JPS6239708A - 連続検査装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、パトローネを検査する検査装置に用いられ
るパトローネホルダに関するものである。

（発明の背景） この種の検査装置において、パトローネはパトローネホ
ルダにより保持されて搬送されるが、例えば、特開昭５
８−８０６３０号公報に開示されるように、インデック
ステーブルにパトローネホルダが固定され、このパトロ
ーネホルダの上アーム部と、下アーム部とに保持部を設
けたものがある。このものは、パトローネを保持部間に
挿入し　　゛て、パトローネの底部と上部とを挟んで保
持し、さらに底部の保持部に押棒を備え、この押棒でパ
トローネのスプールを押し上げ、これによりパトローネ
に対するスプールのクリアランスを外部に配置された検
査手段で測定するようになっている（発明が解決しよう
とする問題点） ところで、パトローネホルダは連結された上アーム部と
下アーム部とでパトローネを保持するため、この連結部
によって外部に設置される検査手段の配置位置が限定さ
れる。また、連結部によって、パトローネの供給方向が
限定され、パトローネの胴部を挟んで横方向から供給せ
ざるを得ず、そのためパトローネ朋が変形したものは装
着ミスを起しやすい。

さらに、パトローネを検査するためには、フィルム舌端
方向が定位置に保持されていなければならないが、パト
ローネの上下を押えて保持する構造であり、方向がズレ
やすい。

また、パトローネホルダには外部機構に対して位置決め
される機構がないので、外部機構との間に位置ズレが生
しやすいため、パトローネの検査を自動的に行なうもの
に通用し難い等の問題点がある。

この発明はこのような実情に鑑みてなされたもので、パ
トローネが簡東な構造で確実にパトローネホルダに保持
され、さらにこのパトローネホルダの位置決めを確実に
行なうことが可能な検査装置のパトローネホルダを提供
することを目的としている。

（問題点を解決するための手段） この発明は前記の問題点を解決するために、パトローネ
をパトローネホルダに保持して搬送しながら検査する検
査装置において、前記パトローネホルダにパトローネの
−・端部を保持するパトローネ保持台と、このパトロー
ネ保持台に保持されたパトローネのスプールが挿通され
るスプール保持部と、パトローネのフィルムを取出すリ
ップ部を保持するリップ保持部とを備え、さらにこのパ
トローネホルダに外部に備えられた位置規制機構に案内
されるローラを備えたことを特徴としている。

（作用） この発明では、パトローネホルダのパトローネ保持台に
パトローネの一端部が保持され、さらにこのパトローネ
のスプールがスプール保持部に挿通されるとともに、リ
ップ保持部でパトローネのフィルムを取出すリップ部が
保持される。そして、このパトローネホルダに備えられ
たローラが外部に備えられた位置規制機構に案内されて
、搬送されるため、搬送時のパトローネのズレが防止さ
れる。

（実施例） 次に、この発明の一実施例を添付図面に基づいて詳細に
説明する。

図において符号１は検査装置の回転軸で、この回転軸１
にはスプロケット２、支持台３及び検査ターレット４が
一体回転可能に設けられている。

スプロケット２にはチェーン５が噛合しており、このチ
ェーン５には所定間隔でパトローネ６を保持するパトロ
ーネホルダ７が設けられている。パトローネ６は円筒の
胴部６ａ、この調部６ａの両端に設けられたキャップ６
ｂ、キャップ６ｂ間に支持されたスプール６Ｃ及び胴部
６ａに形成されたフィルムを取り出す図示しないリップ
部とから構成されている。

前記チェーン３の両側には第２図に示すように、ホルダ
ガイド８．９がそれぞれ配設され、前記スプロケット２
の上面にも同様にホルダガイド１０が設けられており、
これらのホルダガイド８．９．１０はいずれも同一面と
なっている。パトローネホルダ７の固定体１１の両側に
ローラ１２．１３が配置され、このガイドローラ８，９
．１０上を走行し、パトローネホルダ７の垂直方向の位
置決めを行なっている。

スプロケット２の周辺の検査領域には位置決めガイド１
４がホルダガイド９Ｆ方に配置されている。スプロケッ
ト２にはブラケット１５が固定され、このブラケット１
５の先端部に一対のアーム１５ａ、１５ｂが形成されて
いる。このアーム１５ａ、１５ｂには位置決めローラ１
６，１７が支持され、この位置決めローラ１６，１７が
パトローネホルダ７の側面のローラ１８に当接して、パ
トローネホルダ７を位置決めガイド１４の側面とで３点
支持し、これによってパトローネホルダ７の水平方向の
位置規制が行なわれる。

このパトローネホルダ７の筒体１９は面記固定体１１に
固定され、その外周には前記ローラ１８が設けられてい
る。そして、この筒体１９にはパトローネ保持台２０が
ベアリング２１を介して回転可能に設けられている。こ
のパトローネ保持台２０の上部にはパトローネ６が載置
される受部が形成されており、この受部はベアリング２
２を介して筒体１９の上部に支持されている。パトロー
ネ保持台２０の下部はバネ２３を介して筒体１９に支持
されている。

パトローネ保持台２０にはスプール保持部２４が上下動
可能に挿通され、このスプール保持部２４の上端部には
パトローネ６に設けられたスプール６ｃの下端部が挿通
される。パトローネ保持台２０の側部には回転レバー２
５が設けられ、この回転レバー２５を図示しない回転機
構によって押動して、パトローネ保持台２０を回転する
ようになっている。

また、筒体１９の側部にはリップ保持部２６が固定され
ており、このリップ保持部２６はパトローネ６の胴部６
ａに設けられてるリップ部を保持して、パトローネ６に
収納されたフィルムの舌端方向を一定にしている。

面記チェーン５にはスプール保持部２４を押動する作動
ロッド２７が挿通され、この作動ロッド２７は固定体１
１に上端部が係止され、下部に設けたバネ２８で常に下
方へ付勢されている。作動ロッド２７の下端部はてこ２
９の一端部２９ａに当接しており、このてこ２９は前記
支持台３の支柱３０に支持されている。てこ２９の一端
部２９ａの下方にはローラ３１が設けられ、円周状に配
置したレール３２上を走行するようになっている。この
レール３２は測定位置で高くなる斜面３２ａを有してお
り、この斜面３２ａ上をローラ３１が走行するとき、て
こ２９の一端部２９ａで作動ロッド２７を持ち上げるよ
うになっている。てこ２９の他端部２９ｂにはバネ３３
が設けられ、雨にローラ３１がレール３２上に接触する
ようにしている。

前記検査ターレット４にはガイド３４が固定され、この
ガイド３４にはパトローネ保持機構３５が設けられてい
る。

パトローネ保持機構３５のパトローネ保持バイブ３６は
ガイド３４に上下動可能に設けられている。このパトロ
ーネ保持バイブ３６の上端部にはブラケット３７を介し
てカムフォロアー３８が固定され、このカムフォロアー
３８は検査ターレット４の回転で、円筒カム３９により
上下動するようになっている。

パトローネ保持バイブ３６の下端部にはパトローネ上部
押え４０が設けられ、さらに内部にはクリアランス測定
部材４１が挿通されている。クリアランス測定部材４１
の上部には上面が水平面の金属ブロック４２が固定され
、クリアランス測定部材４１の軸線上にはセンサ４３が
金属ブロック４２に対向して配置されている。このセン
サ４３は渦電流変位計で構成され、支持部材４４を介し
てブラケット３７に支持され、パトローネ保持バイブ３
６と連動して上下動する。

また、クリアランス測定部材４１の下端部にはスプール
当接体４５が固定され、このスプール当接体４５とパト
ローネ保持バイブ３６との間にバネ４６が設けられてい
る。クリアランス測定部材４１はこのバネ４６で常に下
方に付勢されている。

このセンサ４３はその出力からクリアランス測定部材４
１の上部の金属ブロック４２とのギャップ量の変位量が
求められ、この変位量がそのままパトローネ６に対する
スプール６Ｃの軸方向の移動量、即ち、クリアランスｆ
ｆ１Ｌとなっている。

次に、この実施例の作動について説明する。

検査装置の回転軸１が回転すると、検査ターレット４と
スプロケット２及び支持台３が一体に回転し、このスプ
ロケット２の回転によりチェーン５が駆動し、チェーン
５に固定されたパトローネホルダ７が搬送される。この
パトローネホルダ７には所定の位置でパトローネ６が図
示しない供給装置によって受渡されて、検査ターレット
４の周辺の検査領域に搬送される。

このパトローネホルダ７ヘバトローネ６を受渡す際に、
パトローネ６のスプール６ｃをパトローネホルダ７のス
プール保持部２４に上方から挿通し、キャップ６ｂをパ
トローネ保持部２０上に載置するようにして受渡される
。これにより、このパトローネ６はパトローネホルダ７
のパトローネ保持部２０、スプール保持部２４で保持さ
れ、さらにリップ保持部２６でフィルムの舌端方向を−
定にして維持して保持され、パトローネ６の保持が安定
した状態にある。

このようにして、パトローネホルダ７に保持されたパト
ローネ６は検査領域へ搬送され、パトローネ支持バイブ
３６が、円筒カム３９によりカムフォロアー３８を介し
てクリアランス測定部材４１とともに下降する。これに
より、パトローネホルダ７上に載置されたパトローネ６
の上端部をパトローネ支持バイブ３６のパトローネ押え
部４０が保持する。

このとき、支持台３も同時に回転されており、てこ２９
のローラ３１がレール３２上の斜面３２ａ上を走行する
と、てこ２９の一端部２９ａが持ち上げられて作動ロッ
ド２７を押し上げる。このため、作動ロッド２７とスプ
ール保持部２４との間の所定のクリアランが解消されて
、スプール保持部２４を押し上げ、パトローネ６のスプ
ール６Ｃを軸方向へ移動させる。

これにより、パトローネ６に対するスプール６Ｃの軸方
向のクリアランスが解消されて、パトローネ保持機構３
５のクリアランス測定部材４１がバネ４６に抗して、上
方へ押し上げられる。

これにより、センサ４３とクリアランス測定部材４１の
上部の金属ブロック４２とのギャップ量が変化し、この
変位量が、そのままパトローネ６に対するスプール６Ｃ
のクリアランス量として測定される。

回転軸１の回転で、検査ターレット４とパトローネホル
ダ７とは同一速度で移動し、パトローネ６の検査は搬送
しながら、この搬送中に検査を完了する。従って、パト
ローネ６の搬送を停止することなく連続して行なわれる
。

このときのパトローネホルダ７の搬送時に、パトローネ
ホルダ７がスプロケット２とチェーン５との間には遊び
があるが、パトローネホルダ７に設けられたローラ１２
，１３がホルダガイド８゜９．１０上を走行することに
よりて、垂直方向の位置規制が行なわれる。

また、水平方向に位置規制は、スプロケット２に設けた
位置決めローラ１６，１７と、位置決めガイド１４とで
パトローネホルダ７を３点支持して行なっている。

なお、前記実施例はパトローネ６のクリアランス測定装
置に適用したが、パトローネ６の胴部の周面検査装置に
適用してもよく、この場合には回転機構でパトローネホ
ルダ７の回転レバー２５を押動してパトローネ保持部２
０を回転して、胴部に対向して配置された検査手段で回
転するパトローネ６の検査を行なう。

さらに、検査手段として、種々のものがあり、例えばパ
トローネのキャップの凹凸を検査するもの、パトローネ
の軸方向の長さを検出するもの等がある。

（発明の効果） この発明は前記のように、パトローネホルダのパトロー
ネ保持台にパトローネの一端部が保持され、さらにこの
パトローネのスプールがスプール保持部に挿通されると
ともに、リップ保持部でパトローネのフィルムを取出す
リップ部が保持されさらに、このパトローネホルダに備
えられたローラが外部に備えられた位置規制機構に案内
されて搬送するようになしたから、パトローネはその一
端部をパトローネホルダに保持する簡単な構造で、所定
の位置に確実に保持される。また、パトローネの受渡の
際に、パトローネの供給方向が限定されないから、確実
な受渡しが可能な構造にすることができ、例えば、パト
ローネ胴が変形したものは装着ミスが防止され、連続走
行中での装着、離脱が容易である。

また、搬送時にパトローネホルダが位置決めされるから
、外部の検査機構との間に位置ズレが生じなく確実な検
査か可能で、パトローネの検査を自動的に行なう各種の
検査に最適である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を通用した検査装置の断面図、第２図
は平面図、第３図はパトローネホルダの側面図、第４図
は第３図のＩＶ−ＩＶ断面図、第５図はパトローネホル
ダのパトローネ保持部の平面図である。 ！−・回転軸 ２・−スプロケット ４・・・検査ターレット ５・・・チェーン ６・・・パトローネ ７・−パトローネホルダ １７・−位置決めローラ １８・−ローラ １９−・筒体 ２０・・・パトローネ保持台 ２４−・・スプール保持部 ２６・−リップ保持部 特　許　出　願　人　　小西六写真工業株式会社第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. パトローネをパトローネホルダに保持して搬送しながら
   検査する検査装置において、前記パトローネホルダにパ
   トローネの一端部を保持するパトローネ保持台と、この
   パトローネ保持台に保持されたパトローネのスプールが
   挿通されるスプール保持部と、パトローネのフィルムを
   取出すリップ部を保持するリップ保持部とを備え、さら
   にこのパトローネホルダに外部に備えられた位置規制機
   構に案内されるローラを備えたことを特徴とする検査装
   置のパトローネホルダ。