JPS6239427A - 静電シ−ル装置 - Google Patents
静電シ−ル装置Info
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- JPS6239427A JPS6239427A JP60178017A JP17801785A JPS6239427A JP S6239427 A JPS6239427 A JP S6239427A JP 60178017 A JP60178017 A JP 60178017A JP 17801785 A JP17801785 A JP 17801785A JP S6239427 A JPS6239427 A JP S6239427A
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- Japan
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- negative electrode
- bag
- sealing device
- electrode
- film
- Prior art date
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- Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、正電極と負電極とを所定の間隔で対向配置
し1両電極間に帯状包装材の重ね合せ部を通過させると
具に、該電極に高電圧を印加してその放電時により静電
気を発生させ、この静電気を前記重ね合せ部に帯電させ
て包装材のシールを行なう殊に製袋装置に好適に使用さ
れる静電シール装置の改良に関するものである。
し1両電極間に帯状包装材の重ね合せ部を通過させると
具に、該電極に高電圧を印加してその放電時により静電
気を発生させ、この静電気を前記重ね合せ部に帯電させ
て包装材のシールを行なう殊に製袋装置に好適に使用さ
れる静電シール装置の改良に関するものである。
従来技術
従来より、連続的または間欠的に供給される帯状包装材
の両端縁部を重ね合せて筒状袋体を成形し、この袋体中
に被包装物品を個別に供給して、両端部においてシール
の施されたピロー包装物を製造する横ピロー包装機が一
般に広く知られている。この横ピロー包装機では、帯状
包装材の両端縁部における重ね合せ部分の接合は、通電
加熱される一対のシール用ローラにより該重ね合せ部を
挟持して熱溶着を行なうセンターシール方式が一般に採
用されている。
の両端縁部を重ね合せて筒状袋体を成形し、この袋体中
に被包装物品を個別に供給して、両端部においてシール
の施されたピロー包装物を製造する横ピロー包装機が一
般に広く知られている。この横ピロー包装機では、帯状
包装材の両端縁部における重ね合せ部分の接合は、通電
加熱される一対のシール用ローラにより該重ね合せ部を
挟持して熱溶着を行なうセンターシール方式が一般に採
用されている。
この熱シールによる方式は、被包装物を気密に確実に包
装し得るものであるが、各種の包装形態の中には、必ず
しも熱シールして完全密封するまでもなく、次の工程ま
での間だけ仮接合しておけばよい場合もある。例えば熱
収縮性の包装材を使用し、後の工程で加熱炉に通過させ
て所謂シュリンク包装を行なう場合や、次工程で包装物
外周にカットテープの巻付けを行なう簡易包装等がこれ
である。このように帯状包装材の重ね合せ部を仮接合す
るだけで足りる場合は、静電シール方式が好適に採用さ
れる。これは帯状包装材の長手方向両端縁部を重ね合せ
て筒状袋体を成形する製袋装置の出口側に、正電極と負
電極とを所定の間隔で対向配置し、両電極間に帯状包装
材の重ね合せ部を通過させると共に、該電極に高電圧を
印加してその放電時により静電気を発生させ、この静電
気を前記重ね合せ部に帯電させて包装材の静電シールを
行なうものである。
装し得るものであるが、各種の包装形態の中には、必ず
しも熱シールして完全密封するまでもなく、次の工程ま
での間だけ仮接合しておけばよい場合もある。例えば熱
収縮性の包装材を使用し、後の工程で加熱炉に通過させ
て所謂シュリンク包装を行なう場合や、次工程で包装物
外周にカットテープの巻付けを行なう簡易包装等がこれ
である。このように帯状包装材の重ね合せ部を仮接合す
るだけで足りる場合は、静電シール方式が好適に採用さ
れる。これは帯状包装材の長手方向両端縁部を重ね合せ
て筒状袋体を成形する製袋装置の出口側に、正電極と負
電極とを所定の間隔で対向配置し、両電極間に帯状包装
材の重ね合せ部を通過させると共に、該電極に高電圧を
印加してその放電時により静電気を発生させ、この静電
気を前記重ね合せ部に帯電させて包装材の静電シールを
行なうものである。
発明が解決しようとする問題点
前述した静電シール装置においては、帯状フィルムの両
端縁を重ね合せて筒状に成形し、この重ね合せ部を静電
シール装置の電極間に通過させて一時的に仮シールする
場合、前記帯状フィルムの両端縁の重ね合せ部と電極と
の間に隙間があると、放電が急激に行なわれて両電極間
で火花が発生し、この火花によって該フィルムに多数の
小孔が穿設されたり、シール条件が劣化して状態の良好
なシールができないという欠点があった。
端縁を重ね合せて筒状に成形し、この重ね合せ部を静電
シール装置の電極間に通過させて一時的に仮シールする
場合、前記帯状フィルムの両端縁の重ね合せ部と電極と
の間に隙間があると、放電が急激に行なわれて両電極間
で火花が発生し、この火花によって該フィルムに多数の
小孔が穿設されたり、シール条件が劣化して状態の良好
なシールができないという欠点があった。
発明の目的
この発明は、前述した問題点に鑑み、これを解決するべ
く提案されたものであって、シール稼動時に電極間に火
花が飛ぶことなく、良好なるシールを達成し得る新規な
静電シール装置を提供することを目的とする。
く提案されたものであって、シール稼動時に電極間に火
花が飛ぶことなく、良好なるシールを達成し得る新規な
静電シール装置を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段
この目的を達成するため本発明に係る静電シール装置は
、連続的または間欠的に供給される帯状包装材の両端縁
部を重ね合せて筒状袋体を成形する製袋装置の出口側に
、この重ね合せ部を挟んでかつ該帯状包装材を走行可能
に一対の正電極および負電極を対向配置し、前記電極に
高電圧を印加してこの電極間に介在する帯状包装材の重
ね合せ部に静電気を帯電させると共に、一方の電極を前
記重ね合せ部において抑圧状態で接触させ、他方の電極
を前記一方の電極に対して変位させ得るよう構成したこ
とを特徴とする。
、連続的または間欠的に供給される帯状包装材の両端縁
部を重ね合せて筒状袋体を成形する製袋装置の出口側に
、この重ね合せ部を挟んでかつ該帯状包装材を走行可能
に一対の正電極および負電極を対向配置し、前記電極に
高電圧を印加してこの電極間に介在する帯状包装材の重
ね合せ部に静電気を帯電させると共に、一方の電極を前
記重ね合せ部において抑圧状態で接触させ、他方の電極
を前記一方の電極に対して変位させ得るよう構成したこ
とを特徴とする。
この場合において前記負電極は、製袋装置に直接固定す
ることが提案される。また前記負電極は製袋装置とは別
体として構成し、この製袋装置に近接して前記負電極を
配設してもよい。更に前記負電極には、ポリエチレン等
のシートを被覆すれば−1好適である。
ることが提案される。また前記負電極は製袋装置とは別
体として構成し、この製袋装置に近接して前記負電極を
配設してもよい。更に前記負電極には、ポリエチレン等
のシートを被覆すれば−1好適である。
実施例
次に本発明に係る静電シール装置につき、シュリンク包
装が最終工程で行なわれる製袋充填包装装置に使用した
場合を実施例として、添付図面を参照しながら以下説明
する。第1図〜第5図は、本発明の第1実施例を示すも
のであって、重ね合せ部が第4図に示す所謂「封筒張り
」形状になるシールを施すものである。
装が最終工程で行なわれる製袋充填包装装置に使用した
場合を実施例として、添付図面を参照しながら以下説明
する。第1図〜第5図は、本発明の第1実施例を示すも
のであって、重ね合せ部が第4図に示す所謂「封筒張り
」形状になるシールを施すものである。
第1図は横ピロー包装機の概略機構を示すものであって
、符号1で指示する包装装置は、被包装物Wを上流側よ
り搬送供給する搬送装置2と、図示しない包材供給部か
ら連続的または間欠的に繰出し供給される帯状包装材F
(例えば、ポリエチレン収縮包装フィルムあるいはポリ
プロピレン収縮包装フィルムに代表される薄膜の収縮性
フィルム)をその長手方向両端縁Fa、Fbにおいて封
筒状に重ね合せて連続筒状体に成形する製袋器5と、重
ね合せ部のセンターシールを静電気により行なう後述の
静電シール装置9117と、形成された筒状袋体を横方
向に熱シールして切断する横シール・カット装置25と
から基本的に構成されている。なおこの包装装置1の下
流には、被包装物Wを熱収縮(シュリンク)させるため
の加熱装置26が配設されている。また搬送装置2は、
無端チェノ3に所定間隔で取付けた多数の押送片4を備
え、このチェノ3の一方向への運行により該押送片4が
被包装物Wを製袋器5に向けて順次供給するようになっ
ている。
、符号1で指示する包装装置は、被包装物Wを上流側よ
り搬送供給する搬送装置2と、図示しない包材供給部か
ら連続的または間欠的に繰出し供給される帯状包装材F
(例えば、ポリエチレン収縮包装フィルムあるいはポリ
プロピレン収縮包装フィルムに代表される薄膜の収縮性
フィルム)をその長手方向両端縁Fa、Fbにおいて封
筒状に重ね合せて連続筒状体に成形する製袋器5と、重
ね合せ部のセンターシールを静電気により行なう後述の
静電シール装置9117と、形成された筒状袋体を横方
向に熱シールして切断する横シール・カット装置25と
から基本的に構成されている。なおこの包装装置1の下
流には、被包装物Wを熱収縮(シュリンク)させるため
の加熱装置26が配設されている。また搬送装置2は、
無端チェノ3に所定間隔で取付けた多数の押送片4を備
え、このチェノ3の一方向への運行により該押送片4が
被包装物Wを製袋器5に向けて順次供給するようになっ
ている。
製袋器5は、包材をロール状に巻回してなる供給部(図
示せず)から連続的または間欠的に繰出される帯状の収
縮性フィルムFを、該フィルムFの両端縁部Fa、Fb
において封筒状に重ね合せて筒状の袋体を成形するもの
であって、第3図に示す底面および第2図の側面に示す
如く、製袋器本体6の側片部7a、7bの入口側には、
夫々斜縁部8 a、8 bが形成されている。この斜縁
部8a。
示せず)から連続的または間欠的に繰出される帯状の収
縮性フィルムFを、該フィルムFの両端縁部Fa、Fb
において封筒状に重ね合せて筒状の袋体を成形するもの
であって、第3図に示す底面および第2図の側面に示す
如く、製袋器本体6の側片部7a、7bの入口側には、
夫々斜縁部8 a、8 bが形成されている。この斜縁
部8a。
8bおよび天板9の前縁部分には、収縮性フィルムFを
下流方向へ案内する案内羽根10a、10b。
下流方向へ案内する案内羽根10a、10b。
10cが対応的に形成されている。更に製袋器5の底部
11は、第3図に示す如く、2枚の略三角形状の底板1
2a、12bを所定の間隔を隔てて重ね合せて形成され
ている。また両方の底板12a。
11は、第3図に示す如く、2枚の略三角形状の底板1
2a、12bを所定の間隔を隔てて重ね合せて形成され
ている。また両方の底板12a。
12bの重合部位における下側の底板12aの出口側に
は、前記収縮フィルムFの重ね合せ部Fxの幅より若干
幅広に設定した突片13が突出形成されている。更に上
側の底板12bには、出口側へ水平に張り出した後、斜
め下方に折曲し次いで再び水平に延在する支持片14が
設けられている。
は、前記収縮フィルムFの重ね合せ部Fxの幅より若干
幅広に設定した突片13が突出形成されている。更に上
側の底板12bには、出口側へ水平に張り出した後、斜
め下方に折曲し次いで再び水平に延在する支持片14が
設けられている。
この支持片14における製袋器5の出口側中央部より後
方(すなわちフィルムFの送給方向下流側の位置)には
、静電シール装置17の一部を構成する負電極15が一
体的に配設されている。なおこの負電極15の配設レベ
ルは、製袋器5により成形されて下流に送給される収縮
フィルムFの送り出し位!Nのレベルより若干下位とな
るよう設定されている。これによって収縮フィルムFの
重ね合せ部Fxは、その送給途上において前記負電極1
5に密着して、下方へのテンションが付与された状態で
送給されることになる。
方(すなわちフィルムFの送給方向下流側の位置)には
、静電シール装置17の一部を構成する負電極15が一
体的に配設されている。なおこの負電極15の配設レベ
ルは、製袋器5により成形されて下流に送給される収縮
フィルムFの送り出し位!Nのレベルより若干下位とな
るよう設定されている。これによって収縮フィルムFの
重ね合せ部Fxは、その送給途上において前記負電極1
5に密着して、下方へのテンションが付与された状態で
送給されることになる。
なお負電極15の周囲には、タフライト(商標名)を材
質とするテープその他、ポリエチレンシート等の表面の
平滑なシート材料16が貼着されている。これは後述す
るように、フィルムFに静電気が帯電すると、前記負電
極15に対して該フィルム自体も吸着され、ここで制動
が掛かって円滑な走行が阻害され、場合によってはフィ
ルムFの重ね合せ部Fxが負電極15から外れてしまう
、そこでフィルムFと負電極15との間の良好な滑りを
確保すると共に、静電吸着を減少させる目的で、前記シ
ート材料16が配設されるものである。
質とするテープその他、ポリエチレンシート等の表面の
平滑なシート材料16が貼着されている。これは後述す
るように、フィルムFに静電気が帯電すると、前記負電
極15に対して該フィルム自体も吸着され、ここで制動
が掛かって円滑な走行が阻害され、場合によってはフィ
ルムFの重ね合せ部Fxが負電極15から外れてしまう
、そこでフィルムFと負電極15との間の良好な滑りを
確保すると共に、静電吸着を減少させる目的で、前記シ
ート材料16が配設されるものである。
次に符号17で指示するシール装置は、製袋器5の出口
側下部に形成された前述の負電極15と、これとフィル
ムFを挟んで下方に対向配置した正電極部18とより構
成される。この正電極部18は、例えば第2図および第
4図に示す形状を有するものであって、包装装置1の機
台1aに高さ調節可能に取付けたL型ブラケット19に
固定した正電極23から構成される。このブラケット1
9の機台1aに対する取付は個所は、前記正電極23が
負電極15の下方に対応的に位置するよう設定される。
側下部に形成された前述の負電極15と、これとフィル
ムFを挟んで下方に対向配置した正電極部18とより構
成される。この正電極部18は、例えば第2図および第
4図に示す形状を有するものであって、包装装置1の機
台1aに高さ調節可能に取付けたL型ブラケット19に
固定した正電極23から構成される。このブラケット1
9の機台1aに対する取付は個所は、前記正電極23が
負電極15の下方に対応的に位置するよう設定される。
第5図から判明する如く、ブラケット19の一部を構成
する取付片19aには、正電極23と前記負電極15と
の間隔を調節可能になし得るように、長溝孔19bが縦
方向に穿設されている。また正電極23は、ナイロン等
の合成樹脂ブロックを基材とする絶縁用の取付板20上
に配置した合成樹脂基材のL型ホルダ21.22により
挟持されて、その上端部を該ホルダより上方に臨ませて
いる。すなわち一方のホルダ21には、前記正電極23
を嵌込み可能な凹部21aが形成され、この凹部21a
に嵌合した正電極23を他方のホルダ22により挾持し
ている。また前記取付板20はブラケット19に固定さ
れ、該ブラケット19は機台1aの垂直面に当てがわれ
、長溝孔19bに挿通したボルト50により高さ調節自
在に取付けられている。なお図示しないが、負電極15
および正電極23は、夫々直流高圧電源にリード線を介
して接続されている。
する取付片19aには、正電極23と前記負電極15と
の間隔を調節可能になし得るように、長溝孔19bが縦
方向に穿設されている。また正電極23は、ナイロン等
の合成樹脂ブロックを基材とする絶縁用の取付板20上
に配置した合成樹脂基材のL型ホルダ21.22により
挟持されて、その上端部を該ホルダより上方に臨ませて
いる。すなわち一方のホルダ21には、前記正電極23
を嵌込み可能な凹部21aが形成され、この凹部21a
に嵌合した正電極23を他方のホルダ22により挾持し
ている。また前記取付板20はブラケット19に固定さ
れ、該ブラケット19は機台1aの垂直面に当てがわれ
、長溝孔19bに挿通したボルト50により高さ調節自
在に取付けられている。なお図示しないが、負電極15
および正電極23は、夫々直流高圧電源にリード線を介
して接続されている。
第1図において符号27は、静電シール装置17と横シ
ール装置25との間に設けた吸着搬送装置を示し、これ
は吸着ドック28と吸着ベルト29とから構成されてい
る。
ール装置25との間に設けた吸着搬送装置を示し、これ
は吸着ドック28と吸着ベルト29とから構成されてい
る。
次に本発明に係る静電シール装置の第2実施例を、第6
図および第7図に基づいて説明する。この第2実施例に
おける製袋器32は、帯状収縮フィルムFの両端縁F
a、F bを1図示のように合掌状に重ね合せて筒状に
成形するものである。この目的のため、製袋器32の底
面には長手方向にスリット32aが形成され、このスリ
ット32 a Leは収縮フィルムFの両端縁F a、
F bの重ね合せ部Fxが走行可能に臨んで下方に突出
している。また製袋器32の底面下方には、前記重ね合
せ部Fxを左右両側より挾持するため、丸ベルト34を
巻掛けた対をなすローラ33,33が、上下の関係で対
応的に配設されている。そして上下の関係で配設した前
記ローラ33,33の間には、第7図に示すように、負
電極36と正電極37とが重ね合せ部Fxを挟んで対向
配置されている。この負電極36は、前述したと同様に
、フィルムFの円滑な走行を確保するために、例えばポ
リエチレンシート16が貼着されており、しかもフィル
ム重ね合せ部Fxを若干押圧して軽いテンションを付与
し得るようになっている。また正電極37は、図示しな
い機構により、フィルムFの重ね合せ部Fxを挟んで対
向する負電極36に対し近接離間可能に設定されている
。
図および第7図に基づいて説明する。この第2実施例に
おける製袋器32は、帯状収縮フィルムFの両端縁F
a、F bを1図示のように合掌状に重ね合せて筒状に
成形するものである。この目的のため、製袋器32の底
面には長手方向にスリット32aが形成され、このスリ
ット32 a Leは収縮フィルムFの両端縁F a、
F bの重ね合せ部Fxが走行可能に臨んで下方に突出
している。また製袋器32の底面下方には、前記重ね合
せ部Fxを左右両側より挾持するため、丸ベルト34を
巻掛けた対をなすローラ33,33が、上下の関係で対
応的に配設されている。そして上下の関係で配設した前
記ローラ33,33の間には、第7図に示すように、負
電極36と正電極37とが重ね合せ部Fxを挟んで対向
配置されている。この負電極36は、前述したと同様に
、フィルムFの円滑な走行を確保するために、例えばポ
リエチレンシート16が貼着されており、しかもフィル
ム重ね合せ部Fxを若干押圧して軽いテンションを付与
し得るようになっている。また正電極37は、図示しな
い機構により、フィルムFの重ね合せ部Fxを挟んで対
向する負電極36に対し近接離間可能に設定されている
。
なお、前述した第1実施例では、負電極15を製袋器5
と一体的に成形して例示したが、例えば第8図および第
9図に示すように、負電極15aは製袋器5に対し別体
として形成してもよい。この場合に機台1aへの取付片
24aと、製袋器5内に非接触で挿通されて水平に延在
する本体部24bとから電極支持片24を形成し、製袋
器5の出口側上方に延出する前記本体部24bの先端に
負電極15aを配設するのが好ましい。この場合も、負
電極15aにはポリエチレンシートを貼着するのが好ま
しく、また該負電極15aはレベルNに対し若干上方に
位置して、フィルムFの重ね合せ部Fxに軽いテンショ
ンを与えるようになっている。更に正電極部18は、第
5図に示した如き機構により、フィルムFの重ね合せ部
Fxを挟んで対向する負電極15aに対し近接離間可能
に設定されている。
と一体的に成形して例示したが、例えば第8図および第
9図に示すように、負電極15aは製袋器5に対し別体
として形成してもよい。この場合に機台1aへの取付片
24aと、製袋器5内に非接触で挿通されて水平に延在
する本体部24bとから電極支持片24を形成し、製袋
器5の出口側上方に延出する前記本体部24bの先端に
負電極15aを配設するのが好ましい。この場合も、負
電極15aにはポリエチレンシートを貼着するのが好ま
しく、また該負電極15aはレベルNに対し若干上方に
位置して、フィルムFの重ね合せ部Fxに軽いテンショ
ンを与えるようになっている。更に正電極部18は、第
5図に示した如き機構により、フィルムFの重ね合せ部
Fxを挟んで対向する負電極15aに対し近接離間可能
に設定されている。
また各実施例において、各電極15.15a、36には
ポリエチレンシートを貼着する例を示したが、ポリエチ
レン樹脂等をコーティングしてもよい。
ポリエチレンシートを貼着する例を示したが、ポリエチ
レン樹脂等をコーティングしてもよい。
作用
次に本発明に係る静電シール装置の作用および効果につ
き説明する。包材供給部より繰出された収縮性帯状フィ
ルムFは製袋器5へ送られ、該製袋器5においてフィル
ムFの両端縁Fa、Fbを重ね合わされて、筒状の袋体
に形成される。その重ね合せ部Fxが両電極15.23
間を通過する途次において、高圧が印゛加された両電極
15.23により前記重ね合せ部Fxは帯電され、これ
により一時的な静電シールが施される。このとき使用フ
ィルムの厚みが薄すぎたり、該フィルムの表面に湿気が
過多に付着していたり、両電極間が近接し過ぎていたり
すると、前述のように火花が飛んでシール条件を悪化さ
せる。そこで両電極の一方を他方に対して相対的に移動
させることにより、最も適切な電極間距離を選択するこ
とができる。
き説明する。包材供給部より繰出された収縮性帯状フィ
ルムFは製袋器5へ送られ、該製袋器5においてフィル
ムFの両端縁Fa、Fbを重ね合わされて、筒状の袋体
に形成される。その重ね合せ部Fxが両電極15.23
間を通過する途次において、高圧が印゛加された両電極
15.23により前記重ね合せ部Fxは帯電され、これ
により一時的な静電シールが施される。このとき使用フ
ィルムの厚みが薄すぎたり、該フィルムの表面に湿気が
過多に付着していたり、両電極間が近接し過ぎていたり
すると、前述のように火花が飛んでシール条件を悪化さ
せる。そこで両電極の一方を他方に対して相対的に移動
させることにより、最も適切な電極間距離を選択するこ
とができる。
次いで製袋器5中を送給される筒状フィルムF中に、チ
ェーン3に取付けた押送片4を介して被包装物Wが順次
送り込まれる。重ね合せ部において既に静電シールが施
されている筒状フィルムは、図示の吸着搬送装置27を
介して、下流側の横シール装置25へ搬送される。そし
て横シール装置25により、所定間隔で横方向の熱シー
ルおよび切断がなされ、包装製品単位に個別の包装体と
なって、下流の加熱装置26に搬送される。そして包装
製品が加熱装置26中を通過する過程において、収縮フ
ィルムFは熱収縮して被包装物Wの外形に沿って密着(
シュリンク)し、静電シール部も融着されて、密封密着
包装された完成品として順次搬出される。
ェーン3に取付けた押送片4を介して被包装物Wが順次
送り込まれる。重ね合せ部において既に静電シールが施
されている筒状フィルムは、図示の吸着搬送装置27を
介して、下流側の横シール装置25へ搬送される。そし
て横シール装置25により、所定間隔で横方向の熱シー
ルおよび切断がなされ、包装製品単位に個別の包装体と
なって、下流の加熱装置26に搬送される。そして包装
製品が加熱装置26中を通過する過程において、収縮フ
ィルムFは熱収縮して被包装物Wの外形に沿って密着(
シュリンク)し、静電シール部も融着されて、密封密着
包装された完成品として順次搬出される。
効果
本発明によれば、負電極は帯状フィルムの両端縁の重ね
合せ部を押圧した状態で静電シールするので、放電が急
激に行われ、従って負電極と正電極との間で火花が発生
することなく、良好なシール条件の下で静電シールを施
すことができ、重ね合せ部でのシール性が向上する等の
有益な効果を奏する。
合せ部を押圧した状態で静電シールするので、放電が急
激に行われ、従って負電極と正電極との間で火花が発生
することなく、良好なシール条件の下で静電シールを施
すことができ、重ね合せ部でのシール性が向上する等の
有益な効果を奏する。
第1図〜第5図は本発明に係る静電シール装置の第1実
施例を示すものであって、第1図は包装装置の正面図、
第2図は製袋器および静電シール装置の正面図、第3図
は第2図の下面図、第4図は第2図のIV−IV線断面
図、第5図は正電極部の分解斜視図、第6図および第7
図は本発明に係る静電シール装置の第2実施例を示すも
のであって、第6図は製袋器およびシール装置の平面図
、第7図は第6図の■−■線断面図、第8図および第9
図は第1実施例の別態様を示し、第8図は製袋器および
シール装置の正面図、第9図は第8図の平面図である。 F・・・帯状包装材 Fa、Fb・・・開端縁F
x・・・重ね合せ部 5・・・製袋器15.15a
、36・・・負電極 23.37・・・正電極 FIo、4 FIG、5 FIG、6 FIo、7 FIo、8 FIG、9
施例を示すものであって、第1図は包装装置の正面図、
第2図は製袋器および静電シール装置の正面図、第3図
は第2図の下面図、第4図は第2図のIV−IV線断面
図、第5図は正電極部の分解斜視図、第6図および第7
図は本発明に係る静電シール装置の第2実施例を示すも
のであって、第6図は製袋器およびシール装置の平面図
、第7図は第6図の■−■線断面図、第8図および第9
図は第1実施例の別態様を示し、第8図は製袋器および
シール装置の正面図、第9図は第8図の平面図である。 F・・・帯状包装材 Fa、Fb・・・開端縁F
x・・・重ね合せ部 5・・・製袋器15.15a
、36・・・負電極 23.37・・・正電極 FIo、4 FIG、5 FIG、6 FIo、7 FIo、8 FIG、9
Claims (4)
- (1)連続的または間欠的に供給される帯状包装材の両
端縁部を重ね合せて筒状袋体を成形する製袋装置の出口
側に、この重ね合せ部を挟んでかつ該帯状包装材を走行
可能に一対の正電極および負電極を対向配置し、前記電
極に高電圧を印加してこの電極間に介在する帯状包装材
の重ね合せ部に静電気を帯電させると共に、一方の電極
を前記重ね合せ部において押圧状態で接触させ、他方の
電極を前記一方の電極に対して変位させ得るよう構成し
たことを特徴とする静電シール装置。 - (2)前記負電極は製袋装置に直接固定されている特許
請求の範囲第1項記載の静電シール装置。 - (3)前記負電極は製袋装置とは別体として構成され、
この製袋装置に近接して前記負電極が配設されている特
許請求の範囲第1項記載の静電シール装置。 - (4)前記負電極にはポリエチレン等の樹脂シートが被
覆してある特許請求の範囲第1項〜第3項記載の静電シ
ール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60178017A JPS6239427A (ja) | 1985-08-13 | 1985-08-13 | 静電シ−ル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60178017A JPS6239427A (ja) | 1985-08-13 | 1985-08-13 | 静電シ−ル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6239427A true JPS6239427A (ja) | 1987-02-20 |
JPS6317696B2 JPS6317696B2 (ja) | 1988-04-14 |
Family
ID=16041111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60178017A Granted JPS6239427A (ja) | 1985-08-13 | 1985-08-13 | 静電シ−ル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6239427A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005035649A (ja) * | 2003-07-18 | 2005-02-10 | Fuji Seal International Inc | コロナ放電処理を利用した包装方法、包装装置および包装体 |
JP2006001552A (ja) * | 2004-06-15 | 2006-01-05 | Ishida Co Ltd | 製袋包装機 |
JP2008024363A (ja) * | 2006-07-25 | 2008-02-07 | Tokiwa Kogyo Kk | 静電電極 |
JP2008195403A (ja) * | 2007-02-08 | 2008-08-28 | Hanagata:Kk | 包装装置 |
JP2020029270A (ja) * | 2018-08-20 | 2020-02-27 | 日本ポリスター株式会社 | シュリンク包装体及びその製造方法並びにその製造装置 |
JP2022127806A (ja) * | 2021-02-22 | 2022-09-01 | 株式会社フジキカイ | 横形製袋充填機 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE602005009708D1 (de) * | 2004-07-22 | 2008-10-23 | Kpl Packaging Spa | Vorrichtung zum verpacken von gegenstandsgruppen |
-
1985
- 1985-08-13 JP JP60178017A patent/JPS6239427A/ja active Granted
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005035649A (ja) * | 2003-07-18 | 2005-02-10 | Fuji Seal International Inc | コロナ放電処理を利用した包装方法、包装装置および包装体 |
JP4596755B2 (ja) * | 2003-07-18 | 2010-12-15 | 株式会社フジシールインターナショナル | コロナ放電処理を利用した包装方法、包装装置および包装体 |
JP2006001552A (ja) * | 2004-06-15 | 2006-01-05 | Ishida Co Ltd | 製袋包装機 |
JP4565899B2 (ja) * | 2004-06-15 | 2010-10-20 | 株式会社イシダ | 製袋包装機 |
JP2008024363A (ja) * | 2006-07-25 | 2008-02-07 | Tokiwa Kogyo Kk | 静電電極 |
JP4604004B2 (ja) * | 2006-07-25 | 2010-12-22 | トキワ工業株式会社 | 静電電極 |
JP2008195403A (ja) * | 2007-02-08 | 2008-08-28 | Hanagata:Kk | 包装装置 |
JP4755613B2 (ja) * | 2007-02-08 | 2011-08-24 | 株式会社ハナガタ | 包装装置 |
JP2020029270A (ja) * | 2018-08-20 | 2020-02-27 | 日本ポリスター株式会社 | シュリンク包装体及びその製造方法並びにその製造装置 |
JP2022127806A (ja) * | 2021-02-22 | 2022-09-01 | 株式会社フジキカイ | 横形製袋充填機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6317696B2 (ja) | 1988-04-14 |
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