JPS6239488B2 - - Google Patents

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JPS6239488B2
JPS6239488B2 JP55007507A JP750780A JPS6239488B2 JP S6239488 B2 JPS6239488 B2 JP S6239488B2 JP 55007507 A JP55007507 A JP 55007507A JP 750780 A JP750780 A JP 750780A JP S6239488 B2 JPS6239488 B2 JP S6239488B2
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JP
Japan
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layer
magnetic
colored
resin
thickness
Prior art date
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Expired
Application number
JP55007507A
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English (en)
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JPS56104057A (en
Inventor
Shoichi Sakamoto
Seisaku Hashimoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Ltd filed Critical Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP750780A priority Critical patent/JPS56104057A/ja
Publication of JPS56104057A publication Critical patent/JPS56104057A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
この発明は接着性着色磁気シートに関し、その
目的とするところは着色層の層厚が可及的に薄く
てしかも鮮明な色調を自由に出すことのできる接
着性着色磁気シートを提供することにある。 接着性着色磁気シートは、一般に、ポリエステ
ルフイルムなどのベースフイルムの裏面に接着剤
層を設けるとともにベースフイルムの表面に磁性
層、着色層等を順次積層した構造を有し、塩化ビ
ニルシート、クロス紙等の基材に熱接着すること
により、磁性層を隠蔽してカラフルに着色した預
金通帳、磁気カードなどの磁気記録媒体をつくる
のに使用されている。 このように磁性層を隠蔽する着色層はその厚み
が厚いほど磁性層を完全に隠蔽して自由に鮮明な
色調を出すことができるが、着色層の厚みが厚く
なると使用時に磁気ヘツドと磁性層間の間隙損失
が大きくなつて出力が低下するため着色層をでき
るだけ薄くすることが望ましい。 そのため、従来から着色層の厚みをできるだけ
薄くしてしかも自由に鮮明な色調を出すために
種々の提案がなされ、その一例として磁性層と着
色層との間に金属蒸着膜層を設けることが提案さ
れている。 ところが、この方法によれば0.5μ厚以下の金
属蒸着膜層で磁性層を充分に隠蔽できるためそれ
にともなつて着色層の厚みを可及的に薄くするこ
とはできるものの、比較的粗面で平滑性に欠ける
磁性層上に直接金属蒸着膜層を形成しているた
め、磁性層の表面性がそのまま表われて鏡面光沢
を有する蒸着面が得られず、従つてこの金属蒸着
膜層上に形成される着色層は色がくすみ鮮明な色
調が得られない。 この発明者らはかかる欠点を改善するため種々
検討を行なつた結果、磁性層上に樹脂層を形成
し、この樹脂層上に金属蒸着膜層を設けると鏡面
光沢を有する蒸着面が得られ、従つてこの金属蒸
着膜層上に着色層を形成すると自由に鮮明な色調
を出すことができて着色層の厚みも可及的に薄く
できることを見いだしこの発明をなすに至つた。 以下図面を参照しながらこの発明について説明
する。 第1図はこの発明の接着性着色磁気シートの一
例を示したもので、ポリエステル、アセテート、
ポリカーボネートなどの基体1の表面にγ−
Fe2O3などの磁性粉末を塩化ビニル−酢酸ビニル
−ビニルアルコール共重合体、ポリウレタン樹脂
などのバインダーとともに塗着してなる磁性層2
が設けられ、この磁性層2上に樹脂層3、金属蒸
着膜層4および着色層5が順次積層形成され、か
つ基体1の裏面に接着剤層6が設けられている。 上記樹脂層3は樹脂を有機溶剤に溶解させ、溶
解によつて得られた溶液を磁性層上に塗布、乾燥
することによつて形成され、樹脂層を形成する樹
脂としては被膜を形成するものであれば特に限定
されないが、より好適なものとしては熱可塑性で
被膜を形成したとき平滑性がよくかつ磁性層との
接着性に優れたものが好ましく用いられる。この
ような樹脂としてはたとえば塩化ビニル樹脂、塩
化ビニリデン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル系樹
脂、ブチラール樹脂、繊維素系樹脂などが挙げら
れ、塩化ビニル−酢酸ビニル系樹脂の具体例とし
ては米国U.C.C社製VAGH、VYHH、VMCH、積
水化学工業社製エスレツクA等が挙げられる。ま
たブチラール樹脂の具体例としては積水化学工業
社製エスレツクBLS、エスレツクBMS等が挙げ
られ、繊維素系樹脂の具体例としてはニトロセル
ロース等が挙げられる。これらの樹脂は被膜性に
優れ、平滑性も良好なため表面平滑性に優れた樹
脂層が比較的粗面な磁性層上に良好に形成され、
従つてこの上に金属蒸着膜を形成すると平滑性に
優れた蒸着膜が形成され、鏡面光沢を有する蒸着
面が得られる。なお樹脂層3を形成する樹脂とし
て磁性層2において結合剤として使用したのと同
じ樹脂を使用すると、互いに同質の樹脂を含むた
め樹脂層3の磁性層2に対する接着性は一段と良
好になる。 樹脂層3の層厚は0.1μ以下にすると磁性層2
の粗面を充分に修整して平滑な表面を有する樹脂
層を形成できず、5μ以上にするとこの上にさら
に金属蒸着膜層および着色層が形成されるため使
用時の磁気ヘツドと磁性層間の間隙損失が大きく
なつて出力が低下するおそれがあるため0.1〜5
μの範囲にするのが好ましく、0.5〜3μの範囲
にするのがより好ましい。 樹脂を溶解する溶剤については特に限定され
ず、使用する樹脂を溶解するのに適した溶剤、た
とえばメチルイソブチルケトン、メチルエチルケ
トン、酢酸エチル、ジオキサン、シクロヘキサノ
ン、テトラヒドロフランなどから適宜選択して用
いればよく、更に希釈剤としてトルエン、キシレ
ンなどを用いることもできる。 樹脂層3上の金属蒸着膜層4は真空蒸着法など
の手段によつて金属蒸着膜を樹脂層3上に被着す
ることによつて形成され、蒸着膜層の形成材料と
してはアルミニウム、亜鉛、錫、銅、銀などの他
これらの金属の金属酸化物等が好適なものとして
使用され、なかでもアルミニウムおよび酸化アル
ミニウムがより好適なものとして使用される。膜
厚は1μ以下で完全に磁性層を隠蔽することがで
き、0.2〜0.3μ以下でも隠蔽効果が充分に発揮さ
れるため1μ以下にするのが好ましく0.2〜0.3μ
以下にするのがより好ましい。このように金属蒸
着膜層4は磁性層の隠蔽効果に優れ、非常に薄い
膜厚で充分に磁性層を隠蔽することができるた
め、この上に形成する着色層の層厚を充分に薄く
することができ、さらにこの発明においては、前
記の表面平滑性に優れた樹脂層3上に金属蒸着膜
層4が被着形成されるため鏡面光沢を有する蒸着
面が形成され、従つてこの上に形成される着色層
は色がくすむこともなく、自由に鮮明な色調を出
すことができる。 着色層5は着色顔料をバインダーに分散混合し
て得た塗料を金属蒸着膜層4上に塗布、乾燥する
ことによつて形成される。この着色層5は前記し
たように磁性層2上に形成した樹脂層3および金
属蒸着膜層4を介して形成されるため層厚を一段
と薄くすることができかつ自由に鮮明な色調を出
すことができる。なお着色層5と金属蒸着膜層4
と樹脂層3との合計厚が10μ以上になると使用時
に磁気ヘツドと磁性層間に間隙損失が大きくなつ
て出力が低下するおそれがあるため、これらの合
計厚が10μ以下となるようにするのが好ましく、
5μ以下にするのがより好ましい。 基体1下面の接着剤層6はアクリル系樹脂等を
主材とする接着剤を基体1の下面に約30〜40μ厚
で塗布することによつて形成される。 上記のようにして得られた接着性着色磁気シー
トを、第2図に示すように硬質ポリ塩化ビニルな
どの各種プラスチツクシート、紙、布などからな
る基材7上に接着剤層6が対接するように載置
し、加圧板8により上方から加熱押圧すると、第
3図に示すように基材7上に着色磁気シートが接
着された磁気カードなどの磁気記録媒体が得られ
る。 次に、この発明の実施例について説明する。 実施例 1 約50μ厚のポリエステルベースフイルム上に下
記の組成からなる磁性塗料を塗布、乾燥して約13
μ厚の磁性層を形成し、この磁性層上に下記の組
成からなる樹脂溶液をグラビア塗布して約1μ厚
の樹脂層を形成した。次いでこの樹脂層上に真空
蒸着法によつて約0.1μ厚のアルミニウム蒸着膜
層を形成し、さらにこのアルミニウム蒸着膜層上
に下記の組成からなる着色層塗料を塗布乾燥して
2μ厚の着色層を形成した。次いで前記ポリエス
テルベースフイルムの下面にアクリル酸エステル
およびメラミンからなる接着剤層を約30μ厚に塗
布形成して接着性着色磁気シートをつくつた。 磁性塗料 γ−Fe2O3 75重量部 VAGH(米国U.C.C社製塩化ビニル−酢酸ビニル
−ビニルアルコール共重合体) 15 〃 タケネートL−1007(武田薬品工業社製ポリウレ
タンプレポリマー) 10重量部 メチルイソブチルケトン 65 〃 トルエン 65 〃 樹脂溶液 VAGH(米国U.C.C社製塩化ビニル−酢酸ビニル
−ビニルアルコール共重合体) 10重量部 メチルイソブチルケトン 45 〃 トルエン 45 〃 着色層塗料 フタロシアニンブルー 30重量部 VAGH(米国U.C.C社製塩化ビニル−酢酸ビニル
−ビニルアルコール共重合体) 70 〃 メチルイソブチルケトン 75 〃 トルエン 75 〃 この接着性着色磁気シートを約0.3mm厚のクロ
ス紙上に接着剤層が対接するように載置し、この
接着性着色磁気シートの上方から加圧板で、120
℃、20Kg/cm2の条件下に2秒間加熱加圧してスト
ライプ状に熱接着し、しかる後所定の大きさに裁
断して磁気カードをつくつた。 比較例 1 実施例1において樹脂層とアルミニウム蒸着膜
層を省き、磁性層上に直接着色層を塗布形成し、
かつ着色層の厚みを7μにした以外は実施例1と
同様にして接着性着色磁気シートをつくり、更に
磁気カードをつくつた。 比較例 2 実施例1において樹脂層の形成を省き、かつ着
色層の厚みを3μにした以外は実施例1と同様に
して接着性着色磁気シートをつくり、更に磁気カ
ードをつくつた。 実施例および各比較例で得られた磁気カードに
ついて色彩の明暗を調べるため反射濃度を測定
し、色彩の鮮明度を目視で観察した。反射濃度は
JIS−K7605に準じてマクベス反射濃度計を使用
して測定し、±0を規準にして色彩が暗い場合を
+、明るい場合を−で表わし、色彩の鮮明度は鮮
明な場合を(〇)、やや鮮明な場合を(△)、くす
んで不鮮明な場合を(×)として評価した。また
実施例および各比較例で得られた各磁気カードに
ついて分解能を測定した。この分解能の測定値は
記録密度420BPI/210BPIの出力比を測定したも
ので、この値が大きいほど高密度記録に優れてい
ることを示す。 下表はその結果である。
【表】 上表から明らかなように、磁性層上に直接着色
層のみ設けて得られた磁気カード(比較例1)は
着色層の厚みが大きいため色調はそれほど暗くも
不鮮明でもないが分解能が悪く、また樹脂層を形
成せずに得られた従来の磁気カード(比較例2)
は分解能は良好であるが色調が悪く暗くて不鮮明
であるのに対し、この発明によつて得られた磁気
カードは色張が非常に鮮明で明るく、又分解能も
良好で、このことからこの発明によつて得られる
接着性着色磁気シートは磁気特性を低下すること
なく着色層の層厚を可及的に薄くすることがで
き、しかも鮮明な色調が自由に得られることがわ
かる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明接着性着色磁気シートの一例を
示す断面図、第2図は第1図の接着性着色磁気シ
ートを基材に熱接着する際の断面図、第3図は熱
接着して得られた磁気カードの断面図である。 1……基体、2……磁性層、3……樹脂層、4
……金属蒸着膜層、5……着色層、6……接着剤
層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 裏面に接着剤層を設けた基体表面に磁性層を
    形成し、この磁性層上に樹脂層を設け、さらにこ
    の樹脂層上に金属蒸着膜層を介して着色層を積層
    形成してなる接着性着色磁気シート。
JP750780A 1980-01-24 1980-01-24 Adhesive colored magnetic sheet Granted JPS56104057A (en)

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JP750780A JPS56104057A (en) 1980-01-24 1980-01-24 Adhesive colored magnetic sheet

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JPS56104057A JPS56104057A (en) 1981-08-19
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4967937A (ja) * 1972-11-01 1974-07-02
JPS52124912A (en) * 1976-04-09 1977-10-20 Toyo Aluminium Kk Production of metalized paper
JPS53104203A (en) * 1977-02-23 1978-09-11 Dainippon Ink & Chemicals Magnetic copy recording material
JPS53118104A (en) * 1977-03-25 1978-10-16 Dainippon Ink & Chemicals Magnetic combination type recording material

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