JPH0533119Y2 - - Google Patents

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JPH0533119Y2
JPH0533119Y2 JP1983052776U JP5277683U JPH0533119Y2 JP H0533119 Y2 JPH0533119 Y2 JP H0533119Y2 JP 1983052776 U JP1983052776 U JP 1983052776U JP 5277683 U JP5277683 U JP 5277683U JP H0533119 Y2 JPH0533119 Y2 JP H0533119Y2
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JP
Japan
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diaphragm
acoustic transducer
electromagnetic acoustic
step surface
low
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JP1983052776U
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  • Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、例えば各種の時計、カメラ、電子レ
ンジ、電卓、ポータブル.ビデオ.テープ.レコ
ーダまたはポケツトベルの報音用部品等として使
用される電磁型音響変換器に関する。
〈従来の技術〉 この種の電磁型音響変換器は、電磁石及び永久
磁石の磁気的相互作用により、電磁石の磁極に空
隙を介して対向させた振動板を励振して振動音を
得るものであるが、電磁音響変換部を保護するた
め、または振動音の音圧レベルを向上させるた
め、電磁音響変換部の振動板側から放音筒体を嵌
合挿着させるのが普通である。第1図及び第2図
はこの種の電磁型音響変換器の従来例を示してい
る。これらの従来例においては、電磁音響変換部
は、鉄心101及びコイル102を備えて構成さ
れた電磁石1の周りに円筒状の永久磁石2を配置
してある。永久磁石2の開口側端面は、内側にリ
ング状の低段面21を有すると共に、その外側に
リング状の高段面22を有する段状になつてい
て、低段面21に、鉄心101の先端面と空隙
G1を介して対向する円板状の振動板3を装架し
た構造となつている。103はヨーク、31は振
動板3の略中央部に固着されたバラストである。
そしてこの電磁音響変換部に対して、その全体を
覆うように、振動板装架側から放音筒体4を嵌合
装着させた構造となつている。41は放音孔であ
る。
上記構造の電磁型音響変換器において、コイル
102に適当な周波数の電流を流して駆動する
と、電磁石1に発生する電磁力と永久磁石2の一
方向性磁気バイアスとの磁気的相互作用及び振動
板3のバネ性により、振動板3が駆動電流の周波
数に依存して空隙G1内で振動し、振動音が得ら
れる。全体構成として、電磁音響変換部に対して
振動板2の側から嵌合挿着される放音筒体4を有
するので、放音筒体4による共鳴作用が得られ、
音圧レベルの高い電磁音響変換部が得られる。
また、振動板3は、永久磁石2の開口端面によ
つて周辺が支持されており、開口端面は内側にリ
ング状の低段面21を有すると共に、その外側に
高段面22を有する段状になつていて、低段面2
1によつて振動板3の周辺を支持してあるから、
振動板3を所定位置に確実に位置決めできる。
ところで、振動板3に対して所定の振動運動を
行なわせるには、振動板3が永久磁石2から脱落
することがないよう、低段面2位置内に確実に支
持させ、空隙G1の距離が変化しないようにする
ことが最も重要なポイントとなる。
その手段として、第1図の従来例では、放音筒
体4の天上面となる内面42を永久磁石2の高段
面22の付近に位置させ、永久磁石2に装架され
た振動板2が脱落するのを防止できるように組立
ててある。また、第2図の従来例では、放音筒体
4を共鳴筐として使用する関係上、その天井面4
1が振動板3から離れていることから、内径部に
段状端面43を形成し、端面43の内端を振動板
3の外周より内側に位置させることにより、振動
板3に対する脱落防止機構を構成してある。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、電磁音響変換部に対して放音筒
体4を組合せる場合、各構成部品の公差等の影響
で、永久磁石2の高段面22と、放音筒体4の天
井面となる端面42または段状端面43との間に
必ず隙間gが発生する。このため、振動または衡
撃等を受けると、振動板3が永久磁石2の低段面
21から浮上がり、隙間g内に入つてしまい、空
隙G1が著しく増大し、音圧が非常に小さくなり、
使用に耐えないものになつてしまうと言う問題が
あつた。振動板3の支持構造として、永久磁石2
の外側にケースを配置し、ケースの開口端面で振
動板3を支持するものも知られているが、この場
合も同様の問題があつた。
そこで、本考案の課題は、上述する従来の欠点
を除去し、振動板の横ズレ不正配置及び脱落を確
実に防止できるようにした電磁型音響変換器を提
供することである。
〈課題を解決するための手段〉 上述した課題解決のため、本考案は、電磁音響
変換部と、放音筒体とを有する電磁型音響変換器
であつて、 前記電磁音響変換部、棒状磁極にコイルを巻装
した電磁石の周りに筒状永久磁石を配置すると共
に、前記永久磁石またはその周りに配置される筒
状ケースの開口端面によつて、前記磁極に対して
空隙を介して対向する振動板を周辺支持してな
り、 前記開口端面は、内側にリング状の低段面を有
すると共に、その外側にリング状の高段面を有す
る段状になつていて、前記低段面によつて前記振
動板の周辺を支持しており、 前記放音筒体は、前記高段面と隙間を隔てて対
向する端面を有し、前記端面が前記低段面と対向
する位置に突起を有し、前記突起の先端が前記高
段面と前記低段面の間の段差内に位置するよう
に、前記電磁音響変換部に対して前記振動板側か
ら嵌合挿着されていること を特徴とする。
〈作用〉 放音筒体が電磁音響変換部に対して振動板側か
ら嵌合挿着されているから、放音筒体による共鳴
作用が得られ、音圧レベルの高い電磁音響変換器
が得られる。
振動板を周辺支持する開口端面は、内側にリン
グ状の低段面を有すると共に、その外側にリング
状の高段面を有する段状になつていて、低段面に
よつて振動板の周辺を支持しているから、振動板
の横ズレが低段面と高段面の間の段差によつて確
実に阻止される。
放音筒体は、開口端面と隙間を隔てて対向する
端面を有し、端面が低段面と対向する位置に突起
を有し、突起の先端が高段面と低段面の間の段差
内に位置するように、電磁音響変換部に対して嵌
合挿着されているから、低段面によつて支持され
ている振動板が、振動や衝撃等を受けて、低段面
から浮上がろうとしても、その周縁が突起によつ
て抑えられ、浮上がることができない。
上述の浮上り防止作用と、横ズレ防止作用とに
より、振動板が放音筒体の端面と高段面との間に
発生する隙間に入つてしまう横ズレ不正配置や、
低段面からの振動板の脱落が確実に防止できるよ
うになる。
しかも、開口端面は、内側にリング状の低段面
を有すると共に、その外側に高段面を有する段状
になつているから、振動板の組込みに当つて、高
段面によつて囲まれた低段面上に、振動板を落し
込むだけでよい。このため、振動板の組込むに当
り、無理な力を加えることなく、簡単、かつ、確
実に組込むことができる。
〈実施例〉 第3図及び第4図は本考案に係る電磁型音響変
換器の各正面部分段面図であり、第3図は第1図
の従来例に対応し、第4図は第2図の従来例に対
応する。図において、第1図及び第2図と同一の
参照符号は同一性ある構成部分を示している。ま
ず、第3図の実施例では、放音筒体4は、天井面
を構成する端面42が永久磁石2の開口端面に設
けられた高段面22と隙間gを保つて対向すると
共に、低段面21と対向する位置に突起44を有
している。そして、突起44の先端が高段面22
と低段面21の間の段差内に位置するように、即
ち、端面42と高段面22との間に発生する隙間
gよりも大きくなるように、電磁音響変換部1に
対して振動板側から嵌合挿着されている。第4図
の実施例では、段状端面43に振動板3の方向に
突出する突起44を設けてある。この突起44
は、その先端が永久磁石2の高段面22と低段面
21の間の段差内に位置するように形成する。突
起44は、例えば第5図に示すように、点状に形
成して円状に散在させてもよく、或いは第6図の
ように、リング状に形成してもよい。
上述のように、放音筒体4は、振動板3を周辺
支持する開口端面と対向する端面42または43
を有し、端面42または43が低段面22と対向
する位置に突起44を有し、突起44の先端が高
段面22と低段面21の間の段差内に位置するよ
うに、電磁音響変換部1に対して振動板3の側か
ら嵌合挿着されているから、低段面21によつて
支持されている振動板3が、振動や衝撃等を受け
て、低段面21から浮上がろうとしても、その周
縁が突起44によつて抑えられ、高段面22を超
えて浮上がることができない。
しかも、振動板3を周辺支持する永久磁石の2
の開口端面は、内側にリング状の低段面21を有
すると共に、その外側に高段面22を有する段状
になつていて、低段面21によつて振動板3の周
辺を支持しているから、振動板3の横ズレが低段
面21と高段面22の間の段差によつて阻止され
る。
上述の浮上り防止作用と、横ズレ防止作用とに
より、振動板3が放音筒体4の端面42または4
3と開口端面の高段面22との間に発生する隙間
gに入つてしまう横ズレ不正配置や、低段面21
からの振動板3の脱落が確実に防止される。
更に、振動板3を周辺支持する永久磁石2の開
口端面は、内側にリング状の低段面21を有する
と共に、その外側に高段面22を有する段状にな
つているから、振動板3の組込みに当つて、高段
面22によつて囲まれた低段面21上に、振動板
3を落し込むだけでよい。このため、振動板3
を、無理な力を加えることなく、所定位置に簡
単、かつ、確実に組込むことができる。
上記実施例では、永久磁石2によつて振動板3
を支持する構造のものを示したが、第7図に示す
ように、永久磁石2の外側にケース5を配置し、
ケース5の開口端面を、内側にリング状の低段面
51を有すると共に、その外側に高段面52を有
する段状として、低段面51で振動板3を支持す
る構造のものにおいても、ケース5の上部に結合
される放音筒体4の端面に突起44を設けること
により、同様の振動板脱落防止作用が得られる。
〈考案の効果〉 以上述べたように、本考案によれば、次のよう
な効果が得られる。
(a) 放音筒体は、開口端面を構成する高段面と隙
間を隔てて対向する端面を有し、端面が低段面
と対向する位置に突起を有し、突起の先端が高
段面と低段面の間の段差内に位置するように、
電磁音響変換部に対して振動板側から嵌合挿着
されているから、振動や衝撃等を受けて場合で
も、高段面を超える振動板の浮上がりを確実に
防止し得る電磁型音響変換器を提供できる。
(b) 振動板を周辺支持する開口端面は、内側にリ
ング状の低段面を有すると共に、その外側にリ
ング状の高段面を有する段状になつていて、低
段面によつて振動板の周辺を支持しているか
ら、振動板の横ズレを確実に防止し得る電磁型
音響変換器を提供できる。
(c) 上述の浮上り防止作用と、横ズレ防止作用と
により、振動板が放音筒体の端面と開口端面の
高段面との間に発生する隙間に入つてしまう横
ズレ不正配置や、振動板の脱落を確実に防止し
得る電磁型音響変換器を提供できる。
(d)) 振動板を周辺支持する開口端面は、内側に
リング状の低段面を有すると共に、その外側に
高段面を有する段状になつているから、振動板
を、無理な力を加えることなく、簡単、かつ、
確実に組込むことの可能な電磁型音響変換器を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来の電磁型音響変換器の
各正面段面図、第3図は本考案に係る電磁型音響
変換器の正面段面図、第4図は同じく別の実施例
における正面段面図、第5図はケースの底面図、
第6図は同じく別の実施例における底面図、第7
図は本考案に係る電磁型音響変換器の更に別の実
施例における正面段面図である。 1……電磁石、101……鉄心、102……コ
イル、2……永久磁石、3……振動板、4……ケ
ース、44……突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 電磁音響変換部と、放音筒体とを有する電磁
    型音響変換器であつて、 前記電磁音響変換部は、棒状磁極にコイルを
    巻装した電磁石の周りに筒状永久磁石を配置す
    ると共に、前記永久磁石またはその周りに配置
    される筒状ケースの開口端面によつて、前記磁
    極に対して空隙を介して対向する振動板を周辺
    支持してなり、 前記開口端面は、内側にリング状の低段面を
    有すると共に、その外側にリング状の高段面を
    有する段状になつていて、前記低段面によつて
    前記振動板の周辺を支持しており、 前記放音筒体は、前記高段面と隙間を隔てて
    対向する端面を有し、前記端面が前記低段面と
    対向する位置に突起を有し、前記突起の先端が
    前記高段面と前記低段面の間の段差内に位置す
    るように、前記電磁音響変換部に対して前記振
    動板側から嵌合挿着されていること を特徴とする電磁型音響変換器。 (2) 前記突起は点状に設けられていることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載の
    電磁型音響変換器。 (3) 前記突起はリング状に形成したことを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項に記載の電
    磁型音響変換器。
JP5277683U 1983-04-09 1983-04-09 電磁型音響変換器 Granted JPS59159098U (ja)

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JP5277683U JPS59159098U (ja) 1983-04-09 1983-04-09 電磁型音響変換器

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Publication Number Publication Date
JPS59159098U JPS59159098U (ja) 1984-10-25
JPH0533119Y2 true JPH0533119Y2 (ja) 1993-08-24

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ID=30183121

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JP5277683U Granted JPS59159098U (ja) 1983-04-09 1983-04-09 電磁型音響変換器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54176328U (ja) * 1978-06-01 1979-12-13
JPS57182996U (ja) * 1981-05-15 1982-11-19

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JPS59159098U (ja) 1984-10-25

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