JPS6237271Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6237271Y2 JPS6237271Y2 JP1980010443U JP1044380U JPS6237271Y2 JP S6237271 Y2 JPS6237271 Y2 JP S6237271Y2 JP 1980010443 U JP1980010443 U JP 1980010443U JP 1044380 U JP1044380 U JP 1044380U JP S6237271 Y2 JPS6237271 Y2 JP S6237271Y2
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- JP
- Japan
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- magnetic
- electromagnetic
- magnetic core
- diaphragm
- plate
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- Expired
Links
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- 239000011553 magnetic fluid Substances 0.000 claims description 11
- 230000005284 excitation Effects 0.000 claims description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 5
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 5
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 3
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 2
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- AJCDFVKYMIUXCR-UHFFFAOYSA-N oxobarium;oxo(oxoferriooxy)iron Chemical compound [Ba]=O.O=[Fe]O[Fe]=O.O=[Fe]O[Fe]=O.O=[Fe]O[Fe]=O.O=[Fe]O[Fe]=O.O=[Fe]O[Fe]=O.O=[Fe]O[Fe]=O AJCDFVKYMIUXCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は電磁式発音装置に関し、特に腕時計、
補聴器等に用いられる電磁式小型発音装置に関す
るものである。
補聴器等に用いられる電磁式小型発音装置に関す
るものである。
電磁式小型発音装置は、通常第1図に示すよう
に形成されている。
に形成されている。
第1図は従来の電磁式小型発音装置の断面図で
あり、磁性材料からなるヨーク11上に、励磁コ
イル12を巻回した磁心13と永久磁石14が配
設され、この磁心13に対し、所定の空隙部15
を置いて可撓性の金属からなる振動板16が対向
配置されている。振動板16には強磁性材料から
なる電磁板17が固着されるとともに、振動板1
6の周縁部は支持体18上で保持されている。
あり、磁性材料からなるヨーク11上に、励磁コ
イル12を巻回した磁心13と永久磁石14が配
設され、この磁心13に対し、所定の空隙部15
を置いて可撓性の金属からなる振動板16が対向
配置されている。振動板16には強磁性材料から
なる電磁板17が固着されるとともに、振動板1
6の周縁部は支持体18上で保持されている。
上記構造の発音装置において、励磁コイル12
に電気信号が入力されると、磁心13と電磁板1
7との磁気的作用により、振動板16が励磁され
て音響を発する。
に電気信号が入力されると、磁心13と電磁板1
7との磁気的作用により、振動板16が励磁され
て音響を発する。
しかし磁気的効率をよくしようとして、振動板
16と磁心13との空隙部15をせばめると、入
力信号が大きいときに、振動板16が磁心の先端
部13aに衝突して、不快な異状音を発生する危
険があつた。したがつて、不快な異状音発生を防
止する為に、空隙部15の距離を充分に設ける必
要があつた。
16と磁心13との空隙部15をせばめると、入
力信号が大きいときに、振動板16が磁心の先端
部13aに衝突して、不快な異状音を発生する危
険があつた。したがつて、不快な異状音発生を防
止する為に、空隙部15の距離を充分に設ける必
要があつた。
本考案は上記欠点を除くようにしたもので、磁
心と振動板との間の空隙部に磁性流体を介在せし
めることによつて、空隙部の間隙を従来よりせば
めても異状音発生の防止が可能であり、その結果
として磁気的効率のすぐれた電磁式小型発音装置
を得ることを目的としている。
心と振動板との間の空隙部に磁性流体を介在せし
めることによつて、空隙部の間隙を従来よりせば
めても異状音発生の防止が可能であり、その結果
として磁気的効率のすぐれた電磁式小型発音装置
を得ることを目的としている。
本考案を図面にもとづいて説明すると、第2図
A及び第2図Bは、本考案による電磁式小型発音
装置の一実施例を示す断面図及び平面図である。
A及び第2図Bは、本考案による電磁式小型発音
装置の一実施例を示す断面図及び平面図である。
21は磁性材料からなるヨークで、その中心部
に磁心23が配設され、該磁心23には励磁コイ
ル22が巻かれており、24はヨーク21上に配
設された円筒状の永久磁石である。
に磁心23が配設され、該磁心23には励磁コイ
ル22が巻かれており、24はヨーク21上に配
設された円筒状の永久磁石である。
26は振動板で、外周がしぼり加工によりカツ
プ状に形成されて永久磁石24に冠着しており、
その中央部には、複数の凹部27aを有する電磁
板27が固着されている。
プ状に形成されて永久磁石24に冠着しており、
その中央部には、複数の凹部27aを有する電磁
板27が固着されている。
29は弾性Oリングからなる緩衝部材で、その
弾性により振動板26の異状音発生を防止する。
弾性により振動板26の異状音発生を防止する。
30は放射状の複数の切欠き部30aと中央部
の穴とを有する磁性板であり、磁心23、電磁板
27、磁性板30、永久磁石24、ヨーク22と
で磁気回路を構成している。
の穴とを有する磁性板であり、磁心23、電磁板
27、磁性板30、永久磁石24、ヨーク22と
で磁気回路を構成している。
電磁板27を回動して磁性板30との磁気的結
合度を調整することにより、振動周波数の帯域を
調整できるので、空隙部25の距離を調整する必
要はない。
合度を調整することにより、振動周波数の帯域を
調整できるので、空隙部25の距離を調整する必
要はない。
磁心23と電磁板27との空隙部25に、
Fe3O4の微粉末に油を含浸させた磁性流体250
を介在させると、流体中に含浸された磁性材から
なる微粉末と、電磁板27と磁心23との間の磁
気的吸引作用により、磁性流体250は外部に流
出することなく空隙部25に保持されるので、電
磁コイル22に急激な強い電流が流れても、磁性
流体がダンパー作用をし、電磁板27が磁心23
の先端部23aに接する際の不快な金属音を防止
する。
Fe3O4の微粉末に油を含浸させた磁性流体250
を介在させると、流体中に含浸された磁性材から
なる微粉末と、電磁板27と磁心23との間の磁
気的吸引作用により、磁性流体250は外部に流
出することなく空隙部25に保持されるので、電
磁コイル22に急激な強い電流が流れても、磁性
流体がダンパー作用をし、電磁板27が磁心23
の先端部23aに接する際の不快な金属音を防止
する。
第3図A及びBは、本考案の他の実施例を示す
振動板中央部の要部断面図で、第3図Aに示す実
施例においては、電磁板37の磁心23に近い面
に凹部を設け、該凹部と磁心23との空隙部35
にFe3O4の微粉末に油を含浸させた磁性流体35
0を介在させて、第2図に示す実施例と同様の効
果を得るとともに、薄型化という点でも一層の効
果を有する。
振動板中央部の要部断面図で、第3図Aに示す実
施例においては、電磁板37の磁心23に近い面
に凹部を設け、該凹部と磁心23との空隙部35
にFe3O4の微粉末に油を含浸させた磁性流体35
0を介在させて、第2図に示す実施例と同様の効
果を得るとともに、薄型化という点でも一層の効
果を有する。
また第3図Bに示す実施例においては、電磁板
37′の中心部に貫通穴を有し、該貫通穴に磁心
33の頭部が突出しており、上記電磁板37′を
固着した振動板36と磁心33との空隙部35
に、Fe3O4の微粉末に油を含浸させた磁性流体3
50を介在させて、第2図に示す実施例と同様の
効果を得るとともに、磁気的効率の面でもすぐれ
た効果を有する。
37′の中心部に貫通穴を有し、該貫通穴に磁心
33の頭部が突出しており、上記電磁板37′を
固着した振動板36と磁心33との空隙部35
に、Fe3O4の微粉末に油を含浸させた磁性流体3
50を介在させて、第2図に示す実施例と同様の
効果を得るとともに、磁気的効率の面でもすぐれ
た効果を有する。
なお今迄のべた実施例においては、磁性流体が
Fe3O4の微粉末に油を含浸させたものであつた
が、Fe3O4の代りにバリウムフエライト
(BaOFe2O3)を用いた他の磁性流体を使用しても
同様の効果を得ることはいうまでもない。
Fe3O4の微粉末に油を含浸させたものであつた
が、Fe3O4の代りにバリウムフエライト
(BaOFe2O3)を用いた他の磁性流体を使用しても
同様の効果を得ることはいうまでもない。
本考案は以上説明したように、小型発音装置の
磁心と電磁板又は振動板との空隙部に磁性流体を
介在せしめることによりダンパーの作用をし、不
快な異状音を防止するので、空隙部の間隔をせば
めることができ、磁気的結合を高めるとともに、
発音体の小型化に効果があり、実用的効果が大で
あつて、ブザーのように一定のアラーム音を発音
するものだけでなく、近年のように、メロデイー
や音声合成音など高低の差がはげしく音質のよい
高性能な小型発音装置を、腕時計のような限られ
たスペース内に装着するときに特に有効である。
磁心と電磁板又は振動板との空隙部に磁性流体を
介在せしめることによりダンパーの作用をし、不
快な異状音を防止するので、空隙部の間隔をせば
めることができ、磁気的結合を高めるとともに、
発音体の小型化に効果があり、実用的効果が大で
あつて、ブザーのように一定のアラーム音を発音
するものだけでなく、近年のように、メロデイー
や音声合成音など高低の差がはげしく音質のよい
高性能な小型発音装置を、腕時計のような限られ
たスペース内に装着するときに特に有効である。
第1図は従来の電磁式小型発音装置の構造を示
す断面図、第2図A及びBは本考案による電磁式
小型発音装置の構造を示す断面図及び平面図、第
3図A及びBは本考案による他の実施例の要部断
面図である。 13,23,33……磁心、16,26,36
……振動板、17,27,37,37′……電磁
板、15,25,35……空隙部、250,35
0……磁性流体。
す断面図、第2図A及びBは本考案による電磁式
小型発音装置の構造を示す断面図及び平面図、第
3図A及びBは本考案による他の実施例の要部断
面図である。 13,23,33……磁心、16,26,36
……振動板、17,27,37,37′……電磁
板、15,25,35……空隙部、250,35
0……磁性流体。
Claims (1)
- ヨークと、励磁コイルを巻いた磁心と、永久磁
石と、電磁板を固着した振動板と、磁性板とによ
り磁気回路を構成し、その磁心と電磁板との間に
所定の空隙部を有する電磁式小型発音装置におい
て、前記磁心と電磁板との空隙部に、磁性流体を
介在せしめたことを特徴とする電磁式小型発音装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980010443U JPS6237271Y2 (ja) | 1980-01-31 | 1980-01-31 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980010443U JPS6237271Y2 (ja) | 1980-01-31 | 1980-01-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56113396U JPS56113396U (ja) | 1981-09-01 |
JPS6237271Y2 true JPS6237271Y2 (ja) | 1987-09-22 |
Family
ID=29607099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980010443U Expired JPS6237271Y2 (ja) | 1980-01-31 | 1980-01-31 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6237271Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49109858A (ja) * | 1973-02-21 | 1974-10-18 |
-
1980
- 1980-01-31 JP JP1980010443U patent/JPS6237271Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49109858A (ja) * | 1973-02-21 | 1974-10-18 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56113396U (ja) | 1981-09-01 |
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