JPS6234210Y2 - - Google Patents

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JPS6234210Y2
JPS6234210Y2 JP2132881U JP2132881U JPS6234210Y2 JP S6234210 Y2 JPS6234210 Y2 JP S6234210Y2 JP 2132881 U JP2132881 U JP 2132881U JP 2132881 U JP2132881 U JP 2132881U JP S6234210 Y2 JPS6234210 Y2 JP S6234210Y2
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JP
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heat medium
cooler box
flow path
medium flow
box
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JP2132881U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、食品を収納すべきクーラボツクスの
外周に直接冷却された熱媒体を流して該クーラボ
ツクス内部を冷却する冷蔵装置の改良に関する。
本考案者は既に、上記クーラボツクスを別の冷
却室内に配設するとともに、該クーラボツクス内
に加湿空気を導入するようにした冷蔵装置を提案
している(特願昭55−115498号)。この冷蔵装置
はクーラボツクス内温度を0℃±1℃、湿度を60
〜100%に維持することができるため、特に生鮮
食料品の鮮度維持効果が高く、例えば魚介類は10
〜15日に渡つて鮮度が保たれることが確認されて
いるが、クーラボツクス外周の熱媒体流路に対す
る熱媒体の供給状態や熱媒体を冷却する冷凍機の
運転状態によつては、クーラボツクス内温度の均
一性が損われる場合のあることが後に見出され
た。
本考案者は、このクーラボツクス内温度の不均
一性が生じる原因につき研究の結果、上記冷蔵装
置ではクーラボツクスの上方から熱媒体流路に熱
媒体を供給し、下方から排出しているため、特に
熱媒体流路の入口部における流速より出口部にお
ける流速の方が早い場合、冷却された熱媒体が熱
媒体流路に落下する際に泡立ち、その結果、熱媒
体流路内に気泡が生じることがあり、これが不均
一な温度分布が生じる原因であることを見出し
た。熱媒体流路内に気泡が生じると熱媒体とクー
ラボツクス壁面との伝熱性が損われ、クーラボツ
クスが充分に冷却されないのである。
本考案は、したがつて、クーラボツクスの下方
から熱媒体流路に熱媒体を供給し、上方からこれ
を排出するようにしたことを特徴としており、こ
れにより熱媒体流路内に気泡が生じるのを防止し
てより温度変動の少ない冷蔵装置を得たものであ
る。
以下図示実施例について本考案を説明する。こ
の実施例に示す冷蔵装置は、上記特許出願に係る
冷蔵装置と同じく、冷却室1内にクーラボツクス
2を配設している。冷却室1は例えばウレタン等
に断熱材からなる外装ボツクス3によつて囲ま
れ、クーラボツクス2が熱伝導性のよい金属板4
によつて有底角筒状に形成されている。このクー
ラボツクス2の一方の端部は食品出入用に開かれ
ており、その開口部に開閉可能な内蓋5と、断熱
材から構成された外蓋6とが設けられている。
上下二段のクーラボツクス2を構成する金属板
4の外周には、それぞれ一連の間仕切板7が溶接
その他の手段により所要の間隔をおいて一体に設
けられ、この間仕切板7と、これの外側を覆うク
ーラボツクス外装8とが、クーラボツクス2外周
を囲む螺旋状の連続した熱媒体流路9を形成して
いる。
しかして本考案ではこの熱媒体流路9の一端を
クーラボツクス2の下方に位置させてこれを熱媒
体の入口部9aとし、クーラボツクス2の上方に
位置する他端を出口部9bとしている。このよう
にクーラボツクス2の下方に位置させて熱媒体の
入口部9aを設け、上方に位置させて出口部9b
を設けると、熱媒体は、熱媒体流路9の下方から
供給されてその内部にある熱媒体を押し上げる形
となるため、熱媒体が熱媒体流路9内に落下した
り、それに起因して気泡が発生したりすることが
ない。入口部9aは流量制御弁または電磁開閉弁
10および供給管11を介してポンプ12の吐出
側と連通し、出口部9bは回収管13およびチー
ラタンク14を介してポンプ12の吸込側と連通
している。チーラタンク14内には冷凍機15の
蒸発器16が挿入されていて、該タンク14内の
熱媒体がこの蒸発器16によつて冷却される。冷
却された熱媒体はポンプ12を含む上記循環径路
によりクーラボツクス2の外周を流れた後再びチ
ーラタンク14内に戻される。
熱媒体は、クーラボツクス2内の温度を0℃±
1℃の間に制御するとき、チーラタンク14内で
0℃〜−3℃、特に−2℃に冷却すると良い。勿
論温度検知器17によつて検知されるクーラボツ
クス2内の温度が0℃でより高ければ流量制御弁
または電磁開閉弁10により熱媒体の流量を増や
し、低ければ減らす制御が行なわれる。なおクー
ラボツクス2内に有害な温度勾配を生じさせるこ
となく温度を0℃±1℃に保つには、該ボツクス
2の上下方向の内寸法lを一定に制限する必要が
ある。実験によれば上記寸法lが200〜230mmの範
囲で好ましい結果が得られた。
上記冷凍機15の蒸発器16は、チーラタンク
14を出た後冷却室1の内部に導かれ、外装ボツ
クス3の内側に裸管式冷却器18として配設され
ている。このようにチーラタンク14内で−2℃
前後に熱媒体を冷却する蒸発器16の後流側を冷
却室1内に導くと、冷却室1内の温度を−2℃〜
2℃に維持することができる。
他方冷却室1内には、超音波加湿器20が配設
され、ここで作り出された良質の霧(1〜5ミク
ロン)は多翼扇21、メインダクト22、および
クーラボツクス2の加湿用開口23を介して該ボ
ツクス2内に導かれる。24はクーラボツクス2
内を循環した加湿空気を冷却室1内に放出するた
めの加湿空気出口で、この出口24に加湿調整器
25が設けられている。加湿調整器25は湿り空
気のクーラボツクス2出口における相対湿度を検
出し、これが所要の値、例えば60〜100%になる
ように超音波加湿器20をON−OFFし、あるい
は超音波加湿器20の作動時間をタイマによつて
制御する。
超音波加湿器20は、噴霧水のタンクの底部よ
り超音波を発射し、この結果水面に押し上げられ
たキヤビテイシヨンによる水柱と微細なミストを
加湿用の霧として利用するようにしたもので、1
〜5ミクロンの良質の霧が得られる。
上記構成に係る本冷蔵装置は、冷却室1内が裸
管式冷却器18によつて−2℃〜2℃に冷却され
るため、外装ボツクス3を通して侵入する外部の
熱がクーラボツクス2に伝わることはほとんどな
く、その上クーラボツクス2外周の熱媒体流路9
には0℃〜−3℃の熱媒体が直接流れるためクー
ラボツクス2内の温度を0℃±1℃の範囲に維持
することができる。そして特に本考案では、熱媒
体流路9の熱媒体入口部9aがクーラボツクス2
の下方に位置しているため、チーラタンク14、
ポンプ12、供給管11および開閉弁10を介し
て該入口部9aに供給される熱媒体は熱媒体流路
9中に存在する空気を確実に追い出しつつ螺旋状
の該流路9を流れ、最終的にクーラボツクス2上
部の出口部9bに至り、さらに回収管13を経て
チーラタンク14に戻される。したがつて熱媒体
流路9中に気泡の生じる可能性を殆んどなくし、
熱媒体とクーラボツクス壁面との間の伝熱性を良
好に維持して恒温性能を充分に発揮することがで
きる。なお26は熱媒体流路9の出口部9bに設
けた空気抜きコツクを示す。
超音波加湿器20は、前述のように、以上のよ
うに温度制御されるクーラボツクス2内の湿度を
60〜100%に維持するものであつて、この温度と
湿度の両者の制御によつて生鮮食料品の鮮度を長
期に渡つて維持することができる。
もつともクーラボツクス2内への加湿空気の供
給は、冷蔵条件によつては不要の場合もある。ま
たクーラボツクス2内の温度は上記実施例以外の
適宜温度に設定しうることは勿論である。さらに
クーラボツクス2は一以上の適当数を冷却室1内
に配設することができるが、前述の寸法上の制約
等からして四段ないし五段配置にするのが実際的
である。
以上要するに本考案は、クーラボツクスの外周
に直接熱媒体を流す冷蔵装置において、熱媒体流
路に対する熱媒体の入口部を該クーラボツクスの
下方に設け、出口部を該ボツクスの上方に設けた
ものであるから、熱媒体は常に熱媒体流路中の熱
媒体を押し上げる形で、該熱媒体流路内に供給さ
れる。このため熱媒体中に気泡の生ずるおそれが
少なく、このため熱媒体とクーラボツクス間の熱
伝達を確実に行なわせて、クーラボツクス内温度
の均一性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る冷蔵装置の実施例を示す
縦断面図、第2図は第1図の−線に沿う断面
図である。 1……冷却室、2……クーラボツクス、9……
熱媒体流路、9a……入口部、9b……出口部、
12……ポンプ、14……チーラタンク、15…
…冷凍機、20……超音波加湿器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 食品を収納すべきクーラボツクスの外周に、
    螺旋状に連続した熱媒体流路を形成し、この熱
    媒体流路に冷却された熱媒体を流して上記クー
    ラボツクス内部を冷却する冷蔵装置であつて、
    上記螺旋状の熱媒体流路に対する熱媒体の入口
    部を上記クーラボツクスの下方に設け、出口部
    を該クーラボツクスの上方に設けたことを特徴
    とする冷蔵装置。 (2) 熱媒体流路を有するクーラボツクスの全体が
    冷却室の内部に配設され、かつクーラボツクス
    に加湿空気の供給口と排出口とが開口されてい
    る実用新案登録請求の範囲第1項に記載の冷蔵
    装置。
JP2132881U 1981-02-17 1981-02-17 Expired JPS6234210Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2132881U JPS6234210Y2 (ja) 1981-02-17 1981-02-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2132881U JPS6234210Y2 (ja) 1981-02-17 1981-02-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57134578U JPS57134578U (ja) 1982-08-21
JPS6234210Y2 true JPS6234210Y2 (ja) 1987-09-01

Family

ID=29819204

Family Applications (1)

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JP2132881U Expired JPS6234210Y2 (ja) 1981-02-17 1981-02-17

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JPS57134578U (ja) 1982-08-21

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