JPS6239968Y2 - - Google Patents

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JPS6239968Y2
JPS6239968Y2 JP8535481U JP8535481U JPS6239968Y2 JP S6239968 Y2 JPS6239968 Y2 JP S6239968Y2 JP 8535481 U JP8535481 U JP 8535481U JP 8535481 U JP8535481 U JP 8535481U JP S6239968 Y2 JPS6239968 Y2 JP S6239968Y2
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JP
Japan
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negative pressure
engine
brake booster
intake pipe
refrigerant compressor
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JP8535481U
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JPS57197359U (ja
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  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、エンジンの吸気装置に発生する負圧
が供給されるブレーキブースタにおいて、そのブ
レーキブースタに供給される負圧を安定化するブ
レーキブースタ用負圧安定装置に関するものであ
る。
エヤコンデイシヨナー、クーラ等の冷媒用コン
プレツサ及びパワーステアリング用油圧ポンプ等
のエンジンによつて回転駆動される機器を備え、
かつ、そのエンジンの作動に従つて吸気配管に発
生する負圧を倍力作用の動力源として用いるブレ
ーキブースタを備えた車輌が提供されている。
しかしながら、このような車輌において、前記
機器の作動状態が重なつてエンジンに加えられる
負荷が比較的大きくなると、そのエンジンの回転
数が低下してその吸気装置に発生する負圧が小さ
くなり、この負圧を動力源とするブレーキブース
タの倍力作用が充分に為されないことがある不都
合があつた。このため、ブレーキブースタの倍力
作用が不充分となるとブレーキ操作感覚が影響さ
れてしまうのである。特に、そのエンジンがアイ
ドル状態であるときには、そのような不都合が顕
著であり、冷媒用コンプレツサの作動時にエンジ
ンのアイドル回転を所定の値に保持するアイドル
アツプ機構が備えられている場合においてもその
ような不都合が充分に解消され得ない場合があ
る。
本考案は以上の事情を背景として為されたもの
であり、その目的とするところは、エンジンの吸
気装置からブレーキブースタに安定に負圧を供給
するブレーキブースタ用負圧安定装置を提供する
ことにある。
斯る目的を達成するため、本考案のブレーキブ
ースタの負圧安定装置は、電磁クラツチを介して
冷媒用コンプレツサを回転駆動するエンジンの作
動に伴つて、該エンジンの吸気配管内に発生する
負圧を、倍力作用の動力源として用いるブレーキ
ブースタにおいて、 前記負圧を検知する検知部と、該負圧と予め定
められた一定の値とを比較し該負圧が該一定の値
より小さくなつた場合に切離し信号を前記電磁ク
ラツチに供給する比較部とを備え、前記負圧が減
少した場合に前記冷媒用コンプレツサを前記エン
ジンから切離すことにより該エンジンの負荷を軽
減し、前記ブレーキブースタに供給される前記吸
気管内の負圧の減少を阻止する圧力調節器を設け
たことを特徴とする。
以下、本考案の一実施例を示す図面に基づいて
詳細に説明する。
第1図において、ブレーキペダル2とマスタシ
リンダ4との間には、ブレーキペダル2の操作力
を倍力してマスタシリンダ4に伝達するブレーキ
ブースタ6が介挿されている。このブレーキブー
スタ6はその負圧室8に供給される負圧と大気圧
との差圧力によつて倍力作用を為す公知の倍力機
構を備えており、その負圧室8にはエンジン10
の作動に伴つてその吸気配管12内に発生する負
圧が負圧配管13を通して供給されるようになつ
ている。尚、その負圧配管13には吸気配管12
から負圧室8に向う流れが阻止される逆止弁11
が介挿され、吸気配管12内の負圧の変動に対し
て負圧室8内の負圧が安定化されている。
負圧室8には、この負圧室8内の負圧の大きさ
を検知する圧力スイツチ14が配設されている。
この圧力スイツチ14は、第2図に示されるよう
に、そのケース15内がダイヤフラム16によつ
て分割された大気室18及び低圧室20と、ダイ
ヤフラム16に連結された可動接点22と、ダイ
ヤフラム16が低圧室20側に移動したとき可動
接点22によつて相互に接続される固定接点24
とを備えている。そして、その大気室18及び低
圧室20はそれぞれ大気及び負圧室8に連通して
おり、ダイヤフラム16は低圧室20に介挿され
たスプリング26によつて常時大気室18側に付
勢されている。したがつて、ブレーキブースタ6
に供給される負圧が大きい場合には、ダイヤフラ
ム16がスプリング26の付勢力に抗して低圧室
20側へ移動させられるので、固定接点24は可
動接点22によつて閉じられるが、ブレーキブー
スタ6に供給される負圧が小さくなると、ダイヤ
フラム16がスプリング26の付勢力に従つて大
気室18側へ移動させられ、固定接点24が開放
されるようになつている。
一方、車輌には、エヤコンやクーラ等に使用さ
れる冷媒用コンプレツサ28が電磁クラツチ30
及びVプーリ31を介してエンジン10に作動的
に連結され回転駆動されるように備えられてお
り、この冷媒用コンプレツサ28が回転駆動され
るとき、アイドルアツプソレノイド32の作動に
従つてエンジン10のアイドル回転数を上昇させ
る公知のアイドルアツプ機構が備えられている。
そして、それ等電磁クラツチ30及びアイドルア
ツプソレノイド32は並列に接続されており、直
列に接続された圧力スイツチ14及びクーラスイ
ツチ34を介してバツテリ36からの電流が供給
されるようになつている。
以下、本実施例の作動を説明する。
エンジン10が作動すると、吸気配管12には
その作動状態に対応した負圧が発生する。ブレー
キブースタ6はその負圧と大気圧との差圧力によ
つて倍力作用を為し、ブレーキペダル2の操作力
を拡大してマスタシリンダ4に伝達する。
次に、クーラスイツチ34が閉成されると、ブ
レーキブースタ6の負圧室8内の負圧が大きい場
合には圧力スイツチ14が閉成させられているの
で、電磁クラツチ30及びアイドルアツプソレノ
イド32にバツテリ36から電流が供給され、冷
媒用コンプレツサ28がエンジン10によつて回
転駆動されるとともに、アイドルアツプ機構によ
つてそのエンジン10のアイドル時の回転数が上
昇させられる。
このような状態において、たとえば、図示しな
いパワーステアリング装置がすえ切り状態にされ
ると、冷媒用コンプレツサ28に加えてパワース
テアリング用油圧ポンプの比較的大きな負荷が加
えられているので、特にアイドル時において、吸
気配管12内に発生する負圧が小さくなり、ブレ
ーキブースタ6の倍力作用が不充分となる場合が
ある。
しかしながら、ブレーキブースタ6の負圧室8
内の負圧の大きさが倍力作用に差支える値に近づ
くと、圧力スイツチ14がその負圧の低下を検知
するとともにその固定接点24間を開放するの
で、バツテリ36からの電流が圧力スイツチ14
によつて遮断される。すなわち、切離し信号が圧
力スイツチ14から電磁クラツチ30に出力され
るのである。この結果、冷媒用コンプレツサ28
とエンジン10との連結状態が解かれてエンジン
10の負荷が軽減されるので、負圧の減少が阻止
されるとともに吸気配管12内の負圧が再び大き
く回復し、ブレーキブースタ6の倍力作用に支障
が生じない。
ブレーキブースタ6の負圧室8内の負圧の大き
さが再び大きくなると圧力スイツチ14が再び閉
成され、冷媒用コンプレツサ28がエンジン10
に回転駆動されるとともに、アイドルアツプ機構
が作動する。
すなわち、圧力スイツチ14は、負圧の減少を
阻止する負圧調節器を成し、負圧を検知するダイ
ヤフラム16から成る検知部と、該ダイヤフラム
16に加えられた負圧力とスプリング26の付勢
力とを逆方向に働かせてそれ等を比較し、その均
衝点であるダイヤフラムの位置が固定接点24を
開放させる位置であるとき、換言すればダイヤフ
ラム16に働く負圧力が予め定められたスプリン
グ26の付勢力を下廻つたとき切離し信号を出力
する比較部とから構成されている。
このように、本実施例によれば、吸気管12内
の負圧が小さくなると運転上重用性の少ない冷媒
用コンプレツサが切離されて自動的にエンジン1
0の負荷が軽減され、吸気配管12内の負圧値の
大きさが一定値以上に保持されて安定化されるの
で、吸気配管12内の負圧が供給されるブレーキ
ブースタ6の倍力作用に支障が生じることが防止
され、ブレーキ操作感覚が影響されないのであ
る。
尚、上述したのはあくまでも本考案の一実施例
であり、本考案はその精神を逸脱しない範囲にお
いて種々変更が加えられ得るものである。
たとえば、前述の実施例において、圧力スイツ
チ14はブレーキブースタ6の負圧室8に設けら
れているが、負圧配管13に設けられても差支え
ない。要するに、圧力スイツチ14は、ブレーキ
ブースタ6に供給される吸気配管の負圧を検知で
きるように設けられればよいのである。
また、圧力スイツチ14は、前述の実施例のよ
うな機械方式のみならず、第3図に示されるよう
に、電子的に圧力を検知する方式の負圧調節器で
あつてもよい。すなわち、吸気配管12の負圧を
検知する位置に設けられた圧力センサ40からそ
の負圧の大きさを表わす負圧信号SVが比較回路
42に供給される。一方、ブレーキブースタ6の
倍力作用に支障が生ずる負圧値に近い予め設定さ
れた負圧の大きさを表わす一定の基準信号SD
が、設定器44から比較器42に供給される。比
較回路42は基準信号SDと負圧信号SVとを比較
し、負圧信号SVが基準信号SDを下廻つたとき切
離し信号SBをリレー46に供給する。従つて、
そのリレー46の接点48が開放され、バツテリ
36から電磁クラツチ30及びアイドルアツプソ
レノイド32に供給される電流が遮断されるよう
になつている。
更に、本考案はアイドルアツプ機構を備えない
車輌においても適用され得ることは勿論である。
以上詳記したように、本考案のブレーキブース
タ用負圧安定装置によれば、エンジンの吸気装置
からブレーキブースタに供給される負圧が安定す
るので、ブレーキブースタの倍力作用に支障が生
じることが防止され、ブレーキ操作感覚が影響さ
れない効果を生ずるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の構成を示す説明図
である。第2図は第1図の要部を拡大して示す図
である。第3図は本考案の他の実施例における負
圧調節器を示すブロツク線図である。 6:ブレーキブースタ、10:エンジン、1
2:吸気配管(吸気装置)、14:圧力スイツチ
(負圧調節器)、28:冷媒用コンプレツサ、3
0:電磁クラツチ、{40:圧力センサ、42:
比較回路、44:設定器、46:リレー}(負圧
調節器)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 電磁クラツチを介して冷媒用コンプレツサを回
    転駆動するエンジンの作動に伴つて、該エンジン
    の吸気配管内に発生する負圧を、倍力作用の動力
    源として用いるブレーキブースタにおいて、 前記負圧を検知する検知部と、該負圧と予め定
    められた一定の値とを比較し該負圧が該一定の値
    より小さくなつた場合に切離し信号を前記電磁ク
    ラツチに供給する比較部とを備え、前記負圧が減
    少した場合に前記冷媒用コンプレツサを前記エン
    ジンから切離すことにより該エンジンの負荷を軽
    減し、前記ブレーキブースタに供給される前記吸
    気管内の負圧の減少を阻止する負圧調節器を設け
    たことを特徴とするブレーキブースタの負圧安定
    装置。
JP8535481U 1981-06-10 1981-06-10 Expired JPS6239968Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8535481U JPS6239968Y2 (ja) 1981-06-10 1981-06-10

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JP8535481U JPS6239968Y2 (ja) 1981-06-10 1981-06-10

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Publication Number Publication Date
JPS57197359U JPS57197359U (ja) 1982-12-15
JPS6239968Y2 true JPS6239968Y2 (ja) 1987-10-13

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ID=29880645

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JP8535481U Expired JPS6239968Y2 (ja) 1981-06-10 1981-06-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0629016B2 (ja) * 1986-03-12 1994-04-20 日信工業株式会社 負圧ブ−スタの負圧源装置

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JPS57197359U (ja) 1982-12-15

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