JPS6114105Y2 - - Google Patents

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JPS6114105Y2
JPS6114105Y2 JP18368379U JP18368379U JPS6114105Y2 JP S6114105 Y2 JPS6114105 Y2 JP S6114105Y2 JP 18368379 U JP18368379 U JP 18368379U JP 18368379 U JP18368379 U JP 18368379U JP S6114105 Y2 JPS6114105 Y2 JP S6114105Y2
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peek
coating layer
wire
zone
conductor
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JP18368379U
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JPS5697812U (ja
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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Organic Insulating Materials (AREA)
  • Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
H種の絶縁被覆電線を連続押出被覆により大量
生産する要求があるが、これまで、かゝる連続生
産に適した耐熱高分子として適当なものがなかつ
た。H種高分子として、たとえばポリテトラフル
オロエチレン、ポリシリコーン、あるいはポリイ
ミド等が知られているが、ポリテトラフルオロエ
チレン、ポリシリコーン等は絶縁被膜の機械強度
が弱い欠点があり、ポリイミド、ポリテトラフル
オロエチレン等は連続押出成形が困難である。 ところで、最近、新しい耐熱樹脂として、次の
一般式 を有すると考えられているポリエーテルエーテル
ケトン(以下PEEK)が開発され、H種電気絶縁
材料として期待されている。 ところで、PEEKはその高融点、高軟化点を有
するため、400℃あたりの、かつて電線製造分野
においては未経験の超高温度での押出を行う必要
があり、本考案者らの押出被覆によるPEEK被覆
電線の製造実験によればPEEK被覆層の外径変動
が著しく起りやすく、このため外径の均一なもの
が得がたい、あるいはPEEK押出被覆層の機械強
度が低い等の重大な問題がある。一般に、被覆層
の機械強度は、電線製造後100℃近辺の高温度で
アニールすることにより改善することが知られて
いるが、本考案者らの実験ではそのような従来公
知の条件でのアニールでは満足のいく機械強度改
善はみられなかつた。100℃以上の高温度でのア
ニールは、効果の程は未確認で定かでないが、
かゝる高温度のアニールは、大規模なアニール装
置が必要となるので実際的でない。 所で、ひき続くPEEK被覆電線の製造研究か
ら、本考案者らは、少くとも100℃以上の温度に
予熱された導体上にPEEKを押出し、押出直後か
ら多少の時間PEEK層を冷い大気に曝すことを避
け、少くとも100℃の高温度の雰囲気下に保持す
ることにより、予想外に外径均一にして、かつ被
覆層の機械強度の改善されたPEEK被覆電線が製
造し得ることを知つた。 本考案は、上記の新知見にから完成したもので
あつて、PEEK被覆層保温装置をクロスヘツド出
口の直ぐ下手に設置してなることを特徴とする
PEEK被覆電線用製造装置を提案するものであ
る。 第1図は、本考案の実施例の概略図、第2図
は、第1図の一部詳細断面図であつて、1は導体
Wの予熱装置、2は押出機、3はクロスヘツド本
体、31はクロスヘツドのダイス、32はクロス
ヘツドのニツプル、4はPEEK被覆層保温装置で
ある。PEEK被覆電線の製造に際しては、送り出
しボビン6から送り出された導体(銅線、アルミ
ニウム線等)Wは、電熱11により高温度に保持
された円筒状の導体予熱装置1を通過する間に少
くとも100℃の高温度に予熱される。本考案にお
いては、かゝる予熱装置は必須である。予熱され
た導体Wは少くとも100℃の高温度を保持した状
態でクロスヘツド3に連続供給され、押出機2に
より供給されるPEEKメルトMにより被覆され、
PEEK被覆層保温装置4を通過ののちPEEK被覆
層が充分冷却固化した段階に至つてのち巻取りボ
ビン7に巻取られる。 PEEKの押出被覆は、チユーピング方式で被覆
されることが好ましく、本実施例で用いるクロス
ヘツドは、チユーピング押出可能な構造のもの、
たとえば、第2図に示す如く、ニツプル32がダ
イス31に対して前後方向に調節設置可能なもの
が用いられる。而して押出されたPEEKメルトM
はチユーピング状態M1で導体W上に供給され、
次いで導体Wに接触して被覆する状態M2に入
る。而してPEEK被覆層保温装置4は、チユーピ
ング状態M1の部分を保温するチユーピング被覆
保温ゾーン41とPEEKが導体Wと接触した状態
に達した以后のM2被覆を保温するゾーン42と
からなつており、ゾーン41は電熱411によ
り、ゾーン42は、電熱421により、それぞれ
高温度に保持される。ゾーン41及びゾーン42
は100℃〜450℃に保持されるものが好ましく、特
にゾーン41は150℃〜450℃、ゾーン42は100
〜300℃の温度範囲に保持されるものが好まし
い。ゾーン41は、第2図に示す通りPEEKメル
トMがチユーピング被覆状態M2にある間のほゞ
全域に耐応する長さを有する。 本考案者らの実験によれば、PEEKがM1状態
からM2状態に達する前後数cmの間の保温が極め
て重要であつて、それにより外径均一にして機械
強度の優れたPEEK被覆層が実現する。而してゾ
ーン42の長さは、約10cmで相当の効果があり、
30cm〜1m又はそれ以上とすると一層の好結果が
得られる。 第一表に示す電線製造例1〜3では外径0.4mm
150℃に予熱された銀メツキ銅導体上にPEEKを
400℃で押出し、0.3mm厚の被覆層形成する電線製
造の場合であつて、同表に示す通りのPEEK被覆
層の保温を行つており、電線製造例4,5では、
PEEK被覆層の保温を行つていない点で電線製造
例1〜3と異つている。たゞし電線製造例5では
製造後100℃で6時間アニールしている。各製造
例で得た電線のPEEK被覆層の特性を同表に示
す。
【表】 上表から明らかな通り電線製造例1〜3の場合
は電線製造例4,5の場合と比較してPEEK被覆
層の外径変動が小さく、かつ該被覆層の破断強度
と伸びが優れており、本考案の顕著な効果が表わ
れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の概略図、第2図は第1
図の一部詳細断面図であつて、1は導体予熱装
置、3はクロスヘツド本体、4はポリエーテルエ
ーテルケトン被覆層保温装置である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 押出被覆層の保温装置をクロスヘツド出口の直
    ぐ下手に設置してなることを特徴とするポリエー
    テルエーテルケトン被覆電線用の製造装置。
JP18368379U 1979-12-26 1979-12-26 Expired JPS6114105Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18368379U JPS6114105Y2 (ja) 1979-12-26 1979-12-26

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18368379U JPS6114105Y2 (ja) 1979-12-26 1979-12-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5697812U JPS5697812U (ja) 1981-08-03
JPS6114105Y2 true JPS6114105Y2 (ja) 1986-05-01

Family

ID=29693957

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