JPS6237486B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6237486B2 JPS6237486B2 JP51118764A JP11876476A JPS6237486B2 JP S6237486 B2 JPS6237486 B2 JP S6237486B2 JP 51118764 A JP51118764 A JP 51118764A JP 11876476 A JP11876476 A JP 11876476A JP S6237486 B2 JPS6237486 B2 JP S6237486B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductor
- polyethylene
- foamed
- temperature
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Molding Of Porous Articles (AREA)
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
［技術分野］
本発明は、発泡度が50％以上（発泡ポリエチレ
ン中の空隙部の容量百分率）で均一に発泡した厚
肉の発泡ポリエチレン絶縁層を有する大サイズ絶
縁電線の製造方法に関する。
ン中の空隙部の容量百分率）で均一に発泡した厚
肉の発泡ポリエチレン絶縁層を有する大サイズ絶
縁電線の製造方法に関する。
［解決を要すべき問題点］
従来、薄肉低度発泡のポリエチレンを絶縁層に
有する小サイズ絶縁電線は知られていたが、近時
発泡度50％以上もの高度に発泡した、しかも厚肉
のポリエチレンを絶縁層に有する大サイズ絶縁電
線が新しく要求されている。
有する小サイズ絶縁電線は知られていたが、近時
発泡度50％以上もの高度に発泡した、しかも厚肉
のポリエチレンを絶縁層に有する大サイズ絶縁電
線が新しく要求されている。
この場合、厚さ方向に均一にしかも高度に発泡
したポリエチレンを導体上に形成させる必要があ
るが、導体の温度が高過ぎても低過ぎても上記の
目的が達成されない。即ち、導体温度が高過ぎる
と、かかる高温度の導体上に押出された発泡性ポ
リエチレンは、冷却までに長時間を要するために
長時間にわたつて高温度を保持し、その間導体側
のポリエチレンは、発泡しつづけるために導体直
上は過度発泡状を呈して導体と発泡絶縁層との間
に大きな隙間が生じる問題がある。一方、定温度
に保持された導体上に発泡状ポリエチレンを押出
すと、導体側のポリエチレンが急冷却されて、厚
肉の未発泡ポリエチレン層が生成して高度発泡ポ
リエチレン絶縁層が形成されない問題がある。ま
た、導体が低温であると、押出機内で高温度に加
熱された発泡性ポリエチレンにより急加熱されて
導体表面の不純物、たとえば、吸蔵ガスが遊離し
て、発泡ポリエチレン層と導体との接着力が低下
する問題もある。
したポリエチレンを導体上に形成させる必要があ
るが、導体の温度が高過ぎても低過ぎても上記の
目的が達成されない。即ち、導体温度が高過ぎる
と、かかる高温度の導体上に押出された発泡性ポ
リエチレンは、冷却までに長時間を要するために
長時間にわたつて高温度を保持し、その間導体側
のポリエチレンは、発泡しつづけるために導体直
上は過度発泡状を呈して導体と発泡絶縁層との間
に大きな隙間が生じる問題がある。一方、定温度
に保持された導体上に発泡状ポリエチレンを押出
すと、導体側のポリエチレンが急冷却されて、厚
肉の未発泡ポリエチレン層が生成して高度発泡ポ
リエチレン絶縁層が形成されない問題がある。ま
た、導体が低温であると、押出機内で高温度に加
熱された発泡性ポリエチレンにより急加熱されて
導体表面の不純物、たとえば、吸蔵ガスが遊離し
て、発泡ポリエチレン層と導体との接着力が低下
する問題もある。
［問題の解決手段］
本発明は、発泡し得るポリエチレンを導体上に
押出し、50％以上、殊に70％以上の高発泡をさせ
るにあたり、予め50〜100℃に予熱した導体上に
上記ポリエチレンを押出すことを特徴とする絶縁
外径が少なくとも10mmの厚肉大サイズの高発泡ポ
リマー絶縁電線の製造方法を提案するものであ
る。
押出し、50％以上、殊に70％以上の高発泡をさせ
るにあたり、予め50〜100℃に予熱した導体上に
上記ポリエチレンを押出すことを特徴とする絶縁
外径が少なくとも10mmの厚肉大サイズの高発泡ポ
リマー絶縁電線の製造方法を提案するものであ
る。
［作用］
50〜100℃の温度の導体上に、発泡性ポリエチ
レンが押出されることにより、発泡ポリエチレン
絶縁層の導体側表面が適度に冷却され、それによ
り厚さ約0.05〜１mmの未発泡ポリエチレン層が生
成し、該未発泡ポリエチレン層が発泡剤ガスの逸
散を防止してポリエチレンを均一に、かつ高度に
発泡させる。
レンが押出されることにより、発泡ポリエチレン
絶縁層の導体側表面が適度に冷却され、それによ
り厚さ約0.05〜１mmの未発泡ポリエチレン層が生
成し、該未発泡ポリエチレン層が発泡剤ガスの逸
散を防止してポリエチレンを均一に、かつ高度に
発泡させる。
実施例 １
発泡剤としてジクロロジフルオロメタン17部
（重量部、以下同じ）と成核剤としてアゾジカル
ボンアミド0.5部を混合してなるポリエチレンを
バレル温度140℃に制御した押出機により押出
し、クロスヘツド内において連続走行する導体上
に供給した。導体は100℃に保持されており、該
導体に供給される直前のポリエチレンメルトの温
度は134℃であつた。かくして発泡度80％、絶縁
外径11.5mm（絶縁層厚：４mm）の発泡ポリエチレ
ン絶縁電線を得た。該電線を解体検査したとこ
ろ、絶縁層の発泡状態はケーブル長手方向、半径
方向においてほぼ均一であり、導体と接するポリ
エチレン表面には約0.05mmの未発泡ポリエチレン
層が形成されていた。
（重量部、以下同じ）と成核剤としてアゾジカル
ボンアミド0.5部を混合してなるポリエチレンを
バレル温度140℃に制御した押出機により押出
し、クロスヘツド内において連続走行する導体上
に供給した。導体は100℃に保持されており、該
導体に供給される直前のポリエチレンメルトの温
度は134℃であつた。かくして発泡度80％、絶縁
外径11.5mm（絶縁層厚：４mm）の発泡ポリエチレ
ン絶縁電線を得た。該電線を解体検査したとこ
ろ、絶縁層の発泡状態はケーブル長手方向、半径
方向においてほぼ均一であり、導体と接するポリ
エチレン表面には約0.05mmの未発泡ポリエチレン
層が形成されていた。
実施例 ２
導体が50℃に保持されている点においてのみ実
施例１と異なる絶縁電線の製造を行なつて、発泡
度85％、導体外径21mm（絶縁層厚：６mm）の発泡
ポリエチレン絶縁電線を得た。また、導体と接す
るポリエチレン表面には約0.2mmの未発泡ポリエ
チレン層が形成されていた。
施例１と異なる絶縁電線の製造を行なつて、発泡
度85％、導体外径21mm（絶縁層厚：６mm）の発泡
ポリエチレン絶縁電線を得た。また、導体と接す
るポリエチレン表面には約0.2mmの未発泡ポリエ
チレン層が形成されていた。
比較例 １
導体温度が140℃である点のみが実施例と異な
る製造を行なつたところ、発泡したポリエチレン
の導体側のガスが導体側に逃げ、発泡ポリエチレ
ンと導体との間にガスによつて連続的に大きな空
隙ができた。
る製造を行なつたところ、発泡したポリエチレン
の導体側のガスが導体側に逃げ、発泡ポリエチレ
ンと導体との間にガスによつて連続的に大きな空
隙ができた。
比較例 ２
導体温度が20℃である点のみ実施例と異なる製
造を行なつたところ、導体とポリエチレン絶縁層
との接着力の悪い発泡ポリエチレン絶縁電線が得
られた。
造を行なつたところ、導体とポリエチレン絶縁層
との接着力の悪い発泡ポリエチレン絶縁電線が得
られた。
Claims (1)
- １ 発泡し得るポリエチレンを導体上に押出し、
50％以上の高発泡をさせるにあたり、50〜100℃
に予熱した導体上に上記ポリエチレンを押出すこ
とを特徴とする絶縁外径が少なくとも10mmの厚肉
大サイズの高発泡ポリマー絶縁電線の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11876476A JPS5343886A (en) | 1976-10-01 | 1976-10-01 | Method for manufacturing highly foamed polymer insulated wire |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11876476A JPS5343886A (en) | 1976-10-01 | 1976-10-01 | Method for manufacturing highly foamed polymer insulated wire |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5343886A JPS5343886A (en) | 1978-04-20 |
| JPS6237486B2 true JPS6237486B2 (ja) | 1987-08-12 |
Family
ID=14744473
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11876476A Granted JPS5343886A (en) | 1976-10-01 | 1976-10-01 | Method for manufacturing highly foamed polymer insulated wire |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5343886A (ja) |
-
1976
- 1976-10-01 JP JP11876476A patent/JPS5343886A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5343886A (en) | 1978-04-20 |
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