JPS623412Y2 - - Google Patents

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JPS623412Y2
JPS623412Y2 JP20118583U JP20118583U JPS623412Y2 JP S623412 Y2 JPS623412 Y2 JP S623412Y2 JP 20118583 U JP20118583 U JP 20118583U JP 20118583 U JP20118583 U JP 20118583U JP S623412 Y2 JPS623412 Y2 JP S623412Y2
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press roller
pneumatic
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hydraulic
winding
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【考案の詳細な説明】 本考案は、経糸整経機、経糸糊付機やビーム巻
返機において、経糸をビームに巻取る装置に関す
る。
この種の巻取装置は、漸減する回転数で回転駆
動されて経糸を一定の送行速度で巻取るビームと
このビームの巻糸面に圧接して回転するプレスロ
ーラを設け、ビームの巻糸径の増加に従つて後退
するプレスローラの後退を制動してビームの巻糸
面とプレスローラの周面の圧接力を調整する機構
を設けている。そして、運転中に経糸の切断や毛
羽立ち等の異状事態を検出すると、運転を中断し
て、その異状事態を除去する。ところが、運転の
中断によりビームの回転駆動を停止させる毎に、
その際のビームの巻糸径が異なつてビームの慣性
モーメントが異なり、これに対して、プレスロー
ラの慣性モーメントは一定しているので、ビーム
とプレスローラの回転停止時間が相違し、ビーム
の巻糸面とプレスローラの周面の間に滑りが発生
し、ビームの巻糸面がプレスローラの周面で摩擦
されて毛羽立ち等の損傷を受ける。
そこで、異状事態によりビームの回転駆動を停
止させる際に、ビームの巻糸面の損傷を防止する
ため、プレスローラをビームの巻糸面から離間さ
せる装置が考案された。この装置は、実公昭57−
28838号公報に記載されているように、ビームの
後側位置に固定した支軸に第1アームの中間部を
遊嵌して支承し、第1アームの前端にプレスロー
ラを軸支し、第1アームの中間部と後端の中間位
置に第1シリンダのピストンロツドをピン結合
し、また、上記の支軸に第2アームの前端を遊嵌
して支承し、第2アームの後端に第2シリンダの
ピストンロツドをピン結合し、第2アームの中間
部に設けた圧接力調整用の摩擦制動機構に、第1
アームの後端にピン結合したロツドを摺動可能に
挿通している。そして、運転中には、第2シリン
ダのピストンロツド従つて第2アームが固定さ
れ、第1シリンダのピストンロツドが摺動可能従
つて第1アームが回転可能になり、ビームの巻糸
径の増加に従つてプレスローラが後退し、第1ア
ームが回転して、第2アームの摩擦制動機構に挿
通しているロツドが摺動する。異状事態により運
転が中断すると、第2シリンダピストン機構が作
動し、第2アームが回動し、第2アームとロツド
を介して連結した第1アームが回転して、プレス
ローラがビームの巻糸面から離間する。運転再開
時には、第2シリンダピストン機構が逆に作動
し、第2アームが逆方向に回動し、第1アームが
逆方向に回転して、プレスローラがビームの巻糸
面に圧接する。
ところが、運転中断時又は運転再開時に第2シ
リンダピストン機構の作動によつて第2アームが
回動する際に、第2アームの摩擦制動機構に挿通
しているロツドが摺動し、第1アームが第2アー
ムの回動に追従して回転せず、両アームの相対位
置が変化することがある。すると、ビームの巻糸
面とプレスローラの周面の圧接力が運転中断前と
運転再開後では異なり、経糸をビームに所望の硬
度に均一に巻取ることができない。
また、この装置は、運転開始時と運転終了時に
作動する第1シリンダピストン機構と、運転中断
時と運転再開時に作動する第2シリンダピストン
機構を要し、構造が複雑である。
本考案の目的は、上記のような従来装置の欠点
をなくし、圧接力が運転の中断前と再開後で変化
しない構造の簡単な経糸巻取装置を提供すること
である。
次に、本考案の実施例について説明する。
本例は、整経機の巻取装置であり、第1図と第
2図に示すように、左右の機枠1,1間に、図示
しないモータにより回転駆動されるビーム2を軸
支し、ビーム2の上方位置に測長ローラ3を軸支
し、測長ローラ3の後方位置に筬4を配置してい
る。ビーム2の後方位置の左右の機枠1,1には
それぞれ案内軸5を横設し、左右の案内軸5,5
に支承枠6を摺嵌し、前後方向に摺動する支承枠
6の前側位置にプレスローラ7をビーム2と平行
に軸支し、支承枠6に連結軸8を左右方向に貫通
して摺嵌し、連結軸8の両突出端にそれぞれピニ
オン9を嵌着し、左右の各ピニオン9をそれぞれ
同側の機枠1に横設したラツク10に噛合して、
支承枠6に軸支したプレスローラ7が前後動する
際にビーム2と平行状態を保持するように装置し
ている。左右の機枠1,1にはそれぞれ油圧シリ
ンダ11の一端を枢着し、左右の各油圧シリンダ
11の他端から突出したピストンロツド12の先
端をそれぞれ支承枠6に枢着して、左右の両油圧
シリンダピストン機構11,12の作動によつて
プレスローラ7を前進させてビーム2の巻糸面に
当接させまた後退させるように装置している。
油圧シリンダピストン機構11,12の回路
は、第3図に示す通りであり、同図中、13は高
圧空気源、14は2位置の電磁切換弁である。1
5は、昇圧装置であり、駆動用の大径の空圧シリ
ンダ16のピストンロツド17と従動用の小径の
空圧油圧シリンダ18のピストンロツド19を連
結して構成している。20は2位置の空圧切換
弁、21は空圧油圧変換器である。22は絞り
弁、23は逆止弁、24は2位置の空圧切換弁で
ある。25は空圧油圧変換器、26は2位置の空
圧切換弁であり、27は、圧力を調整する逃し弁
であつて、ビーム2の巻糸面とプレスローラ7の
周面の圧接力を調整する弁である。28は3位置
の手動切換弁である。
整経機の運転を開始する場合、電磁切換弁14
と手動切換弁28をそれぞれ第4図に示す位置に
切換える。すると、手動切換弁28の切換によ
り、高圧空気源13から供給される空気が手動切
換弁28、逃し弁27と空圧切換弁26を経て空
圧油圧変換器25の空圧室に流入し、空圧油圧変
換器25の油圧室から流出する油が逆止弁23を
経て油圧シリンダ11のピストンロツド12側の
第1室に流入する。また、電磁切換弁14の切換
により、空圧切換弁20が第4図に示す位置に切
換り、油圧シリンダ11のピストンロツド12と
反対側の第2室から流出する油が空圧切換弁20
を経て空圧油圧変換器21の油圧室に流入し、空
圧油圧変換器21の空圧室から流出する空気が手
動切換弁28を経て大気に放出される。従つて、
油圧シリンダ11の第1室に油が流入して第2室
から油が流出することにより油圧シリンダピスト
ン機構11,12が前進作動をし、プレスローラ
7が前進して、プレスローラ7の周面がビーム2
の巻糸面に当接する。なお、電磁切換弁14の上
記の切換により、高圧空気源13から供給される
空気が電磁切換弁14を経て昇圧装置の空圧シリ
ンダ16のピストンロツド17側の第1室に流入
し、空圧シリンダ16の第2室から流出する空気
が電磁切換弁14を経て大気に放出され、また、
昇圧装置の空圧油圧シリンダ18の空圧室の空気
が大気に放出され、空圧油圧シリンダ18の油圧
室に、油圧シリンダ11の第2室から流出する油
の一部が流入して、昇圧装置15が復元する。
整経機の運転中には、回転駆動されるビーム2
に経糸が巻取られてビーム2の巻糸径が徐々に増
加し、ビーム2の巻糸面に圧接したプレスローラ
7がビーム2の巻糸面の回転に従つて回転すると
共にビームの巻糸径の増加に従つて後退する。す
ると、第5図に示すように、油圧シリンダのピス
トンロツド12が後退し、油圧シリンダ11の第
1室から流出する油が絞り弁22を経て空圧油圧
変換器25の油圧室に流入し、空圧油圧変換器2
5の空圧室から流出する空気が空圧切換弁26を
経て逃し弁27に流入し、その流入空気の一部が
逃し弁27から大気に放出され、逃し弁27に流
入する空気の圧力が逃し弁に予め設定されている
圧力に保持されて、ビーム2の巻糸面とプレスロ
ーラ7の周面の圧接力が予め設定されている値に
保持される。一方、油圧シリンダ11の第2室に
は、空圧切換弁20を経て空圧油圧変換器21の
油圧室の油が吸入され、空圧油圧変換器21の空
圧室に手動切換弁28を経て大気が吸入される。
整経機の運転中に経糸の切断や毛羽立ち等の異
状事態が検出されると、ビーム2の回転駆動を停
止させて運転を中断する一方、電磁切換弁14を
第6図に示す位置に切換える。すると、空圧切換
弁20が第6図に示す位置に切換る一方、高圧空
気源13から供給される空気が電磁切換弁14を
経て昇圧装置の空圧シリンダ16の第2室に流入
し、空圧シリンダ16の第1室から流出する空気
が電磁切換弁14を経て大気に放出され、また、
昇圧装置の空圧油圧シリンダ18の空圧室に大気
が吸入され、空圧油圧シリンダ18の油圧室から
流出する高圧の油が油圧シリンダ11の第2室に
流入して、昇圧装置15が作動する。また、電磁
切換弁14の切換により、空圧切換弁24と26
がそれぞれ第6図に示す位置に切換り、油圧シリ
ンダ11の第1室から流出する油が空圧切換弁2
4を経て空圧油圧変換器25の油圧室に流入し、
空圧油圧変換器25の空圧室から流出する空気が
空圧切換弁26を経て大気に放出される。従つ
て、油圧シリンダ11の第2室に高圧の油が流入
して第2室から油が速やかに流出することにより
油圧シリンダピストン機構11,12が瞬時に後
退作動をし、プレスローラ7が急速に後退して、
プレスローラ7の周面がビーム2の巻糸面から瞬
時に離間する。
異状事態を除去して運転を再開する場合、電磁
切換弁14を第4図に示す位置に切換え、運転を
開始する場合と同様に、油圧シリンダピストン機
構11,12を前進作動させる。すると、プレス
ローラ7が前進し、プレスローラ7の周面がビー
ム2の巻糸面に当接して、運転中断前と同様に、
プレスローラ7がビーム2の巻糸面の回転に従つ
て回転すると共にビームの巻糸径の増加に従つて
後退し、ビーム2の巻糸面とプレスローラ7の周
面の圧接力が運転中断前の値、即ち圧接力調整用
の逃し弁27に予め設定されている値になる。
運転を終了する場合、手動切換弁28を第7図
に示す位置に切換える。すると、高圧空気源13
から供給される空気が手動切換弁28を経て空圧
油圧変換器21の空圧室に流入し、空圧油圧変換
器21の油圧室から流出する油が空圧切換弁20
を経て油圧シリンダ11の第2室に流入する。ま
た、油圧シリンダ11の第1室から流出する油が
絞り弁22を経て空圧油圧変換器25の油圧室に
流入し、空圧油圧変換器25の空圧室から流出す
る空気が空圧切換弁26と逃し弁27を経て大気
に放出される。従つて、油圧シリンダピストン機
構11,12が後退作動をし、プレスローラ7が
後退して、プレスローラ7の周面がビーム2の巻
糸面から離間する。
上記の図示実施例においては、油圧シリンダピ
ストン機構11,12の回路は、油圧回路と空圧
回路を併用しているが、油圧回路のみで構成して
もよい。また、シリンダピストン機構11,12
は、油圧用のものであるが、その他の流体圧用の
ものでもよい。
また、上記の図示実施例は、経糸整経機の巻取
装置であるが、経糸糊付機やビーム巻返機のよう
な製織準備機の経糸の巻取装置であつてもよい。
上記の実施例の説明からも明らかなように、本
考案は、回転駆動されて経糸を巻取るビームとこ
のビームの巻糸面に圧接して回転するプレスロー
ラを設け、プレスローラを前進させてビームの巻
糸面に当接させまた後退させるシリンダピストン
機構を設け、このシリンダピストン機構の回路
に、ビームの巻糸径の増加に従つて後退するプレ
スローラの後退を制動してビームの巻糸面とプレ
スローラの周面の圧接力を調整する弁を設け、異
状事態によりビームの回転駆動を停止する際にプ
レスローラを後退させてビームの巻糸面から離間
させる回路を付設したことを特徴とする経糸の巻
取装置である。
この巻取装置においては、プレスローラを前後
進させるシリンダピストン機構の回路に、ビーム
の巻糸面とプレスローラの周面の圧接力を調整す
る弁を設け、異状事態の際にプレスローラを後退
させる回路を付設しているので、第1アームのロ
ツドを第2アームの摩擦制動機構に摺動可能に挿
通している従来装置とは異なり、圧接力が異状事
態による運転の中断の前と運転の再開の後で変化
しない。また、プレスローラを前後進させるシリ
ンダピストン機構を2種類備えた従来装置とは異
なり、プレスローラを前後進させるシリンダピス
トン機構は1種類でよく、構造が簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の巻取装置の側面図、
第2図は同巻取装置の平面図であり、第3図は同
巻取装置の回路図である。第4図は同巻取装置の
運転開始時の状態を示す回路図、第5図は運転中
の状態を示す回路図、第6図は運転中断時の状態
を示す回路図、第7図は運転終了時の状態を示す
回路図である。 2:ビーム、7:プレスローラ、11,12:
油圧シリンダピストン機構、27:圧接力調整用
逃し弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転駆動されて経糸を巻取るビームとこのビー
    ムの巻糸面に圧接して回転するプレスローラを設
    け、プレスローラを前進させてビームの巻糸面に
    当接させまた後退させるシリンダピストン機構を
    設け、このシリンダピストン機構の回路に、ビー
    ムの巻糸径の増加に従つて後退するプレスローラ
    の後退を制動してビームの巻糸面とプレスローラ
    の周面の圧接力を調整する弁を設け、異状事態に
    よりビームの回転駆動を停止する際にプレスロー
    ラを後退させてビームの巻糸面から離間させる回
    路を付設したことを特徴とする経糸の巻取装置。
JP20118583U 1983-12-23 1983-12-23 経糸の巻取装置 Granted JPS60105676U (ja)

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JP20118583U JPS60105676U (ja) 1983-12-23 1983-12-23 経糸の巻取装置

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JP20118583U JPS60105676U (ja) 1983-12-23 1983-12-23 経糸の巻取装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102008053762B3 (de) * 2008-10-29 2010-06-10 Karl Mayer Textilmaschinenfabrik Gmbh Vorrichtung zum Erzeugen eines Fadenstrangwickels
CN103526379A (zh) * 2013-10-25 2014-01-22 吴江唯奇布业有限公司 一种用于整经的加压装置

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