JPS6235693Y2 - - Google Patents

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JPS6235693Y2
JPS6235693Y2 JP1981012326U JP1232681U JPS6235693Y2 JP S6235693 Y2 JPS6235693 Y2 JP S6235693Y2 JP 1981012326 U JP1981012326 U JP 1981012326U JP 1232681 U JP1232681 U JP 1232681U JP S6235693 Y2 JPS6235693 Y2 JP S6235693Y2
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JP
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steel pipe
joint
tip
press
female
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JP1981012326U
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JPS57128634U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は矢板用鋼管の構造に関するものであ
る。
鋼管の側面に中心軸と平行に継手を突設し、そ
の継手を順次連結しながら地中に圧入したり打ち
込んで鋼管列を形成する工法が存在する。
その場合に従来用いられている継手の形状は第
5,6図に示すようなものである。
すなわち1本の鋼管aの一側には2枚のアング
ルbを、そのリブcが相対向する状態で固定して
めす側継手dを形成し、他側にはそのリブcが相
反する方向に向いた状態で固定しておす側継手e
を形成したものである。
このような前端を開放したアングルが鋼管の側
面に突出した状態で地中を進入する結果、次のよ
うな問題を生じる。
〈イ〉 めす側継手dの先端は開放しているか
ら、鋼管aを地中に圧入したり打ち込む時にそ
の前方から土砂が2枚のアングル内の空間に入
つて内部でつまつてしまう。
このつまつた土砂が鋼管a圧入時の大きな抵
抗となり圧入能率の低下の原因、あるいは圧入
不能の原因となる。
〈ロ〉 めす側継手d内に土砂がつまつた状態で
更に強力に鋼管aに圧入力、打撃力を加えると
継手を形成するアングルのリブが外側に広がり
その結果鋼管自体が変形して内側に押しつぶさ
れることがある。
そのため鋼管a内のオーガfが回転不能とな
り前進も後退も不可能となる事故が発生する。
〈ハ〉 鋼管aや継手の一部に変形がおこらない
までも、既に圧入した鋼管aとの継手側に生じ
る抵抗に比して反対側の継手、すなわちはじめ
て地中を進入してゆく継手の側の抵抗がきわめ
て大きいから圧入中の鋼管は既に圧入の終つた
鋼管a側に引き寄せられる状態となり正確な方
向性を維持し難い。
〈ニ〉 拡大ビツトgを使用して拡孔出来る範囲
は鋼管aの外径が限度であり、それよりも外部
に突出している継手部の抵抗の低下には何ら役
立たない。
〈ホ〉 継手内に土砂がかく乱されてつまつてい
る結果、継手部への止水用モルタル注入が完全
に継手先端ま浸入せず、良好な止水効果を期待
できない。
〈ヘ〉 さらに従来の装置として継ぎ手の先端に
〓蓋〓を設けた構成も公知である。
そのような装置では、本考案のような構成、
すなわち外側の端が先行する形状に切断して端
斜面を形成した継ぎ手の、その端斜面上に切削
板を固着するような構成は存在しない。
したがつて本考案のような効果を期待するこ
とはできない。
すなわち、公知の装置では、継ぎ手の位置す
る部分の土砂は、切削板で削りとられるもので
はなく、〓蓋部材〓で無理に加圧されるだけで
ある。
しかも、公知の装置の〓蓋部材〓は、本考案
の構成とは異なつて〓鋼管〓の先端よりも後退
した位置に固定されているものが知られてい
る。
すなわち公知の装置では、鋼管の先端に
〓蓋〓をしただけの構成であつて、鋼管より前
方の土砂を鋼管内に案内するような機能や、鋼
管内部を通して排出させるような作用を期待す
ることはできない。
そのために、継ぎ手の先端の土砂の抵抗は相
変わらず大きいものであつて、上記したような
問題点、たとえば、鋼管の変形によるオーガの
回転不能や前進も不可能となるといつた事態の
発生は相変わらず避けることはできないもので
ある。
〈ト〉 また、従来の装置には、本考案の装置の
ように、継ぎ手の先端が外側の端が先行する形
状に切断して端斜面を形成し、その端斜面上に
閉塞部材を取り付けてあるものがある。
しかし、この閉塞部材は一部を継ぎ手と接続
しただけの、開閉自在の単なる蓋体である。
そのため、土丹層のように硬い土層に鋼管を
進入させた場合には、この蓋体と継ぎ手との接
続部が破損する等して、閉塞部材としての用を
足しえない。
つまり、必然的に従来の装置の場合は、軟ら
かな土層においてのみ用いられることになる。
従つて、従来例の装置は、硬い土層で使用す
ることができない。
本考案は上記のような従来の欠点を改善するた
めになされたもので次のような鋼管を提供するこ
とを目的とする。
〈イ〉 鋼管側部に継手が突出しているために生
じる地中への進入抵抗を最小限に低下させるこ
とができる矢板用鋼管の構造。
〈ロ〉 継手の変形、鋼管の変形が発生すること
のない矢板用鋼管の構造。
〈ハ〉 既に圧入した鋼管側へ偏位するような抵
抗が生じることのない矢板用鋼管の構造。
〈ニ〉 継手部へのモルタル等の注入が良好にな
され充分な止水効果が期待できる矢板用鋼管の
構造 〈ホ〉 硬い土層でも鋼管の施工が容易にできる
矢板用鋼管の構造。
次に実施例について説明する。
〈イ〉 施工方法の説明 鋼管矢板を圧入する方法の一例としてパイプ
ルーフ工法を説明すると第1,2図のようにな
る。
すなわち鋼管1内のオーガスクリユ2を収納
した状態で鋼管1を圧入装置3で加圧して地中
に水平に圧入し、同時にオーガ駆動装置4によ
りオーガスクリユ2を回転駆動して鋼管1内の
土砂を後方に送り排土装置5から排出するもの
である。
鋼管1群を順次後方に連結して圧入、鋼管群
の前端が所定深さまで到達したらば次に隣接し
た位置に次列の鋼管1群を圧入することにな
る。
なお最先端のオーガスクリユ2端には拡大ビ
ツト6を取り付ける。
〈ロ〉 継手部 本考案の継手もアングルの組合せによつて構
成する。
すなわちめす側継手7は2枚のアングル71
のリブ72を向い合わせた状態で鋼管1の側面
に鋼管1の中心軸と平行方向に固定する。
一方おす側継手8は2枚のアングル81のリ
ブ82を相互に離反した状態で鋼管1の側面で
かつめす側継手7と反対側の位置に固定する。
〈ハ〉 切削板 めす側継手7の先端は鋼管1より外方端が先
行する状態で切断して傾面状に形成する。
つまり、めす側継手7の先端が鋼管1の先端
より突出するように構成する。
そしてこの端傾面73上に切削板9を固着す
る。
切削板9は端傾面73の外周よりも多少外方
にはみ出す(第4図、α,β)だけの大きさの
鋼板であり特殊加工をして強度を大きくした鋼
板を用いる場合もある。
そして切削板9の先端外面91は継手7の長
手方向とほぼ同一角度に切断することによつて
鋭利な切断が可能となる。
次に使用方法について説明する。(第3,4
図) 既に圧入の終つた鋼管1′のめす側継手7′の空
間内に新たに圧入する鋼管1のおす側継手8を位
置させる。
その状態で圧入すると、鋼管1の全断面の土砂
は拡大ビツト6で掘削され、その断面から外れる
めす側継手7の土砂は切削板9によつて掘削され
る。
切削板9は外側端が先行する状態で位置してい
るから、切削板9前面の土砂は鋼管1内にすべり
込むことになる。
このようにして土砂を鋼管1内に取り込みつゝ
切削を続け所定の位置まで前進させるものであ
る。
本考案の鋼管は上記したようになるから次のよ
うな効果を期待することができる。
〈イ〉 継手が位置する部分の土砂はすべて切削
板で削り取られて鋼管内を通つて排出されるか
ら、継手のアングル内に土砂がつまつてアング
ルを広げて変形させたり、鋼管自体を変形させ
るといつたことが生じない。
従つて従来の工法ではしばしば生じた鋼管の
変形によるオーガの回転不能や前進も後退も不
可能となるといつた事態も発生することがな
く、きわめてスムーズな施工が可能である。
〈ロ〉 切削板の切削断面は継手の断面よりもわ
ずかに大きいから、継手は常にその周辺を充分
に広く削り取られた空間内を前進することにな
る。
従つて拡大ビツトの掘削範囲の外側に継手が
突出していることによる圧入抵抗の増加がほと
んど生じない。
〈ハ〉 切削板の角度が外向きに拡がつているた
め切削中には従来のように管を押しつぶす方向
の力や既圧入管の方向へ押し付ける力は作用せ
ず、どちらかというと管を拡げる方向の力や既
圧入管から離れる方向の力が作用することにな
る。
従つて既圧入管側の継手の抵抗と適当にバラ
ンスが取れて正しい方向性を維持して推進圧入
することができる。
〈ニ〉 めす側継手のアングル内に土砂が存在し
ない結果次の鋼管のおす側継手とのかみ合いは
鋼板相互の滑動であるからきわめてスムーズで
ありほとんど無抵抗の状態で連結させることが
できる。
〈ホ〉 継手内に土砂が存在しないために、鋼管
群の圧入終了後の継手部へのグラウト注入もき
わめて容易でありかつ目的どうりの注入がで
き、ほぼ完全な止水効果を期待することができ
る。
〈ヘ〉 本考案の装置の切削板は、めす側継ぎ手
の端斜面上に強力に固定してあり、かつ切削板
の外側の先端部分が、カンナの歯の様に鋭角に
形成されている。
そのため、土丹層のような硬い土層の場合で
も、継ぎ手部の破損や鋼管の変形を起こさず
に、継ぎ手の位置する部分の土砂を容易に削り
取ることができる。
そして、削り取つた土砂を鋼管内を通して排
出しながら、鋼管を進入させることができる。
従つて、本考案の装置を採用することによつ
て、硬い土層でも容易に施工を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図:鋼管圧入工法の説明図、第2図:本考
案の鋼管の先端部分の斜視図、第3図:継手連結
状態の平面図、第4図:その正面図、第5図:従
来の施工法の説明図、第6図:従来の施工法の正
面図。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 鋼管の一側面には2枚のアングルのリブを向い
    合せた状態で、鋼管の中心軸と平行に固定してめ
    す側継ぎ手を形成し、 めす側継ぎ手と反対側の側面には2枚のアング
    ルのリブを離反させた状態で、鋼管の中心軸と平
    行に固定しておす側継ぎ手を形成し、 めす側継ぎ手の先端は外側に端が先行する形状
    に切断して端傾面を形成し、 かつめす側継ぎ手の先端は鋼管の先端から突出
    して形成し、 このめす側継ぎ手の先端の端傾面上には切削板
    を固着し、 かつ切削板の周辺は端傾面の外周よりも多少大
    きく形成したことを特徴とする、 矢板用鋼管の構造。
JP1981012326U 1981-02-02 1981-02-02 Expired JPS6235693Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1981012326U JPS6235693Y2 (ja) 1981-02-02 1981-02-02

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JP1981012326U JPS6235693Y2 (ja) 1981-02-02 1981-02-02

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JPS57128634U JPS57128634U (ja) 1982-08-11
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ID=29810441

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JP1981012326U Expired JPS6235693Y2 (ja) 1981-02-02 1981-02-02

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5113115A (en) * 1974-07-24 1976-02-02 Kazue Ishii Yakuekichunyunyoru shisuihekino sekohotosono sekonishosuru shisuihekisekoyokeeshingu
JPS54125816A (en) * 1978-03-22 1979-09-29 Kubota Ltd Steel pipe sheet pile

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