JPS6236199Y2 - - Google Patents

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JPS6236199Y2
JPS6236199Y2 JP1978050981U JP5098178U JPS6236199Y2 JP S6236199 Y2 JPS6236199 Y2 JP S6236199Y2 JP 1978050981 U JP1978050981 U JP 1978050981U JP 5098178 U JP5098178 U JP 5098178U JP S6236199 Y2 JPS6236199 Y2 JP S6236199Y2
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JP
Japan
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cooling fin
anode
anode cylinder
cooling
spiral
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JP1978050981U
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JPS54152657U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は主として電子レンジ用に使用されるマ
グネトロンの冷却フインの改良に関するものであ
る。
従来例の構成とその問題点 従来のマグネトロンは、第1図、第2図にその
側面図及び上面図を示したように陽極円筒2の外
周に複数個の方形状冷却フイン1を嵌合密着させ
る構造をとつている。第1図中で、3は陽極円筒
内部で発生したマイクロ波を外部へ取り出すため
の出力アンテナ、4は陰極を支持するための入力
ステムである。
ところで、上記従来の構造の場合次のような欠
点があつた。すなわちまず第1に冷却フイン1が
方形状の板の中央に穴を開けて造るために材料取
りの点で無駄が多く、特に一般に冷却効果を増す
ために高価なアルミ板を使用していることからこ
の無駄は無視できないものであつた。第2に冷却
フイン1は当然のことながらマグネトロンの陽極
筒2、出力アンテナ3、入力ステム4等を含む本
体が組み終つて後に一枚づつ挿入嵌合されるわけ
であるが、陽極円筒2の外径は組み立てのロー付
けの過程に於いて両端が弱干大きくなることがさ
けられず、このために冷却フイン1を挿入しよう
とする場合、入れ始めは非常にきついのに中央部
に来るとガタガタになり冷却効率の低下をきたす
ばかりか振動音を生ずるという問題があつた。陽
極円筒2の両端の外径が大きくなることについて
第3図によりもう少し説明する。
第3図はマグネトロンの陽極筒2を含む陽極の
断面図である。陽極筒2には内側中央内周に複数
個のベイン5、両端には磁極6がロー付けされて
いる。ところで一般に陽極筒2は銅で、磁極6は
鉄で造くられるが両者の熱膨張率は銅が鉄に比較
して5割程度大きいためにロー付け時に高温にな
つたとき膨張率の違いから陽極筒2と磁極6の間
に間隙が生じ、ここにロー材7が流れ込んで再び
冷却されたときにこのロー材7のために陽極円筒
2の両端の外径は中央部より大きくなるのであ
る。
以上のような陽極筒2の外径の変動の大きい場
合はなおさらのことであるが、こうした変形が比
較的小さい場合においても径が40mm前後もある陽
極円筒に冷却フイン1を一枚ずつ挿入嵌合させる
のは、非常にめんどうなばかりか、その密着度を
上げることはむつかしかつた。
考案の目的 本考案は上記の問題に対処し、冷却フイン1の
改善をはかることを目的としたものである。
考案の構成 上記目的を達成するため本考案は、切り込みの
ない帯状金属体を、広い方の面がほぼラセン軸と
垂直となるようにラセン状に成形し、これを冷却
フインとして陽極円筒の外周に嵌合装着したもの
である。
実施例の説明 本考案の一実施例について図面と共に説明す
る。
本考案の構成は、第4図aに示すような帯状の
金属板10を第4図bに示すように広い方の面が
ほぼラセン軸と垂直となるようにラセン状に成形
して、これを前記従来例の冷却フイン1の代りに
陽極筒2の外周に嵌合密着させてラセン状冷却フ
イン10′として使用するもので、その略側面図
を第5図に示す。
このようにラセン状に成形してできたラセン状
冷却フイン10′は一枚の帯状金属板10により
構成されるので、材料取りの点で全く無駄が無い
上、外周が円になつているので、発熱体である陽
極筒2と外周までの距離が等しく、単位面積当り
の冷却効率が最も高くなる。又装着時において
は、一枚ずつ挿入する必要がないことはもちろん
のことであるが、さらに重要な点はラセン状冷却
フイン10′の内径は、ラセン状冷却フイン1
0′を軸方向に圧縮すれば大きくなる。従つて前
記従来例で説明したようにたとえ陽極筒2の両端
部の外径がロー付の結果大きくなつていても、圧
縮した状態で陽極筒2に挿入し、その後に軸方向
に引き伸して固定すれば再び内径は縮小し各部が
確実に陽極円筒2の外周と固定密着させることが
でき冷却効率がアツプし、さらには冷却フインを
着脱自在にすることも可能となる。ラセン状冷却
フイン10′を軸方向に圧縮するとその内径が増
大する様子を示したのが第6図である。このこと
を力学的に説明することはかなりむつかしいが、
一般のラセン状に巻かれたバネを軸方向に引つぱ
つてゆけばだんだん径が小さくなつて、しまいに
は直線になつてしまうことは経験的、直感的に直
ちに理解され、これと全く同じ現象であることを
考えれば納得できる。
ところで、このように帯状の金属板10をラセ
ン状に形成する方法は、バネを造るのと同様の方
法で可能であり、例えば穀類、飼料等を搬送する
ためのバネコンベアー等を作るのに既に広く使用
されている。又このラセン状冷却フイン10′は
成形により内径側に波うちがあつてもよい。
考案の効果 以上説明したように、本考案によれば、冷却フ
インの陽極筒への装着が簡単になるばかりが、そ
の密着度が飛躍的に増大して冷却効率が増大する
ほか材料取りの点で全く無駄がないので大きなコ
ストダウンが可能となり、安価でしかも冷却性能
の良いマグネトロンを提供することができる。
さらにあらかじめラセン状に成形した金属体よ
りなる冷却フインを陽極円筒の外周に嵌合装着す
るものであるからラセン状に成形した金属体の内
径がラセン軸方向に圧縮したときに広がることを
利用して、陽極円筒に嵌合するため無理な圧力や
振動が加わらずに高い密着度が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来のマグネトロンの冷却フ
インの構造を示すもので、第1図はその側面図、
第2図は上面図、第3図はマグネトロンの陽極筒
2の両端の外径が大きくなることを説明するため
のもので、陽極筒2を含む陽極の断面図、第4図
aは本考案の一実施例を示すラセン状冷却フイン
に成形する前の帯状金属板平面図、第4図bは成
形後のラセン状冷却フインの斜視図、第5図はラ
セン状冷却フインを装着した本考案によるマグネ
トロンの一実施例を示す側面図、第6図はラセン
状冷却フインが軸方向に伸縮したときにその内径
が変化することを説明するための図である。 2……陽極筒、3……出力アンテナ、4……入
力ステム、5……ベイン、6……磁極。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 広い方の面が、そのラセン軸とほぼ垂直になる
    ようにラセン状に成形された帯状金属体を冷却フ
    インとして陽極円筒の外周に嵌合装着したマグネ
    トロン装置。
JP1978050981U 1978-04-17 1978-04-17 Expired JPS6236199Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978050981U JPS6236199Y2 (ja) 1978-04-17 1978-04-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978050981U JPS6236199Y2 (ja) 1978-04-17 1978-04-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54152657U JPS54152657U (ja) 1979-10-24
JPS6236199Y2 true JPS6236199Y2 (ja) 1987-09-14

Family

ID=28939491

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1978050981U Expired JPS6236199Y2 (ja) 1978-04-17 1978-04-17

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JP (1) JPS6236199Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54103149U (ja) * 1977-12-26 1979-07-20

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54152657U (ja) 1979-10-24

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