JP2003088771A - 金属屑破砕装置及びそれを用いた金属屑プレス装置 - Google Patents

金属屑破砕装置及びそれを用いた金属屑プレス装置

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JP2003088771A JP2001284105A JP2001284105A JP2003088771A JP 2003088771 A JP2003088771 A JP 2003088771A JP 2001284105 A JP2001284105 A JP 2001284105A JP 2001284105 A JP2001284105 A JP 2001284105A JP 2003088771 A JP2003088771 A JP 2003088771A
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screw
shaped cutting
metal scrap
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Akiyoshi Noma
昭義 野間
Hiroyuki Ishikawa
博幸 石川
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SANKI SEKKEI KK
SHUNAN CHIIKI JIBA SANGYO SHIN
SHUNAN CHIIKI JIBA SANGYO SHINKO CENTER
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SANKI SEKKEI KK
SHUNAN CHIIKI JIBA SANGYO SHIN
SHUNAN CHIIKI JIBA SANGYO SHINKO CENTER
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    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/30Presses specially adapted for particular purposes for baling; Compression boxes therefor
    • B30B9/3003Details
    • B30B9/3035Means for conditioning the material to be pressed, e.g. paper shredding means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/32Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars
    • B30B9/327Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars for briquetting scrap metal

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  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】省スペース化を図りつつ金属屑を効率的にリサ
イクルさせることのできる金属屑破砕装置及び金属屑プ
レス装置を提供すること。 【解決手段】金属屑を減容して破砕する破砕部11は、
円柱状周面にスクリュウ状切刃が配置されて回転するス
クリュウ状切削体20〜24と、同軸に配置された複数
のスクリュウ状切削体20〜24間に介挿され、その刃
先がスクリュウ状切刃の刃面より突出して回転する鋸状
切削体25〜28とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアルミニウムや銅、
マグネシウム、鉄などの金属屑をボール状に成形するプ
レス装置に関し、さらに詳しくは金属加工工程等で大量
に発生する切削屑をブロック状に減容して成形する金属
屑プレス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、アルミニウムや鉄等の金属製品
の切削工程においては、湾曲して互いに絡み合った状態
のコイル状の切削屑が多量に発生する。このような切削
屑は、通常、産業廃棄物として回収され、加熱等により
脱脂処理した後、溶解炉等で再溶解してインゴットにし
てリサイクルされる。例えば、特開平10−17622
7号公報には、アルミニウム切削屑を予備成形する予備
成形装置と、予備成形体を非酸化性雰囲気中で加熱する
加熱装置と、予備成形体を所定温度に維持しながら加圧
焼結するホットプレス装置とからなるアルミニウム切削
屑のリサイクル設備が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術では互いに絡み合った長いコイル状の金属屑を
そのまま予備成形するので、金属屑自体の弾性により圧
密が妨げられて十分な機械的強度や密度を有する予備成
形体の成形が困難であり、リサイクルにおける生産性が
低いという課題があった。また、切削などの加工により
発生する金属屑は容積が大きく嵩張っているのでその取
り扱いが不便で、広い保管場所が必要であり多大の労力
と費用を要するという問題があった。さらに、成形され
た金属屑はその密度が小さく、表面積が大きいため、ア
ルミニウム等の金属屑をそのまま溶湯等に投入すると溶
湯面に浮き上がって酸化し多量の酸化物を生じて歩留ま
りを低下させるといった問題があった。このため従来の
方法では、予備成形体をさらにホットプレスする必要が
あり経済性が低くなるという課題があった。本発明は上
記従来の課題を解決するためになされたもので、省スペ
ース化を図りつつ金属屑を効率的にリサイクルさせるこ
とのできる金属屑プレス装置を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の金属屑
破砕装置は、円柱状周面にスクリュウ状切刃が配置され
て回転するスクリュウ状切削体と、同軸に配置された前
記複数のスクリュウ状切削体間に介挿されその刃先が前
記スクリュウ状切刃の刃面より突出して回転する鋸状切
削体とを有して構成される。この構成により以下の作用
を有する。破砕装置の破砕部がスクリュウ状切削体間に
介挿された鋸状切削体を有するので、螺旋状に絡み合っ
た状態の金属屑をスクリュウ状切削体間に配置された鋸
状切削体で確実に切断し、その切断された金属片をさら
にスクリュウ状切削体でさらに細かく破砕することがき
る。このように所定の大きさに裁断された金属片を用い
ることにより、省エネルギー化、省スペース化を図りつ
つ金属切削屑を歩留まり良くリサイクルさせることがで
きる。
【0005】請求項2に記載の金属屑破砕装置は、鋸状
切削体が前記スクリュウ状切削体間に複数配置され、前
記鋸状切削体の刃先が前記スクリュウ状切削体の刃面よ
り1〜5cmの範囲で突出して形成され、前記鋸状切削
体間の間隔が3〜15cmの範囲に配置されて構成され
ている。この構成によって以下の作用を有する。複数配
置される鋸状切削体の刃先の突出長さやその間隔が所定
値に設定されているので、金属屑を所定の大きさにさら
に効果的に裁断して以降の成形処理等を容易に行うこと
ができる。ここで、鋸状切削体の刃先がスクリュウ状切
削体の刃面から1cmより少ないと、スクリュウ状切削
体による切断に先立って金属屑を事前に裁断するのが困
難になるので好ましくない。逆に刃先が5cmを超える
と、破砕部におけるスロート部を大きく取らなければな
らず配置が難しくなる上、スクリュウ状切削体による破
砕効率が低下するので好ましくない。また、鋸状切削体
間の間隔が3cmより短いと、相対的にスクリュウ状切
削体による破砕効果が低減され細かい破砕片を得るのが
困難になるので好ましくない。逆に間隔が15cmを超
えると、鋸状切削体で切断される金属屑が大きいのでス
クリュウ状切削体による金属屑の破砕効率が低下するの
で好ましくない。
【0006】請求項3に記載の金属屑プレス装置は、金
属屑を減容して破砕する破砕部と、破砕された前記金属
屑を圧密してブロック状に成形する成形部とを備えた金
属屑プレス装置であって、前記破砕部が、円柱状周面に
スクリュウ状切刃が配置されて回転するスクリュウ状切
削体と、同軸に配置された前記複数のスクリュウ状切削
体間に介挿されその刃先が前記スクリュウ状切刃の刃面
より突出して回転する鋸状切削体とを有することを特徴
とする。この構成によって以下の以下の作用を有する。
破砕部で所定の大きさに破砕された金属屑を半球状に形
成された加圧面を有する一対のモールドに供給し、加圧
シリンダでモールドの加圧面を近接させて金属屑をボー
ル状に成形するので、このボール状にコンパクトに成形
された金属屑を用いて、金属の溶解や、運搬等の操作を
効率的に行うことができ、リサイクルにおける生産性を
高めることができる。また、金属屑が所定の大きさと密
度とを有したボール状に形成されるので、溶解炉等に金
属屑を供給する際に、金属屑を転がした状態で供給し
て、その供給量を容易かつ確実に制御することができ、
制御性に優れる。また、保管の際には多大のスペースを
要せず、大量の金属屑をコンパクトに収納できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の金属屑破砕装置及びそれを用いた金属屑プレス装置に
ついて説明する。図1は本発明の一実施の形態に係る金
属屑破砕装置及びそれを用いた金属屑プレス装置の正面
図であり、図2はその平面図である。図1及び図2にお
いて、10は実施の形態1の金属プレス装置、11は旋
盤やフライス盤等を用いる金属加工工程で発生するコイ
ル状の金属屑を減容して破砕するための破砕部、12は
破砕部11で破砕された金属屑を搬送するためのスクリ
ュウフィーダ、13はスクリュウフィーダ12により供
給される金属屑を圧密してボール状に成形するための成
形部、14は破砕部11、スクリュウフィーダ12、成
形部13が載置された基台部、15は破砕部11の各回
転体を減速機等を介して回転駆動させる電動モータ、1
6は破砕部11で破砕された金属屑が供給されそれぞれ
半球状に形成された加圧面を有する一対のモールド、1
7はモールド16の加圧面を近接させて破砕された金属
屑をボール状に成形するための加圧シリンダ、18はモ
ールド16を保持しモールド16を左右に開閉するモー
ルド支持部である。図3(a)、(b)は、本発明の金
属屑破砕装置の主要部である破砕部の構成を示す、それ
ぞれ正面断面図、側面断面図である。図3において、2
0〜24は円柱状周面にスクリュウ状切刃が配置されて
回転する破砕部11のスクリュウ状切削体、25〜28
は互いに同軸に配置された複数のスクリュウ状切削体2
0間に介挿されその刃先がスクリュウ状切刃の刃面より
突出して回転する破砕部11の鋸状切削体、29はスク
リュウ状切削体20〜24及び鋸状切削体25〜28を
それぞれ回転駆動部を介して回転自在に支持するケーシ
ングである。
【0008】破砕部11のスクリュウ状切削体20〜2
4は、炭素工具鋼や炭化タングステン等の超硬質合金か
らなり、その円柱状の長さが約3cm〜15cmであっ
て、その円柱状周面に沿って多数の刃先が螺旋状同軸に
配置されて形成されている。なお、スクリュウ状切削体
20〜24の直径は約8cm〜15cmである。このス
クリュウ状切削体20〜24を電動モータ15を介して
回転駆動させることにより、各刃先間に金属屑を噛み込
ませることで金属屑を微細に粉砕することができる。鋸
状切削体25〜28は超硬質合金等からなるものや、丸
鋸などには超硬質合金などを付刃したチップソータイプ
のものなどが適用できる。鋸状切削体25〜28はスク
リュウ状切削体20〜24間に複数配置され、その刃先
がスクリュウ状切削体20〜24の刃面より1〜5cm
の範囲で突出して形成されている。鋸状切削体25〜2
8は、いわゆる回転鋸刃が広く適用され、切先を補強す
るために上目をつけたものなど、材質に応じて選択して
適用できる。このように形成されたスクリュウ状切削体
20〜24及び鋸状切削体25〜28の回転運動と、破
砕部11内に突出形成されたプレート状のブレード30
との間で生ずる金属屑引きちぎり機構によって、比較的
長くしかも互いに絡み合った金属屑を効果的に切断でき
る。ブレード30は、破砕部11のスクリュウ状切削体
の幅と略同幅に亘って形成されており、回転するスクリ
ュウ状切削体に沿って設置されているが、鋸状切削体の
回転部分には切り込みが形成されている。
【0009】図1に示すように、スクリュウフィーダ1
2はケーシング29の底部にその上部が開口して連接さ
れた円筒状ケーシングと、円筒状ケーシング内に同軸に
配設され電動モータ15に連結されて駆動されるスクリ
ューとを有して構成されている。電動モータは図示しな
い減速機等を介してスクリューの一端に連結されると共
に、電動モータへの通電を制御する図示しない制御装置
に接続されている。所定時間スクリューフィーダを駆動
させることにより破砕部11で破砕された金属屑が成形
部13に一定供給速度で供給される。成形部13は半球
状の加圧面を有する上型16a及び下型16bを備えた
モールド16と、及びモールド16を加圧する加圧シリ
ンダ17と、モールド16を保持し成形後にモールド1
6を左右に開閉するモールド支持装部18とを備えてい
る。なお、成形部13には金属屑の成形前後に潤滑油等
をモールド16内に散布するためのオイルミストスプレ
ーが配置されている。モールド16はそれぞれ直径が約
4〜7cmの半球状の上型16a及び下型16bを備
え、そのストローク幅が約25〜35cmに設定されて
いる。この上型16aと下型16bとの間の円筒状の空
間に破砕部11で破砕された金属屑が供給され、加圧シ
リンダ17を用いて上型16aと下型16bとを近接さ
せて加圧し金属屑がボール状に成形される。なお、成形
後には下型16bが水平方向に左右に分離して、ボール
状の金属屑が基台部14の下方に設置された網体32上
に落下し、矢印P方向に排出されるようになっている。
一方、金属屑をボール状に成形する際に絞り出される潤
滑油は、網体32の下方に設置された油受け31内に回
収される。加圧シリンダ17は油圧装置により駆動し、
モールド16の上型16aを上下に移動させる。これに
より、所定の成形圧力、例えば5MPa〜200MPa
の圧力を金属屑に負荷して、ボール状、円柱状、ラクビ
ーボール状、俵状等に成形される。なお、プレスして形
成される金属屑の形状は前記形状にとらわれることな
く、塊状を形成していればよい。基台部14は底部に水
平方向に自在に移動させる車輪14aを備え、破砕部1
1、スクリュウフィーダ12、成形部13の搭載面に形
成された開口部から床面に向けてボール状に成形された
金属屑が投下されるようになっている。
【0010】以上の破砕部11、スクリュウフィーダ1
2、成形部13、オイルミストスプレー等の一連の動作
はシーケンサ等からなる制御装置によって制御される。
制御装置に入力された所定のタイムスケジュールや手動
操作に従って金属屑プレス装置10を動作させることが
できる。こうして、金属屑が破砕部11に供給され、ボ
ール状に成形された金属屑がモールド16の下部から連
続的に図示しないベルトコンベア等の搬出装置に排出で
きるようになっている。
【0011】ここで、図4は制御部や手動操作等によっ
て制御される金属屑プレス装置10における破砕部、成
形部、及びオイルミストスプレーの動作状態を示すタイ
ムチャートの例であり、図4(a)は加圧シリンダの高
圧の1ストロークの動作で金属屑を加圧成形する実施例
1の場合を、図4(b)は低圧と高圧の2ストロークの
動作で金属屑を加圧成形する実施例2の場合を示してい
る。
【0012】(実施例1)まず、実施例1の1ストロー
ク成形の場合について、図4(a)のタイムチャートの
各セクション〜を順に説明する。 最初に破砕部11の同軸状に配置されたスクリュウ状
切削体20〜24及び鋸状切削体25〜28を電動モー
タ15を介して所定の回転速度、例えば60rpm〜1
000rpmで回転させる。一方、破砕部11上部の金
属屑供給口にコイル状等に絡み合ったスチールやステン
レス、アルミニウム等の金属の切削屑を図示しないフィ
ーダ等を用いて所定の供給量で投入し、電動モータ15
を介してスクリュウフィーダ12を作動させる。以上の
操作を5〜16秒にわたり継続させることにより、破砕
部11の金属屑供給口に供給されたコイル状の金属屑
が、スクリュウ状切削体20〜24及び鋸状切削体25
〜28と、ブレード30との間でより短く切断されると
共に、さらに細かく破砕され、破砕部11のケーシング
29の下部からスクリュウフィーダ12を経由して、モ
ールド16内に所定量の金属屑が貯留される。なお、こ
の間、モールド支持部18は閉状態に即ち、モールド1
6を成形可能な状態に維持されている。 電動モータ15を停止させると共に、加圧シリンダ1
7を作動させて、上型16aを下型16bに向かって所
定の成形圧力、約14MPa〜30MPaの圧力で圧下
させ、モールド16内の金属屑を圧密してボール状に成
形する。なお、この間の加圧時間は約20秒間である。 モールド支持部18をモールド16の拘束状態(閉状
態)から開放して開状態にすると共に、上型16aを引
き上げる操作を行う。この間の動作は約2秒間で行うこ
とができる。 前記モールド支持部18の開状態を維持して下型16
bを左右に切り離し、上型16aを下降させることによ
り、モールド16内にボール状に成形された金属屑を下
方に押し出す。この間の動作は約2秒間である。 上型16aを引き上げると共に、オイルミストスプレ
ーを作動させてモールド16内にオイルを約4秒間にわ
たり散布する。一方、モールド支持部18は2秒後に閉
状態に復帰させる。こうして、前記〜の動作を1サ
イクル(トータル約58秒間)とするタイムスケジュー
ルに従って金属屑プレス装置10を駆動して、所定の直
径、約5cmの大きさのボール状金属屑を連続して作製
できる。
【0013】(実施例2)次に、実施例2の2ストロー
ク成形の場合について、図4(b)のタイムチャートの
各セクション〜を順に説明する。 破砕部11を実施例1と同様の条件で作動させると共
に、破砕部11上部の金属屑供給口にコイル状などの金
属屑を所定の供給量で投入し、電動モータ15を介して
スクリュウフィーダ12を作動させる。以上の操作を5
〜16秒間継続させて、破砕部11の金属屑供給口に供
給されたコイル状の金属屑を、ブレード30及び鋸状切
削体25〜28により所定の長さ、即ち、鋸状切削体2
5〜28間の長さに短く切断する。この金属屑をスクリ
ュウ状切削体20〜24及びブレード30でさらに細か
く破砕する。一方、ケーシング29の下部からスクリュ
ウフィーダ12を経由して、モールド16内に破砕され
た所定量の金属屑を供給する。なお、この間、モールド
支持部18はモールド16を成形可能な閉状態(16b
を閉じる)に維持される。 電動モータ15を停止させると共に、加圧シリンダ1
7を作動させて、上型16aを下型16bに向かって前
記実施例1の場合の成形圧力より小さい圧力、約8MP
a〜12MPaの圧力で圧下させ、モールド16内の金
属屑を圧密してボール状に予備成形する。なお、この間
の加圧時間は約20秒間である。 モールド支持部18をモールド16の拘束状態(閉状
態)に継続して維持させると共に、約18秒間かけて上
型16aを低速で引き上げる操作を行う。 破砕部11を前記と同様に作動させると共に、破砕
部11上部の金属屑供給口に切削屑などの金属屑を投入
し、電動モータ15を介してスクリュウフィーダ12を
作動させる。これによって、前記予備成形されたボール
状の金属屑を保持するモールド16内の上部に粉砕され
た金属屑を堆積させて充填することができる。なお、以
上の操作時間は約5〜16秒間である。 破砕部11及びスクリュウフィーダ12の動作を停止
すると共に、前記金属屑が堆積した予備成形体の上から
上型16aを加圧シリンダ17を介して下型16bに向
けて下降させ、金属屑を前記より高圧の14〜20M
Paの成形圧力で約20秒間加圧する。 モールド支持部18をモールド16の拘束状態(閉状
態)から開放して開状態にすると共に、上型16aを引
き上げる操作を行う。この間の動作は約2秒間で行うこ
とができる。 前記モールド支持部18の開状態を維持して下型16
bを左右に切り離し、上型16aを下降させることによ
り、モールド16内にボール状に成形された金属屑を下
方に押し出す。この間の動作は約2秒間である。 上型16aを引き上げると共に、オイルミストスプレ
ーを作動させてモールド16内にオイルを約4秒間にわ
たり散布する。一方、モールド支持部18は3秒後に閉
状態に復帰させる。こうして、前記〜の動作を1サ
イクル(トータル約112秒間)とするタイムスケジュ
ールに従って金属屑プレス装置10を駆動させて、所定
の密度と大きさに形成されたボール状の金属屑を連続し
て作製できる。
【0014】処理する金属屑の種類や処理量等に応じ
て、以上のような実施例1、2のタイムスケジュールを
適宜、選択することができる。なお、このようなタイム
スケジュールは制御装置等を用いて金属屑プレス装置1
0を制御することで実行される。こうして金属屑を減容
して、所定の密度と、大きさに揃えられたボール状に成
形し、保管の際の省スペース化を図ると共に、以降の溶
解炉などにおける原料供給を容易かつ的確に管理してリ
サイクル処理を効率的に行える。
【0015】実施の形態に係る金属屑プレス装置10は
以上のように構成されているので、以下の作用を有す
る。 (1)金属屑破砕装置の破砕部11がスクリュウ状切削
体20〜24間に介挿された鋸状切削体25〜28を有
するので、螺旋状に絡み合った状態の金属屑を鋸状切削
体25〜28及びブレード30とで確実に切断し、その
切断された金属片をさらにスクリュウ状切削体20〜2
4及びブレード30とでさらに細かく破砕することがき
る。このように所定の大きさに裁断された金属片を用い
ることにより、省労力、省エネルギー、省スペースを図
りつつボール状に成形された金属屑を得ることができ
る。この減容され大きさの揃えられたボール状金属屑を
金属溶解炉などに安定的に供給して金属屑を歩留まり良
くリサイクルさせることができる。 (2)複数配置される鋸状切削体の刃先の突出長さやそ
の間隔が所定値に設定されているので、金属屑を所定の
大きさにさらに効果的に裁断して以降の成形処理等を容
易に行うことができる。 (3)破砕部11で所定の大きさに破砕された金属屑を
その加圧面が半球状に形成された上型16aと下型16
bを有する一対のモールド16内に供給し、加圧シリン
ダ17を用いてモールド16の加圧面を近接させて金属
屑をボール状に成形するので、このボール状にコンパク
トに成形された金属屑を用いて、金属の溶解や、運搬等
の操作を効率的に行うことができ、リサイクルにおける
生産性を高めることができる。 (4)金属屑が所定の大きさと密度とを有したボール状
に形成されるので、溶解炉等に金属屑を供給する際に、
金属屑を転がした状態で供給して、その供給量を容易か
つ確実に制御することができ、制御性に優れる。また、
保管の際には多大のスペースを要せず、大量の金属屑を
コンパクトに収納できる。 (5)金属屑を低圧と高圧との二段に分けて成形するこ
ともできるので、モールドにかかる負荷を軽減してその
耐用性が高められると共に、金属屑密度の高い成形体を
効率的に作製することができる。
【0016】
【発明の効果】本発明の金属屑破砕装置及び金属屑プレ
ス装置によれば、長くつながった状態でそのまま固形化
しようとすると取り扱いが煩雑な金属屑を、固形化する
前に短く切断し、ボール状にプレス成形することができ
る。このボール状に成形された金属屑を溶融炉等に投入
してリサイクル効率が高められる。
【0017】請求項1に記載の金属屑破砕装置によれ
ば、互いに絡み合った金属屑をスクリュウ状切削体間に
配置された鋸状切削体とブレードとで切断し、その切断
された金属片をスクリュウ状切削体とブレードとでさら
に細かく破砕することがきる。このように所定の大きさ
に裁断された金属片を用いてボール状に成形することに
より、金属屑を歩留まり良くリサイクルさせることがで
きる。
【0018】請求項2に記載の金属屑破砕装置によれ
ば、複数配置される鋸状切削体の刃先の突出長さやその
間隔が所定値に設定されているので、金属屑を所定の大
きさにさらに効果的に裁断して以降の成形処理等を容易
に行うことができる。
【0019】請求項3に記載の金属屑プレス装置によれ
ば、金属屑が所定大きさと密度を有したボール状に形成
されるので、溶解炉等に金属屑を供給する際に、金属屑
を転がした状態で供給して、その供給量を容易に制御で
き、制御性に優れる。また、保管の際には多大のスペー
スを要せず、大量の金属屑をコンパクトに収納できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る金属屑破砕装置及
び金属屑プレス装置の正面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る金属屑破砕装置及
び金属屑プレス装置の平面図である。
【図3】(a)は破砕部の構成を示す正面断面図であ
り、(b)は破砕部の構成を示す側面断面図である。
【図4】(a)は1ストローク動作で金属屑を加圧成形
する場合のタイムチャートであり、(b)は2ストロー
ク動作で金属屑を加圧成形する場合のタイムチャートで
ある。
【符号の説明】
10: 金属プレス装置 11: 破砕部 12: スクリュウフィーダ 13: 成形部 14: 基台部 14a: 車輪 15: 電動モータ 16: モールド 16a: 上型 16b: 下型 17: 加圧シリンダ 18: モールド支持部 20〜24: スクリュウ状切削体 25〜28: 鋸状切削体 29: ケーシング 30:ブレード 31:油受け 32:網体
フロントページの続き (72)発明者 石川 博幸 山口県徳山市鼓海2丁目118−24番 財団 法人 周南地域地場産業振興センター内 Fターム(参考) 4D065 CB07 CB10 CC01 DD04 DD24 EB02 ED06 ED13 ED27 ED50

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属屑を破砕する破砕装置であって、円柱
    状周面にスクリュウ状切刃が配置されて回転するスクリ
    ュウ状切削体と、同軸に配置された前記複数のスクリュ
    ウ状切削体間に介挿されその刃先が前記スクリュウ状切
    刃の刃面より突出して回転する鋸状切削体とを有するこ
    とを特徴とする金属屑破砕装置。
  2. 【請求項2】前記鋸状切削体が前記スクリュウ状切削体
    間に複数配置され、前記鋸状切削体の刃先が前記スクリ
    ュウ状切削体の刃面より1〜5cmの範囲で突出して形
    成され、前記鋸状切削体間の間隔が3〜15cmの範囲
    に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の金
    属屑破砕装置。
  3. 【請求項3】金属屑を減容して破砕する破砕部と、破砕
    された前記金属屑を圧密してブロック状に成形する成形
    部とを備えた金属屑プレス装置であって、 前記破砕部が、円柱状周面にスクリュウ状切刃が配置さ
    れて回転するスクリュウ状切削体と、同軸に配置された
    前記複数のスクリュウ状切削体間に介挿されその刃先が
    前記スクリュウ状切刃の刃面より突出して回転する鋸状
    切削体とを有することを特徴とする金属屑プレス装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2879123A1 (fr) * 2004-12-10 2006-06-16 Europ De Mecanique Semeca Sa S Dispositif et procede de compactage de briquettes
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US20140352557A1 (en) * 2013-06-03 2014-12-04 Lloyd C. Linton Apparatus for compacting and combining product into a single compacted disc
KR101697900B1 (ko) * 2016-06-07 2017-01-18 한동필 철도차량 칩 압축기
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