JPS6238338A - 密封形電気機器の気密性検査装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ＆１１盆秤朋分黙 本発明は、シールリレー等の密封形電気機器の気密性検
査装置に関する。

・発明の概要 本発明に係る密封形電気機器の気密性検査装置は、密封
形電気機器を密封されたカプセル内に設置して該カプセ
ル内を加圧又は該圧し、差圧センサにて検出されたカプ
セル内の圧力に基づいて前記密封形電気機器のケース内
外の空気流通の有無を判定することにより、密封形電気
機器の気密性を安価にかつ自動的に検査できるようにし
たものである。

従来の技術 従来、樹脂シールされたリレー等の密封形電気機器の気
密性を検査する方法としては、主に浸漬法が採用されて
いた。この浸漬法は、検査対象物である密封形電気機器
をフロロカーボン液、フレオン液等の液体中に浸漬し、
密封性か不良であれば発生ずる気泡を検査要員が目視に
より確認することにより行われていた。

、■が解決すべき問題２、 しかしながら、以上の浸漬法はフロロカーボン等浸透性
のよい高価な補材を必要とし、液温の管理をも必要とす
ることから検査費用が高価につき、気泡発生の有無を確
認するために検査要員が必要となり無人化できないばか
りか、検査要員の目視で判定するために検査ミス発生の
おそれや浸漬液が機器内部に侵入するおそれがあり、品
質不良の原因ともなる問題点を有していた。

問題点を解決するための手段 以上の問題点を解決するため、本発明に係る密封形電気
機器の気密性検査装置は、 （ａ）密封形電気機器を密封状態で収容可能なカプセル
と、 （ｂ）前記カプセル内を加圧又は減圧するための内圧調
整手段と、 （ｃ）前記内圧調整手段で加圧又は減圧されたカプセル
内の圧力を検出するための差圧センサと、（ｄ）前記差
圧センサにより検出されたカプセル内の圧力に基づいて
カプセル内に収容されている密封形電気機器のケース内
外の空気流通の有無を判定する判定手段と、 を備えたことを特徴とする 寒檄鯉 ［第１実施例］ まず、第１図、第２図に基づいて本発明の第１実施例に
ついて説明する。

カプセルＩ　Ｏ，２０はベース１１．２１とカバー１２
．２２とからなり、カバー１１．２１はベース１１．２
１　　に対して密封状態に開閉可能である。

カプセルＩＯには完全に密封されたシールリレー又はそ
れと同体積のマスター１が収容され、カプセル２０には
検査対象物である未検査のシールリレー２が収容される
。

検査機２５はカプセル１０．２０内を加圧又は減圧する
ための内圧調整手段と、ダイヤフラム方式による周知の
差圧センサと、’Ｉ’１１定手段と合手段ている。内圧
調整手段は、具体的には、気体ポンプであり、パイプ１
３．２３を介してベース１１゜２１に接続され、カプセ
ル１０．２０内に連通している。差圧センサは内圧調整
手段で加圧又は減圧されたカプセル１０．２０内の圧力
差を検出するためのものである。カプセル１０．２０の
内圧は両者間等に加圧又は減圧することにより、シール
リレー２の密封が完全であれば等しい。しかし、シール
リレー２の密封が不完全であればシールリレー２のケー
ス内外で空気が流通し、カプセル１０．２０の内圧に差
が生じる。前記判定手段は、差圧センサにて検出された
内圧差を判定し、内圧差を生じていればカプセル２０内
に収容されているシールリレー２を密封不完全と判定す
る。

検査は以下の工程にて行われる。

（１）ベース１１．２１上にマスター１．検査対象物で
ある　シールリレー２を装着し、　カバー１２．２２を
閉めてカプセル１０．２０内を密封する。

（２）内圧調整手段にてカバー１０．２０内に常温状態
の空気をパイプ１３．２３から送り込んで加圧、もしく
は空気を吸引して減圧し、一定時間その状態を保持する
。

（３）両力バー１０．２０の加圧、減圧は同条件にて行
われ、このときのカプセル１０．２０内の内圧を差圧セ
ンサにて検出する。マスター１が収容されているカプセ
ル２０内の内圧は一定であり、未検査のソール１ルー２
が収容されている力　　　　　　　　　　　ｌブセル２
０内の内圧はノールリレー２のソールが完全であれば、
カプセル２０内の内圧と同じである。一方、シールが不
完全であれば、リレー２のケース内外で空気が流通する
ことにより、カプセル１０．２０の内圧に差が生じる。

（４）カプセル１０．２０の内圧差を判定手段で判定し
、差がなければ合格品、差があれば不良品と判定する。

次に、第３図、第４図に基づいて自動検査装置とした例
を説明する。

この例では、まず、５個のシールリレー２を１ル位とし
て一度にカプセル２０内に収容して検査し、不良と判定
された１ル位のそれぞれを１個ずつ別途検査する方式を
採用している。

即ち、ベルトコンベア５０．５１．５２はそれぞれシー
ルリレー２を矢印ａ、　ｂ、　ｃ　　方向に搬送可能で
あり、検査装置Ａ、Ｈのコンベア５３．５４はベース２
１を！ステップずつ矢印ｄ、　ｅ方向に搬送可能であり
、検査位置Ｙ、Ｙの上方に設けたカバー２２はエアーシ
リンダ５５．５５にて上下動可能とされている。また、
各検査装置Ａ、Ｈにはシールリレー２をベース２１へ供
給するための供給チャック５６．５６．５７、シールリ
レー２をベース２！　から排出するための排出チャック
５８゜５８．５９が設置されている。さらに、検査位置
Ｙ、Ｙ　の背後にはマスター■　のためのカプセルＩＯ
が設置されている。

被検査物であるシールリレー２はディプハンダ工程から
ベルトコンベア５０にて矢印ａ方向に搬送され、検査装
置Ａの供給部Ｘにおいて供給チャック５６にて５個を１
単位としてベース２１上に設置される。ベース２１はｌ
ステップずつコンベア５３にて矢印ｄ方向に搬送され、
検査部Ｙにてカバー２２．２２が被せられ、内部が密封
される。

同時に、マスター１を収容したカプセル１０も密封状態
とされ、前述の検査機２５による気密性検査が行われる
。

検査が終了すると、カバー２２．２２が開けられ、ベー
ス２１．２１が排出部Ｚに送られ、合格品は排出チャッ
ク５８．５８にてベルトコンベア５１に移し換えられ、
矢印す方向に搬送されて次工程であるマーキング工程に
搬送される。不良品は５個のリレー２のうちいずれが不
良品かを検査する必要がある。そこで、不良品と判定さ
れた１単位のシールリレー２は排出チャック５８にてベ
ルトコンベア５２に移し換えられて矢印Ｃ方向に検査装
置Ｂにまで搬送される。

検査装置Ｂの供給部Ｘに搬送された５個のソールリレー
２は供給チャック５７にて１個ずっベース２１上に設置
される。ベース２１はｌステップずつコンベア５４にて
矢印ｅ方向に搬送され、検査部Ｙにて前記検査装置Ａと
同様にカバー２２で密封され、カプセルＩＯも密封した
うえで気密性の検査が行われる。検査が終了すると、　
カバー２２が開けられ、ベース２１が排出部Ｚに送られ
、合格品は排出チャック５９　にてベルトコンベア５１
に移し換えられ、マーキング工程に搬送される。一方、
不良品は排出チャック５９から直接不良品ボックス６０
に落し込まれる。

［第２実施例］ また、前記差圧センサを使用した検査方法であっても、
マスター１のカプセル１０を除き、カプセル２０のみで
検査するようにしてもよい。マスターｌによるカプセル
ＩＯの内圧を予め測定しておき、この測定値と実際に検
出されたカプセル２０内の内圧とを判定手段で比較し、
密封性の良否を判定する。

登吋Δ肱果 以上の説明で明らかなように、本発明は、密封形電気機
器を密封状態で収容可能なカプセルと、このカプセル内
を加圧又は減圧するための内圧調整手段と、この内圧調
整手段で加圧又は減圧されたカプセル内の圧力を検出す
るための差圧センサと、この差圧センサにより検出され
たカプセル内の圧力に基づいてカプセル内に収容されて
いる密封形電気機器のケース内外の空気流通の有無を判
定する判定手段とを備えたため、密封形電気機器の気密
性を自動的にかつ正確に検査することができ、高価な浸
漬液及びその温度管理が不要となり、省人化、検査工程
の自動化ラインの達成と合わせて検査費用のコストダウ
ンを図ることができる。

しかも、機器内部への浸漬液の侵入による不良品の発生
といった不具合がなく、検査が正確であることと合わせ
て品質の安定化をも達成することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は第１実施例を示し、第１図は検査
装置の検査前、第２図は検査時の説明図、第３図は自動
化された検査装置の平面図、第４図は第３図の平面図で
ある。 ｌ・・・マスター、２・・・シールリレー（検査対象物
）、１０．２０・・・カプセル、１１．２１・・・ベー
ス、１２゜２２・・・カバー、２５・・・検査機。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）密封形電気機器を密封状態で収容可能なカプセル
   と、 前記カプセル内を加圧又は減圧するための内圧調整手段
   と、 前記内圧調整手段で加圧又は減圧されたカプセル内の圧
   力を検出するための差圧センサと、前記差圧センサによ
   り検出されたカプセル内の圧力に基づいてカプセル内に
   収容されている密封形電気機器のケース内外の空気流通
   の有無を判定する判定手段と、 を備えたことを特徴とする密封形電気機器の気密性検査
   装置。