JPS6238774A - 溶接用ト−チノズル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、アルゴンガスや炭酸ガス等の不活性ガス雰囲
気中でアーク溶接を行なう、いわゆるガスシールドアー
ク溶接に使用するトーチのノズル部分に関するものであ
る。

従来の技術 ガスシールドアーク溶接法は、アーク発生時に溶融金属
が大気中の酸素や窒素の作用を受けて脆化したり、プロ
ーホール等の溶接欠陥が生じたりするのを防止するため
に、溶接部にアルゴンガスや炭酸ガスを供給し、溶融金
属が大気と接触するのをしゃ断して溶接を行なう方法で
ある。

従来、この溶接を行なグ時に使用するトーチノズルは銅
、もしくは銅にクロムメッキを施したものが殆んどであ
った。そのために溶接時に発生したスパッタがノズルの
先端部や内壁に付着し、不活性ガスの流れを乱してプロ
ーホールが生じたシ、堆積したスパッタが溶融部に落下
して溶接欠陥を生じたシする等の問題があ−た。　　　
　　　　　　　　　　　Ｉそこで、スパッタ付着防止の
ために、耐熱性があり溶融金属との濡れ性が悪いという
特長を持つカーボンで作られたノズルが一部実用化され
るようになってきた。例えば実公昭５２−３３８０号公
報や実公昭５２−５１４９号公報に示されている。

第２図に従来例の一例を示す。１はカーボン部であシ、
２はノズル本体に当たる金属部、３はカーボン材質部と
金属部の接合部であシ、例えば、ねじ込み接合である。

発明が解決しようとする問題点 カーボンは金属に比較して機械的強度が小さく、さらに
、溶接時の熱によシ酸化消耗するにつれて、１一段と強
度が低下する。又、付着したヘパ・りを　　　　　　［
剥ぎ取る時に、付着部が欠けるため、シールドガスの流
れが悪くなったり、シールドできなくなるという問題点
があった。

従って、本発明は、上記問題点を解決することを目的と
する。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本発明はカーボン製トー
チノズルの表面に炭化ケイ素層を設けるという手段をと
った。

作用 上述した本発明の手段によれば、表面を被った炭化ケイ
素層の耐熱性や耐酸化性により、カーボンノズルの酸化
消耗が抑えられ、また、表面硬度が上がりノズル全体の
強度が増すためスパッタの剥ぎ取り時の欠けが抑えられ
るという作用を有する。

実施例 第１図に本発明の実施例の縦断面図を表わす。

４はカーボン部であり、黒鉛、コークスなどの炭素粉末
をビ、ヂあるいは樹脂をバインダーとじて練り固め、成
形した後焼き固めて加工し、ノズルの形状としたもので
ある。５はカーボン部の表面にある炭化ケイ素層であり
、１６００’Ｃ近辺の真空中でシリコンを含浸し、２０
００’Ｃ前後で焼成を行なうことにより作られたもので
、その厚さは１〜５０μｍ程度である。炭化ケイ素を層
を形成する方法としては、上記の他にも炭化ケイ素の蒸
着による方法があるが、ノズル内面への蒸着が難しく、
量産的な方法ではない。

ｅはトーチノズル本体部であり、了の接合部によシカ−
ボン部を保持する。通常、接合部は、ねじ込み接合であ
る。

炭化ケイ素は、炭素とケイ素が交互に結合し、ダイヤモ
ンド構造をつくったもので、非常に堅く、炭素単独に比
べ、耐酸化性が強い。また硬度も黒鉛単独に比べ１桁大
きくなる。

このような炭化ケイ素層を表面に持ったカーボンノズル
は、炭化ケイ素層を持たないカーボンノズルに比べ３〜
５倍使用できる時間が長くなることが実験により確認さ
−れだ。

発明の効果 本発明によれば、カーボン製溶接用トーチノズルの表面
に炭化ケイ素層を設けることにより、ノズルの耐酸化性
が向上し、またスパッタの剥ぎ取り時、ノズルが欠けに
くくなるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のノズルの実施例を示す縦断面図、第２
図は従来例の縦断面図である。 ４・・・・・・カーボン部、５・・・・・・炭化ケイ素
部、６・・・・・トーチノズル本体部、７・・・・・・
接合部。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名４−
一一匁一ボ／部 ７一−−按合郭 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. カーボン製スチールノズルの表面を炭化ケイ素層で被覆
   したことを特徴とする溶接用トーチノズル。