JPS6234172B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6234172B2 JPS6234172B2 JP53150831A JP15083178A JPS6234172B2 JP S6234172 B2 JPS6234172 B2 JP S6234172B2 JP 53150831 A JP53150831 A JP 53150831A JP 15083178 A JP15083178 A JP 15083178A JP S6234172 B2 JPS6234172 B2 JP S6234172B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sonic
- coating
- acoustic wave
- surface acoustic
- sound
- Prior art date
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- Expired
Links
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- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 9
- XLOMVQKBTHCTTD-UHFFFAOYSA-N Zinc monoxide Chemical compound [Zn]=O XLOMVQKBTHCTTD-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 8
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- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H9/00—Networks comprising electromechanical or electro-acoustic elements; Electromechanical resonators
- H03H9/02—Details
- H03H9/02535—Details of surface acoustic wave devices
- H03H9/02818—Means for compensation or elimination of undesirable effects
- H03H9/02834—Means for compensation or elimination of undesirable effects of temperature influence
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は表面弾性波素子に関する。
表面弾性波素子は一般に圧電基板上に形成され
る。この場合、素子の動作周波数pは、p=
v/λで与えられる。ここで、vは表面波の音
速、λは表面波の波長を示す。通常、表面弾性波
素子における表面波の励振と受信は、いわゆる櫛
形電極を上記圧電基板上に設けることによつて行
なつている。ここで、櫛形電極の線幅をとする
と、4=λなる関係にあるから、p=v/4
となる。
る。この場合、素子の動作周波数pは、p=
v/λで与えられる。ここで、vは表面波の音
速、λは表面波の波長を示す。通常、表面弾性波
素子における表面波の励振と受信は、いわゆる櫛
形電極を上記圧電基板上に設けることによつて行
なつている。ここで、櫛形電極の線幅をとする
と、4=λなる関係にあるから、p=v/4
となる。
一方、最近機器の使用周波数が高くなる傾向に
あり、この種の素子も高い周波数での実用化が強
く要望されている。高い周波数の素子を形成する
には、表面波の音速を大きくするか、櫛形電極の
線幅を狭くすればよいが、線幅を狭くするこ
とは素子の製造を困難にする。このため、表面波
の音速が大きい基板材料の開発が強く要望されて
いる。
あり、この種の素子も高い周波数での実用化が強
く要望されている。高い周波数の素子を形成する
には、表面波の音速を大きくするか、櫛形電極の
線幅を狭くすればよいが、線幅を狭くするこ
とは素子の製造を困難にする。このため、表面波
の音速が大きい基板材料の開発が強く要望されて
いる。
従来、表面弾性波素子用基板に用いられる音速
の速い材料として、たとえばLiNbO3単結晶があ
る。しかし、この材料の音速は3500m/s程度で
あり、しかも音速の温度変化が70〜90ppm/℃
と大きい。これより音速の速い材料としてAIN単
結晶があるが、この結晶は製造が困難で実用にな
つていない。
の速い材料として、たとえばLiNbO3単結晶があ
る。しかし、この材料の音速は3500m/s程度で
あり、しかも音速の温度変化が70〜90ppm/℃
と大きい。これより音速の速い材料としてAIN単
結晶があるが、この結晶は製造が困難で実用にな
つていない。
発明者等は、多層構造の基板構成を導入するこ
とにより、高音速の基板を容易に形成し得ること
を見出した。すなわち、多層構造の基板を使用し
た弾性表面波素子としては、特開昭50―154088号
公報に記載されたものがすでに知られているが、
この種素子を実用化するにあたつてその音速の温
度変化を低減する必要性があり、音速の温度変化
を低減するために種々検討した結果、本発明を完
成するに至つたものである。
とにより、高音速の基板を容易に形成し得ること
を見出した。すなわち、多層構造の基板を使用し
た弾性表面波素子としては、特開昭50―154088号
公報に記載されたものがすでに知られているが、
この種素子を実用化するにあたつてその音速の温
度変化を低減する必要性があり、音速の温度変化
を低減するために種々検討した結果、本発明を完
成するに至つたものである。
弾性表面波素子を実用化するためには、その音
速の温度変化を±20ppm以内とすることが望ま
しい。
速の温度変化を±20ppm以内とすることが望ま
しい。
本発明は、石英ガラスもしくは高シリカガラス
で構成されたガラス基板、または硼珪酸ガラスで
構成されたガラス基板の上に、酸化アルミニウム
で構成された高音速被膜と酸化亜鉛で構成された
圧電体被膜とを積層するとともに、高音速被膜の
厚さを、ガラス基板が石英ガラスもしくは高シリ
カガラスであるときには、表面弾性波の波長の
0.32〜07倍とし、ガラス基板が硼珪酸ガラスであ
るときには、同じく0.13〜0.56倍とすることによ
つて、音速の温度変化を±20ppm以内とするこ
とができたものである。
で構成されたガラス基板、または硼珪酸ガラスで
構成されたガラス基板の上に、酸化アルミニウム
で構成された高音速被膜と酸化亜鉛で構成された
圧電体被膜とを積層するとともに、高音速被膜の
厚さを、ガラス基板が石英ガラスもしくは高シリ
カガラスであるときには、表面弾性波の波長の
0.32〜07倍とし、ガラス基板が硼珪酸ガラスであ
るときには、同じく0.13〜0.56倍とすることによ
つて、音速の温度変化を±20ppm以内とするこ
とができたものである。
以下、本発明の実施例につき、詳細に説明す
る。
る。
第1図は本発明の一実施例である表面弾性波素
子を示す。この実施例において、基板10はガラ
ス基板11上に高音速被膜12を設け、さらに高
音速被膜12の上に、酸化亜鉛で構成された圧電
体被膜13を積層した多層構造からなる。なお、
14は基板10上に設けた櫛形電極である。圧電
体被膜13の厚さは表面弾性波の波長の数%とし
た。
子を示す。この実施例において、基板10はガラ
ス基板11上に高音速被膜12を設け、さらに高
音速被膜12の上に、酸化亜鉛で構成された圧電
体被膜13を積層した多層構造からなる。なお、
14は基板10上に設けた櫛形電極である。圧電
体被膜13の厚さは表面弾性波の波長の数%とし
た。
第2図は上述の多層構成のそれぞれの構成材
料、被膜の厚さを変えたときの表面波の音速、音
速の温度変化を示したものである。
料、被膜の厚さを変えたときの表面波の音速、音
速の温度変化を示したものである。
第2図において、実線21はガラス基板に石英
ガラスを用い、高音速被膜に酸化アルミニウムを
用いたときの音速の温度変化と高音速被膜の厚さ
dとの関係を示したものである。また、破線23
はこの場合の音速を示す。これらの曲線が示すご
とく、高音速被膜として酸化アルミニウムを用い
ると、音速が3500〜6000m/sというように速く
なる。そして、音速の温度変化は高音速被膜の厚
さが増すに従つて正の値から負の値への変化す
る。表面弾性波の波長をλとすると、0.32λ≦d
≦0.7λであるとき、音速の温度変化率が±
20ppm以内となり、温度による特性変化の小さ
い弾性表面波素子が得られる。このときの音速は
約4500〜5500m/sである。
ガラスを用い、高音速被膜に酸化アルミニウムを
用いたときの音速の温度変化と高音速被膜の厚さ
dとの関係を示したものである。また、破線23
はこの場合の音速を示す。これらの曲線が示すご
とく、高音速被膜として酸化アルミニウムを用い
ると、音速が3500〜6000m/sというように速く
なる。そして、音速の温度変化は高音速被膜の厚
さが増すに従つて正の値から負の値への変化す
る。表面弾性波の波長をλとすると、0.32λ≦d
≦0.7λであるとき、音速の温度変化率が±
20ppm以内となり、温度による特性変化の小さ
い弾性表面波素子が得られる。このときの音速は
約4500〜5500m/sである。
石英ガラスに代えて高シリカガラスで構成され
た基板を使用しても、0.32λ≦d≦0.7λなる関
係にあるとき、音速の温度変化は±20ppm以内
である。
た基板を使用しても、0.32λ≦d≦0.7λなる関
係にあるとき、音速の温度変化は±20ppm以内
である。
ガラス基板として硼珪酸ガラス基板を使用して
も、同様に音速が変化する。第2図の実線22,
破線24はそれぞれ硼珪酸ガラス基板上に、酸化
アルミニウムからなる高音速被膜を形成したとき
の音速の温度変化と音速の膜厚による変化を示
す。これから明らかなように、0.13λd≦0.56λ
の関係が満たされるとき、音速の温度変化が±
20ppm以内となる。なお、このときの音速は約
4000〜5000m/sである。
も、同様に音速が変化する。第2図の実線22,
破線24はそれぞれ硼珪酸ガラス基板上に、酸化
アルミニウムからなる高音速被膜を形成したとき
の音速の温度変化と音速の膜厚による変化を示
す。これから明らかなように、0.13λd≦0.56λ
の関係が満たされるとき、音速の温度変化が±
20ppm以内となる。なお、このときの音速は約
4000〜5000m/sである。
上記実施例の素子は、弾性表面波の伝搬という
特性上の特長を有しているだけでなく、それを構
成する圧電体被膜や高音速被膜をたとえばスパツ
タリング蒸着法という工業的な薄膜化プロセスに
より容易に形成でき、量産性にも優れている。
特性上の特長を有しているだけでなく、それを構
成する圧電体被膜や高音速被膜をたとえばスパツ
タリング蒸着法という工業的な薄膜化プロセスに
より容易に形成でき、量産性にも優れている。
本発明は、以上の説明で明らかなように、高音
速でしかも音速の温度変化が±20ppm以内と小
さいことから、特に高周波用としてその実用性が
高く、その上、量産性に優れた加工プロセスによ
り主要部を容易に製造できるなどの利点を備えて
いる。
速でしかも音速の温度変化が±20ppm以内と小
さいことから、特に高周波用としてその実用性が
高く、その上、量産性に優れた加工プロセスによ
り主要部を容易に製造できるなどの利点を備えて
いる。
第1図は本発明の一実施例である表面弾性波素
子の断面図、第2図は同素子の特性を示す曲線図
である。 11…ガラス基板、12…高音速被膜、13…
圧電体被膜。
子の断面図、第2図は同素子の特性を示す曲線図
である。 11…ガラス基板、12…高音速被膜、13…
圧電体被膜。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 石英ガラスもしくは高シリカガラスで構成さ
れたガラス基板上に、酸化アルミニウムで構成さ
れた高音速被膜を形成するとともに、上記高音速
被膜上に酸化亜鉛からなる圧電体被膜を形成し、
かつ上記高音速被膜の厚さをd、表面弾性波の波
長をλとしたとき、上記高音速被膜の厚さdを
0.32λ≦d≦0.7λとしたことを特徴とする表面
弾性波素子。 2 硼珪酸ガラスで構成されたガラス基板上に、
酸化アルミニウムで構成された高音速被膜を形成
するとともに、上記高音速被膜上に酸化亜鉛から
なる圧電体被膜を形成し、かつ上記高音速被膜の
厚さをd、表面弾性波の波長をλとしたとき、上
記高音速被膜の厚さdを0.13λ≦d≦0.56λとし
たことを特徴とする表面弾性波素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15083178A JPS5577223A (en) | 1978-12-05 | 1978-12-05 | Surface elastic wave element |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15083178A JPS5577223A (en) | 1978-12-05 | 1978-12-05 | Surface elastic wave element |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5577223A JPS5577223A (en) | 1980-06-10 |
JPS6234172B2 true JPS6234172B2 (ja) | 1987-07-24 |
Family
ID=15505335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15083178A Granted JPS5577223A (en) | 1978-12-05 | 1978-12-05 | Surface elastic wave element |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5577223A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5521454A (en) * | 1993-09-16 | 1996-05-28 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Surface wave filter element |
DE69611771T2 (de) * | 1995-09-01 | 2001-06-28 | Murata Mfg. Co., Ltd. | Akustische Oberflächenwellenanordnung |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50154088A (ja) * | 1974-05-31 | 1975-12-11 |
-
1978
- 1978-12-05 JP JP15083178A patent/JPS5577223A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50154088A (ja) * | 1974-05-31 | 1975-12-11 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5577223A (en) | 1980-06-10 |
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