JPS6238786B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6238786B2
JPS6238786B2 JP56164794A JP16479481A JPS6238786B2 JP S6238786 B2 JPS6238786 B2 JP S6238786B2 JP 56164794 A JP56164794 A JP 56164794A JP 16479481 A JP16479481 A JP 16479481A JP S6238786 B2 JPS6238786 B2 JP S6238786B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mode
magnetic tape
running
tape
switching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56164794A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5864662A (ja
Inventor
Yoshihiro Yokoyama
Masaichiro Tachikawa
Tadashi Maeoka
Hideo Saito
Yasukata Iyama
Takamichi Nakagawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP56164794A priority Critical patent/JPS5864662A/ja
Publication of JPS5864662A publication Critical patent/JPS5864662A/ja
Publication of JPS6238786B2 publication Critical patent/JPS6238786B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/18Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
    • G11B15/44Speed-changing arrangements; Reversing arrangements; Drive transfer means therefor
    • G11B15/442Control thereof

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はオートリバースが可能なテープ走行手
段を有し、さらにはモータ動力によつてそのテー
プ走行手段の走行モードの切換えを行なうように
した磁気テープ装置に関するもので、その目的と
するところは正方向記録/再生モードから逆方向
記録/再生モードへ切換える場合の切換動作時間
の短縮を計り、例えばカセツトテープのA面およ
びB面にわたつて連続して録音された音楽を走行
反転時に切れ目なく再生出来るようにすることに
ある。
以下、本発明の実施例を図面に従つて詳細に説
明する。本実施例はモータ動力を利用してテープ
の走行モード切換を行なうパワードライブ方式
で、さらにはオートリバースが可能ないわゆるデ
ユアルキヤプスタンテープ走行方式を有する磁気
テープ装置に適用したものである。第1図および
第2図は本実施例を示す平面図、第3図は側面
図、第4図および第5図は要部平面図で、第1
図、第2図および第3図はテープ走行モードとし
ては共に停止モードを示している。
シヤーシ2には一対のリールハブ(図示せず)
に巻回された磁気テープ6を内蔵するカセツト4
と、記録再生ヘツド8および2個の消去ヘツド1
0,12と、磁気テープ6の送りを行なうテープ
走行手段と、テープ走行手段の動作切換を行なう
操作手段とが固定あるいは運動可能な状態にて
各々配設されている。なお、第1図は主にテープ
走行手段、第2図は主に操作手段の構成を示して
いる。
前記シヤーシ2に固定されたモータシヤーシ1
4には電気的に正反転切換可能で、一対のキヤプ
スタン16,18をそれぞれ同一回転方向に直接
駆動するキヤプスタンモータ20,22が配設さ
れている。
ピンチローラ24,26は支軸28,30を中
心に回動可能なピンチローラアーム32,34上
に植立されたピンチローラ支軸36,38に回転
自在に枢支されており、それぞれ後述するように
キヤプスタン16,18と協働して磁気テープ6
を定速で駆動する。
前記各磁気ヘツド8,10,12を塔載した基
板40は前記シヤーシ2上を矢印404,406
方向に摺動自在に構成されており、復帰バネ(図
示せず)によつて常時矢印406方向に附勢され
ている。
アクチユエータ42,44はヘツド基板40の
下方(紙面奥方向)に植立された支軸50,52
に回転自在に枢支されており、その先端部46,
48と同じくヘツド基板40上に固定されたピン
54,56との間には圧着バネ58,60が橋架
されている。これら圧着バネ58,60によつて
アクチユエータ42,44はそれぞれ反時計方向
および時計方向に附勢されており、他端部62,
64がヘツド基板40に植立されたストツパ6
6,68に当接している。アクチユエータ42,
44とヘツド基板40上に形成された角穴70,
72とで構成された嵌合孔74,76には前記ピ
ンチローラアーム32,34に植立された下方へ
突出した駆動軸78,80が嵌合しており、ヘツ
ド基板40の移動に伴なつてピンチローラアーム
32,34は一体的に回動可能となつている。な
お、第1図に示す停止モードにおいてはピンチロ
ーラアーム32,34は前記圧着バネの附勢力を
受けず、前記復帰バネ(図示せず)によつてヘツ
ド基板40と共に前記カセツト4から離間した位
置まで偏倚している。
第1および第2のリール台手段82,84は前
記モータシヤーシ14に植立された一対のリール
軸86,88にそれぞれ回転自在に枢支さてお
り、前記磁気テープ6の巻取りあるいは供給を行
なう。なお、第1および第2のリール台手段8
2,84は全く同じ構成であるので、ここでは第
1のリール台手段82の構成とその動作について
説明する。
第4図に示すように、前記カセツト4に内蔵さ
れたリールハブ(図示せず)に係合する係合爪9
4を有する第1の回転体90と外周に複数の凹凸
の歯部100を有する第2の回転体96がリール
軸86に回転自在に軸支されており、両者の間に
はフエルト等からなるスリツプ機構104が配設
されている。第1の回転体90の外周には後述す
るアイドラ134が選択的に転接し、正反転切換
可能な前記リールモータ136の動力が選択的に
第1のリール台手段82に伝達される。前記歯部
100に係脱自在な爪112を有する第1のラツ
チレバー108はネジリバネ(図示せず)によつ
て係合状態を保つように常時時計方向に附勢され
ている。この状態では第1の回転体90を回転せ
ても第2回転体96は同一方向に回転することを
阻止され、両者は一定のスリツプ負荷を発生して
相対運動を行なう。しかるに、第1のラツチレバ
ー108をバネ力に抵して反時計方向に回動し、
前記爪112と前記歯部100の係合状態を解除
すれば(以後、両者が係合状態にある場合を第1
のラツチレバーが作動状態、非係合状態にある場
合を非作動状態にあると言う)、第1の回転体9
0と第2の回転体96は両者一体となつて回転自
在となる。
なお、第2のラツチレバー110と第2のリー
ル台手段84との関係は第1のラツチレバー10
8と第1のリール台手段82との関係と同じであ
るので説明を省略する。
後述するように通常は前記リールモータ136
の負荷を低減する目的で第1および第2のラツチ
レバー108,110を共に非作動状態とし、第
1および第2のリール台手段82,84が内部で
スリツプ負荷を発することなく回転出来るように
している。
しかるに矢印400方向に磁気テープ6を定速
で送る正方向記録/再生モード(以後フオワード
モードと呼ぶ)における第2のリール台手段(供
給リール台手段)84と矢印402方告に送る反
方向記録/再生モード(リバースモード)におけ
る第1のリール台手段(供給リール台手段)82
は第2および第1のラツチレバー110,108
を作動状態とすることによつてスリツプ負荷を発
生して回転するようにしている。これはフオワー
ド・リバースモードにおいては磁気テープ6に適
度ないわゆるバツクテンシヨンを付加し、安定し
たテープ走行を実現するためである。
アイドラ手段120は支軸122に回動自在に
軸支され、アイドラバネ124によつて常時反時
計方向に附勢されたアイドラーレバー126と、
支軸128を中心に矢印408および410方向
に揺動自在に連結されたアイドラ支持板130
と、これに植立された支軸132に回転自在に枢
支されたアイドラ134と、アイドラ支持板13
0とアイドラ134との間に配設されて回転時に
一定の負荷を与える摩擦部材(図示せず)とから
構成されている。
次に、このアイドラ手段120の動作について
若干説明する。停止モードにおいて、アイドラ1
34は後述の操作手段を構成するカムホロワ15
2によつて前記リールモータ136の回転軸に固
定されたプーリー140から離間する位置まで偏
倚されており、リールモータ136の動力は前記
第1および第2のリール台手段82,84に伝達
されない(以後、アイドラ134の非作動状態と
呼ぶ)。そこで、例えば矢印400方向に磁気テ
ープ6を送りたい場合(フオワードモード、早送
りモード等)はリールモータ136を反時計方向
に回転させると共に、アイドラレバー126のカ
ムホロワ152による規制を解除する。その結
果、アイドラ134は前述のように回転負荷を有
するので、リールモータ136のプーリー140
に当接した後、モータ駆動力により矢印408方
向に変位し、前記第1のリール台手段82の第1
の回転体90の外周に転接する。また逆に矢印4
02方向に磁気テープ6を送る場合には、リール
モータ136を時計方向に回転させることによつ
てアイドラ134を第2のリール台手段84の第
1の回転体90の外周に転接する。
ブレーキ142は停止モードでは端に固定され
たブレーキゴム144がブレーキバネ146によ
つて第1および第2リール台手段82,84に圧
接され、制動力が働いているが、テープ走行中に
は後述のように両リール台手段82,84から離
間される。
以上、テープ走行手段の構成を説明して来た
が、次に前記操作手段の構成を主に第2図に従つ
て説明する。
操作手段はパワーモーター138と、減速手段
148を介してこのパワーモータ138の動力に
よつて往復運動するカム150およびカムホロワ
152と、カムホロワ152の移動に応じて選択
的に往復運動する複数の差動機構と、この選択を
行なう同じく複数の選択手段とから主に構成され
ている。この操作手段は第3図に示すように前記
シヤーシ2とこのシヤーシ2に固定されたサブシ
ヤーシ154に配設されており、前記テープ走行
手段を各モード、すなわちフオワード、リバー
ス、早送り、巻戻し、キユー、レビユー、一時停
止(ポーズ)および停止の各モードに切換える働
きをなす。
カム150は一般に三角カムと呼ばれているも
ので、前記減速手段148を構成する最終ギア1
56に一体的に形成されている。
このカム150はこれにはまり合い先端にラツ
ク180,182が形成されたカムホロワ152
と一体的に運動可能で、電気的制御手段(図示せ
ず)によつて第2図に示す第1の位置と第7図
(フオワードモードを表わす)に示す第2の位置
間を選択的に往復運動させることが出来る。
このカムホロワ152に形成された折れ曲げ部
158は停止モード(つまりカムホロワ152が
第1の位置にある)では前記アイドラレバー12
6を時計方向に変位せしめ、前述の如くアイドラ
134を非作動状態としている。
また、カムホロワ152に植立されたブレーキ
変位軸160は同じく停止モードではブレーキ1
42に形成された折れ曲げ部162と離間した位
置にあり、前記ブレーキ142は前記ブレーキバ
ネ146によつて制動状態とされている。
前記シヤーシ2と前記サブシヤーシ154との
間に配設され(以後、本装置の構成を説明するの
にあえてシヤーシ2とサブシヤーシ154を区別
せず、共にシヤーシ2と呼ぶ)、前記カムホロワ
152と同方向(矢印404,406方向)に摺
動自在な可動部材A,B,C,D,164,16
6,168,170には図示の如くそれぞれラツ
クA,B,C,D,172,174,176,1
78が形成されている。ラツクA,B,172,
174と前記カムホロワのラツク180,182
との間、さらにラツクC176とラツクD178
との間にはそれぞれガイド板A,B,C184,
186,188,に支軸202,204,206
によつて回動自在に軸支されたピニオンA,B,
C,208,210,212が噛み合つている。
なお、ガイド板A,B,C,184,186,
188は、カムホロワ152と可動部材164,
166,170の運動に関連して同じく矢印40
4,406方向に摺動可能となつており、端部に
下方に突出した係止片214,216,218を
有している。
可動部材A164と可動部材B166との間に
は前記ヘツド基板40に形成された長孔220に
嵌合する駆動軸222を有するT字形レバー22
4が支軸226,228によつて連結されてい
る。前述の如く、ヘツド基板40が復帰バネ(図
示せず)により矢印406方向へ附勢されている
ので、可動部材A,B,164,166はそれぞ
れ係止ピン230,232に当接して位置決めが
なされている。同じく可動部材D170はバネ
(図示せず)によつて係止ピン238に当接する
ように矢印406方向へ附勢されている。
可動部材B,C,166,168はシヤーシ2
上の支軸234に枢支されたレバー236によつ
て連結されており(第12図にのみ図示)、互い
に反対方向に運動を行なう。
プランジヤA,B,C,D,240,242,
244,246はほぼ同じ構成であるので、プラ
ンジヤA240を例にとつて説明する。
プランジヤA240はコア248に植立された
支軸256に回転自在に軸支された可動片266
と、この可動片226る反時計方向に附勢するネ
ジリバネ274と、コア248に固定されたコイ
ルボビン288とから構成されている。
可動片226は通常コイルボビン282に形成
された係止片322によつて反時計方向の回転が
規制されているが、コイルボビン282に通電す
ることによつて吸引力が働らき、コア248に吸
着される(以後この状態を作動状態と呼ぶ)。
ところで、プランジヤD246は可動片272
の形状が他のプランジヤA,B,C,240,2
42,244と若干違つており、その機能もまた
異なる。すなわち、後述するように可動部材A1
64が矢印404方向に一定距離移動した時にプ
ランジヤD246を作動させると、可動片272
の先端部290が可動部材A164に形成された
係合部330に係合する。これによつて可動部材
A164は矢印406方向への移動が規制され
る。
次に、前記カムホロワ152、各可動部材16
4,166,168,170および各ピニオン2
08,210,212からなるいわゆる差動機構
と各プランジヤ240,242,244,246
の動作の説明を行なう。
プランジヤA,B,240,242が非作動状
態(非通電状態)にある時には第2図に示すよう
にガイド板A,B,184,186はそれぞれ可
動片によつて矢印406方向への運動が規制され
ている。この状態でカムホロワ152を第1の位
置から第2の位置まで移動させると、ピニオン
A,B,208,210を介して可動部材A,
B,164,166に動力が伝達され、それぞれ
矢印404方向へ変位する(第7図参照)。
また、逆に作動状態(通電状態)にある時には
ピニオンA,B,208,210は可動片26
6,268による規制を受けず、カムホロワ15
2の移動量の約1/2だけ矢印406方向へ変位す
る(第8図参照)。これは可動片A,B,26
6,268が前述のようにバネ力によつて矢印4
06方向に附勢されているためである。
なお、可動部材C,D,168,170とプラ
ンジヤC244の動作についても同様な考え方で
理解出来る。
以上の説明からわかるように、各プランジヤ2
40,242,244,246をそれぞれ作動状
態もしくは非作動状態とすることによつて、各可
動部材164,166,168,170を選択的
に矢印404方向へ変位させることが出来る。
次に長手方向に摺動可能なように構成された切
換レバー292は第2図および第5図に示すよう
に、カム面A,B,294,296を有する切欠
きA,B,298,300が形成されている。前
記第1および第2のラツチレバー108,110
はこれらに植立されたピン302,304がそれ
ぞれ切欠きA,B,298,300に規制される
範囲内で回動出来るように構成されている。
支軸306に回転自在に軸支されたL字型レバ
ー308(第2図および第5図にのみ図示)は、
前記可動部材D170と切換レバー290を連結
する部材で、長孔310,312にはそれぞれ切
換レバー290と可動部材D170上に固植され
た支軸314,316が嵌合している。停止モー
ドにおいては第2図および第5図(実施で示す)
に示すように、切換レバー290は右方向に偏倚
されている。この状態では第2のラツチレバー1
10はこの切換レバー290によつて何ら規制を
受けず作動状態のままであるが、第1のラツチレ
バー108はカム面A294に前記ピン302が
当接し、非作動状態とされている。しかるに、第
2のラツチレバー110は可動部材B166に形
成された腕318によつてピン320を介して時
計方向に回動変位せしめられ、上記切換レバ29
0に関係なく第1のラツチレバー108と同様に
非作動状態とされている。
次に、本磁気テープ装置の動作原理の説明を行
なう。前述の停止モードから第6図および第7図
に示すフオワードモードに切換える場合には前記
プランジヤC244のみを作動状態(通電状態)
とし、しかる後に前記パワーモーター138を駆
動し、前記カム150および前記カムホロワ15
2を第1の位置から第2の位置に移動する。
その結果、前述の如く可動部材A,B,16
4,166および前記T字形レバー224は矢印
404方向へ移動し、前記ヘツド基板40および
これに連動するピンチローラとピンチローラ2
4,26、カセツト4の方へ一定距離Lだけ前進
させる。前記アクチユエータ42,44の他端部
62,64が前記ストツパ66,68から離間す
るまでヘツド基板40を前進すると、ピンチロー
ラ24,26には前記圧着バネ58,60の力が
作用して前記キヤプスタン16,18に押圧され
る。なお前記キヤプスタンモータ20,22は装
置の電源スイツチ(図示せず)を作動した後は停
止モードにある場合を含めて常時同方向に回転さ
れている。これは特に慣性が大きい場合に問題と
なるキヤプスタンモータ20,22の起動時の立
ち上がりの遅れを防ぐためである。一方、プラン
ジヤC244が作動状態にあるので可動部材B1
66および可動部材C168の移動によつて可動
部材D170とこれに連動する前記切換レバー2
90は何ら影響を受けることはない。しかるに、
可動部材B166の移動に伴なつて第2のラツチ
レバー110は腕318による規制が解除され、
前記ネジリバネ118の附勢力によつて作動状態
に持ち来たされる。これによつてフオワードモー
ドにおいて供給リール台手段として働らく第2の
リール台手段84は前述のごとく回転時にスリツ
プ負荷を発生し、走行する磁気テープ6に適度な
バツクテンシヨンを与えることが出来る。
また、カムホロワ152が移動することによつ
て前記アイドラ134は作動状態、前記ブレーキ
142は非制動状態となり、反時計方向に回転す
るリールモータ136の駆動力はアイドラ134
を介して前記第1のリール台手段82に伝達され
る。
なお、フオワードモードの場合に限らず、一般
にモード切換動作完了後は省電力のために各プラ
ンジヤ240,242,244,246への通電
を断つようにしている。
次に、停止モードからリバースモードへ切換え
る場合の動作を説明する。
リバースモードの場合にフオワードモードの場
合と異なる点は、プランジヤC244を非作動状
態(非通電状態)とすることおよびリールモータ
136を時計方向に駆動させることである。
すなわち、プランジヤC244を非作動状態と
することによつて、可動部材D170は可動部材
B166に連動する可動部材C168の移動に伴
なつて矢印404方向へ変位し、第5図に示すよ
うに切換レバー292を一点鎖線で示す位置まで
変位させる。これによつて前述したフオワードモ
ードの場合とは逆に第1のラツチレバー108は
作動状態、第2のラツチレバー110は非作動状
態となり、供給リール台手段として働く第1のリ
ール台手段82にスリツプトルクを発生させるこ
とが可能となる。その他の点はフオワードモード
の場合と全く同じである。
以上、停止モードからフオワードあるいはリバ
ースモードへの切換動作を説明したが、逆にフオ
ワードモードあるいはリバースモードから停止モ
ードへ切換えを行なう場合にはリールモータ13
6を停止すると共にカムホロワ152を第1の位
置まで復帰させることのみによつて行なえる。
また、フオワードモードからリバースモード
へ、あるいはリバースモードからフオワードモー
ドへの切換えは一旦停止モードを経由することに
よつて行なわれる。すなわちフオワードモードか
らリバースモードへの切換えは、プランジヤA,
B,C,D,240,242,244,246を
作動させることなくカム150を一回転させる。
逆にリバースモードからフオワードモードへの切
換えは同様にカム150を一回転させて行なう
が、半回転した時点(停止モード)でプランジヤ
C244を作動させる(前述の停止モードからフ
オワードモードへの切換についての説明を参
照)。
なお、停止モードからフオワードモードへの切
換えの場合に限らず一般にパワーモータ138へ
の通電は各プランジヤー240,242,24
4,246への通電から一定時間遅らせて行なう
ようにしている。これは各プランジヤ240,2
42,244,246に電気的にあるいは機構的
に作動遅れがあつても確実に動作切換が行なえる
ようにするためである。もちろん、プランジヤ
A,B,C,D,240,242,244,24
6のどれをも作動させない時、例えばフオワード
モードからリバースモードへ切換える場合などは
以上の点を考慮する必要は全くない(但し、リバ
ースモードからフオワードモードへ切換える場合
は必要)。
次に、第8図に示す早送りおよび巻戻しモード
への切換えについて説明する。
早送りモードと巻戻しモードとの違いは、リー
ルモータ136の回転方向が逆になつている点だ
けであるのでここでは早送りモードを例にとつて
説明する。この場合には前記プランジヤA,B,
240,242を作動状態にしてカムホロワ15
2をフオワードおよびリバースモードの場合と同
様に第1の位置から第2の位置まで移動する。そ
の結果アイドラ134は作動状態、ブレーキ14
2は非制動状態となる。一方、各可動部材16
4,166,168,170はカムホロワ152
の移動とは関係なく停止モードのままの状態が保
たれ、これによつて両リール台手段82,84は
スリツプ負荷を発生することなく磁気テープ6を
高速で巻取ることが出来る。つまりリールモータ
136の負荷を最小限にすることが可能である。
次に、キユーおよびレビユーモードの場合につ
いて説明する。ここでキユーおよびレビユーモー
ドとは複数の曲が記録された磁気テープ6の曲間
における無信号部を検出して、いわゆる曲の頭出
しを行なえるモードのことを言い、テープ走行方
向はそれぞれ早送りおよび巻戻しモードの場合に
対応している。
なお、上記無信号の検出には前記記録再生ヘツ
ド8を用いている。
操作手段の動作はプランジヤA240を作動状
態(通電状態)として、切換えを行なうことのみ
が早送りおよび巻戻しモードの場合と異なる。す
なわちカムホロワ150の移動によつて可動部材
A164が第10図に示すように矢印404方向
へ変位し、前記T字形レバー224は傾斜状態に
持ち来たされる。これにより駆動軸222によつ
て連結されたヘツド基板40はフオワードおよび
リバースモードにおける前記移動量より若干少な
い量L′だけカセツト4の方へ前進する。第9図は
この時のテープ走行手段を示す図で、記録再生ヘ
ツド6は磁気テープ8に当接する範囲内でフオワ
ードおよびリバースモードの場合より後退した位
置に、またピンチローラ24,26は両キヤプス
タン16,18からわずかに離間した位置まで前
進し、この状態で前記第1もしくは第2のリール
台手段82,84によつてテープの巻取りが行な
われる。なお、リールモータ136をキユーモー
ドの場合には反時計方向に、レビユーモードの場
合には時計方向に回転してそれぞれ第1のリール
台手段82および第2のリール台手段84が駆動
されることは言うまでもない。
なお、その他のテープ走行モードとしては一時
停止モードがあるが、ここではその説明を省略す
る。
次に、磁気テープ6の終端検生手段について説
明する。本装置では磁気テープ6の終端検生手段
としては、その磁気テープ6の終端の透明リーダ
テープ部(図示せず)を光学的に検出する方法を
採用している。これは、走行中の磁気テープ6の
終端におけるテープ走行方向の反転を瞬時に行な
えるようにするためであり、本装置が有するオー
トリバース機能をより有効なものにするものであ
る。光学的検出手段としての図示していないフオ
トカツプラは、磁気テープ6を間に介して消去ヘ
ツド10の前面と対向してシヤーシ2上に配設さ
れている。なおこの消去ヘツド10の前面11は
光を反射するように鏡面状態に仕上げられてい
る。
通常、磁気テープ6が走行している時はフオト
カツプラの発光部(図示せず)から発せられた光
は磁気テープ6に大部分吸収されて受光部には入
射されないが透明リーダテープ部(図示せず)が
到来すると、光はリーダテープ部を透過し、その
透過した光は消去ヘツド10の前面で反射して再
びリーダテープ部を透過して受光部に入射する。
そしてこの受光部に光が入射したことを検出する
ことによつて磁気テープ6の終端を瞬時に検出す
ることができる。この検出出力によつてカム15
0を回転制御してフオワードモードからリバース
モードへ、あるいはリバースモードからフオワー
ドモードへ切換える。
以上の説明から明らかなように、本発明の磁気
テープ装置は、正方向記録/再生モードから逆方
向記録/再生モードへテープ走行手段を切換える
時、駆動用モータの動力により駆動手段(実施例
ではカムホロワ)を駆動する前に前記駆動手段の
駆動力によりテープ走行手段を作動させる選択手
段を作動させる必要はなく、従つて磁気テープの
終端を検出するとすぐに前記駆動用モータにより
駆動手段を駆動させればよいため、走行反転時の
切換動作時間の短縮が図れ、オートリバース方式
のもつ機能をより一層生かすことが出来るもので
ある。そしてこの正方向記録/再生モードから逆
方向記録/再生モードへの切換え動作を短縮する
ことが出来ることは例えば長時間の音楽等をカセ
ツトテープに記録する時にはA面からB面、すな
わち正方向記録モードから逆方向モードへと録音
するのが一般的であることから、使用者にとつて
極めて有益な装置が得られたものである。
【図面の簡単な説明】
各図面は本発明の一実施例を示し、第1図およ
び第2図は停止モードにおけるテープ走行手段お
よび操作手段の状態を示す平面図、第3図は同モ
ードにおける装置の要部を示す側面図、第4図は
リール台手段の構造を示す側面図、第5図はリー
ル台手段のスリツプ機構の切換動作を示す要部平
面図、第6図および第7図はフオワードモードに
おけるテープ走行手段および操作手段の状態を示
す平面図、第8図は早送りおよび巻戻しモードに
おける操作手段の状態を示す平面図、第9図およ
び第10図はキユーおよびレビユーモードにおけ
るテープ走行手段と操作手段の状態を示す要部平
面図、第11図はラツクBとラツクCの関係を示
す要部平面図である。 2……シヤーシ、4……カセツト、6……磁気
テープ、8……記録再生ヘツド、16,18……
キヤプスタン、24,26……ピンチローラ、3
2,36……ピンチローラアーム、40……ヘツ
ド基板、82……第1のリール台手段、84……
第2のリール台手段、90,92……第1の回転
体、96,98……第2の回転体、100,10
2……凸凹歯部、104,106……スリツプ機
構、108……第1のラツチレバー、110……
第2のラツチレバー、120……アイドラ手段、
134……アイドラ、136……リールモータ、
138……パワーモータ、142……ブレーキ、
150……カム、152……カムホロワ、164
……可動部材A、166……可動部材B、168
……可動部材C、170……可動部材D、17
2,174,176,178,180,182…
…ラツク、208……ピニオンA、210……ピ
ニオンB、212……ピニオンC、224……T
字型レバー、240……プランジヤA、242…
…プランジヤB、244……プランジヤC、24
6……プランジヤD、290……切換レバー、3
80……フオトカプラ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 磁気テープの正方向および逆方向に記録/再
    生が可能なテープ走行手段と、操作系の駆動用モ
    ータと、この駆動用モータの動力によつて往復駆
    動される駆動手段と、上記テープ走行手段を構成
    する各変位部材と連動しかつ上記駆動手段の往復
    動に従つて選択的に往動位置と復動位置をとり得
    る可動手段と、上記駆動手段と上記可動手段の間
    に位置する差動部材を含み上記駆動手段の駆動力
    を上記可動手段に伝達するか否かを選択制御する
    選択手段と、走行中の磁気テープの終端部を検出
    する検出手段とを具備し、少なくとも正方向記
    録/再正モードから逆方向記録/再生モードへの
    切換え時に上記選択手段の差動部材が非作動位置
    で上記駆動手段を上記駆動用モータの動力により
    一往復駆動させ、上記テープ走行手段の走行モー
    ドの切換えを行なうように構成したことを特徴と
    する磁気テープ装置。 2 選択手段は差動部材の作動、非作動に対応し
    て励磁、非励磁の状態をとる電磁プランジヤを含
    むことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    磁気テープ装置。
JP56164794A 1981-10-14 1981-10-14 磁気テ−プ装置 Granted JPS5864662A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56164794A JPS5864662A (ja) 1981-10-14 1981-10-14 磁気テ−プ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56164794A JPS5864662A (ja) 1981-10-14 1981-10-14 磁気テ−プ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5864662A JPS5864662A (ja) 1983-04-18
JPS6238786B2 true JPS6238786B2 (ja) 1987-08-19

Family

ID=15800061

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56164794A Granted JPS5864662A (ja) 1981-10-14 1981-10-14 磁気テ−プ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5864662A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5864662A (ja) 1983-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4149202A (en) Power-transmitting system for use in cassette tape recorder
GB2071900A (en) Magnetic tape recording and/or reproducing apparatus
JPS60109056A (ja) カセット式テ−プレコ−ダ
US4922357A (en) Mechanism for driving the reels of a tape player
JPH0338667B2 (ja)
JP3085861B2 (ja) ビデオカセットレコーダのリールテーブル駆動装置
JPS5936340B2 (ja) 磁気再生装置
JPS6238786B2 (ja)
JPS6138103Y2 (ja)
JPS6238778B2 (ja)
JPS58147835A (ja) 磁気テ−プ装置
JPS6238774B2 (ja)
JPH0233311Y2 (ja)
JPH0127147Y2 (ja)
JPS5864661A (ja) 磁気テ−プ装置のリ−ル台装置
JPH0648586Y2 (ja) 磁気テ−プ記録再生装置
JPH0355154Y2 (ja)
JPS6117566Y2 (ja)
JP2623167B2 (ja) 作動部制御装置
JPS6128275Y2 (ja)
JPH0514343Y2 (ja)
JP3129148B2 (ja) テープレコーダ
JPS6138111Y2 (ja)
JPS6346913Y2 (ja)
KR830002196Y1 (ko) 테이프 레코오더의 구동전달기구