JPS6233769B2 - - Google Patents

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JPS6233769B2
JPS6233769B2 JP1208578A JP1208578A JPS6233769B2 JP S6233769 B2 JPS6233769 B2 JP S6233769B2 JP 1208578 A JP1208578 A JP 1208578A JP 1208578 A JP1208578 A JP 1208578A JP S6233769 B2 JPS6233769 B2 JP S6233769B2
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self
circuit
holding circuit
binary counter
pulse current
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JP1208578A
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JPS54105453A (en
Inventor
Masayuki Katakura
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP1208578A priority Critical patent/JPS54105453A/ja
Publication of JPS54105453A publication Critical patent/JPS54105453A/ja
Publication of JPS6233769B2 publication Critical patent/JPS6233769B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K23/00Pulse counters comprising counting chains; Frequency dividers comprising counting chains
    • H03K23/58Gating or clocking signals not applied to all stages, i.e. asynchronous counters

Landscapes

  • Manipulation Of Pulses (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は入力クロツク信号周波数の1/2n
(nは2以上の整数)の出力信号を得る分周回路
に係り、特に超高速動作が可能で、構成素子数が
少なく集積回路形態に適した分周回路に関する。
1/2n分周回路の基本的構成要素であるバイナ
リ・カウンタとして、第1図に示すような超高速
バイナリ・カウンタが提案されている
(USP3728561)。このバイナリ・カウンタは、
ECL(エミツタ結合論理)ゲート回路とは若干
構造を異にするが、トランジスタを非飽和電流切
換動作で用いる点ではECLゲート回路と同一思
想である。回路は全て差動を基本としており、論
理レベルを小さくしても対雑音性の点で問題が少
なく、高速動作に適する特長がある。例えばこの
構成のバイナリ・カウンタは最高動作周波数が
1GHz前後のものまで実用化されており、一般的
なバイポーラICの製造プロセス(fTが数百
MHz)でも100MHz前後まで使用可能である。そ
して、このバイナリ・カウンタは構成素子数が比
較的少ないことから、バイポーラアナログ集積回
路内で用いる分周回路として適している。
第1図において1は電源供給端子、2a,2b
は入力クロツク信号の入力端子、3a,3bは出
力端子で、入力クロツク信号周波数の1/2の周波
数の出力信号が出力端子3a,3bに得られる。
入力クロツク信号は第1および第2のエミツタ結
合トランジスタ対4,5を駆動する。これらのト
ランジスタ対4,5はそれぞれ一対のトランジス
タQ1,Q2およびQ3,Q4の各エミツタ電極を相互
に結合したもので、その各エミツタ共通接続点に
は定電流源6,7がそれぞれ接続されている。そ
してトランジスタQ1,Q2,Q3,Q4の各コレクタ
電極には第1の自己保持回路11、第2の転送回
路12、第1の転送回路13、第2の自己保持回
路14がそれぞれ接続され、Q1,Q2,Q3,Q4
それぞれこれらの回路11,12,13,14の
パルス電流源として作用する。
このバイナリ・カウンタの動作を概略的に説明
すると、次の通りである。第1の自己保持回路1
1および第1の転送回路13と、第2の自己保持
回路14と第2の転送回路12とは、入力クロツ
ク信号により制御されるエミツタ結合トランジス
タ対4,5の動作に伴ない交互に能動および遮断
状態をとる。すなわち入力クロツク信号のある位
相においては、第1の自己保持回路11と第1の
転送回路13が能動状態にあり、第1の転送回路
13は第1の自己保持回路11の状態を第2の自
己保持回路14に対し入力クロツク信号の次の位
相における初期条件として与えている。入力クロ
ツク信号の次の位相状態においては、逆に第2の
転送回路12が第2の自己保持回路14の状態を
第1の自己保持回路11に対し、さらに次の位相
における初期条件として与える。各自己保持回路
11,14が遮断状態から能動状態に移るとき
は、前の位相において転送回路12,13で与え
られた状態を保持し、能動状態から遮断状態に移
るときは転送回路13,12を介して前の位相に
おける自己保持回路11,14の状態と反転した
状態を自己保持回路14,11に与える結果、入
力クロツク信号の1サイクル毎に状態が反転し、
バイナリ・カウンタとしての2進計数動作がなさ
れる。
このようなバイナリ・カウンタをn段縦続接続
すれば、1/2n分周回路が得られる。第2図は第
1図のバイナリ・カウンタを4段継続接続してな
る1/16分周回路を示したもので、21は電源供給
端子、22a,22bは入力端子、23a,23
bは出力端子であり、24,25,26,27は
第1図のバイナリ・カウンタを示す。この場合各
段のバイナリ・カウンタの出力端子Q,(第1
図の3a,3b)を次段のバイナリ・カウンタの
入力端子CPP(第1図の2a,2b)に直接
接続することは回路の直流的条件を満たさない。
これは第1図において出力端子3a,3bの電位
が必らず入力端子2a,2bの電位より高くなる
ことによる。そこで、第2図ではバイナリ・カウ
ンタの各段間にトランジスタQ21〜Q26のエミツ
タフオロアによるレベルシフト回路を挿入してい
る。
このように従来の分周回路ではバイナリ・カウ
ンタの段数nに対し、(n―1)段のレベルシフ
ト回路を必要とし、第1図中に示した定電流源
6,7がそれぞれ1〜2素子からなるとすると、
レベルシフト回路を含めた1段のバイナリ・カウ
ンタは22〜26素子で構成される。この素子数
は分周比が小さい場合はあまり問題ではないが、
分周比が大きくなるとモノリシツク集積回路形態
におけるチツプ上の占有面積を相当大きくする。
また第2図の分周回路はアナログバイポーラ集積
回路の一部として構成した場合、各バイナリ・カ
ウンタは本質的には低電圧動作であるのにもかか
わらず、他のアナログ回路と電源電圧を共用する
ことから電圧利用率が悪く、その結果として消費
電力の増加を招くという潜在的な欠点もある。
この発明は上記した点に鑑みてなされたもの
で、その目的は構成素子数を大幅に減少させ、も
つて集積回路化する場合にそのチツプ面積の減少
と製造上の向上を図り、さらに消費電力を低減さ
せ得る分周回路を提供するにある。
この発明は従来の分周回路が複数段のバイナ
リ・カウンタの入出力端子を単に継続接続して、
次段への情報伝達を電圧の形態で行なつていたの
に対し、電流の形態で行なうようにすることによ
つて上記目的を達成するものである。すなわち分
周回路を構成する例えば第1図に示したようなバ
イナリ・カウンタでは、2つの自己保持回路の負
荷抵抗にパルス電流が生じるが、この発明ではこ
のパルス電流を次段のバイナリ・カウンタの駆動
電流として用いるのである。このようにすれば従
来の分周回路におけるレベルシフト回路が不要と
なるのみならず、各段のバイナリ・カウンタが電
源に対して直列に接続された形となるので、パル
ス電流源を各段に共通に用いることができ、1つ
のアナログバイポーラ集積回路に他のアナログ回
路とともに分周回路を構成する場合の電源電圧の
利用率も格段に向上する。
以下、この発明を実施例により具体的に説明す
る。
第3図はこの発明の一実施例を示す1/8分周回
路の回路構成図である。同図において31は電源
供給端子、32a,32bは入力端子、33a,
33bは出力端子、34,35は直流はバイアス
電圧供給端子、36,37は定電流源38,39
とともにパルス電流源を構成するエミツタ結合ト
ランジスタ対である。
この分周回路は3段のバイナリ・カウンタA,
B,Cにより構成されるが、これらのバイナリ・
カウンタA,B,Cはこの例では第1図と同様に
第1の自己保持回路41,61,82と、第2の
自己保持回路44,64,84と、第1の転送回
路43,63,83と、第2の転送回路42,6
2,82とを主体として構成されている。
さて各段のバイナリ・カウンタA,B,Cにお
いては、その第1の自己保持回路および第1の転
送回路と、第2の自己保持回路および第2の転送
回路とに交互にパルス電流が与えられるが、その
パルス電流は、初段のバイナリ・カウンタAで
は、第1図の場合と同様にエミツタ結合トランジ
スタ対36,37により与えられる。これに対し
2段目のバイナリ・カウンタBでは、前段のバイ
ナリ・カウンタAにおける第1の自己保持回路4
1の負荷抵抗(トランジスタQ41,Q42のコレク
タ抵抗)R41,R42に流れる電流をそれぞれ2等分
する電流分割回路51,52、により与えられ
る。また終段のバイナリ・カウンタCにおいても
同様に前段のバイナリ・カウンタBにおける第1
の自己保持回路61の負荷抵抗(トランジスタ
Q61,Q62のコレクタ抵抗)R61,R62に流れる電流
をそれぞれ2等分する電流分割回路71,72に
よりパルス電流が与えられる。なお、電流分割回
路51,52,71,72はそれぞれベース電極
どうしおよびエミツタ電極どうしが結合された一
対のトランジスタQ51とQ52、Q53とQ54、Q71
Q72、Q73とQ74によつて構成され、Q51,Q52
Q53,Q54のベース電極には端子34を通して直
流バイアス電圧VB1が印加され、Q71,Q72
Q73,Q74のベース電極には端子35を通して直
流バイアス電圧VB2が印加されている。
一方、終段のバイナリ・カウンタCにおける第
1および第2の自己保持回路81,82の負荷抵
抗R81,R82,R83,R84は、第1図の場合と同様に
直流電源供給端子31に接続され、また、初段お
よび2段目のバイナリ・カウンタA,Bにおける
第2の自己保持回路44,64の負荷抵抗R43
R44およびRF63,R64は、それぞれトランジスタ
Q55,Q75によるエミツタフオロワを介して電源
供給端子31に接続されている。
次にこの分周回路の動作を第4図の動作波形を
参照して説明する。入力端子32a,32b間に
は、第4図aに示す入力クロツク信号Vinが印加
される。この入力クロツク信号Vinはエミツタ結
合トランジスタ対36,37を駆動し、定電流源
38,39に流れる電流をIoとするならば、Vin
が正のときはQ31,Q33が導通状態となつてIoが流
れ、負のときはQ31,Q33は遮断状態となる。一
方、Q32,Q34はVinが負のとき導通状態となり、
正のときは遮断状態となる。この様子は第4図
b,cに示されており、bはQ31,Q33に流れる
電流I(Q31),I(Q33)を示し、cはQ32,Q34
に流れる電流I(Q32),I(Q34)を示してい
る。
今、時間tpにおいてQ32,Q34が導通状態にあ
るとき、初段のバイナリ・カウンタAにおいては
第1の自己保持回路41と第1の転送回路43が
遮断状態にあり、第2の自己保持回路44と第2
の転送回路42が能動状態にある。このとき第2
の自己保持回路44では例えばQ47が導通して安
定状態にあるとすると、Q34を流れる電流IoはR43
を介して流れ、その結果第2の転送回路42にお
いてQ44のベース電位がQ43のベース電位よりも
高くなり、Q44が導通状態となつてR42にIoが流れ
る。
次に、時間t1において入力クロツク信号Vinの
極性が反転すると、第2の自己保持回路44と第
2の転送回路42が遮断状態に転じ、第1の自己
保持回路41と第1の転送回路43が能動状態に
転ずる。このとき第1の自己保持回路41では、
t1以前においてQ42のベース電位がQ41のベース電
位より高かつため、Q42が導通しR42に流れる電流
I(R42)はIoに保たれる。一方、第1の転送回路
43ではQ46のベース電位がQ45のベース電位よ
り高い状態に保たれるので、Q46が導通する。そ
の結果、R44にIoが流れR43の電流I(R43)は遮断
されてI(R43),I(R44)の電流は反転する。
次に、時間t2においては第2の自己保持回路4
4が能動状態に転ずるが、そのとき第2の自己保
持回路44はt2以前に第1の転送回路43によつ
て与えられたI(R43),I(R44)の状態をそのま
ま保つ。一方、I(R41),I(R42)は第1の自己
保持回路41により与えられていた状態から第2
の転送回路42により与えられる状態に転じ、そ
の状態が反転する。その結果、I(R41),I
(R42),I(R43),I(R44)は第4図d,e,
f,gに示す変化を行なうことになり、入力クロ
ツク信号周波数の1/2のパルス電流が得られる。
ここまでの動作は第1図の場合と同様である。
しかし、第2図に示した従来の分周回路では
R41,R42(またはR43,R44)に生ずるパルス電圧
を次段のバイナリ・カウンタの入力クロツク信号
としていたのに対し、第3図ではR41,R42に流れ
るパルス電流をそのまま2段目のバイナリ・カウ
ンタBの駆動電流とする。すなわちR41,R42に電
流分割回路51,52を接続してR41,R42の一端
の電位を定めるとともにI(R41),I(R42)をそ
れぞれ2等分する。そして電流分割回路51によ
り等分されたI(R41)は、2段目のバイナリ・カ
ウンタBにおける第1の自己保持回路61と第1
の転送回路63を駆動する。また、電流分割回路
52により等分されたI(R41)と相補関係にある
電流I(R42)は第2の自己保持回路64と第2の
転送回路62を駆動する。その結果、バイナリ・
カウンタBは初段のバイナリ・カウンタAと同様
な動作を行ない、第4図h,iに示すように入力
クロツク信号周波数の1/4の周波数のパルス電流
I(R61),I(R62)がR61,R62に流れる。
そしてI(R61),I(R62)はさらに電流分割回
路71,72でそれぞれ2等分されて、終段のバ
イナリ・カウンタCを駆動する結果、R81,R82
第4図j,kに示すように入力クロツク信号周波
数の1/8の周波数のパルス電流I(R81),I
(R82)が流れ、これが出力端子33a,33bに
電圧情報の分周出力として取出されることにな
る。
以上、一実施例を説明したように、この発明に
よれば2段目以降のバイナリ・カウンタに対して
は信号が電流として与えられるため、各段間にレ
ベルシフト回路を設ける必要がなく、構成素子数
が減り、集積回路化する場合に高集積化とチツプ
面積の減少、さらに製造歩留りの向上をもたらす
ことができる。例えば3段のバイナリ・カウンタ
を用いて1/8分周回路を構成する場合、第2図の
ように第1図のバイナリ・カウンタをレベルシフ
ト回路を介して縦続接続され、電流源が2素子で
構成されたとすると素子数は72となるのに対し、
第3図の構成によれば54素子で済むことになる。
また、初段のバイナリ・カウンタに与えた動作
電流が全段のバイナリ・カウンタの動作電流とな
ることから、高電圧電源を用いた場合の電圧利用
率がよいことと相まつて消費電力を大幅に減ずる
ことができる。さらに2段目のバイナリ・カウン
タは初段のバイナリ・カウンタの動作電流の半分
で動作し、3段目のバイナリ・カウンタはさらに
その半分といつたように、動作速度に応じた最適
な動作電流が自動的に得られるという付加的な効
果もある。従つて、この発明による分周回路はモ
ノリシツク集積回路形態として非常に適してい
る。
ところで第3図の実施例では、第1図に示した
バイナリ・カウンタを用いたが、バイナリ・カウ
ンタとしては第5図に示すようなものも考えら
れ、この発明は第5図のバイナリ・カウンタを基
本構成要素とする分周回路にも適用可能である。
すなわち、第5図においては第1図の場合のよう
に独立した転送回路を有していない。その代り、
第1および第2の自己保持回路101,102中
に自己保持用のトランジスタQ102,Q103および
Q106,Q108とそれぞれベース電極どうしおよびエ
ミツタ電極どうしが結合されたトランジスタ
Q101,Q104およびQ105,Q108を設け、各自己保持
回路に流れる電流の一部を分流して他方の自己保
持回路に与えることにより、第1および第2の自
己保持回路101,102間の状態の転送を行な
うようにしている。なお、分流手段にQ101
Q104,Q105,Q108を用いる代りに、Q102,Q103
Q106,Q107としてマルチコレクタ構造のトランジ
スタを用い、その第2コレクタ電極を利用して分
流、すなわち自己保持回路101,102間の状
態の転送を行なうようにしてもよい。このような
構成のバイナリ・カウンタでは、第1図のバイナ
リ・カウンタで必要とされた2の自己保持回路と
2つの転送回路の電流源としての2組のエミツタ
結合トランジスタ対と定電流源(第1図の4,
5,6,7)が第5図に94,95で示すごとく
それぞれ1組で済む。なお、第5図において91
は電源供給端子、92a,92bは入力端子、9
3a,93bは出力端子、R101,R102,R103
R104は負荷抵抗である。
第6図はこの発明の他の実施例として、第5図
のバイナリ・カウンタを用いて構成した1/8分周
回路の構成を示したもので、初段のバイナリ・カ
ウンタAにおける第1の自己保持回路121の負
荷抵抗R121,R122に流れる電流がベース接地のト
ランジスタQ131,Q132を介して2段目のバイナ
リ・カウンタBに駆動電流として与えられ、同様
に2段目のバイナリ・カウンタBにおける第1の
自己保持回路141の負荷抵抗R141,R142に流れ
る電流がベース接地のトランジスタQ151,Q152
介して終段のバイナリ・カウンタCに駆動電流と
して与えられる。また3段目のバイナリ・カウン
タCおける第1および第2自己保持回路161,
162の負荷抵抗R161,R162,R163,R164は電源
供給端子101に直接接続され、初段および2段
目のバイナリ・カウンタA,Bにおける第2の自
己保持回路122,142の負荷抵抗R123,R124
およびR143,R144はエミツタフオロワーQ133
Q153に接続されている。第6図で102a,10
2bは入力端子、103a,103bは出力端
子、104,105は直流バイアス電圧供給端
子、106および107は初段のバイナリ・カウ
ンタAのパルス電流源を構成するエミツタ結合ト
ランジスタ対および定電流源である。
この実施例によれば、各段のバイナリ・カウン
タを駆動するパルス電流は2つの相補関係にある
電流でよいので、次段のバイナリ・カウンタにパ
ルス電流を供給するのに電流分割回路を必要とせ
ず、従つて第3図の実施例と比較してより一層構
成素子を少なくでき、消費電力も少なくなる。
なお、第6図では各段のバイナリ・カウンタか
ら次段のバイナリ・カウンタへのパルス電流の供
給は、ベース接地のトランジスタを介してなされ
ているが、このトランジスタは特にバイナリ・カ
ウンタが2段の場合、すなわち1/4分周回路を構
成する場合に限つては、省略することも可能であ
る。
すなわち、第6図でm,nの点における電位を
考えると、バイナリ・カウンタCにおける第1お
よび第2の自己保持回路161,162において
は、常にトランジスタQ162,Q163のいずれかのベ
ース電極およびQ164,Q165のいずれかのベース電
極が端子101の電位に保たれるので、m点およ
びn点の電位は端子101の電位からVBE(ベー
ス・エミツタ間電圧)だけ降下した電位を保ち、
あまり変動しない。従つて、第6図の1/8分周回
路においても、トランジスタQ151,Q152は省略す
ることができる。但し、各段においても第6図の
m,nに相当する点の電位は、流れる電流の変化
と過渡状態によつて変化するので、任意の段間に
適応可能であるが、連続した段間に使用すると問
題がある。
この方法は第3図の実施例にも適用可能であつ
て、その場合、R61,R62をそれぞれ2つに分割し
て、電流分割回路71,72を省略することがで
きる。
第7図および第8図は上記方法に従つてより簡
略化された1/4分周回路を示したもので、第7図
は第1図のバイナリ・カウンタを用いた場合の
例、第8図は第5図のバイナリ・カウンタを用い
た場合の例である。
次にこの発明による分周回路における論理レベ
ルの設定の仕方について説明する。まず、論理レ
ベルの第1の条件としては、第1図および第5図
のいずれのバイナリ・カウンタを用いた場合も共
通であるが、トランジスタが飽和するのを避ける
ためのVBE0.7V)よりも小さい電圧であると
が必要である。また第2の条件として自己保持回
路等を構成するトランジスタがスイツチング動作
するに充分な電圧であることが必要である。この
2つの条件を満足する論理レベルは、約100mV
〜50mVの間である。この論理レベルは初段のバ
イナリ・カウンタにパルス電流を供給するための
定電流源と各段のバイナリ・カウンタの負荷抵抗
で決定し、定電流源の電流はVBEにほぼ比例する
電流として設定することが最も設計を容易にする
良い方法である。
また、各段のバイナリ・カウンタの動作電流は
前段の1/2になるので、初段の負荷抵抗をRLとす
ると、次段は2RL、n段目は2n-1Lとすること
により、論理レベルが一定となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は分周回路の基本的構成要素であるバイ
ナリ・カウンタの一例を示す図、第2図は第1図
のバイナリ・カウンタを複数段縦続接続してなる
従来の分周回路の回路構成図、第3図はこの発明
の一実施例の分周回路の回路構成図、第4図はそ
の動作波形図、第5図はバイナリ・カウンタの改
良された例を示す図、第6図は第5図のバイナ
リ・カウンタを用いたこの発明の他の実施例の分
周回路を示す回路構成図、第7図および第8図は
この発明のより簡略化された実施例を示す分周回
路の回路構成図である。 A,B,C……バイナリ・カウンタ、36,3
7,106……エミツタ結合トランジスタ対、4
1,44,61,64,81,84……自己保持
回路、42,43,62,63,82,83……
転送回路、51,52,71,72……電流分割
回路、121,122,141,142,16
1,162……自己保持回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 エミツタ電極が相互に結合され、かつそれぞ
    れのベース電極とコレクタ電極とが相互に結合さ
    れて2つの負荷抵抗に接続された一対のトランジ
    スタにより構成された第1及び第2の自己保持回
    路と、この第1の自己保持回路の状態を第2の自
    己保持回路に、第2の自己保持回路の状態を第1
    の自己保持回路にそれぞれ転送する第1および第
    2の転送手段とからなり、前記第1の自己保持回
    路および第1の転送手段と前記第2の自己保持回
    路および第2の転送手段に交互にパルス電流がパ
    ルス電流供給手段により供給されて2進計数動作
    を行なうバイナリ・カウンタを複数段設けてなる
    分周回路において、初段のバイナリ・カウンタへ
    のパルス電流供給手段は定電流源を有しこの定電
    流源より入力信号に応じてパルス電流を発生し前
    記初段のバイナリ・カウンタに供給するようにな
    し、2段目以降のバイナリ・カウンタへのパルス
    電流供給手段は前段のバイナリ・カウンタにおけ
    る前記第1の自己保持回路の負荷抵抗に流れるパ
    ルス電流を次段のバイナリ・カウンタに供給する
    ようになして、一つの電源電圧の間に複数段のバ
    イナリ・カウンタを順次積み上げて構成したこと
    を特徴とする分周回路。
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