JPS6238524B2 - - Google Patents

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JPS6238524B2
JPS6238524B2 JP56063432A JP6343281A JPS6238524B2 JP S6238524 B2 JPS6238524 B2 JP S6238524B2 JP 56063432 A JP56063432 A JP 56063432A JP 6343281 A JP6343281 A JP 6343281A JP S6238524 B2 JPS6238524 B2 JP S6238524B2
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JP
Japan
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temperature
turbine
superheated steam
steam
bypass valve
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Application number
JP56063432A
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English (en)
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JPS57179509A (en
Inventor
Hidekazu Wakamatsu
Yoichiro Kogure
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP56063432A priority Critical patent/JPS57179509A/ja
Priority to DE3216298A priority patent/DE3216298C2/de
Priority to US06/372,339 priority patent/US4425762A/en
Publication of JPS57179509A publication Critical patent/JPS57179509A/ja
Publication of JPS6238524B2 publication Critical patent/JPS6238524B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01KSTEAM ENGINE PLANTS; STEAM ACCUMULATORS; ENGINE PLANTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; ENGINES USING SPECIAL WORKING FLUIDS OR CYCLES
    • F01K13/00General layout or general methods of operation of complete plants
    • F01K13/02Controlling, e.g. stopping or starting
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01KSTEAM ENGINE PLANTS; STEAM ACCUMULATORS; ENGINE PLANTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; ENGINES USING SPECIAL WORKING FLUIDS OR CYCLES
    • F01K9/00Plants characterised by condensers arranged or modified to co-operate with the engines
    • F01K9/04Plants characterised by condensers arranged or modified to co-operate with the engines with dump valves to by-pass stages
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F22STEAM GENERATION
    • F22BMETHODS OF STEAM GENERATION; STEAM BOILERS
    • F22B35/00Control systems for steam boilers
    • F22B35/18Applications of computers to steam-boiler control

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Control Of Turbines (AREA)
  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ボイラで発生した過熱蒸気がタービ
ンに通気してもよい条件を早くみたすように温度
制御するボイラ過熱蒸気温度の制御方法に関す
る。
一般に、ボイラ点火からタービン起動までのボ
イラ低負荷領域での過熱蒸気の温度制御は、プロ
セスゲインが非線形であるので、制御が複雑でむ
ずかしい。またボイラ火炉出口の燃焼ガス温度や
燃料流量等の変化に対して、過熱蒸気への応答が
非常に遅いこと等が知られている。
このような過熱蒸気温度の制御装置としては、
ボイラ制御装置がある。これはボイラの水冷壁出
口の流体を昇温昇圧する水冷壁出口流体の温度制
御機能と、ボイラの火炉出口の燃焼ガス温度をタ
ービン起動形態に応じて制御する火炉ガスの温度
制機機能とを備えたものである。
このボイラ制御装置では、ボイラ点火後、ボイ
ラ出口の過熱蒸気温度、その過熱蒸気圧力、ター
ビン入口の過熱蒸気温度、タービンの起動形態を
示す第1段蒸気室内面メタル温度、燃料流量、火
炉出口の燃焼ガス温度、水冷壁出口流体温度等の
各種プロセス量を読み込み、まず水冷壁出口流体
の温度制御機能によりボイラの水冷壁出口流体を
昇温昇圧制御して、タービンの起動蒸気条件をみ
たす過熱蒸気を得るよう制御する。過熱蒸気にな
ると火炉ガスの温度制御機能により燃焼ガス温度
をタービンの第1段蒸気室内面メタル温度を基に
算出した目標温度に制御して、ボイラ出口の過熱
蒸気をタービン起動形態に応じた蒸気条件に維持
するように制御する。
ところで、火炉ガスの温度制御機能によりボイ
ラ出口の過熱蒸気温度を制御開始する過程(通気
以前の過程)では、通常、主蒸気止め弁は閉して
いるので、過熱蒸気流量はほとんど増加しない。
このためボイラ出口の過熱蒸気温度やタービン入
口の過熱蒸気温度の温度上昇は非常に緩慢とな
る。したがつて、過熱蒸気がタービン起動形態に
応じた蒸気条件に到達するまでに長時間を費やす
ので、タービンの起動が遅れてしまう。つまり、
ピーク負荷発電を行なう面から、より早くより安
定なプラント起動を目ざすことが困難となる。
そこで、主蒸気止め弁と並列にタービンバイパ
ス弁を設けたプラントにおいては、水冷壁出口流
体の温度制御機能による昇温昇圧過程で、タービ
ンバイパス弁を微開して蒸気管のドレン抜きを行
なうので、そのドレン抜き以降、過熱蒸気圧力を
基にタービンバイパス弁の開度を増して蒸気流量
を増大させることも考えられている。つまり、こ
れによつて蒸気管のウオーミングや過熱蒸気の昇
温を行なおうとするものである。
しかしながら、過熱蒸気をタービンへ通気する
ときには、タービンバイパス弁は閉の状態にして
おくことが望ましいので、どの時点でバイパス弁
を閉じるようにするか等タービンバイパス弁の開
閉操作がむずかしい。またプラント停止時間が短
かいホツトモード起動ではタービンバイパス弁の
開度を増してやると、一時的に蒸気管を冷却して
しまうことがある。これは、ホツトモードではボ
イラやタービンのメタルが有する熱保有量が多
く、タービン入口のメタル温度がボイラの過熱蒸
気温度より高い場合があるからである。このよう
な状態で、もしタービンに蒸気を通気させたとす
ると、タービン入口のメタル温度が、それより温
度の低い蒸気に冷却されることになつて、タービ
ンのメタルに熱疲労を生じる。このように、従来
においてはタービンバイパス弁を過熱蒸気の温度
制御に用いることは困難であつた。
したがつて、本発明の目的は、主蒸気止め弁と
並列にすなわちタービン入口に設けられたタービ
ンバイパス弁を、プラントのコールドモードある
いはホツトモードに適合して開閉操作し、過熱蒸
気の昇温を促進させ、タービン起動形態に応じた
起動蒸気条件到達までの所要時間を短かくするこ
とを可能にしたボイラの過熱蒸気温度の制御方法
を提供することにある。
この目的を達成するため、本発明においては、
過熱蒸気を昇温するにあたりプラトン状態がコー
ルドモードであるときは、タービンバイパス弁を
開方向に制御して過熱蒸気の流量を増大させ、こ
れによつて過熱蒸気温度の上昇を早めるように
し、一方プラントがホツトモードであるときは、
過熱蒸気が蒸気管を冷却しない程度にまで上昇し
たら、タービンバイパス弁を開方向に制御して過
熱蒸気温度の上昇を早めるようにする。そしてこ
のタービンバイパス弁の操作により過熱蒸気がタ
ービンに通気してもよい条件をみたすと、このタ
ービンバイパス弁による温度制御を終了するよう
になす。
以下、図面に示す一実施例を参照して本発明を
説明する。第1図は本発明の制御対象である発電
プラントの概略構成図である。周知のように発電
プラントはボイラ11で発生した過熱蒸気を、主
蒸気止め弁12および制御弁13を介してタービ
ン14に送り、ここでタービンに駆動力を与えて
発電機15を回転させる。タービン14で仕事を
終えた過熱蒸気は復水器16で水に戻され、給水
ポンプ17にて再びボイラ11内に供給される。
ボイラ11に供給された水はボイラ11内の水冷
壁18に入り、ここでバーナ19により熱せられ
る。水冷壁18を出た流体(蒸気と水の混合流
体)は気水分離器20で蒸気と水に分離され、こ
こで分離された蒸気はさらに過熱器21に導か
れ、高温高圧の過熱蒸気となつてボイラ11の出
口より出るようになつている。
ここで、気水分離器20で発生した蒸気の一部
は必要に応じて蒸気にがし弁22を介して復水器
16に導かれることがある。これは主に過熱蒸気
の温度制御と圧力制御のために使用される。また
主蒸気止め弁12に並列にタービンバイパス弁2
3が設けられている。このタービンバイパス弁2
3は、タービントリツプ等で主蒸気止め弁12が
閉したとき、余剰の過熱蒸気を直接復水器16に
流し込むために設けられているものである。
本発明は、タービンに蒸気が通気される以前の
過程で、タービンバイパス弁23を過熱蒸気の温
度制御のためにも使用しようとするものである。
次に、ボイラ制御装置24はプロセス量として
以下のものを入力する。すなわち、ボイラ出口の
過熱蒸気温度T1、その過熱蒸気圧力T2、ター
ビン入口の過熱蒸気温度T3、タービンの第1段
蒸気室内面メタル温度T4、バーナ19の燃料流
量T5、火炉出口の燃焼ガス温度T6、水冷壁出
口の流体温度T7等を入力する。ボイラ制御装置
24はこれらのプロセス量に基づいて、バーナ1
9に供給される燃料流量T5を調節する燃料調節
弁25や蒸気にがし弁22等を調節して過熱蒸気
の温度制御を行なう。この温度制御は前述した水
冷壁出口流体の温度制御機能および火炉ガスの温
度制御機能にて行なわれる。
制御用計算機26は、ボイラ出口の過熱蒸気温
度T1、その過熱蒸気圧力T2、タービン入口の
過熱蒸気温度T3、およびタービンの第1段蒸気
室内面メタル温度T4を入力し、これらのプロセ
ス量に基づいて、過熱蒸気の温度制御のために必
要なタービンバイパス弁23の開度を算出し、ま
たタービンバイパス弁23を開してもよいかどう
か判断してからタービンバイパス弁26の調節を
行なう。以下、第2図を参照して、計算機26の
制御動作を説明する。
第2図は計算機26の制御動作を説明するため
の機能ブロツク図である。ボイラ出口の過熱蒸気
温度T1、過熱蒸気圧力T2、タービン入口の過
熱蒸気温度T3、および第1段蒸気室内面メタル
温度T4等のプロセス量は計算機26のプロセス
入出力制装置27を介して入力され、ここでデイ
ジタル量に変換される。図ではデイジタル変換さ
れた上記プロセス量をそれぞれT1D,T2D,
T3D,T4Dで示している。
計算機26内の温度変化率算出手段28は、ボ
イラ出口の過熱蒸気温度T1の変化率αを算出
し、予め定められた変化率α(上昇傾向を示す
正の規定値)と比較して、算出した変化率αが予
め定められた変化率αより小のときロツク信号
S1を発する。また、温度差算出手段29はボイ
ラ出口の過熱蒸気温度T1Dとタービン入口の過
熱蒸気温度T3Dとの温度差βを算出し、予め定
められた温度差β(ボイラ出口温度がタービン
入口温度より高いことを示す正の規定値あるいは
わずかに低いことを示す負の規定値)と比較し
て、算出された温度差βが予め定められた温度差
βより小のときはロツク信号S2を出力する。
次に、ミスマツチ温度算出手段30では、過熱
蒸気圧力T2D、タービン入口の過熱蒸気温度T
3D、および第1段蒸気室内面メタル温度T4D
に基づいてミスマツチ温度Mを算出する。ミスマ
ツチ温度Mは第1段蒸気室出口蒸気温度と第1段
蒸気室内面メタル温度T4Dとの差で求められ
る。すなわち、ミスマツチ温度算出手段30は、
まず入力したプロセス量に基づいて、第1段蒸気
室出口温度(予想値)を算出し、そして、ミスマ
ツチ温度Mを算出する。
ここで算出されたミスマツチ温度Mはタービン
バイパス弁23の目標開度を算出する目標開度算
出手段31に入力される。目標開度算出手段31
は、ミスマツチ温度Mおよび第1段蒸気室内面メ
タル温度T4Dを入力し、まず比較手段32で、
これらから求まる過熱蒸気の状態がタービンに通
気してもよい過熱蒸気条件をみたすかどうかを判
定する。すなわち、比較手段23では、ミスマツ
チ温度Mと第1段蒸気室内面メタル温度T4Dと
の関係からその時点での過熱蒸気の状態K(M,
T4D)を求め、これと第3図に示すミスマツチ
比較関数f(タービンに通気してもよい過熱蒸気
条件関数)とを比較する。この比較によりその時
の過熱蒸気が過熱不足であるかどうかを判定す
る。
たとえば、ミスマツチ温度Mと第1段蒸気室内
面メタル温度T4Dとの関係で定まる過熱蒸気の
状態Kが、K1(M1,T4D1)であるときは、K1
点はミスマツチ比較関数fで定まるK2点より小
なので、その時の過熱蒸気は過熱不足であると判
定する。逆に過熱蒸気の状態Kがミスマツチ比較
関数fで定まるK2点以上のときは、その時の過
熱蒸気は過熱十分であると判定する。
比較手段32で過熱不十分であると判定された
ときは、接点bが閉され(接点aは開)、第1の
開度算出手段33にてタービンバイパス弁23の
目標開度Xを算出し、一方、過熱十分であると判
定されたときは、接点aが閉され(接点bは
開)、第2の開度算出手段34にてタービンバイ
パス弁23の目標開度Yを算出する。
第1の開度算出手段33は、第4図に示す第1
の開度目標関数gに基づいて、第1段蒸気室内面
メタル温度T4Dからタービンバイパス弁23の
開方向の目標開度Xを算出する。すなわち、過熱
蒸気が過熱不十分であるときは、タービンバイパ
ス弁23を開方向に制御して蒸気流量を増大さ
せ、これによつて過熱蒸気の温度上昇を促進させ
る。過熱蒸気の温度上昇によつて、過熱蒸気の状
態Kがミスマツチ比較関数fにより定まるK2
以上になると、比較手段32により接点bが開
し、第2の開度算出手段34に制御が切換えられ
る。
ここで、第1の開度算出手段33で算出された
開方向の目標開度Xは前述したロツク信号S1,
S2があるときは操作出力ブロツク手段35によ
り出力が阻止される。したがつて、プラントの状
態がホツトモードであり、過熱蒸気が蒸気管やタ
ービンメタル等を冷却しない程度にまで温度上昇
していないときは、タービンバイパス弁23の開
閉による温度制御はロツクされる。
第2の開度算出手段34は、第5図に示す第2
の開度目標関数hに基づいて、その時点でのミス
マツチ温度Mからタービンバイパス弁23の閉方
向の目標開度Yを算出する。すなわち、過熱蒸気
が過熱十分となつたときは、タービンバイパス弁
23を閉方向に制御して、蒸気流量を減少させ、
これによつて過熱蒸気の温度上昇をおさえる。そ
してタービンバイパス弁23が閉した後は、ボイ
ラ制御装置24にてタービンに通気してもよい過
熱蒸気条件をみたすようにすなわち第3図のK2
点に保持されるように、過熱蒸気温度を制御す
る。
第6図は、以上のような制御用計算機とボイラ
制御装置にて本発明の温度制御方法を実現した場
合の一実施例を示すフローチヤトである。まず、
計算機26はタービンバイパス弁26の開閉操作
による温度制御に必要なプロセス量T1,T2,
T3,T4、すなわち、ボイラ出口の過熱蒸気温
度T1、過熱蒸気圧力T2、タービン入口の過熱
蒸気温度T3、タービンの第1段蒸気室内面メタ
ル温度T4を一定の走査周期で読み込み、これら
をデジタル量に変換する(イ)。
次に、これらのプロセス量に基づいて、その走
査時点でのミスマツチ温度Mを算出し、このミス
マツチ温度Mと第1段蒸気室内面メタル温度T4
Dとから、その走査時点での過熱蒸気状態Kを求
める(ロ)。そして、求められた過熱蒸気状態Kがタ
ービンに通気してもよい程度に過熱されているか
どうかを判定する(ハ)。
この判定で、過熱がまだ不十分であるときは、
タービンバイパス弁開方向の目標開度Xを算出し
(ニ)、ロツク信号S1,S2の有無を調べる(ホ)。す
なわち、プラントの状態がコールドモードである
かホツトモードであるかを調べる。ロツク信号S
1,S2の双方が無のときは、コールドモードで
あると判定して、ステツプ(ニ)で求めた目標開度X
だけタービンバイパス弁を開方向に駆動し(ヘ)、次
の走査でプロセス量が読み込まれるまで待つ。一
方、ロツク信号S1,S2のいずれかが有のとき
は、ホツトモードであると判定して、そのまま次
の走査でプロセス量が読み込まれるまで待つ。こ
の間はボイラ制御装置24での制御でプロセス量
は時々刻々変化し、過熱蒸気は昇温されている。
ステツプ(ハ)で、過熱蒸気の過熱が十分であると
判定されたときは、タービンバイパス弁閉方向の
目標開度Yを算出し(ト)、目標開度Yだけタービン
バイパス弁を閉方向に駆動する(チ)。そして、ター
ビンに過熱蒸気が通気されたかどうかを確認し
(リ)、まだ通気されていないときは、次の走査でプ
ロセス量が読み込まれるまで待ち、タービンに通
気されるまで同様の演算をくり返し行なう。ター
ビンに通気されると、そこでタービンバイパス弁
の開閉操作による温度制御は終了する。
いま、プラントの状態がコールドモードである
とする。バーナ19が点火され、ボイラ11で発
生する過熱蒸気の温度制御が開始されたとする
と、まずボイラ制御装置24の温度制御と並行し
て、計算機26はタービンバイパス弁23の開閉
操作による温度制御を開始する。上述のように計
算機26はその温度制御に必要なプロセス量を読
み込み、過熱蒸気状態Kの判定を行なう。バーナ
19が点火された初期の時点では過熱蒸気はまだ
十分に過熱されていないので、過熱蒸気の状態は
たとえば第3図に示すK1点のところである。し
たがつて、第1の開度算出手段33が選択され、
第4図に示すように第1段蒸気室内面メタル温度
T4D1で定まる閉方向の目標開度X1が算出され
る。
ここで、バーナ19に点火された初期の状態で
は、ボイラ出口の過熱蒸気温度T1Dの変化率α
は予め定められた変化率αより大であり、また
ボイラ出口の過熱蒸気温度T1Dはタービン入口
の過熱蒸気温度T3Dより高いので、温度変化率
算出手段28および温度差算出手段29からのロ
ツク信号S1,S2は出力されない。したがつ
て、第1の開度算出手段33で算出された目標開
度X1はプロセス入出力装置27を介して出力さ
れ、その目標開度X1分だけタービンバイパス弁
23が開される。これによつて、タービンバイパ
ス弁23を通して復水器16へ流出する蒸気流量
を増大させ、タービン入口での熱交換量を増加さ
せることになるので、タービン入口の蒸気温度の
上昇が促進される。
この場合、タービンバイパス弁23の開度増操
作により、過熱蒸気圧力低下の影響があるが、ボ
イラ制御装置24がこの圧力低下を補償すべく制
御操作を行なうので、たとえば蒸気にがし弁22
を絞つて気水分離器20から復水器16へ流出す
る飽和蒸気量を減少させる制御を行なうので、過
熱器21への蒸気量が増加する方向に作用してタ
ービン入口の温度上昇を促進する。
このようにして、過熱蒸気の温度は上昇してい
くわけであるが、ミスマツチ温度Mはタービン入
口の蒸気温度T3Dの上昇にともなつて、M1
ら増方向に変化する。これは、まだタービンへの
通気がなされていないので、蒸気室への蒸気流入
がなく、第1段内面メタル温度T4Dが変化しな
いからである。すなわち、ミスマツチ温度Mは第
1段内面メタル温度T4Dを一定とすると、ター
ビン入口の蒸気温度T3Dの増加関数で示され
る。
タービン入口の蒸気温度T3Dの上昇にともな
つて、ミスマツチ温度MがM1から増加方向に変
化し、第3図に示すようにタービンに通気しても
よい条件をみたすM2になると、第2の開度算出
手段34が選択され、タービンバイパス弁閉方向
の目標開度Yを算出する。そして、算出された目
標開度Y分だけタービンバイパス弁32を閉す
る。これによつて、復水器16に流れる蒸気流量
が減少してタービン入口での熱交換量も減少し、
タービン入口の蒸気温度の上昇をおさえる。この
ようにしてタービンバイパス弁23を閉してか
ら、タービンへの通気が行なわれ、そこでタービ
ンバイパス弁の開閉操作による温度制御は終了す
る。
次に、プラントの状態がホツトモードのとき
は、過熱蒸気が蒸気管やタービンメタル等を冷却
しない程度の温度になるまで、ロツク信号S1,
S2にてタービンバイパス弁23が開するのを阻
止する。過熱蒸気が昇温されロツク信号S1,S
2が解除されると、上述のコールドモードの場合
と同様な制御がなされる。
以上述べたように本発明によればタービン起動
形態を示すプロセス量すなわち第1段蒸気室内面
メタル温度とミスマツチ温度とを基にタービンバ
イパス弁を開閉操作し、タービン入口での過熱蒸
気とメタルの熱交換量を可変にするので、ボイラ
制御装置によるボイラ出口の過熱蒸気温度制御と
並行してタービン入口の過熱蒸気温度制御が可能
となる。これによつて、タービンの起動蒸気条件
到達までの所要時間を短縮できる。
また、プラントがホツトモードであるときは、
ボイラから供給される過熱蒸気の特性を判断し
て、過熱蒸気がメタルを冷却しない程度にまで昇
温されていないときには、タービンバイパス弁の
開度設定操作をブロツクするので、タービン入口
でのメタル冷却作用、タービン入口温度の降下を
防ぐことができ、安全でかつ迅速なプラント運転
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の制御対象である発電プラント
を示す概略構成図、第2図は本発明の制御用計算
機の機能ブロツク図、第3図はミスマツチ比較関
数の特性図、第4図は開方向の目標開度関数の特
性図、第5図は閉方向の目標開度関数の特性図、
第6図は本発明の一実施例を示すフローチヤート
である。 11……ボイラ、12……主蒸気止め弁、13
……制御弁、14……タービン、15……発電
機、16……復水器、17……給水ポンプ、18
……水冷壁、19……バーナ、20……気水分離
器、21……過熱器、22……蒸気にがし弁、2
3……タービンバイパス弁、24……ボイラ制御
装置、25……燃料調節弁、26……制御用計算
機、27……プロセス入出力制装置、28……温
度変化率算出手段、29……温度差算出手段、3
0……ミスマツチ温度算出手段、31……目標開
度算出手段、32……比較手段、33……第1の
開度算出手段、34……第2の開度算出手段、3
5……操作出力ブロツク手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ボイラ制御装置で昇温昇圧された過熱蒸気を
    タービンに通気するまでの過程で、前記過熱蒸気
    が前記タービンに通気してもよい条件を満たして
    いるかどうかを判定し、その条件を満たさないと
    きは前記タービン入口に設けられたタービンバイ
    パス弁の開方向の目標開度を算出し、前記過熱蒸
    気の温度が蒸気管を冷却しない程度の温度である
    ことを条件に前記算出した目標開度分だけ前記タ
    ービンバイパス弁を開方向に操作し、前記ボイラ
    制御装置により前記過熱蒸気がタービンに通気し
    てもよい条件を満たすようになると、前記タービ
    ンバイパス弁を閉方向に操作するようにしたこと
    を特徴とするボイラ過熱蒸気温度の制御方法。
JP56063432A 1981-04-28 1981-04-28 Method of controlling temperature of superheated steam of boiler Granted JPS57179509A (en)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56063432A JPS57179509A (en) 1981-04-28 1981-04-28 Method of controlling temperature of superheated steam of boiler
DE3216298A DE3216298C2 (de) 1981-04-28 1982-04-27 Verfahren zum Steuern der Dampftemperatur während der Anlaufphase einer Dampfturbine
US06/372,339 US4425762A (en) 1981-04-28 1982-04-27 Method and system for controlling boiler superheated steam temperature

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56063432A JPS57179509A (en) 1981-04-28 1981-04-28 Method of controlling temperature of superheated steam of boiler

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57179509A JPS57179509A (en) 1982-11-05
JPS6238524B2 true JPS6238524B2 (ja) 1987-08-18

Family

ID=13229102

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