JPS6238754A - 鋳型ばらし装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は鋳型の型ばらし装置に関する。

（従来の技術） 一般にロストワックス鋳造法においては、鋳型は上向き
に開口する湯口をそなえ、この鋳型に上部より注湯する
ため、柱状に凝固した湯口部と一体の鋳造部品（製品）
が得られ、この鋳造部品の　　　　□分離に手間がかか
るうえ、上注ぎにより溶湯表面　　　　□付近の不純物
が鋳造部品中に混入するという問題があった。これらの
°点を根本的に改良するものと　　　　）［ して、特公昭５２−３８９２４号により提案され　　　
　した精密鋳造法は、湯口が下向きに開口した通気性を
有するセラミック製の鋳型を用い、鋳型外面側　　　　
５を減圧して溶湯を吸上げる方法である。この精密　　
　　゛鋳造法においては、第４図（ａ）に示すように鋳
型　　　　”３０内で鋳造部品３１が凝固後、鋳型３０
外部の　　　　１′を 減圧を解除するので、湯口３２内の溶湯は下方の　　　
　）溶解炉内に戻り、鋳込後の湯口３２は中空状とな　
　　　（□る。

（発明が解決しようとする問題点） ところが上記の精密鋳造法においても、鋳造部　　　　
１品３１を鋳型３０から取出すためには、鋳型３０　　
　　ト（、 を破壊せねばならず、このためには先ずハンマな　　　
　！どを用いて人力により鋳型３０をたたき、第４図　
　　　、゛（ｂ）に示すように鋳型材料３３が人足に付
着した個々の鋳造部品３１に分解する型ぼらし作業をお
こない、その後これに研掃処理や苛性処理を加えて鋳型
材料３３を除去して同図（Ｃ）に示づ鋳造部品３１を４
！１でいる。上記鋳型３０は一般に強固なセラミックシ
ェルであるため、上記型ばらし作業【よ時間と労力を要
する難渋作業であり、前記精密鋳造法における生産能率
をＭ害づる工程であった。

この発明は上記従来の問題点を解決しようとするもので
あり、］）ｉｊ記精密ｖｊ造法における型ばらしを労力
を要することなく能率的におこなうことができる鋳型の
型ばらし装置を提供しようとするものである。

（問題点を解決するための手段） しかしてこの発明の鋳型ばらし装置は、中空状の湯口の
周囲に複数個の鋳造部品を保持した鋳込済みの鋳型を把
持する把持装置と、上記湯口の内径より大径の押込具と
、上記押込具を該押込具の軸線方向に振動させる加振器
と、上記押込具を上記軸線方向に往復駆動し該押込具を
上記把持装置により把持された上記鋳型の湯口内に押込
む押込駆動装置とをそなえて成る鋳型ばらし装置である
。

（作用〉 この発明の鋳型ばらし装置においては、鋳型は把持装置
により把持され、この鋳型の中空状の湯口内には、押込
具が加振器により軸線方向に加撮されつつ、押込駆８装
置により押込まれる。この押込具は湯口の内径より大径
であるので、湯口を外方へ拡径しつつ鋳型内に押込まれ
、鋳型を破壊して湯口の周囲の各鋳造部品を個別に分解
する。

（実施例） 以下第１図乃至第４図により、この発明の一実施例を説
明する。

図中、１は鋳型ばらし装置であり、２はその基体をなす
基枠で、基礎上に設置される。３は把持装置で、基枠２
に回転自在に支持された水平ｌＮ１４に固着した支承台
５と、基枠２に昇降自在に取付けた押え板６とから成る
。支承台５は、　）３部に端板５ａをそなえたアンビル
状を呈し、水平軸４は揺動駆動用のモータ７の出力軸に
連結されている。また押え板６もアンビル状で、ガイド
ブツシュ８によりガイドされ、基枠２に取付けたエアシ
リンダ９のピストンロッドに連結されている。

１１は基枠２に固着したガイド１２により昇降自在に案
内されたシャツタ板で、下降時に支承台５および押え板
６の端部を閉鎖して、内部の鋳型３０の外方への突出を
防止するためのものであり、１３はこのシャツタ板昇降
駆動用のエアシリンダである。また１４は支承台５の下
方に配設された鋳造部品搬出用のシュートである。一方
１５は押込駆動装置で、基枠２に固着した水平方向に延
びるガイドレール１６により往復台１７を囲動自在に案
内し、基枠２にシリンダ部を取付けたエアシリンダ１８
のピストンロッド１８ａを往復台１７に連結して成る。

この往復台１７に固着した鉛直方向に延びるガイド１９
には昇降台２０が昇降自在に案内され、ハンドル２１に
連結したねじ棒によりこの昇降台２０の上下位置を調節
できるようになっている。２２は昇降台２０にケーシン
グ部を固定した加振器で、圧縮空気によりロッド２３を
軸線方向に振動させるもので、コンクリ−トルシーカ等
の各種打撃装置に用いられるのと同形式のものである。

２５はロッド２３の先端に固着した押込具で、先細の４
枚のブレード２６を水平な軸Ｉ！２７を中心に十文字状
に一体に固着して成り、この押込具２５の外径（ブレー
ド２６の全中）ｄは鋳型３０（第４図参照）の湯口３２
の内径より大きい。また押込具２５は、往復台１７の移
動に伴って、支承台５の端板５ａに設けた穴５ｂ内に挿
脱されるようになっている。

上記構成の鋳型ばらし装ｇＩｉ１により鋳込済みの鋳型
３０の型ばらしをおこなうには、第１図示のようにシャ
ツタ板１１および押え板６を上昇ざＶた状態で、鋳型搬
送用のコンベアの端部に設けたブツシャくいずれも図示
しない）等により、鋳型３０を支承台５上に載置する。

次にエアシリンダ９により押え板６を下降させてＶ！型
３０を把持し、エアシリンダ１３によりシャツタ板１１
を下降させたのち、加振器２２により押込具２５を振動
させつつ、エアシリンダ１８により往復台１７を前進駆
動して押込具２５を湯口３２に押込む。前後振動する押
込具２５のブレード２６の打撃力により、鋳型３０は湯
口３２部から拡径方向に４分割状に破壊され、押込具２
５の前進により鋳型３０は全長にわたって破壊する。こ
れによって各鋳造部品３１は分離し、鋳型材料３３で被
覆され、あるいは上記破壊に伴って鋳型材料３３が一部
剥離した鋳造部品３１（第４図（ｂ）参照）が得られる
のである。押込具２５が前進端に達したらエアシリンダ
１８により後退させ、押え板６を上昇させたのちモータ
７により支承台５を矢印Ｘ方向に回動させれば、支承台
５上の鋳造部品３１は鋳型材料３３の破片と共にシュー
ト１４上に移載され、研徐あるいは苛性処理等の清掃工
程に送られる。

支承台５をもとの状態に復帰させシャツタ板１１を上昇
させて、次の鋳型３０の型ばらしを上記と同様にしてお
こない、以下同様の工程を繰返すことにより、鋳型３０
の連続自動型ばらしをおこなうことができる。鋳型３０
の外径寸法が変わった場合は、ハンドル２１により昇降
台２０を移動させ、湯口３２の位置に合せて押込具２５
の上下位置を調節すればよい。

この発明は上記実施例に限定されるものではなく、たと
えば支承台５が両端に端板５ａを有する場合などは、シ
ャツタ板１１を省略してもよい。

また鋳型３０の外径がほぼ一定の場合は、加振器２２を
直接往復台１７に取付けてもよい。ざらに支承台５は上
記実施例のように回動させるかわりに、底部を開閉する
構造等としてもよいし、鋳型を左右から把持する把持装
置を用いることもできる。また押込具２５としては４枚
以外の複数枚のブレード２６を用いたちのや、丸棒の外
周に溝を設けたものなど他の形状のものを用いてもよい
。

（発明の効果） 以上説明したようにこの発明によれば、前記精密鋳造法
における鋳型の型ばらしを、労力を要することなく能率
的におこなうことができ、省力化に寄与するところ大で
ある。

【図面の簡単な説明】

′　第１図はこの発明の一実施例を示す鋳型ばらし装置
の縦断面図、第２図は第１図の矢視Ａ−Ａ側面図、第３
図は同じ＜Ｂ−Ｂ線断面図、第４図（ａ）〜（Ｃ）はこ
の発明を適用できる鋳型の一例の解体工程説明図である
。 １・・・鋳型ばらし装置、３・・・把持装置、５・・・
支承台、６・・・押え板、９・・・エアシリンダ、１５
・・・押込駆動装置、１６・・・ガイドレール、１７・
・・往復台、１８・・・エアシリンダ、１９・・・ガイ
ド、２０・・・昇降台、２２・・・加振器、２５・・・
押込具、２６・・・ブレード、２７・・・軸線、３０・
・・鋳型、３１・・・鋳造部品、３２・・・湯口。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　中空状の湯口の周囲に複数個の鋳造部品を保持した
   鋳込済みの鋳型を把持する把持装置と、上記湯口の内径
   より大径の押込具と、上記押込具を該押込具の軸線方向
   に振動させる加振器と、上記押込具を上記軸線方向に往
   復駆動し該押込具を上記把持装置により把持された上記
   鋳型の湯口内に押込む押込駆動装置とをそなえて成る鋳
   型ばらし装置。 ２　押込具が、複数枚のブレードを軸線に対して放射状
   に配設し一体に固着して成る特許請求の範囲第１項記載
   の鋳型ばらし装置。