JPS6239283Y2 - - Google Patents

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JPS6239283Y2
JPS6239283Y2 JP4411378U JP4411378U JPS6239283Y2 JP S6239283 Y2 JPS6239283 Y2 JP S6239283Y2 JP 4411378 U JP4411378 U JP 4411378U JP 4411378 U JP4411378 U JP 4411378U JP S6239283 Y2 JPS6239283 Y2 JP S6239283Y2
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JP
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nozzle
pressure
gap
fluid
fluid supply
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JP4411378U
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JPS54147249U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、作動中における帯状被処理材とノ
ズルとの間隙を簡単、かつ、確実に調節できるよ
うにした帯状材処理装置に関する。
たとえば、紙の乾燥装置の1つに、紙をドラム
の外周に沿つて連続的に搬送させるとともに、ド
ラムの外周近傍に、一定間隙を隔てて配置してあ
る複数の熱風供給ノズルにより熱風を供給して紙
の乾燥を行なうヤンキードライヤーがある。
この種の乾燥装置においては、従来、熱伝達係
数を大きくして、乾燥能力を向上するために熱風
吹付速度を速くする方法や、熱風供給ノズルと被
処理材との距離を小さくする方法がとられる。従
来、この距離の調節は、冷間時に、熱間中の熱風
供給ノズル等の熱膨張、熱変形による変位量を想
定して、すなわち、経験データに基づいて、あら
かじめ熱間中における熱風供給ノズルとドラムの
外周との間隙の最良値を決定していた。
ところが、上記の方法によると、上記熱風供給
ノズルとドラムとの間隙が設定通り確保されてい
るか否かの判定ができず、すなわち、実際に熱伝
達係数が大きくなつているか否かの判断ができ
ず、また、その調整もできない欠点があつた。し
かも特に、間隙をさらに小さくするように調整し
たいような場合には、熱間時の実際の間隙を正確
に知得できないために、熱風供給ノズルが紙に接
触する危険があり、運転を一旦停止して行なわな
ければならないうえ、間隙をあまり小さくできな
い欠点があつた。
この考案は、上記欠点に鑑みてなされたもので
あつて、その目的は、帯状被処理材に対し流体を
吹き出すノズルを備えたノズルボツクスと、この
ノズルボツクスを備えた流体供給箱と、この流体
供給箱を上記帯状被処理材に対し接離させる手段
と、上記ノズルボツクス端部に設けられ搬送され
る帯状被処理材または搬送装置の表面とで静圧域
を形成するよう流体を噴出させるプレツシヤノズ
ルと、上記静圧域の静圧力を検出する検出手段と
を備えることにより、帯状材料を処理中に運転を
止めることなく上記ノズルと被処理材との間隙を
簡単、かつ正確に調節できるようにした帯状材処
理装置を提供しようとするものである。
以下、この考案を図面に示す実施例で詳細に説
明する。
第1図は、この考案にかかる帯状材処理装置を
紙の乾燥装置に適用したものであつて、図示しな
い駆動手段によつて回転駆動されている一定径の
搬送装置であるドラム1の外周面1aには、帯状
の被処理材、すなわち、被乾燥用の紙2が巻き掛
けられており、ドラム1の回転により一定方向に
搬送される。ドラム1は公知の乾燥ドラムで、図
示しない公知の手段によつて内面より加熱され
る。
ドラム1の外方には、ドラム1の頂点部分で分
割され、左右にそれぞれ配置された流体供給箱
3,4を備えており、これらの各流体供給箱3,
4はフード5で包囲され、上記ドラム1の外周面
1aに対して、スクリユージヤツキ、シリンダー
など公知の駆動装置等からなる接離させる手段に
より、近づいたり遠ざかつたりする方向に、すな
わち、法線方向に移動自在に取り付けられている
と同時に揺動可能に取付けられている。各流体供
給箱3,4には、第2図に示すように、上記ドラ
ム1の軸方向に延在し、上記ドラム1の外周面1
aと対向配置された複数個の流体供給ノズル6よ
りなるノズルボツクス7が、上記ドラム1の円周
方向に一定間隔をおいて設けられている。そし
て、上記流体供給ノズル6から噴出される熱風に
よる対流伝熱とドラム表面からの伝導伝熱により
乾燥が行なわれる。
一方、上記各流体供給箱3,4の上部および下
部にそれぞれ位置する上記ノズルボツクス7の各
側部7aには、間隙検出用のプレツシヤノズル8
が、第2図に示す如く、上記ドラム1の外周面1
aの上記紙2の位置から外れた端部と対向して取
り付けられている。
プレツシヤノズル8は、図示しない冷風又は熱
風の高圧流体供給装置に供給管9を介して連通す
る。このプレツシヤノズル8にはドラム1に対向
する対向面10の中心部に導圧管12の開口を設
けるとともに、上記ノズル6からの流体吐出圧よ
り高い圧力の高圧流体を噴出する開口11が設け
られている。
各開口11は互いに対称な角度でプレツシヤノ
ズル8の中心線の前方部に向けて傾斜させてある
が、必ずしも傾斜させなくても良い。そして、上
記開口11からの高圧流体によつて、ドラム1の
外周面1aと、上記プレツシヤノズル8のドラム
1との対向面10と高圧流体供給開口11との間
には静圧域が形成され、上記流体供給ノズル6と
紙2との間隙が狭いときは高圧の静圧力が、ま
た、間隙が広いときは低圧の静圧力が生じる。そ
して、この静圧力は導圧管12、静圧力表示器1
4からなる静圧力検出手段により検出される。す
なわち静圧力は導圧管12の開口から導圧管内を
伝わり、整圧器13に至る。この整圧器13で整
えられた圧力がゲージあるいはマノメータ等の静
圧力表示器14に示される。また静圧−間隙換算
器あるいは、静圧−出力変換器等の静圧−間隙変
換表示器15により間隙を直接読むかあるいは、
出力により駆動機構を作動させて流体供給ノズル
6と被処理材2との距離を調節することもでき
る。
上記構成において、まず、ドラム1が回転駆動
され、紙2が一定方向に搬送されているととも
に、熱風が流体供給箱3,4を介してノズルボツ
クス7に導入され、流体供給ノズル6から紙2に
向かつて吹き付けられて、紙2の乾燥が行なわれ
ているものとする。
この状態において、供給管9を介して、プレツ
シヤノズル8に高圧流体を供給すると、高圧流体
は開口11から噴射され、流体、対向面10およ
びドラム1の端部とに囲まれた空間には、静圧域
が形成されプレツシヤノズル8とドラム1の端部
との間隙に対応した静圧力が生じる。この静圧力
が導圧管12を経て静圧力表示器14によつて検
出されて、静圧力の値が、また、静圧−間隙変換
表示器15では間隙の値が表示される。この場
合、流体圧は熱風及び冷風供給ノズルの流体吐出
圧力以上とする。たとえば上記間隙が、約15mm前
後に調節するときは、熱風の吐出圧が700〜800mm
H2Oとしたとき、プレツシヤノズルの流体圧は
1000mmH2O以上がよい。
したがつて、たとえば、上記静圧−間隙変換表
示器15の表示内容を、適宜変換手段によつて電
気信号に変換する一方、この電気信号を適宜制御
回路であらかじめ設定してある所望あるいは適正
な間隙に対応した電気信号と比較させる。そし
て、この比較による偏差値に基づいて、上記流体
供給箱3,4を法線方向に移動させる駆動装置に
より各別に移動制御させるようにしておけば、流
体供給ノズル6と紙2との間隙を、所望あるいは
正規なものに自動的に行なうことができ、極めて
高い精度の間隙設定を行なうことができる。
また、同様に、同一流体供給箱3,4内の上部
および下部に対をなして位置するプレツシヤノズ
ル8からの静圧力の差に応じて、各流体供給箱
3,4を駆動装置で揺動駆動することによつて、
上部位置および下部位置の間隙の差の補正を簡単
に行なうことができる。
なお、上記実施例では各流体供給箱3,4にそ
れぞれ2個のプレツシヤノズル8を設けた場合に
ついて説明したが、1個でも良いことは言う迄も
ない。
第3図は、この考案の他の実施例を示すもの
で、この実施例では、上記間隙検出用のプレツシ
ヤノズル8を金属ストリツプ加熱処理炉に用いた
ものである。
すなわち、搬送装置である搬送ローラ20によ
つて一定方向に搬送される鋼板21の上方部に配
置された複数の熱風供給ノズル22を有し、か
つ、図示しない公知の昇降装置により上下動自在
に支持されたノズルボツクス23の側部に、上記
搬送ローラ20の端部の外周面20aと対向する
ようにしてプレツシヤノズル8が配置されてい
る。
そして、プレツシヤノズル8から搬送ローラ2
0の端部に噴射した流体の静圧力の値によつて、
熱風供給ノズル22と鋼板21との間隙に対応し
た値が、静圧−間隙変換表示器15によつて表示
され、この値に基づいて、適宜制御手段により、
昇降装置を制御して、上記ノズルボツクス23を
所望あるいは正規な間隙となるように上下動させ
得るようにしたものである。
なお、上記各実施例においては、ノズルから熱
風を吹き出して乾燥あるいは加熱する場合につい
て説明したが、冷風を吹き出して冷却する場合に
おいても同様な効果を得ることは言う迄もない。
また、上記静圧域は搬送装置の表面とプレツシ
ヤノズルとの間に限らず、帯状被処理材表面とで
形成してもよい。
以上のように、この考案によれば、被処理材に
熱風あるいは冷風を吹き付けるノズルを複数個備
えたノズルボツクス端部に、上記被処理材と上記
ノズルとの間隙を無接触にて検出する静圧域形成
のためのプレツシヤノズルと静圧域の静圧力を検
出する検出手段が設けてある。したがつて、帯状
材の処理中に、上記ノズルと被処理材との間隙を
容易に測定、すなわち、作動中の正確な間隙を容
易に知得できるとともに、上記検出手段で上記ノ
ズルボツクスを備えた流体供給箱を帯状被処理材
に対して接離させるようにしたため、プレツシヤ
ノズルおよび搬送装置を損傷させることなく、熱
伝達係数を大きくでき、乾燥能力を向上させるこ
とができる。
しかも、プレツシヤノズルによる間隙の検出
は、上記搬送装置の上記被処理材から外れた端部
を利用して行なうようにしてあるので、プレツシ
ヤノズルからの流体が被処理材の品質に影響を及
ぼすようなことはない。また、ノズルボツクス
に、プレツシヤノズルを設けるだけでよいので、
既存の設備にも簡単に取り付けることができ、間
隙測定の精度を向上できるため、簡単な改造で乾
燥能力を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の構成を示す側面
図、第2図は第1図の−線切断面図、第3図
はこの考案の他の実施例の正面図である。 1……搬送装置、2……帯状被処理材、3,4
……流体供給箱、6……流体供給ノズル、7……
ノズルボツクス、8……プレツシヤノズル、12
……導圧管、14……静圧力表示器、15……静
圧−間隙変換表示器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 帯状被処理材に対し流体を吹き出すノズルを備
    えたノズルボツクスと、このノズルボツクスを備
    えた流体供給箱と、この流体供給箱を上記帯状被
    処理材に対し接離させる手段と、上記ノズルボツ
    クス端部に設けられ、搬送される帯状被処理材ま
    たは搬送装置の表面とで静圧域を形成するように
    上記ノズルの流体吐出圧より高い圧力の流体を噴
    出させるプレツシヤノズルと、上記静圧域の静圧
    を検出する検出手段とから構成し、上記流体供給
    箱を接離させる手段を静圧力検出手段の信号に応
    じて動作させることを特徴とするノズル間隙を調
    節する機構を備えた帯状材処理装置。
JP4411378U 1978-04-03 1978-04-03 Expired JPS6239283Y2 (ja)

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JP4411378U JPS6239283Y2 (ja) 1978-04-03 1978-04-03

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JP4411378U JPS6239283Y2 (ja) 1978-04-03 1978-04-03

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JPS54147249U JPS54147249U (ja) 1979-10-13
JPS6239283Y2 true JPS6239283Y2 (ja) 1987-10-07

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ID=28919806

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