JPS6238044Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6238044Y2
JPS6238044Y2 JP18706482U JP18706482U JPS6238044Y2 JP S6238044 Y2 JPS6238044 Y2 JP S6238044Y2 JP 18706482 U JP18706482 U JP 18706482U JP 18706482 U JP18706482 U JP 18706482U JP S6238044 Y2 JPS6238044 Y2 JP S6238044Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
converter
pressure
chamber
spool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18706482U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5990655U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP18706482U priority Critical patent/JPS5990655U/ja
Publication of JPS5990655U publication Critical patent/JPS5990655U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6238044Y2 publication Critical patent/JPS6238044Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動変速機等の動力伝達系に用いられ
るロツクアツプトルクコンバータのスリツプ制御
装置に関するものである。
ロツクアツプトルクコンバータは、エンジン駆
動される入力要素(通常ボンプインペラ)からの
かき廻し作動油によりステータによる反力下で出
力要素(通常タービンランナ)をトルク増大させ
つつ回転させる動作態様(コンバータ状態)と、
ロツクアツプクラツチの結合により上記入出力要
素を直結して入力要素に向う回転をそのまま出力
要素から取出す動作態様(ロツクアツプ状態)と
の2種の動作態様を持ち、エンジンのトルク変動
が問題となり且つトルク増大の必要な比較的低い
エンジン回転域で前者の動作態様を、又それ以外
の高エンジン回転域で後者の動作態様を夫々使用
するものである。従つてロツクアツプトルクコン
バータは前者の動作態様しか持たない通常のトル
クコンバータに較べ、高エンジン回転域で入出力
要素間のスリツプがなくなる分、エンジンの燃費
を向上させることができ、今日多くの自動車用自
動変速機に実用されつつある。
しかして、このロツクアツプトルクコンバータ
は、上記2種の動作態様を使い分けていただけで
は、エンジンのトルク変動が車体を振動させない
程小さくなる相当な高車速になつて始めてロツク
アツプ状態にせざるをえず、ロツクアツプ期間が
短かく、これによる十分な燃費向上効果を果たし
得ない。
そこで、エンジンのトルク変動が若干問題にな
るものの、そのトルクが十分な低回転域で、ロツ
クアツプクラツチを滑らせながら結合し、これに
よりエンジンのトルク変動が問題とならないよう
吸収しつつトルクコンバータ入出力要素間の過大
なスリツプを抑えるロツクアツプトルクコンバー
タのスリツプ制御技術が特開昭57−3325号公報に
より提案されている。このスリツプ制御技術は第
2図に示す如きもので、図中aはトルクコンバー
タ、b,c,dは夫々そのポンプインペラ、ター
ビンランナ、ステータを夫々示し、ポンプインペ
ラbはコンバータカバーeを介してエンジンクラ
ンクシヤフトfに駆動結合し、タービンランナc
はトルクコンバータ出力軸gに駆動結合し、ステ
ータdはワンウエイクラツチhを介して中空固定
軸1上に置く。コンバータカバーeに出力軸gへ
駆動結合したロツクアツプクラツチピストンjを
対設し、これらでコンバータ室k及びロツクアツ
プ室l間の差圧に応動するロツクアツプクラツチ
を構成する。
mは定圧弁、nはロツクアツプ制御弁、oはロ
ツクアツプソレノイドを夫々示し、定圧弁mはポ
ンプpからの作動油圧(ライン圧)を一定圧pp
にしてロツクアツプ制御弁nの室q及びrに供給
し、室q内に供給された一定圧pOはコントロー
ルユニツトsによりデユーテイ制御されるソレノ
イドoの開時間隔に応じドレンされて信号圧ps
にされる。
コントロールユニツトsはエンジン負荷、エン
ジン回転数、車速等の制御因子を演算し、トルク
コンバータaをコンバータ状態にすべき運転域で
ソレノイドoへのデユーテイを0%にし、その弁
体tをばねuにより閉位置に保つ。この時室q内
の信号圧psは一定圧ppとなり、弁スプールvを
図中下半部位置にし、トルクコンバータバルブw
からの作動油がスプールランドv2,v3間、ロツク
アツプ室l、コンバータ室k及びドレンポートx
に通流する間、ロツクアツプクラツチピストンj
をコンバータカバーeから離反させることによ
り、トルクコンバータaを所定通りコンバータ状
態で作動させることができる。
トルクコンバータaをロツクアツプ状態にすべ
き運転領域で、コントロールユニツトsはソレノ
イドoへのデユーテイを100%にし、その弁体t
をばねuに抗して開位置に保つ。この時室q内の
信号圧psは零となり、弁スプールvは室r内の
一定圧ppにより図示上半部位置にされる。かく
て、ポンプpからの作動油がスプールランドv1
v2間、コンバータ室k、ロツクアツプ室l及びド
レンポートxに通流する結果、ロツクアツプクラ
ツチピストンjをコンバータカバーeに押圧し、
トルクコンバータaを所定通りロツクアツプ状態
で作動させることができる。
トルクコンバータaをスリツプ制御しながら動
作させるべき運転領域では、コントロールユニツ
トsは前記制御因子に応じソレノイドoをデユー
テイ制御して繰返し開閉させる。この時ソレノイ
ドoはその開時間隔(制御因子)に対応した信号
圧psを室qに生ぜしめ、弁スプールvを図中下
半部及び上半部に示す中間位置をなす。かくて、
ポンプpからの作動油がドレンポートxより一部
排除されながらコンバータ室kに制御圧pcとし
て供給される結果、ロツクアツプクラツチピスト
ンjを制御圧pcにより決まる力でコンバータカ
バーeに押圧し、トルクコンバータaをスリツプ
制御しながら動作させることができる。
このスリツプ制御中スプールvにかかる力の釣
合式は、ランドv1の直径をD4、ランドv2,v3の直
径をD5、ランドv4の直径をD6とすると(但しD5
>D4>D6)、 ps・π/4D4 2+pc・π/4(D5 2−D4 2) =pp・π/4(D5 2−D6 2) …(1) となる。ところで、ppは一定圧であるから上式
右辺は一定値となり、この式を整理してpsとpc
の関係、即ち制御因子に対応した信号圧psに対
する制御圧pc(ロツクアツプクラツチの結合
力)の変化特性は第3図に示す如きものとなる。
しかして、このように信号圧psのみによりロ
ツクアツプクラツチの結合力が一義的に決まる従
来構造では、エンジンの運転状態(特にエンジン
負荷)を急変させた時、制御圧pcもそれに応じ
急変されなければ要求通りのスリツプ制御(スリ
ツプ率を一定に保つつ制御)を達成することがで
きないにもかかわらず、上記した従来のロツクア
ツプ制御弁は応答遅れが大きく、この要求を満足
することができず、従来のものは運転状態が急変
する過渡期においてロツクアツプクラツチの結合
力が大き過ぎ、振動を生じたり、当該結合力が小
さ過ぎ、燃費向上効果を悪化させる等の欠点を免
れ得ないものであつた。
又、特にエンジン負荷が急増する過渡期におい
ては、上記応答遅れ中にエンジン負荷増大分だけ
高くなつたポンプpからの作動油圧(ライン圧)
がランドv1,v2間の受圧面積差に作用してスプー
ルvを第1図中左行させてしまい、この時スプー
ルvを右行させてロツクアツプクラツチの結合力
を増さねばならない処、この結合力を逆に低下さ
せスリツプ率を大きくしてしまう欠点も生ずる。
本考案は、ロツクアツプ制御弁がそのスプール
位置に応じコンバータ室内のコンバータ圧をロツ
クアツプ室に導びくと共に、この圧力供給を中止
する前にロツクアツプ室をドレンに通じさせ始め
るものとしてロツクアツプ室内にロツクアツプク
ラツチの結合力を決定するロツクアツプ圧を発生
させ、このロツクアツプ圧を信号圧と共働するよ
うスプールに作用させると共に、スプールを信号
圧に対抗して付勢するスプリングを設け、コンバ
ータ圧を信号圧と対向するようスプールに作用さ
せれば、上記各種問題を一挙に解決し得るとの観
点から、この着想を具体化したロツクアツプトル
クコンバータのスリツプ制御装置を提供しようと
するものである。
以下、図示の実施例により本考案を詳細に説明
する。
第1図は本考案スリツプ制御装置をこれにより
制御すべきロツクアツプトルクコンバータと共に
示し、この図中1はトルクコンバータで、トルク
コンバータ1はポンプインペラ3と、タービンラ
ンナ8と、ステータ9とで構成する。ポンプイン
ペラ3はこれに結着したコンバータカバー6を介
しドライブプレート5に結合し、このドライブプ
レートをエンジンクランクシヤフト4に結合す
る。タービンランナ8はハブ18を介しトルクコ
ンバータ出力軸7にスプライン結合し、ステータ
9はワンウエイクラツチ10を介し固定スリーブ
12上に置く。トルクコンバータ1をコンバータ
ハウジング28により包囲し、このコンバータハ
ウジングをトランスミツシヨンケース29に対
し、ポンプハウジング14及びポンプカバー11
と共に結合する。ポンプハウジング14に上記の
スリーブ12を一体成形し、該ハウジング14及
びポンプカバー11により画成される室内にポン
プ13を収納し、このポンプを中空軸52により
ポンプインペラ3に駆動結合して、このポンプイ
ンペラを介し常時エンジン駆動する。中空軸52
でスリーブ12を包套して両者間に環状の作動油
供給通路50を設定し、スリーブ12内に出力軸
7を遊貫して両者間に環状の作動油排出通路51
を設定する。
上記トルクコンバータ1はその内部にロツクア
ツプクラツチ17を設けてロツクアツプトルクコ
ンバータとし、ロツクアツプクラツチ17は次の
構成とする。即ち、ハブ18上にロツクアツプク
ラツチピストン20を摺動自在に嵌合し、このピ
ストン20をコンバータカバー6内に収納する。
コンバータカバー6の端壁に対向するロツクアツ
プクラツチピストン20の外周部一側面に環状の
クラツチフエーシング19を設け、このクラツチ
フエーシングがコンバータカバー6の端壁に図示
の如く接する時ロツクアツプクラツチピストン2
0の両側にロツクアツプ室27とコンバータ室6
3とが画成されるようにする。
ロツクアツプクラツチピストン20をトーシヨ
ナルダンパ21を介してタービンランナ8に駆動
結合する。トーシヨナルダンパ21は乾式クラツ
チ等で用いられる通常のものとし、ドライブプレ
ート23、トーシヨンスプリング24、リベツト
25及びドリブンプレート26で構成する。ロツ
クアツプクラツチピストン20に環状駆動部材2
2を溶接し、この爪22aをドライブプレート2
3の切欠き23aに駆動係合させ、ドリブンプレ
ート26をタービンランナ8に結着する。
上述の如くエンジン駆動されるポンプ13は通
路50を経て作動油をトルクコンバータ1内に通
流させ、その後作動油は通路51より排除される
間保圧弁を通ることによつてコンバータ室63内
を或る圧力に保ち、この圧力はエンジンの運転状
態に応じその負荷が大きくなるにつれ上記保圧弁
の開弁圧以内で高くなるよう変化する。なお、ロ
ツクアツプ室27は出力軸7に形成したロツクア
ツプ通路16に通じさせ、この通路を本考案のス
リツプ制御装置60に接続する。
本考案装置60はロツクアツプ制御弁30とロ
ツクアツプソレノイド31とで構成する。ロツク
アツプ制御弁30はスプール40を具え、第1ポ
ート30a、第2ポート30b及びドレンポート
30cを有する。スプール40は第2ポート30
bに常時通ずる条溝40aを有し、その両端に
夫々ランド40b,40cを設定すると共に、ラ
ンド40bから遠い端部にランド40dを設けて
ランド40c,40d間に室31を設定する。さ
らにランド40dにはスプール40を図中右方へ
後述する信号圧に対抗して付勢ばね40eを着座
させてある。第1ポート30aはスプール40が
図中上半部位置の時条溝40aに通じて第2ポー
ト30bに連通されており、スプール40が図中
左行するにつれ当該連通がランド40bにより漸
減されるよう配置する。そして、ランド40bが
第1ポート30aを閉じ終える前にランド40c
がドレンポート30cを開き始めるようこのドレ
ンポートを配置し、該ドレンポート30c中にオ
リフイス32を設ける。第1ポート30aは室3
1と共にコンバータ室63と通ずる油路33に接
続し、第2ポート30bは油路34によりロツク
アツプ通路16に接続する。
ランド40bは室35に臨ませ、この室を油路
36及びこれに設けたオリフイス54を経て適当
な圧力源(例えば自動変速機のライン圧PL源)
に接続する。油路36の途中に分岐路55を設
け、これをドレン通路59に接続すると共に、分
岐路55中にオリフイス58を挿置する。分岐路
55にロツクアツプソレノイド31を設け、この
ソレノイドは常態でプランジヤ31aを図中左半
部に示す後退位置にして分岐路55を開き、附勢
時通電量に応じ図中右半部位置に向け進出して分
岐路55を開度制御し得るリニヤソレノイドとす
る。
上述の構成になる本考案装置の作用を次に説明
する。
トルクコンバータ1をコンバータ状態で作動さ
せるべき運転域で、ロツクアツプソレノイド31
は通電量を零にされる。この時ソレノイドプラン
ジヤ31aは図中左半部に示す後退位置にあつて
分岐路55をドレン通路59に最大限連通させる
ため、室35内の信号圧Psigはライン圧PLによ
つて上昇し得ず、零である。一方、コンバータ室
63内のコンバータ圧PT/Cが油路33より室
31内に達してランド40c,40d間の受圧面
積差に作用するため、スプール40は図中上半部
位置へ押付けられ、第2ポート30bをドレンポ
ート30cから遮断すると共に第1ポート30a
に通じている。これにより、油路33に達してい
るコンバータ圧PT/Cがそのままポート30
a,30b、油路34及び通路16を経てロツク
アツプ室27に達し、この室がコンバータ室63
と同圧にされることから、ロツクアツプクラツチ
ピストン20はコンバータカバー6の端壁に圧接
されず、ロツクアツプクラツチ17は遮断してい
る。従つて、トルクコンバータ1は要求通りのコ
ンバータ状態でトルク増大しつつエンジンクラン
クシヤフト4の動力を出力軸7に伝達することが
できる。なおこの間、ランド40b,40c間の
受圧面積差にコンバータ圧PT/Cが作用してス
プール40を図中左向きに押すが、ランド40
c,40d間の受圧面積差に作用する室31内の
コンバータ圧PT/Cとばね40eの作用によつ
て、スプール40は左行されることなく図中上半
部位置に保たれて、上記の作用を行ない得る。
トルクコンバータ1をロツクアツプ状態で作動
させるべき運転域で、ロツクアツプソレノイド3
1は通電量を最大にされる。この時ソレノイドプ
ランジヤ31aは図中右半部に示す位置に最大限
進出して分岐路55を閉じるため、室35内の信
号圧Psigはライン圧PLに同じ値となる。この信
号圧は、室31内のコンバータ圧PT/Cがラン
ド40c,40d間の受圧面積差に作用して生ず
る力とばね40eとに抗しスプール40を図中下
半部位置へ押付け、第2ポート30bを第1ポー
ト30aから遮断すると共にドレンポート30c
に通じさせる。これにより、ロツクアツプ室27
内の圧力は通路16、油路34及びポート30
b,30cを経て排除されることから、ロツクア
ツプクラツチピストン20はコンバータ室63内
の圧力によりコンバータカバー6の端壁に圧接さ
れ、ロツクアツプクラツチ17は結合される。従
つてトルクコンバータ1は要求通りロツクアツプ
状態となり、エンジンクランクシヤフト4の動力
をそのままコンバータカバー6、ロツクアツプク
ラツチ17、タービンランナ8、ハブ18を経て
出力軸7に伝達することができる。
トルクコンバータ1をスリツプ制御すべき運転
領域で、ロツクアツプソレノイド31は制御因子
に対応した通電量に応じプランジヤ31aの進出
量を図中左半部位置と右半部位置との間に制御さ
れる。これにより分岐路55の開度が制御因子に
対応した値に制御され、この開度により決定され
る油路36内の圧力抜取量に応じ室35内の信号
圧Psigは零とライン圧PLとの間の値に制御さ
れ、制御因子に対応する。この信号圧Psigはその
値に応じた量だけスプール40を室31内のコン
バータ圧PT/Cとばね40eとに抗して押動
し、このスプールは図中上半部位置と下半部位置
との間の位置となる。この時第2ポート30bは
第1ポート30a及びドレンポート30cの双方
に通じ、これらポートに対する連通度をスプール
40の位置によつて決定される。かくて、これら
連通度に応じ制御されたロツクアツプ圧PL/u
が油路34内に発生し、このロツクアツプ圧は通
路16を経てロツクアツプ室27内に供給され
る。これがためロツクアツプクラツチピストン2
0はコンバータ室63内のコンバータ圧PT/C
とロツクアツプ室27内のロツクアツプ圧PL
uとの差圧に応じた力でコンバータカバー6の端
壁に押付けられるが、ロツクアツプ圧PL/uが
前記ロツクアツプ時のように零でなく、制御され
た或る値であることから、ロツクアツプクラツチ
17は滑りながら結合し、トルクコンバータ1を
運転状態に適したスリツプ制御しながら動作させ
ることができる。
このスリツプ制御中スプール40にかかる力の
釣合式は、ランド40b,40c,40dの直径
を夫々D1,D2,D3<但しD2>D1>D3かつ(D1 2
D1 2)>(D2 2−D3 2)>、スリツプ制御時のばね40
eのばね力をFとすると、 Psig・π/4D1 2+PL/u・π/4(D2 2−D1 2) =PT/C・π/4(D2 2−D3 2)+F…(2) で表わされる。ところで、PT/Cはエンジン負
荷の上昇に応じ高くなることから上式右辺は一定
値とならないが、この式を整理してPsigとPL
uとの関係、即ち制御因子に対応した信号圧Psig
に対するロツクアツプ圧PL/u(ロツクアツプ
クラツチ17の結合力)の変化特性を示すと、こ
の特性はPT/Cをパラメータとして例えば第4
図の如くに変化する。
かくして本考案装置は上述の如くに構成したか
ら、ロツクアツプクラツチ17のスリップ制御中
における結合力が従来のように信号圧Psigのみに
よつて決まるのでなく、これとコンバータ圧P
T/Cとによつて決まることとなり、このコンバ
ータ圧がエンジン負荷の大小によつて増減するこ
とからエンジン負荷を急変させた時ロツクアツプ
圧PL/u(ロツクアツプクラツチ17の結合
力)もロツクアツプ制御弁30により急速に変化
させることができ、特にエンジン負荷を急増させ
た過渡期においてもロツクアツプ制御弁30のス
プール40のランド40b,40cの面積差がラ
ンド40c,40dの面積差より大きいことで、
これら面積差に作用するコンバータ圧PT/Cの
上昇によつて、スプール40は図中若干左行し
て、ロツクアツプクラツチ17の結合力(スリツ
プ)を迅速に最適値へ増加するよう制御可能で、
所定のスリツプ率を安定して保つことができる。
当然、エンジン負荷を急減した時もコンバータ圧
T/Cの下降によりスプール40は図中若干右
行して、ロツクアツプクラツチ17の結合力を迅
速に減じて、所定のスリツプ率を安定して保ち得
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置をこれにより制御すべきロ
ツクアツプトルクコンバータと共に示すシステム
図、第2図は従来のスリツプ制御装置を示すシス
テム図、第3図は同装置のスリツプ制御圧変化特
性図、第4図は本考案装置のスリツプ制御圧変化
特性図である。 1……トルクコンバータ、4……エンジンクラ
ンクシヤフト、6……コンバータカバー、7……
トルクコンバータ出力軸、16……ロツクアツプ
通路、17……ロツクアツプクラツチ、20……
ロツクアツプクラツチピストン、21……トーシ
ヨナルダンパ、27……ロツクアツプ室、30…
…ロツクアツプ制御弁、31……ロツクアツプソ
レノイド、31,35……室、32……オリフイ
ス、33,34,36……油路、40……弁スプ
ール、40a……条溝、40b,40c,40d
……スプールランド、30a……第1ポート、3
0b……第2ポート、30c……ドレンポート、
54,58……オリフイス、55……分岐路、5
9……ドレン路、60……スリツプ制御装置、6
3……コンバータ室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 制御因子に対応した信号圧に応動するロツクア
    ツプ制御弁のスプール位置に応じ、ロツクアツプ
    室内におけるロツクアツプ圧とコンバータ室内に
    おけるコンバータ圧との圧力バランスを変化させ
    てロツクアツプクラツチの締結力を変えることに
    より、入出力要素間の滑りを変化させ得るロツク
    アツプトルクコンバータにおいて、前記ロツクア
    ツプ制御弁に前記コンバータ室と通ずる第1ポー
    ト、前記ロツクアツプ室と通ずる第2ポート及び
    ドレンポートを設け、第1及び第2ポート間を連
    通可能で、第1ポートを閉じ終える前に第2ポー
    トをドレンポートに通じさせ始める条溝を前記ス
    プールに設けて該条溝の両端に夫々スプールラン
    ドを設定し、これらスプールランドのうちの前記
    信号圧が作用する側のランドを他方のランドより
    小径にすると共に、スプールを前記信号圧に対抗
    するよう付勢するスプリングを設け、前記コンバ
    ータ圧を前記信号圧と対向するようスプールに作
    用させる構成にしたことを特徴とするロツクアツ
    プトルクコンバータのスリツプ制御装置。
JP18706482U 1982-12-10 1982-12-10 ロツクアツプトルクコンバ−タのスリツプ制御装置 Granted JPS5990655U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18706482U JPS5990655U (ja) 1982-12-10 1982-12-10 ロツクアツプトルクコンバ−タのスリツプ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18706482U JPS5990655U (ja) 1982-12-10 1982-12-10 ロツクアツプトルクコンバ−タのスリツプ制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5990655U JPS5990655U (ja) 1984-06-19
JPS6238044Y2 true JPS6238044Y2 (ja) 1987-09-29

Family

ID=30403888

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18706482U Granted JPS5990655U (ja) 1982-12-10 1982-12-10 ロツクアツプトルクコンバ−タのスリツプ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5990655U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61130661A (ja) * 1984-11-28 1986-06-18 Nissan Motor Co Ltd トルクコンバ−タのスリツプ制御装置
JP5195691B2 (ja) * 2009-08-20 2013-05-08 トヨタ自動車株式会社 車両用油圧制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5990655U (ja) 1984-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4091899A (en) Lock-up converter clutch with centrifugal control valves
JPH0362944B2 (ja)
US5105926A (en) Slip control system for torque converter of automatic transmission
JPH0323783B2 (ja)
US4560043A (en) Lockup torque converter having slip control means
JP2663674B2 (ja) ロックアップクラッチの制御装置
JPH05296313A (ja) トルクコンバータのロックアップ機構
JPS6252185B2 (ja)
JPS6211231B2 (ja)
JPS6238044Y2 (ja)
US5056380A (en) Hydraulic control system for steplessly variable transmission
JPS63172058A (ja) ロツクアツプクラツチの制御装置
JPS6148026B2 (ja)
US5582278A (en) Pulse width modulated solenoid valve for control of hydrodynamic torque converters
JPS5844905B2 (ja) ロツクアツプ式自動変速機
JP2698952B2 (ja) 車両用自動変速機の直結クラッチ制御装置
JP2636523B2 (ja) 無段変速機の変速制御装置
JPS6150181B2 (ja)
JPH05106730A (ja) 流体継手の締結力制御装置
JP3596033B2 (ja) 自動変速機のロックアップ制御装置
JPS635625B2 (ja)
JPS6272958A (ja) ロツクアツプトルクコンバ−タのスリツプ制御装置
JP2878384B2 (ja) 流体継手の締結力制御装置
JPS5943663B2 (ja) ロツクアツプ式自動変速機のロツクアツプ制御装置
JP2906784B2 (ja) Vベルト式無段変速機の制御装置