JPS6233575A - ル−ツ形ロ−タのコ−テイング用マスキング治具 - Google Patents

ル−ツ形ロ−タのコ−テイング用マスキング治具

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JPS6233575A
JPS6233575A JP17371085A JP17371085A JPS6233575A JP S6233575 A JPS6233575 A JP S6233575A JP 17371085 A JP17371085 A JP 17371085A JP 17371085 A JP17371085 A JP 17371085A JP S6233575 A JPS6233575 A JP S6233575A
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JP
Japan
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rotor
rod
mask member
insertion hole
shaft insertion
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Application number
JP17371085A
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English (en)
Inventor
Nobuhiro Oota
伸祐 大田
Doshu Oota
太田 道秋
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、ルーツ形ロータの外表面に樹脂粉末をコーテ
ィングする際に使用されるマスキング治具に関するもの
である。
背景技術 ルーツ型スーパチャージャ用のロータは中心に回転軸挿
通孔を備えており、ハウジング内において2([!i!
噛み合わされて使用される。そして、それら二つのロー
タ間の間隙およびロータとハウジングとの間隙をできる
限り小さくして体積効率を高めるためにロータの外周面
および端面に合成樹脂をコーティングすることが行われ
ている。
そこで、本発明の発明者等は所望の厚さの樹脂層をより
短時間で能率良く形成するために、融着により樹脂粉末
をコーティングすることを試みた。
すなわち、コーティングすべき樹脂の融点以上の温度に
ロータ素材を加熱するとともに、その加熱に前後してロ
ータ素材を樹脂粉末内に埋没させて融着させるのである
発明が解決しようとする問題点 しかし、このようにロータ素材を樹脂粉末内に埋没させ
てコーティングする場合、前記回転軸挿通孔の周辺やロ
ータの端面のように加工時に基準面として使用される部
分にも樹脂がコーティングされてしまうため、それを除
去するために後処理を行うことが必要となり、製造コス
トが高(なる問題が生ずることが明らかとなった。
問題点を解決するための手段 本発明はこの問題点を解決するために、ルーツ型スーパ
ヂャージャのロータであって中心に回転軸挿通孔を備え
たものに樹脂粉末を融着によりコーティングするに際し
て、そのロータの端面の回転軸挿通孔の内周面および開
口周辺に樹脂粉末が融着することを防止するマスキング
冶具を提供したものであって、このマスキング治具は、
ロータの第一端面および第二端面にそれぞれ開口する回
転軸挿通孔の周辺に密着して回転軸挿通孔を塞ぐ第一マ
スク部材および第二マスク部材と、第一マスク部材に軸
方向に一定距離相対移動可能に挿通され、一端部に第一
係合部を備えたロッドと、第二マスク部材に設けられ、
第一係合部との位相が合致する状態で第一係合部と嵌合
可能であり、嵌合状態で第一係合部と相対回転させられ
ることにより第一係合部と係合する第二係合部と、前記
ロッドに装着され、第一マスク部材を第二マスク部材側
に付勢するスプリングとを備えるものである。
作用 このマスキング治具は、使用に際してロッドを回転軸挿
通孔に挿入し、第一係合部および第二係合部の位相を合
わせた状態においてスプリングを圧縮しつつロッドと第
二マスク部材とを相対回転・ させて第一係合部と第二
係合部とを係合可能な状態とした後、スプリングの圧縮
を解くことにより第一係合部と第二係合部とを係合させ
れば、その係合を介してスプリングの付勢力が第二マス
ク部材に伝達されて両マスク部材が前記スプリングの付
勢力に基づいてロータの両端面に密着する状態となる。
発明の効果 このように第一および第二のマスク部材がロータの端面
の回転軸挿通孔の周辺に密着して樹脂粉末が融着するこ
とを防ぐため、回転軸挿通孔の開口周辺および内周面に
は樹脂粉末はコーティングされず、後処理を行うことな
く加工時における基準面とすることができる。
また、本発明に係るマスキング治具は、ロッドを回転軸
挿通孔に挿入し、スプリングを圧縮しつつロッドと第二
マスク部材とを相対回転させることによりロータに取り
付けることができ、操作が簡単であってロータには極力
触れないで済むため、ロータの表面に油脂が付いて樹脂
粉末の接着強度が低下する恐れがない。また、本マスキ
ング治具のロータからの取外しは取付けとは逆の操作に
よって行えばよく、この操作も簡単に行うことができる
ため、作業能率が向上する効果が得られる。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第6図は、ルーツ型スーパチャージャ用ロータの一種゛
であるまゆ形のロータの合成樹脂粉末がコーティングさ
れる以前のロータ素材(以下、ロータと称する)10を
示す図である。このロータ10は、本実施例においては
アルミニウム合金、特にAl−3t系合金のシリコン含
有率が12%・程度と高いもの(例えばJIS^404
7等)から成っており、その中心部には回転軸挿通孔1
2が形成される一方、回転軸挿通孔12の両側の羽根部
にはその羽根部を軸方向に貫通して11[1i!ずつの
重量軽減孔14が形成されて中空となっている。そして
、この中空部材であるロータ10には外周面の全面およ
び両端面16.18の外周部、すなわち回転軸挿通孔1
2および重量軽減孔14の周辺を除く部分に合成樹脂コ
ーティングが予定されている。
コーティングされる合成樹脂粉末としては、例えばテト
ラフルオルエチレン(4フツ化エチレン)とエチレンと
の共重合体であるアフロン(商品名・・以下、アフロン
と称する)の粉末が用いられる。
第5図に上記ロータ10にアフロンをコーティングする
装置の一例を示す。図において20は流動槽であり、こ
の流動槽20内にアフロン粉末Pが入れられており、コ
ーティング時にはロータ10はその端面16,18が上
下に位置する姿勢で昇降させられる。ロータ10は予め
加熱された後、このアフロン粉末P内に没入させられる
が、そのアフロン粉末Pに対するロータ10の没入やそ
こからの取出しを容易にするために、流動槽20内のア
フロン粉末Pが流動槽20の底部に固定された加振機2
2により加えられる振動および空気供給口24から供給
される圧縮空気により流動状態となるようにされている
。26は空気フィルタであり、トレーシングペーパー(
硫酸紙)を複数枚重ねて使用するか、ポリエチレン製、
セラミックス製の多孔質板や金属製のものが用いられて
おり、流動槽20の底部開口に設けられ、空気供給口2
4から供給される空気をアフロン粉末Pに適量だけ均一
に供給する作用を為す。
流動槽20内の上側部分には、ロータ10を予め誘導加
熱する上コイル28が位置固定に設けられている。この
上コイル28は、高周波焼入れに用いられるコイルと同
種のものであって、ロータ10よりも大きい相似形を成
し、ロータ10を外側から所定距離隔てて取り巻くよう
に配置され、コイル電源30からの通電により電磁誘導
作用によってロータ10を加熱するものである。コイル
電源30と上コイル28との間には力率改善コンデンサ
32が並列に接続され、また、上コイル28は中空で、
内部には冷却水が流される。
上コイル28の下側には、下コイル34がアフロン粉末
P内に埋もれた状態で位置固定に配置されている。この
下コイル34は上コイル28と同様な構造のものであり
、アフロン粉末P内に没入させられたロータ10をコイ
ル電源36からの通電による誘導加熱によって再加熱す
るものである。
上記のように構成されたコーティング装置の上方には、
ロータ10を昇降させる油圧シリンダ38が配設されて
いる。油圧シリンダ38は固定部材39に取り付けられ
ており、そのピストンロッド40の下端部には保持具4
2が取り付けられている。保持具42はプレート44を
介してピストンロッド40に取り付けられており、プレ
ート44の他端に立設されたガイドロッド46はシリン
ダ78が取り付けられた固定部材39を貫通させられ、
ピストンロッド40の移動を案内するようにされている
保持具42は、第1図から明らかなように、ピストンロ
ッド40に取り付けられる基端部50と、その基端部5
0から下方に延び出す板状部52と、その板状部52の
下端から水平にかつ基端部50と対向する向きに延び出
す板状部54とを備えている。板状部52の上下方向の
中間部には位置決め突起56が設けられる一方、板状部
54には板状部52とは反対側に開口するU字形の切欠
60が形成されており、油圧シリンダ38は、これら切
欠60および位置決め突起56が前記コイル28.34
の横断面形状の長手方向に沿って位置するように固定部
材39に取り付けられている。また、基端部50の切欠
60と対向する部分には係合部材62が埋設されており
、この係合部材62゜は図示しないスプリングによって
基端部50から一定量突出する方向に付勢されている。
ロータ10には、前記回転軸挿通孔12および重量軽減
孔14の内周面およびそれらの開口周辺にアフロン粉末
Pが融着しないようにするためにマスキング治具64が
取り付けられる。マスキング治具64は、回転軸挿通孔
12および重量軽減孔14の両端開口周辺にそれぞれ密
着し、各孔12.14のロータlOの上側の端面16(
第一端面)への開口を塞ぐ上マスク部材(第一マスク部
材)66と、下側の端面18(第二端面)への開口を塞
ぐ下マスク部材(第二マスク部材)68とを備えている
。これらマスク部材66.68のロータ10に密着させ
られる側の端面ば、回転軸挿通孔12および重量軽減孔
14を閉塞するのに十分な大きさではあるがロータ10
の端面よりは小さくされるとともに、その外周の形状は
、第2図および第3図に示すように、両孔12.14を
閉塞する部分、すなわち長手方向の中央部および両端部
がその長手方向に直角な方向に凸とされる一方、それら
凸部の間の部分は軸心側にくぼまされたものとされてい
る。
また、両マスク部材66.68の外周面は、ロータ10
に密着させられる側とは反対側の端面に向かうに連れて
断面積が漸減させられることにより傾斜面を成すように
されている。さらに、これらマスク部材66.68のロ
ータ10に密着する側の各端面の長手方向の両端部には
それぞれ位置決め突起70が形成されている。これら位
置決め突起70は、直径がロータ10の重量軽減孔14
の直径と等しい円形断面の突起の互に近い側の部分が切
り欠かれるとともに、先端側はど径が漸減する形状とさ
れており、重量軽減孔14内に嵌入させられ、その外周
面が重量軽減孔14の開口縁に当接することによりマス
ク部材66.68のロータ10に対する位置決めを為す
ようにされている。
下マスク部材68には、第1図および第2図に示すよう
に、ロータ10に密着させられる側の端面に開口し、両
端が前記位置決め突起70に僅かに食い込む有底の長穴
72および長穴72の底面に開口する円形断面の有底穴
74が形成されている。長穴72の底面には有底穴74
を塞ぐ第二係合部としてのプレート76が固定されてお
り、プレート76には、有底穴74の直径に等しい長さ
で開口する長穴78が長穴72の長手方向に沿って形成
されている。
一方、上マスク部材66は、中空のロッド80に軸方向
に相対移動可能に取り付けられており、ロッド80の上
端部には大径の被操作部82および被保持部84が形成
されている。被操作部82は円筒部材86の両端開口に
円板88.90がそれぞれ溶接により固定されて成るも
のであり、それら円板88.90がロッド80に溶接さ
れることにより固定されている。また、被保持部84は
大径部92と小径部94とから成り、小径部94を軸方
向に貫通して大径部92に至る有底穴96にロッド80
の上端が嵌合されるとともに溶接により固定されている
。大径部92の軸方向の中間部には直径方向に隔たった
位置にそれぞれ有底の位置決め穴98が形成されており
、また、それら位置決め穴98よりも上側であって位置
決め穴98とは90度位相を異にする位置にそれぞれ係
合穴100が形成されている。大径部92にはさらにそ
の上面に開口する逆円錐形の凹部102が形成されてお
り、その上面および下面は共にテーパ面とさ、れている
ロッド80の被操作部82の下側の部分には円筒部材1
04が溶接により固定されており、円筒部材104の外
側にはスプリングリテーナ106の円筒部108が軸方
向に摺動可能に嵌合されている。ロフト80および円筒
部材104には、その直径方向に隔たった位置に両者を
貫通して軸方向に延びる長穴110がそれぞれ形成され
ており、ロッド80とスプリングリテーナ106とは、
この長穴110に挿通されたピン112の両端部が円筒
部108に支持されることにより、相対回転は不能であ
るが軸方向へは一定距離相対移動可能とされている。な
お、ビン112は、円筒部108の外周面に嵌め込まれ
たリング伏のカバー114によって抜出しを阻止されて
いる。
上記円筒部108の下部には、第3図から明らかなよう
に、前記被保持部84の2個の位置決め穴98が形成さ
れた方向と同方向であって、直径方向に隔たった位置か
らそれぞれ外向きに延び出す2個の耳片116が形成さ
れている。前記上マスク部材66は、その上面に円筒部
108の下端部が嵌合されるとともに、板状の操作部材
118を間に挟んで耳片116に固定されている。上マ
スク部材66はその長手方向が2([1aの耳片116
が形成された方向に延びる姿勢で固定されており、耳片
116と前記被操作部82の円板9oとの間に配設され
た圧縮コイルスプリング122によって下方に付勢され
ている。上マスク部材66はピン112が長穴110を
移動する範囲内においてロッド80に対して相対移動可
能とされており、また、操作部材118には、第3図に
示すように、上マスク部材66の長手方向とは直角な方
向においてそれ°ぞれ外向きに延び出す2 IvAのっ
ば120が形成されている。
さらに、前記ロッド80の下端部には、係合部材124
が固定されている。係合部材124は、有底円筒状の嵌
合部126においてロッド8oの下端に嵌合されて溶接
により固定されており、嵌合部126の下側には、第4
図に示すように、小径の脚部128および第一係合部と
しての板状の突起130が形成されている。突起130
は前記プレート76に形成された長穴78の長手方向の
長さより短く、前記有底穴74に挿入可能な大きさを有
するものとされており、係合部材124は突起130が
上マスク部材66の長平方向とは直角な方向に延びる状
態となるようにロッド80に固定されている。
なお、上記マスク部材66.68は、アスベストにセメ
ントを加えたもの(商品名:アスベストヘミソト)、セ
ラミックス等の誘電体で形成された上、テフロンの商品
名で知られているポリテトラフルオルエチレン(4フツ
化エチレン)がコーティングされている他、ロッド80
.スプリングリテーナ106.ti作皿部材18.スプ
リング122等、マスキング冶具64の他の構成部材も
黄銅、ステンレス鋼等誘導加熱され難い材料で製作され
た上、可能な躍りテフロンがコーティングされて、アフ
ロン粉末Pが融着しないようにされている。
以下、上記のように構成された装置によってロータ10
にアフロン粉末Pを融着させて樹脂層を形成する方法に
ついて説明する。
下地処理によってロータ10の表面を樹脂コーティング
に適したものとした後、マスキング治具64をロータ1
0に取り付ける。すなわち、被操作部82を持ち、操作
部材118のっば120に指をかけて圧縮コイルスプリ
ング122を圧縮しつつ上マスク部材66を被操作部8
2側へ移動させ、その状態でロッド80を回転軸挿通孔
12に挿入するとともに、上マスク部材66の位置決め
突起70を重量軽減孔14内に嵌め込み、上マスク部材
66を端面16に当接させる。この状態においてはロッ
ド80の下端部に固定された係合部材124がロータ1
0の下面から突出した状態となる。続いて下マスク部材
68を持ち、プレート76に形成された長穴78と係合
部材124の突起130との位相を合わせて有底穴74
内に突起130を挿入する。この際、つば120と突起
130とは共に上マスク部材66の長手方向に直角な方
向に設けられているため、つば120の方向を目安とす
ることにより突起130と長穴78との位相合わせを容
易に行うことができる。また、突起130は上マスク部
材66の長平方向に直角となるように設けられているた
め、突起130を有底穴74に挿入した状態では、長大
78がその長手方向に沿って形成されている下マスク部
材68は上マスク部材66に対して90度位相を異にす
る姿勢にあることとなる。そして、この状態から下マス
ク部材68を90度回転させれば、位置決め突起70が
回転軸挿通孔14の開口に嵌入可能な状態となるととも
に、突起130と長穴78との位相が90度ずれて突起
130がプレート76に係合可能な姿勢となり、つば1
20にかけていた指を離せば、圧縮コイルスプリング1
22が伸長し、その付勢力によって上マスク部材66が
ロータ10の端面16に密着させられるとともにロッド
80の上昇により突起130がプレート76に係合し、
その係合によって下マスク部材6−8にもスプリング1
22の付勢力が伝達されて、下マスク部材68は位置決
め突起70が重量軽減孔14に嵌合させられるとともに
端面18に密着させられることとなる。
以上のようにしてマスキング治具64の取り付けられた
ロータ10は、図示しない搬送装置によってコーティン
グ装置まで搬送される。搬送装置はマスキング冶具64
を保持してロータ10を1般送するのであり、被保持部
84に形成された係合穴100に搬送装置に設けられた
保持治具の爪が係合させられる。
搬送装置によって保持されたマスキング治具64は、被
保持部84が保持具42に対向する位置まで搬送された
後、被保持部840大径部92が前記保持具42の基端
部50と板状部54との間に、小径部94が切欠60に
それぞれ吸入させられる。この際、大径部92はそのテ
ーバ面によって係合部材62をスプリングの付勢力に抗
して基端部50内に押し込みつつ嵌入するのであり、係
合部材62が凹部102にちょうど嵌入した状態におい
て位置決め突起56が位置決め穴98に嵌入し、被保持
部84は保持具42によって回転不能に保持されること
となる。このようにして保持されたとき、上マスク部材
66はその長平方向が2個の位置決め穴98の形成され
た方向と同方向となるようにスプリングリテーナ106
に固定され、また、保持具42に設けられた位置決め突
起56もロータ10と相似形のコイル28.34の横断
面形状の長手方向と同方向に形成されているため、ロー
タ10はその位相がコイル28.34の位相と合致する
状態で流動槽20上に位置することとなる。
そして、ロータ10は流動槽20に収容されたアフロン
粉末P内への没入に先立って、まず上コイル28内に位
置させられ、上コイル28でアフロン粉末Pの融点以上
の温度に誘導加熱される。
上コイル28によって加熱されたロータ10は、次いで
シリンダ66の作動により下降させられて、流動槽20
に収容されているアフロン粉末P内へ没入させられる。
この没入の過程では、前記加振機22の作動および空気
供給口24からの圧縮空気の供給によりアフロン粉末P
が流動状態とされる。また、下コイル34のコイル電源
36はOFF状態に保たれ、上記のように流動状態とさ
れているアフロン粉末P内にロータ10が没入させられ
る。この際、既にアフロン粉末Pの融点以上の温度に加
熱されているロータ1oの表面と流動槽20内のアフロ
ン粉末Pとが相対移動しつつ接触するため、アフロン粉
末Pがロータ1oの表面に瞬間的に融着し、この段階で
ロータ1oの表面に薄い樹脂層が満遍なく形成される。
そして、更に、下コイル34によるロータ1oの再加熱
、アフロン粉末P内における保持が行われ、所望の厚さ
の樹脂層が形成されることとなる。
このようにしてロータ10がアフロン粉末P内に没入さ
せられて樹脂層が形成される際、回転軸挿通孔12およ
び重量軽減孔14の両端開口周辺にはそれぞれ上マスク
部材66および下マスク部材68が密着させられている
ため、その部分にはアフロン粉末Pは融着せず、また、
マスキング治具64の各構成部材は誘導加熱され難い材
料で形成された上、外表面にはテフロンがコーティング
されているため、ロータ10からの熱伝導等によってマ
スク部材40.42等の温度が上昇してもそれらの表面
にアフロン粉末Pが融着することはない。
以上のようにして所望の厚さの樹脂コーティングが行わ
れた後、ロータ10は油圧シリンダ38の作動により上
昇させられ、アフロン粉末P内から取り出される。そし
て、この取出し後、ロータ10は前記搬送装置によって
マスキング治具64ごと保持具42から取り外される。
その後マスキング治具64をロータ10から取り外すの
であるが、これは装着時の逆の操作を行えばよいので説
明を省略する。この取外しの際、マスキング治具64の
表面にはアフロン粉末Pが融着していないため、マスキ
ング治具64にロータ10から連なって樹脂粉末が融着
してマスキング治具64のロータ10からの取外しが困
難となったり、マスキング治具64を取り外す際にロー
タ10に形成された樹脂層が剥離してしまうことがない
以上、本発明の一実施例を詳細に説明したが、本発明は
これ以外の態様でも実施することができる。
例えば、上記実施例では突起130を有底穴74内に挿
入してプレート76と係合可能な状態とした後、下マス
ク部材68を回転させるようにしていたが、下マスク部
材68を予めロータ10の端面18に密着させておき、
上記実施例の場合と同様に、ロッド80を回転軸挿通孔
12に挿入し、圧縮コイルスプリング122を圧縮しつ
つ突起130を長穴78との位相を合わせて有底穴74
内に挿入した後、ロッド80を回転させて突起130と
プレート76とを係合させるようにしてもよい。
また、上記実施例においては、上マスク部材66がロッ
ド80に対して相対回転不能とされ、ロッド80と共に
回転させられるようになっていたが、両者を相対回転可
能とし、口・ノド80のみを回転させてロッド80側の
係合部と下マスク部材68例の係合部とを相対回転不能
に係合させるようにしてもよい。
その他、いちいち例示することはしないが、当業者の知
識に基づいて種々の変更、改良を施した態様で本発明を
実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例であるマスキング治具がロー
タに取り付けられた状態を示す正面断面図である。第2
図は上記マスキング治具の下マスク部材をロータとの関
係において示す平面図であり、第3図は同治具の操作部
材と共にスプリングリテーナに固定された上マスク部材
を示す平面図である。第4図は同治具のロッドに形成さ
れた突起と下マスク部材に固定されたプレートとが係合
させられた状態を示す正面断面図である。第5図は上記
ロータにアフロン粉末をコーティングするだめの装置を
示す正面断面図である。第6図は上記ロータの斜視図で
ある。 10;ロータ     12:回転軸挿通孔14;重量
軽減孔   16:端面(第一端面)18:端面(第二
端面) 64:マスキング治具66:上マスク部材(第
一マスク部材)68−下マスク部材(第二マスク部材)
76:プレート(第二係合部)  80:ロソド122
:圧縮コイルスプリング 130:突起(第一係合部) Pニアフロン粉末(樹脂粉末) /d    ’/4 第2図 18″

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ルーツ型スーパチャージャのロータであって中心に回転
    軸挿通孔を備えたものに樹脂粉末を融着によりコーティ
    ングするに際して、回転軸挿通孔の内周面および開口周
    辺に樹脂粉末が融着することを防止するマスキング治具
    であって、 前記ロータの第一端面および第二端面にそれぞれ開口す
    る回転軸挿通孔の周辺に密着して回転軸挿通孔を塞ぐ第
    一マスク部材および第二マスク部材と、第一マスク部材
    に軸方向に一定距離相対移動可能に挿通され、一端部に
    第一係合部を備えたロッドと、前記第二マスク部材に設
    けられ、前記第一係合部との位相が合致する状態で第一
    係合部と嵌合可能であり、嵌合状態で第一係合部と相対
    回転させられることにより第一係合部と係合する第二係
    合部と、前記ロッドに装着され、前記第一マスク部材を
    前記第二マスク部材側に付勢するスプリングとを備え、
    前記ロッドを前記回転軸挿通孔に挿入し、前記第一係合
    部と第二係合部との位相を合わせた状態において前記ス
    プリングを圧縮しつつロッドと第二マスク部材とを相対
    回転させて前記第一係合部と第二係合部とを係合させる
    ことによって、両マスク部材が前記スプリングの付勢力
    に基づいてロータの両端面に密着する状態となるルーツ
    形ロータのコーティング用マスキング治具。
JP17371085A 1985-08-07 1985-08-07 ル−ツ形ロ−タのコ−テイング用マスキング治具 Pending JPS6233575A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0493363U (ja) * 1991-01-09 1992-08-13

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