JPS5828892B2 - 多湿冷気発生装置 - Google Patents

多湿冷気発生装置

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JPS5828892B2
JPS5828892B2 JP55102847A JP10284780A JPS5828892B2 JP S5828892 B2 JPS5828892 B2 JP S5828892B2 JP 55102847 A JP55102847 A JP 55102847A JP 10284780 A JP10284780 A JP 10284780A JP S5828892 B2 JPS5828892 B2 JP S5828892B2
Authority
JP
Japan
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water
air
temperature
water tank
casing
Prior art date
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Expired
Application number
JP55102847A
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English (en)
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JPS5728931A (en
Inventor
猛 篠原
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MATSUMURA SEISAKUSHO KK
Original Assignee
MATSUMURA SEISAKUSHO KK
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Publication date
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  • Air Humidification (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、低温貯蔵設備の冷却源として採用される多
湿冷気発生装置に係り、野菜や果実などの生鮮食料品を
低温貯蔵し、または冷凍した食肉や魚類などを解凍する
のに適した多湿冷気が、容易に得られるようにしようと
するものである。
ところで、野菜や果実などの生鮮食料品を低温貯蔵し、
または冷凍した食肉や魚類などを徐々に解凍しようとす
る場合には、これらの品物を5〜10℃の低温域に保た
しめる必要がある。
そこで、このような貯蔵ないし解凍を行なう低温貯蔵設
備では、外界から遮断された低温室内の空気を、該室と
冷凍機のクーラエレメントとの間で強制的に循環させて
冷却し、もってその低温室内を上記の低温域に保たしめ
るようにしている。
然して一般に、常温の空気を何らかの手段で冷却すると
、その空気は冷やされ乍ら、同時に水分を放出して乾燥
する。
従って、このような乾燥した冷気で前記した品物を低温
貯蔵ないし解凍するときは、それらの品物lでか乾燥し
て鮮度を失い、或は変質することになる。
即ち、上記の低温貯蔵ないし解凍に必要な冷気の相対湿
度は、5〜10℃に於て85〜90%であるが、かかる
多湿の冷気は、前記したような冷却方式を採る従来の冷
気発生装置からは、到底望み得ない。
然もこの従来装置では、冷却しようとする空気から放出
された水分がもとになって、クーラエレメントに着霜を
みるため、冷却能力の低下を防止する意味で除霜用ヒー
タが必要であり、該ヒータの通電時には、例え一時的で
あるにせよ、冷気の温べが上昇するを免れ得ない。
本発明は、かかる従来の問題点に対処して、生鮮食料品
の低温貯蔵や食肉類の解凍などに適した多湿冷気を得ん
がため、冷媒を通したフィンコイルに散水して冷水を作
り、この冷水のシャワーで低温室内の空気を冷却し且つ
加湿しようとするものである。
以下これを図面に示す実施例について詳述する。
図に於て1は多湿冷気発生装置全体のケーシングであっ
て、底部に近い周壁面の1ないし数面もしくは全面(図
例では1面)には空気人口2が、頂面ないしその附近に
は空気出口3が夫々開設されており、また上記人口2よ
りも下方の底部は水槽4とされている。
5は上記したケーシング1内の空気人口2よりも上方位
置に配、設されたフィンコイルであって、冷媒を流すた
めのパイプ製コイル5a及び多数のフィン5bからなり
、該コイルを図示しない冷媒源へ接続する冷媒管路6の
冷媒供給側には、電磁弁7が介在せしめられている。
8はケーシング1内の上記コインコイル5よりも上方に
配、設された散水ノズルであって、ポンプ9及び揚水管
10を介し前記の水槽4へ接続され、そのケーシング1
内に、フィンコイル5を経て水槽4へ落下するようなシ
ャワー11を生じさせるようになっている。
12は水槽4へ接続された給水管であって、鉄槽の所定
水位に1で給水し且つその後も補給させるためのボール
タップ13及び給水弁14を備えて釦り、15は同じく
水槽4に接続された排水管であって、排水弁16を備え
ている。
17は水槽4内に設置されたサーモスタットなどのよう
な感温素子であって、該槽内の水温が設定値1で低下し
たとき前記の電磁弁7を閉鎖させるものとし、18はそ
れら両者間を連絡する制御回路である。
19はケーシング1内に空気人口2から同出口3へ向か
って垂直に上昇する方向の空気流を生じさせるファンで
あって、図例では出口3に備えられている。
な釦前記した冷媒管路6は、冷凍機のコンプレッサー及
びコンデンサーに接続されて、前記のフィンコイル5と
共に閉鎖された冷却系を構成するものとし、従ってフィ
ンコイル5は、その冷凍機のいわゆるクーラエレメント
に相当する。
上記の如く構成された多湿冷気発生装置は、次のように
して使用される。
まず装置全体を低温室内へ設置して空気人口2及び空気
出口3を該室内へ開放するか、もしくは装置全体を低温
室外へ設置して空気人口2及び空気出口3を適当なダク
トで該室内へ接続する。
次いで、給水管12からケーシング1の水槽4へ、給水
弁14を開いて給水せしめ、所定水位を保つようにポー
ルタップ13で制御する。
な釦排水管15は、水槽4からのドレンを目的とするも
のであるため、排水弁16は普段は閉じられている。
然る後、冷媒管路6の電磁弁γを開いて、冷凍機とフィ
ンコイル5との間で冷媒を循環させ乍ら、水槽4内の水
をポンプ9で揚水管10から散水ノズル8へ供給して散
水させ、同時にファン19を回転させる。
すると水槽4内の水は、ポンプ9で散水ノズル8へ送ら
れ、フィンコイル5を通過するシャワー11となって水
槽4へ落下するという順序で繰り返し循環させられ、そ
のシャワー11となってフィンコイル5の各フィン5b
、5b間を通過する際、コイル5a内を通過する冷媒と
の間で熱交換を行なって、所要の冷水となる。
一方、低温室内の空気は、ファン19の作用によって矢
印イで示す如くケーシング1内へ吸入された後、垂直に
上昇して1ずフィンコイル5を通過したシャワー11と
向流しつつ接触し、フィンコイル5を上向きに通過した
後、更に散水ノズル8から散水された直後のシャワー1
1とも向流しつつ接触して、空気出口3から矢印口で示
す如く低温室内へ放出され、以後もこの過程で繰り返し
循環させられる。
従って低温室内の空気は、ケーシング1内を下から上へ
通過する間に於て、フィンコイル5によっても冷却され
るが、主として該空気と向流する冷水のシャワー11で
冷却され乍ら半ば強制的に加湿もされ、多湿冷気となっ
て低温室内へ戻されることにより該室内を冷却する。
然して、このような多湿冷気によって冷却される低温室
内の温度と、水槽4内の水温とは、近似的な相関関係に
あるため、その水温を設定値に保たせるべく、感温素子
17で冷媒管路の電磁弁7を操作させて、フィンコイル
5への冷媒の供給を制御せしめれば、低温室内を所要の
低温、例えば5〜10度の範囲内で希望する通りに保た
せることができ、然も該室内の相対湿度を85〜80優
ぐらいに1で高めてオー<ことができる。
この場合に於て、低温室内の温度検出を、空気温度を対
象として行なうと、該室内の空気が多湿であるため感温
素子の表面に結露して、検出すべき温度が乾球温度であ
ったりするなど、その温度検出が不正確になり易いが、
上記したような水温検出では、このような不都合がなく
て、多湿冷気雰囲気のもとでも正確な温度検出が行なえ
、従ってフィンコイル5への冷媒供給を適切に制御でき
ることになる。
なお、冬期に於て水槽4内の水温が10℃以下になれば
、フィンコイル5への冷媒供給が不要となること勿論で
ある。
昔たフィンコイル5へ冷媒が供給されている場合に於て
も、該コイルには常時散水されているため、着霜の虞れ
がなく、従って除霜手段を考慮する必要性が全くない。
以上の如く、本発明は冷媒を通したフィンコイルに散水
して冷水を作り、この冷水のシャワーにケーシング内へ
吸入した空気を向流接触させることで、該空気を冷却し
つつ半ば強制的に加湿して放出するようにしたものであ
るから、このような本発明によれば、温度が5〜10℃
で相対湿度が85〜90饅にも達するような多湿冷気を
容易に発生させ得て、野菜や果実などの生鮮食料品を乾
燥させることなく長期にわたり鮮度を保って低温貯蔵す
ることができるほか、食肉や魚類などを変質させること
なく解凍することもでき、然も水槽内の水温を検出して
フィンコイルへの冷媒供給を制御するようにしであるた
め、多湿冷気雰囲気でもその制御を適切に行なわしめ得
て、低温室内の温度管理が容易であり、更には除霜の必
要性がないため、多湿冷気を発生させるに要したエネル
ギーの有効利用を図り得て、除霜に伴なうトラブルをよ
く排除し得る等の効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例を略示した側面図である。 1・・・ケーシング、2・・・空気入口、3・・・空気
出口、4・・・水槽、5・・・フィンコイル、6・・・
冷媒管路、7・・・電磁弁、8・・・散水ノズル、9・
・・ポンプ、10・・・揚水管、11・・・シャワー
17・・・感温素子、19・・・ファン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 底部に近い周壁面には空気入口が、頂面ないしその
    附近には空気出口が夫々開設されて、底部に水槽が設け
    られたケーシングと、該ケーシング内の空気入口、出口
    間に設置されて冷媒が通されるフィンコイルと、このコ
    イル上方に該コイルを経て上記水槽へ落下するようなシ
    ャワーを生せしめるべく設置される散水ノズル及び上記
    水槽から該ノズルへの揚水手段と、上記のケーシング内
    に空気入口から同出口へ向かって垂直に上昇する方向の
    空気流を生じさせる通風手段と、上記フィンコイルへの
    冷媒供給を上記水槽内の水温に応答する感温素子で制御
    する手段とからな9、上記の上昇空気流が散水ノズルか
    らのシャワーと向流して接触するようにされていること
    を特徴とする多湿冷気発生装置。
JP55102847A 1980-07-25 1980-07-25 多湿冷気発生装置 Expired JPS5828892B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP55102847A JPS5828892B2 (ja) 1980-07-25 1980-07-25 多湿冷気発生装置

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JP55102847A JPS5828892B2 (ja) 1980-07-25 1980-07-25 多湿冷気発生装置

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Publication Number Publication Date
JPS5728931A JPS5728931A (en) 1982-02-16
JPS5828892B2 true JPS5828892B2 (ja) 1983-06-18

Family

ID=14338334

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JP55102847A Expired JPS5828892B2 (ja) 1980-07-25 1980-07-25 多湿冷気発生装置

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5972482U (ja) * 1982-11-08 1984-05-17 大和冷機工業株式会社 高湿度冷蔵庫
JPS59180267A (ja) * 1983-03-30 1984-10-13 株式会社泉研究所 冷蔵装置
JPS59231374A (ja) * 1983-06-13 1984-12-26 サンデン株式会社 冷蔵ケ−ス
CN110701869A (zh) * 2019-11-08 2020-01-17 徐州汉腾汽车科技有限公司 一种用于金属配件加工的降温装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5347742U (ja) * 1976-09-27 1978-04-22

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JPS5728931A (en) 1982-02-16

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