JPS6239534A - ホスホニトリルクロライドオリゴマ−の製造法 - Google Patents
ホスホニトリルクロライドオリゴマ−の製造法Info
- Publication number
- JPS6239534A JPS6239534A JP60177478A JP17747885A JPS6239534A JP S6239534 A JPS6239534 A JP S6239534A JP 60177478 A JP60177478 A JP 60177478A JP 17747885 A JP17747885 A JP 17747885A JP S6239534 A JPS6239534 A JP S6239534A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chloride
- derivatives
- quinoline
- phosphonitrile chloride
- phosphonitrile
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01B—NON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
- C01B21/00—Nitrogen; Compounds thereof
- C01B21/082—Compounds containing nitrogen and non-metals and optionally metals
- C01B21/097—Compounds containing nitrogen and non-metals and optionally metals containing phosphorus atoms
- C01B21/098—Phosphonitrilic dihalides; Polymers thereof
- C01B21/0986—Phosphonitrilic dichlorides; Polymers thereof
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は耐熱性、耐寒性、難燃性、電気絶縁性などにお
いてすぐれた性買を有するホスホニトリルクロライドオ
リゴマーの重合体あるいはホスホニトリルクロライドオ
リゴマーの塩素を他の基で置換したオリゴマーの重合体
の原料として最も用途が広く需要の多い環状ホスホニト
リルクロライド3量体の含有率の高いホスホニトリルク
ロ2イドオリゴマ一混合物の製造法である。
いてすぐれた性買を有するホスホニトリルクロライドオ
リゴマーの重合体あるいはホスホニトリルクロライドオ
リゴマーの塩素を他の基で置換したオリゴマーの重合体
の原料として最も用途が広く需要の多い環状ホスホニト
リルクロライド3量体の含有率の高いホスホニトリルク
ロ2イドオリゴマ一混合物の製造法である。
ホスホニトリルクロライドオリゴマーは一般的に式
%式%)(1)
(式中、tは3以上の整数を表わす)で表わすことがで
き、五塩化りんと塩化アンモニウムとの反応によって得
られるものである。
き、五塩化りんと塩化アンモニウムとの反応によって得
られるものである。
前記式(1)のL=3である環状ホスホニトリルクロラ
イド6量体(以下5 PNC)は式で表わすことができ
、それはホスホニトリルクロライドオリゴマーの中でも
特に用途が広いので最も需要が多く、それを高収率でか
つ高純度で製造することが望まれている。しかしながら
3 PNCを単品として生成する反応方法は知られてお
らずそれは常に各種オリゴマーとの混合物の形で得られ
るので、5 PNCの製造に当ってはオリゴマー混合物
全体の反応収率を高めるとともにその中の3 PNCの
生成割合を高める努力が従来からなされている。
イド6量体(以下5 PNC)は式で表わすことができ
、それはホスホニトリルクロライドオリゴマーの中でも
特に用途が広いので最も需要が多く、それを高収率でか
つ高純度で製造することが望まれている。しかしながら
3 PNCを単品として生成する反応方法は知られてお
らずそれは常に各種オリゴマーとの混合物の形で得られ
るので、5 PNCの製造に当ってはオリゴマー混合物
全体の反応収率を高めるとともにその中の3 PNCの
生成割合を高める努力が従来からなされている。
例えば米国特許第2,788,286号にはキノリンを
触媒として使用する方法が記載されており、それによれ
ば5 PNC’と7を体が得られ環状4量体(以下4
PNC)は殆んど生成しないとされているがこの方法で
は7量体の生成率が大であって3量体の反応収率は低い
。また特開昭57−6705号および同57−7701
2号には五塩化りんと塩化アンモニウムとを多価金属化
合物触媒の存在下で反応させ、生成物の脂肪族炭化水素
またはエーテル溶液を水で洗浄して環状ホスホニトリル
クロライドオリゴマーを高含量で含む生成物を回収する
方法が記載されているが3五の収率は比較的高いものの
水洗前の反応生成物中の4 PNCの含有率が高くまた
反応時間が長い欠点がある。さらに待公昭58−196
04号には多価金属化合物の存在下三塩化りんに塩素を
反応させて五塩化りんを生成させその五塩化りんを塩化
アンモニウムを反応させる方法が提案されているけれど
も反応生成物中における5 PNCと4 PNCのそれ
ぞれの割合については記載されていない。
触媒として使用する方法が記載されており、それによれ
ば5 PNC’と7を体が得られ環状4量体(以下4
PNC)は殆んど生成しないとされているがこの方法で
は7量体の生成率が大であって3量体の反応収率は低い
。また特開昭57−6705号および同57−7701
2号には五塩化りんと塩化アンモニウムとを多価金属化
合物触媒の存在下で反応させ、生成物の脂肪族炭化水素
またはエーテル溶液を水で洗浄して環状ホスホニトリル
クロライドオリゴマーを高含量で含む生成物を回収する
方法が記載されているが3五の収率は比較的高いものの
水洗前の反応生成物中の4 PNCの含有率が高くまた
反応時間が長い欠点がある。さらに待公昭58−196
04号には多価金属化合物の存在下三塩化りんに塩素を
反応させて五塩化りんを生成させその五塩化りんを塩化
アンモニウムを反応させる方法が提案されているけれど
も反応生成物中における5 PNCと4 PNCのそれ
ぞれの割合については記載されていない。
そこで本発明者等は最も需要の多い3 PNCの含有量
が高く、かつ3 PNCとの分離が比較的に困難であっ
て、3 PNCの純品を製造する際の障害となる4 P
NCの含有量の低いホスホニトリルクロライドオリゴマ
ーをピリジンまたはある種のピリジンアルキル置換誘導
体の触媒量を多価金属化合物の触媒量とを反応系に存在
させて五塩化りんと塩化アンモニウムとを反応させるこ
とにより成功し、先に提案した(%願昭59−3252
5号)6その方法によれば3 PNCを65チ以上含有
し、4 PNCの含有量が10%以下のホスホニトリル
クロライドオリゴマー混合物を容易に製造することがで
きる。
が高く、かつ3 PNCとの分離が比較的に困難であっ
て、3 PNCの純品を製造する際の障害となる4 P
NCの含有量の低いホスホニトリルクロライドオリゴマ
ーをピリジンまたはある種のピリジンアルキル置換誘導
体の触媒量を多価金属化合物の触媒量とを反応系に存在
させて五塩化りんと塩化アンモニウムとを反応させるこ
とにより成功し、先に提案した(%願昭59−3252
5号)6その方法によれば3 PNCを65チ以上含有
し、4 PNCの含有量が10%以下のホスホニトリル
クロライドオリゴマー混合物を容易に製造することがで
きる。
その後、本発明者等は研究を続けた結果一般式
(式中Rはアルキル基またはハロゲン原子をそしてnは
0〜7の整数を表わす)を有するキノリン、イソキノリ
ンおよびそれらの誘導体あるいは一般式 (式中Qはハロゲン原子または水酸基’i 、R/はア
ルキル基をそしてmは1〜5の整数を、pは0〜4の整
数を表わすが(m+p)は1〜5である)で表わされる
ピリジン誘導体からなる群から選ばれた含窒素複素環式
化合物の触媒量を多価金属化合物の触媒量とともに反応
系に存在させて反応させることにより前記特願昭59−
32525号の方法と同様に3 PNCの含有量が高(
4PNC’の含有率が低いホスホニトリルクロライドオ
リゴマー混合物を高い総合収率で製造できることを見出
した。
0〜7の整数を表わす)を有するキノリン、イソキノリ
ンおよびそれらの誘導体あるいは一般式 (式中Qはハロゲン原子または水酸基’i 、R/はア
ルキル基をそしてmは1〜5の整数を、pは0〜4の整
数を表わすが(m+p)は1〜5である)で表わされる
ピリジン誘導体からなる群から選ばれた含窒素複素環式
化合物の触媒量を多価金属化合物の触媒量とともに反応
系に存在させて反応させることにより前記特願昭59−
32525号の方法と同様に3 PNCの含有量が高(
4PNC’の含有率が低いホスホニトリルクロライドオ
リゴマー混合物を高い総合収率で製造できることを見出
した。
このようにして1本発明は前記特願昭59−32525
号の方法で用いるピリジ/およびそのある種のアルキル
誘導体の代りに、前記一般式で表わされるキノリン、イ
ンキノリンおよびその誘導体あるいはピリジン誘導体を
用いることが特徴である。したがって本発明の反応条件
等は前記特願昭59−32525号の方法とほぼ同一で
ある。
号の方法で用いるピリジ/およびそのある種のアルキル
誘導体の代りに、前記一般式で表わされるキノリン、イ
ンキノリンおよびその誘導体あるいはピリジン誘導体を
用いることが特徴である。したがって本発明の反応条件
等は前記特願昭59−32525号の方法とほぼ同一で
ある。
すなわち本発明の方法で使用される不活性有機溶媒訃よ
び多価金属化合物は五塩化りんと塩化アンモニウムとか
らホスホニトリルクロライドオリゴマーを製造する従来
公知の方法で用いられるそれらと同一である。例えば不
活性有機溶媒としてはテトラクロロエタン、ナト2クロ
ロエチレン、モノクロロベンゼン、ジクロロキンゼン、
ニトロベンゼンがあり、特にテトラクロロエタンあるい
はモノクロロベンゼンが好ましい。これら溶媒は反応系
を均一に攪拌できる程度の量で充分でメジ、五塩化りん
1tに対して2〜5−程度が有利に使用できる。また多
価金属化合物としてはルイス酸として機能し得る金属の
化合物が有効であυ、例えば亜鉛、マグネシウム、スズ
、チタン、はう素、アルミニウム、鉄、コバルト、ニッ
ケル、マンガン、クローム、モリブデンなどの塩化物な
らびに塩化水素によって塩化物に変化しうるこれらの酸
化物、水酸化物、炭酸塩、有機酸塩などおるいは硫酸塩
、硝酸塩など、をあげることができさらに銅の塩類も使
用可能であって、場合によっては上記金属の単体を反応
系中において塩化物に変化させて使用することも可能で
ある。多価金属化合物は五塩化υん1モルに対して’7
200モル。
び多価金属化合物は五塩化りんと塩化アンモニウムとか
らホスホニトリルクロライドオリゴマーを製造する従来
公知の方法で用いられるそれらと同一である。例えば不
活性有機溶媒としてはテトラクロロエタン、ナト2クロ
ロエチレン、モノクロロベンゼン、ジクロロキンゼン、
ニトロベンゼンがあり、特にテトラクロロエタンあるい
はモノクロロベンゼンが好ましい。これら溶媒は反応系
を均一に攪拌できる程度の量で充分でメジ、五塩化りん
1tに対して2〜5−程度が有利に使用できる。また多
価金属化合物としてはルイス酸として機能し得る金属の
化合物が有効であυ、例えば亜鉛、マグネシウム、スズ
、チタン、はう素、アルミニウム、鉄、コバルト、ニッ
ケル、マンガン、クローム、モリブデンなどの塩化物な
らびに塩化水素によって塩化物に変化しうるこれらの酸
化物、水酸化物、炭酸塩、有機酸塩などおるいは硫酸塩
、硝酸塩など、をあげることができさらに銅の塩類も使
用可能であって、場合によっては上記金属の単体を反応
系中において塩化物に変化させて使用することも可能で
ある。多価金属化合物は五塩化υん1モルに対して’7
200モル。
好ましくは1/1ooモル以上使用される。
本発明で用いる前記キノリン、イソキノリンまたはその
誘導体を表わす一般式においてRはアルキル基またはハ
ロゲン原子であるが、特に低級アルキル基または塩素で
あることが好ましく、アルキル基とハロゲン原子との両
者を有する誘導体も使用できる。ま九ピリジン誘導体を
表わす一般式のQがハロゲンを表わす場合は塩素原子が
好ましい。
誘導体を表わす一般式においてRはアルキル基またはハ
ロゲン原子であるが、特に低級アルキル基または塩素で
あることが好ましく、アルキル基とハロゲン原子との両
者を有する誘導体も使用できる。ま九ピリジン誘導体を
表わす一般式のQがハロゲンを表わす場合は塩素原子が
好ましい。
本発明において使用するキノリンおよびイソキノリンの
誘導体としては例えば2−メチルキノリン、3−メチル
キノリン、4−メチルキノリン、5−メチルキノリン、
6−メチルキノリン、7−メチルキノリン、8−メチル
キノリン、2−クロ日キノリy、 3−クロロキノリン
、4−クロロキノリン、5−クロロキノリン、6−クロ
ロキノリン、2,3−ジクロロキノリン、2−メチル−
4−プロ七キノリン、3−クロロインキノリン、8−ク
ロロイソキノリンなど、ピリジン誘導体としては例えば
2−ヒドロキシピリジン、3−ヒドロキシヒリジン、4
−ヒドロキシピリジン、2,6−シヒドロキシビリジン
、3−ヒドロキシ−6−メ4ルビリジン、2−クロロヒ
リジン、3−クロロピリシン。2.6−シクロロピリジ
ンなどを挙げることができるが、これらのみに限られる
ものではない。
誘導体としては例えば2−メチルキノリン、3−メチル
キノリン、4−メチルキノリン、5−メチルキノリン、
6−メチルキノリン、7−メチルキノリン、8−メチル
キノリン、2−クロ日キノリy、 3−クロロキノリン
、4−クロロキノリン、5−クロロキノリン、6−クロ
ロキノリン、2,3−ジクロロキノリン、2−メチル−
4−プロ七キノリン、3−クロロインキノリン、8−ク
ロロイソキノリンなど、ピリジン誘導体としては例えば
2−ヒドロキシピリジン、3−ヒドロキシヒリジン、4
−ヒドロキシピリジン、2,6−シヒドロキシビリジン
、3−ヒドロキシ−6−メ4ルビリジン、2−クロロヒ
リジン、3−クロロピリシン。2.6−シクロロピリジ
ンなどを挙げることができるが、これらのみに限られる
ものではない。
本発明におけるキノリン、イソキノリン、それらの誘導
体、およびピリジン誘導体の作用は詳細には不明である
が1例えば梶原鳴雪著「概説無機高分子」(昭和53年
4月10日地人書館)第69〜71頁に記載されている
五塩化りんと塩化アンモニウムとの反応の際に副生ずる
塩化水素の受容体としての使用方法とはその使用量が著
しく少ないことから異なることは明らかである。そして
その使用量は五塩化りん1モルに対して約1/20モル
以上、好ましくは1/1oモルないしは1モルであり、
このような少量の添加によって3 PNCの生成率を著
しく高めるばかりでなく反応時間を著しく短縮できる。
体、およびピリジン誘導体の作用は詳細には不明である
が1例えば梶原鳴雪著「概説無機高分子」(昭和53年
4月10日地人書館)第69〜71頁に記載されている
五塩化りんと塩化アンモニウムとの反応の際に副生ずる
塩化水素の受容体としての使用方法とはその使用量が著
しく少ないことから異なることは明らかである。そして
その使用量は五塩化りん1モルに対して約1/20モル
以上、好ましくは1/1oモルないしは1モルであり、
このような少量の添加によって3 PNCの生成率を著
しく高めるばかりでなく反応時間を著しく短縮できる。
したがって本発明においてキノリン、インキノリン、そ
れらの誘導体ならびにピリジン誌導体は多価金属化合物
と協働して反応系に触媒的に作用しているものと推認さ
れる。
れらの誘導体ならびにピリジン誌導体は多価金属化合物
と協働して反応系に触媒的に作用しているものと推認さ
れる。
本発明において塩化アンモニウムは五塩化りんに対して
当量以上使用されるのが好ましく、通常後者の1 mo
tに対して1.1〜t5motが使用される。
当量以上使用されるのが好ましく、通常後者の1 mo
tに対して1.1〜t5motが使用される。
本発明の反応は例えば次のようにして行われる。頗ち反
応容器Km機溶媒、塩化アンモニウム、上記の金属化合
物、およびキノリン、インキノリン、それらの誘導体ま
たはピリジン誘導体の1種以上の物質を仕込み、攪拌加
熱しなから五塩化りんの有機溶媒溶液を滴下する。ある
いは五塩化シんの溶液の代シに三塩化すんの溶液を滴下
し、別の道から塩素ガスを三塩化りんの滴下速度に合せ
た速度で導入してもよい。反応温度は特に限定されるも
のではないが1通常100〜200℃、好ましくは約1
20〜145℃の範囲でおる。沸点がこのような温度範
囲内にある溶媒を使用してその還流状態の下で反応を行
うのが便利である。反応は塩化水素ガスの発生が止んだ
点を終点としその後さらに同温度で2時間程度熟成させ
るのが好ましい。その後室温に冷却し、過剰の塩化アン
モニウムを戸別してから溶媒を減圧で留去すればホスホ
ニトリルクロライドオリゴマーの混合物が使用した五塩
化シんに対して多くの場合9C1以上の高収率で得られ
る。この混合物中には65チ以上、多くの場合70%以
上の割合で3 PNCが含有されており、またその中の
4 PNCの割合は1o%以下(多くの場合4〜5%)
である。
応容器Km機溶媒、塩化アンモニウム、上記の金属化合
物、およびキノリン、インキノリン、それらの誘導体ま
たはピリジン誘導体の1種以上の物質を仕込み、攪拌加
熱しなから五塩化りんの有機溶媒溶液を滴下する。ある
いは五塩化シんの溶液の代シに三塩化すんの溶液を滴下
し、別の道から塩素ガスを三塩化りんの滴下速度に合せ
た速度で導入してもよい。反応温度は特に限定されるも
のではないが1通常100〜200℃、好ましくは約1
20〜145℃の範囲でおる。沸点がこのような温度範
囲内にある溶媒を使用してその還流状態の下で反応を行
うのが便利である。反応は塩化水素ガスの発生が止んだ
点を終点としその後さらに同温度で2時間程度熟成させ
るのが好ましい。その後室温に冷却し、過剰の塩化アン
モニウムを戸別してから溶媒を減圧で留去すればホスホ
ニトリルクロライドオリゴマーの混合物が使用した五塩
化シんに対して多くの場合9C1以上の高収率で得られ
る。この混合物中には65チ以上、多くの場合70%以
上の割合で3 PNCが含有されており、またその中の
4 PNCの割合は1o%以下(多くの場合4〜5%)
である。
実施例 1
攪拌装置、還流冷却管、滴下漏斗および温度計を備えた
1tの4頚フラスコにモノクロロベンゼン300 f、
塩化アンモニウム38.6f(0,72moL )、酸
化亜鉛0.811F(9,9X10−5moL)および
キノリン9.8F(7,59X10−2mot)を仕込
み、攪拌しつつ加熱して溶媒を還流しつつ125〜13
3Cの温度で五塩化りん125.Of (0,6mot
)をモノクロロベンゼン300tに溶かした溶液(80
〜100℃に加温)を5時間かけて滴下し。
1tの4頚フラスコにモノクロロベンゼン300 f、
塩化アンモニウム38.6f(0,72moL )、酸
化亜鉛0.811F(9,9X10−5moL)および
キノリン9.8F(7,59X10−2mot)を仕込
み、攪拌しつつ加熱して溶媒を還流しつつ125〜13
3Cの温度で五塩化りん125.Of (0,6mot
)をモノクロロベンゼン300tに溶かした溶液(80
〜100℃に加温)を5時間かけて滴下し。
その後さらに2時間還流攪拌を続けた。冷却して未反応
の塩化アンモニウムを戸去し、P液から減圧下にモノク
ロロベンゼンとキノリンki7去し蒸留残としてホスホ
ニトリルクロライドオリゴマー混合物69.2 P C
収率(生成したホスホニトリルクロライドをすべて(N
PCl2)lと仮定しての使用した五塩化りんに対する
収率、以下同様)99.5%)が得られた。この混合物
をC)LCによって分析したところそれは3 PNC7
0,5%、4PNCt 7 %を含有するホスホニトリ
ルクロライドオリゴマーでめった。
の塩化アンモニウムを戸去し、P液から減圧下にモノク
ロロベンゼンとキノリンki7去し蒸留残としてホスホ
ニトリルクロライドオリゴマー混合物69.2 P C
収率(生成したホスホニトリルクロライドをすべて(N
PCl2)lと仮定しての使用した五塩化りんに対する
収率、以下同様)99.5%)が得られた。この混合物
をC)LCによって分析したところそれは3 PNC7
0,5%、4PNCt 7 %を含有するホスホニトリ
ルクロライドオリゴマーでめった。
実施例 2
実施例1における酸化亜鉛α812の代わ夛に塩化マグ
ネシウム(無水物) 0.94 r (9,9X 10
−5mot)−1”ノリン9.82の代わシにイソキノ
リン9、8 f (759X10−2mot) f使用
して実施例1と同様にして実験を行つ念。その結果ホス
ホニトリルクロッイドオリゴマー混合物59. Of
(収率84.8q6)でめり、その中には3PNC86
,7チと4 PNC3,Oチが含まれていた。
ネシウム(無水物) 0.94 r (9,9X 10
−5mot)−1”ノリン9.82の代わシにイソキノ
リン9、8 f (759X10−2mot) f使用
して実施例1と同様にして実験を行つ念。その結果ホス
ホニトリルクロッイドオリゴマー混合物59. Of
(収率84.8q6)でめり、その中には3PNC86
,7チと4 PNC3,Oチが含まれていた。
比較例 1
実施例1において使用したやノリンを使用しないこと以
外は実施例1と同様にして実験を行った。その結果、ホ
スホニトリルクロライドオリゴマー混合物の得量は66
.4fC収率95.4%)であり、GLCによる分析の
結果は3 PNC44,5%、4 PNC16,9%を
含有するホスホニトリルクロライドオリゴマーの混合物
であった。
外は実施例1と同様にして実験を行った。その結果、ホ
スホニトリルクロライドオリゴマー混合物の得量は66
.4fC収率95.4%)であり、GLCによる分析の
結果は3 PNC44,5%、4 PNC16,9%を
含有するホスホニトリルクロライドオリゴマーの混合物
であった。
実施例 5〜4
実施例1におけるキノリン9.8 fの代わりに。
3−メチルキノリンIQ、9f、8−クロロキノリ:/
12.4f(いずれも7.59X10−2mot)を使
用して実施例1と同様の実験を行った。その結果を第1
表に示す。
12.4f(いずれも7.59X10−2mot)を使
用して実施例1と同様の実験を行った。その結果を第1
表に示す。
第 1 表
5 6−メチルキノリン 98,1 77.
7 4・64 8−クロロキノリン 96.
2 76.7 7.6実施例 5 実施例1におけるキノリンの代わりに6−クロロピリジ
ン8.69(7,59X10−2mot)を用い酸化亜
鉛を0.41 f(4,95X10−5moL )使用
して実施例1と同様の実験を行った。反応生成物の得量
は68.5F(収率98.1%)であり、その中には3
PNC70,3%、4 PNC8,9%を含有するホス
ホニトリルクロライドオリゴマーの混合物であった。
7 4・64 8−クロロキノリン 96.
2 76.7 7.6実施例 5 実施例1におけるキノリンの代わりに6−クロロピリジ
ン8.69(7,59X10−2mot)を用い酸化亜
鉛を0.41 f(4,95X10−5moL )使用
して実施例1と同様の実験を行った。反応生成物の得量
は68.5F(収率98.1%)であり、その中には3
PNC70,3%、4 PNC8,9%を含有するホス
ホニトリルクロライドオリゴマーの混合物であった。
実施例 6
実施例1におけるキノリンの代わりに4−ヒドロキシピ
リジン7.2f (7,59x10−2moz )を用
い酸化亜鉛0.41?(4,95X10″″5moL)
を使用して実施例1と同様に反応し冷却後未反応の塩化
アンモニウムおよび4−ヒドロキシピリジンl’去しP
液から減圧下にモノクロロペン七ンを留去した。蒸留残
としてホスホニトリルクロライドオリゴマー混合物65
.1(収率95.2%)が得られこの中には5PN06
7.5%、4 PNC5,7%が含有されていた。
リジン7.2f (7,59x10−2moz )を用
い酸化亜鉛0.41?(4,95X10″″5moL)
を使用して実施例1と同様に反応し冷却後未反応の塩化
アンモニウムおよび4−ヒドロキシピリジンl’去しP
液から減圧下にモノクロロペン七ンを留去した。蒸留残
としてホスホニトリルクロライドオリゴマー混合物65
.1(収率95.2%)が得られこの中には5PN06
7.5%、4 PNC5,7%が含有されていた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 五塩化りんと塩化アンモニウムとを不活性有機溶媒中で
反応させてホスホニトリルクロライドオリゴマーを製造
するにあたり、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼および ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Rはアルキル基またはハロゲン原子を表わし、n
は0〜7の整数を表わす)で表わされるキノリン、イソ
キノリンおよびそれらの誘導体および一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Qはハロゲン原子または水酸基を、R′はアルキ
ル基を表わしmは1ないし5の整数を、pは0〜4の整
数を表わすが(m+p)は1〜5である)で表わされる
ピリジン誘導体から成る群から選ばれた化合物の触媒量
および多価金属化合物の触媒量を反応系に存在させるこ
とを特徴とするホスホニトリルクロライドオリゴマーの
製造方法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60177478A JPS6239534A (ja) | 1985-08-14 | 1985-08-14 | ホスホニトリルクロライドオリゴマ−の製造法 |
DE19863626820 DE3626820A1 (de) | 1985-08-14 | 1986-08-08 | Verfahren zur herstellung von phosphonitrilchlorid-oligomeren |
GB8619690A GB2180229B (en) | 1985-08-14 | 1986-08-13 | Process for the preparation of phosphonitrile chloride oligomer |
FR8611704A FR2586242B1 (fr) | 1985-08-14 | 1986-08-13 | Procede pour la fabrication d'oligomeres de chlorure de phosphonitrile |
US06/896,338 US4795621A (en) | 1985-08-14 | 1986-08-13 | Process for the preparation of phosphonitrile chloride oligomer |
CA000515988A CA1231513A (en) | 1985-08-14 | 1986-08-14 | Process for the preparation of phosphonitrile chloride oligomer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60177478A JPS6239534A (ja) | 1985-08-14 | 1985-08-14 | ホスホニトリルクロライドオリゴマ−の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6239534A true JPS6239534A (ja) | 1987-02-20 |
JPH0535085B2 JPH0535085B2 (ja) | 1993-05-25 |
Family
ID=16031613
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60177478A Granted JPS6239534A (ja) | 1985-08-14 | 1985-08-14 | ホスホニトリルクロライドオリゴマ−の製造法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4795621A (ja) |
JP (1) | JPS6239534A (ja) |
CA (1) | CA1231513A (ja) |
DE (1) | DE3626820A1 (ja) |
FR (1) | FR2586242B1 (ja) |
GB (1) | GB2180229B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7514520B2 (en) | 2003-06-05 | 2009-04-07 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | Process for producing phosphonitrilic acid ester |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB9827055D0 (en) * | 1998-12-09 | 1999-02-03 | Dow Corning | Method for making a catalyst composition |
JP3778897B2 (ja) * | 2003-01-10 | 2006-05-24 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | 環状クロロホスファゼンオリゴマーの製造法 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2788286A (en) * | 1954-06-11 | 1957-04-09 | Hess Goldsmith & Co Inc | Manufacture of phosphonitrilic chloronitride polymers |
GB905315A (en) * | 1958-04-25 | 1962-09-05 | Albright & Wilson Mfg Ltd | Improvements relating to the preparation of phosphonitrilic chloride polymers |
JPS54146296A (en) * | 1978-05-09 | 1979-11-15 | Otsuka Chem Co Ltd | Production of phosphagen oligomer |
US4382914A (en) * | 1980-06-11 | 1983-05-10 | Nippon Fine Chemical Company, Ltd. | Process for preparing cyclic phosphonitrilic chloride oligomers |
JPS5850924B2 (ja) * | 1980-06-11 | 1983-11-14 | 日本精化株式会社 | 環状ホスホニトリルクロライドオリゴマ−の製造方法 |
JPS5851883B2 (ja) * | 1980-10-31 | 1983-11-18 | 日本精化株式会社 | 環状ホスホニトリルクロライドオリゴマ−の製造法 |
JPS5819604A (ja) * | 1981-07-29 | 1983-02-04 | 株式会社サンプラント | ヒ−トセンタ |
JPS60180907A (ja) * | 1984-02-24 | 1985-09-14 | Shin Nisso Kako Co Ltd | ホスホニトリルクロライドオリゴマ−の製造方法 |
-
1985
- 1985-08-14 JP JP60177478A patent/JPS6239534A/ja active Granted
-
1986
- 1986-08-08 DE DE19863626820 patent/DE3626820A1/de active Granted
- 1986-08-13 FR FR8611704A patent/FR2586242B1/fr not_active Expired
- 1986-08-13 GB GB8619690A patent/GB2180229B/en not_active Expired
- 1986-08-13 US US06/896,338 patent/US4795621A/en not_active Expired - Fee Related
- 1986-08-14 CA CA000515988A patent/CA1231513A/en not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7514520B2 (en) | 2003-06-05 | 2009-04-07 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | Process for producing phosphonitrilic acid ester |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
GB2180229B (en) | 1989-08-16 |
GB8619690D0 (en) | 1986-09-24 |
US4795621A (en) | 1989-01-03 |
CA1231513A (en) | 1988-01-19 |
DE3626820C2 (ja) | 1991-03-28 |
FR2586242A1 (fr) | 1987-02-20 |
GB2180229A (en) | 1987-03-25 |
JPH0535085B2 (ja) | 1993-05-25 |
DE3626820A1 (de) | 1987-02-26 |
FR2586242B1 (fr) | 1988-10-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3538100A (en) | Process for preparing highly chlorinated pyridines | |
US4614817A (en) | Making nitrodiarylamines | |
US3407047A (en) | Preparation of phosphonitrilic chloride polymers | |
AU620245B2 (en) | An improved process for the preparation of 3,5,6- trichloropyridin-2-ol | |
JPS6239534A (ja) | ホスホニトリルクロライドオリゴマ−の製造法 | |
US3644380A (en) | Preparation of 3-cyanopyridine | |
US4127575A (en) | Preparation of chloro substituted pyridines | |
CA1224326A (en) | Process for the preparation of phosphonitrile chloride oligomer | |
US5726308A (en) | High purity formulations of highly substituted lithium amide bases | |
JPS63156795A (ja) | ケトキシモシランの製造方法 | |
EP0050885B1 (en) | Process for preparing 1-amino-3-aryloxy-2-propanols and 1-amino-2-aryl-2-ethanols | |
US4360699A (en) | Process for preparing a 3-phenoxytoluene and diphenyl ether | |
EP0101625B1 (en) | Process for preparing the 2',4'-difluoro-4-hydroxy-(1,1'-diphenyl)-3-carboxylic acid | |
JPS63501955A (ja) | ノルフロキサシン中間体 | |
CA2352120A1 (en) | Process for producing aliphatic tricarbonitriles | |
US5003085A (en) | Acid anhydrides and dianhydrides of disubstituted maleic anhydrides | |
KR950005770B1 (ko) | N-페닐-2,2,6,6-테트라할로사이크로 헥산이민 및 2,2,6,6-테트라할로사이크로 헥산이민 유도체 및 2,6-디할로아닐린 유도체의 제조방법 | |
JPS61291551A (ja) | 芳香族第二級アミノ化合物の製造方法 | |
US3020280A (en) | Quinoline synthesis | |
JPS6391392A (ja) | 低溶解性の反応体より可溶性金属アルコキシドを製造する方法 | |
JPH01258639A (ja) | 2,4,5−トリフルオロ安息香酸の製造方法 | |
EP0309724B1 (en) | Improved method for the preparation of dialkyl dichlorosuccinates | |
US4246176A (en) | Synthesis of 5-aroyl-1-hydrocarbylpyrrole-2-acetic acid | |
JPS638104B2 (ja) | ||
EP0204975A2 (en) | Process for preparing substituted tetralones |