JPS6238106B2 - - Google Patents

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JPS6238106B2
JPS6238106B2 JP3751080A JP3751080A JPS6238106B2 JP S6238106 B2 JPS6238106 B2 JP S6238106B2 JP 3751080 A JP3751080 A JP 3751080A JP 3751080 A JP3751080 A JP 3751080A JP S6238106 B2 JPS6238106 B2 JP S6238106B2
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JP
Japan
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tool
correction
workpiece
amount
axis
Prior art date
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JP3751080A
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English (en)
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JPS56134157A (en
Inventor
Hideo Kobayashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP3751080A priority Critical patent/JPS56134157A/ja
Publication of JPS56134157A publication Critical patent/JPS56134157A/ja
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  • Automatic Control Of Machine Tools (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、工作機械におけるツール補正方法
に関する。
従来、工作機械におけるツール(刃物工具)の
突出量を補正するツール補正方法としては、例え
ば第1図に示すようなポストプロセスによるツー
ル補正方法が採用されていた。
この方法では、加工後のワーク1の径を差動ト
ランス等を用いた測定器2によつて測定し、その
計測結果を誤差検出回路3に入力して規定寸法に
対する誤差を検出し、その誤差が所定範囲を越え
るとそれに応じた補正信号を出し、それをA/D
変換回路4を介してデジタル信号に変換し、ドラ
イバ回路5によつてステツピング・モータ6を駆
動させて、図示しない機構によりツールの突出量
を補正し、ワークの加工精度を管理するようにな
つている。
一般に、この方法はツールの摩耗量を補正する
ためになされている。
しかしながら、実際には加工時の発熱により各
部に熱変位が生じ、それによつてもワークに対す
るツールの刃先位置が変位する。
そこで、発熱生部を予熱したり冷却したりして
一定の温度に保つことも行われているが、完全に
一定温度に保つことは至難であつた。
そのため、熱発生部に温度センサを取付けて温
度変化を計測し、それを変位量に変換して、前述
の方法におけるワーク径の誤差とこの温度変化に
よる熱変位との演算結果に応じてツールの突出量
を補正することも行われていた。
しかしながら、このような従来のツール補正方
法では、温度変化を計測して熱変位量に変換して
いたため、熱変位を間接的に捕えることになり、
精度が低かつた。
また、精度を高めるためには温度センサを、多
数の熱発生部箇所に対応して多数取付ける必要が
あり、その取付けが困難になるばかりか、その検
出情報の処理も困難になり、且つ高価になるとい
う問題もあつた。
この発明は、上記のような従来のツール補正方
法における問題点を解決して、精度が高くしかも
安価に実施し得るツール補正方法を提供すること
を目的とする。
そのため、この発明による工作機械におけるツ
ール補正方法は、加工後のワーク径を測定して、
その規定寸法に対する誤差に応じてツールの突出
量を補正するツール補正方法において、ワークを
保持するセンター軸線とツールをこのセンター軸
線に沿つて移動可能に保持するツール保持部材の
上記センター軸線と平行な基準軸線との間隔を加
工開始前に検出して、その検出値の前回検出時の
値に対する変化量に応じて上記ツール補正方法に
よる補正量を修正することを特徴とする。
以下、添付図面の第2図以降を参照してこの発
明の実施例を説明する。
第2図はこの発明を実施した旋盤の要部断面図
である。ワーク1は、テールストツク11の先端
に固定されたテールセンタ12によつてチヤツク
付ドライブセンタ13に押し付けられ、このドラ
イブセンタ13によつてクランプされて、ヘツド
ストツク14の駆動スピンドルによつて回転され
る。このテールストツク11とヘツドストツク1
4の軸心は一致している。
このワークを保持するセンター軸線l1と平行な
軸心l2をもつピボツト軸15にツール取付ブロツ
ク16が装着されており、それに、夫々ツール1
7,18,19を保持するツールホルダ20,2
1,22が固定されている。即ち本実施例におい
ては、ピボツト軸15の軸心がツール保持部材の
基準軸線となる。
そして、ピボツト軸15の両軸受を備えた基台
41をワークに対して相対移動させてツール取付
ブロツク16を矢示A方向へ送ることによりツー
ル17及び18によつて、また矢示B方向へ送る
ことによりツール19によつて夫々ワーク1の所
定の部分イ,ロ,ハを加工する。
これらの構成は従来の旋盤と同様であるが、こ
の旋盤では、ツールを保持するピボツト軸15の
軸線(基準軸線)とワークを保持するセンター軸
線との軸線開隔xを計測するために、テールスト
ツク11にブラケツト23を介して検出器24を
固設し、ピボツト軸15にドツグ25を固定し
て、その先端が検出器24の感知杆24aに圧接
するようになつている。
検出器24としては、例えば、感知杆24aに
対する押圧力による変位や歪に応じた電気信号を
出力する差動トランス、歪計、感圧素子等を用い
る。その検出信号の処理については後述する。
ツール取付ブロツク16及びツールホルダ20
〜22は第3図に示すように、実線で示す加工位
置と仮想線で示す補正位置との間でこの例では
135゜回動するようになつている。そして、補正
位置ではツールホルダ20〜22の夫々に設けた
ツール位置調整ねじ30が各ステツピングモータ
6及び減速機構32からなる駆動部の出力軸33
に連結される。
このツールの突出量を補正するための機構を第
4図によつてさらに詳細に説明する。なお、以下
の説明ではツール17〜19を代表してツール1
7、ツールホルダ20〜22を代表してツールホ
ルダ20として説明する。
ツール17はツールホルダ20に矢示a又はb
方向に出入可能に挿着されており、前側と後側と
にテーパ面を有する貫通孔17aを有する。
一方、ツールホルダ20には、ツール17の貫
通孔17aに挿通して、そのテーパ面と密接する
テーパ面34aを有し、ツール17の出入方向に
直交する方向に摺動する摺動子34を備えてい
る。
下部30aが摺動子34に螺合するツール位置
調整ねじ30の上部30bが、補正位置で駆動部
の出力軸33のカプラ35にスプライン結合す
る。出力軸33は減速機構32の歯車36,37
を介してステツピングモータ6の回転軸38に連
結している。
したがつて、ステツピングモータ6が駆動され
て、その回転軸38が例えば正方向へ回転する
と、歯車37,36によつて減速してトルクを増
大されて出力軸33が回転する。この回転がカプ
ラ35を介してツール位置調整ねじ30に伝達さ
れ、このねじが回転し、摺動子34とのねじ結合
により大きな軸方向力に変換されてこの摺動子を
第4図で下方へ僅かに摺動させると、そのテーパ
面34aによつてツール17の貫通孔17aのテ
ーパ面を押して、ツールを矢示a方向へ突出させ
る。
ステツピングモータ6が負方向へ回転すると、
摺動子34が第4図で上方へ摺動して、ツール1
7を僅かに矢示b方向へ引込める。
第5図はこの実施例の信号系を示す第1図と同
様なブロツク図であり、第1図と対する部分には
同一符号を付してある。
第1図に示した従来のツール補正方法と同様
に、加工後のワーク1の径を測定器2によつて測
定し、誤差検出回路3によつて、規定寸法に対す
る誤差±ΔDを検出し、それが第6図の+NGラ
イン−NGラインまでの許容範囲にあれば良品と
し、それを越えると不良品と判別すると共に、許
容範囲内の+OKライン〜−OKラインまでの所
定範囲を越えた時は補正信号SDを出力する。
すなわち、第6図にP1で示すように+OKライ
ンを越えた時は、ツールを突出させるような補正
信号を出力して径を小さくするようにし、P2で示
すように−OKラインを越えた時は、ツールを引
込めるように補正信号を出力して径を大きくする
ようにする。
この誤差の正負及び大小に応じた補正信号SD
をA/D変換回路4によつてデジタル信号に変換
して演算回路46に入力する。
一方、第2図の検出器24によるピボツト軸1
5の軸線とワークを保持するセンター軸線との軸
線間隔に応じた出力信号Sxをアンプ40で増幅
し、A/D変換回路41によつてデジタル信号に
変換する。そして、毎加工開始前のツールホルダ
20が第3図に返想線で示した補正位置にある時
に信号Gを入力し、それによつてA/D変換回路
41の出力データが第1の記憶回路42に記憶さ
れ、それまでこの第1の記憶回路42に記憶され
ていた前回のデーータが第2の記憶回路43に記
憶される。
デジタル比較器44は第1、第2記憶回路4
2,43のデータを比較し、その大小関係及ぼ差
によつて前回と今回の間での変化量±Δxを検出
して、それに応じた補正信号SΔxを出力する。
この補正信号SΔxを倍率調整回路45によつ
て、計測値のバラツキ等を考慮すべき倍率を乗じ
て調整した補正信号SΔx′を演算回路46へ入力
する。
演算回路46は、例えば補正信号SD′及びSΔ
x′を夫々最小補正量に相当する値で除して補正量
を算出し、その和を出力する。
例えば、補正信号SD′による補正量が+2、補
正信号SΔx′による補正量が−1であつたとする
と、その時の補正量を+1に修正してそのデータ
をドライバ5に出力し、ステツピングモータ6を
正方向に最小補正量分だけ回転させる。それによ
つて、第4図に示した機構によりツール17が最
小補正量分だけ突出する。
第1図の各ツール17,18,19に関して
夫々このような補正を行つた後、ツール取付ブロ
ツク16をピボツト軸15によつて第3図に実線
で示す加工位置へ回動して新しいワーク1の加工
を開始する。
なお、上記実施例におけるツールホルダ20,
21,22及びツール取付ブロツク16は、軸線
l2のまわりに回動する型式のものを使用している
が、本発明は必ずしも上記回動式のツール保持部
材を有するものに限定されない。そして回動不能
のツール保持部材の場合、基準軸を適当に選べば
良いのである。また、本発明は旋盤以外のホブ
盤、研削盤、フライス盤等にも適用できることは
明らかである。
以上実施例について説明したように、この発明
によればツール保持部材の基準軸線(ピボツト軸
線)とワークを保持するセンター軸線との軸線間
隔を毎加工開始前に直接検出して、前回検出時の
値に対する変化量によつてツール補正量を修正す
るので、温度測定等の手段を講ずることなしにワ
ークの加工精度を大幅に向上させ得ると共に、容
易且つ安価に実施し得る。
特に、従来のワーク径の計測によるツール補正
のみでは、ワーク径をインプロセスで計測するこ
とはできないので、どうしてもポストプロセスに
なり、連続作業を行う場合、計測時には既に次の
ワークの加工が始まつており、計測結果がフイー
ドバツクされるのは3個目からであつたため、一
日の作業開始時や、昼休み後の作業再開時等にお
いては前回の加工時と今回の加工時の温度差が大
きいため、少なくとも2個の不良が出る恐れがあ
つた。
この発明によれば、前回と今回の加工開始前に
おけるワークを保持するセンター軸線とツール保
持部材の基準軸線との間隔の変化量に応じて補正
量を修正するので、そのような不良が殆んどなく
なる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来のツール補正方法の信号系を示
すブロツク図、第2図はこの発明の実施例を示す
旋盤の要部断面図、第3図は同じくツールホルダ
等の加工位置と補正位置の関係を示す説明図、第
4図は同じくツール補正機構部の詳細を示す断面
図、第5図は同じく信号系のブロツク図、第6図
は第5図の誤差検出回路の動作説明のための説明
図である。 1……ワーク、2……測定器、3……誤差検出
回路、6……ステツピングモータ、11……テー
ルストツク、12……テールセンタ、13……チ
ヤツク付ドライブセンタ、14……ヘツドストツ
ク、15……ピボツト軸、16……ツール取付ブ
ロツク、17〜19……ツール、20〜22……
ツールホルダ、30……ツール位置調整ねじ、3
2……減速機構、42,43……記憶回路、44
……デジタル比較器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 加工後のワーク径を測定して、その規定寸法
    に対する誤差に応じてツールの突出量を補正する
    ツール補正方法において、ワークを保持するセン
    ター軸線とツールをこのセンサー軸線に沿つて移
    動可能に保持するツール保持部材の前記センター
    軸線と平行な基準軸線との間隔を加工開始前に検
    出して、その検出値の前回検出時の値に対する変
    化量に応じて前記ツール補正方法による補正量を
    修正することを特徴とする工作機械におけるツー
    ル補正方法。
JP3751080A 1980-03-26 1980-03-26 Tool correcting method for machine tool Granted JPS56134157A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3751080A JPS56134157A (en) 1980-03-26 1980-03-26 Tool correcting method for machine tool

Applications Claiming Priority (1)

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JP3751080A JPS56134157A (en) 1980-03-26 1980-03-26 Tool correcting method for machine tool

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JPS56134157A JPS56134157A (en) 1981-10-20
JPS6238106B2 true JPS6238106B2 (ja) 1987-08-15

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ID=12499522

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JP3751080A Granted JPS56134157A (en) 1980-03-26 1980-03-26 Tool correcting method for machine tool

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4998108A (en) * 1990-07-30 1991-03-05 International Business Machines Corporation Large range, high speed, high accuracy digital-to-analog converter
JP2553411B2 (ja) * 1990-10-25 1996-11-13 日立精機株式会社 数値制御装置の計測補正方法
JP2018001337A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 シチズン時計株式会社 工作機械

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JPS56134157A (en) 1981-10-20

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