JPS6236574Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6236574Y2 JPS6236574Y2 JP11070883U JP11070883U JPS6236574Y2 JP S6236574 Y2 JPS6236574 Y2 JP S6236574Y2 JP 11070883 U JP11070883 U JP 11070883U JP 11070883 U JP11070883 U JP 11070883U JP S6236574 Y2 JPS6236574 Y2 JP S6236574Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating
- steel pipe
- coated steel
- movable member
- pair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims description 34
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims description 34
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 27
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 27
- 239000011295 pitch Substances 0.000 claims description 4
- BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N Vinyl chloride Chemical compound ClC=C BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 2
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
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- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 1
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Landscapes
- Milling, Broaching, Filing, Reaming, And Others (AREA)
- Knives (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、被覆鋼管の被膜を剥離するための
工具に関するものである。
工具に関するものである。
地中に埋没するガス管やその他の配管におい
て、電蝕の発生を防止するため、硬質の塩化ビニ
ルで外周面を被覆した鋼管が使用されている。
て、電蝕の発生を防止するため、硬質の塩化ビニ
ルで外周面を被覆した鋼管が使用されている。
ところで、被覆鋼管を使用した配管において、
分岐や接続には、メカニカル継手の使用や溶接に
よる突き合せが必要になり、この場合必ず適宜長
さにわたつて被膜を剥離しなければならない。
分岐や接続には、メカニカル継手の使用や溶接に
よる突き合せが必要になり、この場合必ず適宜長
さにわたつて被膜を剥離しなければならない。
従来、被覆鋼管の被膜を部分的に剥離するに
は、ナイフで被膜に二条の環状切目を入れ、両切
目間を剥り取るようにしていた。
は、ナイフで被膜に二条の環状切目を入れ、両切
目間を剥り取るようにしていた。
このような剥離方法は作業に手間がかかり能率
が悪いと共に鋼管に損傷を与えるという危険性が
ある。
が悪いと共に鋼管に損傷を与えるという危険性が
ある。
即ち、被覆は鋼管に対して加熱収縮させると共
に、接着剤を使用して固着させてあるため、剥離
性が極めて悪く、このためナイフの刃先が鋼管に
当接するまで切込まなければならず、鋼管にナイ
フで傷をつけると、強度に低下させると同時にガ
スの漏れが生じる原因になる。
に、接着剤を使用して固着させてあるため、剥離
性が極めて悪く、このためナイフの刃先が鋼管に
当接するまで切込まなければならず、鋼管にナイ
フで傷をつけると、強度に低下させると同時にガ
スの漏れが生じる原因になる。
この考案は上記のような点にかんがみてなされ
たものであり、被覆鋼管の被覆を鋼管に損傷を与
えることなく塩化ビニルの物性を利用して、簡単
に能率よく剥離することができる剥離工具を提供
するのが目的である。
たものであり、被覆鋼管の被覆を鋼管に損傷を与
えることなく塩化ビニルの物性を利用して、簡単
に能率よく剥離することができる剥離工具を提供
するのが目的である。
この考案の構成は、フレームに可動部材とこの
部材の移動用操作機構とを設け、フレームと可動
部材の被覆鋼管を挾んで相対向する位置の一方
に、一対の刃先が周設された刃物ロールを、同他
方に一対の歯車ロールを各々枢止し、鋼管の被膜
に対して環状の切目と、この切目間に軸方向の筋
目とを入れ、環状切目間の被膜を剥離するように
したものである。
部材の移動用操作機構とを設け、フレームと可動
部材の被覆鋼管を挾んで相対向する位置の一方
に、一対の刃先が周設された刃物ロールを、同他
方に一対の歯車ロールを各々枢止し、鋼管の被膜
に対して環状の切目と、この切目間に軸方向の筋
目とを入れ、環状切目間の被膜を剥離するように
したものである。
以下、この考案を添付図面の実施例に基づいて
説明する。
説明する。
図示のように、フレーム1は、基杆2の両端に
同一方向への屈曲部3,4を連成し、正面から見
て略コ字状に形成され、一方の屈曲部3に基杆2
の長手方向に平向する保持筒5が設けられ、他方
の屈曲部4に刃物ロール6が枢止されている。
同一方向への屈曲部3,4を連成し、正面から見
て略コ字状に形成され、一方の屈曲部3に基杆2
の長手方向に平向する保持筒5が設けられ、他方
の屈曲部4に刃物ロール6が枢止されている。
上記フレーム1の両屈曲部3と4間の位置に、
基杆2のガイド7に沿つて誘導される可動部材8
が配置され、保持筒5にこの可動部材8の移動用
操作機構9が取付けられている。
基杆2のガイド7に沿つて誘導される可動部材8
が配置され、保持筒5にこの可動部材8の移動用
操作機構9が取付けられている。
操作機構9は、保持筒5を軸方向に貫通する螺
軸10の端部に回動用のハンドル11を設け、螺
軸10の先端を可動部材8と回動が自由で軸方向
に一体動するよう連結し、保持筒5の途中に設け
た切目12内で回動不能に保持したナツト13を
螺軸10と螺合して構成され、ハンドル11で螺
軸10を回転させることにより可動部材8を刃物
ロール6に対して進退動させるようになつてい
る。
軸10の端部に回動用のハンドル11を設け、螺
軸10の先端を可動部材8と回動が自由で軸方向
に一体動するよう連結し、保持筒5の途中に設け
た切目12内で回動不能に保持したナツト13を
螺軸10と螺合して構成され、ハンドル11で螺
軸10を回転させることにより可動部材8を刃物
ロール6に対して進退動させるようになつてい
る。
上記可動部材8の屈曲部4と対向する位置に一
対の歯形ロール14と15が平行状態で枢止さ
れ、被覆鋼管Aを刃物ロール6と両歯形ロール1
4,15で挾持することができるようになつてい
る。
対の歯形ロール14と15が平行状態で枢止さ
れ、被覆鋼管Aを刃物ロール6と両歯形ロール1
4,15で挾持することができるようになつてい
る。
刃物ロール6は、第2図に示すように、外周面
の両端に一対の刃先6aを周設して形成され、両
刃先6aの間隔が被覆Bに対する剥離幅になり、
両刃先6aで被膜Bに環状の切目Xを入れること
になる。
の両端に一対の刃先6aを周設して形成され、両
刃先6aの間隔が被覆Bに対する剥離幅になり、
両刃先6aで被膜Bに環状の切目Xを入れること
になる。
また、可動部材8に取付けた歯形ロール14と
15は、被膜Bの環状切目X間の位置に軸方向の
筋目Yを入れるためのものであり、第2図に示す
ように、被覆鋼管Aの外周に対し、両刃先6a間
の位置を転動するように、刃物ロール6とその位
置関係が設定されている。
15は、被膜Bの環状切目X間の位置に軸方向の
筋目Yを入れるためのものであり、第2図に示す
ように、被覆鋼管Aの外周に対し、両刃先6a間
の位置を転動するように、刃物ロール6とその位
置関係が設定されている。
この歯形ロール14と15は、筋目Yを効率よ
く入れることができるよう、歯先のピツチが異な
るものを用いており、両歯形ロール14,15の
歯形ピツチは奇数倍の関係にするのが好ましい。
く入れることができるよう、歯先のピツチが異な
るものを用いており、両歯形ロール14,15の
歯形ピツチは奇数倍の関係にするのが好ましい。
なお、被膜Bの剥離時において、鋼管に傷がつ
かないよう、刃物ロール6の刃先6aの高さは被
膜Bの厚みと等しいかそれよりも少し低くしてお
くとよい。
かないよう、刃物ロール6の刃先6aの高さは被
膜Bの厚みと等しいかそれよりも少し低くしてお
くとよい。
この考案の剥離工具は上記のような構成であ
り、被覆鋼管Aの被膜Bを剥離したい位置、即
ち、メカニカル継手を用いた分岐や溶接による結
合部分に、刃物ロール6と歯形ロール14,15
を外嵌し、操作機構9をねじ込み方向に可動操作
して可動部材8を移動させ、第1図のように、刃
物ロール6と歯形ロール14,15で被覆鋼管A
の外周三点を挾着する。
り、被覆鋼管Aの被膜Bを剥離したい位置、即
ち、メカニカル継手を用いた分岐や溶接による結
合部分に、刃物ロール6と歯形ロール14,15
を外嵌し、操作機構9をねじ込み方向に可動操作
して可動部材8を移動させ、第1図のように、刃
物ロール6と歯形ロール14,15で被覆鋼管A
の外周三点を挾着する。
操作機構9の締付けにより刃物ロール6の刃先
6aが被膜Bに喰込むので、この状態で剥離工具
全体を、被覆鋼管Aを中心に回動させる。
6aが被膜Bに喰込むので、この状態で剥離工具
全体を、被覆鋼管Aを中心に回動させる。
工具全体の回動により、先ず刃物ロール6の刃
先6aによつて、第3図のように被覆Bに一対の
環状切目Xが施され、次に歯形ロール14と15
が第4図のように、被覆Bの両環状切目X間の位
置を転動して軸方向の筋目Yを細かいピツチで入
れていく。
先6aによつて、第3図のように被覆Bに一対の
環状切目Xが施され、次に歯形ロール14と15
が第4図のように、被覆Bの両環状切目X間の位
置を転動して軸方向の筋目Yを細かいピツチで入
れていく。
工具全体を回動させると、被膜B上を転動する
歯形ロール14,15と被膜Bの摩擦により環状
切目X間の被膜が熱をもち、温度上昇による膨脹
で筋目Yが入つて弱くなつた部分が切断分離する
ことになる。
歯形ロール14,15と被膜Bの摩擦により環状
切目X間の被膜が熱をもち、温度上昇による膨脹
で筋目Yが入つて弱くなつた部分が切断分離する
ことになる。
このため、接着剤で鋼管本体Cに固着されてい
る被膜Bであつても、鋼管本体Cから遊離するこ
とになるので、環状切目X間の被膜を簡単に剥離
することができ、この被膜を取除くことにより第
5図に示す如く被膜Bから鋼管本体Cを所定の幅
にわたつて露出させることができる。
る被膜Bであつても、鋼管本体Cから遊離するこ
とになるので、環状切目X間の被膜を簡単に剥離
することができ、この被膜を取除くことにより第
5図に示す如く被膜Bから鋼管本体Cを所定の幅
にわたつて露出させることができる。
なお、刃物ロール6と歯形ロール14,15は
図示の場合、フレーム1に刃物ロール6を、移動
部材8に歯形ロール14,15を各々取付けた
が、取付け位置を逆にすることもできると共に、
刃物ロール6の刃先6aの間隔や歯形ロール1
4,15の長さ及び各ロールの配置間隔等は、被
覆鋼管Aの直径に合わせて任意に選択すればよ
く、更に被膜の剥離位置は途中や端部等、接続条
件に合せて選べる。
図示の場合、フレーム1に刃物ロール6を、移動
部材8に歯形ロール14,15を各々取付けた
が、取付け位置を逆にすることもできると共に、
刃物ロール6の刃先6aの間隔や歯形ロール1
4,15の長さ及び各ロールの配置間隔等は、被
覆鋼管Aの直径に合わせて任意に選択すればよ
く、更に被膜の剥離位置は途中や端部等、接続条
件に合せて選べる。
以上のように、この考案によると、フレームと
このフレームに設けた可動部材の相対向する位置
の一方に、一対の刃先が周設された刃物ロール
を、同他方の位置に一対の歯形ロールを各々枢止
し、被覆鋼管の被膜に対し、刃物ロールで一対の
環状切目を入れ、歯形ロールで環状切目間に軸方
向の筋目を入れるようにしたので、被覆鋼管を刃
物ロールと歯形ロールで挾持して回転させるだけ
で被膜を部分的に剥離除去することができ、剥離
作業が能率的に行なえるようになる。
このフレームに設けた可動部材の相対向する位置
の一方に、一対の刃先が周設された刃物ロール
を、同他方の位置に一対の歯形ロールを各々枢止
し、被覆鋼管の被膜に対し、刃物ロールで一対の
環状切目を入れ、歯形ロールで環状切目間に軸方
向の筋目を入れるようにしたので、被覆鋼管を刃
物ロールと歯形ロールで挾持して回転させるだけ
で被膜を部分的に剥離除去することができ、剥離
作業が能率的に行なえるようになる。
また、環状切目間に軸方向の筋目を入れるの
で、鋼管に損傷を与えることなく被膜の剥離が可
能となるという効果がある。
で、鋼管に損傷を与えることなく被膜の剥離が可
能となるという効果がある。
更に、刃物ロールと歯形ロールの間隔を自由に
調整できるので、直径の異なる被覆鋼管に対して
も広範囲に対応することができる。
調整できるので、直径の異なる被覆鋼管に対して
も広範囲に対応することができる。
第1図はこの考案に係る剥離工具の一部切欠正
面図、第2図は同底面図、第3図乃至第5図の
各々は剥離の順番を示す工程図である。 1はフレーム、6は刃物ロール、6aは刃先、
8は移動部材、9は操作部材、10は螺軸、13
はナツト、14,15は歯形ロール。
面図、第2図は同底面図、第3図乃至第5図の
各々は剥離の順番を示す工程図である。 1はフレーム、6は刃物ロール、6aは刃先、
8は移動部材、9は操作部材、10は螺軸、13
はナツト、14,15は歯形ロール。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) フレームに可動部材と、この可動部材の移動
用操作機構とを設け、前記フレームと可動部材
の相対向する位置の一方に、被覆鋼管の被膜に
環状の切目を入れる一対の刃先が周設された刃
物ロールを、同他方の位置に被覆鋼管の被膜に
対して環状切目間に軸方向の筋目を入れる一対
の歯形ロールを各々枢止したことを特徴とする
被覆鋼管の被膜剥離工具。 (2) 一対の歯形ロールは、各々の歯先のピツチが
異なつている実用新案登録請求の範囲第1項に
記載の被覆鋼管の被膜剥離工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11070883U JPS6029026U (ja) | 1983-07-15 | 1983-07-15 | 被覆鋼管の被膜剥離工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11070883U JPS6029026U (ja) | 1983-07-15 | 1983-07-15 | 被覆鋼管の被膜剥離工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6029026U JPS6029026U (ja) | 1985-02-27 |
JPS6236574Y2 true JPS6236574Y2 (ja) | 1987-09-17 |
Family
ID=30257355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11070883U Granted JPS6029026U (ja) | 1983-07-15 | 1983-07-15 | 被覆鋼管の被膜剥離工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6029026U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0752688Y2 (ja) * | 1988-09-22 | 1995-12-06 | 一 原 | 線材被覆剥離工具 |
-
1983
- 1983-07-15 JP JP11070883U patent/JPS6029026U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6029026U (ja) | 1985-02-27 |
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