JP3972034B2 - 保温材付管用切断器 - Google Patents

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Description

本発明は保温材付管の保温材の剥離除去に使用される切断器に関するものである。
給水・給湯管においては、保温・防露のためにポリエチレンフォーム等の保温材で覆っ
た保温材付のものを使用することがある。
この保温材付管には、直管及び巻き物長尺管があるが、配管長さが一定でないため、配
管現場でその配管長さに整合した長さにすること、継手接続のために端部から継手挿入代
分だけ保温材を除去することが必要である。この場合、保温材厚みが薄いものであれば、
保温材付管を配管長さに整合した長さに切断し、而るのち、その切断端から継手挿入代長
さを隔てた位置の保温材表面に浅い切れ目を入れて保温材を剥離除去することは、継手挿
入代分の剥離除去長さが短いために、比較的容易である。
しかしながら、保温材付管には保温材厚みが30mm、保温材外径が120mmにも達
する大径管が存在し、かかる大径の保温材付管をカッターで切断することは至難であり、
前記した保温材付管を配管長さに整合した所定の長さに切断し、而るのち、継手挿入代長
さ分だけ保温材を除去する工法は使用し難い。
このため、保温材付管の各端部から保温材を除去したのち、中の芯管のみの切断で全長
を配管長さに整合した長さとすることが考えられるが、保温材の除去長さが長くなるので
、保温材に充分に深い切れ目を入れることが必要になる。
前記保温材付管の端部から保温材を所定長さ除去したのち、露出された芯管の切断によ
り配管長さに整合した長さとする工法をNTカッターや塩化ビニル樹脂用カッターで行な
うと、保温材除去のために保温材表面に入れる切り込みを深くする必要があるため、芯管
を傷付け易く、非常に手間がかかる不具合もある。
従来、電線等の皮剥器として、被覆層の内周近くにまで食い込む上下の輪切り刃を上下
から被覆層に食い込ませるものが知られているが(例えば、特許文献1、特許文献2参照
)、保温材付管の保温材乃至は芯管外径が品番ごとに相当に異なるので、かかる切断器で
は品番に対応する多種の切断器を用意しておく必要があり、コスト上や保管上不利である
実開平1−116510号公報 実開平1−120714号公報
本発明の目的は、保温材付管の保温材を芯管外径や保温材外径が異なっても、芯管を傷
付けることなく保温材を剥離除去できる保温材付管用切断器を提供することにある。
請求項1に係る保温材付管用切断器は、保温材付管を挾持する周方向スロット付のフレ
ームと、前記スロットの巾を直径とする円よりも大なる外郭寸法の摺動子を高さ位置調整
可能に付設したパイプ軸に、下端及び前端に沿い刃先を有する短冊刃を下端をパイプ軸下
端よりもやや上方に位置させて取付けた短冊刃付軸とを有し、短冊刃付軸を下端よりスロ
ットに差し込み、摺動子をフレーム外面に接触させて当該軸をフレーム外面に沿って移動
させることを特徴とする。
請求項2に係る保温材付管用切断器は、請求項1の保温材付管用切断器において、二枚
の短冊刃がパイプ軸を挾み180°隔てた向きでパイプ軸に取付けられていることを特徴
とする。
請求項3に係る保温材付管用切断器は、請求項1または2の保温材付管用切断器におい
て、短冊刃とパイプ軸との間に短冊刃の上下端側を除いてギャップが設けられ、摺動子の
高さ位置調整がギャップ内での摺動子の上下移動で行なわれることを特徴とする。
短冊刃付軸をフレームのスロットに沿い、パイプ軸下端を保温材付管の芯管に支承させ
、かつ短冊刃の前端刃先及び下端刃先で保温材を切開しつつ移動させるものであり、軸に
パイプ軸を用いているから、軸下端の芯管表面への当接が点接触でなくなり接触圧を分散
させ得、かつ軸下端の孔に保温材が食い込み、この食い込み保温材が軸下端と芯管面との
間のクッションとなるから、接触圧を緩和できる。従って、芯管表面の傷付きを防止でき
る。
また、短冊刃付軸の移動に伴い短冊刃前端の刃先及び短冊刃下端の刃先で保温材が切開
されていくから、保温材を周方向にスムーズに切断できる。
また、摺動子とパイプ軸下端との距離を摺動子の高さ位置調整により保温材の厚みに応
じて変えることができるから、保温材の外径や芯管外径が変わっても摺動子の高さ位置調
整で容易に対応できる。
従って、保温材付管の芯管寸法や保温材寸法が変わっても、芯管を傷付けることなくス
ムーズに保温材に充分に深い切れ目を入れることができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1の(イ)は本発明に係る保温材付管用切断器の一実施例を示す正面図、図1の(ロ
)は同じく平面図である。
図1において、1は保温材付管であり、芯管11(例えば、アルミ補強ポリエチレン管
)上に保温材12(例えば、電子照射ポリエチレンフォーム)を設けてある。この保温材
12の外径は35〜125mm、保温材12の厚みは10〜30mmである。
2は保温材付管1を挾持するフレームであり、図示の例では、弾性金属製C型帯体の開
口耳部をボルト・ナット21で締結し、ボルト・ナット21の締め具合によりC型の径を
調節して保温材付管1の外径変化に対応可能としてある。このフレーム2は、円形に近い
外郭部分を有し、かつ保温材外径35〜125mmに対応して保温材付管を挾持し得るも
のであればよく、前記例示のものに限定されない。
保温材付管1の外径を、例えば35mm以上で60mm未満、60mm以上で95mm
未満、95mm以上で125mm未満の3グループまたは35mm以上で75mm未満、
75mm以上で125mm未満の2グループに分け、グループに対応の3種または2種の
フレームを使用することもできる。
図1において、22はフレーム2の周方向に設けたスロットである。
Aは短冊刃3と軸4とを有する短冊刃付軸である。軸4にはパイプを用いている。例え
ば、肉厚1〜2mm以内、外径5mm以内の合成樹脂を用いることができる。このパイプ
軸4の長さは、保温材12の最大厚み(30mm)より10mm程度長い寸法としてある

41は軸4に上下位置調整可能に付設した摺動子であり、前記のスロット巾を直径とす
る円よりも大なる外郭寸法としてある。図示の例では、図2に示すように、摺動子41に
ナットを用い、パイプ軸4の外面に螺子溝を加工し、前記ナット41をパイプ軸4に螺挿
してある。
短冊刃3の厚みは2mm以内とし、短冊刃3の前端及び下端に沿い刃先31,32を設
け、短冊刃3の下端をパイプ軸4の下端よりも1〜5mm程度上側に位置させて短冊刃3
の上端側及び下端側をパイプ軸4に取着してある。而して、パイプ軸4と短冊刃3との間
に、上下端側の取着箇所を除いてギャップgが存在し、摺動子41がこのギャップg内で
上下に移動されて高さ位置の調整が行なわれる。
上記切断器により保温材付管の保温材を除去するには、パイプ軸4の下端から摺動子4
1までの距離を保温材12の厚みに等しくするように摺動子41の高さ位置を調整する。
更に、短冊刃付軸Aを短冊刃3の下端刃先32で保温材12を切開しつつ保温材12中に
差し込んでパイプ軸4の下端を保温材付管1の芯管11に到達させる。この場合、短冊刃
下端の刃先により保温材が切り込まれると、短冊刃の厚みのためにその切れ目が拡開され
て亀裂が生じ、この亀裂が細いパイプ軸下端にまで拡がるから、前記短冊刃付軸の芯管表
面に達する差し込みは容易である。
このようにして、短冊刃付軸Aを保温材12中に差し込んだのち、パイプ軸4の上端を
手で押し摺動子41をフレーム2の外面に接触させつつフレーム2のスロット22に沿っ
て移動させ、保温材12を短冊刃4の前端刃先31で周方向に切断していく。
パイプ軸下端により芯管に発生する応力について考察すると、パイプ軸下端の接触が点
接触でなくリング状の面接触であり、更にパイプ軸下端の孔に保温材が食い込みトラップ
されてパイプ軸下端と芯管表面との間にクッションが介在するから、芯管表面の傷付を防
止できる。
図示の例では、保温材の左半周を切断し、而るのち、フレーム2のボルト・ナット21を
緩めてフレーム2を180°回転させ、ボルト・ナット21を再締結して保温材の残り半
周を切断するようにしてある。
図1の(イ)において、フレーム2の左半部のうちのフレーム内面と保温材外面との間
に隙間が存在し、その隙間のある位置での隙間寸法をyとすると、その位置での切断深さ
がyだけ浅くなる。しかし、前記した通り、保温材付管の外径を3または2グループに分
け、グループに対応する3または2種のフレームを用いると、フレーム内面と保温材外面
との間の前記の隙間寸法yを全体的に低減でき、保温材を全周にわたりほぼ保温材厚みの
深さで切断することが可能となる。
図3の(イ)は本発明に係る保温材付管用切断器の別実施例を示す正面図、図3の(ロ
)は同じく平面図である。
この実施例では、二枚の短冊刃3,3を180°隔てた向きでパイプ軸4の両側に取着
し、フレーム2の左右両側を半円周に可及的に近い曲面形状とし、フレーム2のほぼ全周
にわたってスロット22を設けてある。各短冊刃3の前端及び下端に沿い刃先31及び3
2を設け、各短冊刃3,3の下端をパイプ軸4の下端よりも1〜5mm程度上側に位置さ
せて短冊刃の上端側及び下端側をパイプ軸に取着してある。パイプ軸4と各短冊刃3,3
との間に、上下端側の取着箇所を除いてギャップgが存在し、摺動子41がこのギャップ
内で上下に移動されて高さ位置の調整が行なわれる。
この実施例の切断器では、短冊刃付軸Aの左右何れの方向の移動でも保温材を切断でき
、スロット22をフレーム2のほぼ全周にわたってもうけてあるから、一回でほぼ全周に
わたる切断が可能である。
本発明に係る切断器によれば、保温材付管の保温材の厚みや外径が変わっても、共用の
短冊刃付軸とフレームを用いてほぼ保温材厚みの深さで保温材を全周にわたり切断でき、
芯管の傷付けを排除できる。
従って、外径35〜125mm、保温材の厚み10〜30mmの保温材付管に対し、保
温材の除去長さが相当に長くても保温材を芯管の傷付けを回避して除去し、而るのち、露
出芯管を通常のカッターで切断して保温材付管の長さを配管長さに整合させる作業を良好
に行なうことができる。
本発明に係る保温材付管用切断器の実施例を示す図面である。 図1における摺動子のパイプ軸への付設状態を示す図面である。 本発明に係る保温材付管用切断器の実施例を示す図面である。
符号の説明
1 保温材付管
11 芯管
12 保温材
2 フレーム
22 スロット
3 短冊刃
31 刃先
32 刃先
4 パイプ軸
41 摺動子

Claims (3)

  1. 保温材付管を挾持する周方向スロット付のフレームと、前記スロットの巾を直径とする円
    よりも大なる外郭寸法の摺動子を高さ位置調整可能に付設したパイプ軸に、下端及び前端
    に沿い刃先を有する短冊刃を下端をパイプ軸下端よりもやや上方に位置させて取付けた短
    冊刃付軸とを有し、短冊刃付軸を下端よりスロットに差し込み、摺動子をフレーム外面に
    接触させて当該軸をフレーム外面に沿って移動させることを特徴とする保温材付管用切断
    器。
  2. 二枚の短冊刃がパイプ軸を挾み180°隔てた向きでパイプ軸に取付けられていることを
    特徴とする請求項1記載の保温材付管用切断器。
  3. 短冊刃とパイプ軸との間に短冊刃の上下端側を除いてギャップが設けられ、摺動子の高さ
    位置調整がギャップ内での摺動子の上下移動で行なわれることを特徴とする請求項1また
    は2記載の保温材付管用切断器。
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