JPS6233928Y2 - - Google Patents

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JPS6233928Y2
JPS6233928Y2 JP1982073173U JP7317382U JPS6233928Y2 JP S6233928 Y2 JPS6233928 Y2 JP S6233928Y2 JP 1982073173 U JP1982073173 U JP 1982073173U JP 7317382 U JP7317382 U JP 7317382U JP S6233928 Y2 JPS6233928 Y2 JP S6233928Y2
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JP
Japan
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clutch
driven gear
engine
spline
shaft
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JP1982073173U
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JPS58175109U (ja
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【考案の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本考案はエンジン注油装置に関する。
B 従来の技術 従来の実公昭51ー27379号公報に示されたもの
は、予熱回路の予熱栓と並列に電動機を設け、こ
の電動機の出力側と潤滑油ポンプの一方の回転軸
との間に減速歯車群および電動機の出力側の一方
側への回転のみを転軸に伝えるラチエツト機構を
設け、機関と潤滑油ポンプの他方の回転軸との間
に前記回転軸の他方向への回転と同方向の機関の
出力側の回転のみを潤滑油ポンプの他方の回転軸
に伝えるラチエツト機構を設けたものである。
C 考案が解決しようとする問題点 従つて、内燃機関が逆転するとラチエツト機構
が空転し、潤滑油ポンプは回転しないことにな
る。また、内燃機の複数シリンダの各々に1台ず
つ潤滑油ポンプを設け、シリンダ相互間で注油の
時期をずらすように設定しても、ラチエツト爪と
ラチエツト歯とのかみ合い位置が一定しないの
で、設定した注油時期より異なつた時期に注油さ
れるおそれがある。更に、複数のポンプを電動機
で駆動するのに、ポンプ軸に離れて平行な長い軸
が必要となる。
本考案は上記問題点を解決し、エンジンが逆転
しても注油器が駆動され、複数の注油ポンプを同
時駆動させるのに長い軸を必要とせず、しかも一
度設定された注油時期がクラツチの着脱によつて
変更されないようなエンジン注油装置を提供する
ことを目的とする。
D 問題点を解決するための手段 上記目的を達成するため、本考案の構成は次の
とおりとする。複数のシリンダの各々に1台ずつ
の注油器が設けられたエンジンにおいて、該エン
ジンに接続された駆動軸が駆動歯車と従動歯車を
介して各注油器のカム軸に連結され、該カム軸の
一端部外周に対しスプライン継手を介してクラツ
チ軸の他端が接続され、該スプライン継手のスプ
ライン筒部の外周に前記従動歯車が回転自在に支
持され、該従動歯車と前記スプライン筒部との間
にかみ合い部1個所の第1クラツチが設けられ、
前記駆動歯車と常にかみ合う前記従動歯車の第1
クラツチかみ合い部は互いに円周方向の位相が一
定角度ずつずれており、前記クラツチ軸の一端と
隣合うカム軸との間には第2クラツチが設けら
れ、前記カム軸の1本に対して注油用回転駆動源
が接続され、かつ前記第1、第2クラツチの嵌脱
を司る操作部が設けられたことである。
E 作用 エンジンの通常回路時、第1クラツチが嵌入
し、第2クラツチが離脱し、駆動軸、伝動歯車お
よびカム軸が回転する。エンジン停止又は始動時
の低速時において、第2クラツチが嵌入し、第1
クラツチが離脱し、クラツチ軸とカム軸が回転
し、注油器が駆動される。ここで、第1クラツチ
においてかみ合い部が1個所であるから、一度設
定された注油時期は変更されない。
F 実施例 以下本考案の一実施例を第1図および第2図に
もとづいて説明する。第1図において、3本のシ
リンダを有するエンジン(図示せず)の各シリン
ダに1台ずつの注油器C1,C2,C3が装備されて
いる。そして、エンジンに直結された駆動軸1に
対して伝動歯車2の駆動歯車2a,従動歯車2b
を介して各注油器の動用カム軸3がクラツチ軸1
0を介して連結分離可能に、一直線上に、かつ、
駆動軸1に対し平行に設けられている。これらの
カム軸3にはそれぞれカム3a,3b,3cが設
けられ、各カムにプランジヤポンプエレメントが
係合され、各シリンダに対して注油するようにさ
れている。そしてシリンダ内の状態(吸気、圧
縮、爆発、排気)に応じて、各シリンダへの注油
時期が相互にずれるように、各カム3a、3b、
3cは回転位相が互いに120゜ずれるようにカム
軸3に取り付けられている。
第2図においてカム軸3に対しそれらの一端部
(左側)に対し、スプライン継手を介してクラツ
チ軸10の他端が接続されている。クラツチ軸1
0は本体11とその他端に一体形成されたスプラ
イン継手筒部12とからなり、スプライン継ぎ手
筒部12の内側にはスプライン溝12aが設けら
れているとともに、本体11との境界部に段部1
2bが形成されている。前記スプライン筒部12
はカム軸3の一端部に摺動自に嵌合し、スプライ
ン溝12aはカム軸3に固定されたスプラインキ
ー20に摺動自在に嵌合する。このようにしてク
ラツチ軸10はカム軸3に対してスプライン継手
部を介して接続されることになる。
スプライン筒部12の外周には従動歯車2bが
回転自在に支持され、それらの間には第1かみ合
いクラツチ30が設けられている。即ちスプライ
ン筒部12の他端外周の1箇所にかみ合い凸部3
1が設けられ、これにかみ合い凹部32が従動歯
車2bの内周部の1個所に設けられ、また従動歯
車2bの内側にはかみ合い凸部31の回転を許容
する円周溝33が設けられている。
ここで、各クラツチ軸10の凸部31と各カム
軸3のカム3a,3b,3cのカムリフト最高点
との軸円周方向位相が一致しており、一方、駆動
歯車2aと常にかみ合う各従動歯車2bの凹部3
2は互いに円周方向の位相が一定角度120゜ずつ
ずれている。従つて、各注油器において、従動歯
車2bの凹部32とクラツチ軸10の凸部31が
嵌合したときは、各カム軸3は互いに円周方向に
位相が120゜ずれた状態となり、エンジンシリン
ダの作動状態に応じて注油時期がそれだけずれる
こととなる。
また、クラツチ軸10の一端と隣合うカム軸3
の他端との間には第2かみ合いクラツチ40が設
けられている。前記第1、第2のクラツチ30,
40の嵌脱を司る操作部50として、クラツチ軸
10にカム円盤51が固定され、その円錐カム面
51aに転動接触するローラ52をもつピストン
シリンダー機構53が設けられ、前記スプライン
筒部12の段部12bと軸受ブロツク4との間に
圧縮バネ54が介在され、クラツチ軸10は常に
第1クラツチ部30が嵌入の状態となるように付
勢している。
カム軸3の1本(図示では左端のもの)の第2
クラツチ40側には伝動歯車70を介して回転駆
動源たる電動モータ60が接続されており、該モ
ータの発停とピストンシリンダー機構53の作動
を司る制御盤80が設けられている。伝動歯車7
0のモータ60側の駆動歯車70aとモータ60
との間にはクラツチ60aが設けられている。
次に作動状態について説明する。第1および第
2図示の状態においてエンジンは通常回転してお
り、クラツチ軸10は右端位置にあつて第1クラ
ツチ30が嵌入し、第2クラツチ40が離脱した
状態である。そして駆動軸1は回転し、伝動歯車
2を介してカム軸3は3本相互間に位相が120゜
ずれて回転し、各シリンダ相互は一定時間ずれて
注油されている。モータ60のクラツチ60aは
離脱の状態であり、モータ60は停止している。
次にエンジン停止または始動時の低速時におい
て制御盤80からの信号によつてピストンシリン
ダー機構53がカム軸3に向つて進出してクラツ
チ軸10を左に移動させて、第2クラツチ部40
を嵌入させて全カム軸3を連結させるとともに、
第1クラツチ部を離脱させる。この状態において
駆動源60が起動されると同時にそのクラツチ6
0aが嵌入されると、モータ60の回転は伝動歯
車70、クラツチ軸10を介して全てのカム軸3
に伝えられる。しかして第1クラツチ部30のか
み合い凸部31はかみ合い凹部32から離れ溝3
3内を回転することにより、カム軸3に対し従動
歯車2bおよび駆動軸1は切離される。そして各
カム軸3のカム3a,3b,3cに位相差に従つ
てシリンダへの注油時期がずれてくる。
次に注油器の充分なプライミングが行なわれて
エンジンの回転速度も相当高くなつた時、タイマ
ー等の手段によつて制御盤80から信号が発さ
れ、モータ60が停止し、クラツチ60aが離脱
すると共に、ピストンシリンダー機構53が後退
して、第2クラツチ40がばね54の復元力によ
り離脱する。次いでクラツチ軸10の右端がそれ
に対し空転している従動歯車2bに当接するので
該歯車2bの凹部32がクラツチ軸の凸部31に
合致して互いに嵌合して第1クラツチ30が嵌入
の状態となる。これで駆動軸1の回転はカム軸3
に伝達される。
ここで、前記第1クラツチ30は1箇所にかみ
合い部があるので、カム軸3と連結されたクラツ
チ軸10に対する従動歯車2bの円周方向におけ
る嵌合固定位置が一定となり、一旦調整された注
油タイミングは狂うことがない。
第3図は本考案の他の実施例を示し、前記第1
かみ合いクラツチとしてスプライン筒部外周1箇
所にキー34が固定され、該キーが摺動自在に嵌
合するキー溝35が従動歯車2bの1個所に設け
られている。この実施例は第2図示の実施例より
も簡略化されたものである。
図示では3組の注油器が同時に駆動されている
が、3組以外の複数組が駆動されてもよい。
なおまた、第1図示の如く、駆動軸1とエンジ
ンとの間に位相のずれないクラツチA、駆動軸1
の他端にモータBを連結し、前記モータ60、伝
動歯車70、クラツチ軸10、第1、第2クラツ
チ30、40を取除き、クラツチAを嵌脱させて
モータBでカム軸3を駆動させてもよい。
G 効果 本考案は以上の如く、複数のシリンダの各々に
1台ずつの注油器が設けられたエンジンにおい
て、該エンジンに接続された駆動軸が駆動歯車と
従動歯車を介して各注油器のカム軸に連結され、
該カム軸の一端部外周に対しスプライン継手を介
してクラツチ軸の他端が接続され、該スプライン
継手のスプライン筒部の外周に前記従動歯車が回
転自在に支持され、該従動歯車と前記スプライン
筒部との間にかみ合い部1個所の第1クラツチが
設けられ、前記駆動歯車と常にかみ合う前記従動
歯車の第1クラツチかみ合い部は互いに円周方向
の位相が一定角度ずつずれており、前記クラツチ
軸の一端と隣合うカム軸との間には第2クラツチ
が設けられ、前記カム軸の1本に対して注油用回
転駆動源が接続され、かつ前記第1、第2クラツ
チの嵌脱を司る操作部が設けられている。従つ
て、エンジンの始動時および低速回転時にもカム
軸は回転が付与されエンジンへの注油を行うこと
ができるほか、エンジンの正転逆転いずれの場合
でも注油器は駆動される。また、複数の注油器を
駆動するのに、各注油器のカム軸に直列な短いク
ラツチ軸を設ければ足りる。更に、第1クラツチ
のかみ合い部は1個所に設けられたので、エンジ
ンの複数シリンダの各々に1台づつ注油器が設け
られ、シリンダ相互間で注油の時期がずれるよう
に一度設定されると、クラツチの着脱位置が一定
し、各注油器相互間の注油時期が設定値から変る
ことがない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は概略正
面図、第2図はその要部縦断正面図、第3図は他
の実施例の要部縦断正面図である。 1……駆動軸、2……伝導歯車、3……カム
軸、10……クラツチ軸、12……スプライン筒
部、20……スプラインキー、30……第1クラ
ツチ、31……かみ合い凸部、32……かみ合い
凹部、33……溝、40……第2クラツチ、50
……クラツチ操作部、51……カム軸円盤、52
……ローラ、53……ピストンシリンダー機構、
54……パネ、60……駆動軸、70……伝動歯
車、80……制御盤。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 複数のシリンダの各々に1台ずつの注油器が
    設けられたエンジンにおいて、該エンジンに接
    続された駆動軸が駆動歯車と従動歯車を介して
    各注油器のカム軸に連結され、該カム軸の一端
    部外周に対しスプライン継手を介してクラツチ
    軸の他端が接続され、該スプライン継手のスプ
    ライン筒部の外周に前記従動歯車が回転自在に
    支持され、該従動歯車と前記スプライン筒部と
    の間にかみ合い部1個所の第1クラツチが設け
    られ、前記駆動歯車と常にかみ合う前記従動歯
    車の第1クラツチかみ合い部は互いに円周方向
    の位相が一定角度ずつずれており、前記クラツ
    チ軸の一端と隣合うカム軸との間には第2クラ
    ツチが設けられ、前記カム軸の1本に対して注
    油用回転駆動源が接続され、かつ前記第1、第
    2クラツチの嵌脱を司る操作部が設けられたこ
    とを特徴とするエンジン注油装置。 (2) 第1クラツチとして前記スプライン筒部の外
    周にかみ合い凸部が、従動歯車にかみ合い凹部
    と前記かみ合い凸部の回転を許容する円周溝と
    が設けられた実用新案登録請求の範囲第1項記
    載のエンジン注油装置。 (3) 第1クラツチとして、スプライン筒部の外周
    にキーが固定され、従動歯車にキー溝が設けら
    れた実用新案登録請求の範囲第1項記載のエン
    ジン注油装置。
JP7317382U 1982-05-18 1982-05-18 エンジン注油装置 Granted JPS58175109U (ja)

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JP7317382U JPS58175109U (ja) 1982-05-18 1982-05-18 エンジン注油装置

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JP7317382U JPS58175109U (ja) 1982-05-18 1982-05-18 エンジン注油装置

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JPS58175109U JPS58175109U (ja) 1983-11-22
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5127379U (ja) * 1974-08-20 1976-02-27

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5127379U (ja) * 1974-08-20 1976-02-27

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JPS58175109U (ja) 1983-11-22

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