次いで、この溶液を5kl?/
時間の供給速度で反応槽に連続的に送り、攪拌回転数9
0rpm、温度230℃に調節した。その後、乾燥した
メチルアミンを0.1μmのフルオロポアで濾過して2
0モル/時間の速度で反応槽内に連続的に供給し、内圧
を65kl?/α2・Gにした。反応槽内の温度は23
0℃に維持し、反応槽内の平均滞在時間を2時間とした
。反応物をベント押、出機に連続的に供給して、溶媒を
主成分とする揮発性物質を分離除去した。ペント押出機
の温度はペント部230℃、押出部230℃、ベント部
真空度9mHg4haにした。
ダイスから押出したストランドを水冷した後切断して良
好な透明性を有するベレット状の重合体を得た。一方、
ペント部より排出した揮発分成分は冷却して回収した。
得られた重合体の赤外吸収スペクトルを測定したところ
波数17’20cm−’ 、 1663m−’ bよび
750on にメタクリルイミド含有重合体特有の吸収
がみられた。また、核磁気共鳴スペクトルではこの構造
を示すシグナルが示された。元素分析の結果、窒素含有
量は8.3%であシ、はぼ完全にN−メチル化されたメ
タクリルイミド重合体であることが確認された。この重
合体の物性を評価したところ、次のような特性を示した
メルトインデックス  1.5g710分熱変形温度 
   178℃ 残存揮発分量は0.2チであった。
上記重合体ペレットを透光性能測定用試料として第2図
に示す装置訃よび方法で光伝送体を作成した(シリンダ
一温度250℃)。得られた光伝送体の透光性能を第3
図および第4図に示す装置を用いて測定したところ54
5 dB/)cmであった。
また、この光伝送体の開口数は0.57であった。
この開口数値はN−メチルメタクリルイミド重合体の屈
折率を1.530.2,2.2−)リフルオロエチルメ
タクリレート重合体の屈折率を1.410に近い値であ
った。
実施例2〜32 第1表に示すメタクリル樹脂、イミド化剤および反応条
件を採用した他は実施例1と同じ方法によシ糧々のメタ
クリルイミド含有重合体を得た。
反応槽内圧は20〜75kg/cm2Gにした。得られ
た重合体の特性を第1表に示す。
以下余白 ※1 ポリメタクリル酸メチル (固有粘度=O,S1) ※2 ポリメタクリル酸t@rt、−ブチル(固有粘度
=0.67) ※3 メタクリル酸メチル−メタクリル酸共重合体(重
量比=9515、固有粘度=9.55)※4 メタクリ
ル酸メチル−アクリル酸メチル共重合体(重量比=95
15、固有粘度=0.35) ※5 メタクリル酸メチル−アクリル酸共重合体(重量
比=9515、固有粘度=0.55)※6 メタクリル
酸メチル−アクリル酸ブチル共重合体(重量比=90/
l O,固有粘度=0.60) 壷7 メタクリル酸メチル−メタクリル酸エチル−メタ
クリル酸共重合体(重量比=901515、固有粘度=
0.55) ※8 メタクリル酸メチル−アクリル酸tart、 −
ブチル−メタクリル酸tert、−ブチル共重合体(重
量比=901515、固有粘度=0.56) ※9 メタクリル酸メチル−アクリル酸t・rt・−ブ
チル共重合体(重量比=9515、 固有粘度=0.57) 秦10  メタクリル酸メチル−スチレン共重合体(重
量比=80/20、固有粘度=0.65)※11  メ
タクリル酸メチル−メタクリル酸ベンジル共重合体(重
量比=90/10、 固有粘度=O,SO) 壷12  メタクリル酸メチル−メタクリル酸シクロヘ
キシル共重合体(重量比=90/10、固有粘度=O,
SS) 壷13  実施例1と同一重合体使用 以下余白 実施例33〜36 /4’ドルス・臂イラル攪拌機、圧力計試料注入容器お
よびジャケット加熱器を備えた104の反応器内に十分
乾燥したメタクリル酸メチル−アクリル酸メチル共重合
体(重量比=99/1、固有粘度0.51)100部と
、実施例1と同様に処理したメタノール100部を入れ
、十分窒素置換した後230℃に昇温攪拌して重合体を
溶解した。次いで、230℃において試薬注入容器から
メチルアミン18.6部(0,6モル比)を溶解した乾
燥メタノール溶液を濾過精製して添加し、内圧60kV
CIIM2・Gで3時間反応させた。反応終了後N−メ
チルメタクリルイミド含有重合体溶液を取出し、150
℃真空乾燥機で溶媒を除去して乾燥し多孔質の重合体を
得た。
得られた重合体の赤外吸収スペクトルを測定したところ
波数1720cm−’、1663cWI−1および75
0cIn にメタクリルイミド含有重合体特有の吸収が
みられた。重合体の評価結果を第2表に示す。
実施例37〜39、比較例1〜9 第2表に示す条件で、実施例33の方法をく9返して種
々の重合体を製造し、それを評価した。
得られた結果を第2表に示す。
以下余白 比較例10 実施例1で用いたものと同一のメタクリル酸メチル共重
合体を十分乾燥後、50■φのスクリュー径をもつ二軸
押出機(L/D = 33 )に12 kg/Hrの割
合で供給した。この二軸押出機はペレットの可塑化ゾー
ン、イミド他剤供給ゾーン、イミド化反応ゾーン、ペン
トゾーン、メタリング押出ゾーンおよびダイス部から構
成され、それぞれの温度を245℃、255℃、275
℃、270℃、275℃および255℃に設定した。ベ
ントゾーンは真空度を5■Hg absに維持した。二
軸押出機のイミド他剤供給ゾーンには逆止弁を通して2
.79ゆ7時間でメチルアミンを供給した。ダイス部よ
り得られるストランドを水冷後ベレット状にして試料と
した。この試料を乾燥後、押出賦形装置によりストラン
ド状にして実施例1と同様にして透光性能を計画した。
得られた重合体の赤外吸収スペクトルを測定したところ
波数1720cIn−’、1663 cryt−’およ
び750crn にN−メチルメタクリルイミド重合体
特有の吸収がみられ、メタクリルイミド重合体であるこ
とが確認された。
得られた重合体の物性を評価した。結果を以下に示す。
メルトインデックス  g、51r/10分熱変形温度
    153℃ 透光性能   35000 dB/km (646nm
)以°どの結果から浴謀の存在しない系で、イミド化反
応を行なっても透光性能に優れたイミド含有重合体は得
られないことが判明した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施に使用される装置の一具体例を線
図的に示すものである。 第2図は重合体の透光性能を測定するための試料を作成
する装置の概略図である。 第3図は重合体試料の透光性能を測定する装置の概略図
である。 第4図は重合体試料の開口数を測定する装置の概略図で
ある。 第5図は第4図の装置で測定された結果の一例を示す図
である。 特許出頗人 三菱レイヨン株式会社 特許出願代理人

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、メタクリル樹脂と一般式 R−NH_2( I ) (式中、Rは水素原子、または炭素数1〜20の脂肪族
    、芳香族もしくは脂環族炭化水素基を表わす)で示され
    る化合物の1種以上とを、常圧下の沸点が50〜135
    ℃で、かつ溶解性パラメーターδ値が10.0〜19.
    5(cal/cm^3)^1^/^2である溶媒の存在
    下に、100℃以上350℃以下の温度において反応さ
    せ、次いでその得られた反応生成物から揮発性物質を分
    離除去することを特徴とする、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、Rは前述のとおりである。)で示される構造単
    位2〜100重量%及びエチレン性単量体構造単位0〜
    98重量%からなる透明性及び耐熱性に優れたメタクリ
    ルイミド含有重合体の製造方法。 2、メタクリルイミド含有重合体の透光性能が波長64
    6nmにおいて5,000dB/km以下となるように
    揮発性物質を分離除去する特許請求の範囲第1項記載の
    メタクリルイミド含有重合体の製造方法。 3、メタクリル樹脂と一般式( I )で示される化合物
    との反応を、反応系における水分含有量が1重量%以下
    の状態で行なう特許請求の範囲第1項記載のメタクリル
    イミド含有重合体の製造方法。
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