JPS6238003Y2 - - Google Patents

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JPS6238003Y2
JPS6238003Y2 JP1983159084U JP15908483U JPS6238003Y2 JP S6238003 Y2 JPS6238003 Y2 JP S6238003Y2 JP 1983159084 U JP1983159084 U JP 1983159084U JP 15908483 U JP15908483 U JP 15908483U JP S6238003 Y2 JPS6238003 Y2 JP S6238003Y2
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JP
Japan
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clamp
pipe
resin
pipes
pieces
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JP1983159084U
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JPS6065407U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は例えば自動車の複数本の配管パイプを
結束するための樹脂クランプに関する。
周知のように、自動車の製造工程においては、
エアコンデシヨナの配管、エンジンへの燃料供給
またはブレーキ系統等の各種の配管を行う必要が
あるが、これらのパイプを単独で配管したので
は、工程が多岐に亘るため、最近では、複数本の
パイプを結束集合化して配管作業を行う場合が多
くなつている。第1図はこのような集合化配管例
のブレーキ系統を示し、符号a,b,c,dは各
車輪のブレーキシリンダ(図示せず)にそれぞれ
結合されるブレーキチユーブであつて、リヤ側に
配管されるブレーキチユーブc,dは他の燃料パ
イプe等と共に複数の樹脂クランプ1によつて一
列断面の平行状態に結束集合化されている。そし
て、ブレーキチユーブc,dの前端はコネクタ2
及び接続パイプf,gを介してマスタバツク3前
部のマスタシリンダ4に油圧的に結合される。
ところで、このようなパイプ集合化のために用
いられる従来の樹脂クランプ1は、第2図示のよ
うに、薄肉ヒンジ5を境として略線対称に成形さ
れる一対の細長いクランプ片7,8を備えるもの
で、これらのクランプ片7,8の腹面7a,8a
にその長さ方向に等間隔で整列した半円形断面の
クランプ溝9,10を形成し、薄肉ヒンジ5とは
反対側のクランプ片7,8の端部に一体成形した
フツク11,12を引掛けることによりクランプ
溝9,10間にパイプPを挟持させる構造として
ある(例えば実開昭48−36275号公報)。
このような構造の樹脂クランプ1に複数本のパ
イプPを挟持させる場合、各パイプPが真直で折
曲つていない場合には問題はないが、樹脂クラン
プは曲げ荷重に対しては弱いので、パイプPの曲
がりによる反発力でクランプ片7,8が仮想線示
のように曲がり、クランプ溝9,10間の間隔が
拡大してパイプPが図示のように後からクランプ
溝9,10より外れてしまう場合があつた。この
ため、従来では、クランプ片7,8の背面7b,
8bに長さ方向のリブ13,14を一体成形して
クランプ片7,8の曲げ剛性を強化しているけれ
ども、車体軽量化の要請から、リブ13,14の
付加や他の部分の肉厚増加には、制限を伴ない、
クランプ溝9,10からのパイプP外れを廻避す
ることは困難であつた。勿論、このようなパイプ
外れは挟持するパイプPの数が増加する程、ひん
度が増加するので、パイプの集合化本数に制約を
与える。
本考案は、以上のような従来の樹脂クランプの
構造上の問題に鑑み、クランプ片の曲げ剛性を補
強しなくても、クランプ溝からのパイプの移動を
防止できる構造を得ることを目的とするもので、
クランプ片の少なくとも一方の長さ方向中間部腹
面に中間フツクを形成し、同中間フツクによりク
ランプ片の中間部間をも係止すると共に、クラン
プ片の一方に容易に屈曲できる中間ヒンジを設け
ることを提案するものである。
以下、第3図及び第4図について本考案の実施
例の詳細を説明する。
第3図は5本のパイプPを結束集合化できる本
考案による樹脂クランプ1Aを示し、第2図と同
一構造部分については第2図と同一符号を付して
ある。図示実施例における樹脂クランプ1Aの特
徴は、両クランプ片7,8の長さ方向中間部腹面
7a,8aに一体成形した中間フツク15,16
にあり、これらの中間フツク15,16はパイプ
Pを挟持するとき互いに係合されてクランプ片
7,8がパイプPの反発で折曲がるのを防止す
る。限定的ではないが、これらの中間フツク1
5,16の向きは対応する端部のフツク11,1
2の向きと逆になつている点に留意されたい。こ
の理由はクランプ片7にフツク11,12が外れ
る方向の力Fが加わつたときに、中間フツク1
5,16でこの力Fを受けてフツク11,12の
外れを阻止する利点を意味する。本考案による中
間フツク15,16はかならずしも両クランプ片
7,8に設ける必要はなく、一方のクランプ片に
設けた中間フツクを他方のクランプ片に設ける係
止突起や係合孔等に係止するようにしてもよい。
また、図示例の樹脂クランプ1Aは一方の中間
フツクの基部近くに設ける薄肉の中間ヒンジ17
をも特徴とし、同中間ヒンジ17はパイプPの挟
持作業を容易化する。即ち、中間ヒンジ17の存
在によつてクランプ片7は“く”の字状に折れる
から、図の右側の3本のパイプPをクランプ溝1
0に配置して中間フツク15,16によりこれら
を固定した後、左側2本のパイプPをフツク1
1,12で後から固定できるので、全部のパイプ
Pを一挙に固定する従来の作業と比較して作業が
非常に容易になる。
図示例の樹脂クランプ1Aの特徴は、クランプ
溝10の相互間に位置してクランプ溝10からの
パイプの飛出を阻止する複数対の抜出防止片1
8,19にもある。これらの抜出防止片18,1
9は第4図示のようにクランプ片8の両側面から
腹面8aと直角な方向に張出すようにクランプ片
8に一体成形したもので、クランプ片8のクラン
プ溝10にパイプPを配置する際、クランプ溝1
0から外れ易いパイプPを、クランプ片7を閉じ
るまでの間、係止するから、パイプPの結束作業
がらくになる。
なお、図示実施例においては、車体パネル20
に樹脂クランプ1Aを固定するためのクリツプ2
1をクランプ片8に一体成形したものを示すが、
本考案は同クリツプ21の有無とは無関係である
のは勿論である。
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、中間フツクを設けるだけの簡単な構造によつ
て、樹脂クランプの重量を増すことなく、クラン
プ溝からのパイプの外れを確実に防止でき、複数
のパイプをクランプする際、クランプ片を中間ヒ
ンジより屈曲できるから、グループ分けしてパイ
プをクランプできるためにクランプ作業が容易に
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のブレーキ系統の配管を示す斜視
図、第2図は従来の樹脂クランプの側面図、第3
図は本考案による樹脂クランプの側面図、第4図
は第3図の−線に沿う断面図である。 P……パイプ、1A……樹脂クランプ、5……
薄肉ヒンジ、7,8……クランプ片、9,10…
…クランプ溝、11,12……フツク、15,1
6……中間フツク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 薄肉ヒンジを境として略線対称に成形する細長
    い一対のクランプ片腹面の複数のクランプ溝間に
    パイプを挟み、薄肉ヒンジとは反対側端部のフツ
    クによりクランプ片間を係止する樹脂クランプに
    おいて、前記クランプ片の長さ方向中間部の腹面
    に中間フツクを形成して同中間フツクによつてク
    ランプ片の中間部間を係止し、前記クランプ片の
    一方の長さ方向中間部に容易に屈曲できる中間ヒ
    ンジを設けたことを特徴とするパイプ結束用樹脂
    クランプ。
JP15908483U 1983-10-14 1983-10-14 パイプ結束用樹脂クランプ Granted JPS6065407U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15908483U JPS6065407U (ja) 1983-10-14 1983-10-14 パイプ結束用樹脂クランプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15908483U JPS6065407U (ja) 1983-10-14 1983-10-14 パイプ結束用樹脂クランプ

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Publication Number Publication Date
JPS6065407U JPS6065407U (ja) 1985-05-09
JPS6238003Y2 true JPS6238003Y2 (ja) 1987-09-29

Family

ID=30350295

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15908483U Granted JPS6065407U (ja) 1983-10-14 1983-10-14 パイプ結束用樹脂クランプ

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2185065A (en) * 1985-12-02 1987-07-08 Itw New Zealand Ltd Security clips
JP5033671B2 (ja) * 2008-02-15 2012-09-26 トヨタ車体株式会社 結束対象物用のクランプ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5721806B2 (ja) * 1975-05-16 1982-05-10

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2247925A5 (ja) * 1973-10-10 1975-05-09 Itw De France
JPS5721806U (ja) * 1980-07-14 1982-02-04

Patent Citations (1)

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JPS5721806B2 (ja) * 1975-05-16 1982-05-10

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JPS6065407U (ja) 1985-05-09

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